能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2012年7月19日木曜日

Armin van Buuren vs Sophie Ellis-Bextor - Not Giving Up On Love (2010)



綺麗です。



Armin van Buuren vs Sophie Ellis-Bextor - Not Giving Up On Love

Album:  Mirage
Released: Nov 22, 2010
℗ 2010 Armin Audio B.V. under exclusive license to Armada Music B.V.


以前紹介した曲「Groovejet」のソフィーさん。2000年当時21歳だった彼女も、この曲がリリースされた2010年には31歳。大人です。ビデオにはDJをやってるArmin さんもうつってます。

ソフィーさんの曲を、オランダのDJArmin Van Buurenさんのアレンジで仕上げたコラボワーク。面白いのはこの曲、Arminさんとソフィーさんの両方の名義で、それぞれ別々にリリースされてること。ソフィーさんの曲として彼女のアルバム「Make a Scene」に、Arminさんの曲として彼のアルバム「Mirage」に入ってること。どちらからも買えるわけです。面白いなと思う。

Arminさんのアルバム「Mirage」は、例えば中田ヤスタカさんが、いろんな人の曲のリミックスをやったら、それを全部まとめて彼のアルバムとしてリリースするというようなもの。そんなのがあったら、私、買いたい。

この曲の世界でのチャートの結果が面白い。英国のダンスチャートで27位。シングルチャートでは165位でまあまあの結果だったのが、ポーランドのチャートで1位。スペインで4位。ロシアのシングルチャートで3位。オランダ(シングル)で8位。アメリカのダンスチャートで3位…と評価がバラバラ。ダンス系の曲はロシアや東欧、スペインで強いというのが面白い。



Spiller Feat. Sophie Ellis-Bextor - Groovejet (If This Ain't Love)(2000)

2012年7月18日水曜日

NHK ドラマ10『はつ恋』第8回-Only Love


ありゃー安っぽく仕上げたなーというのが今回の感想。びっくり。やっぱり7回目の修羅場の後、8回目に終わらせるには誰かを殺すしかないのか…。しょうがないのかな。

前回までは素晴らしかったです。緑さんが感情に流されてよろめいた後、旦那さんに三行半を突きつけられるまで、自分の犯した過ちに気付けなかった愚かさがものすごくリアルで、見ていて腹が立つほど。潤ちゃんの激しい怒りも納得。そんなリアルさを包み隠さず見せたところがすごいドラマだと思った。



だからこそ今回のまとめ方は余りにも簡単すぎて納得し難い。7回目まであれだけよかったのだから、もう少しなんとかならなかったのか。

とにかくこのドラマ、40代の女性をターゲットにした話らしいんだけど、いったいどういうつもりでこの最終回を締めくくったのか疑問。あまりにも安っぽいエンディング。この緑さんは自分勝手に好きな道を選んだのに、周りの人達がいい人ばかりで全て許されてそれでおしまい。何から何まで、緑さんに(浮気をした女性に)都合のいい話になってしまって興ざめ。あーあ…。


浮気をするのなら覚悟を決めていただきたい。旦那さんを裏切り、子供を裏切り、それでも突っ走りたいのならあっぱれ。でももし覚悟をする暇もなくよろめいてしまって、それでも子供の事を考えるのなら、旦那さんになりふり構わず懺悔して元の生活に戻れるよう許してもらうか、それとも嘘をつきとおして一生十字架を背負うかのどちらか。緑さんはどちらもせずに飛び出した。一度は突っ走ったのに、ふらふら帰ってきてなんだかなーという感じ。反省してるの? ごめんなさいは?

