能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2017年4月26日水曜日

BABYMETAL:Orlando, FLフロリダ州 @ Amway Center, April 26



あわだまも嫌いじゃない
コガネムシもいい
イカゲソスルメもいい
今何時?苺の夜
これはたぶんDeathです↓

 
 

Orlando, FL @ Amway Center April 26

 
 
今回追いかけるつもりは全くなかったし追いかけてもいないんですけど、ついつい気になるのはいたし方なし。記録だけしておこう。今回のサポートツアーも大成功だったみたいですね。すごいねぇ。BABYMETAL恐るべし。あと2回応援するわ。

 

2017年4月25日火曜日

BABYMETAL: - Little Rock, ARアーカンソー州, April 22 + Jacksonville, FLフロリダ州, April 24



オペラを見たら次はメタルだ!

BABYMETAL ちゃんご一行は、22日土曜日と24日月曜日も順調にライブを成功させた模様です。Little Rock Jacksonvilleではキャッチミーをやったぜぃえっほ~いっ!🙌 やっぱりアタシャーキャッチミーがいい 👯 あれがないと調子が出ない。神ソロの後にガールズがハイッ・ハイッ・ハイッ・ハイッと出てくるとやたら元気が出る 😤 この曲はゆいちゃんともあちゃんの声がとてもいい。


4/22 - Little Rock, ARアーカンソー州 @ Verizon Arena

 ミキオちゃんキャ~!
オニサンコチラ
 
4/24 - Jacksonville, FLフロリダ州 @ Jacksonville Veteran's Memorial Arena
 
いけかどしゅんっ!
ガールズ!元気いっぱい
 
 
 
 

LIVE★SOL3 MIO/ソレ・ミオ LIVE!! ---2016/2/15 -22 April 2017



週末のもう一つのライブはSOL3 MIO! またまた来てくれました!ちょっとびっくり。去年のライブが一度だけのチャンスかと思っていた。ありがとうありがとう

再度この地に帰ってきてくれた彼等を迎える観客は去年よりももっと熱かった。みんないつの間に彼らのファンになったんだろう。どうやって彼らの事を知ったんだろう。

SOL3 MIOのアルバム作品は、アメリカでは未だに公式に発売されていないんですね。アマゾンで買えるCDも輸入盤しかない。それなのに会場は最初から反応がいい。みんなSOL3 MIO に会える事をとても喜んでいる様子。作品も聴いているのね。いつの間にファンが増えた?

3人のBOYSは相変わらずいい男で…本当にいい声。
3人でのコーラスは凄すぎて時空がゆがむ。



Sol3 Mio - I See Fire (2015)

Single:  I See Fire
Released: Sep 04, 2015
℗ 2015 Universal Music NZ Ltd.


ライブは去年とほとんど同じ。SOL3 MIOとしての新曲があるわけではない。オペラのアリアを数曲。それぞれソロでも歌う。それからお馴染みのアルバム曲を数曲。構成は去年とほとんど同じだったように思う。

トークも多い。彼らは本当に気さくで明るくてフレンドリー。フォーマルな会場で声楽を恭しく聴くリサイタルというよりも、友達の家に集まって和気藹々と3人の歌とトークを楽しむという雰囲気。それもSOL3 MIO魅力の一つ。皆いつも笑顔。観客もよく笑う。3人ともとてもリラックスして楽しそう。


彼等はOperatic pop」「Classical Crossover」のグループ・SOL3 MIOとして1本でいこうとは思っていないらしいです。3人とも一番の目標は本物のオペラ歌手として成功すること。2時間3時間の歌劇を演じる本物のオペラ歌手を目指している。3人ともオペラ歌手として活動し、時々その合間にSOL3 MIOでもショーをする…そういう形をとっているらしい。SOL3 MIOとは3人のオペラ歌手のサイドプロジェクトなのだろう。

これが2015年ドイツの世界オペラ歌唱コンクール/Internationaler Gesangswettbewerb NEUE STIMMEN 2015でのペネさんの様子。


Semifinal: Darren Pati sings
"この清らかな住まい/ Salut, demeure chaste et pure",
歌劇『ファウスト/Faust,』
グノー/Gounod

