能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2018年3月13日火曜日

The Greatest Showman - This Is Me (2017)



やっぱりとりあげよう



The Greatest Showman - This Is Me (2017)

▼BBC『The Graham Norton Show』より
これはいいライブ。キアラさん😭😍

Album:  The Greatest Showman (Original Motion Picture Soundtrack)
Released:  Dec 8, 2017
℗ 2017 This compilation Atlantic Recording Corporation for the United States and WEA International Inc. for the world outside of the United States. Motion Picture Artwork, Photos, and Fox Trademarks and Logos TM and © 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation.




まだまだ続くThe Greatest Showman熱。3回見て、もう劇場に行くつもりはないんですけど、まだ毎日音楽を聴いてる。後はBlu-rayの発売を待つ。

私この映画がほんとうに好きだ。

1回目に見たときからまず涙が流れたのはこの曲This is me。バーナムに「不都合」だからとドアを閉められたサーカスの団員達が静かに歌い始める。傷ついた自分達を奮い立たせる為の彼らの歌声は次第に大きくなり、サーカスの観客をも巻き込んで大きな歓声となる。感動します。ゴスペル風のアレンジがまた素晴らしい。

これは生きることに違和感を持つ全ての人々にとっての応援歌でしょう。

泣きました。大泣き。まず劇中の彼らの勇気と頑張りに感動して泣き、そしていつしかこの歌が自分への応援歌であることにも気付く。なんだか感情がごちゃまぜになって涙涙。


先日のアカデミー賞でキアラ・セトルさんの歌を紹介したゼンデイヤちゃんの言葉を引用しましょう(聞き取りは少し間違ってるかも。だいたいこんな感じ)

This song is so much more than a piece of music, and it's become an anthem for all of us whoever had trouble marching to the beat the others drum for us.  For all of us whoever had to find strength and beauty and what makes us different, and then brave enough to unapologetically singing out to the world.
(この歌はただの歌というよりもっと大きいものです。この歌は…他人のビートで歩かなければならず辛い思いをした誰でも、そして自分の強さと美しさ(それにより自分が人とは違うということ)を見つけなければならなかった誰でも…私達全員への応援歌となりました。そして言い訳をせずにそれを勇気を持って世の中に歌いかける歌です。)


ネット上では、この「This is me」の和訳も沢山。私も自分の言葉で訳したくなったので参加。「もう彼らには私を傷つけさせない」…傷つける者達には「洪水を起こして溺れさせてやる」…もう打たれても私達は負けない。これまでの人生で何度も拒絶され否定され傷つけられてきて、自分の存在を世間に「ごめんなさい」といい続けてきた人々が、「もう謝らない」自らを奮い立たせているわけです。彼らの勇気に言葉もないほど感動する。私も打たれ弱いので頑張らなくちゃなぁ。

…なんといい映画を作ってくれたものだろうか…。
本当に感動しっぱなし。

この映画のマイケル・グレイシー監督は、この作品が1作目だそうで驚愕。オーストラリアでTVCMを撮っていた方だそうで、映像と音楽のかっこいい見せ方の最高のプロなんだろうと思います。これからの作品も楽しみですね。

The Greatest Showman』は公開から2ヶ月を過ぎてもまだ世界各地で上映されているらしいです。今も世界中で感動の渦を巻き起こしているのでしょう。大ヒットです。大変素晴らしい。

 

This Is Me

Keala Settle, The Greatest Showman Ensemble
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[Verse 1: Lettie Lutz]
暗闇には慣れている
「隠れてろ」彼等は言う
「お前の壊れた身体なんかいらない」
自分の傷痕を恥じることも覚えた
「失せろ」彼等は言う
「誰もありのままのおまえを愛することはない」

[Pre-Chorus: Lettie Lutz][Chorus: Lettie Lutz]
しかしもう彼らには私を傷つけさせない
どこかに私達のための場所がきっとある
私達の素晴らしさのための

[Chorus: Lettie Lutz]
鋭い言葉が私を切り刻む時は
洪水を起こして彼らを溺れさせてやる
勇敢で、傷だらけで
これが私のあるべき姿、
これが私
気をつけて、私が通るから
私は私の叩くビートで行進する
もう見られる事も恐れない
もう自分の存在を謝らない、
これが私だから

