能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2012年9月10日月曜日

映画『セレステ∞ジェシー /Celeste & Jesse Forever』:離婚はよーく考えてからにしましょう



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Celeste & Jesse Forever2012年)/米/カラー
92分/監督; Lee Toland Krieger
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男女の関係というものは、100のカップルがいれば100通りの関係があるはず。100人いれば100の考え方があってもいい。カップルの別れ話があったとしても、いつまでも引き摺る人もいれば、直ぐに立ち直る人もいるだろう。女の恋は上書き保存と言う人もいるらしいが、別ファイル保存の人もいるだろう。男性も同じだ。みんな個人それぞれだろうと思う。
そんなわけで、映画の恋愛話も見る者個人個人の考えや立ち位置によって感想が違ってくるのも当然のこと。悲恋ものに涙する人もいれば、馬鹿馬鹿しいと思う人もいるかもしれない。そんな風に、こういう映画は一概にこれが傑作でこれがダメだとは言えないものなのだろうと思う。

何を回りくどく言っているかというと…、要はこの映画を見てそういう事をつくづく考えたということなのだ。

ほんのちょっとだけネタバレかも

セレステさんとジェシー君は離婚直前の別居中のカップル。30代前半だろうか。学生時代からの親しい友人同士で6年前に結婚したが、ここのところ別居中。…とは言っても、家を出たジェシー君はセレステさんの家の敷地内の別棟に住んでいるので、事実上隣同士。二人は今でも仲のいい親友同士。お互いに今でも好きなのは明白だが、どうやらしっかり者のセレステさんが、芸術家肌で役立たずのジェシー君に愛想をつかしたらしい。離婚するつもりではいるけれど、嫌い合って別れたわけではないので、二人の関係もなあなあ。未だに別居前と同じように仲良くしている。友人達はあきれ果てているが本人達は一向に気にしない。そんなところにとある事件が起こる…。さて彼らは無事に別れることができるのか、それとも寄りを戻すのか…。まあそんなような映画。
脚本は素晴らしい。演技も素晴らしい。劇中の音楽なんて全曲絶品。キャラクターもそれぞれとても魅力的。ああそうそう…と頷いてしまうほど素晴らしく良くできたシーンの連続。丁寧に丁寧に作られたリアルなロマンティックコメディ…、とは言っても当の本人達は別れようとしているのだからちょっと複雑だ。

ぶっちゃけ簡単にまとめると、たぶん映画としては、演出も演技も脚本もストーリーもサウンドトラックも、みーんな素晴らしい。それなのに、何故か映画館をあとにしながら、どうも気持ちがすっきりしなかったのは…結局主人公達の行動にうまく同意できなかったからだろうと思う。もちろんこれは、私の個人的な意見なので、単に合わなかったということだ。あらー…。

 大変興味深い内容。ところで私はうちの旦那Aとは今でも大変仲良しである。しかし結婚して長い年月が過ぎたからこそいろいろと考えることもある。結婚を既にしているのなら、次のオプションはそのまま仲良くするか離婚するかであり、選択子の一つとして別れるカップルの話も面白いではないかと思った。映画は30代前半で離婚しかけのカップル。多少年齢は若いけれどいろんな意味で興味深い。それでは見に行こうか…と旦那Aと見に出かけた。
旦那Aはそれなりにいい話だと思ったらしい。一方私は「なーんだ、さっさと別れちゃえばいいのに…。」 というのもこのお話、離婚の始まりは、奥さんが旦那さんに愛想をつかしたのだけど、話の途中から立場が逆転。旦那さんが次の生活を見つけて羽ばたこうとしているところに、未練たらたらの奥さんが追いすがるような場面が結構あるのだ。「じゃあ別れなきゃよかったのに…

