能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2012年6月25日月曜日

日本人はスーパースターになれるのか-9

--西洋におけるアジア人の芸能活動への考察



なぜアジア人は苦戦するのか -3--------------

9-●アジア人の立ち位置2 20世紀はアメリカ(西洋)の時代だった

もう1つの理由に、アジアと(アメリカを含む)西洋の歴史上の位置関係がある。

1819世紀に産業革命がヨーロッパで起こってから(それ以前の啓蒙思想の台頭からと言ってもいい)、西洋は他の地域を大きく引き離し急速に進歩していった。当時の西洋人にとってアジア人とは、キリスト教の教えも知らない野蛮人であり異世界の存在であった。彼らにとって、異人種の住む外国とは、出かけていって植民地にし搾取する場所であったのだろう。西洋の圧倒的な技術力と財力、軍事力に、西洋以外の地域はなすすべもなかったのだ。
唯一それに学び抵抗した日本人。…が第二次世界大戦で敗戦。その後、アジアの国々は政治的な混乱期に突入し停滞を余儀なくされる。その頃から世界をリードしたのはアメリカだった。日本は西洋を教師と崇め衣食住全てのことを学び、技術のみならず文化も積極的に吸収していく。そんな状態で20世紀のほとんどが過ぎていく。西洋から見たアジアは常に下の位置にいた
大げさなようだが、そんな位置関係がいまだに尾を引いているのだと私は思っている。現在、アジアと西洋の位置関係が少しずつ変わりつつあるのはもちろん分かっている。だが現在の私達も、19世紀から20世紀へと流れてきた歴史の延長線上にいることも事実なのだ。そんな昔の感覚を、アジア人の私達も西洋人も未だに無意識に引きずっているとしても不思議ではない。


無理もないのだ。彼等西洋人には、アジアに興味を持つだけのきっかけも理由もこれまでに一切無かったのだから。知らないから想像するだけ。行ったこともないし、興味も無いアジアの国々。SUSHIを食べても、Wiiで遊んでもそこに日本人の顔は見えない。見る必要がないからだ。

日本は20年以上も前から、車も精密機械技術も学力も日常の便利さも、いろんなところで西洋を追い抜いてきたのに、西洋の一般人がそんな事を知ることはなかった。新聞や雑誌の記事で理解はしても、現在の日本がどれだけ様々な分野で進歩しつくしてしまっているのか、実感が出来ないのだ。
西洋に住む彼らの多くは、現在の中国の上海が近代的な大都市に変わっていることを知らない。ソウル、クアラルンプール、香港、シンガポール、バンコク、ホーチミン市…、そんな様々なアジアの都市で、最新のファッションに身を包んだ綺麗な女の子達がハイヒールで街を闊歩している事を彼らは知らない。知るはずも無い。興味が無いからだ。だからそんな西洋人の(彼らが長い間思い込んできた)アジア人に対する見方を変えることは非常に難しい。

そう考えれば、そんな状況で西洋人にアジア人を憧れの存在として、人気商品(ポップスター)として売ろうとしても、それがいかに難しいかが解ってくると思う。





2012年6月24日日曜日

日本人はスーパースターになれるのか-8

--西洋におけるアジア人の芸能活動への考察




なぜアジア人は苦戦するのか -2--------------


8-●アジア人の立ち位置1 保守的な西洋人達

アジア人(それにヨーロッパ人を含む外国人)がアメリカのショービジネス界で苦戦する第1の理由は、この国の白人層が驚くほど保守的だということだろう。保守的とは、自分達の文化、社会、宗教、習慣、食生活その他様々な事に大変満足して、それが自分達の幸せのあり方だと信じて疑わないこと。そのため異文化の導入による刺激の必要性を全く感じない生活を送っているということだ。


