2日前にお客様が帰っていった。ほぉ…早かったような長かったような。人間達は何事もなく無事に、それなりに平和に過ごすことが出来たのだけど、お猫様には辛かった模様。
まーうちの子があんなに人見知りだったとは知らなかった。まず初日、玄関に見知らぬ人の声が聞こえただけでひゅーっと逃げて何処かにいなくなってしまう。どこにいったかと思ったら家具の下で固まっていた。話しかけながら近づくとゲストの気配を感じてまたピューッと階段を駆け上がり、寝室に駆け込んだまま出てこなくなった。
4日、5日辺りから少しずつ慣れてきたらしい。夕食時に全員が階下にいると、階段の上から様子を見ながらゆっくりと下りてきて、途中の踊り場にすわってこちらの様子をうかがっている。毎日少しずつ下に歩を進め1週間後には同じフロアまで下りてきた。声にびっくりするので、ゲストには静かにしてもらう。全員でニヤニヤしながらお猫様の様子をうかがう。
「危機の認識が出来るということは頭のいい猫だと思うんですよ」などと親馬鹿を晒してゲストに話すと、「私達はそんなに危険なのね」と大笑い。全員でゲラゲラ笑う人間の様子をお猫様は遠くから眺めている。
結局最後まで微妙なよそよそしさでゲストに対応していた。それにしても想像以上に強度の人見知りでびっくりした。この神経質な性格はきっと直らないんだろうなぁ。
今日は久しぶりにお日様の下でくつろいでいる。おつかれさま。