能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2013年11月16日土曜日

Perfume:MステのSweet Refrain・衣装とかダンスとか

 
 
ずいぶん印象が…なんだろう…。
 
この衣装決して悪くない。悪くないんです。特にMVでの作りこまれた設定だと3人の衣装の違いが演出上とても面白いMVでは、白い部屋に黒の衣装も映えて、ちょっと彫刻でも見ているかのような突き放したカメラワークもとてもかっこいい。今回のMVの感想はまだ書いてませんが、あのMVPerfumeの新しい可能性を示しているようで大好きです。
 
しかしこの衣装、TV出演で本当に効果的なのかはちょっと疑問。
 
ダンスはキレキレで3人ともすごくかっこいい。衣装もそれぞれは決して悪くない。かしゆかさんは大人っぽいし、のっちさんは手足の動きのダイナミックさが強調されてかっこいい。あ~ちゃんも相変わらず女性らしい。「Magico of Love」の初回盤衣装のようなダンスの動きと合わない形の問題も無いと思うし3人ともそれぞれ綺麗です。
 
 
だけど一緒に踊ると「どうしてそんなに違うの…?」という疑問がわかないでもない。ゆかさんは白襟チラモモセクシー、のっちさんは80年代のボータイ付出来る女風、あ~ちゃんはレースの女の子ワンピース…という雰囲気の違いも大きい。なんかやたらとバラバラに見えてしまう。
 
スタジオの床やバックが比較的暗めの色なのも黒い衣装では映えてないのかも。全体に暗い印象なので、この衣装ならセットはもっと明るいほうがいいんではないか…。
 
ダンスは相変わらず素晴らしい。機会があったら揃った衣装でも見てみたい。「Magico of Love」の時もTV出演ではCD通常版のピンクの衣装の方がかっこいいと思ったので、この曲もMVに出てきた小さいPerfumeの揃った衣装で見てみたい。
 
 
しかし…いろいろと挑戦してるのはいいことだと思います。あのままずーっと同じミニ衣装を永久に続けるのも問題だろうし、そろそろ新しい切り口を出してくるのは決して悪く無い。今回大人っぽい雰囲気なのはすごく面白い試み。
 
たぶんチグハグな感じがするのは、明るく軽快なポップスの曲調でタイトルも「Sweet Refrain」なのに、歌詞は反省ガンバレソング。ダンスは技巧的で高度でかっこいいけどどうも明るい曲調には複雑すぎる気もする。なぜか衣装は夜の大人風・有能OL風・およばれパーティー風にオンナオンナメークで、なんだか全部の部品の方向性がバラバラなせいでしょうか。この同じ組み合わせもMVのミュージアム的な設定ではまとまって見えて面白かったのに、TVだと全部生過ぎてバラバラ感が強調されているのかも。
 
これがいいのかどうかよく判らないです。いつもと違うからびっくりするけど変化としては面白い気もする。それにしてもメイクと衣装でみんな雰囲気が変わるもんですね。
 
あ…リニア・モーターガールの時のように、全員かしゆかさんの衣装に揃えたらどうなんだろう。それにしても彼女はスタイルがいいですね…。
 
 
 
 

2013年11月14日木曜日

Kimbra - Two Way Street (Aeroplane Remix)(2013)



これは傑作だ。


 
Two Way Street (Aeroplane Remix) (2013)

Two Way Street (Aeroplane Remix) Single
Released: Mar 08, 2013
2013 Warner Bros. Records Inc.



気持ちいいな…。元歌もいいけどこのリミックスは本当に気持ちいい。

流行りものを全く聴かないので知らなかったんだけど、この女性アーティストKimbra(キンブラ)さんは日本では知られてるんだろうか。1990年生まれの23歳。ニュージーランド出身でオーストラリア在住。ティーンの頃から活動を始め201121歳の時にアルバム『Vows』をリリース。ニュージーランドとオーストラリアで5位。アメリカではビルボードで14位だったそう。

とにかく声がいい。今ベッドから抜け出してきたばかりのような声。甘えるような泣くような声。マリリン・モンローが昔こういう歌い方をしてましたね。レトロなルックスもおしゃれ。薄い色の目と大きな口が独特。生で歌ってる映像も見たけど上手い。とにかく目がいく。まだ若いのにすごいカリスマ性。面白い人が出てきた。

元曲もいいんだけど今の私がダンス曲に慣れている為、とりあえずリミックスのほうがいい。好きなリズム。この畳み掛けるような「あっあー」を延々と聴いていると頭がボーっとしてくる。まさにトランス。


リミックスはAeroplaneさん(このDJの人達の名前をなんとかしてくれ(笑)…単純すぎて検索が難しいぞ)=Vito de Lucaさんはベルギー人。この人もnu-disco系のDJらしく、得意なのは80年代風だそうだ。なんか多いですねこういう人達。

こちらが元歌。これもいい。こちらの方が好きな人も多いと思う。



Kimbra  - Two Way Street (2012)

Album: Vows
Released: May 17, 2012 ℗ 2012 Warner Bros. Records Inc.


