能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2020年12月22日火曜日

日本テレビ 水曜ドラマ『#リモラブ 〜普通の恋は邪道〜』第9話 人の複雑な心を描く



リモラブ

ん”~~~~ぅん~~~どうしてなの?この二人?なぜ?なぜ?なぜ?

さて#リモラブ、最終回を1話残した9話目。どうよ…。色んな色んなことが…宙に浮きましたねぇ。すごいな~最終回1話前でこんなに落とされる?ひ~。今すごーくうなってます。もちろんいい意味で。揺さぶられてる。動揺してる。これからどうなるんだろう?


でもこの悲しい展開に納得もできるのですよ。前回青林くんとミミ先生は双子みたい…などと書いたのですけど…。ぅん~~~~~~どうなんだろう。キャンプ(とは言ってもかなりセットアップされたキャンプなのね。アウトドア風ホテルのような…。キャンプと言えば山に行って自分でテントを張って火を起こすところからやるのかと思ってた。それに流星を見るのなら灯りを消さなきゃー。あんなに煌々と灯りが照っていたら星は見えませんぞ)。

まぁキャンプ云々はどうでもいいのですけど。だけどだけど…あんなに静かで、二人っきりで星を見て、外は寒くて、他に誰もいない…そんな状況で隣にお布団敷いて横になっても手も繋がないの? エエエエエエエエエエエエ…それは…

深刻 だわ。

なにが噛み合わないのだろう…この二人。

青林君が意気地なしなの? どうして? ミミ先生は準備OKなはずよ。じゃなきゃあんな真面目な女性が男性と二人っきりでキャンプ場にお泊りなどしませんもの。青林君どうしたのよ?

なんかね…二人とも隣に横になっているのになんにも無くて悶々としてる。その様子を見て、すご~く悲しくなった。ああ…この二人はたぶんだめだわ。本当にどうしちゃったんだろう?


お二人ともコミュニケーションが上手じゃないのですよね。

青林くんは内向的すぎて何を考えてるのかわからなくなる。それにいろいろと鈍感すぎる。彼もいろいろと葛藤はあるのだろうけれど。踏み込まなさすぎて人とリアルな関係が築けないのかな。彼は女性が積極的にリードしていかないと扉が開かないタイプの人かもしれませんね。もしそうだとしたら、ミミさんも(内気だから)結構無理をすることになるかも。

二人で遠慮しすぎてなにも進まない。ん~うなりますね。最後の会話を見て心揺さぶられてますよ今。なんとかならないのかなぁこの二人。


恋愛のケミストリーが動くには、人間二人、多少性格が違っていた方がスパイスが効いて動きやすいのかもしれませんね。凸凹の方がお互い補い合ったりする。慎重な青林君には、ぐいぐい引っ張ってくれる積極的な女の子のほうがいいし、同じように慎重で奥手のミミ先生には「俺について来い」とリードしてくれる男性がいいのかもしれません。

この二人は同じように不器用ですごくいいお友達になれるのに、恋愛の化学反応は起こりにくいのかも。お互い十分に好きなのだろうになぁ。でも双子みたいなんだろうな。結婚はそれでもいいんですけどね。しかし結婚するにはまず一歩踏み出さなければ…

しかし役者さん達がすごく上手くて、ほんとに…なんか心揺さぶられる。すごく悲しい。このうまくいかない二人を見て…ああ…なんとかならないかなぁ…と心から思った。


✻✻✻ 

キャンプ場のお布団でミミ先生が独り言を言うのですよ。隣に眠る青林君の横顔を見ながら、「なんだろう…なんだか…おかしい。絶対…なんか…言いたいこと?あるんじゃないかな。だって…こんなに近くにいるのに。すごく遠い…」…ああぁ心が沈んだわ~すごい脚本。

