能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2019年11月18日月曜日

Riton x Oliver Heldens ft. Vula - Turn Me On (2019)



これは売れる歌だわね

 

Riton x Oliver Heldens ft. Vula - Turn Me On (2019)

 下品なMV ドクターの顔がこわい

Turn Me On (feat. Vula) - Single
 

 
というわけで現在この曲は英国のダンスチャートにしばらく入っているのですが、ものすごくキャッチー。キャッチー過ぎるしMVも下品だからちょっとヤダな…と思ってとり上げなかったのですが、曲が頭に張り付いて離れない。ずーっと鳴ってる。売れる曲ってやっぱりキャッチーなんだね…という見本のような曲。

 摑みがっちり。コーラスの「ドクタラーッ」(これがいい)でぐっとくる。いい声、キャッチーなメロディー、インストのサビで「ドクタラーッ」にボインボインボインと癖に鳴る音、煽る煽る、踊りやすいリズム…いやー参りました、降参です。いかにもEDMな音だしお洒落ではないんですけどね。ダサいから癖になるんだろうな。ものすごくキャッチーだと思う。

というわけで改めて情報を調べてみたらやっぱり欧州で売れてました
 
 UK Singles (Official Charts Company)    12 
 UK Dance (Official Charts Company)      2 
 Scotland (Official Charts Company)     5
 Ireland (IRMA)             11
 Belgium (Ultratip Wallonia)       17 
 Netherlands (Dutch Top 40)        22 

 欧州の英語圏が多いですが、ベルギーとオランダには納得。
それに比べてこの曲のアメリカでの成績は、

 US Dance Club Songs (Billboard)      34 
 US Hot Dance/Electronic Songs (Billboard)  28 

 まあ十分売れてるんですけど、ダンスチャートのトップ10にも入らないということは、やっぱり欧州と米国の売れる曲のタイプは随分違うのだろうと思います。私は欧州の方が好き。アメリカで売れるダンス曲は踊れない曲が多い。

とり上げないつもりだったんだけど、やっぱり記録しておこうか。

 
Ritonとは英国Newcastle upon Tyne生まれのDJ/プロデューサー.本名Henry Smithsonさん。1978年生まれの41歳。

Oliver HeldensさんとはオランダのDJ/プロデューサー。1995年生まれの24歳。このお方のジャンルは沢山…Progressive house , Future house, Tech house, EDM, Big room house, Deep house。いろいろやってます。

Vula Malingaさんは英国人のシンガー。アメリカで南アフリカ出身の両親の元にうまれて英国で育つ。パワフルないい声です。1980年生まれ39歳。


Riton, RAYE - I Don't Want You (2021)


お猫様H:身だしなみ



猫さんは身だしなみを整え中




ここ二日ほど、夜になると猫さんが腿やお腹の上に乗ってくる。重みを感じながら一緒に居眠り。幸せ。



2019年11月17日日曜日

LIVE★Leo Pasifika・Voices From the Pacific



Leo Pasifika: Voices of the Pacific
Kawaiaha`o Church, Honolulu
November 16, 2019



なぜか知らねど、日本のANA/全日空さんがこの地で開いてくださったミュージック・フェスティバルHonolulu Music Week。大変ありがたい。

目玉は太平洋出身のオペラ歌手が共演するLeo Pasifika。ハワイ出身の世界的なバリトン・Quinn Kelsey/クイン・ケルシーさん。ニュージーランド出身の実力派テナーPene Pati/ペネ・パティさんがこの地で再度共演。お二人はこの地で今年の5月にも『椿姫/La traviataで共演をなさったのだけれど、今回はリサイタル。場所は、その昔ハワイ王朝ゆかりのカワイアハオ教会/Kawaiaha'o Church。南国らしくサンゴを削ったで岩を積んで作られたこじんまりとした小さな教会でほのぼのとコンサート。

コンサートのテーマがVoices From the Pacificであることから、太平洋出身の歌手4人の歌と、地元の子供のコーラス・グループの歌で全2時間半のライブ。