こちらはライブ生歌。上手い。


Kimbra - "Two Way Street" (Live at Sing Sing Studios)

 

訳注
To let you get under my skin
肌の下に入り込む…というのが「イライラする」という意味らしいが、ここではもう一つの意味「説得力のある持続的な方法で誰かの心を満たす」という意味。「虜にする」とか「夢中にする」の意味
 But I couldn't care for the history
historyとは歴史だが…(二人のことが)未来に記憶に残る事柄…の意味だろうか


Two Way Street
Kimbra
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[Verse 1]
4時が5時になったように感じる
私はずっとあなたを待って待って待ち続けている
あなたと大通りを歩いて
あなたが私を受け止めてくれることを

でもあなたが現れた瞬間
あなたは私を目覚めさせる
頭のまどろみから
孤独のスラムから


[Hook]
これは決して秘密の企みじゃない
二つの心が出会う裏側
愛が双方から向かい合う道である時
私 準備できてると思う
私があなたを深く受け入れることに
あなたに一方的に私を愛させることはできない
(愛は双方向の道だから)


[Verse 2]
皆に知られることが近づいてる
彼らは私達の名前の横にマークをつけるでしょう
でも私達が記憶されることなんて気にしないの
あなたが目の前にいる時は

どんな車も衝突するかもしれない
私はガラスの破片を気にしない
なぜならあなたは私のすぐ横にいて
私達は一緒に緑の信号をカウントダウンしているから


[Hook]
これは決して秘密の企みじゃない
二つの心が出会う裏側
愛が双方から向かい合う道にある時 (Love is a two way street)
私 準備できてると思う
私があなたを受け入れて夢中になることに
あなたに一方的に私を愛させることはできない
(愛は双方向の道なのだから)

愛は双方向の道

これは決して秘密の企みじゃない
二つの心が出会う裏側の
愛が双方から向かい合う道 (Love is a two way street)
私は準備できてる
私があなたを受け入れて虜になることに
一方的にあなたに私を愛させることはできない
(愛は双方向の道なのだから)

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Written By Kimbra & François Tétaz  


2013年11月13日水曜日

Perfume:あ~様はMothershipである



今回の「Sweet RefrainMV衣装で一番変化が少なかったのはあ~様。端的に言えば一番普通。いつものPerfumeミニ衣装とそれほど変わらない。かしゆかさんとのっちさんが今回大変身したのに比べると、あ~様の変身度は少なめ。

MVを撮影するにあたって、おそらく3人が内容に口を出すことは無いだろうと思われるので、3人の衣装もデザイナーのアイデアだと思うのだけど、今回の衣装はPerfume3人の立ち位置をよく表現しているのではないか…。

一見、理路整然としていながら実は趣味や音楽では(3人の中で)一番冒険を好むと思われるかしゆかさん。一人っ子の自由さでどこか地に足の着いていないような不思議な浮遊感のあるのっちさん。この二人が今回Perfumeらしくない衣装でかなり冒険をさせられているのは、彼女達の人となりを考えてもなんとなく納得できる気がする。

そんな二人にくらべるとあ~ちゃんはいつもどおりのワンピースミニ。形も二人ほど妙なデザイン性がなくて(前面だけなら)そのまま普通にお出かけできそうな服。この保守的な衣装、実はあ~ちゃんのPerfume内での立ち位置そのまんまなんじゃないか。


彼女は変わらないんですよ。ご本人も実はあまり変わりたく無いんじゃないか。変わるときには時間をかけてじっくり石橋を叩いて変わって行く…。黒髪、白い肌、ピアスをしない、歌ものへのこだわり、音ものへの長い間の抵抗、ライブでのPTAコーナーのこだわり、Perfumeがアイドルでいることへのこだわり…。急進的なファンからすれば、時にちょっとだけイライラさせられるような彼女の保守性もまたPerfumePerfumeであればこそ。