仮に異文化に興味を持つとすれば、彼らの目はまずヨーロッパに向けられる。彼らの目には、同じ英語を話すイギリスでさえ憧れの異国だ。イギリス訛りもちょっと頭がよさそうに聞こえたりする。イタリアは情熱の国、フランスはおしゃれな国…そんなヨーロッパの国々に憧れる人は一部いる。それでも、わざわざイタリア語を学んでローマに住んでみたいと思う人はめったにいない。統計は知らないが、わざわざイタリアン・ポップスやフレンチ・ポップスを聴く人も少ないのだろう。


自分達のルーツであるヨーロッパでそれなら、訳のわからないアジアなんて興味さえ無い人がほとんどだ。彼らは寿司を食べ、TOYOTAの車を運転し、SONYのテレビを見、UNIQLOを着て、YAMAHAの楽器を演奏し、彼らの子供達は Wiiで遊ぶ。 しかし彼らの中に、こういうものを使いながらそれらが「憧れの国日本で作られたもので、そんな素晴らしいものを作っている日本人とお友達になりたい」などと思う人はまずいない。


これは第二次大戦以降、いや明治維新の頃から日本人がいかに欧米(異文化)に憧れの目を向け、その全てを良きものとして受け入れてきたかを考えれば、非常に対照的だということがわかるだろう。日本人が西洋に住んでみて一番驚くことは、私達が長い間西洋(異文化)に対して非常にオープンであったのに対して、西洋にはそのような習慣や考え方が一切無いということだ。これは人種差別などというものではない。大雑把に言えば、彼らはただ異文化に興味が無いということだ。


もう今の若い人たちはそんなことを知らないかもしれないが、日本には70年代ぐらいまで、舶来品=高級品という意識があった。当時はまだまだ西洋は憧れの国。1ドルのレートも何百円もして海外旅行は一般的ではなかった。海外は文字通り憧れの遠い国だっだのだ。広告でも雑誌でも、モデルは全てが白人。ハーシーのチョコレートが明治や森永やロッテ(当時は日本の会社だと思っていた)のチョコレートより不味くても、それがアメリカ製だというだけで有り難がっていた。トヨタの車がアメリカで売れていた頃、日本人にとってアメリカやヨーロッパ製の車は憧れの存在だったのだ。そんな頃に流行っていたアメリカのビルボードチャートのヒット曲のレコードは日本でもよく売れていた。そんな風に私達は西洋の文化を常にオープンに受け入れてきた。


そのような異種文化に対するオープンさは、ヨーロッパやアメリカには存在しない。それが、アジア人が西洋で苦戦する第1の理由だ。





日本人はスーパースターになれるのか-7

--西洋におけるアジア人の芸能活動への考察



なぜアジア人は苦戦するのか -1--------------

7-●アジア人はマイノリティ


まずアメリカでの人種別人口比から比べてみよう。(Wikipedia

白人                                                                 72.4 %             22300万人
アフリカ系/黒人                                           12.6 %             3900万人
アジア人                                                         4.8 %               1400万人
混血                                                                 2.9 %               900万人
米インディアン/アラスカ人                        0.9 %               300万人
ハワイ人/ポリネシア系                                0.2 %               54万人
                                                                    6.2 %              2000万人       


まず驚くほどアジア人の数が少ないことに気付く。そもそもこのアメリカという国、72%の人口が白人なのだ。音楽関係で多くのスターがいる黒人も12%しかいない。この国、人種のるつぼという言葉があるが、実際には4分の3弱の人口が白人なのだ。


4年前にオバマ大統領が歴史上初めて有色人種の大統領として選ばれ大騒ぎになったが(彼は白人と黒人の混血だが黒人としか見られていない)彼の出てきた人種グループの混血と黒人を併せても国民全体の15%ほどにしかならない。彼の出自がいかに稀有なものであるかが解ると思う。この人口比を見るだけでも改めてアメリカという国の基盤が白人社会にあることが見えてくる。




