能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2014年2月2日日曜日

Perfume:かしゆかの脚は国宝である



本日のアメリカでは、かの有名なNFL Super Bowlが開催され、そのハーフタイムショーは毎年米エンタメの頂点として楽しみなのですが、今年はBruno MarsさんとRed Hot Chili Peppersが両方出てきて、それぞれただ12曲歌うだけだったので、今年のレビューは省略。ブルーノさんは声が綺麗で可愛かったし、レッチリもよかったけどあの短い時間に2アーティストも入れたことで、ちょっと焦点がぼけたかなと思った。

…で、

そんなわけでネット上で見つけた麗しいお写真をどうぞ。




ふぁ~かっこいいなゆかちゃん。この美脚はなかなかあるもんじゃあありませんよ。あまりにもいい女なんでびっくりした。下から撮ってるんで若干脚が拡大されているとはいえ、このかっこよさは尋常ではない。まー綺麗なもんだな。無言で1分ほど見つめてしもうた…。

後ろには歩幅の大きなのちやんが歩いてます。



2014年1月30日木曜日

Munk - Munkysound (2013)



今週はMunkで〆。



Munk - Munkysound (2013)

 Album: Dirty Glam Jams
Released: Jul 04, 2013 ℗ 2013 Gomma
 
 
 
これもなんだか懐かしい響き。気持ちいいな。またドイツのGomma RecordMUNKさん=Mathias Modicaさんです。声に特徴がありますね。…なんとなくこのもってりしたダサさがいいですな。
 
昔のCHICを現代風の音で、これまた80年初期風の「パラッパッパッパッパッパッパ~ディヤ~♪」などというボーカルを入れて能天気。イヤ~カッコワルイんだけどなんだかいいな。どこかで聴いたことのある音がジョルジオ・モロダー風のなのかどうかはよくわからない。ちなみにMUNKさんは同じドイツ出身の大先輩ジョルジオ・モロダー先生を大変尊敬しているんだそうです…やっぱりね。
 
 
EDMの世界で、現在英語圏以外のヨーロッパ大陸産の音楽が、英国やアメリカの英語圏のものとジャンル分けされているのかどうかよく分からないんですが、90年代の半ばあたりまでのポップス(大衆音楽)の世界では、ヨーロッパ産のものは英語圏のものとはしっかりと別の扱いになってました。
 
90年代当時、そんな英語圏以外のヨーロッパ大陸産のものは、トルコや東欧のものも含めて、Euro Song(ユーロソング)などという名称もあったりして、年に一度「Eurovision Song Contest」なとという大会もあったりしました。イギリスでもその模様がテレビで流れていたっけ(今もやってるそうです)。
 
そのコンテストの優勝者は、ドイツやスウェーデン、東欧の出身者など様々で、彼らは大陸側では有名なアーティストだったのかもしれないけど、そんな彼らに対するイギリスの大衆の反応はかなり冷めたものだったと思う。一般の英国人は、英国やアメリカの音楽で十分…という感じでした。
 
なぜなら、(90年代半ば当時の私の記憶では)ヨーロッパ大陸側の音楽は、言葉が違う以外にもなんとなくノリが違うというか…なんとなくダサいと思われてたんですかね。ユーロソングに対するそんな偏見は、当時の英国には確かにあったと思う。よほどの物好きでもなければ、英国でユーロソングを聴く人はほとんどいなかったと思う。
 
 
ところが、ここ近年のEDM関連を聴いていると、紋切り型に流行の音ばかりの英国やアメリカ産のものより、欧州大陸産の音の方が面白かったりするんですよ。前々からここでも何人か紹介してますが、欧州大陸ベースのDJの人達のほうが元気がいいんじゃないか。
 
彼らは例えば80年代のコピーをやるんでも、ただ面白いから…というだけで気楽に恥も迷いも無くサウンドをそのまんまコピーしていたりしていて、かえって妙で面白かったりする。こういう今の欧州大陸産の音楽って、今のイギリスではどう見られてるんですかね。いまでも「ユーロはダサい」などという偏見があったりするのかしら。それともそんな大陸側に対する偏見はEDMの分野では存在しないのかな。
 
今は、ドイツやオランダ、イタリア、スイス、北欧、フランスあたりのDJのほうが面白いことをやってるような気がするのは気のせいか…。
 
MUNKさんの音楽も、そんなどこかまったりべったりとノリがずれてるのがいい感じ…。大陸側はかっこいいの基準がどこかずれていると思う。この曲も最初の出だしからいつの時代よ…コワイネーチャン…(笑)。

 
 

 

2014年1月29日水曜日

映画『アメリカン・ハッスル/American Hustle』:また高評価に騙された!



