能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2013年3月17日日曜日

Curiosity Killed The Cat – Misfit (1986)



サビが好きなだけで好きになる曲もある。
 
 
 
Curiosity Killed The Cat – Misfit (1986)

Album "The Very Best of Curiosity Killed the Cat"
Released: 23 September 1996
 ℗ 1996 Karussell International
 


この人達が一発屋だったのかその後も着実に良作を出し続けたのかも全く知らない。バンドの名前はCuriosity Killed The Cat(好奇心は猫も殺す)。

とにかくこの曲のサビが好き。よくよく聴けば全体もすごく品のいいアレンジだし確かに良曲。しかしほんとに何も知らんかったな、この人達のこと。

そこで英語版のWikipediaを覗いてみた。イギリス、ロンドンのバンド。活動時期は1984年から1992年まで。2000年以降再結成もしたらしい。ジャンルはなんとSmooth jazzsophisti-popとなっているぞ。sophisti-pop…なんだそれ。品のいいポップス? ともかくスムースジャズ枠だったのは知らなかった。なんだ元々好きなタイプの音楽なのか…。でもボーカルが可愛かったせいなのか、この曲が出た当時の日本では、アイドルバンドみたいな宣伝されてましたよね。

そうか…Smooth jazzならちょっと動画サイトで探ってみようかな…。


 

2013年3月16日土曜日

The Brecker Brothers - Some Skunk Funk (1975)



まあいいか…。



The Brecker Brothers - Some Skunk Funk (1975)

Album:  Heavy Metal Be-Bop (Live)
Released: 1978
℗ 2007 SonyBmg Entertainment France

Brecker Brothers - Some Skunk Funk Live 1980
メンバーが若いからなのか、ソロの元気がいい
速いドラムに踊らされる
若い時のマイケルさんが…すごいエエ男…横顔が素敵ね
Michael Brecker, Saxophone
Randy Brecker, Trumpet
Neil Jason, Bass
Richard Morales, Drums
Mark Gray, Keyboards
Barry Finnerty, Guitar



どうも調子が悪いときはこういうものを大音量で聞いて気持ちを飛ばしたほうがいい。はぁー…。ま、こういうものでは決して踊れませんが。しかしこういうものを聴くと、なんとなく元気が出るような気がする…。時々象さんが鳴いてます。

この音源はBreaker Brothersのライブアルバム「Heavy Metal Be-Bop」。ライブです。くるってます(笑)。速い速い。好き。あまり良く知らないのだけど、Brecker Brothers1枚目とこのライブアルバムは、ロンドンにいた頃一時期よく聴いた。

さてブレッカー・ブラザース。ちょっと前に亡くなったマイケル・ブレッカーさんは泣く子も黙る大御所超有名な偉人ですが、お兄さんのランディさんもなかなか…。この曲はお兄さんのランディさんの作曲。こういう曲を書くというのも普通じゃないと思う。いったい何を考えてこんな曲を書くんですかね…。名前もSome Skunk Funkなんて…(大笑)。若気の至りというやつでしょうか。彼は他にも普通にかっこいい曲に、「イカ(Squids)」とか「スポンジ」なんて妙なタイトルをつけてます。
 

よく聴いてた頃(15年ぐらい前)かな、ランディさんがインターネットで妙なエッセーのようなもの(笑)を書いていたのを見たのだけど、今は無いみたい。あれはどこにいったのだろうか。妙でイカレタおじさんっぽくて面白かった。やっぱこんな曲を書くんだもの…たぶん天才。


ちょっとゆっくりですが、即興が少なくて構成が破綻してないスタジオVer.はこちら。しっかりとリズムを刻む緻密なこちらのver.もかっこいい。

 
 
The Brecker Brothers - Some Skunk Funk (1975)
Album:  The Brecker Bros.
Released: Jan 1975
 

さて、その後(私が)2年ほど日本に帰ってた時、日本のフュージョンのライブをいくつか見たのだけど、日本の有名なサックス奏者、本田雅人さんのバンドがこの曲を演奏するのを見た。メンバーは本田雅人(Sax)則竹裕之(Dr.)須藤満(Bass)松本圭司(Key)。全員凄腕です。超かっこよかった。上手い人達はそれだけで娯楽。


2013年3月14日木曜日

NHK大河ドラマ「八重の桜」第10回「池田屋事件」


歴史が進んでまいりました。

「池田屋事件」です。新選組が暴走。あーもう取り返しが付かない。いやー野蛮ですね。チャンバラシーンを久しぶりに見た気がする。若い人達の殺陣が上手いのかどうかは分からないけど荒っぽい感じは出てました。あまり目立たないけど沖田総司もいましたね。いきなり戦闘シーンで血を吐いてましたよ。それにしても困ったもんだ。この新選組はまるで野犬の集団。大変です。

