能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2012年7月14日土曜日

Sandii & The Sunsetz - Sticky Music (1984)





ステキ、ステキ…。



Sandii & The Sunsetz - Sticky Music (Live, Countdown, 1984)




80年代初期、日本には団塊世代のインテリを中心とした、非常に大人のカッコイイ方々が沢山いた。YMOを中心とした実力派のミュージシャンの方々、そこにファッション関係(各種デザイナーズブランド)、その周りを取り囲む若者メディア。雑誌「宝島」あたりを中心とした(インテリ)アンダーグラウンド文化みたいなもの…そんなものが存在した。

中心の方々はだいたいみんな30歳前後の団塊の世代。大衆に媚びることなく、実力のある人達が独自にクリエイティブな事をやって、真面目にカッコイイ。分野が違ってもお互いが知り合い同士で、それぞれのコラボも珍しくなかった。…で、そんなカッコイイことをやった直後に、照れ隠しのようにふざけて自分達を笑える知性。なんだかすごく大人に見えた。当時はそんな実力派な彼らを、アイドルのようにサポートする層も存在した。YMOのような実力派のバンドがアイドルだなんて、とてもいい時代だったと思う。このサンディー&ザ・サンセッツもそんな界隈に存在していた。

モデルなルックスのサンディーさんは、超絶大人のいい女。震えるような声。それにちょっと怖いサンセッツの方々。手の届かないようなかっこよさだった。

現在の東京ミッドタウンの辺りに、昔、防衛庁の建物があって、その近所にあったミントバーというカフェバーに、友人達と彼らのライブを一度見に行った。クリスマスの頃だったかな。小さいところなので観客はギュウギュウに押しつぶされて苦しかったけど、目の前の小さなステージで歌うサンディーさんは優雅で超絶に美しかった。





2012年7月12日木曜日

Pet Shop Boys - West End Girls (1984)



懐かしいです。

Pet Shop Boys - West End Girls (1984)

Album:  Please
Released:  Aug 16, 1993
℗ 2001 Parlophone Records Ltd, a Warner Music Group Company

ロンドンに住んでいたころにはまだネットの接続が悪くて、当時Youtubeなんて見れなかったと思う。なので、昔の音楽のPVも見れなかったのだけど、今改めてこれを見ると、この映像に映っているロンドンの街のそれぞれがどこなのかが殆ど全部分かる。テムズ川沿いだったりウォータールー駅だったり、すごく懐かしい。

だけどこのPVが撮られたのは、1984年。大昔。ということは、ロンドンの街なんて30年近く殆ど変わってないってことになる。建物の殆どが100年以上前の石造りで歴史的な建造物なので、全く手が付けられないんですね。近代的な開発が出来るのは郊外だけ。これに比べると東京は、開発のスピードが速くて、いろんな街が30年前とは全く違っていることに改めて驚く。六本木ヒルズのあたりなんて、昔の面影は全く無いもの。長年日本を離れていると、帰るたびに街の様子が変わって驚いてしまう。

30年近く前に初めて聴いた時からいい曲だと思ったけれど、このシングルだけで惹かれてアルバムを買ったら、全然好みじゃなくて閉口したのもいい思い出。以来、彼らの音楽はほとんど聴いていない。でもこの曲は名曲だと思う。

 

2012年7月11日水曜日

映画『スノーホワイト /Snow White and the Huntsman 』:綺麗な絵本


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Snow White and the Huntsman2012年)/米/カラー
127分/監督;Rupert Sanders
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久しぶりに見ました、お金をかけたハリウッド映画。楽しんだ。なーんにも残らないけど…。


ストーリーは白雪姫が基本にあるんだけど、そこに『ジャンヌ・ダルク』と『もののけ姫』と『ロード・オブ・ザ・リング』を投げ込んで大変忙しく仕上げましたという感じ。話が淡々と進んで、これといった心理劇も全く無い「浅い」映画なので、なんだか豪華に作られた綺麗な絵本をぺらぺらめくっているような感じ。ターゲット・オーディエンス=ティーンの女の子達の好きな物を全部投げ込んで、主役は大ヒット映画=トワイライト・サーガの女の子にしよう…と、狙って作った娯楽映画だと思う。まあ見事に原作のおとぎ話的な感じが皆無で、可憐な美少女なはずのお姫様が鎧を着て剣を振り回すという…白雪姫とは似ても似つかぬ代物。それでも絵は綺麗だし面白かった。



