能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2021年2月10日水曜日

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第44回「本能寺の変」2月7日放送



終わってしまったわ。溜息


★あらすじ
1582年5月 家康(風間俊介)を招き武田を倒した安土城での戦勝祝の宴。その饗応役を担当した光秀(長谷川博己)は信長(染谷将太)に叱責されその任を解かれる。その後信長は、光秀に西国へ行き、備中 鞆の足利義昭(滝藤賢一)を殺すよう命じる。信長と光秀の不仲を人々は噂。光秀は細川藤孝(眞島秀和)に相談し、信長の行き過ぎを共に止める覚悟があるかと問う。藤孝は答えず。藤孝、秀吉(佐々木蔵之介)に使いを出す。近衛前久(本郷奏多)も信長と光秀の不仲を(坂東玉三郎)に伝えるが、帝は「見守るだけ」。光秀 丹波の愛宕山へ。それから亀山城へ。家臣に意思を伝える。 5月29日 信長本能寺入り。 6月1日 光秀、亀山城から出陣。2日早朝 本能寺到着、攻撃開始。信長討死。 6月13日 光秀、西国から引き返してきた秀吉に討たれた(かも?)。 ~1585年 既に秀吉は関白へ。


ああ…終わってしまいましたね。今回は本能寺に向かっての半月くらいでしょうか…の光秀の心を描写。そして本能寺の変…信長、奮戦の末の討死。とうとう事件が起こってしまいました。


このドラマというのは、結局この本能寺の変に向けてのストーリーだったわけで…。というのも光秀ってそれで超有名になった人。時のスーパースターを殺した男。

前回の感想と光秀の人物分析で「この明智光秀というのは、やたらと正義感が強いが、これといって強い野望や野心があるわけではない…有能だが普通の人だったのではないか」と書いたのだけれど、じゃあどうして主君殺しをしてしまったのか?

それは謎だな。このドラマを見ても私にはよくわからなかった。

道三の夢を、道三の娘・帰蝶と実現しようとしたら、予想が外れて信長が困ったことになったので…ということだと思うのだけれど、それだけでは説得力がない。

ドラマでは他にも色々な場面で光秀の追いつめられる心を描写…、友人松永久秀の謀反から成敗、荒木村重の謀反…家臣、家族を惨殺、降伏した波多野兄弟を磔刑、正親町天皇を譲位させようとした、本願寺攻めで多くの僧侶、信者を殺し、佐久間信盛を追放、足利義昭殺害命令。もちろんそれ以前にも比叡山焼き討ち(信長は神仏を恐れぬモンスター)…などなど理由は色々とありますが…、

どれが彼の肩を押したのだろう?あらためて光秀が平蜘蛛に高く美しい志を誓っても、本人の以前の行動からあまり説得力はない。

※追記→考え直した。このドラマでの最大の理由足利義昭殺害命令でしょうか。これに逆らったら信長の追求から逃げられない。(他の様々なものが積み重なって)最後にこの足利義昭殺害命令で追いつめられたということかな。



しかし、そんなことはどうでもいいのだ。結局光秀というお方は足利将軍に仕え、信長に仕えて共に出世の階段を登ったが、ある日主君殺しを思い立ってしまった。それが…真面目な普通の男の一世一代の思い切り…そういう話でいいのかな…という感じもする。こればかりは理屈を捏ねてもわからない。


それは置いといて…。というわけでこの最終回はその「皆が知る本能寺の変をどう描くか」…が要だったわけですが、これはもう

素晴らしかった 

大きな拍手


悲しいね。これは。哀しい本能寺。今まで共に同じ夢を見、同じ目標を目指し、強い信頼関係と絆で結ばれ、長年共に歩いてきた主君と家臣…が殺し殺されることの哀しさを改めて考えさせられた。本能寺の変とは哀しい戦。

そしてまた今の方々…今の俳優さん、今の演出の方々がこんなにかっこよく気合の入った戦のシーンが描けるんだ…と感服いたしました。素晴らしかったです。

染谷信長、

かっこよかった

哀しい


そして

長谷川光秀、

よく思い切った、

切ない


そして

演出の皆様、

いろいろな皆様

素晴らしかったです

大きな拍手


いや~これは満足した。哀しかった。


この本能寺の変は記憶に残る。特に染谷さん。

すごいわっ!


このお方は本当にすごいね。普段の染谷さんの印象はこの信長とは全然違うんですよ。まるで別人。本当に化けるお方。染谷さんはまだ28歳だそうだ。最初は正直、彼の丸顔でどうしたものか…と思っていたのに、もう今は信長は染谷!

染谷信長最高!