クインさんとペネさんはこの地のオペラファンの間ではほぼアイドルです。クインさんは地元出身ののスーパースター。若いペネさんは今オペラ界の階段を登る実力派。彼はニュージーランドのボーカルグループSOL3 MIO/ソレ・ミオでも有名。お二人が登場なさっただけで教会内が湧く。かなり沢山のファンがいそう。私もワクワク。やっぱり嬉しい。

それから女性はソプラノのMalia Kaai-Barrettさん。メゾソプラノのBlythe Kelseyさんはクインさんの妹さん。お二人とも地元のオペラハウスの関係者で先生をなさっているそう。

演目は、Rossini Verdi Donizetti Puccini Saint SaensBizetなどのオペラからのアリア。ペネさんの『リゴレット』『トスカ』『トゥーランドット』、クインさんの『カルメン』は嬉しかった。なんと贅沢な。声に圧倒される。クインさんが素晴らしいのは言うまでもなく。ペネさんも確実に進歩している。5月の『椿姫』では、ペネさんの声が最初は小さいかと思ったのに、このライブでは1曲目から大きな声。彼のテナーは本当に綺麗だ。

お二人と女性お二人と交互に歌い、それから地元の子供のコーラスの歌が10曲ぐらいあっただろうか?ソロの女の子もとても綺麗な声。子供達が歌い始めるとお母さん達がスマホをあげて撮影をするのも微笑ましい。和気あいあいと時が流れる。

またこのようなライブがあったら見たい。
全日空さんありがとうございます。





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実は海亀の…運に見放された夜の話
ネガティブなので読まないほうがいいと思います。
こういうこともたまにある。
自分のために愚痴を記録しておく。

ショーはもちろん大変素晴らしかったのです。

…しかし時々あるんですよ。運が悪い時
ライブで、自分の前にだけ大きな人がいること。
この日もそうだった。

私の前だけに大きな人々が何人も重なっていて演者が全く見えない。うわーこういうのは久しぶりやな…と思いながら己の運の悪さを静かに嘆く。頭を動かしたら後ろの方々の迷惑になるだろうからじっと耐えて動かず。よって2時間半に及ぶコンサートの中で演者がしっかりと見えたのは全部で1分に満たなかった。

ショーが始まってすぐにその夜の私の運を悟ってがっかりした。しかしこれも運。怒ってもしょうがないのよ。だから怒るまい、怒るまい。ここは静かに音を聴けばよい…と自分に言い聞かせるのだけれど、そんな風に自分を抑えることばかりにエネルギーを使ってへとへとになる。ものすごく疲れた。エネルギーの使い方が間違っているから、ショーそのものの濃い感激もない。声がすごかったね…ぐらいのうすーい感想しかない。覚えているのは視界をブロックする人の頭と背中。

あ~わたしなんか罰が当たるようなことやったかな~旦那Aと少し喧嘩したからかなぁ。今日はカミサマに見放されているんだろうなぁ…こういうの初めてじゃないし…。

こんな事はめったにないんですけどね。…過去に一度ひどいのがあったな。12年ぐらい前に東京の渋谷で見たJason Falkner。小さい箱で私の前だけに190cmぐらいの大男が立っていて全く見えなかった。すごいのね…悪い時は驚くぐらい運が悪い。Jason Falkner 10年以上大ファンだったのに。

今回も旦那Aの前や周りの人の前は綺麗に開けていて、大柄な人が重なっているのは私の前だけ。旦那Aはクインさんもペネさんもよく見えたらしい。ライブ後、会場を後に歩きながら「すごいねぇ~すごいねぇ」と興奮する彼に「うんすごかったね、綺麗ね」と静かに答える。もう彼には見えなかったと文句は言わない。だって言えば彼の幸せな夜をだいなしにする。

私が見たかったからチケットを取ったのに。私が見たかったのに。

今年はなんか…よくないな。Howard Jonesも見逃した。先日のオペラ『Tosca』も見逃した…旦那Aが間違った日付をカレンダーに書いていた…会場に入ったら公演日は1週間前だった。今回はこのライブのためにジャズクラブのTower of Powerもキャンセルしたのに。今年は運が悪いんだろうな。 もういいや ぐれてやる