この追いすがる未練がましい奥さんを見ながら「うーん…私ならこんな風にはならないがなー…」などと思ってしまった。だけど決して彼女を理解できないわけではない。未練がましく泣く奥さんはとても可愛いし、理解できるし、ほろりとさせられる。ただ、たぶん私はあんなふうにはならない…たぶん…うーんわからない。だって離婚したこと無いんだもの。そもそも私なら最初から別れないな…あんなに仲がいいのなら…。なかなか状況として想像も出来ないから彼女の行動を全て理解するのも難しい。しかし彼女にとってはとんでもなく辛いと思うわ…。

 別れるカップルのロマンティックコメディなんて妙な映画ですよ。あまりないからこそ大変興味深い。離婚率の高いアメリカならではの映画なのか。話としてすごく面白いし、とてもいい映画だと思う。しかしこの話に100%納得できる人がいるのだろうかとも思う。結婚前の若いカップルが見る映画ではないし、幸せな既婚者が見て全て納得できる話でもなかろう。離婚したカップルが一緒に映画を見ることもないだろうし…。ちょっと変な映画ですよね。
ビックリするほど目の色の薄いイライジャ・ウッドさんが、セレステさんのゲイの同僚で出てくる。

若いモデルの綺麗な女の子は、俳優エリック・ロバーツさんの娘さんだそうだ。あのジュリア・ロバーツさんの姪ですね。
劇中に流れる音楽が秀逸。サウンドトラックはいいセンスだと思う。
 
 

2012年9月9日日曜日

NHK大河ドラマ「平清盛」第35回「わが都、福原」



やっぱり見てます。今回ちょっと面白かった。

杏ちゃん登場。このケンワタナベの娘さんは昔どこかのTVで実は歴女だと聞いたぞ。たぶん戦国あたりがお好きなのではないかと思うが、ご本人が歴史好きなら資料読みも苦痛ではあるまい。時代劇をやるのに俳優さんの歴史の教養は必要。歴史好きな女優さんとして期待したい。しかしパリコレモデルにすごいメイクだな…何歳の設定だっけ…?

頼朝君はキャラがダメダメですね。あんなに長い間意気消沈しているなんて、ちょっと役としてありえない。だってこの人、将来自分の弟を殺して平気な人でしょ。前の子供のことでだろうけど、なんだか極度に弱々しいボンボンという感じ。こんなんで将来キャラの辻褄が合うんだろうか…。

清盛君は頭を剃ったそうです。立派立派。ずいぶん青白っぽいカツラだと思ったら、本当に剃っちゃったそうだ。気合入っているじゃないですか。いいと思います。坊主になって良くなったと思う。しかしあの赤い衣装を着ていると中国の魔法使いのようにも見える。

余談だけど中年以降の男性の方で、薄くなる髪を心配される方もいらっしゃると思うが、剃ってしまっても似合う人が結構いるのではないかと思う。この番組の西光さんも、坊主になってずっと良くなった。結構みんな似合う事を知らないだけかもしれない。

頼盛くんも久しぶり。がんばってます。この俳優さんはアイドルの方らしいけど、小柄ながら将来じっくりと俳優をなさってもいいんではないかな…。

30回「平家納経」でマリリン・マンソンが出てきてから、もう真面目に感想を考えるのは止めようと思ったのだけど、その後もとりあえず見続けてました。その後もなんだか歴史の表面だけをなぞる展開で記憶に残らなかったり、急に、いったいいくつ?な聖子ちゃんが出てきたり、清盛君の50歳のお誕生会で1回分使ったり、病気になったり…もういったいぜんたいなんなんだろうと思っていたのだけど、たまーにこんな回もあったりする。兎にも角にもやっぱり大河ドラマなのだ。日本史のドラマが好きであるなら、何であれともかく見届けるしかない。腹を立てながらも見続けるしかない。大河をサポートしなくてはならない…。ただ滋子の髪は許すまじ。

とりあえずマラソンは続いている。




 