泣いたわ。染谷信長で泣かされたわ。

いや~この俳優さん、本当にすげぇわ…と思った。あれはメイクの技(眉毛?)もあるのかな…染谷さんのお顔が面長の信長の肖像画に見える。斜め横から見る角度によって、切れ長の目が「あ 信長だ」と思う。

光秀との二人の会話で、光秀が「私には将軍は討てません」と言った後。それまで微笑んでいた信長の顔が急に険しくなる。目を剥いて振り返ったその顔は信長。間違いなくあの信長。(効果音もいい)


あまりに素晴らしかった本能寺の変。振り返ろう。この戦いのシーン、光秀が亀山城を出てから、戦が終わって光秀が本能寺の門を出るまでで、ほぼ17分40秒です。すご~い。長い戦のシーン。感動。

本能寺の変

「6月1日夜…明智光秀の軍勢は亀山城を出発した」
…そこから始まる本能寺の変。

■ 明智の青い軍勢が動く。突然煕子さんの映像「私は麒麟を呼ぶものは…十兵衛様、あなたであったなら…」←もうこの声で泣く。ぐわっしと心を鷲掴みにされる。もう泣く。

■ 本能寺。上機嫌で寝室に向かう信長。

■ 備中 秀吉の本陣。細川からの手紙を受け取った秀吉の顔「明智様が信長様に歯向かう恐れがあると言う」「やればいいのじゃ…。明智様が上様をやれば…面白い。」「明智様が天下をぐるりと回してくれるわい」 ああいい場面。この佐々木秀吉で大河が見たい。

■ 青い明智の大軍が迫る。かっこいい絵。

■ 本能寺。信長就寝。

■ 6月2日 早暁 この場面が無茶苦茶かっこいい。兵たちの足音。馬のいななき。スローで明智光秀登場。ギャーッカッコイイ!続く伝吾ちゃん。綺麗に整列した足軽。兵たちが寺を取り囲む。

「かかれーっ」 いけっbattering ram!門をうちやぶるのだあああッ!どどどっとなだれ込む足軽達。

■ 外の喧騒で目覚めた信長のお顔がまるで肖像画。駆け寄る蘭丸。廊下を歩き、そして障子を開けて塀の上に見える桔梗の旗印。射掛けられる矢。倒れる小姓たち。矢を避け奥へ。

■ そして信長「十兵衛…そなたが…そうか…十兵衛か笑」目に溢れる涙…頷く…血を舐める「であれば…是非もなし」その後の機敏な動き。肩の矢を折り、刀を手に戦いに向かう。

■ 光秀の真剣な表情。鉄砲。なだれ込む明智の兵。
 
やるからには

■ 信長、障子を開けて現れた明智の兵を槍で突き刺す、そして共の者達を従え次の間へ入る信長は大きい。大きく見える。それから槍を振り回し、突き刺し、また振り回し、信長の…お顔が…お顔がかっこいい。おおおっと蘭丸も強い強い。信長もまた突き刺し、ひゃ~

■ これだよなぁ。光秀の大河ドラマはこのシーンために描いてきたようなものだ。信長、弓を射て、上がってきた兵を相手にまた槍、大立ち回り。刺す、振り回す。蘭丸が戦う。染谷さんが大きい大きい。すごく大きく見える。槍を大きく回して、あっ槍が折れる。次は刀だ。袖口に血。一歩、二歩前へ進む。その荒い息づかいを捉える音声。そして銃声。足と肩を撃たれる。その後の静寂。息づかいの音。その時の表情がたまらん。すごーい。

信長 すごいね

■ 蘭丸と共に奥へ。部屋に入る「わしはここで死ぬ。蘭丸、火をつけよ。わしの首は誰にも渡さぬ。火をつけよ。わしを焼き尽くせ」蘭丸の険しい顔。閉まる障子。

■ その頃、光秀は昔を思い出していた。

■ 信長、燃える部屋にひとり立つ。思い出の中の無邪気な信長。

■ 光秀、本能寺の奥に火と煙が上がるのを見つめる。

■ 燃え盛る火の中、前に倒れた信長。絶命。悲しい哀しい哀しい。

■ 町では伊呂波太夫東庵が事情を知る場面。駒が無言で下を向く。着物を握り締める。彼女の心を思うとまた哀しい。彼女はどれだけ辛いだろう。泣く。

■ 戦が終わる。灰を手に取り焼け跡を見つめる光秀。
「いや…もうよかろう」光秀の目に涙。

これでほぼ17分40秒! 素晴らしい素晴らしい素晴らしい大変素晴らしい。



あぁ興奮した。ほんと。これだわ。明智さんは本能寺が人生最大の事件。その最大の事件でドラマを終わる今回のやりかたは、これで有り!

あとは浪漫です。実際は山崎の戦いで秀吉が勝って光秀は(たぶん)亡くなったのだろう。しかしもしかしたら。もしかしたら…。

…最近見たとあるスピリチュアル系の動画で「明智光秀は山崎の合戦では死んでいない」と言っているものがあって、そんなのも見ていたものだからこの結末は有りかもしれんよなぁと思った。この後で有名な何者かになることはまさかないと思うけれど。


それにしても本能寺の場面があまりに素晴らしかったので、この回はできるなら2時間ぐらいの映画仕立てにしてやって欲しいと思った。本当に素晴らしかった。

光秀の下で頑張った武将達をもう一度。
頑張った伝吾ちゃん もっと見たかった
有能左馬助 おつかれさまです
兜がお似合いでした!