うちに帰って来てから猫の首に鼻を押し付け話しかける「もうどこにも行きたくないわ。Hちゃんと一緒におうちにいるほうがいいの。ひとりぼっちにしてごめんね」そのままソファーに横になり、メイクも落とさず猫さんをお腹の上に乗せてそのまま朝まで寝てしまう。


 

2019年11月13日水曜日

今夜は大嘗祭



公式には「だいじょうさい」。古くは「おほにへまつり」「おほなめまつり」とも読むのだそうだ。

今年新しい天皇陛下がご即位になり時代は令和に変わりました。春から様々なお祝いの式典が行われてきましたが、日本では今日20191114日(木)の日没後から15日(金)の朝にかけて大嘗祭が行われるそうです。新天皇の即位で一番大切な宮中祭祀なのだそう。


Wikipediaには大嘗祭についてこう書かれている

新天皇が即位の後に新穀を神々に供え、自身もそれを食する。その意義は、大嘗宮において、国家、国民のために、その安寧、五穀豊穣を皇祖天照大神及び天神地祇に感謝し、また祈念することである


私は昭和から平成への御代替わりの時には大嘗祭のことをほとんど知ろうとしなかった。当時の私は若く日々に追われていて、この古来から続く儀式のことにも興味を持たなかった。今年、NHKのドキュメンタリーでこの儀式とその意味を初めて知った。

天皇陛下がご即位後に初めて行う新嘗祭が大嘗祭…即位の礼で皇位の継承を内外に宣明した天皇が、日本の祭り主の地位として初めてその年の収穫を神に報告し感謝する一代一度限りの儀式…なのだそうだ。

今夜の式の始まりは午後6時半。儀式が終わるのは15日の午前3時頃になるのだそう。


新しい天皇陛下が日本の国と国民のために、自然の神様と共にお食事をなさる儀式…詳しいことはわからないが、今日の儀式が一代一度限りということは、新しい天皇陛下がご即位なさって初めて神様にご挨拶をなさり神様と対話をなさる儀式ということなのだろう。天皇陛下が神様とお近づきになって、これからも日本を守ってくださいね、よろしくお願いします…とお伝えになる儀式なのだろう。

素敵だ。神秘的。言葉にならないほど心を動かされる。


令和の天皇陛下は私達の世代の天皇陛下だ。天皇陛下は昭和の時代半ばにお生まれになったお方。私が子供の頃からメディアでも常にお見かけしたお方。そのお方が今年新しい天皇陛下になられた。そして今晩、陛下が日本のために、日本の自然の神々との時をお過ごしになる。


日本は常に自然と共に生きてきた。外国に数年暮らしてみればわかる…日本の自然は決して優しくはない。季節の変化は突然やってくるし、予測のできない自然災害も多い。しかし同時に、四季が激しく移り変わっていくからこそ日本の自然は美しく恵み豊かであり、そのことは世界にもよく知られている。

日本人は、常に自然を敬い、畏怖し、お伺いを立てながら、なだめながら、自然と共に生きてきた。そうやって1000年以上を過ごしてきた。西洋のように自然を征服することなく、日本人は自然を恐れ、感謝し、自然と共に寄り添いながら長い道を歩んできた。自然が機嫌を損ねたらお祈りをして自然の神をなだめ、平和をお願いし、自然が恵みを与えてくれたら自然の神に感謝する。そうやって日本人は長い時間を生きてきた。

毎年の新嘗祭、そして新しい天皇陛下がご即位なさった時の大嘗祭とは、そうやって日本人が自然と共に生きてきたことの証なのだろうと私は思う。
 
 
近年日本の皇室をめぐる世論には、現代的な西洋化と効率化、それから政治的な意味づけ、予算の問題…等等、様々なものがあることを聞いている。神道を(全く違うものであるにもかかわらず)他の宗教と同じに位置づけて、皇室の存在や宮中祭祀を考え直す動きがあることも聞こえてくる。
 
