これも記号化したエロ。
Ida Corr vs Fedde Le Grand - Let Me Think About It (2007)
Let Me Think About It (Remixes) - Single
Released: Sep 24, 2007
℗ 2007 Lifted House
Let Me Think About It (Remixes) - Single
Released: Sep 24, 2007
℗ 2007 Lifted House
元々はデンマークのシンガー、Ida Corrさんの2006年のアルバム曲。途中から入る男性コーラスは同じデンマークのBurhan Gさん。それを2007年にまたオランダのDJ、Fedde le Grandさんがリミックス。これにまた英国で火がついた。2007年の10月に英国でシングルチャート2位。そこからまたヨーロッパを中心に世界に広がる。
いやーこれはきますね。神経を逆撫でされるような不快感。音が不快のギリギリなのに、はまると止められない。この曲も知らなかった。Fedde
le Grandめぐりで見つけたもの。ボーカルは突然入るんで唐突な感じもするけれどリズムだけでゴリゴリ押していってしまう。この人のアガる音はツボ。
面白いのは、このYoutubeの動画のコメント欄に、「あ~こういう昔の曲が懐かしいぜ。今の曲はゴミだ。」と書いている人がいて、「2007年ならたった5年前じゃないの」と思ったのだけど、5年前を昔に感じる人なら高校生でしょうか。それぐらい彼らにとってはダンス曲も5年間で音が変わってきてるのでしょう。
この曲も前回紹介した「Creeps」も2007年のリリース。どちらも非常にノリのいい曲だと思うのだけど、確かに流行りの音の感じは変わってきてるのかも知れません。DJのFedde le Grandさんも売れていたのは2008年ぐらいまでで後はあまり売れてないらしい。やはり音に流行り廃りがあるのでしょう。
このPVもエロを徹底的に記号化してます。監督は「Creeps」と同じ英国人。明らかに下着姿の女性達が踊っているのに、ヤナ感じがしないのは全員に同じ格好をさせて人物を記号化しているからでしょう。1人を撮って合成してるのかと思ったら、違うモデルさんたちが同じ格好をしてるんですね。なんだかお人形が踊ってるみたいですごく可愛い。
シンガーのIda Corrさんも普段はふつうの髪型なのに、アフロのウィグで記号の一部になってます。彼女だと分かるのは顔を大写しにするときだけ。このアフロ頭がみんなすごく可愛くてセクシー。どうしてみんなアフロ頭を止めてしまったんだろうと思う。すごくステキなのに。
途中から出てくる男性ダンサーが不可解。なんでこの人なの? シンガーでもないダンサー。この男性ボーカルは音だけ聴けば決して悪くないのに、このPVのちょっとカッコワルイ男性の必要性がさっぱり解らない…。洒落なのかな。
余談だけど、Perfumeののっちにアフロ頭をさせてみたい。