能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2023年3月22日水曜日

WBCアメリカと日本の戦い方


すっかりロス。

スポーツ観戦というのはのめり込めばのめり込むほど終わった後の喪失感も大きい。そもそもスポーツは結果が出れば終わるもので、その後には感激と記録以外はなにも残らないのがあたりまえなのだけれど。しかし心の空虚を埋めるために何か考えたい。何か出てこないかと思った。無理やり色んなものを持ってきて私なりの理屈を捏ねたい。というわけで考えた。メモする。


WBCの日本の初戦は3月9日。初戦を覗くぐらいのつもりで見始めたら朝の4時まで見ることになった。そして次のゲーム、次のゲームと日本チームが勝ち続けるものだからついつい見続ける。そしてとうとう昨日3月21日の決勝まで日本は戦い続けることになった。結果は日本チームの優勝!最高の結末。


あ~面白かった。日本の野球は見れば見るほどハマる。日本のプレイヤー達のお顔とお名前も覚えた。日本チームはうまいし強いし皆かわいいし面白くないわけがない。

私は普段はこの地でTV放送のあるLAエンゼルスの試合と、秋のワールド・シリーズしか見ないのだけれど、今回のWBCでの日本チームの野球はとても面白かった。

日本のチームは野球が巧み。丁寧な野球と言えばいいのか、皆野球がうまい。投手陣は層が厚いのだろう、投げるピッチャーが皆上手いし速い。そしてバッターは打つ。よく打つ。やっぱり日本のベストメンバーは世界一野球が上手いんだねと感心する。

その上に日本のチームは家族のように皆仲がいい。野球をわきあいあいと楽しんでいるようにも見える。(もちろんこのWBCで日本チームが一度も負けなかったこともその理由だろうけれど)ベンチ内ではメンバーが皆笑顔。みんなかわいい。本当にかわいい。

若い選手たちの様子を見ていて、思わず大昔に私が日本に置いてきた「友人や同僚との楽しい慣れあい」を思い出した。いいな。すごく楽しい。皆で楽しんで皆で笑顔。大谷さんがチームの親分として皆を鼓舞し、ヌートバー君がアメリカの風を吹き込んでくれれば、経験豊かなダル様がお父さんのように若い選手を励ましアドバイスをしてチームをまとめていらっしゃったと聞く。いいなぁ。そんな「仲間と一緒に何かを成し遂げる楽しさ」を日本のチームは思い出させてくれた。彼らが仲のいい様子を見るのが楽しかった。


日本以外のチームはそれほど見ていないのだけれど、このWBCでは中南米のチームにも見惚れた。彼らは本気。いつもはアメリカのMLBでプレイしている彼らが、それぞれの出身国のプライドを背負って必死に戦っていた。メキシコ、ベネズエラやプエルトリコ、ドミニカ共和国…彼らは本当にかっこよかった。


一方アメリカは勝つことを最初から予想されていた。バッターは最強のラインナップ。絶対に勝てなさそうなメンバーが並ぶ。誰も(本音では)アメリカが勝つことを疑っていなかったと思う。実は私もその一人。普段からMLBの大柄な選手達を見ていて「この人達と小柄なアジア人が戦って勝てるのだろうか」と思った。スポーツは身体の大きさと体力…そんなスポーツの暗黙のお約束を私も無意識に信じ切っていた。

それでも日本はアジア/パシフィック圏のプールA,Bで勝ち続けた。一つ一つ試合を見ているうちに「彼らはMLBの選手とは違うゲームのやり方で戦っている」と思い始めた。日本のチームには技がある。丁寧な野球。訓練に訓練を積んだ選手達の技。投げても打っても上手い。守りも上手い。そしてチームのメンバー達の仲の良さ。チームの結束の強さ。明らかに日本の野球はアメリカの野球とは違っている。


試合が進むにつれて、日本が勝ち進んでプールC,Dのチームと対峙すれば、それはきっと「技と力の戦いになる」と思うようになった。日本の巧みな野球はパワーのMLBに勝てるのか?

そして日本が勝った。感無量。技の野球が勝った。



アメリカはなぜ負けたのだろう?バッターは最強クラスが並ぶ。しかし最初の頃の試合を見ていて、アメリカは投手陣が弱いと気付いた。おそらく各球団がレギュラーシーズンの前に貴重なピッチャーを無駄に疲れさせたり負傷させたくないという理由で上手いピッチャーを出し渋ったのだろう。

いやそもそもアメリカ国内でWBCがそれほど注目されていないらしい。

それは理解できないわけではない。アメリカとは…アメリカ人がアメリカ人としてのアイデンティティを定義するのが非常に難しい国。アメリカ人は「アメリカ人」という言葉にはよく反応するが、それは「アメリカ人」という抽象的な概念に対するもので、(オリンピックや戦争等の特殊な状況でもない限り)彼らが「我々はアメリカの国のアメリカ人だから」と認識する機会は少ない。国が大きすぎて具体的な実感が掴みにくいのだろうと思う。(私が知る限り)アメリカ合衆国とは(それぞれが国のような)州が集まって出来た国であり、人々のアイデンティティや気質は州の地域性やお国柄/土地柄と繋がっていることが多い。例えば東海岸沿いのアメリカ人にとっての西海岸の人はまるで外国人。州やエリアが変われば国が違うのと同じようなもの。

そのような状況でアメリカの国内には、各地方に30のMLBのチームが散らばって存在し、それぞれのチームにはその土地のファンがついている。アメリカの野球ファンは「俺の地元のチーム」は応援するが、地元以外のチームには興味を示さない。

「チームUSA」はそのようなMLBの状況から作られたチーム。(元々しっかりと目標を持たなければまとまるはずもない)メンバーを募ってチームを作り、とりあえず強力なバッターが揃えば中南米やアジアは楽勝…ぐらいに考えていたのではないか。

ところが中南米やアジアは思った以上に強かった。その理由はそれらの国のチームの結束力。日本もベネズエラも国民がチームに大きな声援を送っている。普段はメジャーリーグでプレイする各国の選手たちも、ここぞとばかりに国を背負って「目指せ打倒アメリカ」を目標に真剣勝負。彼らは勝つ気満々。やる気満々。


WBCでは、そのように団結した各国のチームが(各チームから寄せ集めの)アイデンティティのあいまいなUSAチームと戦うことになった。

違いはチームの団結力の差。USAチームはベンチでの様子を見ても、あまりまとまっているようには見えなかった。チームのピッチャーが上手くなければ、それをバッターが面白くなさそうに見る。ピッチャーは追い詰められる。監督さんは優男であまり牽引力のある人にも見えない。

このWBCでのアメリカのチームは…「俺が一番、俺に打たせろ、俺が一番目立ちたい」そんな巨大なエゴを持つ暴れ馬のような個人主義の選手たちが、最後までうまくまとまらずモチベも完全にあげられないまま決勝に勝ち進んだようにも見えた。


アメリカの選手は自分のために野球をやる。


決勝戦の最後に大谷さんがピッチャーで出てきた時、アメリカのバッター達がざわめいたように見えた。スーパー・スターの大谷翔平…が投げることになったとたんに、アメリカのバッター達が勇むように感じた。彼らはなぜ「強い敵」が出てきてやる気を出すのか?

…その理由は、もし彼らが(あの)大谷翔平から打って点をとれば、打った自分がヒーローになれるから。彼らの様子を見ていて、アメリカのスター選手たちはなによりもまず「自分がヒーローになる」のが目的の人達なのだろうと思った。自分が輝けばチームも輝くし、結果的にチームの結束も強まる…それが彼らの戦い方=アメリカMLBの強いチームの戦い方なのだろうと思った。 そういえばそのような雰囲気は以前からワールド・シリーズに出るチームを見ていても感じていた。 

彼らは好敵手が現れればやる気を出す。難しい局面になるともっとやる気を出す。また自分のチームの他の誰かが脚光を浴びれば「じゃあ俺も負けるものか」と仲間に対してさえライバル心を燃やしてやる気を出す。皆自分が一番のスターになることだけをモチベーションに戦っているようにも見える。

「自分が輝けばチームも輝く」…それがアメリカのチーム・スポーツの戦い方なのかもしれぬ。彼らは「チームのために」などとは思わないのかも。自分が一番。まずは自分を輝かせる。

…それはもしかしたらアメリカ流の人の生き方、生きるための技でもあるのかもしれない。アメリカでは何事も人は勝ってなんぼ。勝つ人物だから他人にも尊敬される。勝つ人物だからこそヒーローになれる。

その結果…そうやってアメリカはどのような分野でもスーパースターを生み出してきた。普段から個人同士が競争をしてどんどん全体のレベルを上げていく。競争で勝った勝者がヒーローになるシステムだからこそ、アメリカのスーパー・スターは桁違いの巨人になっていく。

WBCのアメリカの野球を、そんなことを考えながら見ていた。アメリカのスポーツの世界はかなり厳しい世界なのだろうと想像する。


しかしそれに比べて日本のチームは「チーム全員で上っていこう」…そのような雰囲気。普段は違うチームで戦う日本の選手達が、わきあいあいと家族のように馴染んでいるのが微笑ましい。彼らは皆で一緒に勝利の階段を上っていった。

私が日本のチームを見ていて楽しくなったのはきっとそんなところなのだろうと思う。侍ジャパンはメンバー全員で目標に向かって一丸となることの楽しさを思い出させてくれた。(私個人はあまりチームワーク向きの人間ではなかったのだけれど)



この先もアメリカのチームは個人の力の集合体として戦うのだろう。今回のWBCに負けたことで(負けず嫌いのアメリカは)ますますやる気を出したと思う。次回は間違いなくうまいピッチャー陣がチームに加わるだろう。バッターも最強レベルが並ぶだろう。アメリカは今度はプライドをかけて勝ちにくるはず。

メンバー同士のエゴがぶつかる化学反応で勝ち進むアメリカと、国を背負う中南米のチーム、そして家族的チームワークで皆で一緒に勝とうとする日本のチーム。それぞれのキャラクターが面白いと思った。今後もどうなっていくのかゆるく見守っていこうと思う。


余談…(この地ハワイはアメリカ本土と違って雰囲気が違うのでいいのだけれど)…私は勝つことが全ての人は苦手だわ。そんな生き方も苦手。そんな人生は苦しいもんね。負けてOKで生きてる。




2023年3月21日火曜日

WBC 日本vs.アメリカ 日本・侍Japanが優勝!



米国 2 – 3 日本

日本が優勝です!
すごい試合。
最後に大谷さんがトラウトに勝った!
あ~びっくりした感無量。

いい試合でした。幸せな結果!
おめでとうございます!!!


昨日日本がメキシコに勝って「さぁ~ここまできた。明日のアメリカはどうだろう?とにかくアメリカの打撃陣は怖い。メジャーの大物ばかり。どうするよ?」などと心配していた。 日本の選手の方々が、あまり気負って緊張すると全力を出し切れないかもしれないから、肩の力を抜いてのびのびと自分たちのゲームが出来ればいいなと思っていた。

しかし結果は…今日の日本チームは「日本の野球ならではの野球」ができたのだろうと思います。勝った。素晴らしい結果。あのアメリカの怪物級の大物達が日本を相手に苦戦していた、焦っていた、皆難しい顔をしていた。一方日本チームは落ち着いてプレーしているように見えた。今日は最高のゲームができたのではないか。すごいこと。本当にすごいこと。

今もまだ感動して余韻に浸ってる。最後の大谷さんとトラウトの勝負がすごかった。あの場面は歴史に残りますね。いや~すごかった。感無量。


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お昼ご飯を食べてから12時30分。試合前の番組からテレビの前に座る。いつもの解説のおじさん3人…おっとそうだ、おじさんのうちの2人はMLB 元スーパースターのAlex Rodriguez (A-Rod) さんとDavid Ortiz (Big Papi)さ ん。彼らはMLBの超大物だったのですね。

さて今日は試合の前から全部放送してくれるらしい。日本、アメリカの各チームが出てくるところから始まった。アメリカの旗を持ってチームを率いるのはマイク・トラウト。日本の旗を持つのは大谷翔平。ここで普段エンゼルスを見ている者は、にやにやしながら複雑な気持ちになる。二人ともエンゼルスなのよね…。

それぞれのチームの印象は。

日本…にこにこ。リラックスしてる?大谷さんも楽しそうに笑顔。
アメリカ…あれ、緊張してるかも。アメちゃん深刻かな。

日本選手が並んでそれぞれ名前を呼ばれると一人一人おじぎをする。礼儀正しい。いいですね。

アメリカの国家。皆帽子を胸に目をつむる。
日本の君が代。栗山監督が歌っている。

侍ジャパン、大舞台に上ってきたわけだけれど、もしかして栗山監督は泣いているかも。ここまでこれてよかった。みんなこの場に立っているだけで嬉しいのかも。今日の彼らは緊張していたり悲壮な感じがしない。いい雰囲気。

はーっ海亀も武者震い。テレビの前で思わず「宇宙戦艦ヤマト」をイントロから大声で歌ってしまう。

今日はまずは結果から

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2回表アメリカ
トレイターナーが左へホームラン! +1点。
米国 1 – 0 日本

2回裏日本
村上宗隆が右センターへホームラン!+1点。
ラーズ・ヌートバーがファーストゴロで岡本和真スコア +1点。
米国 1 – 2 日本

4回裏日本
岡本和真左センターへホームラン!+1点。
米国 1 – 3 日本

8回表アメリカ
カイル・シュワーバーが右センターへホームラン!+1点。
米国 2 – 3 日本

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ホームランの試合。両チームともよく抑えてよく守ったということですね。



試合の流れ


試合開始。
先発ピッチャーは今永昇太1回表アメリカ いきなり2番M・トラウトが右へダブル二塁へ。ぉおおおトラウトがやる気じゃん。しかし点にはつながらず。

そして2回表アメリカ 突然トレイ・ターナーが打ったーっ!ホームラン!うわあああターナーまたかよどんびき。だからトレイ・ターナーは危険。彼はお顔は可愛いけれど目が笑っていない。彼は勝つことしか考えていないガチの勝負師だと思う。…アメリカのチームが打ち始めた?なんとか抑えた。よし

2回裏日本 いきなり村上宗隆 ホームランッ!!!!よしよしよし!みんな笑顔。どんどん打っていきましょう。村上さんのホームランから日本が打ち始めた。アメリカのピッチャーがアーロン・ループって…彼もエンゼルスですよ。そして一死満塁!ヌート君ゴロで1点追加!!!!侍達の表情がいい。ここで日本が1点リード。

3回表アメリカ ピッチャー戸郷翔征 トラウト三振!トレイ・ターナー三振!よし

3回裏日本 アメリカのダブルプレーで日本がアウト うまいね。

4回頃 ぶつかり合う二つのチームを見ていて思った。日本のチームはゲームが上手くいって嬉しいから勝つ。日本は嬉しければもっと気合が入って調子がよくなる。一方アメリカは負けず嫌い。やられると悔しいから必死に勝ちに行く。T・ターナーはやっぱり目が笑っていない。K・シュワーバーも目が笑っていない。日本が1点リードでアメリカは焦ってるのか。アメリカは余裕があるように見えない。

4回裏日本 たまたま席を外して帰ってきたら日本に点が入っていた!えっ誰…、岡本和真さんがホームラン ヤッター!!!!!日本また1点追加で3点!ぉおおおお!