しかし(これは私の個人的な気持ちなのだけれど)日本の皇室と、数々の宮中祭祀をこれからも大切にして欲しいと心から願う。皇室の存在は、日本人が自然と共に生きてきたことの証だと思うから。皇室とは1000年以上も続く日本の文化的な遺産だと思うから。皇室の方々が自然の神々に祈ってくださって、私達も自然を敬い感謝し疎かにしない生き方をする…それは日本独特の文化であり日本人の生きる哲学だと思うから。本当に美しい文化だと思うから。
 
日本人は1000年以上の時間を皇室と共に生きてきた。皇室を通して日本人は自然の神々と長い間対話をしながら生きてきた。そんな日本の長い歴史と伝統は、人の一世代や二世代だけで意味を変えられるようなものではないと私は思う。どうかこれからも日本の尊い文化を大切にしていって欲しいと思う。
 
 
天皇陛下に心から感謝いたします
令和の時代が幸せな時代でありますように




2019年11月12日火曜日

映画『Edmond/Cyrano, My Love』(2018):映画の魔法・面白い・傑作エンタメ映画


 
 


 
 
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Edmond2018年)/仏/カラー
110分/監督:Alexis Michalik
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面白い。傑作の部類だと思う。監督とプロダクション全体が全力でいい映画を撮ろうとした力技。沢山のユーモア。笑い。映画芸術への愛。舞台芸術への愛。夢。映像の美しさ。過去の時代を美しく描いたファンタジー。本当にいい映画です。映画の魔法も沢山。
 
これはフランス語の映画だからハリウッドには受け入れられにくいのかもしれぬ。だからアカデミー賞ノミネートもないのだろう。しかしこの映画は近年アメリカで作られたどの映画よりもずーっといいと思います。凝ってます。頭がいい。情報量が多い。面白い。
 
Rottn Tomatoesでの(現在の)27人の米のプロの批評家による平均スコアは85点(←悪くはない)。世界各地の映画ファンによるスコアIMDbInternet Movie Databaseでは平均7.4/10点…その内訳はUS Users(64)6.5Non-US Users(701)=7.5…おおぅアメリカ人にはまだこの映画のよさは広まっていないらしい。面白いのになぁ。
 
 
フランス映画さまよくぞやってくれました。これこれ。おフランス映画にはこういうのを期待したい。楽しくて結構。おかしくて結構。ハッピーで結構。映画は所詮娯楽なのだ。何も難しい顔をしてうんうん唸るばかりがいい映画でもないだろう。薄っぺらのコメディも本気でやれば名作です。あ~楽しい楽しい。最初から最後までハッピーな心躍る2時間。映画の魔法。大きな拍手。
 
 
★あらすじ
 
1897年フランスのパリ。売れない脚本家エドモン・ロスタン/Edmond Rostandが『シラノ・ド・ベルジュラック/Cyrano de Bergerac』を書き上げるまでのドタバタを描く。エドモンは名優コンスタン・コクラン/Constant Coquelinに「コミカルな英雄の話」の新作(戯曲)をオファーするのだが、実はまだ全く書いていない。口うるさい女優、製作からの要望、奥さんの嫉妬、下手な役者、友人の恋の手助けなどなど…そして周りにはあまり期待されていないにもかかわらず、エドモンは傑作を書き上げねばならない。
 
 
★ネタバレ注意
 
沢山のサイドストーリーが詰め込まれているにもかかわらず綺麗にまとまっているのは見事。様々なキャラクターがうるさく自己主張をしながらストーリーは進む。台詞も早いし、ストーリーもどんどん進む。ほぼ2時間の映画で中だるみは一切ない。最初から最後までエネルギーに溢れていて、字幕を追いながらついていくのに必死。それなのに映画の魔法が何度も出てきて圧倒される。ちょっと驚き。ものすごく贅沢な映画だと思う。
 
 
私の『シラノ・ド・ベルジュラック/Cyrano de Bergeracの知識は、1990年の同タイトルのフランス映画。主演はジェラール・ドパルデュー。それからアメリカ映画の『愛しのロクサーヌ/Roxanne』も見ていたので、おおまかな筋は知っている。
 
 
まず売れない脚本家エドモンが、俳優コンスタン・コクランに新作のオファーをする場面。新作とは言っても実はまだアイデアさえも無い。そのためエドモンはコクランの前で身の回りの物を見ながらアドリブでアイデアを語り始める。映画『ユージュアル・サスペクツ/The Usual Suspects (1995)』のように。
 