特に、潤ちゃんのキャラをあれだけいい人に設定にしたのだから、再会の場面で緑さんが謝らないのもおかしい。潤ちゃんにこの期に及んで「ごめん」と「ありがとう」と言わせる脚本にもびっくり。この話、潤ちゃんには何の落ち度もないです。緑さんは潤ちゃんに対して、人としてあまりにも失礼。「明日死ぬからいいよね」ではいけないと思う。結婚は甘えじゃないです。結婚は他人同士がお互いに思いやりをもって寄り添って一緒に生きていくこと。潤ちゃんは一生懸命それをやっていたのに、ある日突然裏切られて、その後何の音沙汰もなく3年間。子供を旦那さんに押し付けたまま3年間。死ぬから許されるのかって、じゃあ死ななかったら健太君にも会わずじまい?

特に最後、三島君と潤ちゃんが、お父さんの床屋で健太君の話をしながら和んでいるのを見てげんなり。なんだか昭和のドラマで「亡くなった社長さんのお通夜に本妻と二号さん、三号さんが(いろいろあったとはいえ)顔を合わせ、言葉少ないながらも理解しあう」みたいな話を思い出した(笑)。これって緑さんが天国で「私の愛した男達が仲良くしてくれてるわ」と喜んでるような状態? げげっ。あんまりだわ。

とにかく癌の再発が分かってから、全員が何のわだかまりもなく和んでしまうのがとてもチープ。全然リアルじゃない。たずねていった翌日に、いきなり死んでしまうのも都合がいいけど、ああいう風に突然現われてすぐ死んでしまうなんて、健太君にはとんでもなく残酷。健太君に対してさえ自分本位。そんなところも緑さんが超自己中女に見えてしまう。結局潤ちゃんと健太君のことは捨てたんだから、今さら無理やり再会させる必要もないと思う。

昔、知り合いに、奥さんがよろめいて離婚した夫婦がいて、その旦那さんの怒りがすごかったのをよく覚えてる。一方的に裏切られた。子供もいる。憤懣やるかたないけど怒りのぶつけようが無い。怒って当然。もちろん即刻離婚して二度と解りあうことは無いだろうという状態。女性の浮気なんて決して綺麗には終わらない。

たかがドラマを見て熱くなるのも変だけど、このドラマ、それぐらい真剣になれた。設定がいろいろと無理はあっても、7回目まではいろいろと考えさせられた。だから今回の最後はうーん……夏目漱石の『門』のように、十字架(悲しみと後悔)を背負いながらも地味に日常の小さな幸せを噛み締める話のほうがいいな…。無理に決着をつける必要は無いと思う。

俳優さん達は素晴らしかった。俳優さん達の演技を見てるだけで最高の娯楽だった。ほんとうによかったです。幸絵さんの三島君への愛は、相手の幸せを思いやる大きな優しい愛ですね。彼女はいい女だな。

170cmの木村さんを軽々と抱き上げる伊原さんがかっこいい。脚が長いなー。


2012年7月17日火曜日

映画『ムーンライズ・キングダム/Moonrise Kingdom』:ウェス・アンダーソン論



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Moonrise Kingdom2012年)/米/カラー
94分/監督; Wes Anderson
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あの、ウェス・アンダーソン監督が帰ってきた。これにつきます。

この監督さんを語るのに『ロイヤル・テネンバウムズ(2001)』は避けて通れない。なぜなら、あの映画が後にも先にもこの監督の最高傑作だから。あんなに完成度の高い映画は、めったにあるものではない。


問題を抱えた家族。子沢山。大人の事情。反抗期。中二病。引き取られた子供。ぎこちない空気のおかしみ。淡い恋。ドールハウスのような室内の情景。箱庭のような屋外。隅々まで行き届いた神経。マッチ箱に描かれた絵のような世界観。絵本のような世界。クスッと笑えるようなおかしみ。ゆるい笑い。そしてほんの少しの毒。いいですよね。独特の魅力。そんな『ロイヤル・テネンバウムズ』にあったこの監督の良さが、この『Moonrise Kingdom』にもてんこ盛り。