見所は、シャーリーズ・セロンさんの気合の入った熱演。アカデミー主演女優賞の貫禄。この女優さんは、たかがティーン向けの映画でも本気です。なりきり具合が素晴らしい。一番の見ごたえ。からだ張ってる。怖い怖い。彼女は見ていてすごく楽しい。


主役の女の子クリステン・スチュワートさんはどうも華がない。白雪姫の設定の絶世の美少女というには、ちと色気が無さ過ぎる。しかしこれには理由があるのでしょう(後述)。私はどうもこの女優さんの鼻の穴が気になってしょうがない。目はすごく綺麗なんだけど、鼻の下が短いのにあごが長かったりして、美少女というにはなんだかうーんという感じだ。めったに笑わないしあまり可愛くない感じ。


ところで、あのもっさりしたオーストラリア訛りの俳優さんは誰でしょう。今人気のハリウッドのアクションスターでしょうか。アメリカの女の子達は高校生の頃からああいう毛深いゴリラ君がいいのかしら。


『もののけ姫』のシーンは思わずのけぞるレベル。おいおいそんなに露骨にコピーしちゃっていいのか。あまりに同じなんで、ジブリさんにアイデア料支払ったんだろうかと思った。でもね、なんだか嬉しかったわ。白雪姫もあの場面だけはサンになってたし、シシ神さまもリアルに実写で(CGだけど)ああいうのはちょっと嬉しい。

さて、主役の女の子の話を。前述したように彼女は、大ヒットした『トワイライト・サーガ』で大スターになったんだけど、たぶん今一番のアイドルスター。さてそのアイドルの女の子が、私の目にはあまりにもサバサバしていてちっとも可愛くない、色気もない。あまり芝居が上手い感じでもない。なんだか女の子として硬すぎる印象。そもそもトワイライト・サーガなんて、ティーンの女の子の恋の話でもあるだろうに、どうしてあそこまで色気のない娘がヒロインに選ばれたのか疑問。何故か。


それは…彼女のファンである1215歳の女の子って、大人が思う以上に潔癖で女の色気を嫌うものだからかも。自分の色気にさえ戸惑っている頃には、他の女の子の色気なんて全然興味がないのでは。むしろ凛々しいぐらいの女の子のほうがいい。ティーンの女の子達はセクシーよりカッコイイ女の子が好きなんでしょう。


ところがこんなティーンアイドル、234歳を過ぎると行き詰ることが多い。それは、ティーンの頃には人気の理由だったボーイッシュさが、大人の女優として欠点になってしまうから。大人の女優にはティーンのスターとは違った魅力が必要なんです。このクリステンさんが、この先そんな大人の女優さんになれるのかどうかはまだ不明。


ただ今回、この凛々しい若い女優さんをちょっと見直した点がひとつ。彼女はアクションでいけるのかも。馬に乗るのが非常にさまになってるし、崖から飛び降りたり、剣を振り回したりするのもなかなかいい。もしかしたら将来、誰かアクション系の俳優と組んで、危ない事をやってもさまになる次世代の男勝りのアクション女優としてやっていけるのではないか…どうかな…。





NHK ドラマ10『はつ恋』第7回-Promise


Loaded, and exhausted…。あー疲れた…へとへとです。こんなにまぁドキドキしたドラマもめずらしい。何度もテレビに向かって声を出したものだから、旦那Aがびっくりして何度も2階から降りてきた。ああああぁ疲れた…。


ネタバレ御免

とうとう行き着くとこまでいってしまいました。しかし俳優さん、女優さんがすごいです。脚本もはんぱない。ここまでリアルにいろんな事を描き切って、一切の綺麗ごとを切り捨てた怒涛の最後に、大きな拍手。よくぞやりました。まさかNHKでこんなドラマが見れるとは。

何度もテレビに向かって大声をあげたその記録。

まず三島先生との逢瀬。ああぁとうとう。「えーっいかんっ止めろっ!」…しかしこの場面、美しくて切ないんですよ。これはもう俳優さん達の力技。特に木村さんはすごい。ほんとうに愛しくて哀しくて切ない顔。演技と思えないような表情。見ててドキドキした。普通ならこんな場面、「チープな芝居にしやがって…これだから不倫ものはしょうもない」と怒るところなのに、俳優さん達の迫真の演技のせいで、いつの間にか「なんだかヨカッタネ…」などと思ってしまう始末。上手い役者さんたちの演技ってすごいなーと思う。

