能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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この度の能登半島地震で 被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興をお祈りいたします。 ★NHK による様々な支援情報 能登半島地震 義援金・支援金の受け付け始まる 窓口まとめ 【随時更新】 https://www.nhk.or.jp/shutoken/ne...

2024年5月29日水曜日

Sweet Georgie, Ed Ramsey, Peter Mac - Soul Deep (Emmaculate Extended Remix)(2024)



こういうのが一番いい



Sweet Georgie, Ed Ramsey, Peter Mac
- Soul Deep (Emmaculate Extended Remix)(2024)
Soul Deep – EP
Released: March 22, 2024
℗ 2024 Category 1 Music



延々といって。こういうのが一番だらだら踊れる。お洒落な音。最高最高最高。延々と流し続けたい。4:00頃から入るサックスの音が気持ちいいですね。特にサックスが踊り始める5:15辺りからが最高。2000年頃にロンドンのAcid Jazzのバンドで延々と踊ってたのを思い出す。Down To The BoneとJazz Cafeが懐かしいね。このアレンジは米国のものですが、こういう音楽をやるバンドは今もロンドンにはいるのだろうなぁ。このプロダクションはたぶんDJが作っているのだろうと思うけれど、この音はバンドでもいける。最高だろうな。いいなぁ。3時間ぐらい踊りたい。

これもUK Commercial pop club chartとUpfront club chartに入っていた。


Main Artist:

★Sweet Georgie

George Jackson/George G-Spot Jacksonさん。米国ミシガン州シカゴのDJ/プロデューサー。1986年から活動。初期の米国Houseの立役者。リミックス多数。ミシガン州、クリーブランド州で活躍中。

★Ed Ramsey
米国メリーランド州ボルチモア出身のsongwriterとvocalist。コンテンポラリーR&B…ヒップホップにジャズ、ファンクをR&Bに組み合わせたスタイルで知られる。2021 年にアルバムPOJI Recordsより『Who Is Ed Ramsey?』をリリース。その他にもシングルを多数リリース。YouTubeで聴ける。

★Peter Mac
カナダ、トロント出身の音楽プロデューサー。独自の音楽エージェンシーのオーナー。ハウスミュージックのショーのプロモーター、ブッカーとして長年の経験を持つ。ボストンのBerklee College of Musicで学んだ。2020年のコロナ禍でプロモーターの仕事が出来なくなった頃に作曲を始めた。現在55歳。自らレーベルBarking Mad Musicを創設。

Remixer

★Emmaculate
Eric Weltonさん。ミュージシャンと画家の両親の元、シカゴの郊外で育った。1980の後期、ティーンの頃からハウスミュージックに親しむ。1990年頃からDJのスキルを学び、その細部に至るまで完璧なプロダクションの技でEmmaculateと呼ばれるようになる。シカゴの音楽producers & sound engineersとして知られるようになる。2017年からオリジナルをリリースするようになる。2021年から3年間連続で、producer、mix engineerでグラミー賞にノミネートされる。その一つがBeyoncéの「Break My Soul (Terry Hunter Remix)」。多くの大物アーティストの作品を手掛けている。


Composers: G. Jackson, E. Ramsey, P. MacDonald



Charli Lark - Limbo (Wilson Remix)(2024)



これもいいぞ



Charli lark - Limbo (Wilson Remix)(2024)
Limbo (Club Remixes) – EP
Released: April 26, 2024
℗ 2024 Blaze Bloom


英国の Commercial pop club chart/Upfront club chart に入っていてメモしていた曲。曲は単調でビートが鳴っていさえすればいいのかという感じですがそれがいい。コーラスのボーカルが1980年代を思い出しますね。

この曲はClub RemixesのEPとして出されていてリミックスは5種類。その中からこのver.はWilson Remix。このWilson RemixのWilsonさんの情報が相変わらず見つからない。今までにも彼のリミックスは何曲かここで取り上げてます。

今回の病気のストレスの元になったバスルームの改装のことは考えずに音楽を聴いてしばらくのんびりしよう。だらだらしてます。  


★Charli Lark
元々はニューヨークで活躍していた女性シンガー・ソングライター。しばらく主婦と母親になって山間の町に住んでいたそう。音楽シーンにカムバックの作品なのかな?




