く~今回は辛い回やねぇ。全編を通して真田のパパのプライドがズタズタに引き裂かれる様子を描写。これは辛い。
パパも最初は今までどおり頑固に虚勢を張っているわけですよ「気に入らん。何様だ。秀吉に頭は下げん」。ところが上杉の直江さんはわざわざ説得しにくるし、家康も上洛した。もう後が無い。母のとりさんに相談すると「生き残る為に折れなさい」と言われる。
この回は真田のパパの話を通して、戦国の常識が覆った…時代が変わったことの描写。第15回は上杉。前回は家康。そして今回は真田。皆秀吉には従いたくない。しかし秀吉の圧倒的な力にはなすすべがない。無言で従うしかない。しかしこれに抵抗するのは戦国武将の意地。でも出来ない。いやーわかっていても辛いですよこれは。
だってその時代までの「力の強いものが勝ち残る世の中」はわかりやすいんですよね。戦って勝った負けたで上下が決まる。わかりやすいから納得もいく。しかし戦いもせずに敵に頭を下げるというのは戦国武将のプライドが許さない。くやしいよなぁ。しかしもうしょうがないのね。時代は変わったということです。そんなことをお兄ちゃんさえも口にする…。
真田のパパの悔しさを通して語る新しい時代への変化。草刈さんお見事。
●あらすじ
真田昌幸はとうとう上洛。真田は領地の安堵を保証されたかわりに、家康の配下に下るよう命令される。従う真田。家康は嬉しい。
★感想
◆真田上洛まで
・上田城に信繁のお手紙が届く「真田は上洛すれば大名になれる」。それでも抵抗するパパ「気に入らん。アイツの家来にはならん。上洛はせん。」頑固。
・そこへ上杉の直江さんが説得にやってくる。真田のお兄ちゃんは時勢がわかっているのね。
・とりさんがパパへ「嘘でもいいから頭を下げる。強いものに従って真田は生き延びてきた。下手に出て牙を隠して、爪を隠して、秀吉が弱くなったら寝首を掻く。卑怯者で何が悪い」真田のサバイバル術を伝授。とりさん素敵です。
・矢沢の叔父さんが怒るのはしょうがないな。
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・悩む真田パパ。しかし上洛する。お兄ちゃんも一緒です。
・あてがわれた古寺にむっとする。
・信繁が石田さんに安宿の文句を言うと、石田「真田はただの国衆にすぎぬ」ひー。
・パパは大坂でも毛皮を着ている。大坂城を見て溜息。大坂城を攻める策を考えていると言うけれど、ただの空威張り。圧倒されているのね。
・気配りの信繁は、落ち込む父と兄を夜の街へ。「秀吉の招待」と嘘をつく。若いのに偉いのね。支払いが自分で出来るということは、秀吉の馬廻りのお給料を貰っているのかしら。
・それにしても吉野太夫は綺麗だ。
・厠へ立ったパパは吉野太夫を追いかけていったのかと思ったぞ。
・お兄ちゃん、秀吉の力を目の当たりにして「もう力で勝ち抜いてはいけない」と嘆く。ああこのお方にもしっかりと戦国武将のプライドがあるのね。彼も力でのし上がっていきたかった。
◆豊臣VS真田・1回目・秀次・さて真田は、とっておきの山の幸ギフトセットを用意した。
・しかし石田学級委員長からダメだし。まー身も蓋もない。実はギフトラッピングのアドバイスをしてくれてるだけなんだけど、キツイな~。
・早速お兄ちゃんがむっとしている。パパはおろおろ。辛い。カメラがイジワルだ。
・公式の挨拶場面。さて出てきたのは秀次。あひゃ~。
・石田さんが全部喋って、秀次は「以上である」だけ。
・もちろんパパは怒る。信繁は板挟みで必死にフォロー。
・パパは意気消沈。プライドはズタズタ。
・そこに大谷さんが来て持ち上げてくれる。
・信繁、茶々さんを通して秀吉に直訴。文句を言う。秀吉はめんどくさいのね。信繁は秀吉を脅してるの?そんなの秀吉には効かんだろう。秀吉の機嫌が良くてよかったね。
◆豊臣VS真田・2回目・秀吉
・秀吉、毛皮を着て真田の前に登場。
・秀吉、会えば早速パパを相手に人たらし術を披露。パパの手を握り「わしは誰よりもそなたを家臣にしたいと思っておったぞ。」これが上手い。パパはもう何も言えない。本当は秀吉は真田の事を屁とも思っていないのね。めんどくさい問題が一つ片付いたと思ってる。パパのプライドなんて全く関係なし。しかしこの秀吉は強いな…。独特のカリスマ。納得。
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・そして命じられたのは、
家康の家臣(与力)になれ。
・うわーイジワル。信繁も絶句。しかし文句は言えない。秀吉強すぎ。
・畳み掛けるように「家康に挨拶していけ」。
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・そのニュースを聞いた家康は嬉しい嬉しい嬉しいな。笑いが止まらん。
・真田のパパはたそがれる。かわいそうですね。
・息子2人はいい息子達。
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・真田パパ、家康に対面。パパはくやしい。家康にとっては宿敵のムトーさんを配下に従えたことになる。
・家康「ともに力をあわせて…
・家康「ともに力をあわせて…
うわっはっはっはぁざまあみろ\(^o^)/」
ひーキビシー。
■まっちゃんの記憶蘇り問題
・出雲ダンサーズは今週も城内にいる。
・信繁はいつ千利休さんに茶をサシで点てて貰えるようになったのだ。出世したのか。
・そういえばまっちゃんの旦那さんはどこ?
・まっちゃん、記憶を失っても性格は変わっとらんねぇ。
・まっちゃんはダンスが下手なので真田の家族に返される。そのまま寧々さんの下で働くことになった。信州に帰らないの?
・家族と再会。かかとだけで記憶がもどるなんて、えええええええええええええええ?唐突じゃね?相変わらず大根に見えるキャラ作り。木村さんは綺麗なんですけどね。
■秀吉の心
・よくわからなかったのは秀吉の本心。
・太政大臣になったと言って、寧々さんの前では大喜び。
・なのに、茶々さんの前では「さほど嬉しくない…」。えーこれは読めない。信長の姪に気を使っているということ?どっちが本当なのかわからない。