能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2013年8月4日日曜日

LIVE★Earth Wind & Fire/アース・ウインド & ファイアー!!!!



Earth Wind & Fireのライブに行ってきた!!! ぎゃー盛り上がったわ! もー踊った踊った…あひゃひゃ(笑)あー楽しかった。すんごいね。まさか今頃見れるとは思わなかった。

近年のうちのショボイコンサート事情の鬱憤を吹っ飛ばしてくれるようなベスト・ヒット・アース・ウィンド&ファイアーメドレーで歌い踊り狂いました。いやーアメリカのファンはうるさくてノリがいいからいいわ。みんなでギャーギャー大騒ぎ。ステージも客席も大盛り上がり大会。やー踊った踊った。

モーリス隊長はいらっしゃらなかった模様。しかしメインボーカルのフィリップ・ベイリーさんが歌う歌う。すごいね。まーよくあんなに声が出るもんだ…驚愕の62歳。すごいな~。見た目も若いぞ。バンドには息子さんもいるそうな。ベースのヴァーダイン・ホワイトさんもギンギラのラメパンツで元気一杯。

EW&Fのファンではなかったので詳しいことは知らないのだけど、このバンド、70年代からのメンバーは、上記の二人ともう一人ラルフ・ジョンソンさんを含む3人しか残ってなくて、あとは徐々にミュージシャン達を入れ替えて昔のEW&Fブランドの音楽をやってる…という感じらしい。
しかーし…

いいですよ懐メロは

あのフリップ・ベイリーさんが歌ってくれればそれでいい。イイのだ。曲もいい。EW&Fはやっぱいい  音響が悪くて、最初どうしたもんかと思いましたが、踊り始めたらそんなことはどうでもよくなった。やっぱ往年のDISCOはいい! 

(^o^)/ヤッホー  幸せよ
ミミカ ゙ キーン…ト イタイ…

日本ではもうすぐサマーソニックに出るらしいです。


2013年8月1日木曜日

NHK大河ドラマ「八重の桜」第30回「再起への道」



やっと追いついた。会津戦争の回は、私個人の学びもあったので、話の筋や台詞を逐一詳しく書いていましたが、戦争も終わったので少しペースを落とします。

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●まずあらすじ
会津戦争終結から半年経った18693。アメリカ、マサチューセッツ州の大学で新島譲(オダギリジョー)が日本の明治維新での混乱を心配している。「復讐がなければいいが…。」(←西南戦争?)

八重ちゃん(綾瀬はるか)とその家族は、米沢藩の知人宅に身を寄せている。今は反物を売って日々を過ごす。戦争の傷痕は大きく、八重ちゃんは今でも時々悪夢にうなされる。知り合った会津の女性・千代の住む商家を訪ねるが、千代は今でも死んだ夫の仇を討つと言う。(←西南戦争?)そこへ現れた商家の主人。実は千代は妾としてその男に囲われの身だった。

69518、東京の飯野藩邸では、松平容保親子の命を救う代わりに家老・萱野権兵衛(柳沢慎吾)が切腹。萱野「戦で奪われたものは戦で取り返すのが武士のならい。」(←西南戦争?)

同日、函館の幕府軍も降伏。その数日前に新撰組の土方(村上淳)も戦死。頼母(西田敏行)「わしは生きる…わしらの会津を踏み潰してった奴らがどんな世の中作るのか、この目で見届けてやる。」

東京・護国寺、会津藩士謹慎所にてお家再興の話。陸奥の国下北三万石。名前は「斗南」。逆らう藩士達を山川大蔵(玉山鉄二)が説得する。大蔵は斗南藩の大参事に。梶原平馬(池内博之)は戦争を指揮した償いから全ての役職を退くと言う。前年68年の10月には平馬が大蔵の弟・山川健次郎(勝池涼)を長州へ逃がしていた。

6910。米沢の八重ちゃん一家の元へ大蔵が尋ねてくる。「斗南」で会津藩再興があるので八重ちゃん達にも来てほしいとの話。尚之助(長谷川博己)も行くと言う。それを八重ちゃんは断る。「もう暫くこうして生きていたい。」

19703。雪の中、会津藩士達と家族が斗南へ向かう。
京都では覚馬(西島秀俊)が歩けるように回復していた。

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いやー辛いですね。まず最初の場面から会津戦争終結の半年後とあったので「ああ戦後の具体的なキツイ描写は避けたんだろうな…」と思った。八重ちゃん一家は会津を離れ、米沢藩の藩士宅へ家族で居候。ようやく落ち着き始めて一見穏やかなんですが、そんな日々でもやっぱり辛い…という状況。
 
