能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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この度の能登半島地震で 被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興をお祈りいたします。 ★NHK による様々な支援情報 能登半島地震 義援金・支援金の受け付け始まる 窓口まとめ 【随時更新】 https://www.nhk.or.jp/shutoken/ne...

2024年2月9日金曜日

ATARASHII GAKKO! - 青春を切り裂く波動 (2023)



かっこいい~



ATARASHII GAKKO! - 青春を切り裂く波動 (2023)
Album: Ichijikikoku
Released: April 12. 2023
℗ 2023 ATARASHI GAKKO!



びっくりした。これってレッチリじゃん。フリーがベース弾いてそうじゃん。そして激しいフリは彼女達が自分達で考えてるのだそうだ。すごいね。

グループのコンセプトは「模範的なヤツばかりが評価されるこの時代、くだらない不寛容社会から、個性と自由ではみ出していく」。いいですね。気概がパンクそのもの。弾けきってる。すげぇわ。羨ましくなるくらいかっこいい。

アラカンのワタクシの世代は若い頃にパンクやレッチリに憧れても女がやるのはどうよ…な時代だったわけです。イギリスとかアメリカでは激しい女性アーティストもいたみたいだけれどあまりいなかったと思う。できなかったのだろうと思う。

しかしあれから40年。この新しい学校のリーダーズはもうあの頃の女とは違うレベルにいる。日本の若い女の子が…アイドルの年齢の女の子達が…自由にこういうことが出来る。ぶんぶん頭を振って髪を振り乱しなりふり構わずパフォーマンス。歌う、けりを入れる、足を踏み出し靴を投げ飛ばし、飛び跳ねて腕を振り回し、激しい激しい。カメラに向かって舌を突き出し顔芸もパンクそのまんま。そしてその振りは自分たちで考えてるって。すごいよ。

コンセプトもいい。セーラー服で男顔負けの激しいフォーマンスをやるからそのギャップにもびっくりする。なんか…彼女達を見ると高校時代の私が彼女達と一緒に暴れている気がする笑。楽しくなる。

海外のLive camを見るとすずかさんのカリスマが尋常じゃない。すごいぞ。かっこいい~。ものすごいエネルギー。

若い人が元気がいいと私は嬉しい。応援したくなる。

まだ曲を全部聴いてないのでこれから聴きます。




ATARASHII GAKKO! - OTONABLUE (2020)



かっこいいね



ATARASHII GAKKO! - OTONABLUE (2020)
THE FIRST TAKE
Otonablue - Single
ATARASHII GAKKO!
Released:  May 1, 2020
℗ 2020 MUMUMU RECORDS
***
Hyper School Remix Live
Album:  Ichijikikoku
Released:  April 12. 2023
℗ 2023 ATARASHI GAKKO!



新しい学校のリーダーズ。このグループは去年の秋ぐらいから気になってました。紅白でのオープニングも嬉しかった。

私は最初彼女達は色モノグループかと思っていたのだけれど、去年の秋頃のニュースの記事で「ボーカルの女の子が眉毛を剃った」と知ってピンときた…「このグループはいまどきのパンクなのだろうか」。そうかパンクか…反抗期か笑。紅白でも「はみだしていく」と言ってましたね。好きだわ元気のいい若者。そして去年動画サイトで曲を聴いてみたらすごくよかった。「Tokyo Callng」という歌もあった笑。やっぱりパンクだ。彼女達は全員歌が上手い。元気のいいパフォーマンスもすごいぞ。

そしてちょっと前にNHKの番組でボーカルのすずかさんが母校を尋ねる番組も見た。みんな泣いてた。すごくかわいい。実は皆さんとてもお若い…まだ20代前半なのですね。曲のイメージからもっと年上かと思っていた。

彼女達は面白い。特にすずかさんは綺麗なお嬢さんなのに動きや表情がまるで小学生の男の子のように無邪気でおかしい。彼女の弾けっぷりを見るといつも笑顔になる。

全員力のある方々だと思います。すごくいいグループ。全員思いっきり弾けているのがすごくかっこいい。ちょっと羨ましくなるくらいかっこいい。今の時代は若い女の子でもこれだけ弾けられるんだねと驚く。いいな。

