能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2013年11月12日火曜日

Perfume:のっちのパンツ

 
 
かしゆかさんの魅惑のもももステキですが、のっちさんのスリット入りパンツ姿もまた一興。いつものショートパンツ姿とはまるで別人のようです。可愛らしさなど微塵もなく、ただただ大人の女風
 
胸に下がるボータイがちょっと学校の先生風かとも思ったのだけど、いやいやどちらかと言えば新卒の男子社員をガミガミ叱りとばす有能な女性上司という感じでしょうか。
 
 
ところで英語のパンツ=Pantsというのはアメリカ式の言い方で、英国ではよくTrousersといいます。直訳すれば「長ズボン」(笑)なんかそんな響き。女性の下着はアメリカではPantiesとかだいたい日本と同じですが、英国はなぜかKnickers(ニッカーズ)(←すごく違和感)と言います。ついでに英国では普通のウールのセーターのことをJumper(ジャンパー)ともいいますね。…なんだか脱線した…。
 
それにしてもPerfumeさんは、今回はずいぶん記号を壊しましたね。ミニ生脚ハイヒールのPerfumeからダンスのみで勝負のPerfumeになった感じでしょうか。
 
ともかくずいぶん可愛げがなくなったのが新鮮で面白い。
 
 
 
 

2013年11月11日月曜日

NHK大河ドラマ「八重の桜」第45回「不義の噂」



大河も不倫ものになってしもうた。ま、歴史上の人物も人間ならそういう話があってもいいんですが…ええもちろんいいんです。ワタクシ不倫ドラマ評論家といたしましては、今回は盛り上がるしかないでしょう。ええ大河ですけど。

ともかく今回、何が素晴らしかったって…

谷村美月さん

の名女優ぶり。上手い上手い…。この女優さんはほんとうに素晴らしい。まー23歳でこんな演技が出来るとは。台詞の「」がいいんですよ。すぐに言葉が出ないところに、ためらいや戸惑いが見える。上手いな~本当にいい女だ。素晴らしい女優さん。
 
 
さてそんな谷村さんの上手さもあってか、今回はただただ時栄さんが可哀想…という話になってしまいました。もう誰が主役なのか分からないですね。だって今回の八重ちゃんは空気読めない直情型の出しゃばり小姑にしか見えなかったもの。あーなんでそこで夫婦の事に口を出すのかな…と何度も思いました。時栄さんも覚馬君も一緒になって20年の歴史があるんだから、本人達が納得してるのならあんたが口出しすることじゃないやろ。ほんとに余計なことを…。史実とはいえこの描き方だと時栄さんが可哀想です。
 
 
ということで、その記録。
 
1. 覚馬+時栄は夫婦で穏やかな日々を過ごす。
2. KY な娘・久栄が騒ぐ「青木さんはイヤや。母が変…」
3. 時栄と青木が縁日から帰ってくる
4. 真面目な八重ちゃんが騒ぐ(黙れ小姑)
5. 青木→覚馬に文句「時栄さんが可哀想だ」(あ…余計な事を。しかし理屈は通っている)
6. 時栄→覚馬に何も無い優しくしたのを青木が勘違いしただけ」
7. 八重→覚馬に詰め寄る「兄様どうするんだ」(出しゃばるな小姑)
8. 覚馬→八重に「口を出すな。何も無い」(覚馬も反省。時栄のことも受け入れている)
9. 青木、家を出る
10. 大垣屋→八重に「時栄はよくつかえてきた。許してやってくれ」(大垣屋さんにもなだめられる)
11. 覚馬+時栄=洗礼を受けてキリスト教徒になる「夫婦としてまたやりなおそう」(前向きに)
12. 八重→時栄に「いままでありがとなし」(今更とってつけたように時栄にわざわざ感謝。あてつけか)
13. 青木が時栄の前に突然現れる「あんたが誘ったんじゃないか」(ストーカーのいいがかり)
14.  時栄抵抗→青木に「二度と会いとうない」(時栄さんは困っている)
15. 本屋に見られる。噂広まる。(運が悪い)
16. 八重→時栄を問い詰める「何もなかったんだべ?」(時栄を全く信用していない)
17. 時栄「100%白とは言えない」(不実があったのかどうかはあいまい。心がよろめいたことを言っているのか)
18. 八重「出て行け」(あ…言っちまった)
19. 覚馬→八重に「今度のことは俺から出たことだ。もういい、騒ぐな
20. 時栄「(もうこんな針のむしろは耐えられんので)山本家とは離縁させて下さい」(あーあ)


