Dr. Don
Shirley/ドクター・ドン・シャーリーさんのご両親はジャマイカから米国への移民。彼は2歳でピアノを習い始め、9歳でロシアに招かれて音楽理論を学ぶ。その後米国の大学で学び、18歳にはボストンポップスオーケストラとも演奏。しかし(人種の問題から)クラシック音楽ではチャンスが無いと考え、シカゴ大学で心理学を学ぶ。しばらく心理学者として働くが、またピアノに戻る。アルバムをリリースし、クラシックを取り入れたジャズの実験作を試みる。シングル「Water
Boy」はビルボードで40位を記録。Duke Ellingtonと知り合う。またボストンポップスオーケストラと演奏。カーネギーホールで演奏。TV番組に出演…
my father
used to say, whatever you do, do it 100%. When you work, work. When you laugh,
laugh. When you eat, eat like it's your last meal.(オレのオヤジは言ったもんだ。何事をやる時も100%全力でやれ。仕事をするときはしっかりと仕事しろ。笑う時はよく笑え。そして食う時はそれが最後の食事のように全力で食え)
●ドクター・シャーリー/Dr. Don Shirley(Mahershala Ali) 上手いマハーシャラ・アリさん。惚れましたねこのキャラ。知的な紳士。優雅。美しい瞳。このドクターも最初は打ち解けなくて堅苦しく、うーん…気難しい?と思ったのに、映画の最後はもう好き好き好き好き好き…。笑顔が可愛い。本当にかっこいい。エレガントな人。
トニー「…you live on top of a castle traveling around the world
doing concerts for rich people. I live on the streets, you sit on a throne. So,
yeah, my world is way more blacker than yours!(あんたは城の上に住んで世界中を飛び回り、金持ちのためにコンサートをやる。俺はストリートに生きて、あんたは王座にすわってる。俺の世界の方があんたよりずっと黒人的だろ)」
「Yes, I live in a castle! Tony. Alone! And rich white
people pay me to play piano for them, because it makes them feel cultured. But
as soon as I step off that stage, I go right back to being just another n****r
to them. Because that is their true culture. And I suffer that slight alone,
because I’m not accepted by my own people, because I’m not like them either! So
if I’m not black enough, and if I’m not white enough, and if I’m not man
enough, then tell me Tony, what am I?!(そうだ。私は城に住む。たった一人で! 裕福な白人達は私のピアノの演奏に金を払う。なぜなら彼等はそれで自分達を文化的だと思えるからだ。だけど私がステージを降りた途端、彼らにとって私はただのN…(黒人の蔑称)でしかない。それが彼らの本当のやり方だからだ。そしてそんな侮辱に私はたった一人で苦しむのだ。なぜなら私は、私の側の人々(黒人)にも受け入れてもらえないからだ。私は彼らと同じではないからだ。私が黒人として十分じゃなく、白人としても十分でなく、男としても十分でなかったら、トニー教えてくれ。私は何者なんだ?)」