アートと絡んだり、世界に行って観客を沸かせたり、「LEVEL 3」みたいなアルバムを出しながらも、決してPerfume=アイドルの立ち位置がブレないのはたぶんこの人の頑固さのおかげ。その信念を貫く芯の強さ、頑固さが実はPerfumeのコアだったりもする。


想像ではあるけれど、かしゆかさんやのっちさんだけだったら今頃Perfumeは知る人ぞ知るアートダンスグループになっていたんじゃないか…。それはそれで面白いだろうけど、たぶんそれはもうPerfumeではない…。もしかしたら今のようなドームクラスの人気アイドルグループにもならなかったかもしれない。

中田さんがどんなに妙な曲を作っても、MIKIKO先生がどんなに複雑なダンスを課しても、真鍋さんや関さんがどんなにPerfumeをアートなパッケージで飾ってもPerfumePerfumeらしさを失わないのはきっとあ~様のとてつもない保守的な頑固さによるもの。実はそれが今のPerfumeの絶対的な強みでもある。いろいろと変わる時期だからこそ、グループとして焦点を失わずブレないことは大切なんです。

Perfumeがどこへ飛び立とうと、どんな冒険をしようと、いつも帰ってくるのはあ~ちゃんが舵を取るPerfumeMothership(母船)。この人が頑固に舵を取り続ける限りPerfumePerfumeらしくPerfumeであり続けるのだろうと思う。

余談だが、一般的な星座の占いで言えば、一番革新的・理論型と言われる風グループ・水瓶座のあ~ちゃんが一番保守的に見えて、地に足の付いた現実だと言われる土グループ・乙女座ののっち、山羊座のかしゆかが自由で行動的に見えるPerfumeも面白いもんだなと思う。



2013年11月12日火曜日

Perfume:のっちのパンツ

 
 
かしゆかさんの魅惑のもももステキですが、のっちさんのスリット入りパンツ姿もまた一興。いつものショートパンツ姿とはまるで別人のようです。可愛らしさなど微塵もなく、ただただ大人の女風
 
胸に下がるボータイがちょっと学校の先生風かとも思ったのだけど、いやいやどちらかと言えば新卒の男子社員をガミガミ叱りとばす有能な女性上司という感じでしょうか。
 
 
ところで英語のパンツ=Pantsというのはアメリカ式の言い方で、英国ではよくTrousersといいます。直訳すれば「長ズボン」(笑)なんかそんな響き。女性の下着はアメリカではPantiesとかだいたい日本と同じですが、英国はなぜかKnickers(ニッカーズ)(←すごく違和感)と言います。ついでに英国では普通のウールのセーターのことをJumper(ジャンパー)ともいいますね。…なんだか脱線した…。
 
それにしてもPerfumeさんは、今回はずいぶん記号を壊しましたね。ミニ生脚ハイヒールのPerfumeからダンスのみで勝負のPerfumeになった感じでしょうか。
 
ともかくずいぶん可愛げがなくなったのが新鮮で面白い。
 
 
 
 

2013年11月11日月曜日

NHK大河ドラマ「八重の桜」第45回「不義の噂」



大河も不倫ものになってしもうた。ま、歴史上の人物も人間ならそういう話があってもいいんですが…ええもちろんいいんです。ワタクシ不倫ドラマ評論家といたしましては、今回は盛り上がるしかないでしょう。ええ大河ですけど。

ともかく今回、何が素晴らしかったって…

谷村美月さん

の名女優ぶり。上手い上手い…。この女優さんはほんとうに素晴らしい。まー23歳でこんな演技が出来るとは。台詞の「」がいいんですよ。すぐに言葉が出ないところに、ためらいや戸惑いが見える。上手いな~本当にいい女だ。素晴らしい女優さん。
 
 
さてそんな谷村さんの上手さもあってか、今回はただただ時栄さんが可哀想…という話になってしまいました。もう誰が主役なのか分からないですね。だって今回の八重ちゃんは空気読めない直情型の出しゃばり小姑にしか見えなかったもの。あーなんでそこで夫婦の事に口を出すのかな…と何度も思いました。時栄さんも覚馬君も一緒になって20年の歴史があるんだから、本人達が納得してるのならあんたが口出しすることじゃないやろ。ほんとに余計なことを…。史実とはいえこの描き方だと時栄さんが可哀想です。
 
