能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2017年6月6日火曜日

Dimension – NEWISH (2007)



お洒落なロック寄りフュージョン。

 

 
Dimension – NEWISH (2007)

Album:  「20」~NEWISH~
Released:  Nov 21, 2007
℗ 2007 B-Gram RECORDS,INC.



昨日はうだうだうだうだとカシオペアについて長文を書いた。ほんとに長々と長過ぎ。全部想像だけなのにウダウダウダウダウダウダウダウダウダウダと駄文を…。今日は短くしよう。

スクエア、カシオペアときたら最後はディメンション/DIMENSIONです。このバンドも10年程前にJ-Fusionを漁っていたら出てきた。

結成は1992年。メンバーは3人。
 小野塚晃(キーボード)
 勝田一樹(サックス)
 増崎孝司(ギター)


サックスの勝田さんがゴージャス・バブリーなルックスで「これはお洒落なバンドかな」と最初思った。10年前当時絶賛発売されていたアルバムMy Rule (2007)20 -NEWISH- (2007)を購入。ライブアルバム613を購入。そうそうDIMENSIONはアルバム・タイトルが番号でした。大変多作なバンドで毎年アルバムを出しているらしい。今年25周年で30作だそうです。すごい~!

さてこの曲NEWISH20作目20 -NEWISH- (2007)1曲目。CDショップの視聴コーナーで聴いてひと聴き惚れ。うわかっこいいこの歪んだ大人ギターがたまらんぞ。好き好き。インスト曲はなかなか惚れることはないのだけれど、この曲はとても好き。何度聴いてもいい。好きだ好きだ好きだ❤❤❤❤

ギターの増崎さんがTOTOのスティーヴ・ルカサー、勝田さんがデイヴィッド・サンボーンに影響を受けているそうで、それならバンドも悪いわけがなかろう…というわけでDIMENSIONもちょっと聴いてみた。勝田さんのサックスは少しハスキーでお洒落。都会的。本田雅人さんのクリアで綺麗なサックスの音とはまた違った魅力でいいなと思った。

残念ながらDIMENSIONは深く掘り下げる前に日本を離れることになって、ファンになるまで知る事が出来なかったんだけど、好きな音を出すバンドなのかも。私もTOTOやデイヴィッド・サンボーンは好き。DIMENSIONの方々はほぼ同世代なので若い頃に同じような音楽を聴いていたはず。世代的に気持ちのいい音を出しているのかも。ロック寄りのフュージョンもいい。

今持ってるCDをこれからもう一度聴き直そうと思います。

それにしてもこのバンドは現在リズム隊が固定メンバーじゃないのが不思議。私はバンドの要はまずリズム隊だと思うんですよ。リズム隊が変わればバンドの音、グルーヴも変わるはず。普通はバンドの音を確立させるためにリズム隊は変えないほうがいいと思うんだけれど、このバンドはもしかしたらそれを逆手にとって作品によりリズム隊を変えて違う音を作っているのかも。

ベースは2005年まで青木智仁さんが担当されていたそう。現在のドラマーは則竹裕之さん。

そういえば『20 -NEWISH- (2007)』はドラムにLionel Cordew、ベースがChris Minh Dokyでレコーディングはニューヨークだそうです。このアルバムはよく踊れる。ノリがいい。お洒落な音のSmooth Jazz。かっこいいわ。


DIMENSIONSTB139スイートベイジルで2回見た。ゴージャス勝田さんがサックスを吹きながら客席の間を歩いてました。楽しかったです。このNEWISHのイントロが流れた時は鳥肌が立つほど舞い上がった。増崎さんはバカボン鈴木さんのライブでも本田さん達と一緒に見た。当時はJ-Fusion関係をいろいろと見てました。現カシオペアの鳴瀬さんや難波弘之さんの野獣王国も小さいライブハウスで見た。面白かったです…音がとても大きかった。今でも東京にいたらいろいろと見に行ってただろうと思います。東京の方々がちょっと羨ましい。

また長くなったぜ。


Casiopea – Halle (1985)



王道。名曲は超キャッチー。



Casiopea – Halle (1985)