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American Hustle2013年)/米/カラー
138分/監督:David O. Russell
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以下、世界一辛辣なレビュー文句。


これはいかん。

まされた。本当に面白くなかったです。


またまたこの映画、アメリカのプロの批評家の間で大変な高評価です。Rotten Tomatoesの評価は何と93点!とんでもない高評価。おまけに今年のアカデミー賞では10部門のノミネート。去るゴールデングローブ賞では7部門ノミネート中3部門で受賞。なんだかすごいぞ。

この映画の監督・David O. Russell(デヴィッド・O・ラッセル)さんは、去年『世界にひとつのプレイブック Silver Linings Playbook』を撮った人。あの映画も世間の評判に比べて、私にはあまり面白くなかったので今回もイヤな予感はしたのですが、世間のこの映画への高い評価についつい負けて鑑賞。


いやーまいったな…

全然面白くないじゃん。


これ…なんでこんなに評価高いの? 変ですよね。何かがあやしい…。いや駄作とは言いません。しかしだな…こんな程度でアカデミー賞10部門ノミネートはないやろ…。こんなの佳作程度ですよね。あんなに世間の評判がいいのに、見てみたらなんだこんなものかとだんだん腹が立ってきて、見終わった後は「金返せ」状態。…う…まぁ…自分の目で見て作品を評価できるのはいいことですけど。


そんなわけで、なぜこの映画がワタクシの心に響かなかったか…の理由を書きます。世界中の人々がこの映画を素晴らしい素晴らしいと言っているのなら、個人ブログで一個人が駄目出しをしても何の問題もあるまい。なのでまた正直に辛辣辛口レビュー。

よって、この映画をまだ見ていない人、この映画を見て楽しかった人はこのエントリーを読まないで下さい。


…とその前に、素晴らしかったのはロバート・デ・ニーロ爺とジェニファー・ローレンスさん。このお二人は安定してますね。デニーロさんは出ればやっぱり迫力が違う。怖いわー。この人が出てからやっと話が回り始めた。それからジェニファーさんの胆の据わったビッチキャラも最高。彼女は何をやっても上手い。この映画の彼女はすごくおかしい。彼女で一番笑った。


さてそれでは文句。


★ネタバレ注意


1. エイミー・アダムスは大根

あれでゴールデングローブ賞のベストアクトレスはないやろ…(怒)。この女優さんは、いつも優等生風の可愛い子、いい子の役の印象が強くて、ご本人もそういう役がしっくりくるんじゃないかと思うんだけど、この映画では趣を変えて悪い女に挑戦。ところが…、
 
似合わない。
 
直下手。全然ダメです。悪女になりきれてないんですよ。いつもの優等生風のイメージを差し引いても役になりきってるように見えないです。一生懸命無理して悪ぶってるのも痛々しい。特にジェニファー・ローレンス嬢の胆の据わったビッチ振りに比べると、まーこのエイミーさんのキャラはつまんないわね。いつも同じ表情で「…, all right?」ばっかり言うのを見ててだんだんイライラした。あそこまで半乳を出してるのなら思い切っておっぱい全部出しなさいよ!と何度も叫びたくなった。
 
 
2. ブラドリー・クーパーも大根
 
去年の『世界にひとつのプレイブック Silver Linings Playbook』の演技と全く同じなんですよ。ガミガミ怒鳴ってるだけ。去年は精神を病んだ人で今年はFBIのエージェントなのに、両方とも怒鳴ってる顔が全く同じ。去年は初めて見たんで気にならなかったけど、今回また同じ顔で怒鳴ってるのを見て、あまりいい役者さんじゃないんだろうなと思った。
 
 
3. 誰得の巨漢ハゲ・クリスチャン・ベール
 
髪はカツラでの演出でしょうけど、体重は実際に増やしたんだそうです。…しかしこの増えた体重も必然性を全く感じない。そもそもこのキャラクター、殆ど記憶に残らないです。あのハンサムなクリスチャン“バットマン”ベールさんがデブになって頑張っているのに、それを生かせない監督や脚本もどうしたものかと思う。心優しいうちの旦那Aは、この俳優さんは悪くないと言っている。
 