ああ終わってしまったのね。麒麟がくる。

麒麟が来たかどうかはわからずじまいでしたが1年間楽しみました。とにかく俳優さん達が素晴らしかった。皆素晴らしい。

そして今回は制作のスタッフの方々も素晴らしかったです。特に美術(建物が素晴らしい)、綺麗な衣装、そしてかっこいい演出! とにかくシーンの画面が綺麗なかっこいい大河ドラマでした。制作の方々が、俳優さん達をかっこよく見せてくださっていた。それだけでもかなり引き込まれました。歴史の人物達を尊敬をもって描く。それはいい事です。脚本の人物達の言葉にも重みがあって素敵でした。流石です。音楽も素晴らしかった。

コロナで大変だったと思います。本当にお疲れ様でした。おそらくコロナでの予定変更で撮れなかったシーン、変わってしまった構成やエピソード等々、様々な変更も多くあったのではないかと思います。俳優さん達も制作の方々も大変な思いをなさったと思います。しかしドラマは楽しかったです。面白かったです。


長谷川さん、かっこよかった。真面目な光秀、最後の思い切りに痺れました!きっと光秀は生きている…かな?。

染谷さん、新しい信長に惚れた!全く信長らしくない信長が面白かった。あなたの最後に泣きました。子供の頃の信長を抱き締めて「大丈夫よ」と言い聞かせ安心させてあげたい。


皆様おつかれさまでした。ありがとうございます。ああぁもうロスだわ。もっと彼らのストーリーが見たい。名残惜しい。



2021年2月7日日曜日

The Weekendのスーパーボウル(2021)ハーフタイム・ショー!



今見てきた。恒例のスーパーボウル・ハーフタイム・ショーでございます。今年の演者はThe Weekend さん! ワタクシはこのお方の事を殆ど知らない。そういえば数年前に彼はサタデー・ナイト・ライブに出演してましたね。まぁーあれから出世したのね。

いや…そもそも彼はもう既にスーパースターなのだと思います。ワタクシはアメリカの今の流行モノを聴いていないので知らないのですよ。あいすまぬ。The Weekend さんのことは…むしろ芸能ニュースでちらほら見かける程度。最近は(おそらくプロモビデオ用に)美容整形をしてお顔が変わったとか…ちょっと前にも顔に絆創膏を貼っていたりとか…そういう話を聞いていだけ。お歌のことは全く知らない。

…とあまり前知識もなく拝見。


最初はコーラスの人々が座る階段状のステージがどこに設置されているのかわからなかった。録画して見直したら、どうやらステージは観客席の後ろに設置していたみたいですね。

観客の後ろに高さのあるセットを組んで中にコーラスの人々…まずThe Weekendさんはその前で数曲歌う。途中でセットの中に入り中で数曲、(おそらく)エレベーターでセットの上に上がって数曲歌う。それからフィールドに大勢のダンサー達が出て踊っている間に、The Weekendさんもフィールドに降りてきて、ダンサーと混ざって真ん中で歌う。それで花火が上がって終了。

ちょっと今情報を見てみたら、コロナでの感染の危険を避けるために(いつものような)フィールドに大掛かりなセットを組む事をせず、観客の後ろにセットを組むことにしたらしいです。そうですよね~いろいろと今の時期はライブをするのも難しいですもんね。限られた時間の中でセットを組み上げ、片付けるだけで数百人の人々がフィールドに入り乱れることを考えれば、それを避けた方法は正しいでしょう。

しかしそのせいか、ショーとしては多少おとなしめだったかも。しかし彼はどうしてダンサーと同じ赤いジャケットの衣装にしたのだろう。フィールドに出ていた時は彼がどこに居るのかわからかった。あまりに目立たないのは、もしかしたら意図していたのかもしれませんね。どうしてだろう?

歌もよかったです。イマドキのポップスターなんだろうな。あまりブルノー・マーズ君と印象は変わらないかも。彼はカナダのトロント生まれの30歳(1990年生まれ)だそうです。まだお若いのね。いま世界で一番売れているアーティストの一人らしく、7500万枚アルバムを売り、様々な賞も受賞。大物だな。

ショーの間に歌った曲は、たぶん2、3曲は聴いたことがあったかも。どこかのお店で流れてたのかもしれません。いい声です。

それにしてもなんか可愛いですね。お顔が…彼が子供の頃のお顔が目に浮かぶ。おそらく彼は今、私が若かった頃のプリンスとかマイケルなんかの位置にいるのだろうと思うのだけれど、怖いほどのカリスマのスーパースターと言うよりも親しみやすく可愛い感じ。イマドキの等身大のスーパースターなのかな。そういえばブルーノ君も可愛いですもんね。…いやそれは私が年寄りだと言う事だろうな。

彼の曲を動画サイトに行って聴いてみようと思います。

最後に花火があがった時は満面の笑顔でしたね。ほっとしたのだろうね。
The Weekendさんおつかれさまでした~ ステキデシタヨ


Super Bowl 2021, Halftime Setlist:
Call Out My Name (played as intro)
Starboy
The Hills
Can't Feel My Face
I Feel It Coming ft Daft Punk
Save Your Tears
Earned It
House of Balloons
Blinding Lights



2021年2月4日木曜日

『麒麟がくる』の明智光秀とは?