5回裏日本 ピッチャー髙橋宏斗 20歳! 日本チームは笑顔。ムーキー・ベッツがチャレンジでセーフ。M・トラウト三振。よし。トラウトが汗だく。アメリカが打たなくなった。米は焦っている。日本すごいぞ。日本は冷静な野球をやっている。シュミット三振。ピッチャーの高橋さんが落ち着いている。彼は20歳?すごい。N・アレナドが打つがK・シュワーバーでアウト。ちょっと待って…あれだけ大物のアメリカのバッター達が全然打てていない。

6回表アメリカ ピッチャー伊藤大海。アメリカことごとくアウト、三振。アメリカの勢いがなくなっている。ダル様と大谷さんがブルペン。マジ?

7回表アメリカ ピッチャー大勢 アメリカのムーキー・ベッツがヒット。目が覚めたか?一死1,2塁で日本またダブルプレー!すげ~よしよしよしよし

7回裏日本 大谷翔平一塁セーフでチャレンジ→セーフ。こういうのが元気プラス。アメリカがダブルプレーして日本アウト。

8回表アメリカ ピッチャーダルビッシュ有様。おっとK・シュワーバーがホームラン!シュワーバーも目が笑わない。勝つことしか考えてない勝負師。コエ~

8回裏日本 日本点が入らず しかし点数はまだ日本が1点リード なんとしてでも抑えねば

9回表アメリカ ピッチャー・ラスボス大谷翔平 登場!なんと大谷さんが投げることになった!すごいじゃーん。大谷さんがクローザーとはなんと贅沢な。そういえばちょっと前に、エンゼルスのモレノ氏が「大谷はシーズンの初戦で投げるからWBC では投げない」と言ってなかったっけ? それで私は「それはアメちゃんのインボーに違いない、飴の野郎カワードチキン野郎じゃねーか」と吠えていた。それなのに今日なんと大谷さんが出てきたぞ。J侍ラスボスの登場にアメリカのベンチがざわざわし始める。飴ちゃん急にやる気を出すのか。大谷さん100マイル級を連発しはじめる。ふぅ。ムーキー・ベッツもやる気。アメリカのやる気に火をつけたか。

四球で1塁。落ち着け。観客が大騒ぎ。ムーキーが打って日本ダブルプレーで2アウト。ぉおおおお日本がうまい技の野球をやっている。しびれる。そしてマイク・トラウト登場!頂上対決、MVP対決、夢のエンゼルス同僚対決!現時点ではエンゼルスの同僚の彼らがここ以外で戦うことはない。さあどうだ。大谷さんが宙を睨む。ものすごい集中力。こんな大谷さんの厳しい表情は見たことがない。そしてトラウト…

三振!


ぅわああああああああっ!
勝った
すごい
勝った!


…なんだか唖然として茫然として、そう、そうなのよ。日本がアメリカに勝った。ぇえええええええええそうなの?なんか実感がわかない…すごすぎてピンとこない。いや、いやいやいやいや…勝ちました。

日本優勝しました


すご~い

テレビの前でぼーっとする。うわ~みんなの夢が叶った。大谷さんがトラウトに勝った。日本がアメリカのあの怪物バッター達を倒した。すご~い。拍手、拍手拍手拍手拍手拍手…!

ぇええ…すごいねぇ。
なんかもうびっくり
すごく嬉しい。え~信じられない。

「誰か飴ちゃんをボコボコにしてくれ」と私は願っていたのですよ。だってアメリカは強すぎるから。誰も勝てないと思っていた。そのアメリカに日本が勝った。うわああああ。

おめでとうございます!


テレビでは表彰式が放送されている。うわー嬉しいね。J侍すごいね。栗山監督泣いてる?大谷さんも泣いてない?みんなすごいなぁ。嬉しい。なんか…すごいすごい嬉しい嬉しいばかり延々と書き続けそう。


表彰式が終わって、大谷さんと一平さんが元スーパースターのいる解説席にやってきてインタビューを受けていた。大谷さんは紳士的で優等生。解説の元大物のおじさん達も大谷さんのことをリスペクトしていますね。「君が子供の頃憧れたMLBのスターは?」と聞かれて「お二人もそうですし…(一平さんがお二人の名前を伝えた)」と答えれば、Alex RodriguezさんとOrtizさんが「はぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは~とニコニコ顔で大笑いがとまらない。大谷さんをハグして、番組中なのにスマホで大谷さんと一緒に写真を撮り始める笑。楽しそうだ。


長かったようで短かった野球のお祭りが終わってしまった。まさか日本が勝ってくれるとは。すごく嬉しい。最初から全部見て応援していたからすごく嬉しい。日本は全ての試合に勝ち続けた。一度も負けなかった。感無量。感動してます。

私は1階のリビングで最初から全部、旦那Aは2階の仕事部屋で最後の頃だけを見ていたらしいのだけれど、優勝の決まった瞬間、私が階下で立ち上がって叫びながら飛び上がっている間、2階から物音が聞こえない。そっとしておこう。そして旦那A、2時間後ぐらいにやってきて

「…考えてみてよ。トラウトがアメリカのキャプテンで大谷が日本のキャプテンで、お互いに戦ったことのないMLB最強のプレイヤーの二人。大谷は最高のピッチャー。トラウトは最高のバッター。それが最後の試合で、最後の最後に対決して大谷がトラウトを三振で打ち取って試合終了って…

どれだけすごいんだよ


考えて見てよ。信じられない。うそみたいな話」

と告げに来る。「うん、うん、そうそう、そうね、うん」と何度もうなずく。わかってるよ。すごいことよ。ほんとに。まだびっくりしてボーっとしてるもん。私も。


侍ジャパンの皆様おめでとうございます!

すごく嬉しいです。感動した!
日本の野球を見ることができて楽しかったです。
ありがとう~💕LOVE LOVE LOVE 最高~!


HITTERS
Japan--------------------
(中左/CF-LF) L.ヌートバー (25)
(右/RF) 近藤健介 (29)
(指投/DH-P) 大谷翔平 (28)
(左/LF) 吉田正尚 (29)
 (中/CF) 牧原大成 (30)
(3B) 村上宗隆 (23)
(1B) 岡本和真 (26)
(2B) 山田哲人 (30)
(遊/SS) 源田壮亮 (30)
(捕/C) 中村悠平 (32)

US--------------------
(右/RF) M. Betts (30)
(中/CF) M. Trout (31)
(1B) P. Goldschmidt (35)
(3B) N. Arenado (31)
(DH) K. Schwarber (31)
(遊/SS) T. Turner (29)
(捕/C) J.T. Realmuto (32)
(左/LF) C. Mullins (28)
(2B) T. Anderson (29)
 (PH-2B) J. McNeil (30)
 (PR) B. Witt Jr. (22)


Pitchers
Japan--------------------
今永昇太 (29)
戸郷翔征 (22)
髙橋宏斗 (20)
伊藤大海 (25)
大勢 (23)
ダルビッシュ有 (36)
大谷翔平 (28)

US--------------------
M. Kelly (34)
A. Loup (35)
K. Freeland (29)
J. Adam (31)
D. Bednar (28)
D. Williams (28)
--------------------

2023年3月20日月曜日

WBC 日本vs.メキシコ 日本が決勝進出!



メキシコ 5 – 6 日本

勝った。日本が勝った。
最後に村上さんが打った~!!!!
とうとう決勝進出です。
明日の対戦相手はアメリカ。ヒャ~


昨日はアメリカとキューバの試合を見ていて、アメリカがキューバを一方的にボコボコにしていたので頭にきて、ヤンキーおやじ言葉爆発で海亀大いに吠えたのですが、後で反省して不満顔の絵文字に書き換えた…昨日はそれぐらい頭にきていた。

やっぱり今年のアメリカは強すぎる。トレイ・ターナーはいかん。あいつは強すぎる…というわけで、このメキシコ戦に勝ってもあのUSAの爆打ちチームと対戦することになるのなら、日本チーム、このメキシコ戦は選手たちが納得のいくゲームさえできればいいと思っていた。

正直メキシコの強さはわからなかった。実は彼らはプールCでアメリカに勝っている。メキシコはそんなに強いのか?それともたまたまそのゲームはアメリカにまだスイッチが入っていなかっただけなのか?

一方日本チームは時差のあるアメリカに来てまだ数日。もう体調は整ったのか。それに今日の試合の会場で、初めて目にするラテン系の応援団もうるさいだろう。派手なラテン系の応援に真面目な侍達は圧倒されるんじゃないか。どうよ。日本…結構辛いんじゃないか?…と正直なところ思った。

それならば、日本チームは勝つことのプレッシャーを感じることなく、のびのびと自分たちペースのゲームをしてくれればいい。だってアメリカでMLBレベルのチームを相手に野球をするなんて、それだけでも素晴らしい経験。


前置きは長くなったけれど…

そんなわけで内心心配しながら、お昼12時半からテレビの前に座る。試合前の解説番組では佐々木さんの事や吉田さんのことを話している。楽しみになってきた。



そして試合開始。

先発ピッチャーは日本が 佐々木朗希さん 21歳。佐々木さんがどんどんストライク・アウト。いい感じ。対する相手のピッチャーはパトリック・サンドバル!おおぉ大谷さんとはエンゼルス対決やないか。サンドバルも頑張っている。

さて両チームとも緊張しているのか…特に日本チームは硬い。いやそれよりも会場の観客もおとなしい?

そして2回裏、吉田正尚さんが打った!やっぱり今日も打ち始めは吉田っち。点にはならなかったけれどまず打つことがいいムードを作る。

4回表、佐々木さんも調子が出てきた様子。身体が大きく動いてる。101マイル100、91…スピードが速い。100を超えると画面の隅に黄色い文字。メキシコ側は打てない。解説が「これは打てないですよ」と言う。佐々木さんが集中してる様子が伝わってくる。

メキシコのヘルメットは緑色のM&Mのようだ。

そして突然メキシコに3ランホームラン!Lウリアスが打つ。うわあああああこれは…。メキシコの観客が騒ぎ始めたぞ。これはいかん。ちょっと私の気持ちが折れるが日本チームは淡々とゲーム。おっとJ侍達、もしかして雰囲気に慣れてきたか?守りは堅実。プレイもこなれてきた。焦るな日本。どうせ相手はサンドバル。

しかしサンドバル君も頑張るね。これくらい今年のエンゼルスでも頑張ってね。

4回裏、日本チームは近藤健介さん吉田正尚さんが打つ。しかしそれにしても今日はゲームが速い。

5回表 ピッチャー  山本由伸さん 

5回裏 ピッチャー  J・アルキーディ

6回裏、メキシコの球がヨレヨレしてきた。

7回表、メキシコの2塁盗塁がセーフかと思ったらアウトに変更。やった。日本に元気がプラス。
 
7回裏、近藤健介打つ!ピッチャー J・ロメロ大谷翔平四球。そして吉田正尚よしだきたーっよしよしよしっよしだが打った~3ランホームラン!同点!吉田さん素敵よ💕 いつもありがとう💕吉田さんは心臓が強い。さすがレッドソックス。

ところが8回表、またメヒコが打った!2点追加。うわわぁあ…そうかそうかそうですか。ピッチャー交代 湯浅京己さん

8回裏、ピッチャー  Jクルーズ 。日本のチームがこなれた感じに見えてくる。もう彼らは緊張していない。技のゲームをやっている。そして山川穂高さんが打って1点追加。ピッチャー Gレイエス

9回表 ピッチャー  大勢さん。すぐにメキシコが3アウト。

9回裏 ピッチャー Gガイェゴス。日本最後のチャンス。今1点差。このままか。あっ大谷さんがいい当たりダブル。吉田さんが四球で周東佑京さんがピンチ走者。1塁と2塁に走者二人。さ~どうよ。次の村上宗隆さんが…

打ったーっ!!!


キターッ壁に当たった大当たり。やったーっその間に大谷さんが走る、そして周東さんがものすごい俊足で滑り込む!あっという間に2点追加で逆転!ギャ~ッ!!!!
うわああああああああっ!

勝った

勝った

勝った

勝った~っ!


え…なんか信じられぬ。すご~い。
勝った。ぇええええええ
びっくりした。

すごいじゃん、すごいじゃんすごいすごいすごいじゃん
喜びをかみしめる
あ~びっくりした。
ふぅ~…なんだ勝ち抜いたわ 
すごいじゃん!!!


それでは記録です

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4回表メキシコ
Uríasが左センターへ3ランHR!TellezParedesと共にスコア +3点。
メキシコ 3 – 0 日本

7回裏日本
吉田正尚が右へ3ランHR!近藤健介大谷翔平と共にスコア +3点。興奮したわ。
メキシコ 3 – 3 日本

8回表メキシコ
Verdugoが中央へダブルでArozarenaがスコア +1点。そうそうArozarenaはまたこのゲームも大活躍。彼はフライをよく取る。そしてParedesが左へ打ってDuranがスコア +1点。またリードされた。
メキシコ 5 – 3 日本

8回裏日本
山川穂高が犠牲フライで中野拓夢スコア +1点。
メキシコ 5 – 4 日本

9回裏日本
村上宗隆がセンターにダブルで大谷翔平周東佑京がスコア +2点。やったーっ!
メキシコ 5 – 6 日本

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最後まであきらめてはいけないのね。すごいな。9回裏、大谷さんがダブルを打ったあとに感情を爆発させて手を振り上げる。あれで皆の気持ちがあがったよね。やっぱり大谷さんはスーパー・スター。

そして村上さん最高。最高最高最高!
ドラマのような逆転!すごいわ~ 😍
大興奮ですよこれは。


テレビの中継は試合の後もしばらく続いていた。大谷さんが一平さんと共に、MLBでおなじみの蝶ネクタイの小柄なレポーターさんのインタビューを受けていた。そして解説のおじさん達の席にはヌートバー君が呼ばれてお話していた。すごく早口で喋ってた。日本のチームが2月から集まって練習してたこと。そして大谷さんが打った時の様子や村上さんのことを話していた。ヌート君アメリカでも有名だ。彼はメディアでの日本チームのスポークスパーソンにもなってくれている ♬

それから佐々木さんのピッチングのことも解説のおじさん達が褒めていた。彼はアメリカでも注目される選手になりました。吉田さんのレッドソックスの契約のことも話していて、特にあのホームランのことは何度も映像をリプレイして褒めていた。そしてドラマチックな村上さんの大ヒットも何度もリプレイ。


いい野球だった。いい気持ち。

もう明日は自由にのびのびと心置きなく自分たちのペースの野球をやってください。結果は勝っても負けてもいい。日本のチームが心残りのないゲームが出来ればいい。今のアメリカチームは異常だからさ。あんな打撃陣は普通じゃないから。もし勝ったらラッキー💕

でも今日の結果がすごく嬉しい
アメリカで勝ててよかったです

応援してます。



HITTERS
Japan--------------------
(中/CF) L.ヌートバー (25)
(右/RF) 近藤 健介 (29)
(指/DH) 大谷 翔平 (28)
(左/LF) 吉田 正尚 (29)
 (走1/PR) 周東 佑京 (27)
(3B) 村上 宗隆 (23)
(1B) 岡本 和真 (26)
 (走2/PR-2B) 中野 拓夢 (26)
(2B-1B) 山田 哲人 (30)
(遊/SS) 源田 壮亮 (30)
(捕/C) 中村 悠平 (32)
 (打/PH) 牧 秀悟 (24)
 (捕/C) 甲斐 拓也 (30)
 (打/PH) 山川 穂高 (31)
 (捕/C) 大城 卓三 (30)

Mexico--------------------
(左/LF) R. Arozarena (28)
(右/RF) A. Verdugo (26)
 (走右/PR-RF) J. Duran (26)
(1B) J. Meneses (30)
(指/DH) R. Tellez (28)
(3B) I. Paredes (24)
(2B) L. Urias (25)
(遊/SS) A. Trejo (26)
(中/CF) A. Thomas (22)
(捕/C) A. Barnes (33)


Pitchers
Japan--------------------
佐々木 朗希 (21)
山本 由伸 (24)
湯浅 京己 (23)
大勢 (23)

Mexico--------------------
P. Sandoval (26)
J. Urquidy (27)
J. Romero (26)
J. Cruz (27)
G. Reyes (29)
G. Gallegos (31)
--------------------


2023年3月16日木曜日

WBC 日本vs.イタリア 日本がベスト4進出!