この2015年のコンクールでペネさんは2位だったそうです


大柄なテナーのパティ兄弟のお二人は、現在サンフランシスコ・オペラに在籍。お兄さんのペネさんは、今年の6

ヴェルディ作『リゴレット』の主演
マントヴァ公爵(テノール)
をなさるそうです!全8公演!😍🙌

やったーっ!🎶🎊🎇🎉
おめでとーっ!拍手拍手拍手!🙌\(^o^)/

そして弟のアミタイさんは、同じステージで公爵の廷臣マッテオ・ボルサ(テノール)役!!!!やったーっ!おめでとーっ!🙌

いとこのバリトン、モーゼスさんは、今年の2月にニュージーランドでビゼーの『カルメン』で闘牛士エスカミーリョ(バリトン) をなさったそう😍 3人それぞれオペラ歌手の道を着々と進んでいるんですね。
 
ショーの途中でパティ兄弟のお兄さんペネさんが「今度サンフランシスコでリゴレットの公爵役をやることになったんだよ。サモア人の僕達がオペラをやって成功できるなんて誰も思っていなかった。本当に大変な道だったんだ。」と言って泣く。会場からは大きな拍手。
 
そのすぐ後にパティ兄弟は『トゥーランドット』の「誰も寝てはならぬ/Nessun dorma」を歌ったんだけれど、ペネさんは泣いて泣いてほとんど歌えない。弟のアミタイさんがほとんど歌っていた。そういうのもいい感じなんですよね。観客がみな温かい。「うんうんよかったよかったね」と皆ニコニコしてる。
 
観客の雰囲気がいいのもいいライブ。和気藹々と楽しい。なんとなく会場全体が家族のように3人を見守って応援する雰囲気。いいコンサートでした。相変わらずみんないい男だった…。モーゼス君のバリトンは本当に気持ちいいわ…😍😤
 
また来年来てくれるかな。
 
 
SOL3 MIO
 Darren Pene Pati (Tenor)
 Amitai Pati (Tenor)
 Moses Mackay (Baritone)

●ちなみにパティ兄弟が出演するサンフランシスコ・オペラでの『リゴレット』のスケジュールは、

05/31/17 Wednesday  7:30PM
06/06/17 Tuesday 7:30PM
06/09/17 Friday 7:30PM
06/14/17 Wednesday 7:30PM
06/18/17 Sunday 2:00PM
06/22/17 Thursday 7:30PM
06/27/17 Tuesday 7:30PM
07/01/17 Saturday 7:30PM

…の8公演。見てみたいですね。いつかこの土地のオペラにも3人のうちの誰か出てくれないかな。

2017年4月24日月曜日

OPERA★『ホフマン物語/The Tales of Hoffmann/Les contes d'Hoffmann』by Jacques Offenbach, - April 21 2017



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Les contes d'Hoffmann
Opéra fantastique by Jacques Offenbach
Language:  French
Based on three short stories by E. T. A. Hoffmann
Premiere:  10 February 1881, Opéra-Comique, Paris
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Blaisdell Concert Hall
April 21, Friday, 8:00pm


『ホフマン物語』は『天国と地獄』で有名なオッフェンバックの作品。彼のそれ以外の曲は全く知らない。

単純に面白かったです。全5幕、3時間に及ぶ長いオペラなのだけど演者の数が多く飽きることがなかった。曲も大変キャッチーでわかりやすい。美しいメロディ。見ていて楽しいオペラ。舞台上の人数も30人以上と多く、とにかく全体に贅沢で豪華。


★大変乱暴で大雑把なまとめ
「詩人ホフマンが3人の元カノとの失恋話を皆にして酒場で酔いつぶれ、最後は今の彼女のステラも恋敵にとられてしまう」


★あらすじと感想
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1幕:プロローグ
詩人のホフマンが、舞台に出演中のオペラ歌手の恋人ステラを劇場の外の酒場で待っている。恋のライバル・ニュンベルクの顧問官リンドルフがやってきて絡む。ホフマンはまわりの学生に過去の失恋話を始める。
  ホフマン:Eric Fennell(テナー)
  リンドルフ:Wayne Tigges(バリトン)
 