メンバーの情報をメモ
MIZYU みぢゅ
 1998年生 25歳 ツインテールで元きゃりーキッズ・ダンサー
●  RIN りん
 2001年生 22歳 ヒップホップ系ダンスが得意
● SUZUKA すずか
 2001年生 22歳 ボーカル
●  KANON かのん
 2002年生 22歳 クラシック系ダンスが得意

皆さんダンサーなのですね。そして全員歌が上手い。動画サイトを見ると色んなジャンルの曲を歌ってますね。面白い。パンクとかレッチリ風とかオルタナとかヒップホップ、EDMとか色々やってる。海外でも人気だそうですが曲がいいのもその理由だろうと思います。面白いグループが出てきた。記録します。

この「オトナブルー」は最初は山本リンダ風かと思ったのだけれど、バックの音ににリック・ジェームスとかプリンスの音が入っている。あ そうだ、バナナラマとかも入ってるよね。いい曲です。




2024年2月8日木曜日

NHK 夜ドラ『作りたい女と食べたい女』シーズン2・第17話



TV Japan にて。1話15分。シーズン2の日本での初回放送は2024年1月29日から。


現在放送中の夜ドラ『作りたい女と食べたい女』。シーズン2が終わってから全体の感想を書こうと思っていたのだけれど、 第17話がとても良かったので記録します。


先日、テレビ東京系の『きのう何食べた? 』の感想を書いたのだけれど、あのドラマが男性カップルの「ごはんもの」ドラマなら、こちらは女性二人の「ごはんもの」ドラマ。TV Japanでは今現在2作品が同時進行で放送されているので、どちらもほのぼのと癒されながら見ている。

『作りたい女と食べたい女』のシーズン1は以前放送されたのを見ていたと思うが最後を見逃していたので、今年1月に再度放送されたものを見た。


このドラマシリーズの主人公は野本さん(比嘉愛未)と春日さん(西野恵未)。女性二人が共にご飯を作り共に食べながら親しくなっていく話。



★ネタバレ注意



昨日、 第17話で心が温かくなったのでそのことを書こう。

第17話はシーズン2の新しいキャラクター・南雲さん(藤吉夏鈴)が、メインのお二人と初めて打ち解けるエピソード。内気な南雲さんは初めて野本さんの家に招かれ、春日さんと3人でドーナツを作る。

南雲さんは人と食事ができない。そのために彼女はそれまでにも人との関係でうまくいかないことが多かった。しかし野本さんと春日さんの気遣いで南雲さんは心を開いていく。南雲さんがとても嬉しそうに笑顔になる様子に心が温かくなった。なんて優しいドラマだろう。


南雲さんにはできないことがある。人と少し「違う」。そのことを自分でも気にしている。そのために彼女は人との関係で辛い思いをしている。

そのことを知った野本さんと春日さんは、南雲さんを(彼女の辛さも含めて)そのまま受け入れる。そして3人は一緒にドーナツを作り穏やかな楽しい時を過ごす。脚本の台詞のひとつひとつ、俳優さん達の表情が優しい。見ているこちらも「ああよかった」と嬉しくなる。

人と人が皆彼女たちのように優しい関係になれるならいいのに。


二人は南雲さんが「違う」ことを気にするわけでもなく、拒否するわけでもない。南雲さんをそのまま受け入れて自然にふるまう。二人は南雲さんに対して「これ食べない?おいしいわよ、どうして食べないの?」などとは決して言わない。南雲さんが「食べられなく」ても、二人は南雲さんの前でドーナツをおいしそうに食べる。その二人の「おしつけない」優しさ、自然さに、南雲さんもミルクティーを飲みながら打ち解けていく「…飲み物だけでもいいって、食べなくても大丈夫って言ってもらえるのはすごく楽なんだなって気付けました」。そして野本さんから「ドーナツを家に持って帰りませんか。おうちでなら食べられますか?」と聞かれて頷き…「今は食べられないけど、明日楽しみに食べます」と嬉しそう。それに対して野本さんが「よかったです」と笑顔。

