老いた秀吉に振り回されるグダグダな回。まさに「落ちゆく巨星」。それにしてもそんな秀吉に対する官兵衛の表情が非常に冷たいのが気になる。この人はもともと秀吉に惚れて今までついてきたんだし、いろいろとあったとはいえ一緒に山を登ってきた情だってあるだろうに、このドラマの官兵衛は落ちる秀吉を見て涙一つこぼさない。そういう演出なのか、それとも演技が棒なのか?
★あらすじ
老いた秀吉に振り回される。甥の秀次を切腹させ家族まで惨殺したのに「悪い事をした」。気弱になって泣き言を言ったかと思うと、明からの国書の内容に腹を立ててまた朝鮮出兵決定。官兵衛は隠居の身からまた秀吉に仕えることになる。
●流れと感想
・官兵衛は如水になった。そして秀次が謀反の疑いをかけられる…まだ捕まってなかったのね。
・京・聚楽第 秀次は武装中。官兵衛が「秀吉に逆らうな。天下のため。」…ん?…で秀次は納得してしまう。そして官位剥奪、高野山に謹慎させられる。
・伏見城 茶々=淀さんは不満。イヤな女だね。三成の表情が微妙すぎて、淀さんにうんざりしているのか味方なのかわからない。
・…で、秀次切腹。この秀次さんの扱いも酷いよなぁ。もっと以前からおねさんとの繋がりとか見せてくれればいいのに。あまりにも唐突。秀吉を悪く見せるためだけの事件。
・黒田屋敷 善助が秀次の家族の処刑を報告。んもー官兵衛は何にも出来ないのならかかわるな!
・伏見城 淀さんも酷いが、おねさんはもっと悲しそうな顔をしていてもいいのに。
・秀吉の寝屋での身体の問題。 こういう描写は苦手。もうちょっと歴史上の人物をリスペクトしていただきたい。全く必要の無い無駄なリアリズム。こういう描写をして喜んでいるような制作者は恥を知るべし。
・秀吉が官兵衛を呼び出す。気が弱くなってます「秀次には気の毒な事をした…」秀吉の泣き言。それを官兵衛は全く無表情で聞いてます。うわーかなり冷たく見えるけど。こういう演出? 結局また官兵衛は秀吉に仕えることになる。しかし全く情が見えない。もうすこし心のやりとりがあってもいいんじゃないか。秀吉はよれよれ。おじいちゃんは寂しいのに…。
・福島正則宅では、太兵衛が飲み競争。ヤンキーの喧嘩です。そして槍を勝ち取った。
・黒田屋敷 官兵衛「秀吉は長くない。最後まで見届ける」…ん~やっぱりなんだか冷たいな。
・大坂城 朝鮮出兵の和睦…明から国書が届く。内容を気に入らず秀吉激昂。その様子を家康が伺う。…また朝鮮出兵決定。もう秀吉は老醜。しかし竹中さんはすごいと思う。
・黒田家 しかし長政君はかっこいいな。
・1596年12月 拾が秀頼になる。
・徳川家 家康は秀吉の年を計算してます「あと2年…」
・黒田家 1597年 出陣前、次男・熊之助も戦いに行きたがるが却下。
・今回の兵は14万。
・備後・小早川隆景の城 小早川さんは病床。官兵衛にアドバイスと思い出話。小早川さん=鶴見さんは本当によかった。この人が出ると場が引き締まる。最後も綺麗に枯れていらっしゃいましたね。前半、吉川さんと小早川さん、安国寺さんで毛利家がとてもステキに見えた。
・黒田家 熊之助がいない。なんと朝鮮行の船に乗り込んたらしい。
・朝鮮 官兵衛が陣に到着。