今年6月の始めにNetflixにあったアニメの映画版を見て心を動かされ、感想もうまく書けずに話の筋をだらだらと書いてしまったのだけれど、今回実写でドラマ化されるというので早速録画。今見てきた。
いい感じ。
まず実写での再現が元のアニメ映画に忠実でびっくりした。タンポポの咲く草地に座るすずを上から撮った場面。すずの子供時代…浅瀬を兄と妹と歩く様子。お婆ちゃんちの座敷わらしのエピソード。すずが水原哲に風景画(波の白兎)を描いてあげる場面。階段を上ってやっとたどりつく北條家。初夜に夫のくれる干し柿。色んな場面がそのまま描かれているのにひとつひとつ驚いた。
俳優さん達もいい感じです。主人公すずの松本穂香さんのおっとりした様子。夫・北條周作の松坂桃李さんは元のアニメの周作にお顔が似ていらっしゃいますね。男らしい幼馴染の水原哲に村上虹郎さん。すずの祖母に宮本信子さん、義母に伊藤 蘭さん、義理の姉は尾野真千子さん。白木リンに二階堂ふみさん。すずの母親役の仙道敦子さんは80年代にアイドルをなさっていたと思うのですが、今はお母さんらしい表情をなさっていて驚きました。
アニメの映画を見た時に「この映画は戦争を描いた映画だけれども、また昔の日本の日常を描いた映画でもある」と思ったので、今回は実写で昔の日本の日常が再現されることが嬉しい。
見知らぬ男から突然求婚され、よくわからないまま結婚することになり、相手の家に嫁いでいくすずの物語に…既に心動かされてます。お風呂から上がってきたら部屋にお布団が二つ並んで敷かれていて、そこに会ったばかりの夫が本を読んで待っている。嫁に行くとはこういう感じだったのだろうか。すごいなと思う。すずちゃん、旦那さんが松坂桃李くんでよかったね…いや周作さんがいい人なんですよね。
毎回感想は書かないと思うけれどこれから楽しみです。