2012年6月23日土曜日

日本人はスーパースターになれるのか-6

--西洋におけるアジア人の芸能活動への考察



アジア人のショービジネス界での現状 -4 --------------

6-●西洋世界でのアジア人の音楽業界での人気スター=ポップスター、アイドル、ロックスター


映画業界以上に、アジア人が苦戦しているのが音楽業界だ。テクニカルなタイプのミュージシャンではない音楽業界のスーパースター(マドンナ、ビヨンセ等のクラス)は現在皆無と言ってもいいだろう。まずJ-POPK-POPなどと言う以前に、アメリカ育ちでアメリカ国籍のアジア人ポップスターやシンガー達はどこにいるのだろう? 


黒人は音楽業界の中心にいると言ってもいいし、プエルトリコ系にはジェニファー・ロペスがいる。アジア人でなければ外国籍のスターもいる。シャキーラはコロンビア人、ちょっと前のグロリア・エステファンはキューバ人(南米ラテン系のスターにはチャンスがあるらしい)。


それなのにアジア人のポップスターは少ない。マイケルジャクソンのお葬式で歌った女性シンガーのジュディス・ヒルは(アジア系と黒人の混血)、あんな大役を堂々とこなし実力派のシンガーとして成功者と言えるだろうが、彼女はスターではない。殆どの人は彼女の名前さえ知らないだろう。前エントリーで紹介したCassieはフィリピン系の混血だが、ルックスもイメージも黒人系のR&B枠で売り出している。アジア人としては売っていない。Steve AokiJames IhaMike Shinodaなど、日本の名前を持つミュージシャン達も、ファンや業界にはよく知られていても、国中の老若男女全ての人に知られたスーパースターではない。テクニカルなスペシャリストタイプのミュージシャンと言えるだろう。


大まかな見方ではあると思うが、アメリカには名前を知られたアジア人の(クラシック以外の)シンガー、ミュージシャンが少ない。スーパースターレベルのアジア人ポップスターにいたっては皆無と言っていい。せめてビルボードチャートの70位ぐらいに常に入るようなアジア人シンガーさえいない。セレブリティーと呼ばれるスターなどいるわけがない。
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★追記:…おっとブルーノ・マーズがいましたね。スーパー・スターがいました。彼はハワイ出身のフィリピン系。お母さんがフィリピン人で、お父さんがプエルトリコ系。しかしこのお方もアジア人というより、プエルトリコ~黒人系のイメージでR&B色の濃いポップスターの売り方をしています。アジア人という印象はほとんど無い。
 

これで、少し見えてこないだろうか。アメリカでのアジア人の人気商売は、アメリカ国籍を持っていてさえ難しいことが。


ところでこれを書いている間に、ネット上で面白いケースを一人見つけた。フィリピン出身のシャリースという若いシンガー。1992年生まれの現在20歳。2007年頃からYoutubeで人気となり2008年にアメリカの人気トーク番組に出演。その後天才少女として米国のメディアに何度もとりあげられる。2010年に出したファーストアルバムがBillboard 200のアルバムチャートで8位になる。アジア人で過去最高位だそうだ。歌がとんでもなく上手い。しかしデビューアルバムが売れたのは「あのTVで見た天才少女」という特殊な売れ方だったのではないかと私は思う。セカンドアルバムは米国ではまだ未発売だそうで、これから彼女がホイットニー・ヒューストン並の大スターになるかどうかはまだわからない。フィリピン人なら英語が話せるだろうし、この先トークも出来るようになれば成功の可能性もあるのではないか。もしかしたらアジア人初の大スターになるのかもしれない。


余談だが、実は英語以外の言語で歌ったヨーロッパ人の大スターもほとんどいない。フランス人、イタリア人、スペイン、ドイツ…。ヨーロッパ人でさえ英語で歌わなければ、アメリカではなかなかスターになることは難しい。80年代に大ヒットしたドイツのNENA99 Luftballons”のように、仮に売れてもOne Hit Wonderといって一曲で消えていく。フランス人の可愛い女の子がいくらオシャレでも、それだけで英語圏で大スターになるのは難しいのだ。