そして帰ってきた二人。ミミさんの家でぎこちない二人。青林君が深刻な顔。そこへミミさんに檸檬2/ゴモジ君からテキストメッセージ。青林君は、以前からミミさんがゴモジ君(なりすまし檸檬)と一時期デートしたこと、そして彼らがテキストをやりとりしていることを知って嫉妬していた…と言う。青林君は「キャンプ場で星を見ながらプロポーズをするつもりだったのに…言えなかった。いろんな事をこうしようねああしようね…と言うつもりだったのに…言えなかった」

それを聞くミミさんの顔がみるみる曇っていく「どうして今言うの?」あああああそのとおり。「どうして、並んで、星を見てるときに言ってくれなかったの? ふたご座流星群を、綺麗だねって、見上げたあの時間は、もう戻ってこないんだよ。どうして? 私だって言いたかった。ずっと…、ずっと言いたかった。結婚は、あなた以外考えられないって。言いたかったのに…。もういい。帰って。帰ってください…。」

✻✻✻ 


これは悲しいな。ほんとに。ミミさんもかわいそうだし。いや…ここで青林くんを責めるのもかわいそうだ。彼も一生懸命やってるのに。問題は彼の慎重すぎる内気すぎる性格。彼は「檸檬2?そんなのどうでもいいや」と言えない人なのね。自分の情熱で雑音を消せる人ではない。すごく小さいことも気になってしまう人

しかしそんな風に彼が小さい事を気にし過ぎるせいで…ミミさんはいちいち傷ついている。


そもそも彼は人とのコミュニケーションをどうしていいかわからないのかも。決定的に相手への想像力不足。しかし相手への想像力は相手への思いやりでもある。彼にはそれが欠けているのかも。それを自分でもわかっていて自信がないのかも。

ミミさんとの会話でもいつもおどおどしているように見える。ミミさんが決死の覚悟でハグして「しようよ…結婚しよう…帰らないで青ちゃん…」にも「ごめん」と返す。ミミさんは傷つく。…しかし彼が「ごめん」と言う理由は、自分が相手の心に気付かなかったからの「ごめん」。ベクトルが「相手の心に気付けなかった完璧じゃなかった自分」に向いている。彼の「ごめん」は自分に対する反省で「そんなダメな僕を許してね」の「ごめん」なのですよ。ミミさんの心を思いやった「ごめん」ではない。ベクトルが完全に自分に向いている。ミミさんの表情の変化とともに…本当にすごい脚本。

結果それでミミさんは傷つき、後で調子に乗りすぎたと反省し、恥ずかしいと嘆き、もう自分から結婚のことは言えないと嘆く。ストレスですね。

そういえば他にも、オフィスで朝鳴肇さんが青林君に「今年のクリスマスプレゼントはどうする?」と聞いたら青林くん「僕はサンタさんを信じてます」と返す。そして肇さんに「いやもらうんじゃなくて…青ちゃんがサンタになってミミ先生に何をあげるの?」と再度聞かれる。これもベクトルが自分に向いてる。青林くんは相手のことが想像できない人なのかも。人とのコミュニケーションで相手の気持ちが想像できない…それは大きな問題だし、それを彼も自覚していて悩んでいるのではないか。青林くんはいつも「ごめん」ばかり言ってるんですよね。

なんか…いろいろと考えさせられる。こんなに繊細に人の心を描くドラマ。すごいと思いますよほんとに。心揺さぶられてますもん。悲しいわ。うまくいかないもどかしい二人が。どうか幸せになって欲しいですよ。



ちなみに余談ですが…そんないろいろな問題を抱えた二人でも、いざ結婚すればほぼ上手くいくと思います。どんなに問題を抱えていても、お互いの弱点を認識して、お互いに歩み寄る努力が一緒に出来る二人であれば、結婚はうまくいく。いやむしろ結婚は「上手くいくはず」と期待して結婚するのではなく、「上手くいかせてみせる」とやる気を持って望むべし。結婚を成り立たせる努力が一緒にできる二人であれば、結婚は大丈夫です。それが結婚だと思う。そんな多少めんどくさい努力を二人が一緒に頑張れるためには、二人の間に十分な愛情や情熱が必要。だからベタベタすることも必要。もちろん個人的な意見。(…その「めんどくさい結婚を成り立たせる努力」が限界を超えて無理になった時に結婚が成り立たなくなる)。

