というわけで週末に行ってきた!
当日、朝に心配した雨も午後にはあがった。夕方の空にはお日様も出ていた。ほっとする。
前回この地での2014年のアリーナ公演でのキャパはほぼ8000。今回の会場のスタジアムのキャパは35000だそうだ。ずいぶん大きくなった。それでも最初に発売された1公演のチケットは7月の発売日の発売開始時間から1時間内に売り切れた。その後、追加が2公演決定。その2つの追加公演もそれぞれすぐに売り切れた。それをメディアが取り上げる。チケット発売の頃は毎週パニックになった。きっと大きなイベントになる。
当日(今回初めて行く)スタジアムへは車で午後5時半頃に到着。入り口も混んでいない。ゲートで待たされることもなくすんなりと入って直ぐにパーキングに車をとめる事が出来た。もっと混んでいるかと思っていた。会場へも殆ど並ぶことなくすぐに入れた。なんだ拍子抜け。簡単じゃん。
★ライブ前座
前座は7時から。地元のレゲエバンドThe Greenがほぼ30分。休憩が30分。8時からカリフォルニアのレゲエバンドCommon Kingsが30分。この地はレゲエが人気。二つのバンド共にそれぞれファンがいるらしい。大きな歓声があがっている。Common Kingsの後また30分の休憩。
★周りの様子
今回の席はステージの斜め横。フロアにも近い場所なのでステージも近い…と思ったら、ステージの両脇に大きな箱型のスクリーンが設置してある。ステージが半分も見えないぞ。しかし前座のレゲエバンドが出てきてステージに照明があたり始めたらそれもあまり気にならなくなった。スクリーンが近ければ派手でいい。気分も盛り上がる。
階段状の席の前に若い女性が一人で座っている。お一人様ね。いいですね。彼女は耳に大きな輪のイヤリングをしている。そうか彼女はgirls with the big old hoopsだな。コアなファンなのね。前の席はノリの良さそうな若い女の子二人。他にも周りは若い女性が多い。いい感じです。
★ライブ
このライブは24K Magic Tourの最終公演地だそうだ。ツアーは地元で締める。そういえば前回2014年のライブも異常に盛り上がっていた。いやーあのライブは本当に騒がしいライブだった。ものすごい歓声。それがとてもよかった。今回も騒ぐわ。
開演は午後9時15分ぐらい。会場が暗くなってすぐに、ステージ両脇のスクリーンでブルーノ君の子供時代の写真のスライドショー。可愛い。早速歓声があがる。「Dear Hawaii. I’M HOME」「LET ME HEAR YOU SCREAM」「ARE YOU READY?」の問いかけで観客がギャーギャー騒ぐ。黄色い声。幕が下りたら花火が打ち上がるギャ~~~~ッアドレナリン全開っ。最初は「Finess」でもうすでにノリノリ。1曲目から踊る踊る踊る。
音が大きい。大きすぎてなんだかよくわからない。だってスピーカーのすぐ下だもの。しかしビートは揺れるほど感じる。それにしても音がでかいでかい。ステージはかなり近いが脇のスクリーンに遮られて半分は見えない。お兄ちゃんのドラムもステージバックの照明も全然見えない。しかしそれでもいい。ステージ前方で歌うブルーノ君はかなり近いぞ。もうそれだけでいい。目の前のスクリーンが派手派手でその光に照らされればそれだけで気分が盛り上がる。周りもみな立ち上がって踊る踊る。もういいや。このライブは音が云々というよりも踊って踊って踊り狂えばよろしい。
ヒット曲「24K Magic」でますます盛り上がる。陽気な「Treasure」。そして待ってました「Perm」はワタクシのfavorite。ブルーノ君が歌うたびに、合いの手「…No, it's not…High comb hot… woooooh, wait a minute…. No you don't…take my card…Oooooh… 」を叫んで騒ぐ。踊る踊る。
照明がとても綺麗な「Calling All My Lovelies」で一旦座った観客が「Chunky」でまた立ち上がって踊る。前の列のお一人様girls with the big old hoopsもくねくね踊っている。この曲は彼女の曲だわね。そして「That's What I Like」でカクカクカクッと踊る。楽しいな。「Versace on the Floor」その辺りでアルバムからの曲はほぼ終わり。このアルバムはよく踊れる。実は私はこのアルバムで改めてブルーノ君をリスペクトしました。私は昔のポップな彼よりも、このアルバムの黒いブルーノ君が好きだ。よく踊れる。
「When I Was Your Man」で会場が合唱。しかし歌えていない客も結構いそうだ。そして'Cause your sex takes me to paradise …. 「Locked Out of Heaven」でまたガンガン踊る。「Just the Way You Are」で最後のバンド紹介。とうとうハンサムなドラムのお兄ちゃんが1度も見えなかったわ。歌謡ショーのようなノリで一旦終了。そしてアンコール「Uptown Funk」でまたまたガンガン踊る。もうどうでもいいやとにかく踊らなくちゃ。ぐねぐねタコ踊り。そして花火がうち上がって突然終わる。おおおぉ。