(私は良くは知らなかったのですが)ネット界隈をうろうろすると敗戦の後の会津藩(城下)のキツイ状況というのもいろいろと出てきまして、そのようなものを映像で見せても辛いばかりでドラマとしては苦しいものがある。そのため主人公のその後の話として、敗戦直後の話はバッサリと切り捨てたんだろうと思った。
 
(敗戦直後の場面を)切り捨てたとは言っても、人物達の心には会津戦争の傷痕がまだまだくっきりと残ってます。八重ちゃんはシェル・ショック状態で、夜中にも悪夢にうなされてますし、物静かなうらさんは仕事に没頭することで全てを忘れようとしている。佐久ママも旦那様と息子2人を亡くして(←覚馬のことは知らない)気落ちされているんですが、決して泣き喚いたりはしない。気持ちを押し殺しているんでしょう。みねちゃんが気丈に振舞っていますが、みんな本当に辛いのを我慢して頑張っているんですね。
 
死体や、怪我人、捕虜の苦しみ、女性達の災難などを映像で見せることなく、八重ちゃんや千代さんの精神的な辛さで戦後を表現したのは上手いと思う。こういう見せ方のほうがずっと心に響きます。
 
特に千代さんのエピソードは辛い。今まで苦労を知らない藩士の奥方だった女性が、他藩の商人の妾になって生き延びようとしている。士族の女性がいかに誇り高く育てられたかを考えると、信じられないほど辛い話ですよ。またこの商人の男がいやな男で「会津の女のカラダは…」と言い始めた時には目を剝きましたよ。驚いた…昭和の時代劇みたいじゃないか(笑)。よく今の時代のドラマでこんなエゲツない言葉を言わせたもんだとびっくり。今年のNHKさんはすごいな…拍手。こういう話は実際に多くあったんだろうと思います。リアルに辛い話。
 
 
男達には男達の辛さがある。菅野権兵衛さんは負け戦の責任を取って切腹。別れの場面は悲しかったです。柳沢さんの泣き笑いの表情がなんともいえず悲しい。柳沢さんご本人がすごくいい人っぽいから特に悲しい。
 
先日似顔絵でいろんな顔がある…と書いた山川大蔵殿のシーンも多かったです。米沢藩の八重ちゃんを訪ねてくるところは史実なんでしょうか。この人はやっぱり八重ちゃんが好きなんですかね…?(もちろん史実ではないですが)。よく触るしなぁ。しかしこんなに八重ちゃんが好きな設定なら尚之助さんが亡くなった後の再婚は大蔵殿でいいんじゃね…と思ってしまいました。だってこんなに思ってくれてるし顔も悪くないし…。女性はとことん惚れてくれる男性と結婚したほうが幸せですよ。(←史実にはまったく関係ないけど)
 
この週で平馬くんともお別れでしょうか。大きな目のこの俳優さん大好きだったけどな。(スタジオパークも見たけど、やっぱり池内さんは大きな目がステキ )ところで二葉さんはどこいった?
 
さてそもそも大蔵殿が八重ちゃんを訪ねてきたのも、青森の斗南藩で会津藩を再興するので八重ちゃんにも来て欲しいということだったんだけど、八重ちゃんは行かないんですね。尚之助さんが行くのに、どうして行かないんだ…という疑問が残りますね。これはどうも上手く説明できてなかったですよね。この先八重ちゃんは京都に行ってしまうし、おまけに他の人と再婚してしまうわけで、どうも分からない。ちょっと尚之助さんが可哀想な気もする。いろんな台詞がカットされたんでしょうか。
 
 
さてこれからどういう展開になるんでしょう。尚之助さんとの夫婦の感じが良かったからなぁ…。お転婆で男勝り、気が強くてはねっかえり娘の八重ちゃんと、彼女を温かく見守る心の広い大人の男・尚之助さんの組み合わせがとても良かったもんね。あの二人が別れるのは本当に残念。
 