アメリカの芸能界で苦戦するアジア人。じゃあ、それがなぜなのか考えてみたい。まず、アメリカの国内でのアジア人の立ち位置というものを考えようと思う。


追記;Far East Movement について
日本人はスーパースターになれるのか:番外編 720日追加)



2012年6月22日金曜日

日本人はスーパースターになれるのか-5

--西洋におけるアジア人の芸能活動への考察



アジア人のショービジネス界での現状 -3 --------------


5-●西洋世界でのアジア人映画スター達(外国人編)


それでは、アメリカで名前を知られるアジア人スター。外国人枠ではどうか。彼らは中国、それに香港、マレーシアなどを含む中国語圏、それから日本などの外国人のスター達だ。

チャン・ツィイー、ゴン・リー、ミシェル・ヨー、ジャッキー・チェン、ジェット・リー、チョウ・ユンファ、渡辺謙、菊地凛子

ジャッキー・チェンは一番よく知られているだろうが、カンフー枠の特殊なスター扱いとしたい。彼以外の他のアジア人スター達は、大抵の場合彼らの出身国の文化を背負って認識されることが多い。「○○国のスターだからエキゾチック(異国風)でかっこいい」という扱いだ。

香港映画からハリウッド入りした『アンナと王様/Anna and the King』のチョウ・ユンファ、『ラストサムライ』の渡辺謙。 チャン・ツィイーやゴン・リーも、近年西洋に多く輸出されるようになった中国映画で有名になり、「ミステリアスなアジアの美女」という枠で知られるようになった。当然彼らが認識されるようになったきっかけの映画は、彼らの国で作られた映画、または彼らの国を舞台とした映画だ。言語もその国の言葉。映画がヒットすると、俳優それぞれが彼らの出身国やその文化を代表しているかのような扱いで、かっこいいエキゾチックな異国人スターと認識される。


しかしながら、彼らの西洋世界での人気の寿命は短い。映画がヒットすれば、一時的には大変な人気だが、その後も同じような立ち位置を保ち続けるのは非常に難しい。唯一『グリーン・デスティニー/Crouching Tiger, Hidden Dragon』のチャン・ツィイーが、映画の爆発的な人気、それに続いてリリースされた『LOVERSHouse of Flying Daggers』、ハリウッド映画の『SAYURIMemoirs of a Geisha』の話題性で大スターになった。外国籍のアジア人でセレブリティの位置に最も近いのが彼女だろう。しかし彼女もその後ハリウッドでの作品には恵まれていない。時計のオメガやメイベリンの広告に顔を出しているが、明らかにアジアの市場向けのものだ。顔や名前は知られていても欧米でトップクラスのセレブリティとは考えづらい位置にいるのではないか。また質のいい中国映画での成功が待たれるところだろう。




2012年6月21日木曜日

日本人はスーパースターになれるのか-4

---西洋におけるアジア人の芸能活動への考察




アジア人のショービジネス界での現状 -2 --------------


4-●西洋世界でのアジア人映画スター達(アメリカ編)


それでは、アメリカのショービジネス界で名の知れたアジア人スター達を並べてみよう。まず、アメリカ国籍、またはアメリカに拠点を置くスター達

ルーシー・リウ、ジョアン・チェン、マシ・オカ、タムリン・トミタ、サンドラ・オー、マギーQ、デヴォン・アオキ、ダニエル・デイ・キム、グレース・パーク、ジェニー・シミズ、ブルース・リー、キアヌー・リーブス