このドラマでの新選組の位置づけは、会津がやむを得ず雇った野犬の群れ(新選組)を飼いならすことができず、その野犬は暴走を始めてしまった…というもの。だから柄が悪い。勝手に人を捕らえて拷問するし、勝手に斬り込んで何人も殺しちゃうし…。あー困った。私は幕末の歴史を全く知らないので、いろいろとネットで調べると、どうやら史実ではこういう話ではないらしいですけど。

それにしても新選組は野蛮なルックス。いいと思います。時代劇には荒々しいルックスの人がいたほうがいい。斉藤一(降谷建志)は目付きが極悪でなかなかいい。

事が終わってから、現場に覚馬(西島秀俊)と秋月さん(北村有起哉)がやってくる。そして二人とも唖然とするわけです。このシーンの武家のボンボン2人と浪人の野蛮さの対比もいい。(想像ですが)この時代の藩士達というのは生まれも育ちもよく、学問を愛し、多少の武術の覚えはあっても実戦経験は無い人が多かっただろうと思う。まさにええとこのボンボンでサラリーマンみたいなものだったんだろうと…。それに比べて浪人なんて人を殺してなんぼみたいなちょっとヤバイ人達。だから、この場面で覚馬と秋月さんがうろたえるのも妙に納得できたりする。とにかく新選組はヤバイです。そんな感じがよく出てた。

もちろん長州もこれにブチきれた。そりゃそうだ。しかし1000人もの兵を連れてきたからには冗談では済まされない。あー困ったことになりました。

妙に物腰の軽い一橋慶喜さん(小泉孝太郎)も「僕は会津の戦には関係ないから…」とプイとあっちに行ってしまう。繊細な容保公(綾野剛)は寝込んでしまう。かわいそうに。

今回の政治パートはそんな話。あとは会津のほのぼのパート。それに象山先生(奥田瑛二)も再登場。八重ちゃんのシーンはほんとに可愛い。お堅い尚之助(長谷川博已)との距離も徐々に縮まってきたみたいです。

さあ雲行きの怪しくなってきた京都、会津はこれからどうなる…?
 

2013年3月13日水曜日

NHK大河ドラマ「八重の桜」第9回「八月の動乱」


 
事件です。よかったです。すごくよかった。

緊張しました。八月十八日の政変と言うんだそうです。知らなかったなー。緊張した。会津の武士達もかっこよかったです。ああいうのはいいなやっぱり。

今回も、帝(市川染五郎)と容保公(綾野剛)の(毎回)愛とも取れるような関係がよかったです。帝は容保公が大好きらしい。「大和にも会津と一緒に行きたい」とか「会津に任せよ」とか…、会津会津言ってらっしゃいます。そもそも三条さんが胡散臭いということから始まった会津への信頼感でしょうか…。帝も気付いていたんですね。

こういう事件…知らなかったです。やっぱり幕末ってドラマだなと思う。

実際の場面では、鎧姿の軍団が門を入ったり開けたりするだけなんだけど、すごく雰囲気が良くてドキドキした。きっと演出や音楽がいいんだろうと思う。大掛かりじゃないのに、事が大きく見えてしまう演出ってすごいです。今年はほんとにいい。

容保公の綾野さんも相変わらずいい。今回はキビキビと指令をだしてリーダーとしての貫禄も十分。このお方は声がいい。痺れる。赤い陣羽織の背中の葵も鮮やか。ステキです。

事件もおさまり、帝から会津へお歌入りのお手紙が届く。容保公も藩士達も床にに額を擦り付けんばかり。また泣く。ほんっとにこういう場面が素晴らしい。綺麗です。いかにこの時代の身分制度が今では考えられないくらいすごかったかというのが分かります。なぜかこういう場面に感動してしまう。

それから「新撰組」の誕生。やっぱり柄が悪い(笑)。

さて、場面は会津の照姫様(稲森いずみ)。この稲森さんという女優さんはお姿も綺麗だけど、とにかく声が綺麗。声がお姫様なの。このお方は現代劇より時代劇が似合いますね。ほんっとに上品で綺麗だ。こういう綺麗なお姫様に会えて八重ちゃん達が舞い上がってしまうのもよく分かる。まさにセレブだな。

