能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2022年6月26日日曜日

MLB★エンゼルス×マリナーズ:今日は乱闘だ!



今日は乱闘勃発だっ!あはははびっくりした。面白かったので記録する。

わかってるのわかってるわかってるわかってるのよ。ここに野球のことを書くのならエンゼルスの勝利のゲームのことを書くべき。そうなのです。大谷さんの21日の2発8点。その翌日の登板で8回2安打無失点13奪三振! そして25日のでかい16号ホームランも…見てます見てます。全部追ってる。でもそういう素晴らしい試合はこれからもきっと沢山あるではないか。いちいちブログに書くものでもないかと書かずにいた。

しかし今日は書かずにいられない。実はライブで今日のゲームを見始めたのは4回ぐらい。それで乱闘のことは後から知った。乱闘が起こったのは2回の表。まず動画サイトやTwitterなどの映像を見て驚き、一旦ライブのゲームを最後まで見て解説を聞いた。そしてテレビのチャンネルBally Sports Westが同じ試合を再放送するので録画。乱闘シーンを録画してまたじっくり何度も見た…笑笑笑

ともかく選手のみなさんは怪我をしなければよい。気をつけてください。しかしあれくらいの喧嘩はいい。いろいろと溜まってたところでいいガス抜きになる。しかし~~~~メジャーリーグってあんな喧嘩をするんだね。ちょっとびっくりした。面白いね。

Bally Sports Westの解説のおじさん達(ティム・サーモン、マーク・グビザ、パトリック・オニールさん)もみんな笑ってました。経験豊かな彼らもあれくらいの喧嘩は慣れているらしい。サーモンさんなんて穏やかな紳士なのに「いろいろと溜まってる時はああいうこともある。それにトラウトが前日にやられたからって、皆で一丸となって喧嘩しに行ってる。あれでまたチームがまとまっていいことだ…」とかなんとかおっしゃってました。笑いながら。

それにしてもレンドンがいきなり怪我してない左手で相手に張り手をやるからびっくりしたわ。怪我で休養中なのに大丈夫なのか~。

それから今日の死球を(おそらく)指示したネビン監督代行のインタビュー。彼も全然気にしていない。乱闘のことを聞かれて「スケジュールのせいで同じチームと8回も試合をし続けると溜まる物もある」とか言ってる。なんだ~全然反省してない笑。

あれは最初からそのつもりだったんじゃないかな。スタートのワンツ投手なんて見たことが無い。彼は「やれよ」と死球の指示を出されたのではないか。なんだか可哀想。だって初回からスターターのスアレスが出てこなかったもんね。

ネビンさんはちょっと短気なのかもね。しかしこれどっちのチームが悪いのかわからないな。昨日のトラウトもボールが頭に当たりそうだったし、その少し前にはウォルシュにもほぼ頭に球が当たりそうだったのですよね。すごく危ない。マリナーズの投手が下手なのか狙っているのかわからない。そのあたりにネビンさんが怒っちゃったのかな。昨日から随分怒ってましたね。どちらが悪いのかわかんない。…あ、その前にマリナーズのアプトンの頭に球が当たったのでしたね。それが最初か。

それにしても狙った死球と言えば…、去年のエンゼルスのゲームで白靴下の監督が同じような指示を出したようなゲームがあったと思う。あれは大谷さんが球を当てられたのではなかったか(覚えていない)。それでワタクシは去年は「白靴下のジジイは野蛮だわ。最低」などと怒っていたのです。しかしなんと今年はネビンさんがエンゼルスで同じ事をやっているという…どうするよこれ笑。アメリカのスポーツってこういうもの?


旦那Aも笑ってる。奴は北国の人で、子供の頃アイスホッケーをやっていたのですよ。…でアイスホッケーは乱暴なことで有名。旦那Aは普段は大変穏やかな男なのですけど、アイスホッケー中は乱闘に加わってペナルティ・ボックス(反省室)送りになったと言ってた笑。

…話はまたそれるけれど、プロのアイスホッケーはちょっと前の時代は本当に乱暴だったのだそうだ。敵チームが自分チームのスター・プレイヤーを狙って殴ってくるので、それぞれのチームに腕っぷしの強い喧嘩用の選手を雇ったりしていたのだそう。それがエスカレートして怪我をする人が多く出たので、今はずいぶんおとなしくなったらしい。アメリカって野蛮ですね。しょうがないな笑。ところでアメフトには乱闘はないそうだ。