冒頭に新島(オダギリ)譲さんが出てきましたが、さてこのお方はどうなんでしょ。硬派で古風な大人の日本男児・尚之助さんがあまりにも良かったからな…難しいですよ。ぼそぼそと英語を話す声を聞いても「腹に力をいれんかいっ!」と思ってしまう(笑)。私はバターの国の人と結婚したので、日本人でバタ臭いアメリカかぶれの人にはあまり興味が無いのだ ワタシ…やっぱ大河ドラマの男は、ふんどしをキリリと締めた昔気質の日本男児がいい! 会津には、容保公、大蔵君、平馬君、官兵衛君に、神保さん親子や土佐さん、林さん、権八パパ、秋月さんに伝五郎先生、それに尚之助さんと古風でステキな男がいっぱいいましたからね。ああいう古風な日本男児の方がいいわ。無骨で不器用、怒ると怖いけど心は優しい昔の日本の男がもっと見たい…。
 
しかし今後八重ちゃんも京都ではケーキを焼いたりするそうな…さてどうなることやら。
 
京都の覚馬君はもう目が見えないみたいです。時栄さんがかいがいしくお世話してますが、それを見て「あぁこの二人はもう…」と思ってしまう。覚馬「見えなくても花を愛でることはできるようだな…」(←オイ…笑)
 

 

2013年7月31日水曜日

Perfume:Perfume Body考察



ヨーロッパが終わってから、ちとネタ切れですが…私もMETROCKというフェスのお写真について話そう。

まずは画像から(画像はお借りしてます)。
 
 
 
 
こういうのに一番ぐっと来ますね。面白い。揃ってそうで揃ってない。でも十分揃ってるんですよね。動くとそれがよく分かる。ともかくこの画像でああ…と思うのは、3人の体形の違い(私は女です)。

かしゆかさんは信じられないほどバービー体形で驚きます。ちっさいウエスト。細い肩。長い手足。とにかく腰の位置が高くて信じられない。顔もちっちゃいです。可憐ですね。でも実はしっかりと引き締まった筋肉質。かっこいいです。

あ~さまは曲線。やっぱり女らしいです。肩幅は割合広いのにウエストはかしゆかさんとあまり変わらない。出るとこが出て絞まるところが絞まってます。上半身に比べると実は下半身が小さいかも。実は逆三角形。3人とも鍛えてますからね。

のっちさまは実はがっしり大型。肋骨の幅が他の二人よりずいぶん大きい。のびのびと手足も長いです。彼女に似合う言葉はやっぱりゴージャス

 ↑ドッカーンと迫力のち様の脚
 
3人とも本当に綺麗なお姉さんになった…。今が一番綺麗な時でしょう。3人ともそれぞれ違うのにこんなに綺麗なんて…。体形の決まってない子ども時代の友達が3人。たまたま一緒になったのに、こんなに粒が揃ったのにも運命を感じますね。
 
あれだけ踊って特に息切れをしているようにも見えない。3人とも、とんでもない体力の持ち主なんだと思う。あれだけ鍛えてるから体形にも一切無駄がない。美しいです。

暫く前にこの衣装の写真を見たときは「なんと趣味の悪い…(笑)」と思ったのですが、動くといいんですよね。派手で。こんなのなかなか着こなせる人はいないと思う。やっぱりPerfumeはすごいですよ。

2013年7月30日火曜日

NHK大河ドラマ「八重の桜」第29回「鶴ヶ城開城」


今回もまずストーリーから。

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●1968915
新政府軍総攻撃2日目。東北諸藩は次々に降伏している。城内にはもう食料が無い。砲撃の続く中、八重ちゃんの父・権八(松重豊)は食料を確保しに城を出る。

男達は軍議中。米沢藩からの書は会津も降伏するようにとのこと。食料さえあれば…冬になれば…という者もいれば砲撃の凄まじさに「冬まで城がもつとは思えぬ」という者も。(←冬までもってもやっぱり負けると思う、戦力の差が…)

大蔵の妻・登勢の死。そこへたまたまやってきた弟健次郎(勝地涼)を理由なく責める大蔵(玉山鉄二)。もう皆精神的に追い詰められている。それを見る容保公(綾野剛)「秋月…」

夜も砲撃は続く(←すごいです)。八重ちゃん(綾瀬はるか)と尚之助さん(長谷川博己)の会話。「会津は…八重さん、あなたは強い」「そんなら尚之助様もすっかり会津のお国の人だ」「んだなし…」

