能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2017年2月12日日曜日

NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」第6回「初恋の別れ道」2月12日放送



今年はもう2月になるのに、未だ大河ドラマの感想を書いていない。しょうがないのだ。だって今のところあまり面白くない。

去年までは毎年最初から意気込んで、ドラマの流れを書いたり感想を一々書いたりしていたけれど今年はやらないと思う。というのも、またまたまたまた今年は「おんな大河」ですもん。まずそれだけで萎えた。無名のおんなをとり上げるくらいなら、もっと取り上げるべき歴史上のおとこがいるだろうに。おんなはつまらん。

だから今年の大河ドラマには最初からあまり期待していない。案の定、今のところあまり面白くない。どうも主役が冴えない。柴咲さんに違和感を感じる。何がまずいのかもよくわからない。彼女が悪いのか脚本や演出の指示が悪いのか、どうも現代人がコスプレしているだけに見えてしまう。演技がモダン過ぎる。彼女は時代劇に向いていないのか…辛口ですまぬ。…でも今はまだ2月。12月までには役に馴染んで中世のかっこいいおんな城主になるのかも。

最初数回の子役は可愛かったけれど、歴史ドラマとして心を惹かれることも無かった。脚本の意図やスタイルもあるだろうから、これから面白くなるのかどうかもよくわからない。

いっそのこと今年は感想を休むかとも思ったのだけれど、ちょっと光る俳優さんを見かけると書き留めておきたくなる。今年はたぶん俳優さんウォッチを時々書く…ということになると思います。


というわけで、

★三浦春馬
 
春の馬…いい名前だ。この俳優さんはね…このブログを始めた頃(2012年)にNHKの「あさイチ」にご出演になったのを見てその感想をここに書いたのよ。番組内で佐藤浩市さんが彼に愛あるアドバイスをなさっていて、その言葉を書き止めておきたかったんだけれど、結果若い三浦さんのことを「若いねまだまだやね」という風に(私が)言っているような内容になってしまって悪かったなとちと気になっていたのでした。あれから三浦さんのことは一度も拝見していない。その彼の「あさイチ」出演からもう5年も経った。

三浦さんはいい男。

あれから5年。あの時21歳だった彼も今年の4月で27歳だそうだ。ずいぶん男臭くなりましたね。雰囲気が全然違う。5年前は色も白くてひょろひょろした印象だったのに、ずいぶん逞しいではないか。
 
演技に力が入ってるんですよ。でもこの演技の力の入り方はたぶん時代劇に向いている…大河ドラマに合ってる。いい感じです。力が入った演技…真面目な演技?…それが大河ドラマっぽい。なんとなく昭和の役者さんみたいな雰囲気がある。なんか妙におとこおとこしている。彼が喋ると場面が昔の大河ドラマっぽくなるのが面白い。
 
時代劇はね、声の小さな柳腰のモダンな優男はどうもしっくりこないのよ。こちらが大河ドラマの役者に期待するのが昔の男のイメージだからなんだろうと思います。大河ドラマの役者には、丼飯を5杯食べて馬に乗って一日中山野を駆け回り、ふんどし一丁で川に飛び込んで魚を口に咥えて上がってくるような男気が欲しい…たとえそれが嘘であっても。
 
今の三浦さんはちょっといい感じじゃないかなぁ…まだわからないですけど。ルックスは申し分なし。首が太い。顎も割れてる。5年前のひょろひょろした感じとは全然違う26歳の男。いいと思うぞ。ちょっと楽しみ。
 
この亀ちゃんは、鶴ちゃんに「おとわはそなたのものにはならんぞ」と釘を刺すほど負けず嫌いで一直線な性格。鶴ちゃんもそんな宣言されても困りますよね。きっと彼も複雑な気持ちだよなぁ。幼馴染とはいっても、ずーっといなかったのに急に帰ってきて偉そうにされてもさ…。なんだろう…亀ちゃんは一直線で大雑把で周りを傷つけても自分で気がつかないワンマンタイプなのかしら?…亀ちゃんは子供の頃はひ弱な男の子だったのに、ずいぶん性格が変わったわね。
 
というわけで今週、三浦さんに興味が湧いた。貫地谷しほりさんが出てきたのも期待できる。しかしせっかくいい雰囲気の俳優さんなんだから、女の子キャラとのくだらない恋話ばかりじゃなくて、きちんと歴史の激動の中の男を演じさせてあげて欲しい。