Bottle Rocket(1996)』と『天才マックスの世界(1998)』は準備期間としよう。その後3作目の『ロイヤル・テネンバウムズ』で花開いたこの監督の才能。問答無用に素晴らしかった。ところがその後の『ライフ・アクアティック(2004)』で迷走。面白いんだか面白くないんだか分からないような冗談、俳優達の悪乗りにしか見えないドタバタ、まとまりの無いストーリーラインなどで置いてきぼりを食らい、次作の『ダージリン急行(2007)』では、すかした俳優達の珍道中がちっとも面白くないという始末。その次の人形劇はついに見ずじまい。「あああの『ロイヤル・テネンバウムズ』は一度だけの奇跡だったのかも」とまで思い始めていた。

この『Moonrise Kingdom』は、たぶん『ロイヤル・テネンバウムズ』の完成度には及ばない。あの映画ほど深くもない。人物の関係も複雑ではない。だけど今回、またこの監督のあの丁寧な映画作りが帰ってきたんです。どこの場面で映像を止めても絵になる情景。全ての場面の一つ一つが絵本の絵のよう。神経が隅々まで行き届いていて、映像というメディアを扱っている事を、心から楽しんでいるのがありありと伝わってくる。この人がこれを真剣にやったら超一流。こういうタイプの監督は貴重。


私の映画やドラマのレビューでは、「リアルだリアルだ」といかに作品がリアルさを追求しているのかを褒めることが多いのだが、この監督さんの場合は正反対。彼の映画の素晴らしさは、あの独特のにせもの感。全部が箱庭のような小さな世界。それをコツコツチマチマと細密画のように丁寧に作った映画。全部嘘っぽい。そんな嘘っぽさが細やかな神経で構築されている魅力。セットもカメラワークも脚本も全て手作りのような丁寧さ。独特の世界観。それがこの監督の映画の最大の魅力。


とにかく何から何まで可愛い。主人公の男の子サム君が(監督の好みなのか)また眉毛の濃い黒縁の眼鏡をかけた変な子。飄々としてつかみどころがない。彼はボーイ・スカウトのメンバー。この子が淡々粛々と作業を進めるのがものすごく可愛い。そのガールフレンドにひねくれた女の子。きっとこの子が成長すると、目の周りを黒く縁取りしたグウィネス・パルトロウになる。彼女の両親はビル・マーレイとフランシス・マクドーマンド。ボーイスカウトのキャプテンにエドワード・ノートン。地元の交番のお巡りさんにブルース・ウィリス。その他にもハーヴェイ・カイテルにティルダ・スウィントン。大人俳優の全員がAクラスのスター達。彼らが楽しんで役を演じているのも見所。


この映画を見て改めて思ったのは、このアンダーソン監督は常に「子供」の映画を撮ってきたということ。この「子供」とは成人した大人の中にも存在する子供。それをこの監督は一貫して描いてきた。『Bottle Rocket』の3兄弟も、マックスも、『ロイヤル・テネンバウムズ』のオヤジもその子供達も、『ライフ・アクアティック』のオヤジ達全員も全てみんな子供。大人が子供のように考え行動するおかしみを描くのがこの監督の特徴。それと対照的に同じストーリー内の子供のキャラがとても大人びているのもまたおかしい。どんな登場人物もみんな微笑ましくて可愛い。…だからたぶん、すかした男性3人組を普通に撮ろうとした『ダージリン急行』が面白くなかったのだろうと思う。

この映画はそんなアンダーソン監督が、じゃあ子供達を主軸に映画を撮ったらどうなるかというもの。主人公は123才の子供達。彼らが大人のように考え行動をする。彼らの行動を見ながら「いったいこの子達は何を考えているんだろう…」と、ストーリー中の大人達と一緒になって私達観客も振り回される。彼らの行動や意思が非常にミステリアスなのが面白い。こんな子供達がいたら大変だけど面白いだろうな。


