おお、ついに『Rolling Stone』誌がきましたね。これはすごいことだと思います。それにこのインタビューはRock on The RangeでBABYMETALちゃんが大成功を収める前のものなんですね。トロント公演の前にインタビューを受けている。
Rock on The
Rangeの大成功でこの記事が『Rolling Stone』に載ることになったのか、それともRock
on The Rangeがどうであっても載る事が決まっていたのかどうかは定かではありませんが、今現在のBABYMETALさんは、追い風がブンブン吹いて全てを吹き飛ばすほどの勢いです。
だってあなた…『Rolling Stone』誌のインタビューですぜ。これすごくない?
内容も素晴らしい。すうさんは本当にインタビューが上手い。言葉が簡潔で非常にわかりやすいです。もちろんこれは日本語から英訳をされたものなので、細かいニュアンスは事前に編集されているのだろうと思いますが、彼女がここで言っていることは、全てストレートで非常に簡潔。ポンポンポンと聞かれた事を真っ直ぐに答えてます。素直な性格と気持ちが伝わってきますね。素晴らしいです。
個人的な気持ちも事実の説明も、英語圏のファンが見てすんなりと受け入れられる内容。日本人によくある丁寧すぎて回りくどい言い方、文化的な違いから意図がわかりずらい例えや誤解されるような言い方を全くしていません。それもすごいなと思います。もあさんもゆいさんも同じ。以前NHKのドキュメンタリーの感想でも書いたのですが、3人とも気持ちがいいくらい素直。可愛いです。
インタビューから英訳和訳のプロセスを超えても3人の真摯な人柄が伝わってきますね。真面目で素敵なお嬢さん達なんだろうな。
(注: このインタビューの意訳は、日本語から英語へ、そしてまた英語から日本語への訳のプロセスで、元々の言葉からニュアンスが変わっている部分もあるだろうと思われますので予めご了承願います。)
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元記事はこれ(これも非常に重いページなので要注意)
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Babymetal: What the Japanese Viral Sensations Learned From Metallica
(Babymetal: ジャパニーズのネット口コミセンセーションは、メタリカから何を学んだのか)
How the "cute metal" pioneers
balance life, school, world tours
(“カワイイメタル”のパイオニアはどうやって生活と学校とワールドツアーのバランスを取るのか)
May 19, 2015
By Jeff
Benjamin
Babymetalのセルフタイトルのデビューアルバムは、去年アメリカで、日本からのアルバムの中では一番売れたアルバムだった。そしてこのヴァイラル(=ネット口コミ)センセーション(彼女達のYoutube上の「ギミチョコ!」MVは2600万ヒットに達した)は、また同アルバムのアメリカサイドの公式リイシューと共に、2015年もそのユニークな道のりを継続して赤々と燃やし続けている。そのアルバムは現在デジタル(メディア)で購買可だが、6月16日にはCDでもリリースされる。彼女達が学校に行っていない時、Su-metal(17歳のリードシンガー)と、 Yuimetal とMoametal(共に15歳で、ライブでは殆どの過激な振りを担当)は、彼女達の"カワイイメタル"ブランドを強固なものにする為、勤勉に働いている…そのためのワールドツアーで、彼女達は英国のReading
festival、アメリカのRock On The Range、そしてメキシコシティでの初めてのコンサートも行う。彼女達は短いニューヨークでの滞在中、トロントに出発する前にRolling Stone誌に話をしてくれた。
●メキシコでライブするのはどうでしたか?
Su-Metal:あんなにクレージーだとは思っていませんでした。すべてのレベルで本当に熱くて。メキシコのファンに会うのは初めてだったんですけど、それでも皆一緒に歌ってくれて、よく反応してくれて本当に私達の曲を覚えていてくれてました。
●インターナショナルなファンを見て何が違いましたか?
Moametal:ファンの層が、ヨーロッパとアメリカと日本では全然違うんです。日本のファンと海外のファンで一番気付いたのは、日本と違って海外のファンはいつも皆一緒に歌うことです―全員がSu-metalと一緒に歌う―日本ではファンはYuimetalと私に集中しているみたいです。
●ショーの前にメタリカをP.A.から流してますけど、彼らの何がそんなに好きなんですか?