だからミミさんと青林くんも、相手が本当に好きで、お互いに努力をしていけるのなら結婚は大丈夫だと思います。しかし人と人の関係や相性はそれぞれで、努力を必要としない楽な結婚もあれば、大きな努力を必要とする結婚もある。さて彼らが結婚したらどちらになるか。 



すごくいいドラマです。この回の青林くんとミミさん…二人のどうにもならないもどかしさは、きっとずーっと記憶に残ると思います。細やかな心を描いた脚本がすごい。人と人の関係のぎこちなさによくぞ踏み込んでくださいました。波瑠さんも松下さんもいい役者さん。本当にすごい。

いい雰囲気

それから富近先生と朝鳴肇さんの大人カップルにも、最終話一話前で大きな動きがあった。お二人はいい感じなのね。プレゼントのネックレスのシーンは自然で…中年カップル…胸キュンです。素敵。「今夜泊まってきなよ」をサラリと言う肇さん。それに「うん」と頷く富近先生。いいですねぇ。ああ彼らにも上手くいってほしい。ところが翌朝?保くんが急に「僕、新しいお母さんなんていらない」と言う。ぁあああああ…これもなぁ…。肇さんは富近先生とうまくいきそうなのに…。しかし肇さんはまず保君が一番なのですよね。ここもどうなるか。…保くんはもしかしたらお父さんの愛情が(自分を忘れて)富近先生に向かうんじゃないかと不安なのかも。だったら大丈夫。 


それから檸檬2/ゴモジ君。先週はゴモジゴモジと大騒ぎしたのに、ゴモジ君はあまりチャンスがなさそうです。なぜなら前回ゴモジ君があんなに熱い告白をしたのに、ミミ先生は全く影響を受けてないのですよ。な~んだやっぱり青林くんか…。
ゴモジ君は青林くんと違って人の心に気付ける人なのね。青林君との会話で「デートしていて、ミミ先生が無理してるな~とわかる ちゃんと気付いてあげてる?」と言ってました。

次回はゴモジも動きそうだ。今回の最後で朝寝ているところを元気のいいワタナベ大/岬さんに電話で起こされて、「会社がリストラしてミミさんがいなくなる」と聞いて覚醒してました。彼は動く。ミミさんに会えなくなりそうならゴモジは動く…と思うぞ。うんうん。期待しましょう。ほーんとにこの間宮君はかわいい。

あ、#バカップルは大丈夫。 

最終回が待ちきれない。こんなに心を動かされるとは。人の心を描いたドラマは面白い。この地は今日は火曜日ですが、日本は水曜日。最終回は日本の今晩だそうです! こちらの放送は来週の月曜日!楽しみに待ちましょう。




2020年12月18日金曜日

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第32回「反撃の二百挺」11月15日放送



なぜ信長は苦戦しているのか?


あらすじ
1570年4月 金ケ崎の戦いから逃げ帰った光秀(長谷川博己)は京の二条城の将軍義昭(滝籐賢一)に報告へ…幕府が朝倉と通じているのではないかと疑う。そして次の戦には将軍に出陣して欲しいと告げる。光秀と藤吉郎(佐々木蔵之介)は今井宗久(陣内孝則)の茶会で、筒井順慶(駿河太郎)が注文した鉄砲から200丁を譲ってもらう。信長(染谷将太)姉川の戦いで勝利。今度は三好が畿内へ攻めてくる。摂津の本願寺配下の一向宗信者が三好側に着いた。信長軍苦戦。そこへ越前朝倉が出兵。前から三好+本願寺、後ろから浅井+朝倉に挟まれる。信長は朝倉を迎え撃つため近江へ。将軍は不満「武田や上杉に上洛させたい、信長は無用」。信長は比叡山がなぜ朝倉を庇うのか不思議に思う。朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)は延暦寺で金を積み比叡山を味方に。



