能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2021年2月17日水曜日

Anastacia - Not That Kind (2000)



姐さん


Anastacia - Not That Kind (2000)
Album:  Not That Kind
Released:  June13, 2000
1999, 2000, 2001 SONY BMG MUSIC ENTERTAINMENT

BBC, Top of The Pops  Jan 18, 2001 LIVE
Hungary Live 2001(爆音注意)
バンド最高


強い女シリーズ。2000年頃の歌ではこれもよかった。この曲はアメリカではそれほどチャートで上がらなかったのに英国をはじめ欧州各国でよく売れたのですよ。英国でシングルでピーク11位。アメリカではクラブチャートで9位。しかし米シングルチャートでは圏外だったらしい。

この曲の入ったデビューアルバム『Not That Kind』米国では168位止まりなのに、英国で2位。その他ノルウェー、スイス、ニュージーランドで1位。ドイツ、オランダ、オーストラリアでも2位。フランスやイタリア、オーストリア、ベルギー、フィンランド等でもトップ10入り。大ヒットです。

米国と英国や欧州のチャートの違いにはこういうことがあるのですよ。私も当時英国にいたので彼女は米国でも大ヒットしているのだろうと思っていた。この歌は特に好きでシングルのCDも買いました。今も持ってる。本当に好きな歌。延々と聴ける。好き。


とにかく歌が上手い。喉が太い。この声が本当に好きだ。気持ちのいい声。この強い姐さん風の雰囲気もかっこいい。小柄な方らしいのですけど大きく見えますね。圧が大きい。ボーカリストとしてものすごい実力だと思います。素敵です。

アナスタシアさんは1968年の米国シカゴ生まれ。この歌を歌った2000年は32歳だったのね。今知った。

ライブは歌が上手すぎて口パクかと思うほど。もう好き好き。この曲はバンドも粘りのあるファンキーさで最高にかっこいい。最高。この曲は傑作だと思う。彼女のことはこの曲以外ほとんど知らないのだけれど、ちょっと調べてみよう。



2021年2月16日火曜日

Destiny's Child - Lose My Breath (2004)



猛獣系



Destiny's Child - Lose My Breath (2004)
Album: Destiny Fulfilled
Released: November 16, 2004
℗ 2004 SONY BMG MUSIC ENTERTAINMENT



Destiny's Childをもう1曲。これも元気がいい。この曲もよく売れて、チャートの最高位は米国3位、英国2位。

曲のメロディーというものがほぼ無い。同じフレーズの繰り返し。曲がどうだと言うよりも、彼女達の魅力とエネルギーで押しきったような曲。しかしその勢いが気持ちいい。

これライブで踊りながら歌ってるのね。すごいものです。
 

Live 2005 Espy Awards


それにしてもビヨンセのカリスマがものすごい。2004年で彼女は23歳。このビデオでも彼女のカリスマが凄すぎて他の2人が引き立て役に見えてしまっている。カメラもビヨンセばかり撮っているし。

Destiny's Childは2006年で解散しているのですけど、どういう理由だったのか?ビヨンセがそろそろグループ内に納まりきらなくなったのかもしれませんね。ケリーさんもミシェルさんもそれぞれすごい方々なのに、ビヨンセが怪物クラスなのでどうしても頭一つ飛びぬけてしまう。そろそろビヨンセを解き放つ頃だったのかもしれません。当時の事を全く知らないので想像ですが。

まだ22歳23歳ぐらいで堂々としたこの輝きは本当にすごいと思う。髪を振り乱してワイルドな雌ライオンみたい…猛獣系です。リスペクト。このお顔にこの身体このスタイルで歌もバケモノクラスに上手い。ダンスも破壊的。本当にとてつもないと思う。そしてケリーさんもミシェルさんもすごいスタイルの上に踊れる。歌も上手い。本当にものすごいスーパーグループ。



Destiny's Child – Bootylicious (2001)



ビヨンセ19歳


Destiny's Child – Bootylicious (2001)
Album:  Survivor
Released:  May 1, 2001
℗ 2000, 2001 SONY MUSIC ENTERTAINMENT INC.