LF System - Lift You Up (2024)



元気を出しましょう



LF System - Lift You Up (2024)
Lift You Up – Single
Released: April 19, 2024
℗ 2024 Under Exclusive Licence to 
Ministry of Sound Recordings Limited


英国の Commercial pop club chart/Upfront club chart に入っていてメモしていた曲。ビートに乗って元気を出さにゃ~。


★LF System
スコットランドのプロダクション・Duo。メンバーはConor LarkmanさんとSean Finniganさん。2022年にシングル「Afraid to Feel」が英国のシングル・チャートで1位になる。デビューは2021年。

★Clementine Douglas
ボーカルはこのお方。Clem Douglasさん。1998年生まれ。米国シカゴ出身のシンガー・ソングライター


Lift You Up
LF SYSTEM
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[Pre-Chorus]
私達は音楽 私達は歌
私達は見つけられるべき答え
一緒に 今始めましょう
決してがっかりさせない友人がいるの

[Chorus]
あなたを元気にさせる
音楽があなたを元気にする (Ooh)
あなたを元気にさせる (Ooh)
音楽があなたを元気にする (Yeah, yeah)

[Drop]
あなたを元気にする

[Pre-Chorus]
今がその瞬間 これがその時
これこそがフィーリング 私がずっと待ち続けていた
Ooh, 一緒に 今やりましょう
決してがっかりさせない友人がいるから

[Chorus]
あなたを元気にさせる
音楽があなたを元気にする(Ooh)
あなたを元気にさせる(Ooh)
音楽があなたを持ち上げる (Ayy, yay)

[Build]
音楽を信じて
Yeah-yeah, yeah-yeah, yeah-yeah
音楽を信じて
Yeah-yeah, yeah-yeah, yeah-yeah

[Drop]
音楽を信じて
Yeah-yeah, yeah-yeah, yeah-yeah
音楽を信じて
Yeah-yeah, yeah-yeah, yeah-yeah

[Chorus]
音楽があなたを持ち上げる
Yeah-yeah, yeah-yeah, yeah-yeah
音楽があなたを元気にする
Yeah-yeah, yeah-yeah, yeah-yeah

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Songwriters:  Clem Douglas, Toby Scott, Paul Harris, Seán Finnigan

2024年5月28日火曜日

謎の発疹⑤…漢方の医師を訪ねてみた



現在療養中。なんとか治ってきた。その記録。


5月14日火曜日に発症した腕と脚の謎の皮膚炎。かかりつけの総合病院は診てくれない。担当医も電話での会話のみ。日曜真夜中の緊急ビデオ診察でステロイドの薬を処方されたが具合が悪くなったので飲まないことにする。同病院の皮膚科で診てもらうことも怪しくなってきた。藁をもつかむ思いで他の方法を探った。


5月24日金曜日
腕と脚の新しい発疹はないようだが、湿疹は肌全体に広がって丘のように腫れている。触れば不思議にすべすべしているが少し熱を持っている。少し痒いが我慢できないほどではない。食事をした後に痒みが増すような気がする。総合病院からの「皮膚科に予約が入った」との連絡は午後になってもまだない。これは何とかしなければ…。

先日ステロイドの錠剤で具合が悪くなったので、西洋の医療は諦めたほうがいいのかもしれぬと思い始めた。そこでこの地の口コミサイトで他の病院を探すことにした。どこかに皮膚炎やアトピーの治療に評判のいい医師はいないのか…?

口コミサイトYelpで出てきたのは漢方医だった。その漢方医の評判は1位。評価は4.8/5点。2位は別の大型病院内の皮膚科専門医。漢方医が大手の病院の皮膚科の上?? 興味を持ち始めた。そこで旦那Aと相談して、午後2時頃に飛び込みで薬局を訪ねてみることにした。閉まっていた。それなら明日訪ねてみよう。