このドラマの明智光秀の人物像を分析。元々42回の感想文に、信長の分析と合わせて書いていたもの。43回の感想文が長くなったので、別のエントリーで書くことにした。






光秀はニュートラルな普通の男。

このドラマの光秀は狂言回し。そしてミーディアム…いや違うか…mediator/仲介者か…人と人の間に立って人を結び付け話を繋ぐ人。そのせいか彼本人に関しては私生活も心情もあまり詳しくは描かれてこなかった。もちろんその時その時の彼の心は描かれているのだけれど、物語の主人公としての光秀は、信長に比べてどうもリアリティがない。

馬鹿正直で、定規をあてたように真っ直ぐで、正義のために熱くなる、空気のようにニュートラルで、中身が何もないのかと思うほど潔白、嘘みたいに欲のない人…それが不思議な魅力にもなっている。

個々のシーンでの長谷川さんはいい表情をなさっているのですよ。大声を出さないシーンでも、一秒一秒表情が細やかに変化している。複雑な気持ちの揺れ動きが見える。技が見える。

それなのに全体を通して見るとやっぱり光秀は掴みどころがない。脚本がそう描いている。そして光秀は会う人会う人みーんなに好かれている。誰からも信頼されている。変ですよね。空気のようにニュートラルだから誰も彼に腹を立てないのか? そしてそんな彼は一度も自分自身の欲や野心、野望を語った事がない。 麒麟?…目標や野心としては抽象的過ぎる。

光秀は空気のような人?


…おっとここまで書いて思いついた。

この光秀は昭和のサラリーマンではないか。 普通の人。エブリマン。仕事に一生を捧げる男。雇ってくれた企業には忠義を尽くす。ブラックな企業でも黙って耐え、会社のために身を粉にして働く。しかし他にいい仕事が見つかれば、簡単に別の会社に転職したりもする(ということは昭和ではないのかな?) そして職を変わるたびにまた新しい会社で精一杯忠義を尽くす。とにかく会社/仕事のために生きることが自分の人生だと信じている男。仕事仕事…ばかりだから家庭も顧みない。子育てや家事は全部奥さんに丸投げで、家では「飯・風呂・寝る」ぐらいしか言わない笑。あまりに出張と残業ばかりしているから子供が懐かない。野心は昇進だろうか?…いやこのドラマの光秀は「社長を持ち上げて大きな男にする。会社を大きくする」のが野心だな。 

しかしそんな風に会社に忠誠を誓う彼は、自ら新しい事業を起こそうとか脱サラしてラーメン屋をやろうとか…そういうことは思わない。

なんだ…そうなのか、この光秀は歴史を変えた人物というよりも昭和の真面目な普通のサラリーマン的な人なのか。そして彼は優秀なのですよね。真面目で誠実、仕事も出来るし、人柄もいいから人望もあるわけだ。

そういう…普通の人が、
本能寺の変
なんて大事件をやってしまった。

それで突然歴史に名前を残す人物になってしまった。極端だ。今まで己の野望を一切語らなかったような普通の男が、突然主君(天下統一をしそうな大物)殺しをする。

そしてこの光秀は
ガッチガチの真面目人間
なので「わし、やるなら本気でやる」と本当に本気を出しちゃったらしい。そして決行してしまった。それにしても不器用すぎる。周りの状況を見てうまく泳げなかったのだろうか?

そしてその目的は? 信長を討ち取ってどうするつもりだったのだろう。細川藤孝へのお手紙にも「私は子供に家督を譲って引退したい」と書いていたらしい。そんな生ぬるい言葉で(時の状況を読む)藤孝が加勢してくれるはずもなく…光秀はもう諦めていたのかも。

ぅん~そうか…大河ドラマの主人公が普通のサラリーマンだったというオチか。なるほどなぁ…な~んて勝手に納得してますが、そんな光秀が嫌いじゃないぞ私は。いいじゃないか…真面目な普通の人。しかしどうしてあんな風に思い切っちゃったかなぁ。


このドラマもあと1回。なごりおしい。本能寺を3月ぐらいにしてもっと深く描いて欲しかった。今後もそれぞれの人物達がどうなるかなぁと思う。俳優さん達の熱演が素晴らしい。皆さんいい表情をなさっていて魅力的。セットも演出も素晴らしい。

