2017年5月23日火曜日

Casiopea – Time Limit (1979)



バンドは勢い。
若気の至り。



Casiopea – Time Limit (1979)
 
Album:  Casiopea
Release:  May 25, 1979
℗ 1979 Sony Music Direct(Japan)Inc.
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LIVE@六本木Pit Inn June 1, 1979
野呂一生(Guitars--- 22
櫻井哲夫(Bass--- 21
向谷実(Keyboards--- 22
佐々木隆(Drums---22



小綺麗な曲を書き始める前の若いカシオペア、少し汗臭いカシオペアの曲をとり上げよう。この曲はカシオペアのファースト・アルバムの1曲目ですが、これは歌謡メロフュージョンじゃないのよ。メンバー一人一人がソロを回しながら走るように曲が進む。櫻井さんのウデウデ唸るベースのグルーブがすごい。皆さんお若いんですよね。22歳と21歳。驚愕です。凄まじい。全員とてもかっこいい。ドラムは佐々木さん。野呂さんが可愛い。向谷さんの指が長くてとても綺麗。

実はカシオペアで一番好きな曲は「Time Limit」。この曲は踊れます。アルバムのスタジオ Ver. にはなんとあの Brecker Brothers も参加!おおっ!

 
カシオペアのアルバムを最初から聴き直す日々が続いております。今やっとDown Upbeatまできた。

ところでカシオペアってMake Up Cityあたりで一段落していたのかも。

10年前に聴いていた時も、そういえばよく聴いていたのはCasiopeaSuper Flight』『Make Up CityそれにライブのThunder LiveMint Jams。それからDVDで後のほうのアルバムの曲のライブVer.をよく見て聴いていた…。

今改めてアルバムでカシオペアのアルバムを聴くと楽曲に「あれ?」と思うものが多いのね。あれれ。カシオペアの曲ってあまりかっこよくないかも…ダサいかも。

最初にカシオペア及びJ-フュージョンを発見した時は舞い上がって「ひゃー上手い上手いすごいねー」などと感激したんだけど、いま楽曲…特にアルバムVer.を改めて聴くと首を傾げるような曲も多い。あれれそうだっけ?

 
「全盛期のカシオペアは昭和歌謡フュージョンだ…」というのは以前から思ってはいたけれど、最初の感激から時間が経ってサラの状態で聴くカシオペアはやはりかなり昭和っぽい。

メロディがはっきりしていて歌謡曲みたいなのは構わない。しかしリズムが単純な曲が多いのはどうもいけない。44拍子に4分音符がタン・タン・タン・タンと並ぶ単純4つ打ちの曲がすごく多い。いかにもライブで観客が手拍子をして喜びそうなリズム。それもまたいいところなんだろうし…それがカシオペアが昭和の日本で大いに売れた理由でもあるんだろうけど。

ところがアメリカに渡って『Eyes of The Mind』や『44』を出したあたりからちょっと音がお洒落になりすぎてエッジが無くなった。渡米して海外のノリを取り入れたら、今度は海外の大物のやるフュージョンには及ばない2流フュージョンの音になってしまった。外国っぽさがどうもこなれてない。ロンドンで録音した『Jive Jive』は音はいいのに楽曲は明らかにネタ切れで迷走っぽい。

それなのにライブをすればやっぱりかっこいい。そもそもフュージョンやジャズはアルバムよりもライブの方が面白いものだけれど、この頃(80年代前半)のカシオペアは特にそう。ライブ…この頃の彼らのミュージシャンシップは最高。だからこの頃のライブアルバムやライヴ映像はすごくいい。ミュージシャンとしてすごくかっこいい(衣装はダサい)。


…だからちょっと誤解していたのかも。私の好きなカシオペアの楽曲はたぶん初期の頃。荒々しくエネルギーに溢れた若気の至り。ライブは『Thunder Live』『Mint Jams。バンドとして脂の乗った80年代初期~中期のライブもいい。ライブならではのエネルギーがいい。ミュージシャンとして全員本当にすごい方々です。…そういうことを今回改めて知れたのはよかった。

歌謡フュージョン・カシオペアが多少ダサく聴こえるのはおそらく昭和のノリ。カッチリした4つ打ち4分音符のリズムにのる歌謡曲風メロディもとても昭和。そういう時代だからしょうがない。そのせいなのか実は全盛期のカシオペアは気持ちよく踊れる楽曲も少ない。

…あ…それでも今聴いてるDown Upbeat』はちょっといいかも。生っぽいな。


うだうだ書きましたけどあくまでも個人の意見。とにかくカシオペアはライブがいい。メンバーのバカテク、エネルギー。キッチリ・カッチリのリズムに歌謡曲メロディ、綺麗なギター、上品で軽快なキーボード…そこに突然割り込んでくるやたらファンキーで肉感的なベース。バンドは化学反応ですからね。綺麗で都会的で軽やかなな3人の音にやたら汗臭くてファンキーで元気なキレのいいベースが加わるとカシオペアサウンドになる。

私の好きなカシオペアは櫻井さんがいてこそだったのかもなぁ…と改めて思った。

この映像は1979年のライブ。メンバーは21歳と22歳だそうですが本当にすごいです。驚愕。バンドは勢い。無茶苦茶かっこいい。マジで惚れる しかしカシオペアはどうしてこういうグルーブのある曲をやり続けなかったんだろう…なぜこれをやった後で歌謡フュージョンになってしまったのよ…なぜなの野呂さん?