5月25日土曜日 漢方医を訪ねる
午前中しか開いていない小さな薬局の漢方医を訪ねた。薬局に踏み込むと壁一面に漢方薬の入った瓶が並んでいる。誰もいない。すぐに年配の男性が出てきた。穏やかな声で「予約ですか」と聞かれるので「いいえ」と答える。「じゃあ少し待ってて」と言われるので待つ。しばらくして鍼の治療を終えた患者さんが出てきた。先ほどの男性が医師らしい。ここの医師は評判のいい鍼灸師でもある。その後私は小さな診察室に通された。



私が受診票に書き込んだのは「Unknown skin rash. Eczema. It started on 14th Tuesday and spread all over my arms and legs.」だったと思う。すぐに問診が始まった。アクセントの強い英語。穏やかな声。

上着を脱ぎ腕を見せ、幅広のズボンをたくし上げて赤くなった脚を見せた。そして今まで発症から皮膚の状態を撮った写真をiPadで見てもらった。熱がないこと、胴体には発疹が無いこと、発疹した時ストレスが多かったこと。過去にもストレスで発疹があったことがあること。今回ステロイドのプレドニゾンを病院の医師に処方されたが具合が悪くなったこと…等々さまざまな情報を伝える。先生はうんうんと頷きメモを取りながら話を聞いて下さる。

ところでアメリカでは Eczema とは一般的にアトピー性皮膚炎のことだということを私はネットで調べて知っていた。先生は私が受診票に書いた Eczema の文字を見て「Eczema…これは皮膚科に診断されたの?」と仰るので病院で診断されたわけではないと答えた。「疲れていますか」の問いに Yes と答える。先生はうんうんと頷く。私の話す症状を聞きながら、先生は漢字…中国語で全ての情報を書き込んでいる。全て漢字ばかり。沢山の沢山の文字。ああ本当に漢方の先生に診てもらってるんだなと嬉しくなる。「このような漢方薬は飲んだことあるの?」と聞かれたので「私は日本人で漢方の生薬の入った商品は飲んだことはあるけれど、こういうのは初めてです」と答えた。先生は私の腕をとって脈を測り、血圧計で血圧を測り、その後「わかりました、外で待っていてください」と仰った。診察の時間は10分もなかったと思う。

診察室の外に出ると、次の患者さんが二組。私が予約も無しにこの薬局に飛び込んですぐに見てもらえたのはラッキーだったのだろう。今度は予約を入れよう。

すぐに先生が出ていらした。漢方薬の入った小さな袋が4つ。飲み方を教えて下さる。薬は7日分。値段は100ドルに届かない値段。安くはないが藁にもすがる思いなら高いとは思わない。「10日経ったらまたいらっしゃい」と仰った。「Thank you Doctor」と何度も伝えて店を出た。私はなんだか嬉しくなっていた。

西洋の医師が私を診てくれないのなら、アジアの先生に診てもらおう。漢方医に診てもらうのは初めてだ。勇気をもって薬局に飛び込んだことに嬉しくなった。小さな冒険にわくわくした。

家に帰ってきてから先生のことを調べた。Dr. Aはハワイに来て今年で39年。それ以前は中国の総合病院で内科の医師をなさっていたことを知った。ハワイでは鍼灸師と漢方医を長年なさっている評判の医師だった。元々内科の医師ならますます安心。中国の病院では漢方薬や鍼灸も治療に使っているのだろうかと想像した。


小さな丸薬と生薬を砕いた粉薬
1回分
小さな粒
小さな粒を取り分ける


漢方薬
小さな丸薬が小さな袋にみっちりとつまっている。黒い小粒の丸薬10粒、黒い中粒の丸薬5粒、茶色の錠剤を4錠、朝昼夜の食前に白湯で飲む。一度に19粒の薬を飲むことになる。薬局から帰ってきて最初の昼食では、19粒をひとつひとつ飲んでいたら白湯でお腹いっぱいになった。それで一飲み3錠ずつ飲むことにした。 それから毎晩寝る前に漢方の生薬を砕いた粉薬を白湯に溶かして飲む。これを7日間続ける。


旦那Aはそんな私の様子を面白そうに見ている。西洋人の旦那Aに、漢方薬は日本人にとってそれほど珍しいものではないと説明する。養命酒とか正露丸、それに葛根湯、お正月のお屠蘇…日本の健康医療には昔から漢方薬が自然に馴染んでいる。だから今回の薬も私には少しも違和感がないことを話した。そして西洋の薬がピンポイントで症状を抑える(Fix it)のであれば、漢方薬は人の身体全体を調整するもの(Condition it)とか健康な状態に戻す(Restore)のだと思うと伝えるとなるほど「Cool」と納得していた。