 
4. 監督は狙いすぎ
 
あまりにも狙いすぎた冗談が滑る滑る滑る滑る滑る。クリスチャン・ベールの体重もハゲ設定も全部滑ってるんですわ。エイミー・アダムスのビッチもいかにも「彼女の配役意外でしょー…どや?」。ブラドリー・クーパーにホーム・パーマをさせれば「はははははおかしいやろ…どや…?」…なんというか…監督さんが一人でうひうひ笑って「俺って天才じゃね…?」などと言いながら脚本を書いたんだろうなぁ…と見えてしまって興ざめ。
 
でも思いっきり滑ってます。本当なのよ。私が映画館で見たときも、冒頭のクリスチャン・ベールの整髪の場面でほんの少しリアクションがあった以外、映画が始まって最初の40分ぐらいは客席から全く笑い声が聞こえませんでしたもん。シーンと静まり返ってました。私もデニーロ爺が出てくるまで何度か寝そうになった。滑ってますぜ…監督さん。
 
 
5. スコセッシ監督と競争したら勝ち目は無い
 
この映画全体が、70年代の大御所マーティン・スコセッシ大先生へのオマージュみたいな話なんですよ。そもそも設定も70年代。なぜか理由は分からないけど、衣装も髪型もその当時を再現しているというより全て狙ったパロディに見えてしまう。いやたぶんパロディなんでしょうね。だけど…中途半端だから面白くないんだよな…。
 
それにこの映画、今期、その大御所マーティン大先生ご本人とデカプリオ君のぶっちぎり映画『ウルフ・オブ・ウォールストリートWolf of Wall Street』とほぼ同時期にリリースされたのも運が悪い。比べてはいかんのだろうけど、ついつい比べてしまうのはしょうがない。この映画がパロディならマーティン先生の映画は本物。少なくとも比べるとそう見えてしまう。だって『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のキレ具合、思い切り具合、役者の胆の据わり具合、脚本の上手さと可笑しさ、スケール、スピード感、カメラ、演出、脚本…全て比べても50倍ぐらいマーティン先生が上ですもん。デカプリオは爆笑ものにおかしいですあの映画。あちらはおっぱいもバンバン出るしね。あんなイカレタぶっちぎれ映画を見ると、こんな中途半端…エイミー・アダムスの半乳ぐらいでは満足できません!


6. バランスの悪い構成

ワタシはこの映画、あまりにつまらなくて内容もあまり覚えてなかったんですが、旦那Aによると話の構成のバランスもとても悪いらしい。…あ…そういえばそうかも。前半はダラダラとくだらないエピソードでうだうだやってるのに、最後のオチはあまりにも早くササッと後片付けをするような終わり方。最後は説明も余韻もなくパパパっと終わってしまう。アレ?もう終わり?…みたいな感じ。あ…確かにそうだな。


 
この映画を見てからもう数週間経つんだけど、未だにこれがパロディなのか、70年代へのリスペクト映画なのかよく分からないです。コメディのつもりなのかも真面目なドラマなのかもよくわかんない。全て中途半端。うちの旦那Aの言葉を借りると「子供が大人の服を着て背伸びしている」ように見える。全くそのとおり。ともかく全然面白くなかった。
 
この映画、おそらくアカデミー賞でいろいろと賞を取るのは間違いないと思うんですけど、どうしてこれがそんなにいいんですかね…よく分からない。せめて最優秀女優賞は『あなたを抱きしめる日まで/Philomena』の ジュディ・デンチさんにしてほしい。



2014年1月28日火曜日

Munk & Pollyester - Keep My Secret (2011)



まったりといきましょう…



Munk & Pollyester - Keep My Secret (2011)
 
Released: Feb 25, 2011 ℗ 2011 Gomma Dance Tracks


 
去年の秋に発見。でもリリースは2011年だそうです。ビデオは『甘い生活』風? 音はもってりしてるけど何度か聞いているうちにスルメのように馴染んだ。
 
プロデューサーはドイツのMUNKさん=Mathias Modicaさん。友人のJonas Imberyさんと共にドイツのインディーレーベル、Gomma Record2000年頃に創設。現在マルセイユとベルリンに在住。このビデオにも写ってるDJ/プロデュサーのMathias Modicaさんは、今までにソロで3枚のアルバムをリリース。ヨーロッパやニューヨーク界隈ではよく知られていて、ファッションショーなんかのバックによく使われているらしい。お洒落系ですかね。
 