他にもアジア系の芸能人はいる。しかしこの中に有名人(セレブリティ)として(憧れの存在として)ファッション誌の記事にとりあげられるスターが何人いるだろう。おそらく『アリーmyラブ/Ally McBeal』『チャーリーズエンジェル』『キル・ビル』の頃のルーシー・リウ、それにキアヌー・リーブスだけだろうか。ニューヨーク出身のルーシー・リウは2000年頃のTVシリーズ『アリーmyラブ』でブレイクする。その後スター街道を一気に駆け上がる。当時スターとしてファッション誌にレッドカーペットでのドレス姿が何度も掲載されていた。こんな扱いを受けたアジア人スター、それまでほとんどいなかったと思う。そんな彼女も現在かつてほどの勢いが無い。

モデルのジェニー・シミズはそれなりにファッションの世界では知られた名前だが、これは彼女が同性愛者であること(特殊性)での知名度というのが大きい。

それからブルース・リー。この人は文字通り誰もが名を知るスーパースターなのだが、私は彼をカンフーでうけた特殊な枠のスターと位置づけたい。彼の生きた時代が今とは違うことを考えても、彼は現代の有名人(セレブリティ)とは違う位置にいると思う。

最後にキアヌー・リーブス。彼は中国系と白人の混血なのだが、不思議なことに彼はルックスのいい白人枠で受け入れられている。他にも何人か白人枠のアジア人混血のスターがいる。マギーQもデヴォン・アオキもその枠内だろう。上記のリストの中で文字通り大スターと呼べるのはこのキアヌー・リーブスだけだろうか。アメリカでのアジア人の有名人(セレブリティ)、少なくないだろか。




日本人はスーパースターになれるのか-3

---西洋におけるアジア人の芸能活動への考察




アジア人のショービジネス界での現状 -1 ---------------

3-●アジア人の各界の成功者達

まず、なぜアジア人の欧米での人気商売が難しいのかの話を始める前に、人気商売以外のプロとしてアメリカで成功しているアジア人の名前を挙げてみたい。アジア人という枠づけで国籍の区別はしていない。職種は書かずに名前だけを並べてみた。

イチロー、ジェレミー・リン、ヤオ・ミン、マイケル・チャン、ミシェル・クワン、クリスティー・ヤマグミシェル・ウィ、小澤征爾、ヨーヨー・マ、五嶋みどり、上原ひろみ、アナス、ベラ・ワン、三宅一生、小野洋子、エイミ・タン、コニー・チャン。イギリスに限れば、カズオイシグロ、吉田都、内田光子…。

まだまだたくさんいると思う。こういう人たちは名も顔も知られている有名人レベルだ。それぞれの分野でそれぞれにファンや信奉者がいて尊敬されている。彼等以外にも、表舞台には出てこないビジネスの成功者、科学者、学者、ジャーナリスト、宇宙飛行士、軍人、政治家、社会の要人等それぞれの専門分野でのアジア人の成功者というのは無数にいる。


日本で基礎を学び、後に世界に飛び立って成功した日本人も数多い。最近は特にクラシック音楽での活躍が顕著だろう。若い世代の音楽家達がどんどん世界に出てきている。スポーツなら野球が一番だろうか。これらは共に日本人が長い間親しんできた趣味とスポーツの分野。長年にわたって1世代目2世代目と学び積み重ねてきたことが、ここに来て3世代目で花開いたということなのだろう。


アジア系アメリカ人の成功は、特にアジア系の移民が教育の重要さをしっかりと認識していることによる結果だと言われる。社会での成功を人生の目標に子供の教育に力をいれているアジア人家庭が多いことはよく知られている。このアメリカ社会、様々な分野で、アジア人にも成功の道は開いているのだ。


ところが芸能界、それも個人の人気商売としてのショービジネス業界で、アジア人の成功者というのは、驚くほど少ない。ここでいう成功者とは、前述のような有名人(セレブリティ)、名実ともにスターの意味で、雑誌の表紙を飾ったり、パパラッチに追いかけられたりするようなクラスの人たちの事だ。それでは、現在と過去のアジア人スター達にはどんな人たちがいるのか見ていこう。