能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2019年12月3日火曜日

映画『三度目の殺人/The Third Murder』(2018):1回目 上質だが混乱する?肩透かしは意図的か?




 

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『三度目の殺人(2017年)/日/カラー
124分/監督:Hirokazu Koreeda
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 ※追記
ここのエントリーは第1回目の感想
大変乱暴。感想と言うよりも文句と言った方がいい。翌日第2回目を見てまた新たに感想を書きなおした↓こちらの2回目の感想の方がまとも。

映画『三度目の殺人/The Third Murder』(2018):2回目鑑賞 改めて謎解き+映画の主題とは
 


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※以下、1回目の感想は大変乱暴な粗い文章なのだけれど、映画の第一印象として記録しておく

 
日本語TV放送 TV JAPAN で放送されたのは今年の61日。半年後の今日やっと鑑賞。是枝監督の作品だから録画したのは間違いないのに、今日見始めたときは是枝監督の映画だということをすっかり忘れていた。見終わった後で是枝監督だと知って驚く。こういう映画も撮るんですね。そういえば音楽がなかった。静かな映画だった。

(劇中での台詞のように)「目の見えない人々が象に触って、それぞれが違うこと(耳とか鼻とか)を言う。皆自分が正しいと主張する」ような話なのかと思った。煙に巻かれる。黒澤明監督の『羅生門』のようなものか…。実際は、殺人犯三隅(役所)の二転三転する供述で状況がコロコロ変わる話なのだけれど。

それでもきっと最後は、大どんでん返しで真実が語られる…類の映画だろう。ポール・ニューマンの『評決』とか、マレーネ・ディートリヒの『情婦』とか…そいういう映画かとも思った。

そんな風に半分くらいまで見て「この映画は裁判ものだから、真実(真犯人)を予想すればいいのね…」と、推理小説を読むように見続ける。…それ、私得意。

アガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』も『アクロイド殺し』も、種明かしの前に答えがだいたいわかった。推理ものは小説でも映画でも、種明かしを想像しながら見る。この映画もそういう趣旨のものだろうと思って見続けた。

そしたら、なーんと違ってましたね。

結果はもやもや~っと終わる。15年以上前のクリント・イーストウッド監督のもやもや映画のような感じ。ちょっとびっくり。…で?誰?真実はなに?

見た人がそれぞれ真犯人を考えるようなものですか。それにタイトル『三度目の殺人』の殺人は誰が死ぬのか?…の答えも…まぁそういうことなのだろう…。

というわけで、ほぼ想像の海亀ネタバラシ↓(違っているかも知れない)

 
映画を見ていない方はここでストップしてください。


★大いにネタバレ注意↓


 
1回だけ見た海亀の謎解き
(しかし謎解きは映画の趣旨ではないのだろう)


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 ※追記:
映画を2回目に見たら解釈を間違っていた点がでてきたので修正した
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所謂、推理モノ映画らしい答えなら…犯人は江(広瀬)と三隅。お母さんの斉藤由貴さんは事情は知っていても手は下していない。映画の途中で咲江と三隅が河原にいて炎を見ている状況が事実なのだろう。

それから咲江の脚の問題は、実は彼女がもっと小さい時からの虐待…もちろん犯人は父親。彼女が14歳になった頃に虐待が性的なものに変わったのだろう。この娘は、酷い/父親と別れることが出来ずに憎しみを募らせた。それを見かねた三隅(役所)が悪い父親を成敗してくれた…そいういう話なのだろうと思った。


私がそう思った場面は、留置所の三隅が重盛に「生まれてこなければいいがいる」と言ったところ。もちろんその…とは殺された被害者…「あ~これは娘との関係だわ。虐待かな」と思った。そしたらやっぱりそんな話が出てきたので、お母さんと娘が三隅にお願いしたのか…? いや娘が直接関わっているらしい。関わっていない

三隅はなぜ黙っている? …もちろん咲江ちゃんを守るため。彼女が自分の父親の殺人に関わったことを話させないようにしたということなのだろう。自分が全てを背負おうと思ったのだろう。


しかし問題はそこから。

咲江ちゃんが決心して事実を話そうとした最後になって、三隅が突然「俺はやっていない」といい始める。ぇえええええ????????混乱する。

そして裁判のやり直しは裁判官や弁護士にも不都合なので、そのまま裁判を進めよう…ということになる。ええええええええ? (もしやり直すことになったら?)

三隅の「俺はやっていない」の証言は己の罪を免れる為の嘘だと受け取られたのか(そういえば母親の保険金の話も嘘だった)、結果…死刑が宣告される。ぇええええええええええ? 