日本!とうとうイタリアに勝って米国へ!おめでと~!


結果
日本 9 – 3 イタリア

侍ジャパン、日本での最後の試合で勝利!
準決勝進出です!

日本での試合は全試合勝った!すごい~!


まずこの準々決勝にイタリアがプールAを2位で上がってきたことに私はびっくりしました。最初イタリアは弱くなかったっけ? このイタリアのチームも米国でプレイしているイタリア系米国人が多くて、メジャーよりもマイナー・リーグの選手が多い。ということはそれほど強くないのかと思っていた。オランダの方が強いのだろうと思っていた。

だからびっくり。イタリアと言えばフレッチャー兄弟がいるではないか。フレッチと大谷さんが戦う。それは嬉しい。日本からのニュースでイタリア・チームが日本入りして、ラーメンやお寿司を食べたと聞いてにやにやして、久しぶりにフレッチを見たら…あれっちょっとデブッチになってる?それよりもフレッチにあの青は似合わないわ。フレッチは赤が似合う。エンゼルスがあの青のユニフォームだったら私はフレッチのファンにならなかったかも…というぐらい似合ってないぞ?😁

というわけでまた午前0時からテレビの前に座る。  


ピッチャーは大谷さん。そうそうそういえば大谷さんはエンゼルスの都合でWBCのアメリカの試合では投げないと聞いた。なんだとぉ!トラウトと戦えないのか。これはアメリカのインボーに違いない。大谷さんとJ侍達が強すぎるから、WBCとしては飴ちゃんに恥をかかせたくないに違いない…などとインボー論を考えずにはいられない。なんだ飴ちゃんはカワードチキン野郎じゃねぇか。飴ちゃんはJ侍が怖いのか。ふふ。でも強い侍は大谷さん以外にもたくさんいますよ。ふふふ

というわけで、大谷さんがスターター・ピッチャー。なんの心配も無し。頼りにしてます。ぽんぽんストライクアウトが決まって、これは試合も早く終わりそう。

アメリカのテレビでの日本の試合の解説は、元エンゼルスの実況解説のホセ・モタさんだったのね。久しぶり~💕


それでは記録です。

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先発ピッチャーは
日本が 大谷翔平
イタリアが R・カステラーニ

3回表イタリア
フレッチが打った!スコアに繋がらず。

3回裏日本
ピッチャー J・ラソーラ吉田正尚ショートゴロで近藤健介スコア +1点。岡本和真 が左へ3ランホームラン!大谷翔平村上宗隆スコア +3点。
日本 4 – 0 イタリア
なんと大谷さんがバントォ!ぉおおおおおおびっくりした。近藤さんが3塁へ。そしてよしよしよしよしだがキターっ吉田っちがまた打ったーっ!近藤さんスコア! 吉田さんすごーい!このお方は毎回打ちますね。安心の吉田様いいわ~。J侍の雰囲気があがってきた。そして岡本さんがホームラン!!!!!キャ~ッ!3回裏で4点も入りましたよJ侍。イタリアのブルペン大忙しで練習中。もうなんか…J侍勝てるかも。

4回裏日本
ピッチャー Aパランテ

5回表イタリア
ドミニク・フレッチャー(フレッチの弟)が右へ打つお兄ちゃんデビッド DeLuzio がスコア +2点。フレッチの弟君やるね。ピッチャー 伊藤大海
日本 4 – 2 イタリア


5回裏日本

村上宗隆がセンターへダブル!!!!大谷翔平スコア! +1点。ここから日本がどんどん打つ。岡本和真が右へダブルで村上宗隆吉田正尚がスコア +2点。ピッチャー Vニットーリ
日本 7 – 2 イタリア
5回で5点差。ますます安心。選手たちの心理的な負担が軽くなりました。嬉しいですね。

6回表イタリア
ピッチャー 今永昇太

6回裏日本
ピッチャー Jマルシアーノ

7回表イタリア
ピッチャー ダルビッシュ有。ダル様がピッチャーよ。なんと贅沢な。ダル様もどうやらアメリカでのWBCの試合では投げないらしい。そしてダル様にとっては日本で投げるのは最後だろうということで感慨深いものがあったのだそうです。

7回裏日本
吉田正尚 ホームラン!+1点。キターよしよしよしだだっ!吉田さん本当にすごいのね。彼は毎回打つ。ピッチャー M・フェスタ源田壮亮が右へ打って村上宗隆がスコア +1点。源田さんは小指骨折なのに打つ。すごい。もう日本が勝つ。
日本 9 – 2 イタリア

8回表イタリア
ドミニク・フレッチャーがホームラン!+1点。弟フレッチ25歳は現在アリゾナダイアモンドバックスのマイナーリーグの選手だそうですがいい仕事してます。大活躍。
日本 9 – 3 イタリア

8回裏日本
ピッチャー Mスタンポ

9回表イタリア
ピッチャー 大勢

その後、日本チームは守りでも素晴らしいファインプレイをしてました。やっぱ日本は野球がうまい。毎回思う。さあ勝った!準決勝進出!!!おめでとー!

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勝ちましたね。

試合が終わったのはこの地の午前3時半。ワタクシにとっては朝の4時まで起きているのもこれが最後。ほっとする。
さて舞台は米フロリダのマイアミへ!!


ところで、このイタリア戦の前の日本チームの声出しの動画を見た。ヌート君の言葉がいい「今日のゲームが俺たちをマイアミに連れていく…俺たちのゲームをしようぜ、そして今夜飛行機の中でパーティしよう…」すると皆が「うぇえええぃ」と盛り上がる。ヌート君の力強い言葉。元気が出る。このお方は日本のチームの強さを倍増させてると思う。すごいね。そして日本チームは勝った!
 

それにしても日本は強い。最初の試合から簡単に毎回勝ち続けた。安定して強い。日本の野球ってこんなにうまくて強いんだ。すごいわ。面白い。米のメディアも日本を優勝有力候補にあげているそうです。そうですよね。だってあれだけ上手いピッチャーが沢山いて、あれだけ打てるんだもの。納得する。
 
日本のチームが今までと同じように自信をもって、場の空気に飲まれることなく自分たちのゲームを、気負わず、落ち着いて、いつもの力を出せれば、侍Japan はきっと大丈夫。

これからもがんばれ~
応援するわ


HITTERS
Japan--------------------
(中/CF) L.ヌートバー (25)
(右/RF) 近藤健介 (29)
(投指/P-DH) 大谷翔平 (28)
(左/LF) 吉田正尚 (29)
 (2B) 山田哲人 (30)
(3B) 村上宗隆 (23)
(1B) 岡本和真 (26)
(2B) 牧秀悟 (23)
 (左/LF) 牧原大成 (30)
(遊/SS) 源田壮亮 (30)
(捕/C) 甲斐拓也 (30)
 (捕/C) 中村悠平 (32)

Italy--------------------
(左/LF) S. Frelick (22)
(遊/SS) N. Lopez (28)
(右/RF) Do. Fletcher (25)
(捕/C) B. Sullivan (29)
(1B) V. Pasquantino (25)
(2B) M. Mastrobuoni (27)
(指/DH) V. Friscia (26)
 (打指/PH) A. Mineo (28)
(中/CF) B. DeLuzio (28)
(3B) Da. Fletcher (28)


Pitchers
Japan--------------------
大谷翔平 (28)
伊藤大海 (25)
今永昇太 (29)
ダルビッシュ有 (36)
大勢 (23)

Italy--------------------
R. Castellani (26)
J. LaSorsa (24)
A. Pallante (24)
V. Nittoli (32)
J. Marciano (28)
M. Festa (30)
M. Stumpo (26)
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というわけでこれからの米国フロリダ州マイアミでのスケジュールは
(米国現地時間)

CとDの準々決勝
3月17日(金)結果 プエルトリコ 4 - 5 メキシコ
日本の次の対戦相手が決まりました。メキシコです。前のUSAチームとの対戦でメヒコがアメリカをやっつけてる😃ウヒャヒャ と笑ったのだけど、日本と対戦することになっちまった。でもこれは勝てる。

3月18日(土)結果 アメリカ 9 - 7 ベネズエラ
アメリカ勝った。なんだつまんねーヨ!今まで(絶対勝ちそうなUSAチームが)やる気なさそうにだらだらやってきて最後でやっと本気を出しやがった。ベネズエラと死闘。アルトゥーベちゃんは負傷。全くフェアじゃないよな。ベネズエラに勝って欲しかったわ。明日USAはキューバと対戦です。

準決勝
3月19日(日)結果 キューバ 2 - 14 アメリカ
茫然と立ち尽くす。飴ちゃんキューバ君をボコボコにしやがった。つまんねー試合 😩 頭にきたので途中から音を消して他の事やってた。モー誰でもいいから飴のヤロウをぼこぼこに叩いてほしいワネ。

3月20日(月)結果 メキシコ 5 – 6 日本
日本勝ちました。すごいじゃ~ん😍

決勝
3月21日(火)結果 アメリカ 2 – 3 日本
勝ちました~!!!!優勝!😍


18日の「USA vs. ベネズエラ」がアメリカでは一番盛り上がりそう。私はアメリカはベネズエラに勝てないと思う。アメリカは全然打ててない。まだ気持ちがひとつになってないのかな。
▲ 追記 3月18日 アテクシの予想が全然当たらん!米×ベネズエラ戦 アメリカが勝ったわ。
▲ 追記 3月19日 米×キューバ戦 やっぱり米が勝ったわ ナンダナンダ…😩



2023年3月12日日曜日

WBC 日本vs.オーストラリア 日本が準々決勝進出!



日本またまた勝利。準々決勝進出決定。

結果
日本 7 – 1 オーストラリア

勝った!「オーストラリアは強そうだしどうかな」と思っていたのに全く心配なかった。ほぼ完全勝利…と思ったらオーストラリア、なんと9回裏にホームランで1点だけはいった。最後にすごいねぇ。

日本はこの試合の前から準々決勝進出が決まっていたそうです。だからもしかしたら両チームともリラックスしていたのかも。日本には特にそれを感じた。もう進出が決まっているからのびのびと自由にやったら1回2回でどんどん点が入った。

なにより大谷さんの3ランホームラン!!!やった~!!!!!拍手!興奮したわ。すごい打ち方。しっかりと球をとらえたと思ったら、その直後に全身で球を飛ばしてますね。それで球がぐーんと伸びる。ものすごいパワー。あの打ち方にはあの腕の大きさが必要なのだろう。すごいですね。ほれぼれ。

さてこれで日本はプールBで全勝して1次ラウンド1位突破!会場の応援の人々もうれしそうだ。みんなハッピー。嬉しいね。

準々決勝はプールAのイタリアだそうです。ぇえええフレッチのチーム?嬉しいな。


それでは記録です

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先発ピッチャーは
オーストラリアが W・シェリフ 
日本が 山本由伸

1回表
大谷翔平が右センターへホームラン!L・ヌートバー近藤健介がスコア +3点。ピッチャー Lウィルキンス
日本 3 – 0 オーストラリア

2回表
L・ヌートバーがセンターへ中野拓夢スコア +1点近藤健介が右へダブルでL・ヌートバーがスコア +1点
日本 5 – 0 オーストラリア

4回表
中村悠平ヒットL・ヌートバー四球。ピッチャー B・タウンゼント近藤健介四球。無死満塁大谷翔平四球歩いて中村押し出しスコア +1点
日本 6 – 0 オーストラリア

5回表
ピッチャー L・ドーラン中村悠平が右へダブルで岡本和真スコア +1点
日本 7 – 0 オーストラリア

5回裏
ピッチャー 高橋奎二

6回表
ピッチャー T・ヴァンスティーンゼル

7回裏
ピッチャー  大勢

8回表
ピッチャー  Jガイヤー

8回裏
ピッチャー  湯浅京己

9回表
ピッチャー  Sホランド

9回裏
Hallが右センターへホームラン +1点。ピッチャー 髙橋宏斗
日本 7 – 1 オーストラリア 

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結局この試合も朝の3時半まで起きていて最後まで見た。スターターのピッチャーは山本由伸さん。山本さんもストライクアウト8本!すごい~!