密命を帯びてひそかに城を抜け出す秋月さん(北村有起哉)を八重ちゃんが護衛。スペンサー銃の7連発。

庄内の新政府軍・薩摩藩陣所では西郷どん(吉川晃司)が「こん犠牲に答えにゃならん…新しかこん国は…」

●917
総攻撃4日目。容保公「何もかも戦で燃やしてしまった。代々築き上げてきた会津の誇りまでも汚した…」そこへ照姫(稲森いずみ)「ご立派なご決断と存じ上げまする」

新政府軍・土佐藩陣所。秋月、土佐藩士達に嬲られながら「急いでくれ。正式に降伏が受け入れられるまで、今藩士達は必死に、今、この時を死ぬ覚悟で皆戦っておるのだ…」その様子を挟んで、城外で戦う官兵衛(中村獅童)の姿、八重ちゃんの父権兵衛が被弾、城への砲撃、子供達も城内で戦っている。(←これらの場面はドキドキしました) そして板垣退助(加藤雅也)登場「降伏の嘆願に来たかい?」

城内に被弾した権八が運び込まれる「米を運んできたぞ。…八重、ぬしゃわしの誇りだ。皆を守れ。」家族に囲まれて権八絶命。

●920
総攻撃7日目。秋月が城へ帰ってくる。降伏の嘆願は受け入れられ城への砲撃がやむ。

●921
女性達へは照姫から降伏の内容が伝えられる。開城・降伏式ののち、殿、大殿は謹慎所へ。15歳に満たぬ者、60を越す者、女性はおかまいなし。藩士達は猪苗代で謹慎。女性達は皆泣く。

男達の中に八重ちゃんも加わっている。容保公「罪は我が一身にある。この上はこの一命をもって会津を、皆の行く末を守る。何があっても生き延びよ…」そこへ八重ちゃん、

「恐れながらお殿様は間違っておいでです。何があってもお殿様には生きていただかねばなりませぬ。私は何度考えてもわからね。天子様のため、公方様のため尽くしてきた会津が、なじょして逆賊と言われねばならぬのか」男達が泣く。「会津の者なら皆知ってる。悔しくてたまんね。死んだ皆様は会津の誇りを守る為に命をつかったのです。どうかそれを無駄にしねえで下さい。ほんとは日本中に言いてえ。会津は逆賊ではねえ。だけんじょ、それを証明できるのは殿様しかいねえのです。だから何があっても生きてくだせえまし。」皆泣く。殿も泣く。

二葉さん(市川実日子)の書けない文字。照姫様が代わりに筆をとる。大きく書いたのは「降参」。無言で落ちる涙。

●922
降伏の白旗が掲げられる。城外では官兵衛が泣きながら崩れ落ちる「わしは認めん、まだ戦える…」

降伏式は城の正面で。その後、容保公は妙国寺にて謹慎。

その夜、八重ちゃんが一人壁に歌を刻む
「あすの夜は 何国のだれかながむらむ なれし御城に 残す月かげ」
母・佐久「明日からどうすんべな…城下は全部焼かれちまったな…」謹慎所へ男達と共に行くつもりの八重ちゃんを母は止める「おまえはたった一人の娘だ」。

●923
女性は皆、城の掃除をする。二葉さん「戦に負けても誇りは失っちゃなんね。綺麗に渡さねば会津のおなごの恥だ。」

鶴ヶ城開城。土足で上がる官軍が磨き上げられた廊下に気付く。

会津の男達が集められている。官兵衛も戻ってくる。皆が民謡を歌い始める。八重ちゃん、尚之助さんに「懐かしいな…祝言の日。あんさまのくれた紅は結局赤すぎてつけていくとこがなかったなし…」すると尚之助さんがいきなり「女だ。女がまぎれているぞ。」引き離される八重ちゃん。部屋を出る男達。硬い表情のまま背を向ける尚之助。(←これが最後なんだろうか…)

城に戻った八重ちゃんが一人。「消えた。何もかも。」一人泣く。「そんじも空は変わらねえのか…」(←八重ちゃんの表情で泣ける)
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はぁ…戦が終わりましたね。今回は編集が良かった。秋月さんが嬲られている時の台詞と、官兵衛や権八、城内の子供達の様子を被せた場面はドキドキしました。
 
