今週は徳川慶喜さんが頭ひとつ抜きん出てました。いやーびっくりさせられます。今週は第二次長州征伐が始まりました。このあたりの歴史はほんとに難しいけど面白い。
この大河は八重ちゃんのドラマなんですが、実はがっつり男のドラマ。大変結構。知性派も肉体派も上流も中流も、みんなそれぞれしっかりと古典的に男らしいのでとても嬉しい。みんな気概のあるイイ男達です。メソメソしたりニヤニヤしたりしない真剣な大人の男達の姿がほんとにいい。今の日本の若い俳優さんたちが、こんなにしっかりと男らしいオトコ達を演じられるとは…。それぞれみんなかっこいいですよ。痺れる。毎週楽しみです。
まず船上の新島襄(オダギリジョー)さん登場。あ、現代人がいる…。
今週の会津の八重ちゃん達は、長州征伐の戦況を聞いてみんな心配してます。もう覚馬君が4年も帰ってきてないので、奥さんのうらさんもとても心配している様子。
さて第二次長州征伐が始まる前、薩摩の西郷どん(吉川晃司)と大久保さん(徳重聡)が長州の桂小五郎(及川光博)と密談。先週から薩摩は長州征伐には出兵しないと言っていたのですが、これで長州と薩摩は仲良くなってしまう(→薩長同盟)。えええっハマグリ御門では戦争したのに…。薩摩は長州に「いい新式銃も送ってあげる」それに「会津は京から追い出さねば」と言ってる。これは大変…会津は薩摩の敵になってしまったらしい。相変わらず西郷どんがいい。それにしても薩摩の二人は大男。史実でも大きい人達だったらしいし、実際にもああいう迫力だったのかも…。
京の会津藩では、別撰組と新撰組がマッチョな交流中。佐川さん(中村獅童)の男ぶりもいいが斎藤一(降谷建志)のキョーレツ野獣顔もすごい。
そんな状況で1866年6月、ついに長州征伐が始まってしまう。長州は薩摩から送られた新式銃で頑張っているらしく、幕府軍は苦戦。京の会津藩も焦ってます。覚馬君(西島秀俊)と修理さん(斎藤工)は「長崎に行って新式銃を買って来い。」と命じられる。このドラマでは戦のシーンは全く描かれませんが、いろんな所で戦争をしていたらしい。
そんな折、将軍家茂が亡くなってしまう。大問題。さて次の将軍は…。
…もちろん徳川慶喜さん(小泉孝太郎)。…がこのお方「徳川宗家は継いでもいいけど将軍はやだな…。将軍の席なんて暫く空けとけばいいじゃないの…」だそうです。えええぇー??? む、無責任…。ヤダわこのお方。
慶喜さん、その後なんとか宗家を継ぐと決めた後、8月8日に孝明天皇(市川染五郎)から節刀を賜って自ら長州征伐へ出陣の意思表明(史実では8月5日でこちらが先だそうです)。「たとえ千騎が一騎となろうとも、勝負が決するまでは一歩も引かぬ!オレはやる!いくぞみんなっ!」と燃えてます。あまりにもやる気満々過ぎるので、その場にいた覚馬君もあきれていますが、「おそらく慶喜さんは戦勝で株を上げてから将軍になるんだろう」などと会津の仲間と話してます。
そしてそのたった5日後の8月13日、慶喜さんは出陣をキャンセルし、長州と休戦の協議に入ると朝廷に願い出たらしい…。
えええええええええええええええええええぇぇぇぇぇ~~~~????
ほんとにヤダもうこのお方…。