バッターのヒットも沢山。そして守備もファインプレーが沢山あったと思う(眠かったので覚えていないけれど)。いいプレーがあった。


今回私は日本の野球をほぼ初めて真剣に見ているのだけれど、日本には上手いピッチャーがたくさんいる…ということを知った。これは今後、米や中南米のバッター達との勝負が楽しみになってきた。

昨日「日本の野球のやり方がメジャーとは違う気がする」と書いたのですが、やっぱり雰囲気が違いますね。日本人は勤勉…努力を美徳とする国民性の上に技を磨くので、結果職人のように野球が上手い選手が多いのかも…と思い始めた。日本のピッチャーは動きに無駄がなく丁寧で正確。バッターも無駄に力を入れずに楽々と当てているように見える。綺麗な野球。

それが米国や中南米の、パワーと勢いで押していくプレイスタイルとは全く違って見える。

大谷さんのすごさは、日本の野球の丁寧さに身体の大きさによるパワーも加わっているからでしょうか。鬼に金棒だな。だから彼は特別なのですね。

野球はアメフトと違って(オット…ゴメンヨ )身体が大きければいいスポーツではないですからね。日本の野球が強いのは、プレイヤーが身軽で動きが機敏で技も正確…職人的な野球だからなのだろう…と思った。

職人的、丁寧な野球の日本チームと、体力と勢いのブルドーザー的な中南北米エリア。WBCは、日本とアメリカの質の違う野球の戦いになるのかもしれません。面白いです。(もう日本が勝ち抜けるつもりでいる)


今これを書いているハワイの午後3時過ぎ、プエルトリコとベネズエラ戦をやってますが、やっぱり彼らは真剣。ごっついパワフルな野球。豪快な熱い試合をやってる。ベネズエラが強いな。今 「べ 9 – 2 プ 」でベネズエラがリード中。ベネズエラはユニフォームも(南国の鳥のように)派手派手で気合が入っている。彼らにアメリカを叩いて欲しくなってきたわ笑。


HITTERS
Japan--------------------
(中/CF) L.ヌートバー (25)
(右/RF) 近藤健介 (29)
 (右/RF) 牧原大成 (30)
(指/DH) 大谷翔平 (28)
 (打指/PH-DH) 山川穂高 (30)
(3B) 村上宗隆 (23)
(左/LF) 吉田正尚 (29)
 (左/LF) 周東佑京 (27)
(1B) 岡本和真 (26)
 (打一/PH-1B) 牧秀悟 (24)
(2B) 山田哲人 (30)
(遊/SS) 中野拓夢 (26)
(捕/C) 中村悠平 (32)
 (打捕/PH-C) 大城卓三 (30)

Australia--------------------
(右/RF) T. Kennelly (36)
 (RF) J. McArdle (24)
(指/DH) A. Hall (23)
(2B) R. Glendinning (27)
 (PH) J. Bowey (26)
(3B) D. George (30)
 (3B) L. Spence (24)
(中/CF) A. Whitefield (26)
 (PH-CF) A. Campbell (31)
(1B) R. Wingrove (22)
(遊/SS) L. Wade (31)
 (PH-SS) J. Dale (22)
(捕/C) R. Perkins (28)
 (C) R. Battaglia (30)
(左/LF) U. Bojarski (24)


Pitchers
Japan--------------------
山本由伸 (24)
高橋奎二 (25)
大勢 (23)
湯浅京己 (23)
髙橋宏斗 (20)

Australia--------------------
W. Sheriff (20)
L. Wilkins (33)
B. Townsend (21)
L. Doolan (24)
T. Van Steensel (32)
J. Guyer (28)
S. Holland (29)
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★追記 その後の結果
ベネズエラ 9 – 6 プエルトリコ 
ベネズエラ強いね。勝ち進みそう。

そして
アメリカ合衆国 5 – 11 メキシコ
メヒコがアメリカをボコボコにやっつけてたぞ 😃ウヒャヒャ  これで飴ちゃんは目が覚めるかな。




2023年3月11日土曜日

WBC プールC★米 vs. 英/プールD★ドミニカ共和国 vs. ベネズエラ



午後に見たプールCとDの試合の印象を少しだけ。
まずは敵を知るべし。


プールC 米 6 – 2 英

アメリカと英国の試合。アメリカはメジャーリーグ最強バッターを揃えるチーム。一方英国のメンバーの多くは在米の英国人+英国系米人。アメリカのマイナーリーグやローカルのチームの選手たちが多い。つまりはこの試合、メジャーとマイナーの試合のようなものと見た。

それならアメリカが圧勝かと言ばそうでもなかった。1回表に英国がホームランで1点入れたが、その後のアメリカに点が入らない。え?マイナーリーグ・レベルの球が打てないの?

そして心配していたアメリカのピッチャー問題。今日の米チームのピッチャーは球が遅い。80マイルあたりで投げる。まさかメジャーとは思えないほどののんびり具合。これは…やっぱり米チーム、ピッチャー不足が大問題なのではないか??

そしてそれ以上にアメリカのチームは雰囲気がゆるい。なぜ?
もしかしたら米チームはまだまとまっていないのではないか?

アメリカは3回裏からやっと打ち始めた。そして4回でシュワーバーがホームラン。しかしあまり面白いゲームではなかったので脱落して休憩することにした。結果は勝ったみたいだけれど、このアメリカのチームはあまり強くないのかも。実は数日前、彼らは練習試合でサンフランシスコ・ジャイアンツに負けている。

もちろん彼らが本気を出せば強いのだろうけれど、どうもプレイヤー達にやる気がなさそうに見えるのはいけない。「どうせ勝てるのだから」とのんびり構えているかのようにも見える。チーム内で誰かがヒットを打てば「あ、おれも打とうかな」とちょっとやる気を出すが、そもそもどの選手もこのWBCをあまり真剣に捉えていなそうに見えた。お祭りぐらいに考えてるのかも。きっと彼らは南米勢と当たる時は焦って本気を出すのだろうと思う。


プールD ドミニカ共和国 1 – 5 ベネズエラ

アメリカと英国のゆるい試合と同時に行われていたのがドミニカ共和国とベネズエラの試合。これは…もうこれが決勝でいいんじゃないかと思った。

両チームとも選手達はメジャーの最強クラスがぞろぞろ。去年のワールド・シリーズで見たような選手達がたくさんいる。そしてなによりも一番のアメリカチームとの違いは、彼らは全員やる気満々。全員本気で勝ちにきている。南米の、いつもはアメリカに出稼ぎに来ている選手たちが、今回は国を背負って皆でなんとしてでも勝とうと頑張っている。その気合が見えた。彼らを応援する観客もまた熱狂。会場の熱量が米英戦とは全く比べ物にならない。この南米の国々のプライドをかけた真剣勝負に、(外から刺激を受けなければやる気が出せない)ゆるいUSAチームが勝てるのかと疑問に思い始めた。アメリカは、もしかしたら準々決勝でプールDを勝ち抜いた南米チームに負けるかもしれない。


プールCの試合が終わったら、プールBの韓国とチェコの試合がやっていたので見る。
結果は 韓国 7 – 3 チェコ
途中からチラチラ見て、イケメンのマレク・フルプ選手が出てきたらじっくりみてにやにやした。


日本の準々決勝進出も決まったそうです。おめでと~。
今夜のオーストラリア戦は途中まで見ようか。



WBC 日本vs.チェコ



毎日嬉しいニュースが続きます。今日も勝利!

結果
日本 10 – 2 チェコ

よしよしよし!
今日の先発投手は佐々木朗希さん。2001年生まれの21歳。このお方の評判はネットでのニュースからも伝わってきてました。「100マイル以上で投げる若い選手がいる!」見たい。見たい見たい見たい。佐々木さんを見るのを楽しみにしてた。

そして佐々木さん登場。今日は旦那Aも「見る」とソファーに座る。そして佐々木さんの投げる球が102マイル(164キロ)を出すと「ほォ~こんなに速い球はメジャーにもあまりいないんだよ」と言う。おお、そうなの?すごいね。すごいねすごいね。…と思っていたら1回からチェコのイケメンが打った!ぉおおおおっ!そしてスコア!あ~びっくりした。

一方チェコのピッチャーの球はゆるい。おいっ82マイルで投げてますよ。そして日本のバッターが打てない!ぅわ~…これは調子狂うね。いつも95マイル以上で打ってるから80マイルぐらいは打てないらしい(笑)。…と心配していたら3回に吉田さんが打ったっ!きたーっまた吉田だっ!よしよしよしよしよしだだっ!そしてそこから侍がぽんぽん打ち始めた。

そして佐々木さんはストライクアウトをどんどん出す。すごい~。かっこいい。佐々木さんかっこいいわ。かわいい。かわいいかわいい…LOVE。オバチャンは 佐々木選手に魅了されてしまいました。ファンになった。応援するわ。あの細い身体からどうしてあんなに速球が投げられるのだろう。不思議ね。これからどんどん大きくなる選手。楽しみです。なんとみずみずしい若者…横顔が綺麗。ほれぼれ。佐々木さんを見ていて何度も涙が出そうになった。

佐々木さんのストライクアウトは8本!拍手!素晴らしい素晴らしい。大きな拍手!

ところでこのWBCでは、投手の投げる回数の上限があるらしくて、このレベルでは65本。佐々木さんは66か67本あたりで終了。 佐々木さんが投げ終わった後、カメラが彼の様子を追っていた。しばらくベンチにいる彼の横顔を映していた。その直後に日本の旗が画面に大写しになった。また涙が出そうになる。


そして宇田川優希さんに交代。宇田川さんもスパっとストライクアウトを1本!そしてその後、今日のもう一人のスター宮城大弥さん登場。なんと彼はその後の5回を投げ続けた!すごいすごいすごい~。宮城さんもストライクアウト7本!大きな拍手!ちょうどゲームが終わったのが、宮城さんが68回を投げたときだったそうだ。完璧です。


さて対戦相手のチェコの方々。かっこよかった。もう男臭いおとなの男勢ぞろい…と言う印象。すごいね。彼らが実はアマチュアで他の仕事もなさっていると聞いてまた驚いた。仕事の後に練習してるのかな。努力家なのね。さわやかな印象の素敵なチーム。

ハンサム揃いのチェコ勢。特にワタクシがおぅと思ったのは、マレク・フルプ/Marek Chlup(クルプ?)さん。ヒエ~かっこいぃ~。モデルさんみたいなお顔。24歳。マレクさんは今アメリカの大学でプレーしている若手外野手。この彼がアメコミ?アメコミからそのまんま出てきたような筋肉。ま~なんていい男なんでしょうとほれぼれ。シャープなお顔にまっすぐな太い首。その下にもりもりもりっと大きな肩、腕、胸…そしてきゅっと締まったウエスト、その下の大きなフトモモ。すげ~アメコミ体形だわ。いいね。彼はもうアメリカでプレーしていて成績がいいのならメジャーから声がかかるかも。アメリカの女性達にモテそうだ。マレクさんのことは記録しておこう。キンニク~


それでは記録です

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先発ピッチャーは
日本 佐々木朗希 
チェコ O.サトリア

1回表 チェコ
エラーによりM・Chlupがスコア +1点
チェコ1 – 0 日本

3回裏 日本
吉田正尚が左ダブルで村上宗隆近藤健介がスコア +2点山田哲人が左で吉田正尚がスコア +1点
チェコ1 – 3日本

4回表 チェコ
 ピッチャー 宇田川優希

4回裏 日本

ピッチャー Lフラウチ。 L・ヌートバーがセンターで中野拓夢スコア +1点近藤健介が右ダブルでヌートバーがスコア +1点大谷翔平が右ダブルで近藤健介スコア +1点吉田正尚がセンター犠牲フライで大谷翔平スコア +1点。 ピッチャー J・トメック
チェコ1 – 7日本

5回表 チェコ
ピッチャー 宮城大弥。 M. Cervenka ショートゴロの間にV. Mensikスコア +1点
チェコ2 – 7日本代打

5回裏 日本
牧原大成が左シングルで中野拓夢スコア +1点
チェコ2 – 8日本

6回裏 日本
ピッチャー T・デュフェク 

8回裏 日本
(代打)牧秀悟ホームラン! +1点。 山川穂高が右に犠牲フライで村上宗隆スコア +1点
チェコ2 – 10日本

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いい試合だった。佐々木さんがどんどんストライクアウトで回が速く進んだ。午前0時から見始めたこの試合が終わったのは3時30分ごろ。

勝ち続けて日本の選手の方々が皆笑顔。観客も皆笑顔。すごくいい雰囲気。

私は普段はメジャーばかり見ていて、日本の野球を久しぶりに見ていてるのだけれど、日本の野球はプレーの仕方が違う気がする。面白いです。ピッチャーが上手い人が多いので、これから彼らがUSAチームの最強バッター軍を相手にどこまでいけるか。それから日本のバッターもよく打っているので、これから対峙することになる南北米エリアの剛腕投手達からどこまで打てるのか。それが楽しみです。

今日の午後はUSAチームの初戦をチェックする。

今夜は日本とオーストラリア。オーストラリアは強そうなので、どこまでいけるか。
今夜も見る。


HITTERS
Japan--------------------
(中/CF) L.ヌートバー (25)
 (中/CF) 牧原大成 (30)
(右/RF) 近藤健介 (29)
 (右/RF) 周東佑京 (27)
(指/DH) 大谷翔平 (28)
 (PH-DH) 牧秀悟 (24)
(3B) 村上宗隆 (23)
(左/LF) 吉田正尚 (29)
 (左/LF)岡本和真 (28)
(2B) 山田哲人 (30)
(1B) 山川穂高 (31)
(遊/SS) 中野拓夢 (26)
(捕/C) 甲斐拓也 (30)

Czech Republic--------------------
(遊/SS) V. Mensik (24)
(指/DH) E. Sogard (36)
 (PH-DH)P. Zyma (33)
(中/CF) M. Chlup (24)
(捕/C) M. Cervenka (30)
 (捕/C) D. Vavrusa (31)
(右/RF) M. Mensik (30)
 (右/RF) J. Grepl (23)
(1B) M. Muzik (26)
 (PH)M. Prokop (20)
(左/LF) W. Escala (24)
 (PH)A. Dubovy (30)
(3B) F. Smola (25)
 (3B) J. Kubica (25)
(2B) J. Hajtmar (35)


Pitchers
Japan--------------------
佐々木朗希 (21)
宇田川優希 (24)
宮城大弥 (21)

Czech Republic--------------------
O. Satoria (26)
L. Hlouch (22)
J. Tomek (31)
T. Duffek (33)
F. Capka (24)
J. Rabinowitz (35)
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2023年3月10日金曜日

WBC 日本vs.韓国



よしよしよしよしっ勝たっ!!!

結果
日本 13 – 4 韓国

よしよしっ日本チーム頑張りましたっ!おめでと~。もうプールBはいけるでしょう。あと残りの試合は、チェコは大丈夫。オーストラリアは強そうなので予想できないけれど。侍ジャパン行けそうだ。

とにかくこのWBC、ラスボスはUSAチーム。しかし南米各国にもメジャー・リーガ―が散らばっているのでどこが強いのかわからない。過去の成績を見たらプエルトリコか。しかしドミニカ共和国やベネズエラもわからない。それでもUSAチームが強いのはお約束。あの最強バッター陣は怖い。


さてまたまた昨夜/今朝ハワイ時間午前0時開始の韓国戦。結局4時の8回表まで起きて見ていた。日本13対4韓国!圧勝です。すごかった。色んなドラマがあってすごく面白いゲーム。


それでは展開を…
ESPNの記録を見ながら振り返る

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先発ピッチャーは
日本 ダルビッシュ・有 
韓国 K.H.キム/K. Kim
今日はダル様がピッチャーよシャープでりりしいお顔がかっこいいわ。 


3回表 
E. Yangが左センターへホームラン!Kangと共にスコア +2点!そしてJu. Leeが右に打ってKimスコア +1点
日本0 – 3 韓国
ぉおおおおおっ韓国いきなりホームランか。やるなぁ。これは油断できない。最初のHRでダル様が焦ったか。韓国が打ち始めた。

3回裏
L・ヌートバーがセンターへ打ったぞ!源田壮亮スコア +1点。ヌ~ト君ありがとー!そこから近藤健介センターにダブルで中村悠平スコア +1点吉田正尚がセンターへ打って近藤健介L・ヌートバーがスコア +2点 ピッチャーT.I. Won。
日本4 – 3 韓国
ぉおおおおおおおヌートバー君が皆を元気づけたか?みんな打ち始めたぞ。侍元気が出てきた。沢山打たれて韓国のピッチャーがナーバスになったか。精神力の戦ですね。

4回表 
ピッチャー 今永昇太

5回裏
近藤健介センター右へホームラン!+1点。ピッチャー B. Gwak。吉田正尚犠牲フライで大谷翔平スコア +1点。ピッチャー C.W. Jeong。
日本6 – 3 韓国
また日本が打つ!よしよし。近藤さん吉田さんが打つ。

6回表
K. Park 右へホームラン!+1点
日本6 – 4 韓国

そして怒涛の
6回裏
ピッチャー Y.S. Kim。近藤健介 無死満塁歩いて中野拓夢押し出しスコア +1点。ピッチャー W.J. Kim。大谷翔平右へ打って中村悠平スコア +1点村上宗隆左へ犠牲フライでL・ヌートバーがスコア +1点吉田正尚右へ打って近藤健介スコア +1点。ピッチャー W.Y. Jung。岡本和真左へ打って大谷翔平がスコア +1点
日本11 – 4 韓国
この回、ほんとにすごかった。日本勢がどんどん打つ。満塁ばっかりになっちゃってすごいすごい。この頃眠くてぼ~としながら見てたけど、点が入るたびにひゃ~パチパチ手を叩いて喜ぶ。野球楽しいね。

 7回表
ピッチャー 宇田川優希。

7回裏
ピッチャー C.M. Koo。ピッチャー E. Leeワイルドピッチで中野拓夢スコア +1点。満塁 吉田正尚歩いて押し出し代走牧原大成スコア +1点。ピッチャー S.W. Park。
日本13 – 4 韓国
ひゅ~またスコア。すごいよ。しかし長いゲームだ。

8回表
ピッチャー 松井裕樹。

9回表
ピッチャー 髙橋宏斗。


8回表が終わったら午前4時になったので眠ることにした。歯を磨いていたら試合が終わったことを知る。日本勝利!!!