★阿部サダヲ

配役最高。おもしろい。この頃の竹千代君は何歳の設定?あまり違和感が無いのがすごいと思います。楽しみだわ。雀めずる心優しい男の子?…この人が家康になると思うと楽しみだわ。

猫が可愛い。
温泉饅頭が美味そうだ。

 

2017年2月6日月曜日

Lady Gaga - Million Reasons (2016)



いい歌です。いい声。ちょっと泣ける。



Lady Gaga - Million Reasons (2016)

Released: Dec 14, 2016
℗ 2016 Interscope Records


早速レディ・ガガさん。いいものを見て聴いたら記憶しておきましょう。昨日のスーパーボウルのハーフタイムショーの真ん中あたりで歌っていたバラード「ミリオン・リーズンズ/Million Reasons」。この曲で一瞬ぐっときたのでとりあげた。ちょっと琴線に触れる。

これはいい歌だ。

ガガ姐さんがこんなにいいボーカリストだったとは。彼女にはほとんど興味がなかったのでロクに知らなかったんですよ。彼女は本当にいい声の持ち主なのね。だって以前は「らぁらぁあっああーろまぁろままぁ」なんて歌ってるんだもの…あまり興味が湧かなかった。

こんなに素晴らしい歌手だとは知らなかった。

女性の力強い歌声は気持ちいい。このお方の声はパワーがあってすごく気持ちいい。低音もいい。女性でガナリ声が気持ちいい人の声は大体全ていい。ガガさんもガナリ声がかっこいいです。この曲はガナってないですけど朗々と歌い上げてますね。まぁ聴きほれますわ。これはいい。

内容は恋人に対して「あなたを嫌になる理由なんて100万もあるけれど、でも一つだけでいいから一緒にいたくなる素敵な理由が欲しいのよ」。お…辛い恋やね。

カントリー風味?演歌だな。お歌の上手な方は、歌をじっくりと聴ける曲がいい。しかし上手いな。どのライブを見ても完璧に歌っている。すごいわ。これだけ上手いと、むしろどんな曲を歌ってもよく聴こえてしまいますね。


Lady Gaga - Million Reasons
(Live From The Bud Light x Lady Gaga Dive Bar Tour Nashville)



彼女の事が知れてよかったです。スーパーボウルのハーフタイムでは、以前ブルーノ・マーズ君のことも知ったんでした。現時点でトップのスター達のステージをコンパクトに見れるのは便利でいい。

昨日も書いたけれど、ステージの上の彼女は堂々としていて、なりふり構わず全て投げ出して全力投球なのがとてもかっこいいと思う。

ガガさんのお名前はStefani Joanne Angelina Germanottaだという事も今日知った。だから去年出たアルバムは『Joanne』なのね。

ちょっと拾って聴いてみたけどアルバム『Joanne』はいいアルバムっぽい。もう少し聴いてみます。

 

 

2017年2月5日日曜日

レディ・ガガ姐さんのスーパーボウル(2017)ハーフタイムショー!





毎年恒例でございます。ショーがさっき終わった。本日アメリカは25日・日曜日。アメフトには全く興味が無いのでゲームは見ていないのですが、毎年ハーフタイムショーだけは見る。

今年はガガ姐さんです。

ワタクシはね…ガガさんにはどうも気持ちが入らないのよ。嫌いじゃないんです。ニューヨークの生まれのお嬢様が、強い意志でぶっとんだアートポップスターをやってるのもいい。ご本人も気さくでとてもいい人らしいです。多くの社会貢献活動もやっているらしい。インタビューなどで話す声の感じもお嬢さんっぽいし、このお方を嫌いになる理由は無い。キャラとしてはたぶんかなり好き。

なのに彼女は彼女のスター性ばかりが記憶に残って、音楽・曲が記憶に残らない。それは問題。歌は上手い。ドスの効いた声もいい。だけど曲が記憶に残らない。「Born This Way」がマドンナの曲にそっくりなのも印象がよくなかった。

衣装や、MVやステージでのぶっとんだスーパースターぶりが現代の若い女の子達の憧れの対象になっているのは、おそらく30年前にマドンナが若い女の子の間で大変な人気だったのに似ているんだろうと思う。


Lady Gaga - Lady Gaga's Pepsi Zero Sugar Super Bowl LI Halftime Show



 しかしカリスマは流石です。今回のショーも派手派手。まー本当に派手。最初にガガさんはスタジアムのトップで歌う。いい声。空には星?星の色が…形が変わる。それからガガさんはケーブルに釣られて地上に降りてきた。ステージ上には大勢のダンサー。小さめのステージを囲むファンにはライトを持たせてそれも演出の一環。これはどうやってリハーサルしたんだろう。