それでDestiny's Childでございます。そうそう…ほぼメロディの無いリズムだけの曲。普通に聞いても一緒に歌えない歌。しかしノリは最高。いい曲。このイントロはスティービー・ニックスの曲「Edge of Seventeen」からのサンプルだそうだ。だからビデオにも彼女が出てるのね。チャートでの成績は最高位 米国1位。英国2位。
 

そういえば日本にいた時はアメリカのヒット曲がよく聞こえて来ていたのに、英国にいた時はアメリカのヒット曲が全く聞こえてこなくなっていた。英国には日本で言うところの「全米ヒット」とか「洋楽チャート」というものがない。だから米国の曲は英国の曲と分け隔てなく競争して、売れれば売れるし、米国で売れても英国では売れないものもあったりする。

英国にいればよく聞えてくるのは英国のアーティストの曲が多い。それにわざわざ自分で米国のチャートをチェックすることもなかったせいで、当時の私は2000年頃の米国のヒット曲をほとんど知らなかった。Destiny's Childのこともほとんど知らなかったです。数曲聴いた事があるかな…と言う程度。

この曲も2013年のビヨンセのスーパー・ボウルのショーまで知らなかった(いやーあの時のDestiny's Childはかっこよかった)。ビヨンセはソロになってからの「Crazy in Love」が大ヒットしたので私もやっと彼女を認識。当時はあのtwerkingを見て「まーあんなにお尻を振っちゃって品が無いわねぇ」と思いました。

それにしてもあらためてDestiny's Childはすごいグループだ。この曲のリリースは2001年5月なのだけれど…彼女達が若い!この時ビヨンセは19歳。ケリーさん20歳。ミシェルさん21歳。すごーい。そんなに若かったんだ。うへ~これは驚いた。

しかしこの3人は最強だな。全員背が高くて手足が長くてガンガン踊れて歌える。いやー今見てもすごいと思います。降参です。


それにしてもビヨンセが一人飛びぬけているのがよくわかるビデオ。彼女のダンスは破壊的。手足がよく動いてなんだかやたらとエネルギーを撒き散らす踊り方。枠からはみ出て踊る感じ。すごいと思いますよ。しかし私はこのビデオでは赤毛のケリーさんの方がかっこいいと思う。動きがコントロールされていて上手い。かっこいいわ。マイケル・ジャクソンの「スリラー」の振りが沢山入っていて面白い。


お猫様H:一緒にのびのび



午後、ソファーに足を伸ばして動画サイトの『光秀のスマホ』(←すごく面白い)をipadで見ていたら、足元に猫Hさんがいる。またブラッシングをして欲しくて呼びに来たらしい。

これは別の日の別の椅子の写真だけれど…お願いの時はいつもこんな感じ。
うんうん…ちょっと待ってね今いいところだから…とそのままにしていたら、猫Hさんが上がってきた。一緒に昼寝をすることにしたらしい。そのまま持っていたipadで写真を撮る。
重い。それにしても大きくなったね。猫が大きいのか人が小さいのか。
さてじゃあそろそろ…と動けば、腕を伸ばして人の脚にしがみつく。
じゃあもう少しこのままで
夜も同じ。すぐ乗ってくる。毛を逆立ててコロコロ嬉しそうだ。
しかしキミはなぜいつもあちらを向くのだ。
またまた別の日も乗ってくる。同じような写真ばかり撮れる。
ずっしり重い。



2021年2月15日月曜日

Liberty X - Jumpin' (2003)



強力



Liberty X - Jumpin' (2003)
Album: Being Somebody
Released: October 18, 2003
℗ 2002 V2 Music Limited




Liberty X をもう1曲。これは強力。すごいなぁ。なんか休みなしの突っ走り曲ですもんね。音が沢山でケオス。後ろでグワグワ鳴ってる上に5人のコーラスが重なる重なる。これはかっこいい音。

しかし公式なのにビデオの質が悪くてもったいない。これは音だけ聴いた方がいいと思う。  

このグループは2007年で一旦解散をしているのだけれど、ポップグループはなかなか長続きしないものですね。このグループは6年。 あのSpice Girlsも第1期は7年しか続いていなかったのね。

しかしアイドルがこういう曲を歌う。この曲は2003年に英チャートで6位だったそうですが、あの国は小学生がこういう攻撃的な曲を聴いて育つのだな。すごいね。これは…あの頃のアメリカの Destiny's Child あたりの影響を受けた曲調でしょうか。かっこいいな。


Liberty X のメンバーは女性3人に男性2人
 Jessica Taylor
 Kelli Young
 Kevin Simm
 Michelle Heaton
 Tony Lundon




Liberty X - Just a little (2002)



Just a little bit


 
Liberty X - Just a little (2002)
Album:  Thinking It Over
Released:  January 1, 2002
℗ 2002 V2 Music Limited

John Course - Just a Little  (Vocal Mix) (2020)
Just a Little (Remixes) - EP
John Course, Mind Electric
Released:  October 2, 2020
℗ 2020 Vicious



