2012年12月7日金曜日

Perfume海外ファンクラブ開設に寄せて5 -1200円分はエクストラの限定コンテンツ



51200円分はエクストラの限定コンテンツ


さて、海外ファンクラブの話に戻そう。

なぜこんなにがたがた口うるさく言っているのか…。それは今回、海外ファンクラブの開設で、1200円を参加者全員から徴収することが決まったからだ。日本のファンクラブの存在を考えたらフリーコンテンツにすることは無理なのだろうというのは理解できる。値段もそれ程高いわけではない。このこと自体に問題は無いだろうと思う。

しかし海外ファンにとって有料は文字通り有料なのだ。貨幣の価値の違う国の人もいる。限定コンテンツを有料にするのなら、それ以前にまず海外ファンのための無料コンテンツを充実させることが必要ではないだろうか。というのも1200円の有料コンテンツとは、(充実した無料コンテンツの上に上乗せされる)コアなファンのためのエクストラの限定コンテンツだと思うからだ。


日本のファンは日常的にPerfumeの最新ニュースに触れている。もちろん日本語のPerfume公式サイトで日々の詳しい情報を得ることもできる。日本在住ならTVの歌番組やニュースなど、Perfumeに日常的に触れることも可能だ。それにくらべて海外のファンは、そんな最低限のニュースに触れることさえ大変難しく(公式Facebookは見つけにくいと思う)、その上海外向けPerfume公式サイトがほぼ存在しない状態なのだ。

海外向けの基本の公式情報サイトさえ無い状態で、海外のファンがファンクラブに入会し、1200円で得られるものは、たまに配信される限定オンラインコンテンツのみ(2年目からは値上がりする可能性もある)。その有料オンラインコンテンツは、そもそも(金銭感覚もアイドルの捉え方も海外とは違う)日本のファンに向けてのもの。内容や面白味が上手く伝わらない可能性もある(翻訳はされるのだろうか)。

Perfumeの有料コンテンツが、海外スター達の公式サイトの無料コンテンツのレベルとそれ程変わらないという問題もある。写真にビデオに音源ストリーミング、雑誌記事にファン同士のメッセージボード…。もし海外のファンがこういうフリーの公式コンテンツを常識と考えているとしたら、Perfumeの有料コンテンツがかなり弱いものに思われても不思議ではない。

要は現状で、有料のファンクラブオンラインコンテンツは、海外のファンにとって1200円の上乗せ分の価値に思えないかもしれないということ。問題はバランスなのだと思う。基本の無料サービスが無い状態で、いきなり1200円を徴収するのは難しいのではないかということだ。



ちなみに海外スター有料ファンクラブの内容の一例を(なぜか男っぽいバンドが多いけど)。

U2=会員料金年間50ドルで(85ドルのオプションも有)
★ライブチケット先行販売、 豪華ハードカバーライブ写真集、メンバー選曲の15曲限定ライブCD、未発表ライブ音源3曲の即時ダウンロード、写真リソグラフ4枚、ブックマーク4枚、初回購入時ショップでの25%ディスカウント★限定音源ストリーミング、限定ビデオ(スタジオ&ステージ・メンバーインタビュー・過去のニュースアーカイブ等)、専用チャット、専用ブログ、過去のツアーでのスタッフの日記他…etc.

メタリカ=インターナショナル会員料金年間60ドルで
★全てのライブでのファンクラブメンバー専用エリアのチケットの確保、メンバーに会えるチャンス、ファンクラブ限定ライブ、抽選で(ラジオに呼ばれたり、事務所に行って未発表の曲を聴かせてもらったり、パーティーに呼ばれたり…)、★48ページのクラブマガジンが年4回。新アルバムの視聴、ファンクラブメンバー専用のメッセージボード、専用チャット、限定スペシャルグッズパッケージ購入権、会員限定オンラインコンテンツ(音源、ビデオ、写真、マガジン)、毎年違うデザインのT-シャツ、メンバーシップカード、サイン入りの写真、メンバーからのウェルカムレター、ショップのカタログとディスカウント、…etc.(メタリカはファン想い)

(極端な例ですが)ものすごく豪華。豊かな経済力をバックにおそらく赤字運営のサービス。Perfumeがこういうものと競争する必要は全く無いけれど、海外にはこういう極端な有料ファンクラブサービスも存在するという一例。一般的には 20~30ドル前後の会員費T-シャツとライブチケット確保が普通。