『シラノ・ド・ベルジュラック』は、鼻が大きく醜いシラノが、美しい言葉で美男クリスチャンの恋文を代筆し、美女ロクサーヌとクリスチャンの恋を助ける…というのがストーリーの要。この映画でエドモンが書く「脚本の中のシラノの手紙」の文章は、現実でエドモンが彼の友人レオの恋文を代筆したもの…ああなるほどなるほどと思わされる。
 
それから様々な状況を経て公演日を迎えるのだけれど、色々な事柄が休む間もなく次々と起こり、情報がとても多く全て思い出せない、思い出すのは映画の魔法。沢山の笑、ドタバタ気味のユーモアも楽しい、俳優さんたちのそれぞれの魅力、舞台芸術への愛、溢れる映画への愛、美しい映像、ああ…映画っていいですねぇ…と幸せになる。
 
崖っぷちのエドモン、カリスマに溢れた(コミカルな)コンスタン・コクラン(大親分)、わがままな女優マリア、ハンサムな俳優の友人レオ+美人のジャンヌ、大女優サラ・ベルナール、芝居の下手なコクランの息子ジャン、みんなを盛り上げるアフリカ系カフェのオーナ等等、キャラクターも皆面白い。
 
ああ…感想を書くのがむずかしい。面白い映画は感想が書きにくい。もう一回見たほうがいいんだろうな。時間がとれるかな。また見にいけるか。
 
 
19世紀のムーランルージュの中の様子もいい。今のように大きなステージではなくて、カフェのテーブルのような客席のフロアで、踊り子達が目の前の床で踊る。それからジャンが連れて行かれる売春宿も華やかでいい。チェーホフがいて挨拶をする。ジャン君が大人になって急に堂々といい俳優さんになるシーンにも大きな拍手(笑)映画の魔法。フランスのユーモアはいい。
 
 
最後にこの映画でコンスタン・コクラン=シラノを演じた俳優さんオリヴィエ・グルメ/Olivier Gourmetさんのことを書いておこう。 実はこの映画を見ようと思ったのは、映画のトレイラーにこのお方が出ていたのを見たから。この俳優さんのお顔は見たら二度と忘れない。
 
このお方を最初に見たのは2017年のフランス映画『ルージュの手紙/Sage femmeThe Midwife。主人公の中年女性のもっさりとしたトラック・ドライバーのボーイフレンド…その映画でこの俳優さんの事がとても気になった。その映画の脚本がこのちょっと妙なルックスの俳優さんを魅力的に書いているから気になったのかなと思ったのだけれど…。その後私は、このブログでフランスの俳優の妙なルックスと色気について、大変真面目に考えて文章まで書いてしまった。う~ん。

フランスの俳優の色気について考える

今見ても素敵だとは言えない。変だなぁと思う。それなのにこの俳優さんから目が離せない。面白い。この映画のグルメさんの役は、大柄な大物俳優で声も大きく…堂々として大きいお方なのですけど、面白いんですよ。やっぱり彼は大スターなのかも。
 
…びっくりしたの。前見た映画の穏やかなトラック・ドライバーと全然イメージが違う。役で変わるお方ですね。うまいお方なんだろうな。いやー目が引き付けられるわ~不思議。この映画を見た日の晩ご飯の食卓でも旦那Aに向って「あの俳優さんはなんであんなに妙なのにカリスマがあるのかしら(←大変失礼)」と興奮して延々と喋ったらうんざりされた。なんだかグルメさんを見ると人の魅力/男の魅力について語りたくなる。不思議。これだけ目が惹きつけられるということは、やっぱり大スターなんだろうなと思います。
 
声だな。グルメさんが素敵に見えてしまうのは、声がいいんだろうな。たぶん
 
 
あ~面白かった。ゲラゲラ笑った。ユーモアの質がいい。好き。また見たい。フランス語がわかったらもっと面白いんだろうなと思います。おそらく英語の字幕に入らなかったフランス語での冗談が沢山あるのだろうと思います。フランス語がわかる人が羨ましい。