今まで、大人の中の「子供」を一貫して描いてきたアンダーソン監督が、初めて実際の「子供」を主役に据えた映画。ありそうでなかった新境地。大変成功してると思う。この監督さんは、あまり手を広げず、こういう普通の人達の話を狭い範囲で深く淡々と撮っていった方がずっといいと思う。

ところで、この監督さんは犬が嫌いなんだろうか(笑)。



2012年7月16日月曜日

Perfume グローバルサイト Ver. 2.0.1, Hurly Burlyのダンス




グローバルサイト、新しくなったみたいです。
Ver.2のダンスについて書きたい。このダンス、すごくいい。


最近のPerfumeのダンスって、グループとして完成されてきたからなのか、構成も個々の振りもリズムの取り方も非常に技巧的なものが多くて、ただ単に音楽にのって踊ってるようなものが少なくなってた。それこそがPerfumeのすごさで素晴らしいのだけど、そんな技巧ダンスの中に時々垣間見えるあ~ちゃんのファンキーな振りを見ていると、もしこの娘達をただ音楽にノセて踊らせたらどれぐらい踊れるんだろうなと思ったりもする。

昔はノリが優先された振りもあった。「Twinkle Snow Powdery Snow」なんてそのタイプ。曲のリズムに素直に合わせたステップを踏んで後は手振りを足したような振りなんだけど、ダンスとしてのノリはすごくいい。そんな感じのダンスって最近あまり無かった気がする。要は、例えばPerfumeのメンバーと一緒にノリノリで踊れるような振り(笑)…があまりなくなったかなという感じ。

ところが、このグローバルサイト、バリバリじゃないですか。ノリがすごくいい。まさに一緒に踊れそうな振り。ほぼステップを踏んで跳ねてるだけの(彼女達にしては)単純に見える(いや十分難しいけど)ダンスなんだけど、彼女達みたいに上手い人達がこういうのを踊るとむちゃくちゃかっこいいと思う。 (えー…数ヵ月後に追記:ちょっと前のTV出演時の動画を見るとこのダンス全然単純じゃないですよね。一緒になんて踊れない(笑)。この頃TVでのお披露目がまだだった頃でグローバルサイトでのダンスのみを見てトンチンカンな事を言ってました)。組み合わせ技巧パートよりも、3人一緒のノリノリダンスパートが多いので、ダンスとしての勢いがあると思う。3人が揃った勢い。勢いだけで押していくようなダンス。最近こんなの無かった。これは見たいです。すごく見たい。Ver.1のダンスも良かったけど、今回はもっとヒップホップ寄りですごくノリがいい。いつものハイヒールの綺麗なお姉さん風よりも、髪を振り乱してなりふり構わずバリバリに踊っていただきたい。見たいですね。どこかでやってくれないかなー。


そうそうそういえば、「Twinkle Snow Powdery Snow」みたいな隠れた名曲みたいなのは二度とやらないんですかね。もし現在の大人のPerfumeがこういう大昔の曲を今の完成度で、余裕の笑顔で洒落でやったらすごくかっこいいと思う。ちょっと見てみたい。

ところでこのグローバルサイトのVer.2、こちらからアクセスしても、昔のVer.1のダンスしか出ないことのほうが多くて、なかなか見れないのだけど、これはどうしてなんだろう。日本の早朝に開いたらVer.2が開けたことがあったので、日本での混雑具合が関係あるのかな。このグローバルサイトにはいろいろと言いたいこともあるのだけど、また今度。




2012年7月15日日曜日

NHK大河ドラマ「平清盛」第28回「友の子、友の妻」


今、公式のサイトに行ったら清盛君が坊主になってた…。

今回も落ち着いて見れたと思います。義朝君は早かったです。あっという間にいなくなった。なんだかあっさりし過ぎていた気もする。玉木さんも正清の趙さんもおつかれさまでした。