大きな拍手。来週最終回が終わった後にはロスになると思う。



2021年2月3日水曜日

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第43回「闇に光る樹」1月31日放送



ああ43回になってしまったぞ。
今回も盛り沢山。


あらすじ
1579年 夏 丹波の黒井城と八上城が落城。光秀(長谷川博己)はついに丹波全域を平定。信長(染谷将太)は降伏した波多野兄弟を磔にし斬首…光秀は苦しむ。 信長は正親町天皇(坂東玉三郎)を譲位させるつもりでいる…まず東宮(加藤清史郎)を二条に移しそこを朝廷とする…その任を光秀と細川(眞島秀和)に任せると言う。1579年11月 東宮が二条の御所に移る。1580年4月 大阪の本願寺が信長の軍門に下る。その後(8月)信長は本願寺攻めの総大将だった佐久間信盛(金子ノブアキ)を追放。光秀、帰蝶(川口春奈)に京で会う。1582年3月 信長と徳川の軍勢は甲斐の武田勝頼を討ち取る。武田氏滅亡。1582年5月 安土城にて家康(風間俊介)を招き戦勝祝いの宴。光秀が饗応役を命じられるが、宴の中、信長は機嫌を損ねる。


時間が早く進み始めました。最後に向かってひとっ走り。いろいろとすっ飛ばして時間は進みます。これは…やっぱり野外のロケなどがコロナで難しかったのでしょうか。全体に会話劇が多い。それはそれで面白いけれど。

今週は何が起こるかわかっている来週最終回に向かって、光秀と信長と、周りの人々が何を考えているのかが描かれてました。特に帰蝶さんとの再会は、全体のストーリーを…初期のエピソードを思い出してまとめるような感じかな。道三の企みが想定外でこうなっちゃったね…ということか。


帰蝶さんが素晴らしい。彼女は特別。あの貫禄と威厳はどこからくるのだろう。彼女は輝くように美しい。そして強そう。あの威厳は特別です。強いお姫様。はまり役。本当に綺麗だ。落ち着いた声もいい。いつも不機嫌な光秀も帰蝶さんの前では穏やかなお顔。川口さんの強そうなお姫様ぶりは大発見だと思います。素晴らしい。

帰蝶さんも最初の頃は、気の強いお転婆な女の子だったんですよね。ところが今回は、様々な時代を経て年を重ねた女性になっている。老けメイクもせず顔はお若いのに、別人のように落ち着いている。そして…夫があのようになってしまった…と悲しむ憂いを帯びた表情。絶品。美しい。本当に素晴らしい素晴らしい!!絶賛!大絶賛!ありがたや


それでは個々の事情、情報がとても多い。

光秀 丹波平定!
波多野兄弟は信長に処刑される。命を助けると言った光秀がまた苦悩。
秀吉(佐々木蔵之介)と細川藤孝
二人とも帝の譲位はいかんと思う。近衛前久(本郷奏多)もよくないと言っているそうだ。
信長と光秀
信長「帝に譲位させるつもり。東宮を二条に新しく作った住まいに移しそこを朝廷としたい。光秀と細川に任せる」
光秀と細川
誠仁親王(加藤清史郎)に御所変えを伝えるが、やはり光秀は止めようと言い出す。それを細川に止められる。光秀「何かが変わった」→11月に東宮は二条の御所に移る。
伊呂波太夫(尾野真千子) 細川藤孝 近衛前久
3人とも東宮の御所変えを心配している。信長はやりすぎ。じゃあどうする?光秀に頼るか。しかし光秀は今もまだ足利義昭に近づいている。何故だ? 武家の者には武家の棟梁は足利将軍だと理解できるが、百姓出の秀吉には理解できない。秀吉は本音では武士が大嫌いだとの話。←なるほど
駒 光秀
光秀はこのところ同じ夢を見て睡眠不足「月に届く大きな木を切る。その木に信長様が登ろうとしている。月に行けば帰って来れなくなる。それを止めようと木を切っている。しかしその木を切れば信長様の命はない。それが夢の中でわかっていて、それでも木を切り続ける、嫌な夢」 ←そろそろ気持ちが無意識のうちに固まってきつつある。

本当に綺麗だ
帰蝶 光秀
光秀「道三様なら信長様をどうするか?」
帰蝶毒を盛る、信長さまに
光秀信長様あっての私。そのお人に毒を盛るのは己に毒を盛るのと同じ」
帰蝶「今の信長様を作ったのは父道三とそなた。作ったものがその始末を成す他あるまい」
家康 光秀
家康「信康と築山殿は実は武田に通じていた。自分で成敗するべきであった。ところで明智様は丹波をよく治めているがどうやっている?」
光秀「正しく検地をやって、それに見合った人の使い方をし、無理のない年貢を取る。。…己の国が豊かで人並みに暮らせるところであれば、他国に目を向けることはないはず。百姓たちが健やかにくらせるよう…」 ←いい領主です
信長
家康は戦勝祝の饗応役に光秀をお願いしたいと言ってきた。光秀と家康の親しい様子を見て信長は憮然とする「家康め、まだ信康のことを根に持っておるのか?」
丹羽長秀
「家康は毒を盛られるのを恐れているかも」と笑う。
光秀
家康を招いての宴の直前、信長「残りは丹羽長秀にまかせて、秀吉の毛利攻めに加われ」と言う。光秀「ぜひ最後までやらせて欲しい」…信長がまた怒る。←信長は家康に毒を盛ろうとしてますよね。
信長
当日、光秀と信長の談笑を遠くから眺める。イライラ