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皆さんすごかったですね~。特に吉田さんが打つ打つ打つ。近藤さんも打つ打つ打つ。大谷さん村上さん岡本さん中野さんも打つ。そして何よりも皆が打ち始める勢いを作ったヌートバーさん!彼は出れば間違いなく打つ!そして外野ではとにかく必死にキャッチ。見事なスライディング/ダイビング・キャッチ。すご~い。本当に頼もしいね。彼は前日の中国戦でも活躍していたし、素晴らしい。かわいい愛されキャラ。ありがとう

しかしこの試合を見て思った。野球は選手の心理状態が大きく影響しますね。韓国のピッチャーはプレッシャーで大変だったのだろうと思う。特に6回7回はきつかった。会場の応援もほとんど日本人だし。辛かったと思う。お疲れ様です。


さて中国戦では、侍がもっと打たんといかんと文句を書いていたのですがこの試合は侍よく打った。いいですね。素晴らしい。

今後の話ですが、今回のUSAチームのピッチャーはあまり有名な人が出ていないのですよ。たぶんレギュラー・シーズン前なので最強クラスは意図的に出さなかったのではないかと思う(シーズン前に怪我をされてはチームが困る)。

米メジャーの最強レベルのピッチャーでWBC出ているのはメキシコのウリアスドミニカ共和国のアルカンタラぐらいか。だからUSAチームは最強バッターの強さだけで勝とうとしているのでしょう。

そんなわけでUSAチームと戦うことになったら、彼らは打って打って打ちまくるので、日本もとにかく打たねばならぬ。大谷さんとヌートバーさんはメジャーで慣れているだろうから、吉田さん近藤さんもこの試合のように、そして他の皆さんにもがんがん打って欲しい。❤❤❤❤

今夜も見る。


HITTERS
Japan--------------------
(中/CF) L.ヌートバー (25)
 (PR-CF) 牧原大成 (30)
(右/RF) 近藤健介 (29)
(指/DH) 大谷翔平 (28)
(3B) 村上宗隆 (23)
(左/LF) 吉田正尚 (29)
 (走/PR-LF) 周東佑京 (27)
(1B) 岡本和真 (26)
(2B) 牧秀悟 (24)
(遊/SS) 源田壮亮 (30)
 (遊/SS) 中野拓夢 (26)
(捕/C) 中村悠平 (32)
 (PH-C) 大城卓三 (30)

Korea--------------------
(2B) T.エドマン/T. Edman (27)
(遊/SS) キム・ハソン/H. Kim (27)
(中/CF) イ・ジョンフ/J. Lee (24)
(1B) パク・ビョンホ/B. Park (36)
 (1B) パク・ヘミン/H. Park (33)
(左/LF) キム・ヒョンス/H. Kim (35)
 (左/LF) チェ・ジフン/J. Choi (25)
(右/RF) パク・コンウ/K. Park (32)
(指/DH) カン・ベクホ/B. Kang (23)
(捕/C) ヤン・ウィジ/E. Yang (35)
(3B) チェ・ジョン/J. Choi (35)


Pitchers
Japan--------------------
ダルビッシュ有 (36)
今永昇太 (29)
宇田川優希 (24)
松井裕樹 (27)
髙橋宏斗 (20)

Korea--------------------
キム・グァンヒョン/K. Kim (34)
ウォン・テイン/T. Won (22)
グァク・ビン/B. Gwak (23)
チョン・チョルウォン/C. Jeong (24)
キム・ユンシク/Y. Kim (22)
キム・ウォンジュン/W. Kim (29)
チョン・ウヨン/W. Jung (23)
ク・チャンモ/C. Koo (26)
イ・ウィリ/E. Lee (20)
パク・セウン/S. Park (27)
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2023年3月9日木曜日

WBC侍ジャパンの初戦(中国戦)を見た



真夜中の11時58分に「あ そうだ今日の試合の開始は0時じゃん」とシャワーを浴びに行く。先に風呂に入る。

ESPNの記録を見ながら振り返ろう

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0時30分が過ぎてテレビの前に帰ってきたらすでに2回。


先発ピッチャーは
日本  大谷翔平
中国  ワン・シャン


1回裏日本 
L.ヌートバーセンターへ。近藤健介四球。大谷翔平四球。満塁。村上宗隆四球押し出しL.ヌートバースコア  +1点。
日本 1 – 0 中国

よしよし。投げるのは「大谷さんだわ」大谷さん久しぶり。やっぱりかっこいいなぁ。小さな頭にがっしりと大きなおカラダ。彼ほどスタイルのいい人はメジャー・リーグにもあまりいない。あまりにスタイルが良すぎて漫画からそのまま出てきたみたい。完璧なスタイル。長いまっすぐな脚。長いフトモモ。ふぅすごいね~。❤❤❤

さて試合そのものは、1 – 0 からなかなか点が入らない。私は中国の野球がどれぐらいなのかは全く知らないが、それにしても中国の選手で米のメジャーリーグの選手はほぼいないのですよね。だからあまり強くないのだろうと思っていた。それなのに侍ジャパン、もしかして中国を相手に苦戦してる?

2回裏日本
ピッチャー  ワン・ウェイイー

そんなわけで3回の裏まで 1 – 0。

4回裏日本
大谷翔平左へダブル!4回の裏に大谷が打った~!近藤 健介L.ヌートバーがスコア。  +2点。 ピッチャー スン・ハイロン
日本3 – 0 中国。よしよし。

5回表中国
ピッチャー戸郷翔征。

そしてまたまた点が入らん。

6回表中国
リャン・ペイが左へホームラン!
日本3 – 1 中国

 6回裏日本
ピッチャー スー・ジャンロン

 7回裏日本
牧秀悟 右センターへホームラン!  +1点。
日本 4 – 1 中国

8回表中国 
ピッチャー  湯浅京己

 8回裏日本
ピッチャー イー・ジェン
そして運命の8回裏。山田哲人が左へ打って大谷翔平がスコア!  +1点。そして満塁で源田壮亮が押し出されて吉田正尚スコア。  +1点。  ピッチャー ワン・ユーチェン。 甲斐拓也 が左にダブルで岡本和真山田哲人がスコア~!!  +2点。
日本 8 – 1 中国
一気に4点~!この辺りは眠くてぼ~っと見ていたので、今米のESPNのネットの情報を見て書いてる。このあたりにヌートバーさんが心配する監督さんに「大丈夫大丈夫」みたいな様子で打ってましたね。彼はかわいい。このころ多分朝の3時半ごろ。起きててよかった。ふぅ。 

9回表中国
ピッチャー 伊藤大海。

そして試合終了!朝の4時頃。

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結果 

日本8 – 1 中国

やったー!勝った勝った!! 起きててよかった。
これで調子が出てどんどん勝ち進んでほしい。

頑張れっ!


日本を応援しますよ。


しかしそれにしても最初は日本チームは緊張していたんでしょうかね。最初は打てていなかったですね。その様子を見ていて「ありゃ~これは大丈夫か」と思ったのよ。というのもワタクシ普段はメジャーリーグしか見ていないのだけど、言いたいのは「メジャーリーグはパワーがすげえよ。ハンパねぇよ」と。

私、日本のプロ野球は今までに大谷さんやダルビッシュ様やイチロー、ゴジラとメジャーリーガーを出してきているので、もう今回のWBCのプールBなんて楽勝だと思っていた。日本チームはプールBのアジア/パシフィック圏なんて全チーム簡単に蹴散らして、アメリカや南米勢と競い合うものだと思っていた。だから(中国の野球の強さは知らないけれど)プールB内で苦戦してたら、どうにもならんぜ。…とちょっと思った。

ピッチャーはいい。大谷さん、ダルビッシュ様、それに佐々木君というハンサム剛腕選手も噂に聞く(楽しみ)。昨日の戸郷さんもストライクを7つも取った。だからピッチャーはいい。あとは打って打って打ちまくれなのですよ。頑張ってくれ。

メジャーリーグの選手、強いですよ。手ごわい。今回の米チームのピッチャーは知らない人が多いが、バッターにはすごい選手がいる。トレイ・ターナー、ム―キー・ベッツ、カイル・シュワーバー、マイク・トラウトがいる。最強レベル。強すぎ。打ちますよ彼らは。ものすごい打つ。無茶苦茶打つ。すげぇよ。南米もメジャー・リーガーが多いのでいい選手が多い。彼らも手ごわい。

いや~頑張ってほしいわ。バッター皆頑張ってくれ~。日本に勝って欲しいわ。


昨夜日本+中国戦と同じ時間に、イタリアとキューバが試合をしていた。テレビで放送していないので何かのAppをダウンロードしなければ見れなかったのでめんどくさくて見なかったのだけれど、イタリアのチームにはデビッド・フレッチャーが弟と共に出てるのだそうだ。フレッチャー兄弟はお母さまがイタリア人のダンサーだそう。見たいねフレッチ。スキ 
結果はイタリア 6 – 3 キューバ

あ、そうだそういえば今日の米チームは、大谷さんのLAエンゼルスと練習試合をして、USA 6 - 0 Angelsで米チームが圧勝。エンゼルスはコテンパンにやられてた模様。大谷さんとトラウトにフレッチ(たぶん他にもいる)のいないエンジェルスなんてどこにも勝てない  (^_^;)\ 

さて今晩は韓国戦だそうですがどうなるか。韓国チームにはメジャー・リーガーが2人いる。ダルビッシュさんのパドレスの同僚のKim Ha-seongさんは覚えている。今夜のピッチャーはダルビッシュ様?韓国はプロ野球のリーグがあるらしくて中国よりも手ごわいのではないか。韓国戦はまたまたこの地では深夜0時。さて今晩は起きていられるか?

侍ジャパン 

頑張れっ!!!




HITTERS
Japan--------------------
(中/CF) L.ヌートバー (25)
 (PR-CF) 牧原大成 (30)
(右/RF) 近藤健介 (29)
 (PR-RF) 周東佑京
(投指/P-DH) 大谷翔平 (28)
(3B) 村上宗隆 (23)
(左/LF) 吉田正尚 (29)
(1B) 岡本和真 (26)
(2B) 牧秀悟 (24)
 (2B) 山田哲人
(遊/SS) 源田壮亮 (30)
 (遊/SS) 中野拓夢 (26)
(捕/C) 甲斐拓也 (30)

China--------------------
(右/RF) リャン・ペイ/P. Liang (24)
(遊/SS) ヤン・ジン/J. Yang ()
(中/CF) 真砂勇介 (28)
(3B) チェン・チェン/C. Chen (28)
(指/DH) レイ・チャン/R. Chang (39)
(1B) ツァオ・ジエ/J. Cao (25)
(左/LF) コウ・ヨンカン/Y. Kou (22)
(2B) ルオ・ジンジュン/J. Luo (28)
(捕/C) リ・ニン/N. Li (28)


Pitchers
Japan--------------------
大谷 翔平 (28)
戸郷 翔征 (22)
湯浅 京己 (23)
伊藤 大海 (25)

China--------------------
ワン・シャン/X. Wang ()
ワン・ウェイイー/W. Wang ()
スン・ハイロン/H. Sun ()
スー・ジャンロン/C. Su (41)
イー・ジェン/J. Yi (22)
ワン・ユーチェン/Y. Wang ()
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2023年3月5日日曜日

春の元気な太平洋写真



海亀は海に行った。海は激しく動いていた。元気がいい。
ザッバーン!ヒェ~ なんだか嬉しいね。元気になる。写真を撮った。

小さな魚もいた

それにしても北斎にはなぜ水飛沫の形が見えたのだろう?


2023年2月12日日曜日

Rihannaリアーナのスーパーボウル(2023) Halftime Show!