この辺りの信長と一向宗のくだりは、以前から何度ドラマを見てもよく理解出来なかったのですが、今回初めて理解できた(と思う)。(地図上で左下から)四国に敗退していた三好と摂津(大坂)の本願寺+一向宗信者が組んで攻め、(地図上の右上から)越前(福井)の朝倉+近江(滋賀)の浅井が背後から攻める。そこへ朝倉と組んだ(滋賀と京都)比叡山が参戦。なんと信長は囲まれているのですね。これは苦戦する。おまけに宗教の絡む勢力は捨て身で戦うからたまらない。大変です。

今まで自分できちん調べたこともなかったし、ただぼんやりと信長のストーリーとしていくつかの大河も見ていたのですが、いつもよくわからなかった。一向宗との戦いが泥沼だ…と印象だけで捉えていました。これでわかった気がする。地図で見れば解かりやすい。感謝です。

なるほど、こんな状況で苦戦するから比叡山を焼き払うなどという暴挙に出たのか…そうなのか?いやそれはこれからですね。すごく面白いです。改めて日本史のお勉強。


光秀
将軍に金ケ崎の戦を報告に行くのだけれど、それで摂津の朝倉との繋がりを知る。将軍義昭には「今度は戦に出陣して軍を鼓舞してくれ」と頼む。そして堺の今井宗久に筒氏順慶を紹介される。200丁の鉄砲を譲るから信長にコネが欲しいと頼まれる。

筒井順慶
今回の初登場。彼は大和で松永久秀(吉田鋼太郎)と争っている。この回では光秀が今井宗久の茶会で彼に会い、鉄砲を200丁譲ってもらう…その代わりにちゃん(門脇麦)には将軍へ、光秀には信長へ会わせろと言う。しかし彼の敵・松永久秀も信長の家臣なのにどうするのだ。 
将軍義昭と幕府 
この将軍義昭も(以前見た大河でも)よく解からない人物で…、このドラマでもそろそろ性格が変わってきましたね。最初は虫も殺さぬ優しいお坊さんだったのに、今回は信長と出陣して怒鳴ってました。いやたぶんへっぴり腰で声も裏返ってますけど。そして信長が苦戦すれば筋肉モリモリで「信長は弱い」と怒る。摂津(片岡鶴太郎)は信長を排除したい。「武田上杉に上洛させるべし」と言う。摂津は朝倉と通じていることを光秀に隠そうともしない。 

家康 
姉川の戦いで大活躍。これはほぼ描かない。その後三河へ帰って甲斐の武田と対峙すると言う。家康は頭がいいので、将軍義昭は信用できないと既に判断してますね。 

信長と仏教 
彼は以前から石仏の頭を蹴飛ばしていたぐらいなので、宗教に興味がないはず。それに今回は本願寺が三好と組み、また朝倉と通じた比叡山が信長を困らせる。比叡山は5万の僧兵が立ち向かうと言ってきた。信長は座布団を蹴飛ばし何故だ何故だと唸ってキレてます。僧兵を真似て仏像を背負うが 
「おもいっ!」
とまたキレる。仏を背負って何をやろうとしたんでしょうかね笑。彼の「重い」はただただ仏像が物理的に重いと文句を言ってるだけ。宗教の重みなんて感じてません。光秀は「殿(信長)は叡山から多くを奪い、浅井・朝倉は多くを与えるから」と説明する。つまり金。 

朝倉と比叡山 
直後に延暦寺を訪ねる朝倉義景の場面。お金を積んでます。おおおおこれはいい編集。興奮する。この朝倉さんが怖いの「私に織田信長を討つ力をお貸しください」そして勝ったら「畿内のお好みの地を領地として差し上げる」と言う。坊主喜ぶ。 

ちゃん 
彼女は薬成金。ビジネスオーナーなのね。それとも将軍の愛人だから?有力者の集う茶会に呼ばれている。将軍からはトンボを貰ってた。ずいぶん大人っぽくなった。 

煕子と2人の娘 
彼女達も京に引っ越してきた。光秀はずいぶんいい家に住んでますね。いつも健気な煕子さんがかわいい。彼女は旦那さんが大好きな奥さん。いつもそんな表情で光秀を見てる。伝吾もやってきた。母上は美濃に残ったそうだ。お元気なのですね。