そんなイイカゲンなやりかたで死刑が決定するのですか? 
というわけで「三度目の殺人」とは、三隅が死刑の判決を受けること


うー…そうなのか…。司法のことはよくわからないので反論も出来ないのだけれど、どうもすっきりしない。詰めが甘くない? もし咲江があの場面で「私がやったんです」と叫んだらどうするの?


このもやもやとした違和感とは…、

     最初は「誰が犯人?真実は何?」と思いながら見続けて、いつか種明かしがあるものだろうと思っていたら、最後まで答えはもらえず、

     タイトルの「三度目の殺人」の三度目とは、三隅が(裁判の流れで)真犯人かどうかも解明されないまま死刑の判決を受けてしまう…ということですかね。大きなシステムの都合で犠牲になってしまう人の話? 突然社会的な問題提議?

     しかしそれなら詰めが甘くないか? そういえば三隅の「器」の意味もよくわからなかった。三隅はどうせ死ぬつもりだから真実なんてどうでもいいということか?

のつもりでず~っと見てきた視聴者が、突然政治的なお題を突きつけられて肩透かしを食ってしまう。その割に詰めが甘い。これがこの映画がもやもや~とした印象になってしまった理由…これでいいのか?


三隅に優しい心があるのだろう…ということも最後にちょっとわからなくなって…そこも混乱。カナリアを外に放てば寒さで死ぬだろうから殺す…のは優しさなのか。しかし最初の1羽は逃がしたとも言う。これも混乱。←よくわからない。たぶん何か見落としている。おっと…「生まれてこなければいいがいる」というのは彼自身のことを言っているようにも聞こえますね。

なんだか色々と謎も多そうですね。まだよくわからない。これは、結果をわかった上で、もう1回見たほうがいい映画なのかも。しかし地味。録画をちょっと保留しておこう。

しかし三隅はこのまま死刑にはならないと思うのですが、どうでしょう?


『情婦』や『評決』のどんでん返しも無く、アガサクリスティー風「誰がやった?」の答えももらえず、象の話や『羅生門』のように複数の視点から真実を語る面白さが主旨というわけでもなく、ちょっと前のイーストウッド監督の映画のようにエンディングはもやもやと煮えきらず、もしかしたら社会的に(真実を問われることなく)犠牲になってしまう個人を扱った問題提議の映画…しかし詰めは甘い…だから混乱する。

うーん…もう1回見たほうがよさそう。福山さんの重盛は、あの判決では満足しないだろうし、咲江ちゃんも三隅が死刑になったら一生苦しむと思うのだけれど、どうなのだろう?あのまんまだとは思えないのだけれど。





2019年12月2日月曜日

Kachina (feat. Nikki Marie) - 'A Girl Like Me' (Miguel Migs' Salted Vocal) (2019)



お洒落

 

 
Kachina (feat. Nikki Marie) - 'A Girl Like Me' (Miguel Migs' Salted Vocal)

A Girl Like Me Remixes (feat. Nikki Marie)
Released: 10 Apr 2019
℗ 2019 NexGen Music Group, LLC

 
 
さて…、この曲も複数のアーティストのコラボみたいなのですが、メンバーが数名いて、どの人がアレンジでどの人が歌ってるのかもわかりにくい。うーん…

とりあえず情報だけ書きとめておこう


Kachina
作曲とアレンジ担当。英国出身の3人組(らしい)。メンバーはR.Sparksさん、J.Burhnamさん、Z. Payneさん。情報には女性とあるのだけれど、写真は男性3人。どちらでしょう?

Nikki Marie
Nikki Marieさんは英国ウェスト・ミッドランズ出身のソウル・シンガー+モデル+写真家。このお方の声でしょうか。

Miguel Migs
リミックスはこのお方。おっとこのお方はアメリカ人のDeep House DJ。カリフォルニア州サンフランシスコでレーベルSalted Music経営。72年生まれの46歳。


よくわかんないけれど、Deep Houseはお洒落ですね。エエキモチ。この曲もいろんなVer.があるみたい。



2019年12月1日日曜日

お猫様H:口吻



いつもの顔マッサージですが

こんなに口元の写真ばかり撮るということは
フェチなのだろうな
頬を撫でながら「面白い構造やねぇ」とじーっと眺める

 

 
 
 

2019年11月26日火曜日

LIVE★Janet Jackson/ジャネット・ジャクソンLIVE!!! – 23 November 2018



ひゃ~っ!ひさしぶりのアリーナよっ!!

行って来たわっ!ジャネットちゃん。またやってきてくれましたっ! 彼女ももう53歳だそうだっ!すごいっ!おばちゃんパワーッ!!! 同世代元気元気いいぞっ!
 