結局八重ちゃんがかき回してるだけなんですよ。八重ちゃんがガタガタ言って時栄さんを追い詰めてしまった。全くもって余計なお世話。

だってね、青木君は頭に血の上った子供=ストーカーで迷惑なだけ。時栄さんも20年間、山本家で自由を許されずに我慢してきたのであれば、ハンサムな若い男に言い寄られてちょっと心がなびいてもしょうがない。…とはいっても時栄さん、青木君といてもそれほど嬉しそうには見えない。むしろいやがっている。青木君が覚馬に「時栄さんが可哀想だ」と言えば、覚馬も反省して時栄とやり直そうと言う。時栄も嬉しそうにうなずく。母・佐久もそれでいいと同意している。

それなのに八重ちゃんが畳み掛けるようにいちいち「兄様、時栄さんをどうするんだ」「時栄さん、今までどうもありがとなし(今まで感謝してなかったのか)」「時栄さん、何もなかったんだべ?」といちいちダメ押しをしている。時栄さんのこと全く信用してないのね。おまけに「出て行け!」。いやな女だな…。黙ってれば丸く収まったのに。そもそもあんたはもう新島家の嫁で山本家には口を出すべきではないのよ。あんたみたいな小姑が見張ってたら嫁は居心地が悪くてしょうがないんです。結局こんな小姑がいるから時栄さんも逃げ出したかったのかも。

潔癖ティーンの久栄がガタガタ言うのはしょうがない。中二病第二反抗期ですから。母親の間違いに敏感に騒ぐのもしょうがない。そこを言い聞かせて事を抑えるのが八重ちゃんの役目だろうに、子供と一緒になって「白黒はっきりさせろ」と覚馬にも時栄にも詰め寄って事を大きくしてしまう。ほんとにいやな女だ

家の評判云々があっても、そもそも覚馬本人が覚悟を決めて背負うつもりなんだから、それなら家族総出で目をつぶれば何とかなったはず。ほんとになぁ。まぁ本屋さんに見られたのはまずいですけど。それでも時間をかけて家族ががっちりまとまっていれば、周りも納得したんではないか…。

そのあたりは、現代劇ではないので私もよく分からないです。明治の時代でキリスト教徒という環境であれば厳しいのもしょうがないのかも。そのあたりがリアルな表現なのか、それともただ八重ちゃんがイジワルなヒステリー小姑なだけなのか…よく分かりません。

ともかく時栄さんが家を出たのは史実らしいのでなんとも…。それにしても相変わらず山本家は他人に冷たいですね。とくに今回は覚馬がいいと言っているのを遮って八重ちゃんが時栄さんを追い出しているので、イジワル小姑な感じが際立ちますな…。

どうでもいいですけど…大河的には(笑)。
 
 
 

2013年11月10日日曜日

映画『エンダーのゲーム/Ender's Game』:少年の日々


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Ender's Game2013年)/米/カラー
114分/監督:Gavin Hood
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2回見ました。非常に知的な映画。見た後でいろんな事を考えさせられる。決して答えの出ない疑問を投げかけられたよう。俳優陣も素晴らしい。映像も綺麗。ただ一つ話の構成には好き嫌いがあるかも。しかし…

いい映画です。

内容は未来の地球。何十年も前に宇宙人に攻められてかろうじて戦いに勝ったが、敵はいつまた帰ってくるかわからない。そこで人類は、優秀な子供達を選択して、未来の戦争に向けての戦士をトレーニングしている…という話。
 
内容を書くとそのままネタバレになってしまうので、まず2つの点から感想を書きたい。
 
1.  俳優の素晴らしさ
2. 究極の疑問について
 
 
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1. 俳優の素晴らしさ

Asa Butterfield=エンダー

 これはキャスティングの手柄。主役のAsa Butterfieldさん(現在16歳)があまりにも素晴らしい。キャスティングというのは、俳優の生まれ持った外見や身体的な特徴、声、それにその役柄に合った年齢がたまたまピタリと合った時に奇跡を生むものだろうと思うが、このキャラクターをこの俳優さんにこのタイミングで演じさせたのは奇跡だと思う。

Asaさんがエンダーを(いいタイミングで)演じられたのは、この映画を撮影した時期のみ。今現在、おそらく彼はもうエンダー を演じるには大きくなりすぎている。撮影は20122月からだとあるので、4月生まれの彼が15歳になったばかりの頃で最高のタイミングだったのだろう。