悪源太義平君の最後が見れなかったのが残念。

清盛君はとても落ち着いてきたと思う。頑張ってます。ただ一つ気になった。時子とのシーンでのこと、状況として、もしこれが現代劇なら松山さんの演技は何もおかしくない場面。ところがこのシーンでの彼の演技が「平清盛」像としてはとても軽く見えてしまっていた。結果として役に合ってない演技に見えてしまう。それで思ったのは、もしかしたら俳優さんは現代劇でなら十分にリアルな演技をしているのに、時代劇に合ってないんじゃないかということ。往年の時代劇の大スターの方々、松平健さんや、高橋英樹さんなどの演技は、かなり時代劇向けの様式美の演技。現代劇に持ってきたら、たぶん大げさな演技。時代劇ならではのリアルさというのか、そんな時代劇用の演技の型みたいなものがあるんじゃないか。近年、若い俳優さん達が時代劇で軽く見える違和感は、彼らに時代劇の様式が身についていないことからくるのではないか…などと思ってしまった。

それから頼朝君への清盛の説教の場面。また泣く。やっぱり泣かない方がいいと思う。叔父さんを殺すような時代なんだもの。そんな極限を生きてる人たちは簡単に泣かないと思う。泣かれるたびに興ざめ。自分の台詞の良さに酔って泣いているように見えてしまう。



いつも思っていたけれど、池禅尼の和久井映見さんが素晴らしい。歳を重ねた女性の声。この落ち着き。以前はどちらかと言えば可愛いタイプの女優さんだったと思うのに、演技でこんなに変われるなんてすごいと思う。

それから、今回は頼朝君が素晴らしかった。中川大志さんはまだ14歳だと聞いているが、既に声が落ち着いている。清盛に殺してくれるよう頼む声が14歳とは思えないほど深い。たいしたものだと思う。これから身体も大きくなって、声ももっと低くなったらすごくいい俳優さんになるかも。

坊主になった西光(加藤虎ノ介さん)。一瞬誰だか分からなかった。この人の目力がいい。公家さんメイクの時には気付かなかった。坊主頭がすごく似合う。

常盤(武井咲さん)。先週はっとしたのだけど、この女優さんは美しい。武井さんの顔はよく見ると、大きな目以外はほとんど能面に見える。輪郭が能面。丸い鼻も能面のそれ。能の女面は長年日本の美女の顔。目が小さいのが現代の美女と違うところだけど、武井さんの顔は、能面に大きな目をくっつけたような顔だと思う。 常盤は1000年前の絶世の美女。武井さんは現代の能面風美女。すごくいいと思う。目がすごく綺麗。

筋の速い流れや思想の甘さ、脚本の台詞がぎこちないところなどいろいろあったけど、全体的に落ち着いて見れたと思います。ただ音楽はベタですね。ドラマドラマ…ドラマチックやなーという音楽の入れ方はどうもつらい。

さて直後の予告で、滋子のチリチリ頭がイキナリ出てきて「えぇーーっ」と大声が出た。はぁーやっぱりちょっと心配。拒絶反応に近い。ふざけた回になるのかなー。




最近のPerfume:TV出演「コミュニケーション」初披露


見ました。「コミュニケーション」のダンス。

JPNのツアーが終わってTV出演もお休みだったらしく、しばらく彼女達のことも見ていなかったのですが、いやーほんとに色気が出てきましたね。とても綺麗。

あ~ちゃんが、話すときには相変わらず可愛い女の子なのに、ダンスの直前にポーズをとったところから急にプロの顔になるのがすごい。全員そう。みんなプロ中のプロ。あんなハイヒールで34分踊り続けるなんて、たぶん短距離を全力で走るくらい体力を使うんじゃないかと思うけど、さらさらっと平気な顔で笑顔で踊りきるのが、もうプロすぎてすごい。あれだけ動いて余裕なんだもの。何度も言うけど、ああいう人達は世界中探してもどこにもいません