…という情報を今知った。Youtubeをうろうろしていてばったり出くわす音楽は結構あって、いつのまにか馴染んでよく聞いてたりするんだけど、これもその一つ。
 
MUNKさんの曲はいろいろと聞いてみたけど、なんだかまったりしていて、2000年以降なのに80年代初期のBlondieDavid BowieTalking Headsや、所謂ジョルジオ・モロダーがやってたような音を使ってたりする。これもまた80年代温故知新なのかなんだかよく分からんけど、今聴くとずいぶんのんびりした音に聞こえる。これもNu-Discoの流れなのかはよく分からなかった。
 
正直、お洒落なのとダサいのとのギリギリ境界線上にあるような感じ。でもこの曲はいい。ちょっと下手な女性ボーカルが味があっていい。
 
 
 

2014年1月27日月曜日

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第4回「新しき門出」



さて第4回目。このドラマ、何と言うか…地味~なんだけど、それなりの魅力は出てきたかな~と思う。特に大盛り上がりがある訳でもなく、惚れ惚れするような美女や美男がいるわけでもなく、大御所大スターがいるわけでもないし、話も脚本もあいかわらず薄いけれど…、それでも話は進んでて、来週はどうなるかな…などとほんの少しだけ楽しみになってきた。

一番の魅力は…

やはり戦国は楽しいな。
 
ベタな理由ですが、戦国というだけでそれなりに面白い400年も前ですからね。なんだかよく分かんない荒い時代じゃないですか…。鎧着て斬り合ってなんぼ騙してなんぼ裏切ってなんぼ…みたいな…。だからちょっと演出や視点がずれてても、まあ許せる…というのか。あまりこちらにもガチガチに固定観念がないというか…。とりあえず荒っぽい戦国の雰囲気が出ていればそれだけで楽しめる
 
もともと、信長や秀吉の話なんて皆知ってるわけで、人物描写や配役がハマれば最高、ハマらなければ突っ込みどころ満載…という、両方の楽しみ方もできるんですよ。とりあえずムサイオヤジ達がガミガミ言ってれば面白いという…。(『江』は論外)
 
 
今年の主役・岡田官兵衛も馴染んできました。今のところまだ若いんで、真面目で堅物、優等生の好青年ですがいい感じ。地味なのもまたいい。この主人公を、今のところこれ見よがしに目立たせない演出もいいと思う。最初からわざわざ目立たせるとドラマとしてキャラに飽きますからね。
 
今後は怖いオヤジキャラに変わっていくのだと思いますが(変わって欲しい)、今の時点で好人物なのはいいと思う。…ま…岡田君の顔がいい…というだけの話かも知れませんが…。この俳優さんは身体がよく動くんで魅力的。アクションが出来るのはいいな。木登りも上手ね。
 
 
さてそれでは今週のツッコミを…
 
まずお紺様が官兵衛に直接、小寺さんの黒田家への不信感を話してましたが、もしかしたら裏切るかもかもしれない家の息子に直接そんなことを話さんだろう…。
 
信長の陣に濃姫がいる!女を連れて行くのか。
 
光秀と柴田勝家の配役に違和感。
 
ところで官兵衛君、初夜に元カノの話をしてはいけない。女心がわかっとらんね…。そこは黙ってるのが思いやり
 
 
…今回の一番の不満は、先週のおたつちゃんといい、今週の光さんといい、官兵衛君、まだティーンなのに女の気が多すぎる。もちろん脚本がそう見せているからなんですけど。恋愛要素って毎回そんなに必要?
 
信長の陣の濃姫もいらない。先週のおたつちゃんが恋人である必要も無し。光さんと恋愛関係になる必要も無し。戦国に女や色恋はいらない。女はたまに出てきて自分勝手な旦那に苦悩してればいいのよ。ベタベタの恋愛ものなんて全然いらない。
 
もう戦国の武将が、女のために、女の望む平和のために…なんて軟派な設定は全くいらない。
 
 
戦国の男はね、

俺が勝つ俺が日本一俺が勝つ俺が勝つ俺が勝つ俺が勝つ俺が勝つ…!

だけで十分。ガツガツしていて欲しい。
 
今週は鶴ちゃんの小寺さんが面白かった。弓が上手ね。