よく怒ってますね~



信長、光秀に膳について叱責。光秀を殴り飛ばす。光秀は森蘭丸を投げ飛ばす。全員驚愕。丹羽さんが超びっくりしてた。



とてつもない量の情報。それにしても皆よく喋る喋る喋る。だんだん積み重なってます。とうとう有名な宴の話まできました。染谷さんのお顔が信長に見えてくる不思議。信長はヤバイな。上司には持ちたくないです。家康は落ち着いてますね。

信長の、光秀と家康に対する不満は、あれは嫉妬ではないでしょう。信長は基本的に人間不信なので、光秀と家康が一緒になって裏切るんじゃないかと疑っているのだと思う。以前にも光秀が帝に会った後、信長は「帝はわしの事を悪くいっただろ」などと光秀を責めてましたが、あれと同じ。光秀と家康で「わしの悪口を言ってるのだろう」と不安でたまらないのだろう。

光秀も煮詰まってきました。もう気持ちは一方向に向かってます。

光秀「何かが変わった」「(夢で)月に登る信長様を止めようとして木を切っている。しかし信長様の登る木を切れば信長様の命はない。それが夢の中でわかっていても木を切り続ける
そして帰蝶さんとの会話で光秀信長様に毒を盛るのは己に毒を盛るのと同じ」 帰蝶さんの「今の信長様を作ったのは父道三とそなた。作ったものが決着をつけるべし」も心に響いたのでは。

…もし信長に宴の席で蹴飛ばされなかったとしても、光秀は既にかなり追いつめられてますね。


ところで光秀(長谷川さん)はナンバ歩きをなさってますよね…と思ったの。廊下を歩くシーンであれっと思った。意識してなさってるのかな。スゴイナ



2021年2月2日火曜日

お猫様H:猫の言葉



いつものブラッシング




猫さんと一緒に6年以上も暮らせば、だいたい何を言っているかわかります。毎日会話してます。その毎日のルーティンでの会話を自分用に記録します。だいたいこんな感じ。これに時々事件が起こるとまたまた色々と喋る。
 

猫:あ 人間が下りてきた おはよう こっちにきて ねぇ来てよ
 (人間:おはよう ちょっとお水飲んでからでいい?)
ねぇこっち来て ブラッシングお願いします 
 (OK、おまたせ)
ああああイイキモチ ああイイキモチ あああああああああぁ 
わんわん お~ぅイイキモチわーわっそこに触っちゃダメ! 
触るな 無礼者! ぱっ! ガブッ
 (イテテ痛い痛い痛い はいはいごめんなさいイテテ
  おニャン様は今日もかわいいね)

お水飲みたい 一緒に来て お水を新しいのに替えて 
 (いいですよ)

 (人間のご飯タイムです)

おやつクダサイ 
 (ハイどうぞチキンさんに鰹節のふりかけどうぞ)
エスコートしてよ
 (はいお嬢様どうぞお皿はこちらですよ)
うんおいしいおいしい

窓の外を見ます 集中 観察
ちょっと休憩 昼寝

起きた ねぇ ご飯食べたい 一緒に来てよ 
 (いいですよ)
ご飯新しいの持ってきて 人間の手で食べさせて
 (はいいいですよどうぞ)
また休憩 こっちのイスで寝るから見ててね
 (好きだよニャン様可愛いね ちゅーしていい?うむうむんむ)
 (じゃああっちでテレビ見るわ じゃあね)

起きた ねぇ お水飲みに2階に行こう 一緒に来て シンクに上げて 人間の手でカップ作って飲ませて
 (はいはいどうぞ)
トイレ行こーっと 後はよろしくね
 (はい綺麗にしますよ)
また休憩 今度はソファーでまったり コロコロきゅるる
 (ニャン様は綺麗だねお耳にちゅーしよーんむんむ)

起きた ねぇ ご飯食べたい 一緒に来て (以下同)

 (ちょっと抱っこしていい? よいしょっ)
イヤー持ち上げ抱っこはイヤ~ッ はなせー!
イヤだ~ 嫌い~ あ~ん ん~
 (わかったわかったちょっとぐらいいいじゃないねねね)

おやすみ また寝る 一緒にいてよ コロコロきゅるる
 (いいですよ)

 (ちょっとご飯作ってくるわ)
だめ いかないで ガブッ
 (いた~いいたたたたた 足の甲を噛むのはヤメて
  すぐ帰ってくるからね ちょっと待ってて)

起きた あ 窓の外に変なやつがいる おいっあんた誰?あっち行け!
うわあああっち行け!しぇーっ!
 (お姫様 どうしたの? 誰?)
今忙しいのっ!邪魔しないでっ しぇーっ!
 (はいはいごめんなさい)

 (人間のご飯タイムです)
おやつクダサイ (以下同)

(突然立ち止まり)すんすん この匂いなに? 何かいる。
 (なに?ゲッコーさん?)
なに、なに、なにこの匂い すんすんすんすんすんすんすんすん
 (もうなにもみつけなくていいです)