八重ちゃんが照姫様の祐筆に選ばれるかどうかの場面はおかしかった。ホーホケキョだって…(笑)。

その後、ガッカリする八重ちゃんを尚之助さんが(長谷川博已)慰めます。アレ、ア…アレ?お…動いたぞ。とうとう尚之助が動いた。このお堅い方とやんちゃな八重ちゃんがどういう風に結ばれるのかと思ってましたが、尚之助さんはもう八重ちゃんが好きだったんでしょうか。八重ちゃんは素直に涙を流して喜んでます。可愛いです。

緊張する京の場面と、会津のほのぼの場面の対比もいい。会津パートでほっとします。
 

NHK大河ドラマ「八重の桜」第8回「ままならぬ思い」


どちらかと言えば地味な回。静かだけど綺麗です。いいドラマは感想が書きにくい。
 
大河のような長丁場のドラマは、毎回毎回事件が起こる必要は全くなく、大事件の回と地味な回と、押して引いてをやって話を紡いでいけばいいと思う。今回、大事件はなかったけど、その分人物達をじっくりと見れた回でした。政治も静かに動いてます。
 
佐川官兵衛(中村獅童)の京へ行けない悔しさ。もうすぐ嫁をもらう山川大蔵(玉山鉄二)が、片思いの八重ちゃんに思いを告げるのも可愛かった。それを鈍感な八重ちゃんは「ありゃなんだったんだべ…」(笑)。
 
勝さん(生瀬勝久)は覚馬に10年後、100年後のことを考えろと言う。帝(市川染五郎)は容保公(綾野剛)に「キミが頼り…」とお手紙を出す。それでまた容保公は泣く。ほんとに帝と容保公の関係はいい。三条さん(篠井英介)は黒い。
 
壬生浪士組=新撰組もやってきた。怖いです。目付きが悪い(笑)。いかにも育ちが悪くて野蛮っぽい。覚馬(西島秀俊)と秋月悌二郎(北村有起哉)が彼らを見に来た場面でも、浪士組が荒っぽいのに比べて、覚馬と悌二郎がいかにも育ちのいいボンボンに見えてしまうのも面白い。
 
こういうのも上手いなーと思う。上流階級の上品さ、藩士の律儀さ、浪人の荒っぽさなんかが、見た目だけで分かるくらい、演出も演技も区別して描いてるのがとてもいい。すごく分かりやすい。衣装も演技も全て話を作っていくための情報。そんなことがこのドラマは基本をおさえてきちっとなされていると思う。
 
雨の中の会津の「馬揃え」も美しく、それを嬉しそうに眺める帝もいい。とにかく容保公と帝の信頼関係が重要なポイントなんでしょう。
 
会津からは西郷頼母(西田敏行)がやってくる。しかし彼の会津を思う気持ちは容保公には届かない。帝の信頼を裏切るわけにはいかないからだ。いい場面。これも悲しい。
 
とにかくこのドラマは、淡々と歴史のドラマが描かれる。史実にそって淡々と話が進む。それがすごくいい。容保公と帝の関係も、会津藩士の忠誠心も、八重ちゃんの日常も淡々と自然に語られる。人と人の関係も自然で、落ち着いて見れるのが大変ありがたい。
 
美術もカメラもいい。奇をてらったところがなくて、ほんとに綺麗な場面が多いです。人物を遠くから写す場面も多くて、その場の雰囲気を見るような場面も多い。すごくクラシックな感じがする。ほんとにいい。
 

Kyary Pamyu Pamyu - Ninjya Re Bang Bang (2013)



PV傑作じゃない?
 

Kyary Pamyu Pamyu - Ninjya Re Bang Bang (2013)

Ninjya Re Bang Bang - EP
Released:  March 25, 2013
℗ WARNER MUSIC JAPAN INC.


この…このビデオ…またやってくれました。スバラシイ! 参りました。まあよくここまで不思議面白ニッポンパーツを入れてくれたもんだ。ケオスですね。無茶苦茶。最高。

可愛い子供キャラ(きゃりーさん)、都市の上空を泳ぐ錦鯉の上の忍者、宇宙船、ダンシングロボット、メカ、ロボットバトル、閃光、ネオンサイン、金箔金屏風、月、着物、ぼんぼり、風神雷神ロボット…