Album:  HALLE
Released:  Sep 10, 1985



マイブーム=ジンサク時代のカシオペアをめぐる旅も一段落。『Casiopea (1979)』から『Platinum (1987)』『Euphony (1988)』まで聴いた。いやー面白かった。CDを全部まとめて聴いたのは10年ぶりぐらいかな。カシオペアは面白い。日本のインストバンドで大スターになった方々ですもん。やっぱり伝説のバンドだわ。

(個人的な好みですけど)カシオペアの曲は初期の3枚までのアルバムがジャズ/フュージョンらしくていい。その後アメリカ西海岸のフュージョン・シーンと接触をするようになって、カシオペアは次第にポップ・インスト・バンドに変わっていった…楽曲がポップになり過ぎてつまんない(ダサいかも)…と以前のエントリーには書いた。さてそれはどうしてだったんだろう?

神保さんのドラムがカッチリし過ぎているのが理由かなとまず思った。それに野呂さんも途中でネタ切れしたのかも…(ジンサク時代の)後期にボーカルを入れた頃はどう考えても迷走…。しかしそれだけじゃないですよね。カシオペアが80年代にポップ・インスト・バンドになったのは時代の変化のせい…だと今回あらためて思った。


音楽的に実験的なフュージョンが流行ったのは70年代。フュージョンだけじゃない…プログレだって研究・実験を真剣にやっていたのは70年代。80年代になったらプログレもフュージョンもポップ化していった。GenesisもピーガブもYesHerbie Hancockも、80年代には皆ポップな楽曲で大衆にウケた。80年代はみんなキャッチーな曲をやり始めた。

カシオペアもそんな時代に生きたバンド。アクティブなバンドだからこそ時代の影響を受ける。なによりも若いバンドなら大衆にウケて大きく成功してスターになりたいという野心もあっただろう。時代の流れに逆らうわけにはいかない。


インストの音楽というものは聴き慣れれば実験や即興も面白く聴こえるものだけれど、慣れなければ困難。メロディのはっきりしない曲は簡単に覚えられない。あぁあの曲だと口ずさめない。歌がないから曲を記憶するきっかけが摑みにくい。だから曲の題名も忘れてしまう。

音楽ファンが単純じゃないインスト曲を楽しんでウンウン唸って面白がるのはジャズ/フュージョンの道にすっかりハマった後。一旦そちらの道に入り込めば楽曲の複雑な音やアレンジも面白く感じるようになる。しかし大抵のカジュアルな音楽ファンはそこに行き着くまでに疲れてしまう。ハマる前にあきらめてしまう。

だからインストの曲でヒットを出すには…バンドとして大衆にウケるには、わかりやすい音楽の方がいい…と野呂さんは80年代初期にカシオペアの進む道を考え直したんじゃないかと思った。

例えば彼らの曲でも初期の「Time Limit」や「Olion」は覚えにくい。しかし「Asayake」や「Eyes Of Mind」はすぐに覚えられる。キャッチーであればライブでは客も沸く。手拍子をして喜んでくれる。わかり易いから売れる、そんな風にカシオペアは評判がどんどん大きくなっていくにつれて、客に喜んでもらうためにスタイルを意図的にわかりやすく変えていったのではないか。

80年代はインストのバンドでもホールやアリーナでライブが出来た時代。当時はフュージョンをやって大スターになれた時代。大衆もインストの楽曲を気楽に受け入れていた。キャッチーなら大衆にウケる。曲をキャッチーにしたのならカシオペアらしく技巧的な部品を曲中に散りばめればいい…そうやってカシオペアはカシオペアらしさを確立していく。

野呂さんが意図的にキャッチーな曲を書けばとことんキャッチーな曲ができる。メロディはところどころ日本的な感じもする…少し情緒的。カシオペアの曲は(ダサいくらい)わかりやすくてキャッチーでありながらも技は凄い。 カシオペアはインストのバンドなのに80年代当時よく売れていたそうだ。