追記:これを書いた後でYouTubeでアイスホッケーの乱闘の映像を見てみたのですけどものすごかった。あれは本気で殴り合ってる。ひどすぎてドン引き。本気の殴りあいで全然面白くない。 …それに比べればエンゼルスとマリナーズの乱闘は楽しいわ。


ともかく…、乱闘は決していいことではないけれど、まぁある時はあるのだろう。それにワタクシは女なので男達の喧嘩はどうでもよい。勝手にやってねと思う。そういえば女性はスポーツをやっていても殴り合いの喧嘩をすることはないですよね。やっぱり男が野蛮なのだと思うわ。まぁ勝手にやればよろしい。男同士の喧嘩にはあまり腹は立たないです。怪我をしなければよい。

解説のおじさん達も言っていたように、エンゼルスもこのことで気持ちが引き締まって結束が強まってこれからいい結果がでればいいな~と思う。どうか皆さん怪我をしないように頑張ってください。

というわけで、今日の試合は

エンゼルス 2点 × 1 マリナーズ


でエンゼルス勝利!おめでと~!


2022年6月23日木曜日

Ross Quinn – The Otherside (2022)



2020年にデビューしたアーティスト



Ross Quinn – The Otherside (2022)
The Otherside – Single
Ross Quinn
Released: March 11, 2022
℗ 2022 Thrive Music, LLC



少し前に英国のダンスチャートに入ってた。いい声です。


★Ross Quinn
英国ヨークシャー州出身ロンドン在住のアーティスト/multi-instrumentalist。楽器はドラム、キーボード、ギター、ベース、そしてボーカル。プロとしてロンドンのGin Factory Studiosスタジオで働くため、学校の音楽プロダクションのコースからドロップアウト。スタジオの仕事で沢山の(大物も含む)プロのミュージシャンたちと出会い影響を受ける。そしてソロ活動開始。すでにその才能で注目されているそうです。2021年6月にEP「LOST TIME」をリリース。2020年のコロナ禍の中でのデビューだったにも関わらず注目を集め、2021年11月にはElderbrookのサポートをこなし、今年4月からは欧州でツアーだそう。まだとてもお若いのかな。いい声。誰かの声に似てる。誰だろう?


NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第23回「狩りと獲物」6月12日放送



源頼朝が行った富士の巻狩りと、曾我兄弟の仇討ち。


富士の巻狩り
建久4年(1193年)5月8日から6月7日までの1ヶ月間
源頼朝(大泉洋)が多くの御家人を集め駿河国富士山麓の藍沢(現在の静岡県御殿場市・裾野市一帯)・富士野(静岡県富士宮市)にて行った壮大な巻狩。

5月16日に頼朝の嫡男・万寿/頼家(金子大地)が初めて鹿を射止めた。初鹿狩りは将軍後継者たる頼家を周囲の御家人に認めさせる契機であった。


万寿=頼家
万寿君はどうやらインドア派かな?あまりスポーツが得意ではないらしい。矢が獲物に当たらない。それに比べて北条家の金剛/頼時(坂口健太郎)はそこそこ上手い。そんなスポーツが苦手な万寿君ですが、後の曾我兄弟の敵討ちの夜…緊急の事態にはリーダーらしくキビキビと下の者に指示を出してました。実はデキる人?

子供時代の万寿くん(鳥越壮真)

お子さん達が今週から急に成長しました。子役さんと大人の俳優さんが皆それぞれなんとなく似てますね。キャスティングがいい。この大河の子役さん達はみんな本当にかわいい。



曾我兄弟の仇討ち 
建久4年(1193年)5月28日
富士の巻狩りの際に曾我祐成/十郎(田邊 和也)と曾我時致/五郎(田中俊介)の兄弟が父親の仇である工藤祐経(坪倉由幸)を富士野にて討った事件。

このドラマでは曾我兄弟が源頼朝を暗殺しようとした話になってます。前22回では、曾我兄弟がその暗殺計画に北条の兵を使うと言い、そのことを知った梶原景時(中村獅童)がそれを北条義時(小栗旬)に伝える場面で終了。