2012年9月6日木曜日

NHK BS時代劇『薄桜記』第8回 両成敗



事件のその後。

濃い。濃い濃い濃いです。台詞が濃い。まあ会話の中での情報量の多いこと多いこと。例えば浅野家の正室に向かった家来達の台詞、吉良家の殿様と家臣とのやりとり、堀部安兵衛が堀内道場を訪ねた場面。丹下典膳と白竿屋の会話。全てに様々な方向からの状況説明がなされていながら台詞として自然。言葉のリズムもいい。これはもう脚本家の方の腕。無駄な言葉が一切ない。おまけにたまに投げ入れられるユーモアの数々。「討ち入り饅頭」なんてすごく可笑しい。すごいなと思う。こちらも内容についていくのに必死。台詞だけで緊張が伝わる。台詞そのものに緊迫感があると俳優さん達の演技が大げさにならなくても場面が引き締まる。そんな場面があれやこれやと沢山あった。このドラマは、そんな細かいところがすごく面白い。

言葉もまた痺れる。「つかえという持病、綸言汗の如し、御公儀、噛ませ犬、隠忍自重、心の臓、蟄居閉門、蛇の生殺し、火急の用件、恐悦至極…」

なんだかもう時代劇は(とくに江戸時代は)これぐらいコテコテに時代劇言葉が出てくるとそれだけでぐっときます。よく注意して聴いていないと情報を聞き漏らしてしまう(それぐらい私は時代劇に慣れていない)。難しい言葉は聞いて直ぐに漢字に脳内変換が出来なかったりする。だから一生懸命見る。すごく新鮮。そんなところも、ちょっと前時代的なんだろうけど、だからこそ面白い。

俳優さん達も気合が入ってます。それぞれお家の一大事なんで緊迫感いっぱい。俳優さん達はみんな2012年現在の俳優さんたちなのに、台詞だけでこれだけ雰囲気が出るのかと思うほど場面が引き締まって見える。特にベテランの俳優さん達の男らしい威厳が素晴らしい。やっぱり脚本だと思う。

老獪かと思えばどこかユーモラスで、決して憎めない吉良の殿様がまたいい。すごくオレ様の殿様。昭和の頑固親父そのまんま。長塚さんが本当に素晴らしい。現代劇で頑固親父をやってもなんだか哀しくなってしまうけど(現実に頑固親父は少なくなった)、こんな昭和っぽい時代劇ならこんな頑固親父風殿様もはまる。ステキです。このドラマの吉良さんは決して悪者ではないらしい。忠臣蔵のドラマなんて子供の頃に親と見た大昔の大河ぐらいしか覚えていないけど、いつもはもっと悪い人?なのにこのドラマでの殿様はどうやら運の悪い人。言葉が荒いから浅野の殿様と合わなかっただけだろうか。状況もおそらく吉良の殿様の言っていることのほうが真実。

それなのに街の声は浅野家の側。そのあたりを白竿屋が代表して台詞で言ってる。そのあたり、あの有名な忠臣蔵も、もしかしたら単なる街の集団狂気…いやそれは言い過ぎでも、ある部分では江戸の大衆のマスヒステリアが影響したのかもなどとも思えてくる。ともかく吉良の殿様が次第に追い詰められていくのを、ご本人一人が解っている描写が設定として面白いなと思った。

ともかくこのドラマ、吉良の殿様に限らず全ての登場人物が魅力的に見えるのもすごいなと思う。コメディ要員の伯父さんも、道場の師匠も、白竿屋の兄妹も、…今回は千春さんのダメ兄さえ良く見えてきた。人物それぞれの立場や都合が折り重なった話だからこそ、キャラがしっかりしているとそれだけでドラマになってしまう。面白いです。

千春さんは殿様の隣で小さくなってるのが可愛い。(準主役なのに)こういうお家一大事の場面では、この時代の若い女性らしく慎ましくしているのがとてもいいと思う。毎回着物がとても綺麗。

ダメなボンボンの千春さんのお兄さんは、やっと丹下典膳に「ごめんなさい」が言えてよかったね。それを「もう終わりじゃ」ときっぱりと許す典膳も男らしい。

さて典膳さんは、これで吉良家の側に付くことになったらしい。千春さんの側。堀部安兵衛とは敵同士。次回は文鳥を挟んでの恋話…?