2020年12月17日木曜日

お猫様H:大きくなったね



もう年末である。
今年はまだツリーも出していない。
今年のプレゼントはオンライン。
2日前にやっと西洋へのカードが終わった。
日本へのカードはこれからだ。
ツリーは週末かな。


さて猫さんは大きくなった。もこもこです。ずっしり。
これは6年前の2014年。1歳ぐらいかな。細いな。なんと繊細な。 
そしてこれが現在。ドスコイ娘になった。おまけに狂暴。しかし甘えん坊。
いつも寝てる。 
もう7歳 ほぼ5キロ 
お顔は朝青龍 
1日中一緒。可愛いですよ 
お腹に触らせてよ



2020年12月15日火曜日

日本テレビ 水曜ドラマ『#リモラブ 〜普通の恋は邪道〜』第8話 五文字逆襲っ!



うおーッ五文字大逆襲!うわ嗚呼あああああああああああああっ!
ゴモジゴモジゴモジ!うおおおおおおおおおっ!これはさぁ…ワタクシの個人的な好みなのだな。五文字君いいお顔。うわぁー濃いなぁ好き。

だから今回の最後のミミ先生と五文字君のシーンは大変でした。ひゃ~、もー五文字君がよくって参ったなーあはははは濃い。ねちっと色気。いいですねぇ。いけぇえええ左馬助突撃 するのだぁ~っ!


しかしこれはさー視聴者に対するチャレンジですよね。

青林君というのはイノセントないい人なのですよね。手を繋いで横になって一緒にうふふと笑って幸せだね…なとど言う平和な人。

ところが…彼はまだ手を繋いだだけなのに、もう父親に会わせるとか、実家を訪ねるとか、おまけに叔母さんまで出て来て…もう家族家族家族。結構強引。そしてそれが変だとも思ってないみたいなのですよ青林君は。ぇええええええ…ちょ…ちょっと待って。手を繋いだだけなのに結婚…て、ちょっと早すぎませんか。

しかし二人っきりならほのぼのいい雰囲気。まるで兄弟/姉妹のような二人。
しかし色気はない。


そこに今もミミ先生のことが好きな五文字君が攻撃してきた。

五文字君は直球のスキスキ攻撃がすごいのですよ。むわ~っと押せ押せでスキスキ情熱を押し付けてくる。それがね…なかなか素晴らしい。…うーん…わたしは五文字君の方がいいな。まずわかりやすいもの。大切にしてくれそうだし。

どうぞどうぞご遠慮なく


どちらがいいか…ですよね。ミミさんは青林君とこのまま結婚してもおそらく幸せなのだろうね。なんの問題もない。二人でほんとに双子みたいにわきあいあいと仲良くできそう。そうなのよね。結婚はそれでいいのだよな。確かに。

しかし青林君は…確かに優しいのだけれど…、どうも自分しか見えてないのではないかと思えてしまうところがあるのですよ。うーん。全部こうしようああしようとやる前にいちいち言葉にして、どうも理屈や理想のアイデアほうが相手への愛情より大きいのではないか。SNSも3回まで…とか言うし。結構理屈っぽい。 会話中の幼馴染のユキちゃんの話なんて突然ですごく一方的。ミミちゃんの心なんて考えてなさそう。叔母さんを突然自宅に連れてくるし。私なら怒るね。それに「今日も会いたいな~。どんどんめちゃくちゃ好きになってると思う」と叔母さんに言うのも…彼はそんな「理屈」を叔母さんに言葉で説明しているのですよ。ちょっとだいじょうぶかなぁと思う。彼は愛を感じてるのかしら? ミミちゃん十円禿げまでできて大丈夫か。

石野真子叔母さんが「違う」と言ってたのはそういうところなのかも。


五文字君はもっと情に訴えて直接的。そもそもまずミミ先生のことがずーっと好きなのですよね彼は。SNSのバーチャルキャラではない生身のミミ先生が好き。だから彼は感情も情熱も色気も表現がもう少し濃い。この人はミミさんを見るたびに一秒一秒「ミミ先生が好き。触りたい。ぎゅっとしたい。チューしたい」ってずーっと思っていそう。そしてあのお顔だもの。押されるよな~わたしなら…あの濃いお顔。顔がいい。 それに彼は相手の事を気遣ってくれそう。ミミさんのこともちゃんと見てるでしょう?