5月26、27、28日
それから連日、毎食毎に薬を飲み続けている。既に湿疹は治まっている。熱が引いて腫れもなくなった。痒みもない。一度は発疹が繋がって全体に広がり真っ赤になっていた皮膚は、少し色素沈着してベージュの濃い色に変わりつつある。今は皮膚の表面が乾燥してカサカサになりところどころで皮が剥けているが、もう炎症を起こしているわけではない。見かけ上はまだ皮膚炎の痕が残っているけれど、もう治りつつあるのはわかる。完全に治るのはこの表面の乾燥した皮膚が全て自然に剥がれ落ちた時なのだろう。

それ以外に興味深いのは、今まで更年期の頃からすっと継続してぽつぽつと手や足の甲に出ていた痒い湿疹…私はそれをもう8年ほどドラッグストアのステロイド軟膏を毎日塗って抑えてきた。それらの湿疹が漢方薬のおかげなのだろうか、今治まっている。そしてその痕もカサカサに乾燥して皮が剥け始めているが炎症をおこしているわけではない。もしかして…今まで長い間諦めていた原因不明の手足の皮膚炎も治りつつあるのではないか?

漢方薬を飲み始めてからまだ4日しか経っていないのに結果が見えてきている。もしかしたらすごくいい治療法に出会ったのではないか?嬉しさと面白さとワクワクと先生に対する感謝の気持ちと共に今の私はとても嬉しくなっている。漢方の医師を訪ねてよかった。



その後、総合病院の皮膚科からは未だ連絡がない。担当医に(念のためと)入れていた31日の診察の予約はキャンセルした。もしこれから「皮膚科の予約が入った」と連絡があったらそれもキャンセルするつもりだ。もう皮膚のことで総合病院を訪ねることはないと思う。

保険会社が経営するこの総合病院の皮膚科で優先して診てもらえるのは、皮膚癌などの命にかかわる疾患なのだろうと思う。この病院は大病の治療では決して評判の悪い病院ではない。ただこの総合病院のシステムでは、免疫不全の皮膚疾患を治せる専門医はいないのだろうと思った。たとえこれから私が同病院の皮膚科に診てもらったとしても、またステロイド薬を出されるだけだろう。同じように私はまた具合が悪くなって「どこに連絡をすればいいのだ」と怒りを爆発させることになる。今回この総合病院では原因不明の皮膚炎は治せないことがわかっただけでも収穫だった。

それよりもステロイド錠プレドニゾンの後、ぼんやりと視界がぼやける左目をどうしようかと悩み中。網膜剥離だか緑内障の初期だか知らないが、これもいずれ専門医に診てもらわなければならないだろう。医師に会うまでにまた複雑なプロセスを踏まなければならない。本当にめんどくさいと思う。



2024年5月23日木曜日

謎の発疹④…医師との電話+ステロイド錠剤



自分用に記録します。

21日火曜日
電話問診の予約どおり担当医のDr. Aから電話がかかってきた(こちらからはかけられない)。早速前日に送ったメールと添付した写真3枚を見てもらう。日曜深夜のビデオ診察の女医さんDr. Kとのやりとりの記録が残っているのでそれも見てもらってそこから会話を続ける。Dr. Aは「皮膚科に紹介(Referral)しましょう。たぶん3日後ぐらいにはこちらから連絡ができると思うよ」と言われる。なんとか皮膚科に通してもらえることになった。しかしそこから皮膚科の医者への予約が3か月後…などということにもなりかねない。

またDr. Aに(少し怖い)ステロイドの飲み薬のことも確認する。ステロイドの薬は中程度の強さの薬だと聞いているけれど、皮膚科の医師の診察の前に飲んだ方がいいですか?「ああ飲んでいいと思うよ~」じゃあもし問題が出たらどうすれば…と医師に聞いたかどうかは覚えてない。なぜならこの病院のシステムでは問題が出ても彼には電話出来ないのだから。ちなみに医師は「具合が悪くなったらポイズン・コントロール・センターまで連絡して」と言っていた。要するに私にこれから何かが起こったとしても、担当医のDr. Aへは電話できず、また誰に連絡するのかも示されていない。このシステムは絶対に間違っていると思う。