[Post-Chorus: Ensemble]
Oh-oh-oh-oh
Oh-oh-oh-oh
Oh-oh-oh-oh
Oh-oh-oh-oh
Oh-oh-oh, oh-oh-oh, oh-oh-oh, oh, oh

[Verse 2: Lettie Lutz, Ensemble]
またいくつもの銃弾が私の肌を撃つ
もっと撃つがいい、今日の私は恥ずかしさに沈むことはない
私達は障壁を押しのけて前に進む
太陽に手を伸ばし(私達は戦士になろう)
そうだ、これが今の私達だ

[Pre-Chorus: Lettie Lutz and Ensemble]
もう彼らには傷つけさせない
どこかに私達のための場所がきっとある
私達の輝きのための

[Chorus: Lettie Lutz and Ensemble]
鋭い言葉が私を切り刻む時は
洪水を起こして彼らを溺れさせてやろう
勇敢に、傷ついていても
私が私であるために、
これが私だ
気をつけて、私が通るから
私は自分の叩くビートで行進する
もう見られる事も恐れない
もう自分の存在も謝ったりしない、
これが私だ

[Post-Chorus: Lettie Lutz and Ensemble, Ensemble]
Oh-oh-oh-oh
Oh-oh-oh-oh
Oh-oh-oh-oh
Oh-oh-oh-oh
Oh-oh-oh, oh-oh-oh, oh-oh-oh, oh, oh
これが私だ

[Bridge: Lettie Lutz, Ensemble]
私にはあなたに愛される資格があるはず
私にふさわしくないものは何もないはず
(Oh-oh-oh, oh-oh-oh, oh-oh-oh, oh, oh)

[Pre-Chorus: Lettie Lutz]
鋭い言葉が私を切り刻む時は
洪水を起こして彼らを溺れさせてやろう
勇気と、これが傷痕、
これが私のありのまま、
これが私

[Chorus: Lettie Lutz, Ensemble]
気をつけなさい、私が通るから
私は私の叩くビートで行進する
もう見られる事も怖がらない
もう自分の存在も謝らない、
これが私

[Outro: Lettie Lutz, Ensemble, Both]
どんな時でも鋭い言葉が私を切り刻む時は
洪水を起こして彼らを溺れさせる
Oh-oh-oh, oh-oh-oh, oh-oh-oh, oh, oh
これが私

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Source: LyricFind
Songwriters: Justin Paul / Benj Pasek
This Is Me lyrics © Kobalt Music Publishing Ltd.



映画『グレイテスト・ショーマン/The greatest showman』(2017):王道ミュージカル。美しい映画の魔法に泣く。
The Greatest Showman - Come Alive (2017) *

David Byrne - Everybody's Coming To My House (2018)



お元気ですね。





Album:  American Utopia
Released:  Mar 9, 2018
℗ 2018 Todomundo Ltd., under exclusive license
to Nonesuch Records Inc. for the United States
and WEA International Inc.
for the world outside the United States.



先週の、深夜番組The Late Show with Stephen Colbertにトーキング・ヘッズのデビッド・バーンさんが出ていたぞ。新しいソロ・アルバムが出たそうだ。

Talking Heads80年代初期にアート系の大変な人気のバンドだったんですけど、私はどういうわけかこのバンドにハマることはなかった。たぶん同じアート系ならDavid Bowies先生のほうがいいと思ってたんですかね。

Talking Headsはベースが女性だったりアフリカ調のファンキーなリズムの曲もあっていろいろと面白いはずなのにどうも馴染まなかった。…たぶん頭でっかちな音楽に感じたのかも。頭で作ったグルーヴ…なんかインテリ過ぎて狙いすぎてノリが合わなかった。メロディも足りない。いやPsycho Killer🐔🐤でふざけてるよなぁと思っちゃったのかも。Burning Down The HouseOnce in a Lifetimeはかっこよかったけど

当時の友人はデビッド・バーンさんが好きと言っていたっけ。ワタクシは彼のルックスも微妙…感情が読めない目…それが一番の理由かもしれない 😵

旦那Aは大好きだったそうだ。学生の頃よく聴いていたらしい。たぶん今も棚にCDある。

というわけで、バーンさんがコルベアの番組に出ていらしてインタビューもあったんだけれど、彼はかなりシャイな方かもしれませんね。しかし音楽が始まったら踊りながらお歌いになるので、おぅお元気だなとびっくりした。いい感じです。ハーメルンの笛吹きみたい。 コルベア氏も若い頃大ファンだったそうだ。一緒に歌ってます。