MIKIKO先生の振りがとんでもなく独特なんで、まずPerfumeみたいなグループを他に作ろうと思っても無理です。Perfume風」っていうコピー商品がまず作れない。彼女達が特別なのも、あの振りがあるから。3人が同じ振りを踊っているのではなく、組み合わせで見せるダンスなんてあまりない。下手すると、一瞬一人が振りを間違えたんじゃないかとも思えるようなギリギリレベルの危険な振り。だけどPerfume3人が余りにもプロでピタリと揃ってるので問題なし。彼女達のダンスの完成度がすごいから可能なんです。彼女達にしか出来ない。最近ますます完成されてきた。それに、あれだけ踊って全く息も切れない。笑顔に笑顔の余裕余裕。この歌では、持ちマイクも無くてヘッドセットなので全身運動。そんなに難しそうに見えないけど、ぴょんぴょん飛び続けてるんで結構きついんじゃないかな。

ちょっと前のMTVでの和風ダンスも、ちょこっとあがってたJPNツアーの映像も見たけど、もう何をやらせてもさまになる。本物のプロ中のプロ。かっこいいです。


私個人の勝手な意見としては、もう可愛いとか、大衆に媚びるとか、笑顔を振りまくとか、チューハイやグミを売るとか一切やんなくていいから、パフォーマーとしてこんなダンスを極限まで追及していって欲しい。…なんてことを言うと嫌がられてしまう…まあそんなことにもならないだろうけど。

だってPerfumeって世界一よ、皆さん。あんな人達、他にいないってば。あの脚を見て。あのスタイルの良さ。顔も綺麗。肌も白くてスタイル抜群。髪が黒くて白い肌とのコントラストが映えて、色合いがものすごく綺麗なのを、最高の状態で見せてくれてる。アジア人は黒髪が一番綺麗。古典的な美しさ。古典的な美しさは世界に通用するんです。おまけにあんなに踊れるなんて、いませんいません。もう素晴らしすぎる。CMとか、アイドル売りとか、いろんな大人の事情があるとは思うけど、彼女達を見るとアノ素晴らしさを決して無駄にしてはいけない…と、どうしても思ってしまう。


追記:ところで、グローバルサイトの新しいダンスが、ページを開いてもめったに出てこないんだけど、どうしてでしょう?




2012年7月14日土曜日

Sandii & The Sunsetz - Sticky Music (1984)





ステキ、ステキ…。



Sandii & The Sunsetz - Sticky Music (Live, Countdown, 1984)




80年代初期、日本には団塊世代のインテリを中心とした、非常に大人のカッコイイ方々が沢山いた。YMOを中心とした実力派のミュージシャンの方々、そこにファッション関係(各種デザイナーズブランド)、その周りを取り囲む若者メディア。雑誌「宝島」あたりを中心とした(インテリ)アンダーグラウンド文化みたいなもの…そんなものが存在した。

中心の方々はだいたいみんな30歳前後の団塊の世代。大衆に媚びることなく、実力のある人達が独自にクリエイティブな事をやって、真面目にカッコイイ。分野が違ってもお互いが知り合い同士で、それぞれのコラボも珍しくなかった。…で、そんなカッコイイことをやった直後に、照れ隠しのようにふざけて自分達を笑える知性。なんだかすごく大人に見えた。当時はそんな実力派な彼らを、アイドルのようにサポートする層も存在した。YMOのような実力派のバンドがアイドルだなんて、とてもいい時代だったと思う。このサンディー&ザ・サンセッツもそんな界隈に存在していた。

モデルなルックスのサンディーさんは、超絶大人のいい女。震えるような声。それにちょっと怖いサンセッツの方々。手の届かないようなかっこよさだった。

現在の東京ミッドタウンの辺りに、昔、防衛庁の建物があって、その近所にあったミントバーというカフェバーに、友人達と彼らのライブを一度見に行った。クリスマスの頃だったかな。小さいところなので観客はギュウギュウに押しつぶされて苦しかったけど、目の前の小さなステージで歌うサンディーさんは優雅で超絶に美しかった。