そんなカシオペア全盛期に書かれたこのHalleは名曲だと思います。カシオペアらしい曲。印象は陽。明るい。どんどん気持ちが上がっていって空に届くような感じがたまらない。気持ちいい。ふあーと心が軽くなるような…。

キャッチーだからこそカシオペア。

正直今の私には何が出てくるかわからないような「Olion」や「Swallow」のほうが面白い。だけどこの「Halle」や「The Continental Way」「太陽風」「Princess Moon」を聴くと、鼻歌で歌える歌謡フュージョンもいいよなぁと思ってしまうのです。


全盛期のカシオペアの曲を聴くとなぜか切なくなったりする。当時は彼らの事を知らなかったのに。なぜだろう。不思議。

この曲「Halleも聴くたびにほんの少しだけ哀しくなる。若かったあの頃を思い出して少ししんみりとするのだろうか。そういえば当時ハレー彗星は見えたのかなぁ。皆で騒いだのだけはよく覚えている。この曲も当時どこかで聴いていたのかもしれない。覚えていないけれど。


カシオペアはなによりもライブが要。アルバムでどうかなと思った曲もライブではとてもいい。『Thunder Live (1980)』も『Mint Jams (1982) 』ももちろんいいけれど、今回改めてCDCasiopea Live (1985) を聴いたら本当に凄いのでびっくりした。色んな音のギターが鳴っている。バンドは完成されていて隙が無い。この時メンバーは20代後半。本当に凄いバンドです。ライブが良すぎてスタジオ盤が全て予習用に思えてしまうぐらいライブがいい。どのライブも全ていい。1986年の『Perfect Live』の「Street Performer」の最後はどうやって合わせているんだろうかと思う。

そしてこの頃のカシオペアは海外でのツアーも成功させていた。
カシオペアは海外進出の大先輩です。


日本にいた時には、カシオペアのメンバーの方々も見に行った  (^_^;)\ カシオペアは10年くらい前は活動休止中だったんだけれど野呂さんがソロ活動をなさってました。2008年にはISSEI NORO INSPIRITSで『INNER TIMES』をリリース。そのライブを2008328日に Shibuya AXで見た。あのカシオペアの野呂さんと神保さんが拝見できる…ととても嬉しかった。 そして櫻井さんは本田雅人さんとのライブで2回ほど拝見。アノ…あの「Domino Line」の櫻井師匠が目の前にいる…と嬉しく嬉しくて最初から最後までデレデレニヤニヤし続けた。皆様素敵なお兄様…おじ様になっていらっしゃいました。拝見できてよかったです。

2017年6月4日日曜日

お猫様H:ポーズの練習



いつもは猫背で丸まった体に小さい頭がちょこんとのっかってるような外見なんだけど、時々思いついたようにすっと背を伸ばすと随分背が高く見える。頭から背中に伸びる線が綺麗。お猫様モデルさんごっこしているの?
チャームポイントは丸い目。ポーズしてますね。
口元はカエルのような。
固まってるぞ。
これが限界か…イカミミ直前。
ほんとは写真はヤなんだ悶ね。…睫が長いわ。
 
 
 
 

2017年5月29日月曜日

LIVE★The New Mastersounds/ニュー・マスターサウンズLive!! -27 May 2017



 
The New Mastersounds – Josus (2011)
 
Album: Breaks from the Border
The New Mastersounds
Released: Aug 09, 2011
℗ 2011 ONE NOTE RECORDS

 
また踊ってきたぜウヒャヒャヒャヒャ…

ちょっと前からこの地に来るとは知っていたんだけれど、すっかり忘れていた。このバンドはよく知らない。ちょっと前に旦那Aが行こうかなと言っていた。あっと気がついたらもう公演最終日。早速出かける。予習も全くしていない。曲も全く知らない。とりあえず行けばなんとかなる。

ロンドンにはこの手のジャンル…ジャズクラブでジャズやフュージョンを聴きながら踊る文化があって、住んでいた時にちょっと齧ったのでだいたいどういうものかは想像がつく。どうやら旦那Aは密かにこのバンド界隈の曲を聴いていたらしい。