 
 

最近のPerfume:FAKE ITのPV半分解禁



なんともう9月になってしまいました。速いです。そうか、もう直ぐPerfumeのコンピ盤「Love The World」が発売になるんでした。ほんとにもうすぐだな…。それで解禁になった新しいPV

綺麗ですね。もうPerfumeはますます綺麗。もうなんだか可愛いって言うのが失礼に思えるぐらい綺麗だと思う。大人です。

このPVはとくに曲が始まる前の緑の草の上のシーンがすごく綺麗。3人の白黒の衣装にちょっとだけ入ったオレンジと、草の緑、それにバックのビル群がすごく綺麗。キラキラしてる。色合いがすごく綺麗。

こういう単純なダンスPVもいいです。やっぱり人形っぽい。まわりのうじゃうじゃいるファンの方々の手も面白い視覚上の効果。全体でリズムを取ってるので絵のノリがいい。面白いなー。PerfumePVが面白い。
あ…それにしてももう9月とは、速いな…。

 

2012年9月3日月曜日

映画『トリシュナ/Trishna』:薫り立つエキゾチズム



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Trishna2011年)/英/カラー
117分/監督; Michael Winterbottom
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英国人が撮った想像上のインド版『ダーバヴィル家のテス』。

貧しい家に生まれ育った美しい娘。もちろん大富豪の男性に囲われる。彼の恋人になる代わりに豊かな生活と高い報酬を与えられる。もちろん全てが上手くいくわけがない。そこで起こった悲劇…。

ちょっとだけネタバレかも


監督は英国人。おおまかな話の設定は19世紀の英国文学トーマス・ハーディーの『ダーバヴィル家のテス』。その悲劇をを現代のインドに持ってきて撮った映画。原作とは設定も内容もずいぶん違っている。

19世紀に書かれた『ダーバヴィル家のテス』のような話は、現代の西洋世界では描けない。というのも、19世紀には西洋世界でも当たり前だった貧富の差、女性の立場の低さ、堅苦しい道徳や常識が、現代の自由な西洋世界にはもう存在しないからだ。もし『ダーバヴィル家のテス』のような話を現代の設定で描こうとするのなら、西洋世界ではない、もっと保守的で、貧富の差が激しく、女性の地位が低い他の国に話を持っていくしかない。そんなわけで『ダーバヴィル家のテス』の話がインド人の話として映画になった。



とある国の人が異国の人々についての物語を語るとき、そこに語る側の想像が入りこむのは自然なこと。小説でもそう。もちろん映画でもそう。異国の人々について別の国から語られる話は、その土地の実際のリアリズムよりも、語る側が想像して納得できるもの、語る側が見たいもののほうが優先されることのほうが多い。

この映画も英国人が見たいインド。西洋が見たい想像上のインド。芳醇で薫り高い美しいインドを英国人が妄想した萌え映画だと思う。余りにも豊かな視覚上の至福。美しくミステリアスで危険。ため息が出るほど官能的な人々。素晴らしい。

原作の『ダーバヴィル家のテス』にどこまで忠実な映画か…なんてこの際どうでもよい。どこまで人物描写や心理劇がリアルで重厚なものか…脚本が素晴らしいのか…などもどうでもよい。とにかくこの映画、エキゾチックな風景の中で、美しい俳優と女優さんの禁断の関係を見て、ただ溜息をつくというためだけの映画。ドキドキです。