 

2018年3月8日木曜日

NHK大河ドラマ「西郷どん」第7回「背中の母」 2月18日放送



★あらすじ
お爺ちゃんが亡くなり、西郷どんは嫁をもらう。父が亡くなり母も亡くなった。


なんとか復活せねば…西郷どん似顔絵道場。今年は完走するぞ。

しか~しドラマは今回も朝ドラ風味。家族の話だけで終わっちゃった。それもなんだかすごく雑。いい俳優さん達が出ているのに、どうも話が薄くて…もったいない感じ。

例えばせっかくお爺ちゃんに大村崑さんが出てくださっているのに、ほとんど掘り下げることもない。台詞も無かったかも。例えば西郷どんが子供の頃に、お爺ちゃんに「吉之助…お前は立派なお侍さんになりなさい…」なーんて可愛がってもらう場面があれば、亡くなった時にしんみりとする場面もあったろうに、このお爺ちゃんはほとんど存在感無し。もったいないですね。

風間さんと松坂さんのパパママも亡くなっちゃった。残念だわ。


というわけで似顔絵。
ニコニコお爺ちゃん・西郷龍右衛門さん。

 
ガミガミやかましい親父・西郷吉兵衛さん。

 
やさしいお母さん・西郷満佐さん。

 
それにしても、松坂慶子さんはすっかりお母さん女優なのがすごい。このお方はお若い頃は超セクシー-水中花-美人女優さんでしたね。本当に綺麗で色っぽい女優さんでした。子供心に憧れた綺麗なお姉さん。その彼女がまさか京塚昌子さんタイプのお母さん女優になるとは予想できなかった。押しも押されもせぬ大女優。今も笑顔が素敵で本当に綺麗な女優さんだと思います。



2018年3月5日月曜日

第90回・米アカデミー賞授賞式 /今年はメキシコか



いや~今年のアカデミー賞はつまらんかった。本当につまらん。番組を録画してTVでの放送よりも少し遅れて見ていたんですけど、どんどん早送りした。つまんないから。

今年は思い入れのある映画がほぼゼロだからしょうがない。それは私の問題でもあるのだけれど。見た映画も『シェイプ・オブ・ウォーター/Shape Of Water(魚と寝る女のエログロ話)と、『レディ・バード/Lady Bird(可愛げのないいたって普通の反抗期娘の話)だけ。両方とも良くなかった。

ノミネートされて、まだ見ていない映画も「見たいな」と思う映画が少ない…

Darkest Hour:チャーチル話はNetflixのドラマ『ザ・クラウン/The Crownのチャーチルが良かったので今さら興味が湧かない
Three Billboards Outside Ebbing, Missouri:暴力描写があるらしい深刻な映画
I, Tonya:娘が虐待母に苛められるのは辛い。マーゴちゃんは見たいけど。
Call Me by Your Name:気取り過ぎのゲイもの。もうゲイ映画も飽きた。主演の男の子のにやけ顔が苦手
Dankirk:戦争ものももういいや。Christopher Nolanが嫌い
The Post:いかにも上手い俳優を集めた小難しい賞取り映画?メリルさんは見たい。
Phantom Thread:これは唯一見たい
Coco:これも見ると思います

(↑どれも印象だけ。これから見て好きになる映画もあると思います。)


それはともかく、賞そのものも散々。なんで魚と寝る女の話がそんなにいいのだ? 私は生理的にだめだわ。あの女性は猫さんをあんな風にする半魚人と寝て平気なの?オェ。あれを見てハリウッドの女性が誰も文句を言わないのが不思議。ヤダわね。冷たいしね。お魚ならお友達設定にすればいいのにね。…この映画は俳優さん達は素晴らしかったですけどね。それだけが救い。

ところで今年はアカデミー賞が第90回だったそうで、昔の映画の映像がたくさん流れていたのがよかった。すごいな。ああいうのを見るとあらためて「映画の力」というものを感じますね。だからこそ今年の受賞式そのものが茶番に見えてしまったのはほんとの話…。というわけで文句を書く!全て海亀の妄想ですけれど…。


近年のアカデミー賞は、毎年ポリコレだかなんだか理由は知らねど、「どうしてこれなのよ?」みたいな映画がやたら持ち上げられることが多いですね。変だよなぁ。なんだか毎年、受賞する作品のテーマが事前に決まっていそうな感じ。

出来レースじゃないの?