会話のひとつひとつが細やかな優しい思いやり。うわ~すごいな~と思った。気遣いながらも気を遣い過ぎない優しさ。ちょっと感動した。南雲さんが嬉しそうでよかったです。


『きのう何食べた? 』の時にも思ったけれど、人が人に優しい話はいい。癒されますね。


あ そうだ もうひとつ。
3人が野本さんちのコタツに入って向かい合い、ボールに入ったドーナツの生地を囲んでいるシーン。
野本さんが夜にドーナツを作る自分のことを「…やばいやつみたいですね」と言えば、南雲さんは「いやいや…すごいなって…」と返す。そこで春日さんが南雲さんに向かって「すごいんですよ、野本さんは」と言う。それを聞いて春日さんの横顔を見つめる野本さんがとても嬉しそうだった。


日本テレビ 新春サスペンスドラマ『侵入者たちの晩餐』



TV Japanで1月に放送されたものを視聴。日本での放送は2024年1月3日。お正月のドラマ。


面白かったです。脚本はバカリズムさん。お笑いの方ですね。いい意味で全編コント。すごく面白かった。

リアリティとかそういうものを求めるドラマではない。3人の女性達(菊地凛子、平岩紙、吉田羊)が泥棒に入る話ですが…設定そのものが可笑しい。3人の台詞もいちいちコント。内容を聞きながらそんなわけないやんと思いながら見る笑。

妙な設定から始まって話がどんどん展開していく。予想していなかった。まぁその展開もそんなわけないやん…の連続なのですがコントならOK。コントがどんどん繋がっていく。

もう一人の空き巣(池松壮亮)も真面目にコント。必死の表情が可笑しい。そしてコンシェルジュ(角田晃広)も突然登場してびっくりする。彼には彼の事情があるのね。

そして最後に吉田羊さんと白石麻衣さんの繋がりがわかった時点で私は手を叩いて喜んだ。よくやったよくやった笑。最初は吉田羊さんのキャラはなんのためにいるのかと思っていたわ。

私は普段から日本のお笑いを全く見ないのでこのコント風ドラマはすごく面白かったです。俳優さん達も真面目にコントをやっているのがおかしい。菊地凛子さんの化け具合がすごいぞ。

このタイプの展開が面白い映画は三谷幸喜さんを思い出す。新しい登場人物が加わって展開していくのが面白い。これは舞台劇も出来そう。

それからこういう無邪気なドタバタのドラマは、実はシェークスピアの舞台劇や仏の劇作家ボーマルシェ原作のモーツァルトのオペラ『フィガロの結婚』にも通じるものがありますね。昔の時代のコメディはこういう感じですよね。

さて最後の豚さんはどうなった?あれが証拠になったのだっけ?
空き巣くんはどうなった?


2024年2月7日水曜日

紅白歌合戦観戦記 2023/12/31



忘れたころにやってくる紅白の感想。先日気合を入れて全部見直した、聴きなおした。いや~やっぱりすごいわ紅白、ものすごいエネルギーの番組。やっぱり特別な歌番組。ヘッドフォンをして歌を全部聴いたらへとへとになった。


今年はKpopのグループが多かったようで巷では賛否両論だったらしい。私も去年出演者が発表になった時には「なんで日本の歌番組なのに?」と思わないでもなかったのだけれど、結果いいグループも見れたし華やかでよかった。Yoasobiの「Idol」にぞろぞろ出てきたのもよかった。

彼らKpopのグループを見ていて思ったのは、今の日本の若者にとってのKpopとは、40年ぐらい前の私の若い頃の「洋楽」と同じなのだろうということ。私達の世代が40年前にQueenやCheap Trick、Japan、Kiss、Van Halen、Michael Jacksonなどを聴いて騒いでいたのと同じではないか。もし1980年当時の紅白に Van Halenが出ていたら、きっと親の世代には理解されなかっただろう笑。それと同じなのだろうと思った。今は洋楽があまり聴かれていないらしいし、時代は変わったのですね。


そして特別なお方のことをまず書いておこう。MISIAさん。私にとって彼女は別枠。MISIAさんの声はありがたい年の締めくくり。毎年最後にMISIAさんの声を聴くと心が浄化される。まるで1年の煩悩が払われるようだ。彼女の歌を聴いていい気持になって年越しをする。
ありがと~💕。