翌朝、潤ちゃんが布団の上で起きたままなの。「え~っ潤ちゃん寝てないの?」。その後帰ってきた緑さんのいたたまれなさ。潤ちゃん怒ってますよ。

幸絵さんが、ホテルで本を開くとハラリと落ちるメモ書きのメッセージ。「ぎゃーーーっ!」

そのメモを持って潤ちゃんのオフィスに現われる幸絵さん。潤ちゃんの目が怖い。狂気が見え始める。怖い。そのメモを持って潤ちゃんに近づく眼鏡っ子。「ごらあっちへいけっ!よけいなことするんじゃねえっ!あ、握りつぶした。」

その後、公民館で会う緑さんと三島君。「ズット…イッショニ…」と言う三島君。そこで緑さんが突然「私には大切な家族がいるの。今までなかなか思い切れなったけど、これでホントに最後ね。サヨウナラ…。」 「えーっオイオイオイオイオイオイ一回○○したらそれでスッキリしたのかっ、あんまりだろーっ!大切な家族がいるって…じゃあ何で○○したんだよぉーっ!もう取り返しがつかないじゃないかっ。なんて身勝手な自己中女なんだっ!こら、そこでニコニコするんじゃないっ。」その直後、様子を見ていた潤ちゃん。「ああーっ!」

もちろん、潤ちゃんは怒りまくります。「そうそうそのとおり! あ、でも悪いのは三島君じゃないですよっ、奥さん奥さん…」


二人が家に帰ってきた後、最後のシーンでの会話のリアルなことリアルなこと。怖いです。もちろんこれも脚本と俳優さん達が上手いから。緊張感がすごくてピリピリ痛い痛い。緑さんが黙りこくったときには「ダメっ言うんじゃないっ、言っちゃダメっ!」とまた大声をあげた。でも「ゴメン」と言ってしまう緑さん。「ああぁどうして言う…。」 その後の潤ちゃんの怒り。「はい当然です当然です、あなたが正しい…ごもっとも、ごもっとも…」そうこうしているうちにクレジットが流れ始めた。潤ちゃんに三行半を突きつけられる緑さんが、もうどうしようもないほど汚い女に見えてしまった。ほんとにリアル。女優さんてすごいなと思う。

これは辛いです、ほんとに。俳優さん、女優さんがとてつもなく上手いから、もうリアルで怖い怖い。三島先生と一晩を過ごしてしまう場面なんて、大変けしからん場面な筈なのに、緑さんが余りにも切ない表情なんで、なんだか納得してしまう。私は絶対ありえないけど、そのあたりは正しい正しくないではないんだろうな…と思うくらいいいシーン。だけどね…後が無いんですよ。あるのは泥沼の不幸と後悔だけ。それがたぶん世の中のほとんどの人達が、こういうことを出来ない(しない)理由。感情に流されることが本当に幸せなことなのかどうなのかは、一線を越えて向こう側に行った人にしか分からないんでしょう。

だけど、このドラマのいいところは、その後の「残酷な家族の崩壊」をおざなりにせず、隠すことなくしっかりと描ききったことでしょう。これは辛い。傷口に塩をすり込まれるような痛み。見事です。これが現実なんでしょう。オイタをしたら結果が付いてくる。脚本がそれを逃げていない。ここまでやるのなら、不倫話もリアルな人間のドラマとして見れるということ。すごいドラマ。


あいかわらず、3人の役者さん達がすごいです。潤ちゃんの公民館での荒々しさ、その後、自宅に帰ってきて緑さんにダメ出しをするときには、ものすごく怒ってるのにやっぱり表面は優しい…。だけどその表情がだんだんと本気の怒りに変わってくるところなんて、ほんっとに怖い。緑さん、もう後が無いです。こういう普段から優しい人は怒らせたら後がない。最後にママを追って、バスを追いかける健太君を抱きかかえる潤ちゃんの後ろ姿を見ながら、気持ちがどんより言葉が無いほど悲しくなった。



★ところで先週スタジオパークの青木さんを見て、なんだかこの人好きかも。あの柄パンツに雪駄で大雑把な感じもいい。ブログも見たら絵も上手。なんだか好きな俳優さんになりそう。








2012年7月10日火曜日

Dash Berlin with Cerf, Mitiska & Jaren - Man On The Run (2009)




いい曲です。



Dash Berlin with Cerf, Mitiska & Jaren - Man On The Run (2009)
Man On the Run - EP
Released: Mar 23, 2009
℗ 2009 Armada Music.com