今回のライブは前回の2014年のライブに比べるとずいぶんカチッと形の決まったショーになったなと思ったのが一番の印象。この日のライブは199回目のライブだったそうで、このセットリストでこの振りでこの流れで構成で…というのを、このチームはもう20ヶ月間もやっている。だから完成されている…完成されつくしていると思った。
おそらくMCもほぼ毎回同じ事を言っているのだろう。初日8日のファンカムを見ていたのだけれど、マイケル・ジャクソンに関するMCも2日目のこの日とほぼ同じ事を言っていた。「僕はあまり人のライブを見ないんだけど、子供の頃にマイケルはこの会場で見た。あそこで見た」とアリーナを指差すのも同じ。
もちろんホームカミングのショーなので、それなりのMCもあったのだけれど、全体に完璧に完成されたパッケージをやっている印象。ビジネス的になったショーという感じもした。もう彼は遠い所へ行ったのだろうと思った。
というのも、この地での前回の2014年のアリーナでのショーはもっとファンとの距離が近かった気がしたから…前回の前座はお父さんのバンド。ファンの女の子達にもステージから何度か直接話しかけてやりとりをしていた。最終日の会場の脇の席にはお婆ちゃんもいてブルーノ君はステージから彼女に話しかけたらしい。それに前回は観客がもっと熱かった。4年前のファンの若い女の子達は大好きなアイドルを見て泣き喚いていた。まるでファンクラブのツアーかと思うほど、会場全体が蒸れるほどの熱気で暑かった。
あれから4年が過ぎた。ブルーノ君は33歳。世界的なスーパースター。そして以前ティーンだったファンも大人になった。今回の会場は熱狂的なファンとの親密なライブの場というよりも、より多くの一般の客が彼のショーを見られるスタジアム。観客の中にはきっと彼の曲をよく知らない人もいただろう。地元のヒーローだから。成功者だから。有名人だからとにかく見てみよう…とやってきた観客はかなりいたと思う。
それだけブルーノ君が大きくなったということなのだろう。巨大なスーパースターのショーとはそういうもの。隅から隅まで完璧に完成されたショーをやって全ての客を楽しませる。今まで見てきた大物スター達のライブも皆そんな感じだった。そうやって彼等は200回ものショーをやり続ける。…ブルーノ君は本当に大物のスーパースターになったんだな…と思ったショーだった。
個人的には、とにかく大きな音に殴られて周りの人々とガンガン踊るばかりでとても楽しかった。ステージセットは鑑賞できるほどは見えなかったし、ブルーノ君もあちらの方でやってる感じだし、スクリーンを見たり、オペラグラスでブルーノ君の動きを確認したり、花火に驚いたり、紙吹雪や火を見て盛り上がって、天井のライティングが曲によって形を変えるのに驚き、派手なスクリーン全体の映像を楽しみ、一緒に歌い、レーザーが綺麗だなと写真を撮り、また2発目3発目の花火に興奮する…そして踊って踊って踊ってあっという間に終わってしまった。なんだかコンサートというよりもイベントかお祭りという感じだった。
楽しかった。結構疲れた。ふぅ。
●Setlist November 10 2018
1. Finesse
2. 24K Magic
3. Treasure
4. Perm
5. Calling All My Lovelies
6. Chunky
7. That's What I Like
8. Saxophone Solo
9. Versace on the Floor
10. Marry You (w/Purple Rain guitar solo)
11. Drum Solo
12. Runaway Baby
13. Nothin' on You (B.o.B cover)
14. It Will Rain
15. When I Was Your Man
16. Locked Out of Heaven
17. Just the Way You Are
Encore--------------
18. Uptown Funk (Mark Ronson cover)
・今晩ブルーノマーズ君のコンサートに行くのだけど… ---2018/11/11
・LIVE★Bruno Mars/ブルーノ・マーズ Live!!! 24K Magic World Tour 2回目– 11 November 2018 ---2018/11/15
・Bruno Mars - That’s What I Like (2016)
・Bruno Mars - Perm (2016)
・Bruno Mars - When I Was Your Man (2013) Live 2014
・LIVE★Bruno Mars/ブルーノ・マーズ Live!!! - Moonshine Jungle Tour 2014