2017年5月19日金曜日

Casiopea – Domino Line (1981)



ンベンベスラップ大王サクライテツオ!



Casiopea – Domino Line (1981)

Album:  MINT JAMS (LIVE)←名盤
Release:  May 21, 1982
℗ 1982 Sony Music Direct(Japan)Inc.
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Album:  CROSS POINT
Release:  Oct 21, 1981
℗ 1981 Sony Music Direct(Japan)Inc.
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LIVE@築地中央会館 Feb 24, 1982
野呂一生(Guitars--- 25
櫻井哲夫(Bass--- 24
向谷実(Keyboards--- 25
神保彰(Drums---22
 

 
というわけで本田雅人さん界隈の次はカシオペア。カシオペアも10年程前に「海亀のJ-フュージョン振り返り発見マイブーム」が来た時に改めて拝聴。

まずは動画サイトで検索。ありがたいことにカシオペアはその頃(2007年の時点で廃盤になっていた)80年代初期の映像がネット上にかなりあがってました。早速色々と拝見。そして「Domino Line」にやられる。

うはーこれは…これはすごい…。

他にもいろいろと見た。映像の中のカシオペアのお兄さん方はとても若い。なんだか「あの頃」のファッションも懐かしい。ちょっといい。有名な79年・六本木Pit Inの映像とか「Mint Jams」の時の映像とか…ロンドンとか、変な衣装のライブとか…諸々のライブ映像。まーなんと素晴らしい。すっかりハマる。

CDは大人買い。まず(映像を見ていいなと思った)ベースとドラムが変わる時までのやつにしよう。DVDも集める。2007年当時には既に廃盤になってた映像作品Casiopea Againもアマゾンのマーケットプレイスで購入。素晴らしいものはとにかく手元に置いておきたい。欲求に駆られてコレクションは増える増える。そして聴く聴く聴く。海亀は何事も広く浅くしかハマらないんだけれど、カシオペアには暫くハマってました。2年ぐらいですかね。毎日よく聴いてた。
 
まぁそれでもハマり方が人より薄いので熱が冷めると聴かなくなっちゃうんですよ。そんなわけでカシオペアも今までずーっと7年以上聴いていなかった。今回カシオペアの事を書こうと思ったら直ぐにコレというのが出てこない。「カシオペアは歌謡フュージョンだからあんまり踊れないんだっけ…」「歌謡フュージョンになる前の最初の頃がいいんだよな」「やっぱりライブがいいかな…」などなど考えたらどの曲を選んでいいのかわからない。というわけで久しぶりにカシオペアのCDを取り出して最初から聴きなおしておさらいすることにした。
 
1枚目からのんびり聴き始めて今日で3日目、「THUNDER LIVEはやっぱいいなぁ…お、こんなところにこんな名曲があるじゃないか…アメリカ人とやるとなんか違う?…」うだうだ考えながらMint Jamsに到着。そしてDomino Lineに至る…。
 
228のドミノ倒しの次
サクライテツオのベースソロ開始っ243)!
んべんべンベンベンベうンベベんベんベッ! 
おおおおおおこれやこれやっ!                                
ぅひょ~これはすごい…\(^o^)

思わずソファーから立ち上がり踊り始める。リビングからキチンに移動してぐねぐね踊る踊る踊る。やはりこのベースソロは踊らずにはいられない。たまらんね。この曲はよく聴いたので細かいところもよく覚えている。ベースからドラムソロの間は問答無用で踊り狂う。毎回こうなる。何度聴いても飽きない。

ほー…この櫻井哲夫氏のベースソロはやっぱりヤバいね。何度聴いてもいい。コレが鳴り始めるともうじっとしていられないのよ。櫻井さんはきっとご本人がとてつもなくファンキーなのね。弾いてるお姿がファンキーだもの。リズムの取り方がファンキー。弾きながら踊っていらっしゃる。このお方はきっとダンスもお上手ですね。濃いわ 音も凄いがこの映像も凄いぞ。最初にこの映像を見た時は目が点。まーこんなパワフルでファンキーな方があの頃の日本にいらっしゃったとは…。

この曲もJ-フュージョンらしくカチッとキメキメで、元々はそれほど踊りやすい曲じゃないと思うんだけど、櫻井さんのベースが異様にファンキーで無理やり踊らされる。んべんべサクライテツオベース踊れや踊れ。元気がいいな。