ちょっとこっちの部屋に一緒に来て
 (はい なに?)
ここの、ここのドアを開けて この中が見たいの お願い
 (え~そこは…毛だらけになっちゃうから…)
え~お願い ねぇお願い お願いきゅるる
 (うん…ちょっとだけね)

ソファーでまったりしますきゅるるん 一緒にいてね
 (にゃん様は美人ちゃんだねかわいいね アイシテルヨ
  チューしていい?んむんむスキスキ)
もぉ~ ん~~コロコロ ん”~こっち掻いてきゅるる
舐めてあげるザリザリ今度はこっちの頬がいいきゅるるる
 (いいですよ 顎が痒い?どれどれ)
もっと ん”~もっと耳も掻いて顎の下ももっとオネガイ
 (そろそろ終わってもいい)
まだ もっと今度は左の頬も もっと もっと
 (そして猫さんの顔マッサージを20分)
眠くなった おやすみ ずっと一緒にいてねきゅるる

 (そろそろ歯磨いておやすみなさいするわ ベッドルームに行くね)

だめっ 一緒にいて ガブッ
 (いたたたわかったもうちょっと一緒ねスキスキうむうむ…)




2021年1月29日金曜日

Paul Oakenfold x Eve x Baby E - What's Your Love Like (2020)



声がけだるい



Paul Oakenfold x Eve x Baby E - What's Your Love Like (2020)
What’s Your Love Like – Single
Released: November 6, 2020
℗ 2020 PERFECTO RECORDS, LLC



UKのダンスチャートをチェックして、曲を1度2度聴いていい曲をメモしておくのだけれど、時々曲が耳にくっついたように頭に流れ続けることがある。これもここ数日頭の中で鳴っている。ポイントはシンガーのEVEさんの声かな?


★Paul Oakenfold
ポールさんは英国のrecord producer / trance DJ。1963年生まれの57歳。1998年1999年にDJ Magazineの投票で1位になり、グラミー賞に3度ノミネートされたベテランです。大物を含む100のアーティストの曲を100曲ほどリミックスしているそうな。

★Eve
イヴさんは米国のラッパー/女優。この曲ではシンガーかな。1978年生まれの42歳。1999年から2001年、2002年と出した3枚のアルバムは米国で1位、4位、6位の結果。よく売れていたのね。うにゃうにゃ喋るラップ担当。歌もそうなのかな?

★Baby E
あまり情報が出てこなかったのだけれど、emerging rapper/producerとあるので新人かな。アドリブのコーラス担当とありますが、う~ん…誰だろう…女性かと思ったのだけれど、米国フロリダ州出身のBaby Eという男性アーティストも出て来た。Ethan Loweryさん。作曲担当かな。どうかな。



NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第42回「離れ行く心」1月24日放送



信長とは


あらすじ
1578年 摂津 信長軍の有岡城城主 荒木村重謀反、篭城。村重は将軍義昭をサポートする毛利につくと言う。光秀(長谷川博己)は「全ての戦は公方様に繋がる」と悟り…早速 備後 鞆の浦の義昭(滝藤賢一)に会いに行く。光秀、義昭に京に戻るかと訪ねるが「信長がいる京へは戻らぬ」と返事。光秀、再度荒木の説得を試みるが聞き入れられず。年末、有岡城攻撃…戦は1年続いた。


それぞれの武将達の心が反信長に傾きつつある状況を描写。反信長の空気が織田軍内部にも流れつつある…荒木村重の謀反もその一つ。


荒木村重の話は2014年の『軍事官兵衛』でも描かれてました。篭城中、村重は城を抜け出し、家族全員が処刑されてしまう…という悲惨な話。この件で光秀が関わるのは、村重の嫡男・村次に光秀の長女・(天野菜月)が嫁いでいたため。秀吉とともに光秀も村重の説得にあたったらしい。

は有岡城落城の前に荒木村次と離別し明智家に無事帰ってきたそうで、なんとその後、左馬助の正室になったのだそうな。あぁだから今回のドラマでも左馬助が岸さんを気遣っている描写があったのですね。そうなのか。左馬助は明智秀満だそうだ。



人々が信長から離れつつある状況

荒木村重
「信長は摂津国を任せると言いながら国衆から高い税を取る。国衆の心がわしから離れてもそのまま。将軍を京から追い出した時の酷い仕打ちも忘れない。毛利につく」
佐久間信盛も信長に叱責される
足利義昭
全ての戦は公方様に繋がる」と光秀は義昭に会いに行き「京に戻ってくれ」と言う。しかし義昭は信長のいる京には戻らない。毛利も上洛する気はない…将軍の名前を利用しているだけだと言う。
今日は刺身だ そういえば光秀の金柑頭はどうなったのだ?