今年はいまいちかな~

どうやら彼女、最初と最後の曲以外は Lip sync/口パクでしたね。うちのテレビでは口パクに見えた。うちのテレビが悪いのかもしれないけど。たぶん最初の曲と最後の「Diamonds」と、それからたぶん「Umbrella」も歌ってたかな。しかし中間のダンス曲/EDMは歌っていないと思う。

ここのところ…、たまたま昨日は安全地帯のライブ映像を見てすごいすごいと言っていたのだけれど、そのせいなのかこのライブにはどうも生のエネルギーが欠けているように思えた。

何よりも彼女は曲がよくない。こんなにダメとは知らなかった。もっとキャッチーな曲があったと思うのだけれど。もちろんこれは私の個人的な好みの問題。しかし曲に魅力がなければ結局スター本人のパワーと生の声のエネルギーが大切になってくる。生で歌っていれば曲にメロディーがなくてもライブは魅力的に見えるものなのに。

気になったので去年のハーフタイム・ショーを今見直したのだけれど、去年はほとんどがラップ曲でメロディのある曲のほうが少なかったのに、全員が生で歌っていたのですよね。生の声のパフォーマンス。だからすごくエネルギーに溢れていてかっこよかったです。去年のショーはすごくよかった。

今年のリアーナはなにかが欠けていた。たぶん生の声のエネルギー。


演出はよかったです。彼女の赤い衣装以外は。天井から吊ったステージも、スタジアムを立体的に使っていて素晴らしかったし、沢山の白いダンサー達も楽しい。大きな会場では大勢のダンサーが同じダンスを踊るのは効果的な見せ方。しかしリアーナはなぜ赤いステージの上で赤い衣装を着ていたのだろう。あれは遠くからは彼女が見えなかったと思う。

それでも会場は生のリアーナが出てきただけでも大興奮だったと思うので、ショーとしては何の問題もなかったのだろうと思う。

ところでショーの最後の方でバンドが出てきたけれど、元EXTREMEのヌーノがいた!!!やっぱりね。出てくるかと思ってた。出てた。でもテレビに映った時間はたぶん3秒 笑 カナシ~ どうせギター弾いてないしね。

というわけで、巷では彼女が出てきたことが嬉しくて、おまけにお腹が大きかったものだから「ニンシンだ!」とみんな騒いで、どうやらショーの途中でツイッターが壊れたらしい。すごいね。やっぱり彼女はすごい人気なのね。ルックスいいもんな。かっこいいのは間違いない。おめでとうございます。

彼女が本当に歌っていたかどうかは、動画サイトに公式の映像が出てきてからまた確認しようと思う。とりあえず最初に見た印象はこのような感じ。

★追記
今Youtubeに公式の動画が上がったので見てきた。リアーナさん全部歌ってるみたいですね。しかしうまいな~。うますぎて口パクかと思ってしまった。たぶん全部歌ってると思いますよ。すごいね。歌はやっぱりあまり好きじゃないけど。でもうちのテレビより音がいいので曲そのものもずっとよく聴こえた。

また追記…リアーナさんの他のライブも聴いてきた。やっぱり今日のライブはリップシンクだわ。あれはオケを録音するときに生歌も録音してそれを口パクしたんだろう。だからあんなに完璧でフラットだったのだろうね。



2023年1月3日火曜日

ホリデイ・シーズン:クリスマスの憂鬱とお正月の儀式



明けましておめでとうございます。

もう1月3日。いつものように旦那Aがクリスマスホリデーで休んでいるので、海亀ものんびりしてます。


クリスマスの時期はブルーになる。今年は特にそう感じた。

西洋人にとってのクリスマスは家族が集まる日。うちの夫婦も、結婚したばかりの20数年前は義理の家族と一緒に過ごすことが多かった。当時私達はロンドンに住んでいて、米国東海岸に住む旦那Aの家族を訪ねたり迎えたりして共に時間を過ごしていた。クリスマスツリーの下には沢山のプレゼント。一緒に七面鳥や芽キャベツを食べて過ごした。同じ週にバレエの『くるみ割り人形』を皆で見に行ったり、25日になった深夜には近所の教会を訪ねたりもした。外は寒かったけれど、家の中には人が沢山いて和気あいあいと楽しかった。

それから20数年が過ぎて、そんなクリスマスもなくなってしまった。親戚の子供達は成長した。家族のメンバーも老いて移動が難しくなり、また近年いなくなった家族もいる。ましてやコロナが始まってからは健康でもお互い会うことができず。クリスマスを皆バラバラで過ごすことが当たり前になって数年が過ぎた。

ブルーになる一番の理由は私達に子供がいないことだ。時が流れて、私達が子供として両親を訪ねる時期はとうに終わってしまった。一方子供のいる旦那Aの弟は、2人の子供が成人し、今年は家にいて帰ってくる子供達を迎えたと言う。そう。そうなのだ。家族を持つ人達は、いつの間にか家族の伝統を次の世代に伝える役割に自然に移動している。彼らのそんな話を聞きながら、そういえばそんなクリスマスは私達にはないと気付く。これから何年経っても私達は二人だけ。「こんな風になっちゃったね」と二人でため息をつく。

それでも祝日は祝日。伝統は伝統。だから25日にはチキンをローストして、芽キャベツとマッシュポテトとスタッフィングを料理し、赤ワインを明けて二人で夜を過ごす。それでもなんとなく漂う寂しさ。ワインを飲みながらとりとめもなくだらだらと長時間話し続ける。

遠方の親戚とカードを送りあい、クリスマスの当日には電話で皆と話す。旦那Aと従兄弟はテキストで冗談を言い合い写真を送りあう。今年のクリスマスの日の米国は中西部から東海岸にかけて記録的な大雪。従兄弟2人が家も車も雪に埋もれた写真を送ってくれた。旦那Aはこちらからヤシの木の写真を送る。


友人との別れもあった。ハワイに来てから10年以上親しくしていた友人の夫婦が、私達が知らない間に米国の西海岸に引っ越してしまっていた(彼らとはコロナ禍で長い間連絡が取れずにいた)。最初彼らは「事業を拡大するために本土の都市にオフィスを構え、ハワイとその都市でそれぞれ半年ずつ過ごすつもりでいる」と言っていた。そしてハワイに持家を残したまま本土にも拠点を持った。ところがその直後に起こったコロナ禍。移動も難しくなり2つの拠点で仕事をするのは無理だと判断。たまたま西海岸に住む娘さんに今年赤ちゃんが生まれた。初孫だ「孫の近くに住みたい」。 ヨーロッパと米国東海岸出身の二人は30年以上暮らしたハワイを離れることに決めた。ハワイの持家を売り払い、本土の都市に家を買って移り住んだ。彼らは人生の次の段階に進んだのだ。もう2度と帰ってこない。そのことを私達はクリスマスの日の3日前に知った。ショックだった。

これほどブルーなクリスマスもなかった。もう会えない家族。もう2度と20年前のような家族団らんのクリスマスはない。親しい友人も去った…何度も招き招かれたディナー、共に見たショー、大勢が集まった恒例の年末のパーティー、一緒に山を歩いたハイキング…楽しかった日々を思い出して泣いた。


クリスマスから年末にブルーになりながらも、それでもやるべきことは沢山ある。年末年始の食料の買出しにスーパーへ。31日の午後はお節用の料理をして台所に立ち続ける。そして6時過ぎに年越しそば。かき揚げの天ぷらがおいしかった。夜の8時ぐらいから録画していた紅白歌合戦を長々と4時間かけて見る。旦那Aとうだうだ喋りながら見る。そして年が明けた。近所のストリートでは爆竹がバチバチバチバチと大きな音を立てている。
 

旦那Aに「重箱の空きに何か詰めてよ」と言ったら
前日のポテトと海苔あられが入れてあった笑

元旦はのんびりと起きて、早速なんちゃってお節の準備。半分以上は買ってきたものを小さなお重に詰めるだけ。それでもテーブルの上に料理を並べていくと、それらしい気分になってくる。今年はお店で屠蘇散も手に入った(嬉しい)。31日に作った焼豚もかなり上手くできた。それから煮物も意外においしくできた。田作りときんぴらも作った。お雑煮は鶏のお吸い物にカリカリに焼いた丸いお餅を入れる。溶けてふにゃふにゃになるのがいい。そんな風にお正月の食卓を、見かけだけでも整えてセットするとお正月らしい気分が出てくる。

なんとか新年が迎えられた。やっと新しい年が始まった。

新年の最初の食卓を整える。それでやっと、やっと明るい気分になってくる。お正月の食卓、それは前年を過去に送って後ろに流し、前を向いて新しい年を迎えてリフレッシュするための儀式。新年のスイッチを入れるための儀式。

旦那Aとお屠蘇を呑んで、お餅を食べて、大好きな黒豆と栗きんとんを食べれば、もうそれでOK。今年もOK。もう大丈夫。前を向いて今年も何とかなりそうだ。今年もそんな風に新年を迎えた。


これからこの先、きっとこのルーティンは変わらないだろうと思う。毎年クリスマス辺りでペシミスティックになって暗く沈みもんもんとして、31日の夜にお蕎麦を食べ紅白を見て、翌朝新年最初の食卓に着いたら、雪が解けるように気持ちが晴れてくる。


お正月の食事は気分をリセットするための大切な儀式。懐かしい味とテーブルの上の風景にたぶん私の魂は救われている。そんな伝統を教えてくれた両親に感謝。それに付き合ってくれる旦那Aにも感謝。奴はお屠蘇が大好き(Japan's version of mulled wineだと言う)。お雑煮も黒豆も田作りもきんとんもきんぴらも全部おいしいおいしいと食べる。東海岸生まれの青い目の人がよく田作りなんて食べられるものだと思う。たぶん前世は日本人だろう。

そんな風に正月三が日の朝は純和風。しかし二人とも飽きっぽいので夜は必ず他の物を食べる。元旦はシンプルな水菜と生ハム+ガーリックオイルのパスタ、2日はナス入りキーマカレーを食べた。3日の今日も昨日のキーマカレーとサラダ。

さて明日からトーストにオムレツの朝食の日常に戻る。


2022年12月13日火曜日

小さなヤモリ(閲覧注意?)



数日前からキッチンの閉じた窓と網戸の間に小さなヤモリがいる。網戸と窓枠の隙間から中に入って出られなくなったらしい。外に逃がしてやろう。というわけで今朝内側からガラス窓を開けて捕まえた。

とても小さい。まだ生まれたばかりだろう。調べたらMourning Gecko (Lepidodactylus lugubris)=オガサワラヤモリという種類だそうだ。

可愛いぞ。赤ちゃん。



人の手が暖かいせいか指に止まってじっとしている。手には小さな指が5本。何度も舌を出して鼻を舐めている。あまりに小さすぎて不思議なくらい。
写真をとって外に離した。外で虫をたくさん食べて大きくなれ。


2022年12月5日月曜日

HBO 「The Howard Stern Interview: Bruce Springsteen」ハワード・スターンによるブルース・スプリングスティーンのインタビュー



米TVチャンネルHBOで放送された「ハワード・スターンによるブルース・スプリングスティーンのインタビュー」。放送は11月27日土曜日。先週の週末に録画していたものを昨日試聴。

このインタビューは、元々米ニューヨークの衛星/オンライン・ラジオ局 SiriusXMのために行われたもの。それがあまりにも素晴らしいインタビューだったのでもっと多くの人に見てもらいたい…とケーブルチャンネル・HBOでの放送になったそう。80年代から有名なラジオのプレゼンター、ハワード・スターン氏によるブルース・スプリングスティーンのインタビュー。全編2時間以上におよぶ大変親密なインタビュー。


最高のインタビュアーは、対象の人物のファンである
そのことを強く感じた2時間。


Howard Stern氏は今年68歳。ニューヨーク市生まれ。そしてロックの巨人Bruce Springsteen氏は今年73歳、ニュージャージー州Long Branch市の出身。 お二人は5歳違い。どうやらハワードさんは同じニューヨーク近郊のロック・スター、ブルースさんの長年のファンだったらしい。ファンとしてブルースさんの長年に渡るキャリアと作品をよく知っているので、そのためインタビューの内容が濃い。親密。ファンじゃなきゃ聞けないような深い内容ばかり。だからとても面白い。


私はこのインタビューで初めてフルースさんの本当のお人柄を知った。今まで私はブルースさんがどういうお方なのか全く知らなかった。

男臭く汗臭く、マッチョで男気溢れ、苦悩する若者の心、労働者の心を歌う…あのアメリカン・ロックのレジェンド…は、実は傷ついた心を抱えた繊細な詩人だった。こういうお方だとは知らなかった。驚いた。私が思っていた印象とはまるで正反対の人。

インタビューの最初から、ブルースさんのほんの少し居心地が悪そうな様子、言葉もスムースに出てくるわけでもなく少し照れているようで、度々目を閉じて言葉を選びながらお話になる様子を見て「あれ?」と思い、また一方あの(以前は品のないことで悪名高かった)ハワードさんが、彼の大好きなスターを目の前に(いち)ファンになって嬉しそうにしているのを見て、これは面白いインタビューだろうと思った。


インタビューが進むうちに少しずつ理解していく。…あの(男臭くマッチョな)ブルース・スプリングスティーンが、実は(マニアックなほど)細部にこだわる完璧主義の職人的アーティストで、その心はまるで傷ついた若者だったことを。

インタビュー全般に何度も顔を出す、ブルースさんと父親との関係。
彼はイタリア系の母親には愛されたが、オランダとアイルランド系の父親には愛されなかった(と彼は言う)。彼の母は彼に「あなたは最高よ」と言い、工場勤務の父は飲んだくれて「お前は何者でもない」と息子を否定する。彼は父親に拒絶されたことで傷つき、それでも父を理解しようとした。そして生まれたのが、人々が「アメリカの魂」だと呼ぶ作品の数々。

ブルースさん御本人は工場で働いたこともないし、労働者になったこともない。しかしなぜ彼が労働者…多くの東海岸から中西部の白人米国人男性の琴線に触れる曲を書いたのか…それは、彼が労働者だった父親の人生のストーリーを歌詞に書いたことによるものだった。

ブルースさんはクリエイターなので、彼の「作品」をフィクションとして、またストーリーとして創作する。彼の書く多くの歌詞は、そのような彼の父親との関係や、彼の壊れた家庭での育ちから、(大学に進んで就職するような)所謂まっとうな人生を歩まなかった経験などから生まれている。


また彼は父親から愛を受け取らなかったために、人を愛する方法も最初はわからなかったと言う。
32歳に最初の結婚をし、そして離婚。その頃に心理療法士によるセラピーにも通うようになる。「ブルース・スプリングスティーンが心理セラピーに通った???」…と驚く。

そして後に彼はバンドのメンバーのパティさんと結婚。そして幸せな家族を作ることができた。彼女と出会ったことで彼の生活は落ち着いたと言う。


以下大まかな内容…

彼の仕事に対する姿勢はイタリア系の母親の影響が多い。南イタリア系だから音楽が身近にあった。そして、勤勉で完璧主義な姿勢はイタリア系の母親のカトリック教からの影響で、常に完璧を求めて常に精進を重ねるのが癖になっている。その癖のようなものを彼は宗教的なrituals(儀式)のようなものだと言う。

毎晩3時間以上のライブをやって、その後ホテルに帰ってから「あれはダメだった。もっとこうすればよかった」と一晩中悶々として「今度こそはしっかりやろう、もっとがんばろう」と翌日のライブまで思い続ける。…なかなかそんな性格も大変だろう。

バンドのメンバーとスタジオに籠って、たった一つのフレーズを録音するために15時間、16時間をかけることもあった。 …バンドの方々は大変である。


そして彼は過去を振り返る。最初エルビス・プレスリーに憧れたけれど、あまりにもエルビスが凄すぎるので一旦ギターを諦めた。それでも後に14歳で英国のビートルズなどに影響され、もう一度ギターの練習を始める。数えきれないほどの曲を耳コピをしてギターを練習。おばさんの家のピアノを借りてピアノを練習。そして2年以内にはステージに立つようになった。それが1964年頃。

デビッド・ボウイが『Young Americans』のレコーディングでブル―スさんの曲を2曲レコーディングしたいと言ったのでフィラデルフィアまでバスに乗って会いに行った話。ボウイがカバーしたのは「It’s Hard to Be a Saint in the City」「Growin’ Up」。アルバムには収録されなかった。

E Street Bandのサックス奏者クラレンス・クレモンズさんが2011年にお亡くなりになったことも初めて知った。最後の時間にブルースさんは彼のベッドの横で「Land of Hope and Dreams」を歌ったそうだ。
  

彼の前回の大きなツアーは2016年―2017年の『The River Tour』。その後、2017年―2018年にはニューヨークのブロードウェイで彼が彼の曲を歌うミュージカルに出演。全部で236回の公演を行ったそうで、御本人も楽しんだらしい。