結局、担当医Dr. Aができることは私を皮膚科に紹介することだけ。先日土曜深夜(日曜午前)のビデオ診察のDr. Kの処方した薬に同意し患者に勧めはしてもDr. Aがその後責任を持って私を見てくれるわけではない。仮に私がステロイドの薬を摂取し具合が悪くなったとして、もし私が「なんとか我慢できるかな」と自己判断して摂り続け、そのために問題が大きくなったとしたら、誰が面倒を見てくれるのだろう?救急車?

深夜のビデオ診察のDr. Kから出された薬を書いておこう。
クラリティン/Claritin 10mg
 =抗ヒスタミン アレルギーの薬;1日2錠
ファモティディン/Famotidine 20mg
 =胃薬だがこれもアレルギーに効くと言う;1日2錠
●プレドニゾン/Prednisone 20mg
 =合成副腎皮質ホルモン剤 抗炎症作用;1日1錠

クラリティンとファモティディンは数日前から摂っていたが、この日の夕食後にプレドニゾンを試みた。


22日水曜
目が覚めて目を開ける。瞬きをすると左目の目尻側に明るい稲妻のようなものが走る。また左目の視界の左にわかめのような黒い影がもやもやと浮いているのも見えた。真っ黒の小さな点も時々見える。そのようなものは私は今まで経験したことはない。この光の線が走る様子は1日中続いた。なにかがおかしい。それから午前中からお腹を壊した。やっぱりこれはステロイドの副作用に違いない。

それでも確かに腕と脚は痒くない。薬が効いているのだろう。ところで腕と脚の状態はあいかわらず最悪。なぜか発疹が膨れて広がって低い丘のように盛り上がっている。しかし表面は意外に滑らか。ブツブツとしていない不思議。腕も足も赤く炎症が広がっていて、ものすごく醜い。これがすっと続くのか恐怖を感じる。ハワイで腕も脚も出せないなら辛い人生。医師にはろくに会えず、症状は治まらず、薬で調子が悪く…絶望の文字が頭をよぎる。

ステロイド薬のせいか頭が重い感じがする。頭にもやがかかっている。少し不安にもなる。ステロイドは合わないんじゃないのか。疲れているのでソファに寝転んで1日中情報を集める。

そしてわかったこと。このステロイドは眼圧を高くすることがあるらしい。このステロイドの目への副作用は緑内障や白内障と出てきた。それ以外にもこの薬の副作用の多いこと多いこと。恐ろしいほどの副作用が延々とリストになって出てくる。…これはやばい薬だ。これは私は飲んではいけない薬だと思った。

夕食の後、このプレドニゾンを飲まないことに決めた。異常を感じても今の病院には問い合わせるすべもない。もうこんな得体のしれないものは飲まない。

旦那Aによると、この日は私がすぐにUpset=イライラして感情が高まりやすいようだったと言う。プレドニゾンの副作用にAggression · agitationと出ているのでなるほどそうなのかもしれぬ。


23日木曜日
昨日の深夜、夕食後にプレドニゾンを飲まなかったせいか、腕や脚がまた少し痒くなる。しかし耐えられないほどではない。朝起きてからの目の調子は、左目の目尻側にまだ少し光が走るようだがその回数は減った。昨日のわかめのような浮遊物も黒点も左目から消えた。元に戻ったのだろうか?少し視界が曇っているような気がするが。

早速症状を調べる。英語の情報は出てこない。しかし日本語で出てきた。

 視野の一部に光が一瞬見える=光視症
光視症そのものは病気ではないけれど、網膜剥離を早期に発見する手掛かりになることもある。

 わかめのようなものがふわふわ視界に浮かぶ=飛蚊症
これは以前日本のテレビで見て知っていた。網膜剥離の初期に起こる。

問題なのは光視症と飛蚊症が同時に起きた場合は網膜裂孔や網膜剥離が起きている可能性があること。

私の左目は網膜剥離になりかかっているのではないか?