去年のテーマはアフリカ系映画…というのも一昨年にアフリカ系のノミネートが無い事で文句を言った人達がいたからですね。それでも去年受賞したMoonlight』とFences』は大変素晴らしかったので良かったんですけど、じゃあ今年のテーマは何?…と考えてしまった。今年のテーマはもちろん

メキシコです。

…そんなわけでShape of WaterCocoも賞を取ったんじゃないのかと私は思ってしまったのよ。というのもアメリカは、去年から現大統領のトランプが「メキシコとの国境に壁をつくる」とか「不法移民を追い出せ」と大きな声で言っていて、リベラルな正義のハリウッドとしてはそれに抵抗していることを見せたいんじゃないか…そんな事を思ってしまった。

だって「魚と寝る女のグロ映画」ってそんなにいいかね?この映画、ファンタジーとしてもダメダメだと思うんだけど。

しかしこの映画、監督がメキシコ人なんですよね。だから今年のハリウッドは何が何でも(それなりに実績のある…今までそれなりにハリウッドに貢献してきた…まだ賞を取っていない)メキシコ人の監督に賞を取らせるつもりだったのでは…メキシコ人のデル・トロ監督がちょうど都合がいい作品はなんでもいい…なーんていう風に最初から決まってたんじゃないのかと思ってしまったのよ。だってこの映画、最初から業界の持ち上げ方がすごかったもの。

ピクサーのことはそれほど疑わない。あそこはいつもいい映画を撮るのでCocoもおそらくいい映画なんだろうと思います。しかしこれもどうして今年メキシコの話なの? たまたまじゃないでしょ。この『Coco』も最初から決まってたんやろうね。しかしベストソングまで『Coco』の「Remember Meとはがっかりだわ。ベストソングはThe Greatest Showman』の「This Is Meが取ってくれなきゃあ困る。あ~つまんない。


…まあ要はそういうことだろう…と思ってしまったのだ。海亀の出来レース陰謀論が本当かどうかなんてどうでもいいのだわ。「そういうこともあるんじゃないかな」と思える今のハリウッドのおかしな状況が問題。…今どきのハリウッド…アカデミー賞って明らかに政治的主張がものすごーく大切なわけでしょう?

…実にくだらない。映画で世の中を変えられるなんて思いあがるなと言いたい。ハリウッドはエンタメに徹していればいいのに。小難しい道徳的映画は時々やってくれればいい。アート系はおフランスにまかせればいい。そういえばアメリカにもサンダンスという奴があるじゃないか。ハリウッドがエンタメの心を忘れてどうする。政治的理由で出来レースで賞を決めたりしているのなら、いつか真剣に映画を撮る人がいなくなってしまう。

メキシコを持ち上げるためなら女は魚と寝てもいいのかよっ(怒)。これが本当に今年の最高の映画なのかよ。

…それに哀しい哉…ハリウッドの「メキシコ持ち上げ」はおそらく今年だけのもの。今年のハリウッドがメキシコを持ち上げたい理由は…業界がトランプに抵抗している姿を世間に見せたいからというだけ。去年のトランプ大統領1年目へのあてつけなだけ。だから来年はまた何か他の政治的テーマを見つけてメキシコのことなんてすっかり忘れてるんだろう。しかし普段から本当にメキシコを素晴らしいと思っているのなら大統領が誰でも関係ないはず。本当はメキシコなんてどうでもいいんだろうな。今のハリウッドはそういう薄っぺらさが透けて見えてしまう。本当に嫌。

ヒュー様を出せっ!ヒュー様をっ。
The Greatest Showman』になんか賞をくれっ!

も~わたしあの映画が本当に好き。いい映画なのになぁ。あの王道エンタメ映画が完全無視されただけで、もう今のハリウッドはダメダメだと思いました。以上。