Su-Metal:あれは私達のためだけじゃないんです。ファンもメタリカさんを聴いて盛り上がってくれるし、Babymetalにとってはリズムを上げてくれるんです。Babymetalに入る前は、メタルのことはよく知らなかったんですけど、メタリカさんからはたくさん学びました。彼らのショーを見て、彼らにも会ったしすごくいい人達でした。
●メタリカは何かアドバイスをしてくれましたか?
Moametal:アドバイスはなかったけど、ただ彼らのステージを見てるだけでたくさん学べました。彼らはステージ上の自分達とバックステージでの自分達を切り離しているんです。それが彼らからまず学んだことで、私達もいつかメタリカさんが到達しているステージ上でのレベルに届きたいです。彼らがステージ上にいる時はメタルの神様からパワーをもらってるみたいなんです。だって本当にすごいんですよ。
●ツアーのためにどれぐらい準備をしますか?
Su-Metal:このツアーのためには2週間のリハーサルをしましたけど、たぶん足りなかったかも。ステージ上に立って、ファンが反応してくれているのを見て、私達もそれぞれを見てお互いにサポートし合っているんです。そうやって私達はエネルギーを出してるんです。お互いを見合って、ファンを見て、ファンもそれぞれ楽しんでくれて、それで十分なんです。
●よくあるリハーサルの日はどんな感じですか?
Su-Metal:ご存知のように私達は学校に行かなきゃいけないので、練習は学校の後の時間にだけできるんです。だから4時間ぐらいです。
●Babymetalのアルバムが2曲のボーナストラックを入れて再度リリースされますね。その2曲はどうしてバンドにとって大切なんですか?
Su-Metal:ライブバージョンの「ギミチョコ!」を入れることにしたんですけど、それはこの曲がここ(アメリカ)で一番よく知られている曲だし、それに海外のファンが一番好きな曲だと実感しているからです。ファンの皆が曲のそれぞれの個々のパートまで覚えてくれていて、どうやって反応してダンスするかもわかってくれているので、この曲の違うテイクを聴いて欲しいと思ったからです。もう1曲は「Road of Resistance」です。この曲は新しい道を切り開いていくことについての歌で、これは私達がこの2回目のワールドツアーでやっていることなんです。そしてもちろん、この曲はドラゴンフォースさんのSam TotmanさんとHerman Liさんをフィーチャーした曲なんです。ドラゴンフォースさんはスピードメタルで知られていて、この曲にもとても速いリフがあるんです。すっごくカッコイイ曲です。
●アルバムではどの歌詞が一番好きですか?
Su-Metal:「イジメ、ダメ、ゼッタイ」の中で、「どんなことがあっても私があなたを守ってあげる」という意味のフレーズがあるんです。この曲を私達のセットの最後に演奏するんですけど、私はこのフレーズにぐっとくるものを感じます。3人とも全部のショーの後でとても疲れているんですけど、この曲の振りの中で3人がステージのセンターに歩いていってお互いの目を見つめるところで、「OK、やろうね」みたいになるんです。それにこれは現実に私達がいる場所も反映しているんです。私にとってこの曲は、私達のショーの中でとても大事な瞬間で、だから私はこれが好きなんです。
Yuimetal:一番好きな歌詞じゃないんですけど、「Road of Resistance」は一番好きな曲です…この歌詞は、物事が辛くなった時にも、それでもまだやれるんだと思い起こすことが出来るから好きです。
●アルバムの再リリースに対して何を期待しますか?
Su-Metal:実際、アメリカにはいつもは来れないんです。スケジュールとか他の事でもとても難しい。このアルバムがやっと(海外でも)実物で買えるようになるので、出来ればこのアルバムが、ファンと私達を結びつけてくれる媒体になればいいなと思います。ファンがやっとアルバムを手にする事ができるんです。たとえ私達が遠くにいても、このアルバムがまた私達とファンを結び付けてくれて、このいい関係が続けられればいいなと思います。