今までの人生で、視界に光の線が見えたことやわかめや黒点が見えたことは一度もなかった。これはステロイドのせいだろう。網膜剥離になったら失明の可能性もある。やっぱり昨晩あれを飲まなくてよかった。しかしなんとおそろしい薬だろうとぞっとする。

この目の状態が続くようならまた眼科の予約をしなければならない。予約はいつできるのだろう。



近道ばかり探し求める恐ろしいアメリカの医療

未だ病院から皮膚科の予約が取れたとの連絡はなし。3日と言っていたからおそらく明日なのだろう。それにしてもどうよ、アメリカの医療。免疫不全の皮膚疾患のような…患者に合わせてカスタムメイドのケアが望ましいものを、アメリカという国はまるでベルトコンベアのように薬だけ与えてそれでよしとする医療をやっている。

確かにステロイドを飲めば効く。塗れば効く。一時的に皮膚の状態を元に戻すこともできる。しかし免疫不全の場合、原因を見つけなければまた再発する可能性は残っている。結局ステロイド治療とは問題に一時的な蓋をするだけアメリカは病気の根本を見つけて治療するのではなく、臭いものに蓋をする治療をしているように思えてしまう。


日本のネット上の情報を探して、日本ではそれぞれの患者ひとりひとりに合わせた治療をしているクリニックや薬局があることを知った。日本には漢方による方法もある。日本の医師の中にはそのことを理解して食事療法や漢方などを合わせて時間をかけて治療を行う方もいると聞く。

一方アメリカ。一度中国系の女性の医師(昔の担当医)に私が「漢方とかホメオパシーをどう思いますか?」と聞いたら「データがないから(そのような研究をしていないから)アメリカの病院は漢方やホメオパシーを信じていないのよ」と言われた。そのかわりステロイドの錠剤はどんどん処方する。

アメリカはなぜ簡単にステロイドなのか?
それになぜアメリカではオピオイド中毒が問題になっているのだろう?

今回の件で、アメリカの医療の本質が見えた気がする。アメリカは「早く直す。早く結果を出す。患者に長い時間を割かない。身体に何か出来たらすぐに切る。身体の具合が悪くなったらすぐ直る特効薬を処方する。簡単に錠剤をポイポイ口に投げ入れれば直ぐに問題とさようなら。問題がなくなったらお医者さんにもさようなら。そしてまた具合が悪くなったらまた病院のベルトコンベアにいらっしゃい。ステロイドでもオピオイドでもオゼンピックでもなんでもほいほいと出しましょう。Miracle Medicineがあればすぐに問題解決!!!! そしてMiracle Medicineはどんどん開発される。しかしそのようなやり方のせいだろう、アメリカは薬害も多い。

医師と患者が長い年月をかけて少しずつ体質改善して…などという免疫不全の治療などアメリカには存在しないのだろうか。

アメリカの何事も「すぐに結果を出したがる」方法が、Miracle Medicineをただただ処方するだけの医療のあり方を促進しているのかもしれないとも思う。西洋の、何事もやっつけろ精神…病気に勝つ!病気を打ち負かす!すぐに結果を出す!…そのような考え方が、今のアメリカのPill popping culture{薬を口に投げ入れる文化)を生み出しているのではないか。その結果、多くの人々がオピオイド中毒で苦しんでいる。なんと恐ろしい。

免疫不全による皮膚疾患の治療は日本の方がずっといいのだろうと思う。「自然を打ち負かし開墾し文化を作り上げた西洋の考え方」ではなく、「自然と折り合いをつけながら、自然の様子を見ながら共に平和に生きる道を考える日本の考え方」…病気に蓋をするのではなく、時間をかけて患者の身体を知り、患者の身体を改善していく日本やアジアのやり方の方ががずっと信頼できると私は思う。西洋の医療の考え方は私には合わないのだろう。

本気で中華街の漢方薬局を訪ねようかと思っている。

不安は続く。


2024年5月19日日曜日

謎の発疹③…深夜のオンライン診察 そして病院に予約を入れる



昨日5月18日土曜の深夜、発疹の状態がますます酷くなってきた。痒い。もしかしたら免疫不全ではなく細菌感染の可能性もあるのではないかと恐ろしくなる。旦那Aに相談したら、病院の24時間アクセス可能な緊急連絡先に電話をしようと言う。午前0時半過ぎ。