今回はその暗殺計画を義時が父の北条時政(坂東彌十郎)に告げる。しかし巻狩りの中止はできない。ということで時政達は頼朝の警護を強化することを打ち合わせ。

事件当日の夜、頼朝は比奈(堀田真由)を訪ねようと寝所を抜け出した。工藤祐経を自分の身代わりに寝所に残す。

そして比奈の元に現れた頼朝。しかし比奈の側には義時。がっかりしてその場を去る頼朝。雨が降るので一時雨宿り。

その頃、曾我兄弟は暗殺計画決行。まず兄の曽我十郎が、異変に気付いた仁田忠常(高岸宏行)に討ち取られる。しかし弟の五郎は頼朝の寝所に押し入り、そこに頼朝の身代わりで寝ていた工藤祐経を殺害「源頼朝討ち取ったり」

皆が慌てているその場に、頼朝が帰ってくる。

鎌倉では
頼朝襲撃の一報は、留守を任された鎌倉の範頼(迫田孝也)と比企家に届けられる。比企能員(佐藤二朗)は御所に出向き範頼に次の鎌倉殿になるように進言。また三善康信(小林隆)は京の帝に範頼が鎌倉殿を引き継ぐことを報告をしようとアドバイス。事を進め始める。

さこっちの範頼はお顔が好き時代劇の似合うイイ男

富士 翌日
事後処理・義時のアイデア…頼朝の治める坂東で謀反など起こってはならぬ。しかし曾我五郎を殺せば頼朝が不満分子を口封じしたと言われる。それなら謀反を装った敵討ちとしよう。しかし巻狩りを乱した罪で曾我五郎は斬首し鎌倉で晒し首。一件落着。…時政は冷酷な義時を心配し、梶原景時は義時を警戒し始めたかも。

悩みは尽きない 義時 かっこいいよね

頼朝が弱気になる?
「いつも、はっきりと天の導きを感じた。昨日は何も聞こえなかった。小四郎、わしがやるべきことはこの世に残ってないのか」

帰ってきた鎌倉で
大江広元(栗原英雄)が、頼朝の留守に範頼が鎌倉殿になったように振る舞っていた…範頼に野心がありそうだと頼朝にチクる。←この大江さんはなぜ頼朝の弟を貶めるのかな?源兄弟の仲たがいをさせて彼は何がやりたいのだ。そういえば以前も彼が上総介を貶めましたね。


比奈の恋
おっと…比奈(堀田真由)さん気持ちが変わったのね。彼女は比企家から政治的ツールとして頼朝の元に送られた比企尼の孫。結局政子の指示で義時の元に送られたのに義時に拒絶され、比企家に帰って来て「たらいまわしだ」と文句を言っていた。前回は義時のことを「むっつりしてる」と言っていたのに今週は「ご迷惑?もう少し側にいさせて。私の方を向いてくれとは言わない。私が小四郎殿を見ていればそれでいい」と義時に言い寄っている。いつの間に好きになったのだ?笑 彼女はしっかり者っぽい。頼りになりそう。



2022年6月20日月曜日

Firebeatz - Don't Stop Moving (2022)



がんばれソング



Firebeatz - Don't Stop Moving (2022)
Lyrics
Don't Stop Moving – Single
Firebeatz
Released: April 22. 2022
℗ 2022 Spinnin’ Records

6月29日に出たMV ダンスが上手ね


ここのところしばらくUK Commercial Pop Club ChartとUpfront Club Chartに入ってます。ずいぶん直接的ながんばれソングですが、あまりにもダイレクトな応援ソングなのでニヤニヤしますね。


★Firebeatz
Dutch/オランダのmusic producing duo。メンバーはTim Benjamin Smulders(1985年生まれ)さんとJurre van Doeselaar(1987年生まれ)さん。2008年に活動スタート。アートスクールで出会ったそう。その後英国のチャートにも顔を出すようになる。大物とのコラボも多数。



Don't Stop Moving
Firebeatz
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Yeah!
Oh, yeah

やりたいと思ったらなんでもできる
あなたの心と身体と魂で
やって 
自分自身に証明して 
そして言って
やりたい (I want)
やってやる(I will)
私にはなんだってできる

困難な世界で 証明しなくては
あなたにその気があって できるってこと
何もあなたを止められない (stop you)
わかってる (I know)
私ならできる 
きっと夢を実現させる

動くのをやめちゃだめ
頑張って
頑張り続けて うまくやって
Yeah, ちゃんとやんなきゃ
Yeah,
Oh, yeah oh

立ち止まっちゃだめ
あなたの人生
頑張り続けて うまくやって
ちゃんとやるのよ (you've got to get it right)


Don't stop
止まらずに


やりたいと思ったらなんでもできる
あなたの心と身体と魂で
やって 
自分に証明して 
そして言って
欲しい (I want)
きっとやってやる (I will)
私にはなんだってできる!