 
ということで、その記録。
 
1. 覚馬+時栄は夫婦で穏やかな日々を過ごす。
2. KY な娘・久栄が騒ぐ「青木さんはイヤや。母が変…」
3. 時栄と青木が縁日から帰ってくる
4. 真面目な八重ちゃんが騒ぐ(黙れ小姑)
5. 青木→覚馬に文句「時栄さんが可哀想だ」(あ…余計な事を。しかし理屈は通っている)
6. 時栄→覚馬に何も無い優しくしたのを青木が勘違いしただけ」
7. 八重→覚馬に詰め寄る「兄様どうするんだ」(出しゃばるな小姑)
8. 覚馬→八重に「口を出すな。何も無い」(覚馬も反省。時栄のことも受け入れている)
9. 青木、家を出る
10. 大垣屋→八重に「時栄はよくつかえてきた。許してやってくれ」(大垣屋さんにもなだめられる)
11. 覚馬+時栄=洗礼を受けてキリスト教徒になる「夫婦としてまたやりなおそう」(前向きに)
12. 八重→時栄に「いままでありがとなし」(今更とってつけたように時栄にわざわざ感謝。あてつけか)
13. 青木が時栄の前に突然現れる「あんたが誘ったんじゃないか」(ストーカーのいいがかり)
14.  時栄抵抗→青木に「二度と会いとうない」(時栄さんは困っている)
15. 本屋に見られる。噂広まる。(運が悪い)
16. 八重→時栄を問い詰める「何もなかったんだべ?」(時栄を全く信用していない)
17. 時栄「100%白とは言えない」(不実があったのかどうかはあいまい。心がよろめいたことを言っているのか)
18. 八重「出て行け」(あ…言っちまった)
19. 覚馬→八重に「今度のことは俺から出たことだ。もういい、騒ぐな
20. 時栄「(もうこんな針のむしろは耐えられんので)山本家とは離縁させて下さい」(あーあ)


結局八重ちゃんがかき回してるだけなんですよ。八重ちゃんがガタガタ言って時栄さんを追い詰めてしまった。全くもって余計なお世話。

だってね、青木君は頭に血の上った子供=ストーカーで迷惑なだけ。時栄さんも20年間、山本家で自由を許されずに我慢してきたのであれば、ハンサムな若い男に言い寄られてちょっと心がなびいてもしょうがない。…とはいっても時栄さん、青木君といてもそれほど嬉しそうには見えない。むしろいやがっている。青木君が覚馬に「時栄さんが可哀想だ」と言えば、覚馬も反省して時栄とやり直そうと言う。時栄も嬉しそうにうなずく。母・佐久もそれでいいと同意している。

それなのに八重ちゃんが畳み掛けるようにいちいち「兄様、時栄さんをどうするんだ」「時栄さん、今までどうもありがとなし(今まで感謝してなかったのか)」「時栄さん、何もなかったんだべ?」といちいちダメ押しをしている。時栄さんのこと全く信用してないのね。おまけに「出て行け!」。いやな女だな…。黙ってれば丸く収まったのに。そもそもあんたはもう新島家の嫁で山本家には口を出すべきではないのよ。あんたみたいな小姑が見張ってたら嫁は居心地が悪くてしょうがないんです。結局こんな小姑がいるから時栄さんも逃げ出したかったのかも。

潔癖ティーンの久栄がガタガタ言うのはしょうがない。中二病第二反抗期ですから。母親の間違いに敏感に騒ぐのもしょうがない。そこを言い聞かせて事を抑えるのが八重ちゃんの役目だろうに、子供と一緒になって「白黒はっきりさせろ」と覚馬にも時栄にも詰め寄って事を大きくしてしまう。ほんとにいやな女だ

家の評判云々があっても、そもそも覚馬本人が覚悟を決めて背負うつもりなんだから、それなら家族総出で目をつぶれば何とかなったはず。ほんとになぁ。まぁ本屋さんに見られたのはまずいですけど。それでも時間をかけて家族ががっちりまとまっていれば、周りも納得したんではないか…。

そのあたりは、現代劇ではないので私もよく分からないです。明治の時代でキリスト教徒という環境であれば厳しいのもしょうがないのかも。そのあたりがリアルな表現なのか、それともただ八重ちゃんがイジワルなヒステリー小姑なだけなのか…よく分かりません。

ともかく時栄さんが家を出たのは史実らしいのでなんとも…。それにしても相変わらず山本家は他人に冷たいですね。とくに今回は覚馬がいいと言っているのを遮って八重ちゃんが時栄さんを追い出しているので、イジワル小姑な感じが際立ちますな…。

どうでもいいですけど…大河的には(笑)。