背ばかりひょろひょろと伸びて筋肉が全く付いていない細い身体。純粋さともろさ…と同時にとてつもない冷酷さを併せ持った透き通るような青い目。子供特有の癖の無い無表情な顔。それに屈託の無い無邪気な笑顔。何故かほくろが多いが完璧でないところに凄みを感じる。どこか荒い印象。何を考えているのか分からないような不気味さ。何から何までこのエンダーという「特殊な子供」のイメージにぴったり。文句のつけようがない。役柄と共に、彼のあまりのカリスマ性に映画を通してドキドキさせられる。

彼が画面に現れるだけで「特殊な子供」=エンダーがいると納得できる。声変わりしたばかりの若い声にあの氷のような青い目、冷酷な表情…見物ですよ彼は。ぶっちゃけ彼を見るだけのためにこの映画を見てもかまわないと思う。それぐらいこの俳優さんは素晴らしい。

子供が大きな責任を負わされるという設定にも言いようがないほど心を揺さぶられる。「特殊な子供」とはいえ、あの細い肩に背負ったものの大きさを考えると恐ろしくて心が震える。そんな難しい役をこの若い俳優さんは完璧に演じきっている。大きな拍手。

今年7月のイベントでの彼の写真を見たが、もう16歳の青年になっていてあの神秘性は無くなっていた。大きくなりすぎた。子供に自意識が出てくると表情が変わる。思春期に入ったばかりの少年=子供の神秘性は、もう二度と戻ってくることは無い。Asaさんも大きくなったら意外にに普通の青年になってしまいそうな気もする。ほんとによくあの時期の彼をキャスティングしてくれたもんだと思う。


その他にも…、

トレーニング施設でのディレクター、ハリソン・フォードのグラフ大佐。彼は軍の目的のために子供達を犠牲にすることも厭わない。もちろん人なので善悪が存在することは分かっていても、軍の目的がまず第一だと言い切る。エンダーが内に秘めた凶暴性を見せるたびに、将来有望だと喜ぶ。子供を戦士に育てるというこのストーリーのタブーを、観客に問わせないための大きな岩のような存在。少なくとも映画を見ている間は彼に同調してしまう。エンダーを完璧な戦士に育てる父親のような目が優しい。

そのほかの人物達も素晴らしい。脚本にも無駄が無い。


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★以下、強烈ネタバレ注意


2. 究極の疑問について

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過去に敵が襲ってきた。
また襲ってくるだろうと予測する。
被害を繰り返すことは避けなければならない。
子供には大人に無い能力がある
能力を持った「特殊な子供」を戦士にする為にトレーニングする
敵が襲ってくるのを待たずに、こちらから攻撃をしかける。
結果を出す
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この考え=戦略を、現実に私達の時代に置き換えてみると、この映画の見方が180度変わる。これをこのまま現存する国の海外戦略に当てはめてみると、これがいかに恐ろしいアイデアなのか…が分かると思う。もちろん敵は宇宙人ではなく、どこかの国という設定に変える。
 
「敵が襲ってくる前に攻撃をして敵を倒してしまう…。」現代に生きる私達にはあまりにも馴染みのある言葉ではないか…。2003年に始まった戦争を思い出すといい。原作は1989年に書かれたそうなので驚いたが、そのあたりの予言的な偶然も非常に興味深い。
 
究極の疑問とは、自己(自国)を守る為ならどのような手段を使ってもいいのか。「(自己を守る為)敵が襲ってくる前に攻撃をする」ことは正しいのか。(自己防衛のため)敵を徹底的に叩き潰す事は許されるのか。そもそも敵と分かり合うことは可能なのか。そしてまた悲惨な戦いの終わった後で敵を救う事にもまた救いはあるのか…。
 
この映画はそんな疑問を投げかけてくる。
 
正直に書くが、1回目に見たときはなんの疑問も持たなかった。この映画での敵(宇宙人)は「たかが虫…」だと思った。ハリソン・フォードがエンダーの凶暴性を見て喜べば私も喜んだし、エンダーが最後に結果を出せば、見ている私も迷うことなくハリソン・フォードやベン・キングスレーとともにエンダーを手放しで称賛した。だって敵は「虫」なのだ…。屋根裏の危険なスズメバチの巣は駆除して当然じゃないか。
 