困難な世界で 証明しなくては
準備もできてるし あなたにできるってこと
何もあなたを止められない (stop you)
わかってる (I know)
私ならできる
きっと夢を実現させる

動くのをやめちゃだめ
頑張って
頑張り続けて ちゃんとやって
Yeah, うまくやんなきゃ
Oh, yeah oh

立ち止まっちゃだめ
あなたの人生
頑張り続けて うまくやって
うまくやるのよ (you've got to get it right)

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Songwriters: Giovanni Visnadi / Tameka Star Diggs




2022年6月18日土曜日

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第22回「義時の生きる道」6月5日放送



歴史が動きます。とうとうあの有名な「イイクニツクロウ」の年…いや今の時代は、鎌倉幕府の成立は1185年説が一般的なのだそうだ。

さてこの回にもまた繰り返し出てくる坂東武者達の頼朝に対する不満。平家が滅び、戦がなくなって坂東武者達は迷っている。頼朝は文官と取り巻きだけを優遇すると皆不満。

そんな状況で曾我兄弟が親の敵討ちの計画。
そこには敵討ち以上の計画もあった。


流れ
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八重を失った北条義時(小栗旬)は、子供達の世話で忙しい。金剛(森優理斗)と鶴丸(佐藤遙灯)は兄弟のように育っている。

安達さんち親子


(建久元年(1190年)11月3日  頼朝 鎌倉を立つ)
(建久元年(1190年)11月7日  頼朝 千余騎の御家人を率いて入京)




建久元年(1190年)11月9日
源頼朝(大泉洋)。大群を率いて上洛。後白河法皇(西田敏行)に拝謁。
頼朝「戦の無い新しい世のため朝廷の力が必要。力をお貸しください」
頼朝 全国の守護を請け負うことを認められる。


頼朝に率いられて上洛した後家人達が集まって頼朝に対する不満を話している。
大江広元(栗原英雄) 和田義盛(横田栄司) 北条義時 畠山重忠(中川大志) 三浦義村(山本耕史)
…頼朝は飲み会に来ずに工藤祐経(坪倉由幸)と歌会に行った。

別の部屋では
三浦義澄(佐藤B作) 千葉常胤(岡本信人)、岡崎義実(たかお鷹)、比企能員(佐藤二朗)、土肥実平(阿南健治) 源範頼(迫田孝也)
…鎌倉殿は法皇に取り入るために我らを利用した。鎌倉殿と身内の者だけがいい思いをする。


公家・九条兼実(田中直樹)は娘を後鳥羽天皇(菊井りひと)に輿入れさせていた。


(12月14日、頼朝は京都を去り29日に鎌倉に戻った)
(翌年3月22日の建久新制で頼朝の諸国守護権が公式に認められた)

建久3年(1192年)3月 後白河法皇が崩御
 


建久3年(1192年)7月12日
後鳥羽天皇によって頼朝は征夷大将軍に任ぜられる

建久3年(1192年)8月9日 政子(小池栄子)に三男(政子の子としては次男)千幡/実朝 誕生
乳母は阿野全成(新納慎也)と実依(宮澤エマ)の夫婦

北条をライバル視する比企能員が姪の比奈(堀田真由)を頼朝の元に送ろうと計画。しかし政子の指示で比奈は後妻にと義時のもとへ送られる「比企と北条の架け橋に」 義時は辞退


建久4年(1193年)5月
北条時政の家人になっていた曾我兄弟。
 曾我十郎(田邊和也)

 曾我五郎(田中俊介)

彼らの父・河津祐泰(山口祥行)は、祖父・伊東祐親を恨んだ工藤祐経に討たれた。二人は父の敵討ちをすると言う。←北条時政(坂東彌十郎)が二人を応援すると言うのだけれど、工藤祐経は頼朝にとって便利な存在。勝手に頼朝の家人を討っても問題ないのか?