まず看護師への緊急連絡の番号にかける。看護師さんからいくつかの質問を受ける。その答えを看護師さんがカルテに書き留めている。このやり取りの目的は、病院のカルテに出来るだけ多くの私の症状をを入力してもらうこと。

例えば腕と脚のみの発疹で顔や頭、胴体には発疹がないこと、熱がない。咳も出ない。息苦しくない等の身体の状態から、何を食べたか(アレルギー)、クリームや軟膏など普段使わないものを使ったか、ストレスを感じていたか等々の、症状が起こるまでの行動や状況を数多く聞かれる。

まず熱が出ていないことから、直接医師に予約を入れることにはならなかった。しかし同病院では医師によるオンラインのビデオ診察もやっているから、よかったら今からすぐにでもトライしてみて欲しいとアドバイスされる。


午前1時過ぎ。さっそく病院のサイトにPCでアクセス。ビデオ診察のページを開けてみたら、待ち時間は5分以内と出た。早速アクセスしてPCの前に座る。クリックして直ぐにうちのPCに私の映像が映り始めた。画面の上には「次の患者はあなたです。このままお待ちください」とかなんとかメッセージが出ている。PCの画面に映りこんだ自分と旦那Aの顔を見ながら医師を待つ。

暫くしてアジア系の女性のお医者さんの画面が現れた。ほっとする。医師の画面と私の画面が二つの箱になって横に並んでいる。ずいぶん簡単に繋がるものだと感心する。これはズームと同じ仕組みなのだろうか。

早速診察が始まる。さきほど看護師に告げた様々な私の情報がカルテになって上げられていて、医師がそれを見ながら話をする。PCのカメラに私の腕を映してライブ映像で見てもらい、それから椅子に立ち上がって脚の状態も見てもらう。解像度が低いので症状の酷さの全ては伝わらなかったと思うが、それでもお医者さんは状態の酷さに驚いていた。

結果医師も「おそらくはアトピーなどと同類のものだろう」とのこと。湿疹で肌が炎症を起こしている。身体に熱が出ていないことから細菌感染ではないと思われる。しかし今すぐに原因がわかるタイプの病気ではないとも言われる。私にもそれはわかっているので同意。診断されたのは「Dermatitis/皮膚炎」。結果、医師は花粉症などのアレルギー薬のクラリティン、それからアレルギーの薬をもう1種類。その二つを普通の倍の量で摂るように言われる。

それからもう一つ、ステロイドの飲み薬(全ての炎症を抑える薬だそうだ)を5日分処方するとのこと。それで炎症が治まるはずだと言う。それもなるほどと同意。ただステロイドの飲み薬とは少し怖い気もするが…。 診察が終わったのは午前1時半頃。この女医さんはオンライン診察の深夜の担当なのだろう。心から感謝する。


結局処方された薬は症状を抑えるもののみ。何が原因なのか、どうやったら再発を防げるのか、体質を変える食生活はあるのか…などの話にならないことは、この診察がランダムにあてがわれた医師による一時的な処置であることを考えれば納得できる。

しかし私が知りたいのは、もっと深く掘り下げた情報。私は専門医…皮膚科やアレルギー科の先生には会えないのだろうか?


オンライン診察をしてもらった女医さんの言葉はそのまま受け止めながらも、やはり私の担当医のGPに連絡しようと思い立った。もっと詳しく話を進めるためには、一時的な処置だけでは満足できない。


そこで今日はまずGPに診察の予約を入れた。電話での問診は21日火曜日。そして一応直接の診察も5月31日に予約を入れた(後でキャンセルは可能)。それからGPに直接送れる病院のサイト内のメッセージ欄に、「火曜日の電話診察の前に状況をお知らせします」とメールを書いた。症状と私の心配、それから昨夜の女医さんの診断には納得したが、それでもやはりこの皮膚の状態はGPの先生にも知ってもらいたいと書いた。そして今朝撮った最悪の状態の腕と脚の写真を添付。これで昨夜低解像度でビデオに映らなかった症状をGPの医師に見てもらうことができる。