この二人のキャラの中で、ミミさんにとってどちらがいい人で、どちらが正しい人で、どちらが紙に書いたように平和な人かと言ったら、もちろん青林君なのだろう。しかし…それだけでいいのかな~と思ってしまった。とりあえずもう少し踏み込まないと。うーん…難しい問題ですよね。視聴者に対するチャレンジですよ。これは。

悩殺❤五文字


しかしミミ先生は、あんなに迫られたら五文字君に惹かれないかなぁ。ちょっとドキドキしてふらっとしないかなぁ。あのお顔だもの五文字君。ちょっと切ないのね、表情が。彼はそんなにミミさんが好きなのよねぇ。

…しかしこの時点で五文字君が実際いい人なのか、悪い人なのかも…あまりわからないのですよ。十分いい人だと思うのだけれど、過去には檸檬さんに成りすましたこともあるし、五文字君はただミミさんのことが熱烈に好きなこと以外よくわからない人なのですよね。相手への気遣いはできると思うのだけれど。


健全平和たぶん善人しかし理想に恋する理屈男を取るのか、好きだ好きだと押せ押せで迫ってくれる情熱(実は優しい)生身男を取るのか、難しくなってまいりました。それがこのドラマのポイントかもしれませんね。どちらがいいか?


しかしこれからもしミミ先生が青林君を捨てて五文字君の方に走ったら、ものすごく怒る女性視聴者は多いと思うのですよね。だからきっと青林君なのだろうけれど。

うん大事件  え?バカップルどうなった?


あとたった2話でどうなるんでしょう。ミミ先生がどちらも取らずに「私は一人がいいわ」なんて言ったら私はTVを蹴飛ばして怒るぜ。

最後の五文字劇場を記録
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ミミ:これ(マスク)使ってください
五文字:いいえ。 近づくこと出来ない方がいい
ミミ:はい?
五文字:ミミ先生に
ミミ:え?
五文字:だから…そのー…。 今、僕、マスクしちゃうと、 ミミ先生に近づいちゃいますよ。❤ 近づいて、大丈夫?って、言っちゃう。 無理してないですかって、聞いちゃう。 距離、あったほうが、いいですよね。 それとも、マスクしてもいいですか?

…ミミちゃん下を向く。
…五文字がゆっくりと近づいてくる。
…五文字ミミちゃんをじっと見つめる。

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ギャーやだーっもーっ!ワタクシこのシーンを見ていて、上のマークとところで思わず「やだ。やだ。やだっ」といちいち大声で叫んでしまったわ笑。机をばしばし叩くキャー。ははははははは。楽しいな。へへへははははは モリアガル…


2020年12月14日月曜日

avenue beat - F2020 (2020)



ほんとにそうだ



avenue beat - F2020 (2020) 
F2020 – Single 
Released: August 14, 2020 
℗ 2020 THE VALORY MUSIC CO. / TAPE ROOM RECORDS. 

(Radio Edit)



この曲は暫く前に英国のダンスチャートにリミックスで入っていたのではないかな。気になったのでメモしていた。

さっき遠くの友人にお手紙クリスマスカードで今年のことを書いていたのだけれど、この曲が頭に流れた。Lowkey F 2020… ほんとにその通り。

「今年2020年は最低、早く2021年になっておねがい…」などと言ってます。そうですよね。若い人は特にそうだと思う。本当に早くコロナが終わって欲しい。そんな今年の歌。

avenue beatとは
去年デビューした米国イリノイ州の3人の女の子のグループ。メンバーはSami Beardenさん、Savana Santosさん、Sam Backoffさん。現在テネシー州ナッシュビルを拠点に活動中。すごくかわいい。



