能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2012年12月4日火曜日

Perfume海外ファンクラブ開設に寄せて2 -1200円の価値

 
21200円の価値
 
 
さて今回、海外ファンクラブを開設することが、海外のファンにとって今までと何が違うのか…。
 
それは会費です=1200円。
 
この値段を海外のファンがどう受け止めるのかに興味が湧いてきた。というのも豊かな日本の1200円というのは、多くのよその国には違う価値があると思うからだ。例えば中国のファンはどうだろう。インドネシアのファンは、ロシアのファンは…。現在のこれらの国の経済状況は知らないが、おそらく日本の(強い)円より現地の貨幣は弱いのではないか。となると、日本人にとってたかが1200円が、ずっと高額に受け取られる可能性もある。
  
値段を1200円に設定するのは、別に問題だとは思わない。ただ注意したいのは、海外の人々というのは日本人が考えるよりもずーっと現実的だということ。1200円分払って元が取れなければさっさと会員をやめてしまう可能性もある
 
…というのも、今までの国内「P.T.A.」の限定オンラインコンテンツというのが、それだけでは正直弱いのではないかと思ったからだ(私は会員ではないので集めた情報と想像です)。

それに限定コンテンツだけではない。そもそもPerfumeの公式の海外向けオンラインでの情報が少なすぎるのではないか…。
 
 
この文では、Perfume公式のフリーの海外向けオンラインコンテンツをまず検証。その上でファンがお金を払ってまでも見たい有料コンテンツがどういう意味を持つのかを考えていきたい。
 
 
 

Perfume海外ファンクラブ開設に寄せて1 -有料ファンクラブ


1●有料ファンクラブ


さて久しぶりに真面目なPerfume分析を書こうかな。Perfume分析じゃないな…Perfumeのマーケティング分析か…。
 
海外向けファンクラブの値段が決定。1200円だそうです。値段は妥当なところだと思う。海外発送の手間を避けるためグッズの郵送は無いそうだ。その為の比較的お安い値段。アメリカでは大体15ドルだし、これなら海外の高校生の懐を痛めることも無い値段なのでしょう。東南アジアや東欧なんかがこの値段をどう思うのかは不明。現在の日本円は高いですからね。そのあたりは後述。

 
さて今までの日本での5000円ファンクラブでは何がお徳なのか…。そこから1200円分の海外ファンクラブサービスを抽出すると…、、

P.T.A.」の会員特典

会員限定WEBサイトへのアクセス権(メンバーやスタッフのブログ、Special movie、ダウンロードコンテンツ、ここでしか見られない写真掲載、メール配信等)
LIVEのお知らせ&チケット先行受付(抽選)(←海外なら日本よりも回数が少ないはず)
P.T.A.」会員限定イベントへの参加(不定期)(←海外で行われるのかどうかも不明)
P.T.A.」会員限定オリジナルグッズの販売(←高い海外発送料金)
★オリジナル会員証
★テレビ、ラジオ等の番組観覧(不定期)
★年2 グリーティングカード
★年1 DVD (会員限定WEBサイト内で公開される映像のダイジェストやその他、このDVDでしか観られない映像を収録)


結局、郵送分を除けば、基本的にはオンラインの限定コンテンツの閲覧の権利、それに(もしかしたら…海外公演のチケットの先行予約権(おっとこれは日本のコンサートの前売りも買えるということかな)だけということになる。ファンクラブのグッズは自費で購入することになるので、海外のファンが日本のファンクラブメンバーと同じものを欲しいと思えば、5000円は楽に超えてしまうことになる。


そんなわけでこの海外向けのファンクラブ、海外のファンにとって、いったい何がお徳なのか…。Perfumeの公式サイトなど現状のまま1200円を海外のファンに支払わせても本当にOKなのか。ほんとにこれでいいのか…。そんなあたりを、海外からの視点で(また余計なお世話だけど)考えてみようと思った。いろいろと吼えます。



2012年12月3日月曜日

NHK大河ドラマ「平清盛」第47回「宿命の敗北」


簡単に…。

絵はいいんですよね最近。

ドラマそのもの(脚本、演出、思想)には、匙を投げたんですが…
それにしても清盛の松山さんはよくがんばってると思う。いろんなことを一人で肩に背負っているのが不憫じゃ…。時々演技に力が入りすぎてるのは実年齢の若さのせいでしょう。でも老獪で醜悪なジジイを一生懸命熱演してるのはいいと思う。今どきの27歳であそこまで自分を崩した演技が出来る人も少なかろう。まだ若いのになりふり構わず破壊的でいいと思う。なんかこのドラマで吹っ切れたのか。それとも元々こんな人?