曲は有名どころ…私はよくは知らない。一番良かったのは、冒頭の歌いあげ。それから真ん中あたりでピアノを弾きながら歌ったバラード。ガガさんのような声は、この曲のように昔ながらのスタンダードな曲の方が向いてますよね。歌声を聴かせるタイプのバラード。彼女にはわらわら踊りながら歌うよりも、こういうタイプの曲の方が似合ってると思う。思わず聴きほれました。ファンの持つライトの演出も綺麗でしたね。

彼女はとにかく必死。一生懸命、持てる力を全て投げ出してなりふり構わず真剣全力投球で歌って踊っているのが大変素晴らしい。カリスマのスーパースター。やっぱり特別なお方ですね。

最後にクレジットが…
DRONES POWERED BY INTEL

おおおおおおおっおいっ
冒頭のあの空の動く星はドローンだったのかよっ!?
すげぇええええっっっ!!!
 ↓
 
 

2017年2月1日水曜日

NHK スーパープレミアム『漱石悶々』・感想



★完全ネタバレおおいに注意

日本では去年の1210日に放送されたもの。こちらでの放送はお正月明けだったと思うが、昨日もう一度録画を見直した。

夏目漱石が悶々とするドラマ…ふふふ。

夏目漱石さんが亡くなったのは49歳だったそうだ…おお。彼の『吾輩は猫である』が出たのが39歳だったそうなので、彼の作家人生はわずか10年。ほぉーなんと短い…。そんなことも今まで知りませんでした。ちょっとびっくり。

漱石さんは作家になる前、ロンドン滞在中に神経症にかかったらしい…そのあたりの気持ちがわからないわけではないので親しみを覚えたこともある。漱石さんの本にはそのロンドンにいた時にハマって、ワタクシも彼の有名な本を何冊か読んだ。


このドラマはそんな夏目さんの48歳の時の恋だそうだ。片思いですね。漱石先生が美女への妄想で悶々とするお話。妄想が膨らみすぎてほとんど独り相撲。オジサン不器用だわ。ほほほ。


お相手は宮沢りえちゃん…京の祇園のお茶屋「大友」の女将・磯田多佳さん。綺麗です。宮沢りえさんはいい女。本当にいい。小さな口の上にすっと通った細い人中が色っぽくていい。皮膚が薄くて大人顔。いい女。

その綺麗なお多佳さんに豊川悦司/漱石先生がデレデレする。最初から最後までお多佳さんを想って悶々とする。


最初の出会いから夏目先生の緊張がおかしい。コチコチに緊張してる。不器用なのね。お多佳さんが「吾輩は下戸である」と言えば、漱石先生が早速ニヤニヤし始める。スケベオヤジの顔だ。

2日後、漱石先生は自ら多佳さんに電話をかける。「お多佳さんかい?夏目です。どうも先日は。その…。よかったら今夜、遊びに来てくれませんか?では待っています。」ふふふふふ漱石ウキウキ。「咲かぬなら咲かせてみましょう紫陽花の花…」とつぶやく。

お多佳さんがやってきた。一緒に食事。漱石ニヤニヤ。うん。うん。嬉しそう。ところがお多佳さんは邪魔者(加賀正太郎を)を呼びたいと言う。そこで漱石先生は目を伏せる…「お多佳さん、…しかし今日は、私は誰に催促されるでもなく自らの意志で電話をかけた。なぜだと思います。…話したかったから。」おおっ。「もっとあなたと話したかったからです」いいぞっ先生GO!「二人っきりで、あなたと話しをし、もっとあなたを知りたいと思ったからです」おおっいいぞっ勇気あるな…お多佳さんが怯えている。…お多佳さんの「先生?」で現実に引き戻される。笑

邪魔者の登場に先生は大変機嫌が悪い。加賀君は胃も丈夫。その加賀君が先生にお願いごとを言い出す。それに答えて不機嫌な先生「チンチラデンキ 皿持てこ 汁のましょ」(←笑)イジメ、パワハラだ…これも妄想…漱石先生の悪い顔。