彼のライブは長い時間を演奏することで有名。調べたら、前回2016年の『The River Tour』でのセットリストは34曲。今でもお元気で73歳には見えない。実はお酒もタバコもやらずストイックな方らしい。


最新のアルバムはカバーソング集『Only the Strong Survive 』
来年2023年には米国と欧州を回る大掛かりなツアーが決定している。


映画監督のマーティン・スコセッシが言った言葉
「アーティストの仕事とは、自分のこだわり/obsession―に対し、聞き手(audience )に興味を持ってもらうようにすること」

ハワード氏が聞いたブルースさんの言葉
「私のキャリアとは、一生をかけた私のファン/観客(audience)との会話だ」


ブルースさん自身が昔から変わったこと(落ち着いたこと)に関し「変わらなければ子供も家庭も持てなかっただろう」「信じられる人間になれたか、責任をとれる人間になれたか。若い頃は(父親との関係から)迷っていて無責任だった」

「ロックスターのエゴは家庭には持ち込まない。子供たちは親をヒーローだと思う必要はないから。彼らは彼らのヒーローを見つければいい」

73歳の彼はロックスターの浪漫を否定する。
「ロック的な死のカルトはロマンティックなものだったけれど、まともな人生を築いていこうとするにはゴミだね」。過去にはブルースさんの世代で「生き急いだアーティストたちを沢山見てきた。彼らはあのように生き急ぐことはなかったのに」と言う。

スターン氏が「昔は音楽が何よりも大切なものだったが、ロックはもう終わりだね」と言えば「今はあの頃「ロックの黄金の時代」のような時代ではない。今の時代は変わってしまった。それでも今の人達は今のやりかたで音楽をやっている」


ブルースさんの父親が亡くなる前の話。勝ち取ったオスカー像を父親の目の前のテーブルに無言で置いたら、父親は「もうお前に二度とああしろこうしろとは言わないよ」と言った。

歌を書くことで父親に近づこうとした。
I sang his song. You become him. That the way how you get close to him. I sing about his life. I cannot get your love, I’ll be you. I become you. And I will be close to you.
(私は父の歌を歌う。そして父になる。そのようにして父に近づこうとした。父の人生を歌う。もしお父さんに愛をもらえないのなら、私はあなたになろう。あなたになってみよう。そうすればあなたに近づける。)




とにかく一番の大きな驚きは、あの男気の塊のようだったブルース・スプリングスティーンが、
「父からの拒絶にとても傷ついて、若いころは自分の人生をおろそかにしかねなかった。それでも父の愛を求め、父を理解したいと、父になりたいと…父の世代の人生を詩に書いた。自分の創作の原点は、存在の薄かった父を求め、父を理解しようとしたことであった。若いころは間違ったり迷ったりすることもあったが、心理セラピーを受け、奥さんパティさんに助けられてここまできた」

それを語るブルースさんは73歳。

インタビューがなぜそのような話になったのか…インタビュアーのハワードさんも父親とわかり合えなかった経験を持っていたから。お二人とも父親に関して同じような経験をしていたそうだ。


それにしても68歳と73歳。親の影響とは大きいものだと思う。彼らは70歳になってまで父親の愛を受けられなかったと話す。 このような「父と息子」の話は、二つの大戦が終わり、自由を求め反逆の世代だと言われた(彼ら)ベイビー・ブーマーには特に多い話なのかもしれない。あれだけそれぞれの分野で成功したスーパー・スターのお二人が「父親の愛が欲しかった」と言っている。…考えさせられる。



私は今までブルースさんの音楽に惹かれたことはなかった。というのも彼の「曲」は音楽と言うよりも詩にメロディを加えたものだろうと思っていたから。私は音楽聴きで詩を味わう人間ではない。それに以前は英語がわからなかったから彼の詩の良さもわかるはずがなかった。世代的にも彼は少し上の世代のアーティストに思えたし、わざわざ掘り下げて聞こうともしていなかった。このインタビューでも、ブルースさん御本人が「私の歌は4コードの歌」だとおっしゃる。

しかし彼の「曲」は、スタジオでアコースティックのギターの弾き語りで聴けば、確かに味がある。心に響く。音も綺麗だと思った。そして彼の「音楽」が、実は何十時間も手を入れて完璧を求めた音の職人の作品であることも今回初めて知った。それを確かめてみたいと思った。

今なら英語がわかる。アメリカの東海岸辺りのことも少しならわかる。もしかしたらブルースさんの書く詩も少しなら理解できるようになったかもしれないとも思う。動画サイトで少し聴いてみたら、初期のアルバムの響きは初期のデビッド・ボウイのようだった。もっと聴いてみようか。



余談を書く。

1985年の4月、ブルースさんが初来日した。Born in the U.S.A Tour。場所は国立代々木競技場第一体育館。
チケットの発売日は1月か2月あたりだったと思う。当時のチケット購入はチケットぴあの電話予約が一般的だったが、当時ブルースさんは「Born in the U.S.A」のヒットで大変な評判。普通の方法ではチケットが取れないだろうと思った。女友達6人ぐらいと一緒に、なんとしてでもチケットを取ろうと話し合った。チケットの発売日の前日に銀座の山野楽器のチケット売り場に徹夜で並ぼうと決めた。冴えない女子学生ばかり、八王子からわざわざ銀座まで出てきて発売前日の夜9時頃から店の前に並んだ。店の外には私達以外にも他の学校の暇な大学生達が並んでいた(案の定)。

その夜は寒かった。一晩中震えながら、時々近所のダンキンドーナツにコーヒーを買いに行って暖をとった。誰かがどこかから段ボールを拾ってきた上に座ったりもした。日が昇ったら友人の一人が熟睡していた。そして朝10時だったか、山野楽器が開店。さっそく全員それぞれ1枚づつチケットを購入して満足。その後、徹夜明けのまま皆でナイルレストランに歩いて行ってランチを食べた。

そして来日当日の4月。席は思ったよりステージから遠かった。それでも人の頭の間にブルースさんの大きな顎とむき出しの大きな腕が見えた。E Street Bandと共にブルースさんが出てきたら6人並んだ女全員でギャーギャー叫んだ。ぎゃーブルース!ぎゃぁ~~~~!ぎゃーっ腕~!と皆で狂ったように騒いだ。そしてこぶしを振り上げ「アメリカに生まれた~」と皆で一緒に歌った。もちろんブルースさんの歌はそれしか知らない。深刻な歌詞の内容も知らなかった。私達の誰一人としてブルースさんのファンはいなかった。それでもライブでは奇声をあげ手を叩き身体をゆすり飛び上がってみんなで騒いだ。楽しかった。

あ、そうだ「Hungry Heart」「The River」「Dancing in the Dark」は知ってたな。あれで踊った。




2022年11月21日月曜日

旦那Aの手術・腎臓結石 レーザー結石破砕術



長いけれど記録しておきます


きっかけ
7月のある日 旦那A が腹痛を感じたらしい。下腹部が固まったような痛み。便秘だろうと思ったそうだ。しかし1日で治まった。

9月の2週目、旦那A が「おなかの調子が悪い。便秘かな。お腹に圧を感じる」と言う。左側の腰の後ろも痛むそうだ。週末にかかりつけの病院に行って便秘の薬だけもらってきた。その時もそれで治まった。

10月の3週目、 旦那A がまた「お腹の調子がおかしい、腹部に圧を感じる、また腰の後ろも痛い」と言う。 
その日、仕事が忙しかったため旦那Aがストレスを受けているのは知っていた。しかし夜に血尿が出たと言った時は驚いた。そして左側の腰の後ろがとても痛いらしい。膀胱炎だろうか?かかりつけの病院を予約。


発見
翌日、病院で尿検査と血液検査。やっぱり血尿が出ていた。しかし菌が出なかったので膀胱炎ではないとのこと。この時点でかかりつけのDr. Aは腎臓結石ではないかと予想。数日後にレントゲンを撮ることになる。

そしてレントゲンの結果は、腎臓結石ができているとのこと。大きさは8 mmだそうだ。結構大きい。すでに腎臓からは出て尿管に降りてきているらしい。


専門医へ
専門医に紹介されて、まず電話での問診。早速手術をすることが決まる。

手術は、身体に内視鏡を入れてレーザーを直接結石に当てて砕く方法。「レーザー結石破砕術」と呼ばれるそうだ。担当のお医者さんDr. Tについて調べると、ローカルの雑誌の「ベスト・ドクター」のリストに名前があるのが見つかった。少し安心。


手術は4週間後。11月17日の木曜日


手術まで
手術までの数週間、旦那Aがほとんど痛みを感じることなく過ごせたのは幸運だった。石がたまたま神経に触らない場所にあったのか、旦那Aは一度も痛み止めを飲むことがなかった。
いつものように自宅で仕事をし、週末はスーパーに行き、歯医者の定期健診に行き、壊れた蛇口の修理に立ち会い、私の壊れたPCの修理(データリカバリー)でお店へ付き合ってくれて…。 あいかわらず今年の秋も(異常なくらい)忙しかったが、旦那Aは日々を普通に過ごすことができていた。


全身麻酔のこと
手術日までの日数を数えていた頃に、その「レーザー結石破砕術」が全身麻酔の手術であることを旦那Aに聞いた。それで少し私がうろたえた。その手術は部分麻酔だとばかり思っていた。とても心配になった。

全身麻酔の手術は2018年の年末に私も経験した。そのことはこのブログにも書いた。手術はそれほど辛くはなかったが、とにかく全身麻酔が身体から抜けるまでがただひたすら苦しかったと記憶している。手術後4時間ほどで帰宅したが、その後も1日以上ふらふらしていてとにかくきつかった。

今回は旦那Aが全身麻酔をする。麻酔から醒めたばかりのふらふらの旦那Aのケアが、小柄な私にできるのだろうか?もし彼が倒れたり歩けなくなったりしたらどうする? それに…当然のことだが…車も私が運転することになる。高速を時速80 kmで飛ばして病院と家を往復する…それも苦しむ病人を乗せて…緊張するではないか。ドキドキである。当日がくるまで毎日緊張しながら過ごす。


手術の週
11月14日・月曜日にはCTスキャン。それで石の位置を確認。
11月16日・水曜日に担当のDr. Tとのミーティング。
CTスキャンの画像を見ながら説明を受ける。手術の内容と手順を知らされる。Dr. Tは経験豊富な熟年のお医者さん。60代前半だろうか。きびきびと元気な先生。陽気なお父さんみたいな先生。このお方なら安心だ。いい先生だとほっとする。さすがベスト・ドクター!

手術は40分ほどの予定。手術中は私は待合室で待つ。手術が終わったらすぐにDr. Tが待合室にやってきて手術の説明をしてくださるとのこと。


手術当日
 
11月17日・木曜日、当日の深夜0時から、患者は水分も食べ物も一切取ってはいけない。そして朝6時30分に起きて身支度。7時に家を出た。

8時前に到着してチェックイン。手術室のあるフロアは4階。手術の準備室に入る。大部屋をカーテンで仕切った準備室で旦那Aは服を脱いで後ろの開いたガウンに着替える。そしてベッドに横になる。ナースさん達が細々と動き回って様々な準備。麻酔医、Dr. Tがやってきて話をする。

Dr. Tやナースさん達と雑談をしていて、私達が東京で出会ったと言えば、Dr. T「東京は行ったこがないな。でも日本は…僕は昔ミリタリーにいてそれで一度だけ行ったよ。みさわっていう所。すごく寒いところだった」とおっしゃる。みさわ…はて、どこだろう。後で調べて、青森県の三沢飛行場だということを知った。青森なら寒いはずだ。Dr. Tは昔米軍のお医者さんだったらしい。


さていよいよ手術。旦那A、がんばれよっ!午前9時に旦那Aは手に管を通され、数名のナースさん達にベッドを押されながら準備室を出る。その後を追って廊下の角まで見送った。「またね、がんばれ」と声をかける。

私は待合室へ。




待合室の経過スクリーン
待合室には、その日行われている全ての手術の経過を告げるスクリーンが置いてある。患者には番号がつけられ、担当のドクターの名前が掲示されている。患者の番号を追えば、その患者の手術の経過がわかるようになっている。

・準備中
・手術室で手術中(in operating room=in OR)、
・手術が終了(Closing)、
・麻酔後回復室 I(post-anesthesia care unit=PACU I)、
・目が覚めたら 麻酔後回復室 II(PACU II)に移動する
・退院可

手術の経過がライブでスクリーンに色で示される。待合室の家族はこれを見れば患者が今どこにいてどんな状態にあるのかがわかる。まるで空港の発着掲示板ようだ。

この大型病院の手術用の階にはいったい何部屋の手術室があるのか…。旦那Aの手術を待つ間、ピンク色の手術中(OP)の患者さんの数を数えたら全部で12人だった。なんと同じ時間に12人の手術が行われている!すごいものだと驚く。

このスクリーンにはまた、ドクター達の当日の次の手術の予定も表示されている。その日、旦那Aの手術をしたDr. Tは、旦那Aの前に一人の患者さんを手術していて、旦那Aの後に2人…同じ日に全部で4人の手術をすることになっているらしかった。すごい。そういえば私の耳鼻科の先生も、同じ日に4人の患者さんの手術をしたと聞いたことを思い出した。お医者さんてすごいですね。


旦那Aの手術の経過

9:09 
手術開始
10:15 終了

「ああ今終わった」と思っていたら、すぐにDr. Tが待合室にやってきた。おおっ先生がもうやってきた。Dr. Tは優しい先生。「大丈夫だよ~終わったよ~」とニコニコなさる。その後、今後の様子や痛み止めの話などを話してくださる。ともかく手術は成功したらしい。感謝を伝える。

その後、壁のスクリーンは
10:40 OK to DCからPACU I
10:41 PACU II

手術が短かったせいか、麻酔後回復室のIからIIにすぐに移動。早いな…と思ったら若いナースの男の子が私を呼びに来てくれた。 麻酔後回復室に向かいながら、ナース君は旦那Aがもう目を覚ましていると話してくれた。え、すごく早いですね。

回復
カーテンで仕切られた部屋に入れば、眠そうな顔の旦那Aがいる。「お~いどぉ~。大丈夫?」「まだ眠い」「うん休んでて休んでて」「トイレ行きたい」「あぁそうそう私もそうだった」「もうすこし横になってる」「うんうん」「Dr. Tと話した?なんて言ってた」「全部うまくいったって。あと痛み止めの薬を処方してもらったよ…」などなどともう普通に会話もできる。

しばらくしたらDr. Tがやってきた。優しいDr. T。「うまくいったよ。もう大丈夫。お水をたくさん飲んで…」などなどとお話をなさって、私達は「Thank you.」と立ち去る先生に感謝する。先生はこれからまた次の手術に向かわれる…。