はぁ…麒麟に魂を抜かれてた。そろそろ再開しよう。
 

上のMVは英国の2002年のヒット曲。オリジナル。
 2002年の5月19日の週に英シングルチャート1位。
下のMVは 2020年のリミックス。


これを取り上げたのは、数週間前にリミックスがUKダンスチャートに上がっていたから。元曲も2002年頃に聴いていたはずなのにすっかり忘れていた。

1、2度リミックスを聴いて曲名だけメモしてそのまま忘れていたのに、サビのメロディーが頭にこびりついて離れない。「あれ…これは誰だっけ、ビヨンセっぽい?ねぇ旦那A、これ何の曲だっけ?」とサビを歌ってみるが奴もわからず。「いや~誰の曲だろう…?」と動画サイトをつつくが見つからず。

それから暫くしてメモしたリストの曲を聴き直していたらこの曲を発見。ああビヨンセじゃなかったのか。調べるとこれは昔のヒット曲のリミックス。2002年のポップグループLiberty Xのシングルでした。え~…この曲当時聴いたかな…。

ともかくサビがキャッチー。頭にくっついて離れない。ボーカルも上手い。ルックスもいい。女性がみんな背が高くてスタイルがいい。女性二人は173cmだって。ずいぶん大人っぽいのにメンバーは当時20歳~23歳だそう。若いのにすごいな。イケイケです。ぴっちぴちのラバースーツですが、こういう格好ももう今は流行らないのかもしれませんね。19年前ですもんね…あの頃の英国は元気がよかった。


★ Liberty Xとは
英国のポップグループ。2001から活動。元々テレビのオーディション番組『Popstars』で競ったグループ。番組では2位だったのだけれど曲が大ヒット。その後も数曲が英国のチャートにトップ10入り。2007年に解散。その後2012年~14年までリユニオン。

一時的に爆発的に流行ったグループみたいですけど、かっこいいわ。記録しておこう。

★ John Courseさん
オーストラリアのDJ。90年代から活躍。



2021年2月12日金曜日

★『麒麟がくる』好きだった人々



やっぱり全体の感想を書いておこう。

たぶん完璧ではない。しかしこのドラマは面白かったです。楽しかった。その理由は…歴史を今までとは違った角度から描いてくれたから。戦国の三傑を中心としたドラマは多かったけれど、そんな歴史のスーパースター達を反対側から描いたものは今まで少なかったように思う。それが面白かった。

歴史の流れが面白かった。裏の話のドラマみたいな感じ。派手で有名なエピソードで魅せるのではなく、人と人の繋がりや政治的な繋がりと離反が描かれていて、流れが見えたのが面白かった。


ドラマとしての描き方は特殊なのかも。今まで散々描かれてきた定番のエピソードが殆どスルーされていた。美濃編はよく知らないので違和感はなかったが、信長の時代になってからの…、

「信秀のお葬式での抹香投げつけ事件、お市様の小豆の袋、浅井滅亡 お市様脱出、浅井・朝倉のハクダミ、長篠、久秀の平蜘蛛と自爆、鮒寿司、金柑頭、、領地召し上げ、愛宕百韻…ときはいま、おみくじ…」

等等…ことごとく無視。そういえば比叡山焼き討ちもインパクトが少なかった。他にも光秀が関わったエピソードがスルーされていたのは、コロナばかりが理由ではあるまい。


一番戸惑ったのは、主人公の光秀がどういう人かわからなかったことか。清廉潔白で真面目人間…それ以外は結局よくわからない。そのことは別のエントリーでも書いた。彼は地味なサラリーマン。

人となりを深く掘り下げて描いていたのは信長のみ。それから義昭の心の変化も少し描かれていた。斎籐高政の父・道三との関係、秀吉の苦悩、家康は子供時代のエピソード、覚恕の悩みも少し描かれていた。 道三、久秀、朝倉義景は個性の強いキャラ扱い…その中で一番華やかで強い印象が残ったのは道三。 

このドラマは歴史の流れそのものが主役という感じでした。
そういうスタイルのドラマだと見た。しかしだから面白かった。



というわけで、この人物のこういうところが好きだから…というのは実は(信長以外)書きにくいのだけれど、この「麒麟・好きな人リスト」は、俳優さん達が素敵だったねというリストです。皆かっこよかった。


明智光秀/長谷川博己
真面目人間光秀。長谷川さんのクリーンな印象で納得。真面目に真面目に働いてきて最後に大仕事を思い立つ。結局光秀の動機はよくわからなかったけれど、最後は長谷川さんの熱演に痺れました。長谷川さんは立ち姿の綺麗なお方。とにかくクリーンで綺麗な光秀。ここまでクリーンならそれも魅力にもなるのだなと思った。しかしもう少し個人としての人となりを描いて欲しかった。例えば越前で好きだった海産物は何?とか笑、もう少し光秀のことが知りたかった。最終回でのタマちゃんとの会話はよかったですね。