その帰り際、多佳さんからデートのお誘い「先生、晴れて暖かかったら、うちと北野さんへ梅見に行っておくれやすやろか?」漱石嬉しい。漱石ウキウキ。

「晴れたらお多佳さんと梅、晴れたらお多佳さんと梅、晴れたらお多佳さんと梅…」と呟きながら梅の絵を大量に描く。←爆笑

当日は快晴。お多佳さんを待つ先生。来ない。なぜだ…なぜだ…なぜだ? 人力車で京都観光に一人出かけ、オムライスを食べて「まずいっ!」
…東京に帰ると言う。

「春の川を 隔てて おとこ おんなかな」

面白かったのはここまで。妄想がおかしくて、漱石先生がおかしくて何度も膝を叩いて笑った。ははははははは。豊川さんも楽しんで演じていらっしゃいますね。おかしい。


胃痛で苦しんでいる時に訪ねてきたお多佳さんに,(妄想で文句を言ったように)実際に文句を言えればよかったのよね。でも漱石さんは言えないのだね。まぁ不器用「あなたのせいですよ。あなたが二日も訪ねてくれないから寂しくてこんなに悪くなってしまった。」おお、それが言えるなら文句だって言えるじゃないか…。

先生、若いきんちゃんにキャア… ステキヤワァ…と言われてまんざらでもないのも面白い。漱石デレデレ。嬉しそう。

その後の、多佳さんのお店や、岡本橘仙さんあたりの話で中だるみ。漱石先生から話がそれると面白くなくなる。お多佳さんの「黒髪」は漱石先生への想いなのか。橘仙さんとお多佳さんが親しいのはわかるけれど、橘仙さんは嫉妬してるの? それに漱石先生が病気のためにお多佳さんの「大友」で一晩過ごす場面も、まさか襖一枚を挟んで男女が隣同士で眠ることはないだろう。襖一枚で分けた隣の部屋ってほとんど同じ部屋にいるのと同じですからね。ものすごく無防備。あの場面は不自然なのではないのかなぁ。もっと遠くの部屋が空いてなかったんだろうか。

お多佳さんの「風流ぬす人」を読む場面では、内容から漱石先生がお多佳さんと橘仙さんの仲を知るということなんだろうけれど、なんだか残念だわ。橘仙さんが全然魅力的じゃないのも困りましたね。邪魔者。漱石先生もかわいそうだけれど、やってきた奥さんに八つ当たりはいかがなものか(笑)。


漱石先生が東京に帰ってきた後で、お多佳さんにうだうだくどくどくどと説教手紙を書くのもいただけない。口で言えなかった本音を、文章にしてくどくどと文句+説教。なんだなんだなんだなんだなんだ? んまーしちめんどくさい男やね。んまー本当にめんどくさいわ。この手紙って実話なのかしら? 知りたいですねぇ。漱石先生はめんどくさい男ですわ。そんなきつい手紙を書くぐらいなら、直接文句を言った方がいいのになぁ。しかし文豪ならそれも愛嬌。お多佳さんも涙涙で説教手紙を受け入れているんだろうけど、もともと先生が嫌いじゃなかったのね。だってこのお手紙、とてもまわりくどいけれど、

愛の告白

だもの。しかしこのタイプは私はダメだわ。先生くどいわ。(^_^;)\


漱石先生は困った男ですねまったく。この説教手紙を書いた頃の漱石先生は、もう今の私より年下ですもん。びっくりです。このお方は色々と最後までこだわりを捨てられなかったのかな。面白い本も書いているからユーモアのセンスはあるんだろうに。55歳ぐらいまでお元気なら達観して(生きることも)もう少し楽になったかもしれないのに。

それにしても真面目不器用な消極的堅物中年オヤジの、女性への妄想デレデレは見ていてとても面白いのだはははは。このドラマも前半がとても面白かった。豊川さんのニヤニヤデレデレだけでドラマ全編やってほしい。


漱石先生が黒猫を飼っていたことを最近知ったので私は嬉しい。やっぱり親しみがわく。

ところで若い頃の漱石先生のドラマ『夏目漱石の妻』は見逃してしまった。見たいですねぇ。


つい思いついて岩波文庫の夏目漱石作品集のセットをアマゾンで購入! 以前から未読分の文庫を買い足そうと思っていたところ。これでコンプリートできる。ひゃ~~~っ!\(^o^)/

2017年1月31日火曜日

お猫様H:猫と休む





やっぱり風邪をひいてしまったのでござる。トランプ氏の就任式の頃に38度の熱が出て4日間平熱に戻らなかった。前回の「オバマさんありがとう」のエントリーを書いてからうだうだ寝てました。
 
毎年1月、2月に必ず風邪をひく。今回は旦那Aからうつったらしい。それにしても熱が出ると疲れる。咳もなかなか止まらない。年を取って弱くなったんだろうか。この時期はいっそのこと冬眠した方がいいのかもしれぬ。結局今年も1月いっぱい何もせずに過ごした。
 