酒場のシーン。ホフマンのEric/エリックさんは線が細い。しかし綺麗ないい声。恋敵のリンドルフのWayne/ウェインさんはかなりの迫力。艶のある大きな声。私は基本的にバリトンが好きだ。ホフマンが線が細くて繊細そうなら、リンドルフは大柄でカリスマに溢れている。リンドルフを演じるバリトンのウェインさんは、全ての幕でのそれぞれの悪者(恋敵/人形の作り師/やぶ医者/魔術師/)を通しで演じている。
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2幕:オランピア・元カノ1
科学者の美しい娘オランピアは、実は機械仕掛けのお人形。しかし人形の作り師コッペリウスが科学者から支払いをしてもらえなかったので怒って人形を壊してしまう。
  オランピア:Rachele Gilmore(ソプラノ)
  コッペリウス:Wayne Tigges(バリトン)
 
オランピアちゃんのRacheleレイチェルさんはこの日一番のスター。誰よりも輝いていて会場中から大きな拍手を浴びていた。このお方はオランピア役で有名な方らしい。2009年にニューヨークのメトロポリタン・オペラで病欠した歌手の代役で出たのが彼女のThe Metデビュー。代役であったにもかかわらず大変な評判だったらしい。ルックスもお人形のようにかわいい。超高音も無理なく出しているのも超人的。今まで20数回オペラを見てきて、こんなにすごい高音を聴いたのは初めて。本当に高い声。驚いた。それにカワイイ。本当に可愛らしい。長いソロを聴き終わったら「今のは何?今何を見たの?あれは何?」などの言葉が頭の中に溢れる。レイチェルさんはこの『ホフマン物語』のオランピア役でヨーロッパの大舞台にも出演なさったそうです。そんな大スターをこの地方都市でみることが出来た幸運。本当に素晴らしかった。
 
 この第2幕の衣装はなぜか18世紀風。全員白く膨らませたカツラにウエストを絞ってコルセットで膨らませたスカート。この話は19世紀のドイツが舞台だそうなので、この時代の衣装としては間違っているのではないかと思うが、そんなことはどうでもいい。実は密かに18世紀マニアの海亀はもう衣装を見ただけで大興奮。ステージ上の30人以上の人物達(多くは女性)が皆18世紀風の衣装を着て歌うだけで嬉しくてたまらない。興奮興奮大興奮!

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これがレイチェルさんのその2009年のMetでのデビューの映像だそうです。4分あたりから5分にかけてどんどん声が高くなる。553秒、618秒の音がすごい。たぶん今はもっと正確で上手いんじゃないかと思う。最後に何度も何度もお辞儀をするのが可愛い。
 

 
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~休憩~
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3幕:アントニア・元カノ2
病弱な歌手のアントニア。歌を歌うと体力を使いすぎて死んでしまうので父親に歌うのを止められている。そんな彼女と恋に落ちる。しかし悪い医師ミラクルに歌うようにそそのかされて、歌を歌い彼女は死んでしまう。
  アントニア:Christine Arand(ソプラノ)
  ミラクル:Wayne Tigges(バリトン)
 
美しいソプラノChristine/クリスティンさん。アメリカの中堅のソプラノでしょうか。このお方の声も美しい。海亀は実はソプラノがあまり好きじゃない。好きじゃないことが多い。好きな声は限られている。しかし今回このアントニアのクリスティンさんは好きなソプラノだった。オランピアのレイチェルさんがあまりにも衝撃的だったので少し霞んでしまったようにも思うが、クリスティンさんの声も美しい。柔らかな質感の白い衣装に編み上げた髪で、19世紀英国のラファエル前派の絵画の女性のように美しかった。
2人のバリトンに1人のテナー、それからソプラノ二人にバリトン(だったと思う)の三重唱それぞれがとても美しい。
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~休憩~
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4幕:ジュリエッタ・元カノ3
ジュリエッタは高級娼婦。恋に落ちる。悪い魔術師ダペルトゥットがホフマンの「影」を手に入れるように彼女に指示。彼女は「影」を手にいれるとホフマンを棄てていってしまう。
  ジュリエッタ:Eve Gigliotti(ソプラノ)
  ダペルトゥット:Wayne Tigges(バリトン)
 