対する源氏。頼朝君はもうちょっと肉を食って精をつけたほうがいい。なんとなくいつもほや~んと見えてしまう。奥さんのほうがずっと男前。それにかわいい義経君のほうが元気がいい。お兄ちゃんはもうちょっと元気を出しましょう。

あとは…深キョンが若い…。あきれるほど若い(ほぼ)60歳はいいのか…。




 

2012年12月2日日曜日

EDX - Embrace (Original Club Mix) (2011)


 
EDXがやめられない…。
 
 
 
EDX - Embrace (Original Club Mix)  (2011)

Embrace
Released: Feb 13, 2011
℗ 2011 Toolroom Productions
 
 
インストですが、気持ちいいんだよな…この人の音楽。この曲も去年の曲。この人の最近の曲を聴くと、それなりに流行の音もやってるみたい。それでもアメリカの重いリズムの音楽に比べると軽快でいい。


それにしても、アメリカの最近の流行の音というのはほんとにみんな同じで辟易する。1コードでメロディが無くて単調なのにちっとも踊れない。リズムが跳ねないんだもの。違うリズムのツギハギも多い。どうもR&Bやヒップホップの粘り気が、EDMの無機質さと相殺しあってるような気がする。結果、無駄にうるさい質感の音をみんなやってる。なんとかならんものか…。


ヨーロッパのトランスは、ぽくぽくぽくと…木魚のような心地よさ…。



EDX feat. Amba Shepherd - Off The Grid (2019)
EDX - Who Cares (2019)
Charlie Puth - How Long (2017) +EDX's Dubai Skyline Remix
EDX - Blessed (Original Club Mix)(2013)
 

2012年12月1日土曜日

EDX ft. Sarah McLeod - Falling Out Of Love (2012)



いい歌です。


 
EDX ft. Sarah McLeod - Falling Out Of Love (2012) (音量注意)

Falling Out Of Love
Released: Jan 23, 2012
℗ 2011 Sirup Music GmbH
(armada musicの広告が入ります)

 
またまたEDXさん。相変わらずリズムが同じ感じなんだけど気持ちがいいのでまあいいや。メロディー重視の普通に聴ける曲。あまりクラブクラブしてないから聴きやすい。この人のアガリ感は凄く気持ちいい。歌詞はさよならの歌なんだけど、なんだか幸せな曲調。

この映像にはご本人も沢山映ってます。最初に出てくるつるんとした顔の人。クラブでDJやってる姿も映ってます。ちと体形がオヤジだな…。

シンガーはSarah McLeodさん。オーストラリアではかなり有名なロックスターだったらしい。

PVもいい感じ。

いい曲なのにチャートの情報が全く出てこないのたけど、こういう曲は売れてないんですかね…。

2012年11月29日木曜日

映画『リンカーン/Lincoln』:重厚歴史劇=難しいです


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Lincoln2012年)/米・印/カラー
150分/監督; Steven Spielberg
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この話は日本人には難しいです。
 
舞台はアメリカ、南北戦争の時代。大統領はリンカーン。あの有名な「人民の人民による人民のための政府…」のお方。アメリカでは一般的に、奴隷制を終わらせた素晴らしい大統領として知られている。もちろんこの映画もその話っぽい…。
 
 
ところで私のアメリカの歴史の知識は皆無に近い。それに普段から、どちらかと言えばアメリカ人の愛国主義的なものが苦手なので、こんな映画もいつ「アメリカ万歳」をやり始めるかと気が気でしょうがない。鑑賞中のそんな心配を減らすため、昔聞きかじった浅知恵を元に、ちょっとだけ旦那Aをちくっと刺してみることにした。
 
「リンカーンと北部は奴隷解放だけのために南と戦ったんじゃないのよね。政治的な理由なんでしょ。あの時代の白人が、奴隷の事を心から心配したなんてありえないよね。奴隷解放は、北が勝った結果としてついてきただけでしょ。リンカーンも人種を超えた平等を信じたわけではないよね。」(←大きく間違っているが0点ではない)
 
そしたらすぐに食いついてきた。また喧嘩(いや討論)。彼が言うには「南北戦争の大きな理由の一つはまず奴隷解放である。よってリンカーンも奴隷解放を実現させた英雄」(←大きく正しいが100点ではない)なのだそうだ。…そんなこんなでまた討論を小一時間…。二人ともこれが楽しいのだからしょうがない…。じゃあ映画を見てみようじゃないのよ…と二人で見に出かけた。


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アメリカの南北戦争1861 - 1865年)とは、産業によって栄えたと、農業によって栄えたとが、経済・社会・政治的な違いから仲たがいをして分裂しそうになったことから起こった内戦。農業に支えられたは労働者として奴隷を必要とし、奴隷の必要がなかったは奴隷制を廃止しようとした。北に異を唱えた南部の111861年に合衆国(議会)を脱退。北を攻撃したことから開戦。両軍60万人の戦死者(米国史上最大)を出し、北が勝利した結果、奴隷制も廃止されることになる。
ちなみにYahoo百科事典によると、南北戦争の本質とは「北部と西部の資本家・労働者・農民が、南部のプランター(農園主)貴族を国家権力の座から追放した社会的大変革であった」とある。)
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さてこの映画は、南北戦争の基本的な知識の無い私のような者には非常に難しかったです。まず言葉が分からない。使用される政治の用語も難しいし、旦那Aによると「19世紀独特の言い回しが多くて外国人には難しいだろう」とのこと。それに史実の基本的な知識が無いと分かりずらい展開も多い。私も後で説明してもらってやっと理解したことが多かった。勉強不足である。