その裏話
曾我兄弟は頼朝も討つと言う。それをサポートする岡崎義実が比企能員にその話を告げる。
 曾我五郎「文官ばかりが出世する。」

岡崎も頼朝に不満を抱えている。
「新しい世を作るために我らは戦ってきた。それなのに平家がのさばっていた頃と何も変わらない。頼朝に近い者だけが得をする」

曾我兄弟はその計画に北条の兵を20人ほど使うと言う。曾我兄弟の烏帽子親は北条時政。しかし時政は曾我兄弟の頼朝暗殺の計画を知らない。

比企能員…もし曾我兄弟の頼朝暗殺計画が失敗すれば北条は失脚する。もし成功すれば比企が後見人の万寿が後を継ぐことになる。どちらに転んでも都合がいい。

梶原景時(中村獅童)が義時に、曾我兄弟の「謀反の気配」を告げる。義時の父・時政がそれに関わっているかも。



2022年6月17日金曜日

お猫様H:もう6月も半分過ぎた+literallyの謎



早いな~今年も
怖いくらい時間の過ぎるのが早いね
もうすぐ7月だ
今年も半分過ぎた
猫さんの写真もあまり撮ってなかった
人間はちょっと忙しかった
猫さんは毎日同じように過ごしてます
毎日同じ時間に同じ事をする
心地良いルーティーン



話は全く変わるのですれど、
ネット上で知った。英語のliterallyという単語。日本人には発音するのが難しいと聞いたので、旦那Aに聞いてみた…
「ねぇ。literally。私ってちゃんと発音してる?literally。それとも外国人が必死に頑張ってる感じ?literally」 
旦那Aう~んちょっと違うね。literally
「literally?これは?」
もう少しかな。literally
「literally、literally」
literally
「literally、literally」
literally
「ええええええ?だって私しょっちゅう使ってるじゃん」
まぁわかるしさ
「literally?」
literally
「まじか。literally」
あぁいいんじゃない
「literally?」
う~ん…」。 
ぇえええええ…英語喋ってもう30年近く経つのにまだ発音できない単語があるのね。英語むずかしいわ~。そういえばAppleのSiriに質問すると変な答えが返ってくる。

2022年6月14日火曜日

映画『糸』(2020):もっと若者のユーモアとエネルギーを!





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『糸(2020年)/日/カラー
/130分/監督:瀬々敬久』
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TV Japanにて。今年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で義経を演じた菅田将暉さんがご出演なさっているとのことで鑑賞。それに菅田さんは共演の小松菜奈さんと今年4月にご結婚なさったそうだ。きっとこの映画がきっかけなのだろう。おぉそれならとゴシップ的な興味もあって見てみようと思った。

綺麗な映画。ファンタジーかな。原案は中島みゆきさんの曲「糸」だそうだ。

「平成元年に生を受けた2人の男女が出逢いと別れを繰り返し、平成の終わりに再び出逢うまでの18年間の軌跡を壮大な愛の物語」。



★ネタバレ注意


Pros


映像の美しさ
明らかに映像の美しさが魅力の一つ。どのロケーション、人物達の存在するどの場面も美しく撮られている。北海道の広大な台地、草原、夏の花火、雪の風景も、東京のタワマンからの眺めも、沖縄の風景も、エキゾチックなシンガポールも…、全てが綺麗。

今の若い人の夢見るお洒落な…
現代の若者のストーリーなのですよね。設定がお洒落。若い人達(特に若い女性)が憧れる風景や職業が山のように出てくる。驚くほど沢山の夢の実現…。

中学でわけあって離れ離れになった幼馴染の男の子・高橋漣(菅田将暉)と女の子・園田葵(小松菜奈)。 8年後に友人の結婚式で二人は再会。葵はモデル風美女になっていた。葵の恋人は金融界のやり手…東京での豊かな暮らし。その後沖縄へ移住…優しい風景。そしてエキゾチックなシンガポールでの暮らし…彼女自身も事業主として成功。その間に北海道に残った漣はチーズ作りで成功

…これだけありとあらゆる「若者が憧れるようなこと」をたった十数年の間にやり遂げる。今どきの「若者のやりたいこと」をこれほど山積みにしてよく話を成り立たせたものだと驚く。正直詰め込みすぎだが(後述)、綺麗なイメージビデオ的なものとしては十分楽しい。葵さんのキャバクラでさえなんだか東京の華やかなかっこいい仕事に見えてしまう。それは俳優さん達が美しくてお洒落で映像が綺麗だからでしょう。

俳優さん達が上手い
豪華なキャスト。上手い俳優さん達を集めた。この映画の俳優さん達を見ると、ああ日本にもいい俳優さん達のプールがあるんだなと思う。特に主人公の高橋漣の菅田将暉さんは上手い。繊細な演技をなさる役者さん。TVで義経を見た後でもう一度菅田さんの演技を確認したかった。見てよかった。彼の子供時代を演じた南出凌嘉さんもいい。それから演技で印象に残ったのは、榮倉奈々さん、二階堂ふみさん。ベテランの役者さん達がうまいのはもちろん。若い役者さんたちもみんないい。