さて今回は感想の構成を変えようと思った。出演者と曲をジャンル分けして、それぞれの枠の中から特に良かったものを選択し感想を書こうと思った。そのジャンルは…

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★演歌枠
★日アイドル+Kpop枠
★初出演枠
★中堅枠
★懐メロ枠

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★演歌枠
大変重要。紅白に演歌は大切。この枠は良く知られた曲が歌われることが多く「懐メロ/おなじみ枠」でもありますが、曲に馴染みがあるからこそパフォーマンスの素晴らしさに魅せられる。若い世代の曲がダンスや曲の面白さに比重を置いているのに対して、演歌の方々は「歌」で勝負。それは本当に本当に大切。1年に一度の演歌に触れる機会。じっくりと歌声に聴き惚れる。演歌枠の歌手の方々は全員が素晴らしい。

★日アイドル+Kpop枠
若者に人気のアイドル。特にKpopの最先端ポップスが面白い。この枠のグループはダンスがパフォーマンスのメインになっていることが多いけれど、その中で曲が好きだったものを記録。

★初出演枠
紅白初登場枠。ここにも面白い楽曲が並んでいる。パフォーマンスの若いエネルギーに注目。

★中堅枠
ショーの中心に位置する実力派の方々。楽曲、パフォーマンス、実力が焦点。この枠の方々は全員が力のある方々なので、私が個人的に好きだったパフォーマンス、曲が好きだったアーティストを記録。

★懐メロ枠
この枠の多くは1980年前後に流行ったか、当時アイドルやビッグネームだった方々の枠。ターゲットのオーディエンスは今の60歳前後から上は80歳ぐらいまでだろうか。アラ還の視聴者が子供の頃(キャンディーズ)からティーンの頃、そして20代に流行っていた曲。全て懐かしく嬉しい枠。その中から特に印象に残ったパフォーマンスを。


今回はパフォーマンスのみならず楽曲もしっかりと知ろうと思った。特に初めて聴いた曲は、紅白で見ていいと思ったら動画サイトに行ってスタジオver.も聴いてみた。



2023年12月31日
紅白歌合戦
NHKホール


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★演歌枠
全員好き。山下さんの笑顔も三山さんの力強さも…みんなみんなみんな安心して聴き惚れる。

27 坂本冬美(35) - 夜桜お七
かっこよかった。冬美さんは本当に艶っぽくて素敵💕 お美しい。いつも綺麗なお姉さん。声も絶品。ワタクシ冬美さんにはいつもデレデレなのだな。今回のアレンジはビートが激しくてダンスver. かと思った。BE:FIRSTとJO1の男の子達を引き連れてのパフォーマンス。男の子達が忙しく踊っているその中心で、冬美さんは女王様のように輝いていた。


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★日アイドル+Kpop枠
これから楽しみな若い才能。歌にダンスにとメンバーの努力が形になっている枠。

 4 Stray Kids(初) - CASE 143 -Japanese ver.-
曲がいい。いかにもKpop調。Kpopの面白さは印象の全く違うパーツがいくつも合わさって1曲としてまとまっていること。独特です。実験的。これも見事に曲としてまとまっている。ポップスの未来。洋楽のダンス曲を聴いていてもこういうのはあまりないのですよ。特にこの曲はメンバーの声の違い(低音と高音)を効果的に使っていてそれも面白い。コーラス/サビの低音の男の子の声にびっくりする。それぞれのパーツは全く別の曲のようだ。曲は面白いしメンバーはルックスがよくて全員歌もダンスも上手いしとにかく質が高い。この曲とグループが知れてよかったです。

 13 BE:FIRST(2) - Boom Boom Back
曲が素晴らしい。日本語を乗せたヒップホップ。思わず一緒に踊り始める。BE:FIRSTのことは去年も歌が上手かったのでよく覚えている。今年の紅白でも歌ってた。踊りながらこれだけ歌える。BE:FIRSTは歌が上手い実力派のグループ。すごくかっこいい。作曲は米国LAのヒップホップ界の方々で歌詞は日本のSKY-HIさん。