2020年12月10日木曜日

Beyond Therapy X EchoFly & Angie Brown – Higher (Rave Mix)



元気がいい。


Beyond Therapy X EchoFly & Angie Brown – Higher (Rave Mix) 
Higher - Single 
Released: November 20, 2020 
℗ 2020 Champion Records LTD 


ちょっと90年代の音っぽいのですがイイキモチ。元気が出る。UK Upfront Club Chartに入ってた。よく踊れる。しかしこういう音のジャンルはさっぱりわからない。


Beyond Therapy
英国ロンドンのDJ/Producerデュオ。メンバーはPaul Clarke(DJ Dougal)さんと Ollie Jacobsさん。それぞれが90年代から活躍なさっているそう。過去にThe Prodigyと仕事をしたとあるので、ああ90年代半ばの音っぽいのかな?

EchoFly
メンバーはGaby Feldmanさんと Oliver Jacobsさん。上のBeyond Therapyの Ollie Jacobsさんと同じ人みたいですね。

Angie Brown
アンジーさんは英国のR &Bシンガー。ロンドンのブリクストン出身。1963年生まれの57歳。おぅベテランですね。1990年代から活躍中。


NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第31回「逃げよ信長」11月8日放送



一話を使って金ケ崎の戦いを描く。


★あらすじ
1570年4月 信長(染谷将太)は諸国の兵を従えて越前の朝倉攻めを開始。敦賀まで順調に勝ち進むが、金ケ崎城で背後を守る浅井長政(金井浩人)が裏切ったことを知る。前に一乗谷の朝倉。背後に浅井。信長は挟み撃ちにされる。光秀(長谷川博己)の説得により信長は退却する。


一話全部で金ケ崎の戦い。俳優さん達の熱演に次ぐ熱演。熱い回。政治状況の説明の回ではないので、話がシンプルなだけに俳優さん達の熱演とドラマチックな演出が光ります。

この金ケ崎の戦いは有名で大河でも何度も描かれているのですが、時間を追ったストーリーと図解などで戦いの状況がわかりやすかった。私はあの辺りの土地の様子がわからなかったので、今まではなんとなくこの戦を描いたドラマを見ていたのだけれど、今回は地図で織田軍と越前・朝倉、背後の浅井の位置関係がよく理解できたのがありがたい。信長がどう攻め、どう退却したのか?秀吉が殿を務めたのはどのあたりなのか?…がよくわかった。納得です。

こういう有名事件は、どうしても以前に見た大河と比べてしまう。1996年の『秀吉』では、渡哲也さんの信長がお市様からの袋入り小豆を見て、「おのれ長政裏切ったな」と袋を切り裂くシーンに痺れました。さあ今回はどう描くか。


弱い信長
このドラマの一番興味深いところは…信長が信長らしくないこと。彼は弱いです。とにかく精神が弱い。おそらく天才的な人物でひらめきと思い切りはすごいのだけれど、心のコアの部分にどうも弱さがある。何事をやるにも自分以外の人からの評価を気にしている人物。モチベーションの元が人からの評価にある。天才だから戦に勝つことも多いのだろうけれど、負ければ異常に落ち込む。武将としてはあきれるほど精神が弱い。それが面白いところ。

信長・まーすごいお顔。クリムゾンキングの宮殿実写版かと思った

最初は戸惑いました。だって渡さんの信長が大好きだったのだもの私。しかしこの信長は、あの強い強い父親的大きな信長の正反対。同じタイプの信長を描こうとはしていないのですね。