ファンタジー?
最初から歌『糸』の歌詞がアイデアの元なので、主演のお二人が結ばれるのは予想できる。驚きはないけれど…そこは制作の意図に乗って気持ちよく楽しめばいい。私は今の日本の若い人々の生活がわからないので、それが見れただけでも楽しかった。

Cons


若者向けの美しいファンタジーにリアリティ・チェックで文句を言うのも無粋だけれど、とりあえず思った事を書いておく。

冒険が多過ぎて話にリアリティがない
女性客をターゲットにした映画のせいなのか、女性主人公の園田葵のストーリーがあまりにもドラチック過ぎて現実味を感じない。この映画、尺が長くて2時間強なのだけれど、それにしても10代から31歳までのたった十数年の間の葵さんの人生は色々とあり過ぎ。確かにそれぞれの場所で綺麗な風景は撮れるし、映画としてはそれぞれ楽しく見られるのだけれど、ずいぶん詰め込んだ印象。そして個々の話は薄い。十分に掘り下げていない。イメージビデオを並べたようにも見えてくる。リアリティがなければ、感情移入も難しい。

苦労話を詰め込む
高橋漣のストーリー。地元に残ってコツコツと職人の技術を磨く青年が、20代の間に結婚してパパになるのはリアルだと思う。しかしその奥さんが亡くなってしまうのはドラマチック過ぎ。漣の20代にそれほどの苦労を詰め込む必要があるのか?そして彼には子供までいる。そんな男性がいつまでも中学時代に別れた女の子への気持ちを引き摺るのかも疑問。現実的ではない。

葵さんは落ち着けるのだろうか?
一番の疑問。「何があっても糸で結ばれた二人」はこの映画の主題なので、ここでリアリティをつついてもしょうがないことはわかっているのだけれど。気になるので書いておく。個人的意見。

故郷を出て広い世界を知った葵…自由に生きてきた葵が、一度も地元を出なかった職人肌の漣と小さな町でこれから上手くやっていけるのか???

葵が故郷を出てから長い時間が過ぎた。葵は様々な場所に住み、外国でビジネスも成功させたような活発で勇敢な女性だ。彼女が今まで故郷に帰らなかったのは前を向いて生きてきたからだろう。前を向いて生きる人はホームシックにもならない。長い間外の世界で自由に生きた葵が、辛い思い出しかない故郷の町に帰って来て落ち着けるのか?葵はまだ31歳。またシンガポールに行ってやりなおしたいと思わないのだろうか?

そもそもこの二人は離れ離れになってからの18年間ほとんど交流もしていない。そんな二人が出会ってすぐに結婚する…あまりリアルではないだろう。そこがファンタジー映画なのだろうと思った。

もったいぶり
全体にペースがゆっくり。ゆるい。テンポが悪い。役者さん達の会話のペースが落ち着いていて、そして言葉と言葉の「間」が多い。そのせいか人物達に覇気がなく見えてしまう。だから退屈になる。全体の尺も長い。 しかしそのゆっくりなペースは意図的なものだろう。おそらくこの映画を「深刻で、芸術的な、美しい映画に仕上げたい」という制作の意図があるからではないかと思う。真面目過ぎる映画。

表情を丁寧に捉えるカメラワークも、人物の顔のアップを中心にして浮くようにゆっくりと動くカメラも、(台詞に「間」が多いからなのか)ただでさえぎこちない雰囲気をますます強調する。「日本人てこんなにゆっくりと会話するんだっけ?」と首を傾げた。

そのような間延びした雰囲気を作っているのは脚本。それにしても若い人達の話なのだから、もう少し楽しく気楽で、時には滑稽で微笑ましくおもしろおかしいシーンがあってもいいのにと思った。どうも全体に不自然なくらい雰囲気が重苦しくペースが単調。確かに美しい映画なのだけれど。


しかし見てよかったです。

菅田将暉さんがいい役者さんだということが確認できてよかった。これからも楽しみな役者さん。そして(ゴシップ的に)主役のお二人の小松菜奈さんと菅田さんに化学反応があるかなぁ…などと見れてそれも楽しかった。お互いに微笑みあう場面の笑顔はやっぱりお二人とも嬉しそうなのですよね。いいですね。お幸せに