 22 SEVENTEEN(初)-  舞い落ちる花びら (Fallin' Flower)
これも曲が素晴らしい。綺麗な曲。琴線に触れる。日本語の歌詞も切なくていい。日本語が曲に綺麗に乗っている。この曲はSEVENTEENのリーダーのWoozi(Lee Ji-hoon)さんの作詞作曲だそうだ。Wooziさんは元々クラシック音楽を学んだ方でSEVENTEENのほとんどの曲を書いていらっしゃるそう。様々なパーツが心地よく組み合わさった優しい響きの曲。パフォーマンスもそれぞれの声の違いを活かしていて素晴らしい。ドギョムさんという方がソロで左耳のイヤモニを外して日本語で丁寧に歌っていた。ちょっと嬉しいですね。


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★初出演枠
発見の多い枠。面白い。

● 1 新しい学校のリーダーズ(初) - オトナブルー 
面白い。このグループの女の子達のファンになった。ボーカルのすずかさんのカリスマ。ガニ股でどーんと踏み出す様子も心地よし。紅白の大きなステージでも堂々としていて途中で有吉さんにも話しかけながら歌う余裕。ユーモア満載。全員笑顔で楽しそうだ。全員歌が上手いからコーラスのパートもハモって心地よい。いいグループ。所属がアソビシステムなのですね。さすが。この曲は山本リンダかと思ったが、よく聴いてみると80年代のシンセポップの香りもする。

 8 キタニタツヤ(初) - 青のすみか
いい曲。いまどきのJ-popのバンドの音。日本独特だと思います。音数が多くて忙しいリズムに綺麗なメロディーが乗っている。疾走感のある気持ちのいい曲。キタニタツヤさんはソロの活動とともにボカロPとしての活動もなさったそう。キタニさんは1996年生まれの27歳…このお方は東大を出てるの?ふぉおおおおすごぉおおおおおおぃそちらにもっと驚いた。

 26 Mrs. GREEN APPLE(初) - ダンスホール
歌が上手い。空気を切り裂くようによく通る声。キャッチーな歌だけれど歌うのはすごく難しい曲だと思う。ステージ上で場を支配するカリスマもあって余裕の初出演。バンドも上手い。ボーカルの大森元貴さんも1996年生まれの27歳。このバンドも今のJpopの実力派バンドですね。知ることが出来てよかった。

 29 10-FEET(初) - 第ゼロ感
このバンドはびっくりした。あまりにも直球、ストレートでゴリゴリ王道の男前ハードロック。イントロの音圧でぉおおおおおおと盛り上がった。メタリカかと思ったわ。声もがさっとして男前。今どきのJpopは小技の細かい複雑な曲が多いので、この曲のような王道のハードロックは私の世代には直球で響きます。紅白ではベースの方の開脚にも驚いた。


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★中堅枠
実力のある今のアーティストの方々。若い方々も年長の方々も皆うまい。

● 9 緑黄色社会(2) - キャラクター
曲がいい。今年は2回目。緑黄色社会の曲は去年もホーンセクションの入ったアレンジがいいと思った。今年の「キャラクター」を聴いていて「これはいまどきのシティポップなのだろう」と思った…1980年頃のシティポップの孫。1980年初期にEPOさんが歌いそうなキャッチーな曲。思わず一緒に歌いたくなる。しかしサビの音の上下は歌うのがすごく難しい。途中のギターやピアノ音がいかにもシティポップ調。心地よいフュージョン系バンドの音にところどころ今の音がプラスされている。

 32 Official髭男dism(4) - Chessboard
この実力派のバンドは今回の紅白のハイライトのひとつです。いい曲、素晴らしい歌詞、上手いバンド。上手いボーカル、それに中学生のコーラスも入って素晴らしかった。今年の紅白にはQueenも出ていましたが、今回の Official髭男dismは本家のQueen以上に全盛期のQueenを思い出した。髭男はなにからなにまで上手い。全てが王道。そして歌詞がまた素晴らしい。この曲に出会えてよかった。