秀吉と光秀
光秀は秀吉を警戒している。秀吉の合理的ながら乱暴なやり方を光秀は嫌っている。信長はそんな秀吉を買っている。
徳川家康
信長は家康(風間俊介)の嫡男・信康とその母築山殿を殺せと言ってきた。家康「信長への反発が広がっている。これでは天下はまとまらぬ。信長があまりに理不尽なら己を貫くほかない。三河の誇りがかかっている」
▶▶▶ 信康の件について光秀が問えば信長「家康は小心者で争いを好まぬ。しかし拒んでもいい。家康がわしをどう見ておるかそれでわかる。わしは家康をためしている。家康の家臣達もわしを妙な目で見た。三河の者は油断がならぬ
朝廷も、正親町天皇に譲位するよう圧力をかける信長に困っている


光秀が信長に「信康の件は徳川から恨みを買う人はついてこない」と言えば、

信長「ついてこなければ成敗するだけ。ところでわしの頭越しに帝に会っただろう。何を話した。帝はわしのことを悪く言っただろ。だから言えぬか。申せ、申せ!」(光秀を殴りつける

駒へ届いた義昭の手紙「十兵衛となら麒麟を呼んでこれるかも

光秀、アイデアが浮かぶ。
信長から離れたのは光秀の心。


信長の言動がいかに傲慢になってきたのかがよくわかる。独裁者です。彼の今の性格は以前の弱さがひっくり返ったようにも見える。

以前からこのドラマの信長の性格を面白いと思って見ていた。「褒められた」と喜ぶ子供のような信長が、どのように暴君に変わっていくのかと思っていた。今回その答えが出ましたね。



★信長とは?

どうやらこの信長は、愛情を欲する子供がそのまま大人になって権力を持ち、その心の不安が転じて、自分に愛情や忠誠心を示さない他者には狂ったように制裁を加える…そのような人物のようだ。

信長は以前から母にも父にも愛されなかったと文句を言い、いつも「褒められたい、あの人は喜んでくれた、褒めてくれた」などと他人の評価を非常に気にする人だった。そして今は傲慢な独裁者。しかし今でもその傲慢さの中に他人の評価を気にする性格が見え隠れしている。

徳川信康の件に関して、信長は「家康をためしている」と言う。そういえば松永の平蜘蛛の件でも、光秀の忠誠心をためしていた。 …これはもう救いようがない。

この信長は基本的に人が信じられないのだろう。人を疑うから人をためす。忠誠心をテストする。信長は愛を欲している。巨大な権力を手に入れてもなお心は休まらず、信長は子供のように愛を求め、その愛の証として人に絶対的服従を強要する

そのあまりの傲慢さに人の心は次第に離れていく。そして信長はますます周りの人々を疑うようになる。思い通りにならない人々に対し怒りを爆発させる。


信長の成長はこんな感じだろうか
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パパは怒ってばかり
ママは弟ばかりかわいがる
僕のことを誰も愛してくれない
パパもママも嫌いだ
グレてやる
大人になった
これができた
あの人が褒めてくれた
喜んでくれた
頑張ろう
みんなも褒めてくれた
もっと頑張ろう
これもできた
みんな僕のことを褒めてくれる
みんな僕のこと好き?
みんながついてきてくれる
これをやってもいいかな
いいよね
みんな僕のこと好き?
もっとやってみよう
もっと頑張ろう
あれ、おかしいな、みんな笑ってない
どうして
あいつはきっとわしを疑ってる
あいつが間違ってる
なぜだ?
ちょっと困らせてやろうか
少し困らせてもあいつはわしのことが好きかな
わしのことが好きかな?
あいつも笑ってない
どうしていつもこうなる?
わしのことを尊敬しろ
わしの事を好きだと言え
ちょっとテストしてみようか
あいつをためしてみよう
あいつは従うかな
もっと困らせよう
わしのことをもっと尊敬しろ
わしの言う事を聞け
服従しろ
あ、今なんて言った?
なんだと?
裏切った?
あいつは裏切った。
許せない
わしを騙したな
許せない
絶対に許さない
ころせ
あいつの家族も全員ころせ
女子供も絶対に逃がすな
絶対に絶対に許さない
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こんな感じかな。問題は信長が権力を持ってしまったこと。心が不安定な人が権力を持つ…常に人の愛情を確認しなければ心休まらず、だから人の愛情や忠誠心を探り、試して確認し、力で絶対的服従を強要し、裏切られたと知ると狂ったように激昂、裏切った相手には残虐な制裁を加える。

例えばこの荒木村重の件では数百人の人々が処刑された。逃げた村重の家臣を匿った僧まで数百人殺している。裏切った者への仕返しなのか。 比叡山の皆殺しも結局は自分に服従しなかった者達への仕返しなのか?

…そんな風に信長を、心に何かが欠けている男として描いているのなら唸りますね。以前からこのドラマの信長が心に弱さを抱えた人物ではないか…と思いながらドラマを見てきたのだけれど、もしそういう意図で描かれているとしたらすごい。それを演じる染谷さんもすごい。現代的解釈の信長なのですね。


しかし今回で光秀の心も離れたかな。
それでも信長は光秀が好きなのが悲しい。


それにしてもやっと感想文が追いついたっ!長い道のり。へとへと。文を書くのにものすごくエネルギーをつかう。似顔絵もまたまたエネルギーを使う。面白いからやってるんですけど疲れる。やっと追いついた。よかったよかった。