男女間のストーリーを語る観点から言えば、現代の西洋世界(日本も含めて)は本当につまらない。男女平等、言論の自由、性の自由、少ない貧富の差、誰にでも与えられた教育に成功のチャンス…。タブーも厳格な社会のルールも宗教的縛りも殆ど無くなった現代の世界では、もう『ダーバヴィル家のテス』のような話は絶対に書けない。ああいう話は社会的な縛りがあるからこそ生まれるものだ。日本でも明治、大正、戦前辺りの男女の関係を扱った小説を読んでみると、時々びっくりするほど深い話があったりする。それはその小説の書かれた時代が、現代の私達には想像もできないほど、道徳や規律で自由の無い時代だったからだ。不道徳だからこそドラマ。背徳的だからこそ話として豊かで魅力的なのだ。しかし現代の(日本も含めた)西洋世界では、不道徳を規定するための道徳そのものが存在しなかったりする。


おそらくこの英国人の監督さんも、そのあたりを狙ったのだろうと思う。まだ社会的な縛りのある保守的な国=インド。だからこそ起こる悲劇。それに異国情緒の味付け。この映画も、もとより『ダーバヴィル家のテス』なんて単なるきっかけでしかない。本当に描きたかったのは「エキゾチックな美しい娘、ハンサムな富豪の青年、肌の浅黒い官能的な美しい人物達、美しい風景、恋に落ちる男女、男女間の力関係、強制する者と従う者、現代の西洋人が忘れてしまった道徳心、タブーを犯すイノセントで無力な美しい娘、そこに起こる悲劇…そんな手の届かないミステリアスな(憧れの)異国=インド」…そのようなもの。

Trishnaを演じる主演の女優Freida Pintoさんは溜息が出るほど美しい。とても繊細な顔立ち。セクシーなのに上品。本当に綺麗。それに富豪の青年Jayを演じる俳優Riz Ahmedさんがまた艶のあるいい男。彼は決して悪者ではない。最初は優しく恋人としても大変魅力的。彼にイヤなんて言える訳がない。Trishna さんも苦しいほどに彼が好きなのだ。そのあたりが『ダーバヴィル家のテス』とは違うところ。彼らはお互いにべったり好き合っているんです。ただそこにインドならではのタブーが存在した。関係はだんだんおかしな方向に行き始める。Trishnaさんはそれがタブーだと解っていても惹かれているからこそ関係から抜け出せない。抜け出せないと気付いたとき…そこで起こる悲劇。

もうただただ美しいセッティングの中の美しい俳優さんと女優さんを見て、ほぉ…と溜息をつけばそれでいいと思う。英国人の妄想らしく全編通して大変エロい。でも上品。最後のオチに多少無理があるのもこの際どうでもいい。こういう映画にリアリズムや真面目な教えを求めるのは無駄。だって単なる妄想映画だから。ステキな視覚上の至福。豪華なホテルも、人物達の衣装も、田舎の風景もごみごみした街の様子も全てが美しい。…で、分かりきった唐突な最後を無言で受け入れて静かに余韻に浸ればよろしい。そんなエキゾチズム(根拠のない異国への憧れ)をとことん堪能できる美しい映画。いいと思います。

キスだけでドキドキする映画なんて久しぶり…(笑)。ステキです。


インドいいな…英国ではカレーばっかり食べてたし…インド人の方々はいつも大変親切で、まるで荒野のオアシスのようでした。すごく好き。今日は思わずカレーをテイクアウトした。


 

2012年9月2日日曜日

Culture Club - Time (Clock Of The Heart) (1983)

 
80年代初期、ロンドンに咲いた大きなあだ花。
 
Culture Club - Time (Clock Of The Heart) (1983)

Album:  Culture Club: Greatest Hits
Released:  Jun 21, 2005
℗ 2005 The copyright in this compilation is owned by Virgin Records Ltd
 