できることはやった。明日月曜日にはまずGPの医師に写真を見てもらえるだろう。そして火曜日には電話で医師と会話。酷い状態の皮膚の写真を送っているから話もしやすいと思う。

それから明日の朝には病院の薬局にステロイドの飲み薬を取りに行こう。今はとりあえず指示されたアレルギーを抑える薬で状態を見ようと思う。

なんだか病気のことを考えて1日が過ぎた。やれやれである。


2024年5月18日土曜日

謎の発疹②…医者に見てもらえない?



14日火曜日から皮膚に異常が出ているので医者に行こうと思った。


アメリカで医療ケアを受けたい場合、何事もまず「かかりつけの医者GPを通す」というシステムがある。今うちが世話になっているのが総合病院だからなのだが、そのシステムは英国でも同じだったと記憶している。


かかりつけの医者とはGP=General Practitionerこれは英国式で、アメリカではPrimary Care Physicianと呼ばれることが多いそうだ。身体の調子がおかしいと思ったら、まずはかかりつけの医者GPに相談する。そしてそのGPが「専門医が必要」だと判断したら専門医に紹介してもらえることになる。つまり患者は専門医に会えるまでにフィルターにかけられる…専門医に会えるまでに時間がかかるシステムになっているということだ。


それではGPならすぐ見てもらえるのか?

今回は今まで経験がないほど異常な数の発疹が出たことから医者に診てもらおうと思った。まず総合病院のサイトにアクセス。GPにコンタクトできる方法は4つ。

① 直接医者に診てもらえる診察
② オンラインビデオ診察
③ 電話での問診
④ メールによる質問(皮膚病の場合は写真添付可)


…④のメール以外は全て予約制。

病人は直接病院に出かけても見てもらえない。


早速オンラインで予約を試みる。①~③までの予約の空き情報はサイトに出ている。PCの画面をクリックして予約ができるシステム。

①の医者に直接会う
私がGPに会える一番近い日は5月31日。ずいぶん先だ。

それなら
② ビデオ診察は? 5月29日

③電話での相談は? 5月21日

やっぱりそうか。ほぼ絶望的。電話でお医者さんと話すことさえ来週の火曜日までできない。この皮膚の異常を電話で話しても通じるとは思えない。症状を見せられるビデオ診察も5月29日。直接GPに会える日はほぼ2週間後である。

まずGPに見てもらい、そこから皮膚科の専門医に通してもらうとして実際に専門医に見てもらえるのは2週間後以降ということになる。2週間以上も皮膚の異常を放置していたら治ってしまうかもしれぬ。つまり…緊急の事態にでもならない限りは専門医に会えないということか?


まだ希望はある。メールで写真を送る方法があった。

今日は土曜日、これからこの状態がもっと酷くなるようなら月曜日に写真をメールで送ってみようと思う。それで異常だと診断されたら専門医に早く通してもらえるかもしれない。しかし月曜日までに治り始めていたら連絡しないかもしれない。


しかしどうなんだろうこのゆるい医療システム。ハワイは医者不足だとは聞いているがそれでもずいぶん酷いと思う。病人をフィルターにかけて医者に会えないようにしているとしか思えない。

なぜ日本のように皮膚科に直接行けないのだろう?


もちろんこの診察の方法は症状が緊急でない場合のみ。痛みや熱などの緊急を要する場合はまず看護師さんに相談ができる緊急の電話番号(24時間連絡可能)もある…そこからGPの診察を早めてもらうこともできる。オンラインでのビデオによる看護師や医師への相談も可能。またUrgent Careでは(GPではないが)空いている医者からの比較的早い診察も受けられる(予約制)。息切れなどもっと緊急を要する場合はEmergencyということになる。救急車を呼ぶ可能性もある。

それにしても病人が病院で実際に診察を受けられるまでかなり複雑な方法を通らなければならないので本当にめんどくさいなと思う。そして私は病院にいかなくなってしまう。病院にいかない、追い詰められるまでなかなか病院にいく決心がつかない…それだけで症状が悪化する可能性もある。問題だなと思う。