織田信長/染谷将太
人のドラマとしては彼が主役でした。ティーンの頃からのエピソード…両親に理解されず、弟を殺害。子供の頃の寂しさから、常に愛を欲する信長。最初は首をかしげながらも次第にその人となりが見えてきて、いつまでたっても子供のような信長を見守り…さて本能寺はどうなるか?と、ず~っとこの新しい信長に魅了され続けました。面白かったです。染谷さんあっぱれ!本能寺最高!もしかしたら過去最高の本能寺かもしれません。



羽柴秀吉/佐々木蔵之介
背の高い秀吉。佐々木さんの技と脚本が描く複雑な秀吉が面白かった。出演場面はそれほど多くないはずなのに、この秀吉は記憶に残ります。最初から、頭がいいなぁ…明るいねと思っていたら、結構心に苦悩があるのね。合理的に物事を判断する成り上がり者…そんな秀吉は面白かったです。もっと見たい。  場面が少なかったけれど、家康の風間俊介さんもよかったです。彼も落ち着いていて声がいい。


足利義昭/滝藤賢一
このお方も新しい義昭でした。他のドラマではよくわからない妙な人物だったのに、このドラマでは彼の複雑な思いが見えた。駒ちゃんを見る目が本当に嬉しそうだった。


帰蝶/川口春奈
道三の娘、帰蝶。最高。帰蝶さんは美しい。そして毒がある。この貫禄。お若い女優さんなのにこの威厳はどこからくるのだ。お姫様だ。大発見。第15回の織田信光おじさんを惑わせて織田彦五郎を殺させるシーンは震えましたよ。


明智煕子/木村文乃
光秀の奥さん。愛妻家の光秀の割にはあまり場面がなかったのですが、彼女はいつも笑顔で夫を支えるいい奥さんでした。戦国の強い男ばかりが出るドラマには彼女のような優しい女性は必要。ほっとする。第39回は健気な彼女の姿に涙。そして最終回、光秀が亀山城を出た後に一瞬だけ映る煕子さんの「私は麒麟を呼ぶものは…」は美しかった。声も綺麗だ。泣いたわ。


駒/門脇麦
女性をもう一人。駒ちゃん。コロナで色々な予定が狂った時の駒だのみ…それがあまりに露骨だったせいかネットでの評判はよくないみたいですが…彼女のようなキャラはいたほうがいい。戦国のドラマだからこそ町の人々は必要。問題なのは(コロナで予定変更のせいか)オリジナルキャラの3人が、あまりにも便利に使われすぎたこと。東庵先生は帝の本音を聞き、伊呂波太夫は公家とのコネ、駒ちゃんは大物と大物を結びつけるビジネスオーナー。いくつかのエピソードは駒ちゃんを中心に回っていて、将軍の愛人になった時は…まさかそれはないだろうと呆れてしまった。オリジナルキャラはほどほどに。 しかし最終回、本能寺の事件を3人が知った時の様子はリアル。町の人が本能寺をどう見たのか…の視線はあったほうがいい。駒ちゃんは事件を聞いて無言で下を向いた。そのシーンがいい。光秀のことが心配…しかしどうすることもできない彼女の悲しみを見て私も悲しくなった。上手い女優さん。


斎籐道三/本木雅弘
道三、かっこよかったです。光秀に大きな夢を残していった張本人。彼がいたから信長が作られ本能寺が起きた…と見るべきか。本木さんかっこよかった。第16回の光秀に夢を語る道三は最高。静かなシーンからどんどん盛り上がり「皆の者、集え」吼えるような叫び声もすごかった。


朝倉義景/ユースケ・サンタマリア
この朝倉さんもかっこいい。ピンクの衣装も素敵。ユースケさんは低音の声が怖い。すごく深く重い声が素晴らしい。比叡山でのシーンもかっこいい。このドラマで朝倉氏に興味を持ちました。義景は文化を愛するお方だったそうです。


松永久秀/吉田剛太郎
光秀に鉄砲を教えたのはこのお方。冷静で頭のいい人。常に周りの状況を読んでいる人でした。光秀が先輩のように慕ってましたね。筒井順慶との関係で怒ってましたが、久秀の周りのことももっと知ろうと思った。


正親町天皇/坂東玉三郎
帝です。特別なお方です。この別世界の方のようなカリスマは玉様ならでは。本当に特別なお方だと思いました。素晴らしかったです。拝みたい。


菊丸/岡村隆史
よかったですよ~。彼は芝居がいい。


覚恕/春風亭小朝
いい配役。迫力!


織田信秀/高橋克典
かっこいい~月代が似合う。時代劇が似合うお方



ここに取り上げない方々も、他にも沢山 このドラマは配役がとてもよかったです。役者さん達が皆さんかっこよかった。皆様おつかれさまでした