毎日ソファーでだらだらしているとお猫様がやってくる。のしのしとひざ掛けを踏みしめるように足元から上がってきて、腿の辺りをふみふみ、そのままどっかと倒れこんで眠り始める。なんともうれしい…幸せである。しかし4キロの猫は重い。足が痺れる。最初はぬくぬくと温かく気持ちいいが、だんだん熱くなってくる。ひざ掛けの下で汗をかくのだけれど、せっかく寝ている猫を起こすのもかわいそうなので動けない。そうやって34時間が過ぎる。
 
そろそろ起動しよう。


2017年1月22日日曜日

オバマさん、ミシェルさんありがとう❤❤❤



先週の金曜日に、もう次の大統領が決定してしまったわけだけれど、
オバマさんご夫妻に感謝です

オバマさん2009年から8年間どうもありがとうございました。


海亀が米国に移住したのは2008年。その年の年末、オバマさんはアメリカの大統領に選ばれた。驚きましたよそれはそれは…それはもう本当に嬉しかった。

…(それ以前に)10年間暮らした英国で学んだことはとても多く、実際に「私は英国に大人にしてもらった」と今でも英国には大変感謝しているわけですが、(今だから言える)実は欧州白人のアジア人に対する扱いにちょっと疲れたかなというのもあったわけで…。

そういうこともあって2008年にアメリカに移住してきて、その年の年末に

アメリカ合衆国で初めての
アフリカ系の大統領

が選ばれた事が私は本当に嬉しかった。心から(涙)。

その時滞在していた部屋でTVを見ながら、その場にあった紙に赤と青のペンでアメリカの国旗を描き、割り箸に貼り付けて涙を流しながら振り回し、旦那Aにあきれられ…。私は嬉しかったのだ。ほんとに。

やっぱりさすがアメリカや
アメリカは違う
アメリカに来て良かった(泣)

あれから8年。
 

…私はオバマさんご夫妻が大好きなのよ。いつも仲良し。いつもにこにこ見つめ合って、冗談を言って笑い、いつもベタベタ。演説をすれば天才的なカリスマのオバマさんが、ミシェルさんの前ではなんだかおとなしいニコニコおじさんになるのもいい。子供達の前では優しいお父さんとお母さん。家族に囲まれたオバマさんが本当に幸せそうに笑うのもいい。苦労人のオバマさんはおおらかなミシェルさんに本当の幸せを貰ったんだろうと思う。理想の夫婦。
 

時間が経つにつれてオバマさん以上にミシェルさんももっと好きになった。ハーバード出の才媛にも関わらす、TVのトークショーに出演して歌ったり踊ったり買い物に出かけたり腕立て伏せをしたりコントをやったり、いつも親しみやすく明るくておおらかで…。ファースト・レディの彼女がそのように親しみやすく振舞うことで国民に影響力を持つことを誰よりも理解していた方で…アメリカの子供達に野菜を食べるよう指導し、ホワイトハウスには様々なエリアから子供達を招待して政治に親しみをもたせ、軍人の家族を支援し、女の子達の教育を向上させるため活動し…。
 

オバマさんご夫妻は、お二人とも人として素晴らしい。こんな方々が大統領夫妻になることはもう暫くないのかもしれない。オバマさんが特殊。良すぎて特殊。(今回選ばれた新大統領を見ても)オバマさんはやっぱり奇跡だったのかもしれないとも思う。もうこんな大統領はあらわれないのかもしれない。
 

政治家が選挙のために綺麗ごとを並べるのは当たり前。しかしオバマさんは心からアメリカを良くしようと努めた方。私欲ではなく、真に弱い者の味方であろう、困っている人々を助けよう、人々をより良い方向に導こうと常に考えてきた方。人種問題を過去のものであると真に人々に信じさせることができた方(アフリカ人の父親を持ち母親の白人家庭で育ち+家族にアジア人も多数、出身は人種問題がほぼ存在しないハワイ)
 

オバマさんは正しい人。真摯で真面目な苦労人。それを支えるミシェルさんも大変な努力家。お二人とも努力をして階段を登ってきた方々。だから全ての国民の真の目標、理想になれた。お二人を見ているだけで、アメリカの知性と良心を信じる事ができた。

海亀はホワイト・ハウスを去ったお二人が名残惜しくて、今でもTVの録画用HDに年末から録画したオバマさんのインタビューを残したままにしている。暫く消せないと思う。

オバマさん8年間おつかれさまでした。
感謝してます。ありがとうございました。