 37 星野源(9) - 生命体
このお方もうまい。私が星野さんを知ったのは最初は俳優さんからなのだけれど、彼は超プロのミュージシャン。上手い歌。バンドが上手い。キレがいい。星野さんの歌がどんどん進化しているのもすごい。私は彼の初期の紅白出演の頃は正直歌が弱いのかと思っていた。それなのに今の星野さんはうまいうまいうまい。この紅白の星野さんのボーカルは全く音を外さなかった。歌うのが非常に難しい歌だと思うのに上手い!フュージョンバンドにストリングも入れたライブが素晴らしい。

● 48 YOASOBI(3) - アイドル
曲がいい。いかにもいまどきのボカロ曲的な日本の歌。複雑ですね。アジア/日本ならではの「アイドル」がテーマ。歌詞もすごくいい。いくらさんの声もボカロ的。それからこの曲はこれほど複雑なスタイルの曲なのにライブではバンドで演奏されているのですね。日韓のアイドルがぞろぞろ出てきたのが面白かった。これほど豪華なものはもう2度と見ることはないだろう。全員アイドルですもんね。熱量がすごくて面白かった。


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★懐メロ枠
最後は懐メロです。全て馴染みの曲で嬉しいコーナー。しかし実は個人的に知らない懐メロがあった(当時日本にいなかった)。このコーナーは時代と共に変わっていきますね。さらっと感想。

● 35 クイーン+アダム・ランバート - ドント・ストップ・ミー・ナウ
Queenが出たぞ。ブライアン爺とロジャー爺がお元気そうでなにより。アダムさんのクイーンは昔のクイーンとは全然違う…まるでブロードウェイ・クイーン・ミュージカルのようだと思うけれど、曲は懐かしい。一緒に歌うぞ。

● 39 伊藤蘭(初)- キャンディーズ50周年 紅白SPメドレー

ランちゃん。もちろん全曲一緒に歌える。それにしてもランちゃんはお若い。脚が綺麗。そして歌が上手い。すごいと思った。会場のおっさん達がとても嬉しそうだ。私も仲間に入りたい。

● 41 薬師丸ひろ子 - セーター服と機関銃
薬師丸さんもデビューの頃から見てますよ。今の方が声がいい。歌がものすごく上手い。心地よい綺麗な声。彼女はなんと素敵なマダムになったのだろう。彼女の声に聴き惚れうっとりする。キーボードに井上鑑さんがいる。

● 41 寺尾 聰 - ルビーの指輪
バンドが超かっこいい。バリバリのフュージョンバンド。バンドの音が生々しくてかっこいい。井上鑑さんがキーボードだ。寺尾さんは全くお声が変わらない。すごいわ。バンド全体がものすごくかっこいい。この曲も一緒に歌う。

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2024年2月5日月曜日

お猫様H:あるきねこ その2



最近の写真の整理が出来ていないので
またまた年末のお写真
なんともう2月である
早いね

階下に降りてきて歩く猫さん
人間はまたスマホを持って彼女を追いかける

人間が彼女の後ろを歩けば
猫さんはうにゃうにゃ文句を言いながら前を歩く

おっとこれは前のソファーだ ボロボロですね
うなぎのように胴が長い


なんだかまたまたシュールなお写真


2024年2月4日日曜日

米ドラマ FX『フュード/確執/Feud: Capote vs. The Swans』(2024) Feud シーズン2:Pilot第1話 カポーティのもうひとつの顔



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『Feud: Capote vs. The Swans』 (2024)
TV Series/米/カラー
/1話45分・全8話/
作:Ryan Murphy, Jaffe Cohen, and Michael Zam
監督:Gus Van Sant, Max Winkler, and Jennifer Lynch
脚本:Jon Robin Baitz』
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先週1月31日に米国 FXにて放送開始のドラマ。第1話を早速視聴。これはまたまた面白そうなドラマ。


作はライアン・マーフィー氏。このお方は本当に忙しいお方だ。とにかく多作。毎年のように新作が出てくる。

彼の作品群…2003年に『NIP/TUCK』がヒットし、2009年は『Glee』、その後2011からは『American Horror Story』のシリーズを開始、また2016年には『American Crime Story』シリーズ、2017年に『Feud』のシーズン1、2018年には『Pose』シリーズ…などなどとにかく話題作ばかりリリース。私は彼の作品の全てを見ているわけではないのだけれど、とにかくアメリカのエンタメ界隈では彼の名前がよく聞こえてくる。