このライブは81年だそうですが、もしこの映像や音を海亀が当時高校生の頃に見て聴いていたら、もしかしたらその後洋楽にハマることもなかったかもしれないなと思う。それぐらいかっこいい。中学1年の頃にプログレ・ゴダイゴを聴いて、そのままQueenを始めとする洋楽にハマって抜けられなくなったんですけど、この映像を当時見ていたらまた日本のバンドに戻ってきていたかも。ほんとにすごいねぇ、2006年ごろにこの映像を最初に見た時は衝撃でしたほんと。

というわけで数日前からカシオペアのアルバムを聴いてきて、どれにしようかな…どの曲から取り上げようかなぁと思っていたんですけど、Mint JamsDomino Lineでやっぱりぐねぐね踊っちゃったのでこれにします。ベースだけじゃなくてそれぞれみんなのソロもいい。

カシオペアの日本人優等生的完璧主義的正確さとか、技の細かい昭和歌謡フュージョン論とか、サクライ氏のファンク魂とか、実は向谷氏のキーボードが上品でいいとか、神保先生は22歳のこの頃は可愛いかったとか、スラップ・ギター「Galactic Funk」野呂さんは顔が聖徳太子とか…いろいろ書こうと思っていたんですけど、とりあえずまあいいや。まずはガチの4つ打ちDomino Line」を聴けっ!



2017年5月17日水曜日

お猫様H:逃げる



お猫様がのびのびと寝ています。
あ、起きた。「オハヨウゴザイマス。写真を撮ってもいい?」
「ニャダッ!」
椅子の下でふてくされています。
「ブラッシングする?」
「エ?ウーン…」
素直にブラシの下へ。
 
 
 
 

2017年5月15日月曜日

T-Square/Masato Honda – Megalith (1991)



メタルの心。


T-Square/Masato Honda – Megalith (1991)

MASATO HONDA with Voice Of Elements LIVE 2006 at Shibuya-AX [DVD]
販売元: BSフジ
発売日 2007/03/28
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Album:  NEW-S
T-Square
Released:  March 21 1994
レーベル:  CBSソニーレコード


本田さんを語る上でこれを取り上げないわけにはいかない。ベタではありますがやっぱ本田さんと言えばこれでしょう「メガリス」。いやーかっこいいな。本田さんのシグナチヤー・ソング。

この曲も私40歳を過ぎるまで知らなかったんですよ。だから最初にこの曲を発見したときは本当に驚いた。こんな曲を書く人が日本にいるんだ…。専門的なことはわからないので見当違いなのかもしれないけれど、ワタシ最初にこの曲を聴いたときには、ブレッカー・ブラザーズの「Some Skunk Funk」への日本からの答なのかと思った。

技術的にどちらが難しいとか、曲としてどちらが複雑なのかとか全くわからないですけど、おそらく両者が目指しているところは同じようなものではないかと。血気盛ん。若気のいたり(笑)。どちらも大変激しい。

The BreckerBrothers - Some Skunk Funk (1975)


特に「Megalith」はフュージョンではあってもフュージョンには聴こえないです。ノリはほぼハードロックやメタルに近い。J-フュージョンならではのキレのよさも大変気持ちいい。そしてとてもキャッチー

もともとこのMegalith1991年のT-SquareのアルバムNEW-Sの曲。本田さんがT-Square に加入して初めてのアルバムだそう。この時本田さんは28歳。当時のことは全く知らないのですが、本田さんも有名なバンドのメンバーになって「どうよ、これが俺やどうや」と本田節を思い切り吹かせたんだろうかと思いますね。やたら元気がいい。激しい。

当時のT-Squareのファンも、この曲にはかなり驚いたそうです。「MEGALITHショック」などという言葉もあったそうな。
そりゃそうだわ (^_^;)\


上のライブの模様は前述のVoice of Elements2006年のライブより。元曲のT-Square の頃のアレンジより演奏がこなれて大変かっこいい素晴らしいです。全体のドライブ感がたまらない。ベースも唸る。110の則竹さんのドラムソロがかっこよすぎキャー惚れる。彼らのライブを見ていた10年前頃は、本田さんもいいけれど、則竹さんのドラムも好きで色んなところに見に行った。可愛いのにドラムは凄い。キレがよくて手数が多い。懐かしいねぇ。ノリちゃんは今もバシバシ太鼓を叩いているんだろうねぇ。見たいねぇ。

そういえば、この曲は本田さんの十八番なので、ライブにいけば必ず聴くことになるんですが、この曲を則竹さんじゃないドラムで1度だけ聴いた事があった。しかしドラムが違うだけでノリが全然違うのね。則竹さんの手数が多いからなのかなんなのか…違うドラムで聴いた「Megalith」は気の抜けたコーラのようだった。ほんと。びっくりした。この曲だけは則竹さんのドラムじゃないとダメなのかも。いや本田さんの曲は則竹さんがいてこそ完成するものなのかも。彼等は一緒に演って長いですからね。独特の化学反応があるのだろうと思います。そういうのもフュージョンやジャズ系のライブって面白いもんだなと思った。


Voice Of Elements Tour 2006
本田雅人(Sax)
松本圭司(Key)
須藤満(B)
則竹裕之(Ds)