今回はね、もうウダウダ言うまいっ。楽しかったわっ!
踊った踊ったわまたひゃ~っ。

席がよかった。信じられない。最初にチケットが発売された時は平日で、ああ…今回は行けないねぇ…などと思ったのだけれど、数週間後?にチェックしたら追加公演が売られていた! まだいいチケットが残っている!買う。もちろん行く行くわっ! 前回2015年の公演はアリーナの2階、ステージの横の上の席で、ジャネットちゃんも米粒のようでしたけど、今回は

近いわっ!ひゃーっ!

しかし今年はね…油断ならないのね。先週のオペラ歌手のは運が悪かったものだから、今回も

大丈夫かしらねぇ…
とちょっと心配したのだ。ひさしぶりのアリーナだし…。

でも
よかったわっ!

よく見えたわ。近かった!嘘みたい。あのバブルの思い出…ジャネットちゃんをこんなに近くで見れるなんて…長生きはするものだわ。
 
 
当日午後は前の公演のsetlistを調べて予習。…それで思った…あまりイチイチ曲を確認する必要もないかも。もちろん彼女の曲は何曲か知ってる。知らない曲も結構あるのだけれど…しかし思った。

ライブはおどりゃーいいのよ、
こまけーこたぁいいのだわ キャー

だってほとんどの曲はよく踊れるリズムがボクボクなっていてメロディはおまけのようなもの(バラード以外)とにかく曲にノってわいわい踊ればよろしい。


会場に早めに入って待つ。7時半ぐらいからDJが出てきて煽る。客層も年寄りが多いので、かける曲も70年~80年代の曲が多いぞ。ふふ。

予定の8時より30分ぐらい遅れて開始。

ぎゃーっいきなりControlよっ。ギャーッ ジャネットちゃんが近いわっ!!!!!ぎゃーっ!ぎゃーっ!!!!というわけで、お写真。






まーっわかってはいたけれどよく踊れる曲ばかり。すごいねー。ジャネットちゃん、おばちゃんなのに本当によく踊る。すごいわ。本当にすごいわ。ワタクシも踊る。旦那Aも踊る。周りも踊る ひゃ~っ我ウレシ

全部で2時間以上でした。セットリストによると31曲!キャーっ!すごい。本当にお元気。

 
ウミガメもよく踊りました。だってジャネットちゃんがあんなに踊るのなら、客も負けてはいられない。踊ってリスペクトなのよ。ほぼ全曲踊り続けたわっ


実はこの地の前のオーストラリアで口パク疑惑が…などというニュースも見たのですが、いやー…実際、席が近くて演者が目の前にいたら、歌おうが歌ってなかろうがあまり関係ないですね。本物がいるわいるわ…とそれが嬉しくて騒ぎに騒ぐので、歌が生かどうかはどうでもいい。

御本人がお元気でガンガン踊ってくれればそれでいいのだ。

ジャネットちゃんはやっぱり踊るスターなのよ。そういうスターなんですよ。ダンスを見せるスターなの。今までずーっと踊ってきたお方なのね。踊って踊って2時間半?やっぱりすごいぞ。本当にリスペクトです。感謝しかないですよ。本当にすごいと思います。あれだけ頑張ってくれたらもう感謝感謝。

とにかく最初から最後までわいわい踊って踊って、久しぶりにあんなに踊って楽しかった。

ナスティ ナスティボーイ ドンミーナティ  ハッ


海亀は年寄りだからクラブとか行かないんですよ。そういう年齢じゃない。それにDJを見て踊ってもつまんない。勝手が違う。だからステージ上のスターやバンドを見ながらガンガン踊りたい。もっともっと踊りたいのだな…と思いました。まだまだいけるな。アドレナリンが出ていればいくらでも踊れるのね。34時間ぐらい踊り続けたい。ま…身体を揺らす程度なんですけどね。楽しいなーもっと踊りたい。

というわけで、久しぶりによく踊れて、ジャネットちゃんは目の前にいるし、色々と嬉しかったです。楽しかった。彼女ががんばってくれるから、若い頃に聴いた懐かしい曲で今も踊れるのよね。それはそれはもう感謝感謝でございます。

ウィーアラ パーロダ リーズムネイションッ ホー





途中でローカルのシンガーの方とレゲエを一緒に歌ったり、Rhythm Nationの前には、ハワイ島のThirty Meter Telescope30m超大型望遠鏡建設の反対派の方々がステージに上がってパフォーマンス。反対派の方々にジャネットさんも賛同しているのだそう。マウナケア山は神聖な山ですからね。最後はジャネットさんの首に何重もレイをかけてローカル色たっぷりのライブでした。彼女がこの地を大好きなのだそうだ。