曲もいいけど、とにかくこのPVにやられた。もう参りました。スバラシすぎる。

こういうくるったものは、きゃりーさんしか出来ないだろうな…。これだけのアイデア、誰が出したんだろう。

ちょっと前にTVで放送された彼女のヨーロッパツアーのドキュメンタリーを、動画サイトで見たのだけど、彼女も作品のアイデアを出してるんですね。その放送でも「カラー煙」とか「カラーパスタ」「狂った食べ物…」なんて言葉が彼女の口から出てる。そのアイデアを形にするのが周りのクリエーターの方々のお仕事。まだ20歳なのにもうクリエイティブサイドにいる。たいしたものです。正真正銘、彼女ご本人がアーティストなのね。すごいわ。

作り手としての胆も据わってる。とある男性ファンが「毒を無くして可愛いだけにして」と言ったのに対して、きゃりーさん「毒があるのも私がやりたいことだから、それがイヤならファンになってくれなくでもいいです」と言ったらしい。すばらしい(笑)。こんなに若いのに、ご自分のやりたいことがはっきりとわかってて、それを頑固に守れる強さもあるのね。上等上等。立派。

彼女のアイデアを元にして、それを形にまとめ上げる制作サイドの方々も素晴らしいです。とにかくセンスがいい。音楽担当中田さんもノリノリだな。

ライブそのものは、未だ子供が飛び跳ねて騒いでるようにしか見えないけど、あれはあれでいいんだろうと思う。彼女のライブはみんなでコスプレして、ワイワイ騒ぐパーティーみたいなもの。「なんじゃこらアイドルきゃりーちゃんと楽しく遊ぼう不思議ニッポンパーティー」みたいなものなんでしょう。楽しければいい。

ほんとに面白いお方が出てきたもんだと思う。


 

2013年3月11日月曜日

NHK大河ドラマ「八重の桜」第7回「将軍の首」


今回の印象に残ったシーン。

会津藩が京都へ向かうシーン。会津の街の中を行列が歩いていく。それを個々藩士達の家族、奥さん達が見送るシーン。また泣いた。当時は会津から京都なんて、今なら外国に行くくらいの感覚でしょう。あまりにも遠くて次にいつ会えるかも分からない。奥さんはみんな辛いと思うわ。うらさんと覚馬さんの前夜さよならのシーンでまた泣く。いいんですよ、しっとりとして。初めて買ってもらった赤い櫛を手に最愛の夫を静かに見送るうらさんに感情移入してまた涙。

それに続く江戸上屋敷での夜。藩士全員が容保公の前に集まる。ずらっと並んだ藩士の黒い背中に白い家紋が並ぶ。厳粛です。すごく綺麗。

続いて京に到着した会津藩の行列のシーン。綺麗です。町人の台詞「なんと綺麗なお殿様…」でしたっけ。ほんとにステキなの。

その後、容保公は帝と対面。このシーンがいい。容保公の綾野剛さんが本当に素晴らしいです。この人の表情だけで泣ける。ほんとにいい。いかにも純粋で真面目なな若い青年という感じ。この人の表情だけで、当時の大名にとって、帝がいかに大きな畏れ多い存在であるのかがわかる。「陣羽織にせよ…」と衣をいただいた時、有難さのあまり頭の中が真っ白、自然に涙があふれ出て、思い出したように「はーっ!」っとひれ伏す容保公に、こちらも泣きそうなぐらい感動してしまう。ほんとに嬉しかったんだろうな。素晴らしい演技です。

この綾野剛さんというお方は、以前「セカンドバージン」で主人公の不良息子をやってた人よね。まー化けましたね。他の作品を知らないんで想像でしか言えませんが、あのふらふらした現代っ子の男の子が、これほどまでに生真面目で古風な清い殿様を演じられるとは…。上手いんだと思う。ほんとに容保公の周りの空気が綺麗なの。カチカチに真面目すぎる感じもよくわかる。純粋なのね。ほんとにいい。声も落ち着いていていい声。若い殿様なのに藩を率いる威厳も感じる。怒れば怖い。ほんとに冗談抜きでこの殿様を見るためにドラマを見たいと思う。

このドラマは役者がいい。それに脚本も演出もすばらしい。必ずしも有名な俳優さんばかりではないのに、それぞれがすごく魅力的に見えてきている。八重ちゃんも相変わらず可愛い。覚馬さんもうらさんも、二葉さんの硬さ、尚之助さんの控えめな真面目さも、みんなそれぞれが魅力的。真面目な会津藩士達もステキです。それぞれの人物達に惚れるからもっとドラマを見たくなる。ほんとにいいドラマ。

美術も綺麗。あまり画面が主張しないのに、すごく綺麗な場面が多い。言葉も難しいのが沢山出てきた…勉強しよう…。