有名な「ホフマンの舟歌」はこの幕の冒頭。ジュリエッタのEve/イヴさんはいかにもよくいる大きくてパワフルなオペラの女性歌手ソプラノ。イブさんはとてもパワフルで今回の出演者全員の中でたぶん一番大きな声だった。この第4幕は、彼女の声の大きさが一番印象に残っている。
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5幕:エピローグ
酒場でホフマンが失恋話を終わって酔いつぶれる。恋人ステラがやってくる。顧問官リンドルフがステラを連れていく。友人ニクラウスは実は芸術の精ミューズで「詩人としてよみがえりなさい」と悲しむホフマンに語りかける。
 ミューズ:Olivia Vote(メゾソプラノ)
 
実はこのオリビアさんの声がたぶん苦手なタイプのソプラノ。ソプラノはこういう好みがあるので難しいなと思う。
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まずこの『ホフマン物語』は曲がキャッチー。オペラに慣れない者でも楽しめる。口ずさめるようなキャッチーで美しい曲が多い。第2幕オランピアの「生垣に小鳥たちが/Les Oiseaux dans la Charmille」がとてもかわいい。第3幕の三重唱も大変美しい。オペラを見てCDを買おうかと思ったのは初めて。全体に曲がキャッチーだからだろうと思う。

衣装も綺麗。特に第2幕オランピアの18世紀風衣装とカツラには個人的に大興奮。おそらくストーリー上の時代は間違っているんだろうけど。それでもあのカツラと膨らませたスカートを見ると興奮する。演出によって、近年は古典のオペラもモダンな演出や衣装だったりするものだが、今回の衣装は素直に1819世紀の衣装だったので違和感なく楽しめた。クラシックにはクラシックな設定が好き。

舞台のデザインも豪華。シンプルに組まれたセットの後ろに巨大な幕を張り、それぞれの場面に沿った画像、また映像をプロジェクト投影して背景を変化させている。映像も含めて豪華な印象の舞台デザイン。舞台のデザインも演出も奇を衒わずクラシックな印象で馴染みやすかった。

今回このオペラを心から楽しめた一番の理由は、演出、衣装の素晴らしさのみならず、歌手の方々がとにかく素晴らしかったこと。ソプラノが5人も出てきたので、それぞれの違いを楽しめたのもとても贅沢だった。中堅以上のソプラノ5人。テナー2人。バリトン2人をニューヨークなどの都市から呼んできているので、プロダクションは大変コストの高いものだったのではないかと思う。とにかく出演した歌手の数が多い。メインの女性の数だけで5人もいる。3時間もかけて5幕もあるのに、違うソプラノが入れ替わり立ち替わり出てくるので全く飽きない。普段女性の主人公が一人だけの演目では、例えば『椿姫』で主役のソプラノの声が好みじゃない場合、全体も楽しめなかったりするのだけれど、この話はソプラノだけで5人も出るので全く飽きない。本当に贅沢です。


最後は会場全体でスタンディングオベーション。最初は脇役からの紹介で会場もぱらぱらと立ち上がり始めたが、オランピアのレイチェルさんが出てきたら大きな歓声が上がり観客全員がどどっと音を立てて立ち上がる。拍手が長い間止まなかった。彼女はとにかく素晴らしかった。私はバリトンの悪役、丸顔のウェインさんも好き。少しコミカルなカリスマ悪役は見ていて楽しかった。金曜は今回の公演全3日間の中での初日だったのに満場拍手喝采がすごかった。今まで見てきたオペラの中で一番ウケていたように思う。曲の素晴らしさ、歌手の方々の素晴らしさ、演出の素晴らしさで、長い時間の演目でもみんな心から楽しめたのだろうと思う。素晴らしかったです。

今までオペラのことを書いたことはなかったのだけれど、これは本当によかったので記録しておこうと思う。これからもあまり気負わずに学びながら少しずつ馴染んで感想が書けるようになればいいと思う。