例えば日本の歴史をよく知らぬ外国人が、大政奉還、薩長同盟、坂本龍馬や西郷隆盛を知らずに、当時を題材にした映画を見てもさっぱり分からないのと同じだ。そんな風に正直難しかったのが事実なので、分かったことと個人的な印象だけを書こうと思う。

 

あらすじ(ネタバレというより解説です。史実なのでネタバレでもないと思う)
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南北戦争も佳境に入った頃(北がほぼ勝利している)、大統領リンカーンはなんとか戦争が終わる前に奴隷制の廃止を(憲法の修正条項として)制定したい。制定は議会での投票によって行われる。可決するには3分の2の票が必要。現在南部は合衆国を脱退している。戦争が終了し、南の政治家たちが議会に戻ってくれば、奴隷制の廃止の可決は不可能だ。不在の間(戦争が終わる前)に、だけで可決させたい。戦争はほぼ終わりに近づいている。もうあまり時間が無い…。彼と政治家達の奴隷制廃止の可決をめぐる葛藤と戦いのヶ月。」
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とにかく真面目に作られている。スピルバーグさんの映画にはほぼ裏切られない。いつも真面目に真面目な映画作りをしてくれる監督さんだと思う。そもそも非常に知的な人だと思うので、この映画にも私が危惧したような「アメリカ万歳」の印象はなかった。
 
リンカーンの映画というよりも、アメリカの議会の映画という感じだ。リンカーン本人は信念を持って奴隷制廃止を願っているが、彼一人の力ではどうすることも出来ない。廃止を可決するためには議会で3分の2の票が必要。(奴隷の必要が無い)北部の政治家達とはいっても、時代は19世紀。奴隷制を全員一致で積極的に廃止したいなどとは思ってない。奴隷制度廃止という理想はあっても、正直多くの者にとってはどうでもいいことなのだろう。そこでリンカーンは反対派の政治家達を説得していく。これが話の主軸。可決までの道のりを描く。
 
そもそもこの映画は、リンカーンを奴隷解放の父=英雄としてのみ描いた話ではない。南北戦争の話ですらない(戦闘シーンはほんの少しだけ)。むしろ(内容に関係なく)一国のリーダーがいかに難しい状況の中、反対派を説得して国を正しい道に導くのかという話だと見た(オバマさんにもがんばっていただきたい…)。
 
 
このリンカーンさんを見ていて思ったのは「人たらし」(たぶん使い方を間違ってますね。大変カリスマに溢れた魅力的な人物というつもりでした)ということ。史実かどうかは全く知らないが、この映画で描かれる彼は非常に魅力的だ。一見物静かだが口を開けば冗談を言う。決して押しが強いようには見えないが、強い信念のもと、話を始めればいつの間にか皆彼に同調してしまう。まるで彼の人としてのカリスマと魅力が、相手の心にも火を灯すかのよう。そんな人物に描かれている。

ダニエル・デイ・ルイスさんはリンカーンさんを非常にリアルに演じている(のだろうと思う)。こんな人は実際にいそうだ。映画の中で1度たりとも俳優ダニエルさんが顔を出すことはなかった。役になりきってます。もしかしたら来年のアカデミー主演男優賞かも…(旦那Aは間違いないと言っている)。周りの役者も超ハイレベル。

そんなこんなで、分からないながらも納得して映画館を後にした。重厚で非常に質の高い真面目な歴史映画。しかしこの映画は、よほどアメリカの歴史に詳しくないと、100%は楽しめないだろうと思う。まさにアメリカ人のアメリカ人によるアメリカ人のための映画である。


ところで、リンカーンが一個人として人種間の平等を信じていたのかどうかの答えは描かれていない。むしろこのような映画なら描く必要もないのだろうと思う。理想的な理念を強く信じた政治家としてのみ描いている。彼の個人的な人種に関する考えには意図的に触れていないようにも見えた。(なぜなら多くのアメリカ人にとってリアルな人種問題の描写は地雷だからだ)

リンカーンを過剰に現代的な英雄に描くわけでもなく、かといって19世紀的な人種問題のリアリズムを描くわけでもなく、ただ一途に信念を貫いた真摯な政治家として描いた映画だと思う。


日本の方には下調べをすることをお勧めしたい。そのほうがもっと楽しめると思う。私も住んでる国のことは、もう少し学ばないといかんな…と思った。

 

↓ネタバレ注意

奴隷に(将来)参政権を与えるかどうかの質問に議員全員が「No.
女性に参政権を与えるのかの質問には全員が「NOOOOOOOOOOOO!!!」と言う場面に爆笑。