能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2021年3月15日月曜日

ブラック・サバスのギーザー・バトラー氏が「WAP」はいかんよ!と吼えるわけだ・同感です 私も年寄りだから苦笑



昨日グラミー賞を久しぶりに見てみた。何か見たいものがあったわけでもなくたまたまやってるのに気付いたから見たというだけなのですけど、

ん~…世の中間違ってますよねぇ。


「WAP」はいかんだろう「WAP」は。いやいやいいですよ。表現の自由ですね。アーティストの方々はアートの表現を好きになさって結構ですし、露骨な歌詞を変更してまでグラミー賞のステージでパフォーマンスをするのも結構。しかし私個人的には、

嫌いですよ。下品極まりない。好きになる要素もゼロ。アイデアも捻りもなにもないただの不快なゴミ。最低。こういうのがうける世の中も困ったものだと思う。世も末。



私がこの曲を最初に見たのは去年の夏の頃の『The Late Late Show with James Corden』だったと思う。コーデン君はあの調子でゲラゲラ笑ってるし、まぁキワモノの冗談ソングだと思ってました。ところがこの曲、大ヒット曲らしいのですね。まじですか? それだけでなく、この曲は「女性を元気にする曲」だとかで評判なのだそうだ。

おまけに…今のアメリカは妙なことになっていて…どうやらこの曲を否定すると、一発で頭の固いキリスト教徒の保守主義者になってしまうらしいのだ。え~わたし平均的な普通の人。少しリベラル寄りだけれど常識的な大人のつもり。キリスト教徒でもない。

しかし今、自由を愛する者は皆この曲を温かく受け入れるのが普通らしいぞ。まじですか?


こんなもん何がいいのだ?女性を元気づける?本当ですか? むしろこういうものを賛辞しなければならない空気の方が異常だと私は思うが。 例えば家族の集うディナーテーブルで、10歳の女の子と75歳のお婆ちゃんの前で、自由に露骨なエロ話ができる世の中になることが女性を元気にしていると言えるのか? ヒットソングとはそういう影響力があるものですよね。

まぁいいんだけどさ。私も年寄りだから。わからんね。今の流行り。私が何のことを言っているのか「WAP」のことをご存知ない方は検索を。おすすめしません。

というわけで今の世の中で、誰かこれに文句を言うまともな人はいないかと探したら、ブラック・サバスのベーシストが常識的な意見をおっしゃっていた。正しい。彼がまとも。大人です。というわけでこの『NME』誌の記事は既にプロの翻訳で日本語の記事になっているのですが、個人的に記録に残したかったので私の和訳。去年の11月の記事。


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元記事はこれ
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Black Sabbath’s Geezer Butler on ‘WAP’: “Cardi B pisses me off with that ‘WAP’ song. It’s disgusting!”

"Then again, I'm 71. A bloody old goat"

ブラック・サバスのギーザー・バトラーが「WAP」について:「カーディBはあの「WAP」で俺を苛立たせる!最低だぜ!
だけど俺は71歳の老いぼれジジイだからさ

By Sam Moore
10th November 2020


Black Sabbath‘s Geezer Butler has criticised Cardi B and Megan Thee Stallion‘s collaborative hit single ‘WAP’, saying that Cardi “pisses me off” with the “disgusting” song.
ブラック・サバスのギーザー・バトラーが、カーディ・Bとミーガン・ジー・スタリオンのコラボのヒットシングル「WAP」を批判。カーディは俺をあの「卑猥な歌」で苛立たせる…と言う。

「WAP」は8月のリリースから2020年の最大のヒット曲となった。全米シングル曲の、初週でのストリーミング数で歴代最大数を記録し、米国と英国で1位に到達。またこの曲は女性に力を与えるメッセージを送っていると賛辞を贈られている。

しかしながらブラック・サバスのベーシストのバトラー氏は『Kerrang!』の新しいインタビューで彼の個人的な不服を述べた…彼は、先月再リリースされた1997年の彼のソロ・アルバム『Black Science』の曲「Unspeakable Elvis」について話していた。

「つまり新しい音楽が出てくれば、どんなものでも悪魔の音楽だと見られるということだね」バトラー氏は「Unspeakable Elvis」の歌詞について説明した。「エルビス・プレスリーが出てきた時のことを覚えてるよ。皆彼のことをサタンだと言っていた。そして60年代70年代になったら、彼はアメリカの国宝になったんだよ」

「新しい音楽の波がくるといつもそうなんだよ。メタルとか、明らかにね。サバスが出た時もキリスト教徒は怒り狂っていたよ。そしてラップが出てきたら、人々はラッパーの言葉づかいに憤慨していた」

「しかし俺は言う。ともかくカーディーBはあの歌「WAP」で俺を苛立たせるんだよ」「おぞましいね。しょうがないけどさ」

『Kerrang!』誌は、バトラー氏が「WAP」の「性的に露骨な歌詞の影響」に特に憤慨していると記す。「俺の友人はこの歌の事を知らなかったんだよ。彼の10歳の娘さんがこの歌を歌っていてね。」

「俺は「え?何だって?」と言ったんだよ。アルバムにこんな曲を入れるのは構わないよ。しかしシングルとしてこれを出すのか?あんまりだよね」

「とは言っても俺も71歳で、老いぼれジジイだからさ」

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そうなんっすよ。そうそうギーザー先生。そのとおり。アーティストがアルバム内でやるのなら何をやってもいいんですよ実際。何の問題もない。しかしあの曲をシングルで出して、それがラジオで流れてテレビでパフォーマンスされて…小学生がそれを歌う…って、そんな世の中狂ってると思う。

問題は「WAP」のオリジナルの歌詞。クリーンver.とかラジオ用ver.じゃなくて、オリジナルの歌詞。あれが酷い。本当に酷い。本当に不快。あれは言葉の暴力だと思う。あんな露骨な内容を歌詞にするもんじゃない。最低だ。世も末。

個人的にはグラミー賞でのカーディさんとミーガンさんのパフォーマンスは何の問題もなし。あの程度の格好は普通。お二人とも魅力的だしね。お尻を振るのはね~…今どきはしょうがないんだろうな。

あくまでもあの酷い歌詞の事を言っている。あれはダメだ。念のため追記しておく。

…海亀も年寄りだからさ。しょうがないわ