 ボーイ・ジョージ。今の若い人達はこんな人がいた事を知っているんだろうか。80年代初期の頃デビュー前からロンドンでは有名で、まだ無名の頃のマドンナがロンドンで彼を見かけてドキドキしたなどという話もあったらしい。その後カルチャークラブのボーカルでデビュー。80年代初期に全世界でイギリスの音楽がバカ売れしていた時に、たぶん一番人気だったと思う。
とにかく妙な格好で有名。だけどこれが当時のトンガリっ子には超ステキに見えた。アメリカで初期のマドンナが頭に布切れを巻いてたのもこの人をコピーしたものでしょう。日本でもトンガリっ子の雑誌にはこの人からヒントを得たロンドンファッションのコピーが載ってたりした。もちろん真似をしたのは少数だったけど。
カルチャークラブのライブには行かなかったけど、同時期に来日したデビッド・ボウイのコンサートにもボーイ・ジョージの格好を真似た女の子がいたりした。ちょっと可愛かった。
全世界でイギリスの音楽が流行ったのもほんの2年ほど。ブームが廃れると共にカルチャークラブも姿を消した。
私がイギリスにいた90年代の半ば頃にボーイ・ジョージが自伝を出してちょっと話題になった。どこかの本屋でサイン会もやっていた。本の宣伝を兼ねてだろうか、ドラッグに溺れて大変だったという話をTVのインタビューでもやっていた。昔の洋楽聴きにとってイギリス住まいで面白いのは、こういう大昔の大スターが普通の芸能人としてTVに出てきたりすること。すごく懐かしかった
 


 

2012年8月30日木曜日

Crystal Waters - Gypsy Woman (She's Homeless) (1991)



これもすっかり忘れてました。



Crystal Waters - Gypsy Woman (She's Homeless) (1991)

Album:  Surprise
Released: Jan 1, 1991
℗ 1991 UMG Recordings, Inc.

 

1991年.バブルも弾けたばかり。まだバブルの余韻もあって相変わらず忙しくてしょうがなかった頃。遊びに行く暇なんて全然無かった。会社が音楽を聴きながら仕事が出来る環境だったので、これもたぶんラジオで聞いたもの。とにかくこのララディーラルラーウ…の繰り返しにすっかりはまってしまい、音楽好きの同僚がこのCDを会社に持ってきたのでそれを何度もリピートしていたら他の同僚に嫌がられた 笑。

この曲も単なる流行の曲としてはギリギリに不快なものだと思う。時々ありますね。決して気持ちのいい音ではないのに癖になる。当時はこれがハウスなどというものだとも知らなかった。



Gypsy Woman (La Da Dee)
Crystal Waters
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彼女は毎日 早朝に目を覚ます
そして 髪を整える
皆のことを 気にしているから

彼女の一日は完璧じゃない
 彼女のメイクなしでは
彼女はメイクをしなければ 決して外出しない

彼女は あなたや私と同じ
でも彼女はホームレス ホームレス
そして彼女はその場に立ち お金のために歌を歌う


La da dee la dee dow, la da dee la dee dow
La da dee la dee dow, la da dee la dee dow
La da dee la dee dow, la da dee la dee dow


夢の中で 彼女が物乞いをしているのを見た
手を伸ばして おねがいと
私のせいではないとわかっているけれど
私は神に問う なぜ 神よ なぜ

彼女は あなたや私と同じ
でも彼女はホームレス ホームレス
そして彼女はそこに立ち お金のために歌を歌う


La da dee la dee dow, la da dee la dee dow
La da dee la dee dow, la da dee la dee dow
La da dee la dee dow, la da dee la dee dow
La da dee la dee dow, la da dee la dee dow
La da dee la dee dow, la da dee la dee dow


彼女は あなたや私と同じ
そして彼女はそこに立ち お金のために歌を歌う


La da dee la dee dow, la da dee la dee dow
La da dee la dee dow, la da dee la dee dow
La da dee la dee dow, la da dee la dee dow
La da dee la dee dow, la da dee la dee dow
La da dee la dee dow, la da dee la dee dow


You know
You know, cause you know, cause you know
You know

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Songwriters: Crystal Waters / Neal Brian Conway