病院の方々
私の手術の時にも書いたけれど、今回もナースさんたちが皆いい人ばかり。本当にいい人ばかり。若い方々も、中堅の方々も、経験豊かなベテランの方々も、みんなみんなフレンドリーで優しい。ハワイに来てなにが一番いいって…、出会う人々が皆フレンドリーでいい人ばかりなことだと思う。フレンドリーがこの地のスタンダード。この地にやってきて暮らせることの幸運にただただ感謝する。ありがとうありがとうありがとう。


退院
1時間が過ぎたあたりで、ナースさんたちが「もう行ってもいいですよ~」と言い始める。そろそろ退院する時間らしい。…そうなのだ、今回の手術は、手術とは言っても切ったり縫ったりする手術ではない。手術の時間も1時間ほど。麻酔も長い時間ではなかったわけで回復も早いのかもしれぬ。

旦那Aがナース君に付き添われてトイレに行き、私は処方された痛み止めの薬を買いに1階の薬局へ。4階に戻ってきたら、あまりの部屋の多さに廊下で迷子になる。「麻酔後回復室はどこでしょう」と廊下で出会うナースさんに聞いてようやく部屋にたどり着く。そうしたら旦那Aがすでに服に着替えて帰る準備をしていた。

ナースさんに「Aさんを車椅子で玄関まで連れていきますから、奥さん(海亀)は駐車場から車を出して玄関の前に止めて下さい」と言われる。皆にお礼を言って外の駐車場へ。玄関前に車を止めると、旦那Aが前の座席に乗り込んできた。あれ、後ろでゆっくりしなくてもいいの?「大丈夫大丈夫」


そんなわけで、ドキドキ緊張の高速に乗って時速80 km、2回ほどレーンを変えて無事家に帰りつく。ふぅ。 

病院を出たのはお昼過ぎだったろうか。帰り着いたのはだいたい午後1時ぐらいだったかと思う。なんと全てがほぼ5時間ぐらいで終わってしまったのか。早かった。


帰宅後
その日の旦那Aは、思ったより大丈夫そうで、仮眠を取ったり、起きてテレビを見たり、夕食も普通にダイニングの椅子に座って食べたり…私が事前に心配していたようにふらふらする様子もなく、嘔吐もなく、結局全身麻酔の影響をほとんど受けずにその日の夜を過ごしていた。なんだ~よかったねA君。 ただ施術の後にステントという管を通していて、それがかなり痛いそうだ。歩くのも大変。辛そう。


鎮痛剤
病院では強い痛み止めの薬を処方してもらったのだが、それがHydrocodone/ハイドロコドン…なんと悪名高いオピオイド鎮痛薬である。アヘン系の麻薬です。アメリカではこのオピオイド鎮痛薬の中毒が大きな問題になっている。今もまだ処方されているのか。Dr. Tが「ま…飲まなくてもいいけど…一応出しておくよ。飲まなくてもいいけどね。痛いかもしれないから」とおっしゃっていたのは、これがオピオイド系だったからなのだろう。 実はこのハイドロコドン、以前歯を抜いた時に私も処方されて飲んだことがある。ところがこれが私の身体に合わなくて10分ほどで吐いてしまった。具合が悪くなった。旦那Aもそのことを覚えていて、またオピオイドの薬害のことも聞いているので頑なに「おれはこれは飲まない」と言う。「じゃあアセトアミノフェン鎮痛剤のTYLENOLがあるよ。飲む?」しかし自然派気味の旦那Aは飲まない。頑なに拒否して痛がっている。かわいそうに。

週末はただただのんびりと過ごしてもらう。


そして今日
11月21日・月曜日 午前8時45分のアポイントメント。旦那Aのステントを抜きにまた病院へ。もちろんまた私がドキドキ運転。しかし何度も運転しているせいか、高速にも少し慣れてきた。

私は部屋の外で待つ。しばらくしたら部屋に呼ばれて、担当の先生(別の人)にその後の食事で気を付けることなどを教えてもらう。

そして午前10時前には帰宅。昼食時、どうも旦那Aの元気がない。「どうした?」「なんかまだ痛い、お腹に大きな圧を感じる。ちょっとシャワーを浴びてくる」…そしてシャワーを浴びて出てきたら、急に調子が良くなったと言う。緊張して固まっていた筋肉が緩んだのだろうか。「暖かいのがいいのかな。そうだ温湿布しよう」などと言いながら、旦那Aは濡れタオルをレンジでチンしてジップロックに入れ、タオルで巻いた簡単温湿布を持って仕事部屋に上がって行く。

もう大丈夫そうだ。A君が完全に元に戻るのは、あと1、2週間かかるのだろうが、もう心配することはなさそう。よかったよかった。


今後
取り出した結石はラボに送られて検査中。どのような成分なのか…それで原因もこれからの栄養の取り方もわかる。1週間ほどで結果が出るそうだ。

それから今後の検査は1か月後。もう一度ソナーで検査して、結石が残っていないかどうかをチェックするそうだ。

旦那Aおつかれさま💕無事終わってよかったね。


2022年11月14日月曜日

我が愛しのソニー・バイオのその後


先日11月3日の午後、MLBのワールド・シリーズ=アストロズ対フィリーズの5戦目を見ていた最中、我が愛しのSONYのVAIO機が動かなくなったことに気づいた。電源が入らない。うんともすんとも言わない。

その古いラップトップとは
Sony VAIO VPCF226FM/B i7-2630QM/8GB。

ごつい大型ラップトップVAIO君

今年の8月4日、私はその11年目の古いラップトップをまだしつこく使っていることをこのブログに書いた。そろそろ今年新しく買ったDELLのマシンを使い始めなければとも書いていた。

この2011年モノのSONYのVAIOは本当にいいマシンだった。そのマシンを私は11年間とことん愛して愛しつくした。だからその愛しいVAIOくんの最後の話をここに書き留めておこうと思った。


私はそのVAIOくんの、ごつくて重い本体のデザインも、大きな16.4インチのスクリーンも、右にテンキーのついたキーボードも、なにからなにまで気に入っていた。愛して愛して愛しつくした11年。このマシンで私は日々文を書き、絵を描き、エクセルで計算し、写真の編集をし、音楽を聴き、DVD/Blu-rayを見て、遠方の親戚とzoomで会話をした。このマシンを購入したのは2011年の8月29日。ということは、このブログは最初の一文字から今まで全てこのマシン1台で作ってきたことになる。そうか、そんなことも忘れていた。

日々の生活にあまりにも馴染み過ぎていた我が愛しのVAIO。そのVAIOが突然動かなくなった。ちょっと前からキーボードがおかしくなっていたし、もうそろそろ新しいマシンに移らなければなぁ…などとも思っていたが、まさかその最後の日がこんな風に突然やってくるとは思っていなかった。今まで30年以上もパソコンを使ってきて、自分のPCが壊れたことなんて一度もなかったからだ。


コロナの事情が始まってからの2年半程、私の生活は日々ゆるんでいた。淡々と何の問題もなく日々は静かに過ぎていく。しかし外出や外食やライブ、コンサートなどのメリハリがなくなるのと同時に日常の生活もぼんやりとゆっくりになっていた。あらゆることに怠け癖がついた。

そのせいだかなんだか…ここ2年半ほど、私は日々使っているそのVAIO機のデータをバックアップすることも怠っていた。データは外付けのHDに(コロナ事情が始まる前までの)2020年の2月までバックアップしていたが、その後から今までデータの保存を一切していなかった。

過去2年半分の写真、手紙の下書き、エクセルでつくった家計簿、様々な生活の記録…などなど、…消えたからといって生活に支障をきたすようなものはないけれど、消えたらとても悲しいものがかなりあったはず…。


壊れた状況は…
壊れた日の数週間前から、私はこの古いSONY・VAIOと、今年の春に買った新しいDELL・Inspironを並行して使っていた。そしてVAIOが壊れた日の数日前から私はVAIOを使わず、Inspironをテレビの前に持ち込んで野球の試合の感想などをだらだらと打ち込んでいた。

SONY・VAIOはデスクの上。うっかりと電源アダプターに繋いでいなかった。どうやら2,3日充電せず放っておいた間にバッテリーを使い切ったらしい。あわてて電源アダプターに繋いだがVAIOは立ち上がらない。うんともすんとも言わない。あれおかしいな。今まで大丈夫だったのに。なぜ?あれ、だめ?壊れた?


青ざめた。フィリーズだかアストロズだとかなんてどうでもよくなった。その日の午後、ず~っと青ざめたままVAIOのボタンを押し、バッテリーを外し、また取付け、ボタンを押し、そして新しいDELL機でネットを検索し、なんとか死んだマシンを生き返らせる方法はないか、せめてデータを救うことはできないかと情報を探しまくった。

情報だけは集めた。
マシンのマザーボードの「なんとか」が壊れているケース。その場合は修理に出してパーツを交換すれば治る可能性もある。
壊れてしまって直らない場合。マシンから内臓ハード・ディスクを取り出してデータを救う方法。特殊なアダプターを使って内臓ハードディスクを別のPCに繋げば、自分でデータを取り出すことも可能。

さてどうする。

可能ならそれが一番いい。しかし11年モノのPCが直せるのかどうか疑問。
…やってみたらできそうだと思ったが、たぶん無理。アダプターがアマゾンで買えることだけはわかったが勇気がない。


実は…白状しよう。マシンの壊れたその日、私はおそらくマジでパニックを起こしていたのだろうと思う。ネット上で狂ったように検索した情報の中に怪しいソフトの記事があった…「死んだPCのデータをリカバーできますよ。このソフトを購入してUSBフラッシュドライブでブータブルUSBドライブを作り、そこから死んだPCのデータを引き出すことができますよ」。それを見て私は無謀にもその怪しいソフトを購入しダウンロードした(←大変危ない)。説明通りに「ブータブルUSB」を作って試してみたが、マシンはうんともすんとも言わない。結局、私のパソコンの知識が無さ過ぎて全く歯が立たない状況だというこをを思い知る。ソフト購入に使ったお金がもったいない…嗚呼。

まさに溺れる者は藁をも掴む…もうどうにもならない。
プロの手を借りなければ。

こういう時は素直にならねばならない。やはりプロにお願いするしかない。「自分でなんとかできるかもしれぬ…」と思うことがそもそも大きな間違い。

…違う、違うのだ。古いマシンにヤバい写真やデータが入っているということではない。中身は清廉潔白、清いこと清流のごとし。誰に見せても恥ずかしいものは入っていない。家計簿は多少のプライバシーとはいえ…そのようなもの、誰が面白いと思うだろうか。恥ずかしいといえば…メイクのテストで撮影した何十枚もの自撮りの顔写真か。仏頂面から笑顔まで海亀おばさんの顔写真が何十枚と入っているフォルダーは少しばかり恥ずかしい。いやいやそのようなものは見られても全然平気。大丈夫大丈夫。


その日の夜までにデータリカバリーのDIYを諦め、オンラインでBest Buy(家電量販店)のGeek Squad (修理&サポート部門)に予約。あ、そうだMLBワールド・シリーズの試合は見逃したくない。というわけで11月5日土曜日の夜8時20分にアポイントメント。夜8時までにはアストロズ対フィリーズの試合も終わっているはず。


そして11月5日土曜日の夜、アストロズの優勝を見届けた後、旦那A とBest Buyに向かう。

カウンターでスタッフにまず聞いてみた
海亀これパーツを交換したら直りますかね?
Geek Squad:このマシンは相当古いのでパーツが手に入らないと思います。新しく外付けのハードディスクを購入してもらってデータを移すサービスはすぐにできますよ
海亀じゃあお願いします。ところでそれって内装ハードディスクを新しいパソコンにアダプターで直接つないでデータをコピーする方法ですか?それって個人でも簡単にできるものですか?
Geek Squad:あ~…パーティションが…云々…上手くやらないとデータが壊れたりするかもしれませんよ。もし壊れたら、そのリカバリーで10倍の金額がかかる可能性もあります」
海亀おお…それならおまかせします。どうぞよろしく
Geek Squad:それではデータ保存用の外付けハード・ディスクを購入していただきましょう。1TBのHDですね。これで十分でしょう

というわけであっさり全部お願いすることにした。内臓ハードディスクが壊れているわけではないと思うのでデータは無事なはず。ともかく初めてのことなので全部お願いしてどうなるのか様子を見るしかない。


そして11月7日月曜日の朝。Geek Squad から電話。録音されたメッセージで「作業が完了しましたので来店ください」。キタキタ。すご~い。もうできたの?土曜の夜にお願いして、月曜日の朝にできた。はや~い。すご~い。


受け取りに出かけたのは10日木曜日の午後。

カウンターで土曜日に購入した保存用の新しいHDと、袋に入ったSONY・VAIOの内臓HDを渡された。「この新しいHDに全てのデータを移しています。そしてこれが古い内臓HDです。新しいHDを調べて内容を確認したら、この古い内臓HDはハンマーで叩くなりして破壊して廃棄してください。2,3発殴れば破壊できます。我々はデータの中身は見ていません。それが会社の方針です。古いマシンはリサイクルに回しますか?」…等々手慣れた様子でほぼ10分ほどの会話で完了。なんとスムースな…。

これが手渡されたVAIO内蔵のブツ

帰宅して、新しい外付けハード・ディスクをDELL機に繋いで中身を見る。どうやら古いPCのC:ドライブ全部がそのままコピーされているらしい。作業にはGeek Squad のソフトを使っているらしく、一番外側にGeek Squad の名前の付いたフォルダーが出てきたが、その中に私のVAIO機の中身と全く同じレイヤーでデータが保存されている。古いPCのデータをそのまま丸ごとコピーしたようだ。

写真は写真フォルダーにそのまま。デスクトップに置いていた大量のファイルもDesktopのフォルダーに全部そのまま。そして大昔に作成してどこに保存したのかわからなくなっていた昔のデータも、ファイルの名前を検索したら、レイヤーの深い深い奥底に保存されているのが見つかった。

なんと素晴らしい…。
データ、完全復活しましたね。すごいな~。ちょっと感動した。


というわけで、我が愛しのSONY・VAIOの本体は帰ってこなかったけれど、中身のデータは完全復活しました。素晴らしい素晴らしい素晴らしい。特にエクセルでちまちま作った2年分の家計簿が出てきたのはとても嬉しかった。

これからリカバーしたデータを、手持ちのいくつかの外付けハード・ディスクにもコピーして、データを整理整頓しようと思った。あらためてパソコンのデータは、きちんとバックアップを取るべしと思った。いい勉強になった。

これが新しい戦友:薄くて軽いインスピロンくん 頼りにしているよ

これからはDELLのInspiron 2-in-1 16” FHD+ Touch Laptopに完全移行。このマシンは9月の半ばあたりから少しづつ使い始めていた。タッチスクリーンでActive Penも無事繋がって快適に使ってます。テンキーがないのがちょっと残念だけれど、キーボードのタッチにも慣れた。数字データ入力の時は外付けのテンキー付きキーボードを繋いで使う。

こんな風に裏返してペンで直接画面に絵を描いてます

それにしてもSonyのVAIOくん VPCF226FMは長い間よく頑張ってくれた。感謝感謝大変感謝してます。本当に好きだった。長い間おつかれさまでした。君のことは決して忘れない。リサイクルされてまた生まれ変わってくれ。

VAIOくんありがとうありがとうありがとう。