この信長はピュアなお子ちゃま。朝倉との戦のモチベは帝からの応援。帝に褒められれば嬉しい。頼りにされれば頑張る。そして過去の朝倉と浅井の繋がりも考えず浅井は味方だと信じて疑わない。浅井に裏切られれば逆上し(負けることは明白なのに)朝倉を攻めると言う。それを光秀に止められる。一人になって号泣。キレる。キレる。号泣。浅井に裏切られたショックで立ち直れない。気を取り直してなんとか脱出。なんとか逃げ帰るが、帰蝶や帝、幕府に負け戦をどう説明しようかと悩む。それを光秀が子どもをあやすように慰めると、すぐに機嫌をなおしてあははははと満面の笑み。嘘みたいに純粋で弱いお子ちゃま信長。ほんとにこのお方はどうなっていくのだろうと心配になる。注目ですね。

苦労人の秀吉/藤吉郎
またまた『秀吉』と比べて申し訳ないが、竹中秀吉は織田軍の武将たちに受け入れられていた。しかしこのドラマの秀吉は信長の家臣たちに受け入れられていないのですね。どんなに頑張っても出自のせいで受け入れてもらえない。だから殿をやりたいと言う。命がけで戦って皆に認められたいと訴えて泣く。「わしは飛ばぬ虫で終わりたくない!」ちょっと泣けた。秀吉はいつも明るかったのに実は悩みの多い苦労人。佐々木蔵之介さんの熱い芝居がすばらしかった。迫力の一人芝居。このお方もすごい表情。

藤吉郎・この虫はわしじゃ

しかし彼はなぜその訴えを光秀に言うのだ?…あ、そうか光秀が信長に後を任せるって言われたからか。…それから浅井が迫ってるのに妹の話をしてる場合ではないと思うぞ。

左馬助(間宮祥太郎)のがんばり 
左馬助君が浅井の裏切りの情報を持って来る。この人は有能なのね。以前から光秀のために情報を集めてましたね。このドラマではお市様の小豆の袋は出なかった。しかし信長が光秀から浅井の情報を得るのも変? ところで左馬助くんは『リモラブ』で五文字君なのね。印象が違うのでびっくりです。ずいぶん荒々しく戦ってましたよ。

左馬助・あの赤いのはウサギの耳かしら

家康(風間俊介)はやっぱり頭がいい 
あの可愛かった竹千代君は、農民の扮装をした光秀と干し柿のことを覚えていたのね。「待つとはどういうことか、耐え忍ぶとはどういうことか、我々武士は何のために戦うのか。争いごとのない戦のない世を作る」=「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず」だな。落ち着いてますね。彼が麒麟なのね。 

松永(吉田剛太郎)も頭がいい 
手筒山が苦戦したのに、金ケ崎が簡単に落ちたことでおかしいと先を読んでました。

朝倉(ユースケ・サンタマリア)の「ちがう」 が怖い
朝倉と浅井…の家と家の絆を信じる不気味さ。こわいですね。 かっこいいわ。

朝倉義景・ちがう

光秀は便利屋
浅井裏切りの情報を持って来るし、信長が朝倉を討つと言えばそれを止め、逃げろとアドバイス。秀吉とともに殿を務め、無事逃げ帰った後、秀吉が「やっぱり他の武将たちに認めてもらえない」と泣けば、織田の家臣達を叱り飛ばす。「負けたのを帰蝶や帝にどう伝えよう」と悩む信長をうまくなだめて持ち上げ喜ばせる。過去には家康に耐えることを教えていた。まー光秀君は忙しい人だ。 

しかし光秀といえば、越前の朝倉に10年間も世話になったのに、そのあたりの葛藤はないのか?信長は疑わないのか? それに光秀は今も将軍奉公衆なのか信長の直接の家臣なのかちょっとわかりづらい。Wikipediaを見たけれどよくわからなかった。

信長の幕府の縛り
1570年の1月に「信長は五か条の覚書を突きつけてきた」とありましたが、これは1569年の「殿中御掟」21か条への5か条の追加項目。信長からの義昭への厳しい将軍権力・政治権限規定だそうだ。


このドラマはいつもの有名な戦国三大スーパースター達のドラマではなくて彼らは脇なのですね。だから有名な戦や事件なども描かれなかったりする。このドラマでは(光秀を中心に据える事で)幕府や朝廷、朝倉などとの関係が描かれる。視点が違うので面白いです。