今回2024年1月に放送開始の『Feud: Capote vs. The Swans』は、2017年の同シリーズ『FEUD: BETTE AND JOAN』『Feud』シリーズのシーズン2。

前回の『FEUD: BETTE AND JOAN』では、1960年代のハリウッド大女優・ベティ・デイヴィス(スーザン・サランドン)とジョーン・クロフォード(ジェシカ・ラング)の確執を描いた。このドラマはリリース時に見たのだけれど感想を書きそびれた。私はジェシカ・ラングのファンでこのドラマも楽しく見たと思うのだが、感想を書かなかったものだから内容をあまり覚えていない。

テーマが実在の有名人の「バトル/戦い」の話なので感想を書き辛かったのかもしれない。結局は有名人のゴシップ系の話だし。それまで知らなかったことを「ほ~そうかそうか すごいね」と眺めただけだったのかも。

ともかく今回はテーマに興味があるので、ドラマのお終いまで待たずに第1話の印象と、個人的に思うところを書いておこう。


今回の話は、米国の作家トルーマン・カポーティと、彼のニューヨーク上流社会の女友達…彼女達のニックネームは白鳥達(The Swans)…との確執。カポーティが1975年にエスクワイア誌に書いた…The Swans(白鳥達)に関するゴシップを元にした暴露小説『La Côte Basque 1965』により始まった彼と女性達との確執を描く。ちなみに『La Côte Basque 1965』は後にカポーティの未完の遺作『Answered Prayers』として出版された。


ドラマに登場する上流階級の女性達は…

★ Babe Paley (Naomi Watts ナオミ・ワッツ)
マサチューセッツ州ボストン出身。著名な神経外科医の娘で社交界の華。ヴォーグ誌の元編集者。米テレビネットワークCBSの創設者 Bill Parey の妻、完璧な美貌とスタイルでThe Swansのリーダー。

★ Slim Keith (Diane Lane ダイアン・レイン)
カリフォルニア出身の元モデル。映画監督Howard HawksとプロデューサーLeland Haywardと結婚し離婚の後、英国人の銀行家Lord Kenneth Keithと結婚。レディのタイトルを得る。

★ C.Z. Guest (Chloë Sevigny クロエ・セヴィニー)
マサチューセッツ州ボストン出身。英国首相チャーチルのまたいとこでポロ選手のWinston Frederick Churchill Guestの妻。ブロンドの美貌で芸術/文化系の有名人との繋がり多数。

★ Lee Radziwell (Calista Flockhart キャリスタ・フロックハート)

元大統領夫人Jacqueline Kennedy Onassisの妹。国際的な社交家。

★Ann Woodward (Demi Moore デミ・ムーア)
カンサス州出身の元ショーガール、モデル。社交家。後にニューヨークの銀行the Hanover Bankの跡取りWilliam Woodward Jr.と結婚。

★Joanne Carson (Molly Ringwald モリ―・リングウォルド)
カリフォルニア州ロサンゼルス出身。トークショー・ホストJohnny Carsonの元妻。友人として最後までカポーティを支える。


第1話は、カポーティの『La Côte Basque 1965』がエスクワイア誌に載り、Babe PaleyとAnn Woodwardのプライバシーが暴露されたことから、Slim Keith がPaleyに「カポーティに仕返しをしよう」と焚きつける場面で終了。ゴングが鳴って戦闘開始。


所謂ゴシップ系の実話を元にしたドラマで、いかにも西洋のファッション誌などに「ニューヨーク上流社交界の歴史」として載りそうな話。その中身も確かに面白いだろうけれど、しかしアラ還の私の世代にはそれ以上にもっと注目する目玉がある…出演している女優さん達の顔ぶれがすごい。