スペンサー銃で7連発を撃ちまくる八重ちゃんもかっこよかった。もうこの際平和とか言ってる場合じゃないもの…このドラマ。戦うなら強いほうがいい。八重ちゃん強いです。
 
権八さんが亡くなってしまって悲しい。あー…これはこたえる…いいお父さんだったよな…(涙)。こういうあっさりした突然のさよならは後でじんわりとこたえる。
 
降伏の内容が女性達に伝えられた場面はまるで昭和の「玉音放送」。昔、戦争を体験したうちの家族が終戦当時大泣きしたと言ってました。敗戦ではただ泣くしかない。
 
それから容保公を囲んだ男達の場面での八重ちゃんの言葉は本当に素晴らしかったです。大河ドラマの歴史に残る名台詞かも。最初は私も正直「また女が出しゃばって…これだから女が主人公の大河は…」などと思いながら見ていたのですが、内容を聞くにつれて気持ちが逆転。感動して泣けました。綾瀬さんが素晴らしい。
 
女があの時代にああいうことを言うなんて史実としてはあり得ないです。しかしあの彼女の言葉は、他の男の藩士達が言いたくても言えなかった本音ですよね。男達には誇りや意地もあるし、絶対忠誠心から殿に逆らうこともできない。彼らにああいう本音があったとしても「自らの命で責任を取る」と宣言している藩主の前では決して言えないでしょう。ああいうぶしつけな本音(死なないで殿は絶対生きてください)は、窮屈な男の階級社会の外側にいる女の八重ちゃんだからこそ言えたこと。それに八重ちゃんは、自らも一兵士としてバリバリに戦ってきたんで、他の男達にも一目置かれているんですね。だから誰も彼女を止めなかった。むしろ皆一緒になって泣いている。…そしてあの言葉こそ、会津の方々が後世に、世界に向かって言いたかったことだろうと思います。ドラマの脚色だとはいえ、あれを主人公に言わせるとはすごい脚本だと思う。ほんとに感服いたしました。
 
城を明け渡す前、女性達が城を掃除する場面もいい。立つ鳥跡を濁さず。いいですよね。これは日本人独特の美学じゃないかと思います。外国人には分からないと思う。このドラマはこんな小さな場面がすごくいい。本来「美しい日本」とは、こういう細やかな感性や礼儀、けじめ、人への気遣いや思いやりなど、昔はあたりまえだった日本人独特の美学や美意識のことを言うんだと私は思う。このドラマには今までにも日本らしい美しい場面が数多くありました。今の日本ではこういう美学はまだ生きているんでしょうか。
 
尚之助さんに止められて、八重ちゃんは謹慎所に行けなくなりましたが、史実では謹慎所に向かう途中で見つかって城に戻されたらしいです。これはいずれにしても無理だったと思う。所詮女は男とは違いますからね。下手すればとんでもないことになりかねない。彼女の身の危険もあるし、他の会津藩士達にも迷惑でしょう。それにしても尚之助さんとはこれきりなんだろうか…。この夫婦が別れるのは実に残念。

ともかく会津戦争は終わりました。これほどまで丁寧に、会津戦争終結までの歴史を会津の視点から描くドラマも少ないだろうと思います。細かなエピソードを、時間を追ってひとつひとつリアルに、臨場感溢れる演出で、尚且つ人物達の心、魂まで再現したこの大河ドラマには、今までになかったほど心を動かされました。感動しました。この歴史の大きな転換期を再現してくださった脚本家の方、NHKのスタッフの方々、出演者の皆様には深くお礼を申し上げたい。今まで全く知らなかった歴史を学ぶことができました。感謝しております。
 
ともかく一段落です。八重ちゃんマラソンはまだまだ続く…。

 

2013年7月26日金曜日

八重の桜:山川大蔵殿の研究


感想が1週間遅れているのですが(早く追いつかなくては)…新しい明治の時代に行く前に研究しておきたいお題がありまして…。『八重の桜』ももう30回で、出演者の方々もいろんな表情を見せて下さっていますが、この大蔵殿ほど顔の変わる方もあまりいません。いつも似顔絵は1度だけですが、このお方だけは1度きりではもったいない。それで特別にページを設けることにしました。

●山川大蔵殿の研究

まず、若い頃の大蔵殿は八重ちゃん大好きの優しい若者。
 
ところが、おロシアにいかれてから急に鼻息が荒くなりました。何を学んでいらしたんでしょうか。
 
官軍との戦いも佳境に入ると経験値を積んだ自信からドヤ顔になり、
 
軍事総督になってますます威厳を増し、

 
最後は超怖い人。燃えていますね。

男前な熱い男・大蔵殿は、八重ちゃんが京都に移った後も活躍されるのでしょうか…。