そのため、結果を出したエンダーが慌てふためいて苦しみ、最後に卵を持ち出す場面の流れは、さっぱり理解出来なかった。なんでそんな余計な事をするんだろうとさえ思った。
 
ほぼ2時間の映画のほとんどを勧善懲悪イケイケゴーゴームードで見ていたのに、急に最後の15分ほど(もっと長いかも)で流れが変わり、あれっ?と思わされる。1度目に見たときは、とにかく沢山の?????が頭に浮かんで消化不良のようになってしまったので2度目の鑑賞。
 
2回目、じっくりと台詞を聞いていくと、次第にどういう意味を持った話なのかが分かってくる。設定を現存する国同士の戦争に置き換えてみると、上記のようにとんでもない話だということに気づかされてゾッとする。
 
劇中、その問題に正面から良心で立ち向かうのは主人公のエンダーだけ。そしてその行動も、まさにエンダーが「(他とは違う)特殊な子供」という証なのである。
 
 
それでも私の個人的な疑問は止まらない。例えば、平家を滅ぼした頼朝・義経兄弟はどうなのだ?エンダーがやっていることは、彼らを救った池禅尼と同じではないか。そもそも卵の話が(虫のような外見の)敵にも知性や感情があったとエンダーが理解したための救済であるとするのなら、そんな知性を持った「虫」が将来エンダーのやったことを知らずに済ますわけがないではないか…。
 
いやそれよりも、もし彼ら宇宙人がそもそも知性の無いただの「虫けら」なら、あの救済も必要なかったのか、それともやはり必要なのか…。
 
そんなことを考えると頭がぐるぐる回り始めて永久に答えが出ない。原作を読んだ旦那Aとも暫くの間、敵をゴキブリやスズメバチやウサギに例えて論議を重ねたが答えは出ていない。とにかくいろいろと考えさせられる。2時間の映画の最後のたった15分のために…。
 
 
ただ単純にSFのアクション映画だとばかり思って見に行ったら、ずいぶんいろいろと考えさせられることになった。だからこそこの映画は面白い。Asa Butterfieldの素晴らしいエンダーと共に、美しい映像、ショッキングな内容も娯楽として非常に楽しめる。特に音響のいい劇場で見ると宇宙酔いしそうになるほどの臨場感。それもまた楽しい。
 
最後の15分で急に流れが変わる構成は、好き嫌いがあるかもしれない。もうすこし時間をかけて最後を丁寧に描けば、もう少し違う印象の映画になっただろうとも思う。
 
 
最後の疑問

惑星の基地で、歩けるような近距離に虫がいることに、エンダー以外どうして誰も気づかなかったんだろう? 




Perfume:ゆか様の飛躍



まだShort ver.なので詳しいことは言えないのですが、今回の「Sweet Refrain」のMVでの一番の目玉はゆか様のももでしょう。




やーすごいな。今年一番印象が変わったのはかしゆかさんでしょう。声もイメージもどんどん変わってる。元々一番細くて可憐で可愛かったのが、最近はセクシー大人の女部門を一人で担当しているではないか…。

面白いのは、いつものPerfumeの超ミニもも出し衣装がいかにエロくないのか…いかにPerfumeの生な色気を抑えているのか…が今回のMVでよく分かったこと。結局記号に色気は無いということで実に面白い。記号を崩すとドキッとする。

エロは肌を出せばいいというものではないんですね。確かに太陽の下で元気に笑うビキニの女の子と、腿まで裾のはだけた和装の女性とどちらがセクシーか…は論議していい事だと思います。

 

2013年11月7日木曜日

Housse De Racket - Roman (Oliver Remix)(2011)



まったりといきましょう…。


Housse De Racket - Roman (Oliver Remix)(2011)

Kitsuné Maison Compilation 12: The Good Fun Issue
Released: Nov 15, 2011 ℗2011 Kitsuné France
 
これもOliverさんのリミックスです(…だと思う)。元歌は普通の若い人達のバンドっぽいのに、リミックスになると何故か甘酸っぱく懐かしい香り。すごく優しい。これもリミックスものの面白さ。

元歌はフランスのHousse De Racket(ハウス・デ・ラケット)さん。ポップ×エレクトロ×フレンチ・ポップを合わせた音楽をやる二人組み。2005年に結成。メンバーはVictor MasneさんとPierre Lerouxさん。
私はこのバンドのことを全く知らなかったのですが、日本には2011年に来日もしているそう。さすが早いですね。


こちらは元歌。


Housse De Racket - Roman (2011) 


Alésia
Released: Nov 21, 2011
℗ 2011 Kitsune/Cooperative Music USA/Downtown Music