The New Mastersoundsは英国・リーズ出身のFunk、jazz fusionバンド。1999年結成。今までにスタジオ・アルバム10枚をリリース。リーダーはギターのEddie Robertsさん。

しかしこの英国のバンド…この地で知られているのか?たぶんあまり有名じゃないし客は入るんだろうか。ちょっと心配。箱に前日電話したら「予約しなくても買えますよ」といわれたのでまたまた心配…。

会場には早く入った。開演時間が近づくにつれて少しずつ人は増えていく。バンドが出てくるまでに会場はほぼ埋まる😊


最初は踊るつもりはなかった。おとなしく音楽を聴こうと思っていた。ところがバンドが「踊れ踊れ」と話し始める。このバンドは、ロンドンのクラブJazz Caféなんかでのライブのように観客が気持ちよく踊ってくれた方が居心地がいいのだろう。後から旦那Aが言うには「座ったディナー客の前で演奏するバンドになっちゃったよ」みたいなことを言っていたらしい。ドラマーが「みんな踊ってよ」と言っているのは私にも聞こえてきた。

そんなわけで観客も少しずつ後ろのほうから立ち上がり始める。席を離れて席の後ろのスペースで踊り始める客も出始めた。まず旦那Aが先に立ち上がる…おっと珍しい「え踊るの」…それじゃあ…と4曲目ぐらいから立ち上がった。結局最後まで気持ちよくぐねぐねたこ踊りウヒャヒャヒャヒャ…👯

1時間半ぐらい踊り続けた👯足が痛い。でも楽しい。踊れば幸せ。観客もかなり立ち上がって踊ってました。皆飲み物を持ってうろうろしながら踊り続ける。いい雰囲気。この箱はこういう感じにはなかなかならないんですよ。すごくいい。

しかし踊り続けると曲が頭に残らないのね。同じようなリズムの曲も多い。ベースとドラムがコンスタントにリズムを刻みその上にギターと鍵盤の即興演奏が乗る。ぐねぐね踊って音楽は左から右に流れる。トランスのようにとても気持ちいい。おそらくこのバンドはそれでOKなんですよね。観客が勝手にわらわら踊ればそれでOKなんだろう。英国にはジャズクラブで踊る文化が存在する。とてもいい文化。

最後は大盛り上がり大会。みんなでぐねぐね踊る。バンドも楽しんでくれたらしい「また来れるといいな」と言っていた。ヤッター是非またきてください。また踊りたい
楽しかったありがとー!Love Love Love😍

★The New Masterminds
 Simon Allen (D)
 Eddie Roberts (G)
 Pete Shand (B)
 Joe Tatton (K)
 

Zazen Boys – Weekend (2008)



超かっこいい



Zazen Boys – Weekend (2008)

Album:  Zazen Boys 4
 Released: Sep 17, 2008
℗ MATSURI STUDIO



思わず踊りだしてしまったので記録しておこう。

藤岡幹大さんのTwitterを見ていたらZazen Boys というバンドの変拍子の曲がとり上げられていてかっこよかったので、動画サイトで他の映像も見ていたらこの曲が出てきた。2008年の曲だそうです。

Zazen Boysは座禅ボーイズ?かっこいい音を出すバンド。全く知らなかった。今の日本は本当にバンド文化が面白い。すごいわ。

この曲はスタジオVer.なので聴き易い。音がクリアで綺麗。お洒落。よく踊れる。すごく気持ちいい不協和音。ベースもンデンデンデンデ言ってる。

動画サイトにはライブの模様も沢山あがってます。ライブの動画には本能寺の歌とかあった。まだ34つしか見てないんですけど、たぶん今は2008年のこの曲の感じとは違う事をなさっているのかも。けっこう激しい曲も多いみたいです。ライブはかなり濃い。もう少し聴いてみよう。とにかく新しいバンドの発見。記録しておきましょう

このバンドはアメリカでもiTunesで曲が買えます。アルバムのタイトルがZazen BoysII, III, 4とシンプルでピーター・ガブリエルのようだ。5枚目はなぜか「すとーりーず」。
https://itunes.apple.com/us/artist/zazen-boys/id74456038