ジャネットちゃんありがとーっ!!!
あいしてまーす!
❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤
 
 
Setlist
 Special 30th Anniversary Celebration of Rhythm Nation
 Neal S. Blaisdell Arena
 November 23, 2019
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1. Control
2. If
3. You
4. What Have You Done for Me Lately
5. Nasty
6. The Pleasure Principle
7. When I Think of You
8. R&B Junkie
9. The Best Things in Life Are Free
  (Luther Vandross & Janet Jackson cover) 
10. You Want This
11. That's the Way Love Goes
12. Got 'til It's Gone
13. Hawai'i  (with Ana Vee) 
14. Any Time, Any Place
15. Let's Wait Awhile
16. I Get Lonely
17. Together Again
----Daybreak (Interlude)
18. Someone to Call My Lover
19. Come On Get Up
20. Throb
21. Feedback
----Band Break  (Funky Big Band & So Much Better)
----TV  (Interlude)
22. State of The World
23. The Knowledge
24. Miss You Much
25. Love Will Never Do (Without You)
26. Alright
27. Escapade
28. Black Cat
29. Rhythm Nation
Encore:
30. All for You
31. Made For Now
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Janet Jackson – Rhythm Nation (1989)

LIVE★Janet Jackson/ジャネット・ジャクソン!!!!ライブ \(^o^)/ワ~ッ!! ---2015/11/16


  

2019年11月21日木曜日

Monarchy - Deep Cut (2018)



今時のシンセポップ
 
 
 
Monarchy - Deep Cut (2018)

Album:  Mid:Night
Released: 18 Jan 2019
℗ 2019 Warner Music Spain, S.L.
 
 
 
これはね…夏頃にこの曲のリミックスが英国のダンスチャートに入っていた。リミックスは普通のEDMなのだけれど、元曲を聴いてみたら元曲のほうがよかった。
 
Monarchyとは英国のelectronic music duo。メンバーはAndrew Armstrongさん (producer, DJ) Ra Blackさん (vocals, lyrics)。結成2009年。今までに様々な大物アーティストのリミックスをやってきたらしい。
 
 
この曲はいい。いかにも1980年代のシンセポップの子供という感じ…シンプルになった。しかし今の若い人々というのは、すぐにバンドをつくらないのね。シンセやソフトを使ってそれなりのアレンジが出来るから、バンドにしなくても2人でやれてしまう。この2人もドラムを雇って3人でライブをやっているみたいなんだけど、ちょっとこじんまりとして音がしょぼいのは惜しい。
 
バンド編成にすれば、結構いいバンドになるんじゃないかと思うのだけれどどうだろう。昔、デペッシュ・モード/Depeche Modeとか…いたけれど、この2人もバンドにして大きい音を出せばそれなりにいい感じになると思うんだけどな。今はちょっとこじんまりとしていてもったいないなと思う。今の人達はたぶん欲がないのだろう

…おっとバックバンドを従えてフルバンドでライブをやっている映像もあった。なんだちゃんとバンド活動もしてるのね。ごめんネ 😉


 

Dua Lipa - Don't Start Now (2019)



英国で2

 
 
Dua Lipa - Don't Start Now (2019)

Released: Oct 31, 2019
℗ 2019 Dua Lipa Limited under exclusive license to Warner Records UK,
a division of Warner Music UK Limited



今年は英国のダンス/クラブチャートをチェックしていて、面白いと思った作品をここに取り上げているのだけれど、それじゃあメインの英国シングル・チャートはどうなのよ?と思った。

それで1116日のシングル・チャートを見てみて出て来た曲。英国で現在2で、なんとアメリカのビルボードでも30になったそうだ。世界中でも売れているみたいですね。おっと日本でも90だそうだ。


Dua Lipaさんとはモデルさんのポップスター。1995年生まれの24歳。ロンドン出身。英国ですごく売れてる方らしいです。野太いいい声。

この曲は十分ダンス・ミュージックだと思うのだけれど、たぶんダンスチャートには上がってこなかったような…。ジャンルはnu-discoですが、モダンな音というよりも70年代のディスコ…CHICそのまんまの音ですよね。Bernard Edwardsさんばりのノリのいいベースやストリングの使い方がそのまんま。

英国人は今でもディスコが好きなのよ。英国は、こういうディスコの音はAcid Jazzなどバンド音楽としても残りましたからね。ワタクシもディスコとCHIC風ベースの音が好きなのでとりあげる。