モリ―・リングウォルド?ぇえええ?久しぶりだ。第1話に出てきたデミ・ムーアって何歳だっけ?61歳?信じられない。うそみたいにすごく若くて綺麗。。ダイアン・レインも綺麗だけれどずいぶんおばさんになったものだ。彼女は若い頃は可愛かったのよ。キャリスタ・フロックハートって『アリー my Love』だ。彼女も久しぶり。もうこれらのメンバーだけでも見たいと思う。皆さん同世代で…みんなお綺麗ですね。ひ~

女優さん達の顔ぶれだけでも興味をひかれる。その上にライアン・マーフィーなら、見ますよそりゃ。見ます見ます。


さてそれらの女優さん達への興味は置いといて、私にとってもっと興味深いのは作家トルーマン・カポーティ。

私は大昔に彼の小説が好きだった時期がある。おそらく多くの映画ファンがそうであるように、私も『ティファニーで朝食を/Breakfast at Tiffany's 』と見てから小説を読んだ。ホリー・ゴライトリーの自由な心と孤独に魅了された。

そしてまた当時文庫本で出ていた小説もいくつか読んだ。その中で好きだったのは『遠い声・遠い部屋/Other Voices, Other Rooms』それから『クリスマスの思い出/A Christmas Memory』。どちらもカポーティの初期の作品で彼の子供時代の思い出を元にしているそうだ。

その両作品の登場人物達に向けられた作家カポーティの温かく優しい目線に彼の心の細やかさを感じて、私はカポーティという人は繊細で優しい人なのだろうと思い込んだ。

ずっと後に『冷血』に挑戦するものの挫折。ただ内容に入り込めなかったのが理由。文庫本は文字も小さい。今回写真を撮ろうと思って本棚を探したら、この小説の文庫を2冊持っていたことに今気づいた。何度か読もうとはしたらしい笑。



  
それから20代のバブルの頃、ファッション誌・マリ・クレール誌やエル誌などで西洋の社交界の話の記事などをよく見かけていたので、この「カポーティとThe Swansの話」も、おそらく当時少しは読んだのではないかと思うがあまり記憶していない。それらのゴシップ記事を読んでも、私の中のカポーティの「繊細な優しい人」のイメージは変わらなかった…いや自分で変えようとしなかった。好きな作家のイメージを自分の心の中に保ちたかったのだろうと思う。


そんなわけで私はカポーティに少なからず愛着がある。『冷血』は読んでいないけれど(そういえばフィリップ・シーモア・ホフマン主演の映画は見た)、しかしそろそろ彼のもう一つの顔…ハイソサイエティに出入りして各界の有名人たちと派手な交流を楽しみ、お喋りでゴシップ好きで毒を吐くカポーティ…のことをもう少し知るべきなのだろうと今は思う。その意味でもこのドラマには期待している。


カポーティを演じるのは Tom Hollander。声や印象がそっくり。

脚本はJon Robin Baitz。台詞が早くて固有名詞がどんどん出てくるので内容を1度で全て理解するのは大変。キャラクターたちの会話の内容もジョークもリファレンスが様々なところから出てくるので追いつくのも大変。チャレンジ。もちろんセットや衣装も豪華。旦那Aによると配役も役者達の演技もセットも脚本も描かれた時代の雰囲気も大変よくできたドラマだとのこと。


そういえば1話で、ダイアン・レインかナオミ・ワッツのキャラクターがカポーティのことを「宮廷の道化師/court jester」と呼んでいた。ひどい。それからカポーティが La Côte Basque  に連れてきた若いボーイフレンド兼マネージャーJohn O'Sheaに対する女性達の冷たさ辛辣さと言ったら…ひ~震えるほど怖い怖い。なぜハイ・ソサエティの方々はあれほど性格がきっついのだろうか?ほんとに恐ろしいわ。

なぜカポーティは彼女達と親しく交流しようとしたのだろう???


ともかくライアン・マーフィーですからね。期待しましょう。


※追記
今『遠い声・遠い部屋』のネット上の人々の感想を読んでみたのだけれど、私の思った印象とは違う感想を持った人も多いみたいだ。この本を読んだのは私が若い頃でずいぶん前なので詳しくは覚えていないのだけれど、読んでいて「この話がとても好きだ」と思った記憶がある。もう1回読み直してみようかと思う。