ネット上でいろいろとつついていると、いろんなものが出てくるんだけど、これも最近見つけた。いい曲です。情緒的なメロディ。トランスの味付けが無くても普通に良曲だと思う。
正式なアーティスト名は、Dash Berlin with Cerf, Mitiska & Jaren 。タイトルはMan On The Run。この「Dash Berlin」というのが、オランダのJeffrey Sutoriusさん を中心とした3人のトランスのDJプロジェクト(?よくわからない)だそう。…で、「Cerf, Mitiska & Jaren」というJarenさん、Matt Cerfさん、Shawn Mitiskaさんの3人のグループとのコラボなんでしょうか。なんて発音するのかもわからないわ。
とにかく、こういうダンス系の曲というのは、同じ曲が動画サイトにごまんとあがっていて、どれがオフィシャルかを見つけるのも難しい。間違って違う名前であがってたりする。これも実はArmin Van Buurenで探してたら出てきた曲。かかわりはあるらしいけどこれはDash Berlinです。…でオフィシャルを見つけてPVを見るとろくでもなかったりして、なかなかいいリンクが見つからない。おまけに他の人のリミックスがあがってたりする。
でもいい曲です。これがあるから動画サイトめぐりは止められない
 
追記:Dash Berlinの属するレーベルがオランダのArmada Music2003年に創立されたトランスのレーベルで、その創立者の一人がArmin van Buurenさんだそう。この曲とこの人の関わりもその関連でした。


2012年7月9日月曜日

NHK大河ドラマ「平清盛」第27回「宿命の対決」



よかったです。男祭り。大きな拍手。やっぱいいよね、戦の再現。



 もうね、玉木君、惚れたわ♪ ステキ。いい男。惚れ惚れ…見とれる…(笑)。ファンになった。あ、武将の時だけね。彼が画面に出てくるだけで、ほえ…と見惚れる。ステキ。この人は絵になる。時代劇の男としてすごく絵になる。先週スタジオパークに出ていたのを見たけど、普段はふつーのイケメン君なのね。なんだかご本人は現代風に洗練されすぎた優男であまりピンとこなかったけど、武将をやると最高にいい。こんなドSで荒々しくて乱暴で怒鳴ってばっかりの単細胞をやると最高にはまる。前回も書いたけど、この俳優さんには時々時代劇に出て、激しい日本男児を演じ続けて欲しい。45歳ぐらいになって貫録がついたら、この人の男振りの右に出る者はいなくなるかも。これは楽しみ。怒鳴り声が最高。素晴らしいです。映画やドラマの業界の方々には、こういう俳優さんに、昔気質の激しい男を演じる機会を作ってあげて欲しい。現代の優男ばかりなんて、ほんとにつまんないわ。


それから前回あんなに清盛君の文句を言ったのに、今回どうよ。いいじゃないですか。今回清盛君がかっこいいの。どうした。やればできるじゃない…。えーびっくりだわ。玉木君が勢いでガウガウ言ってるのに対して、清盛君は静かな知将という感じですか。ほんとなの、今回、前回と打って変わって清盛君がかっこよく見えた。それもカメラワークとか照明で意図的に良く見えるように撮っている感じ。

公卿の二人が会いに来て、清盛君にひれ伏している場面なんて、清盛君を大きく見えるように下から撮ってる。一人でサイコロを振ってた後立ち上がった時もそう。意図的に強い大きな男に見えるように下からのアングルで撮ってるんです。どうしてこんなに週ごとに印象が変わるんだろうと、ほんっとに不思議。

先週の信西の首を見上げる場面なんて、カメラが信西の首の位置から清盛君を見下ろしていて、あれだとどうやったって清盛君が小物にしか見えない。上を見上げて睨み付けるのも子供が泣きながら文句を言っているようにしか見えなかった。でもそれはカメラの位置のせい。一族の棟梁を撮るのに決していいアングルではないです。それなのに今回、清盛君が小さい男に見えた場面がなかった。今回は彼を魅力的に撮ってる。声も腹から出ていたし威厳もあった。静かに座っている場面も、ちゃんと知将がいろいろと考えているように見えた。なんだか演出も監督も全然違う感じで、ほんっとに不思議。



全体の荒々しい雰囲気もとても良かったです。前回の保元の乱でも書いたんだけど、戦の回なんてアクション映画と同じで、わらわらがやがや鎧や刀がぶつかって、人物もガウガウわめいていれば、それなりに形になるもの。後はカメラで、熱演をされている役者さんたちの勢いを撮って、効果的に編集すればばそれでいい。今回の戦の場面はそれがすごくよく出来てたと思う。ほんとに久々に興奮しました。

何よりも嬉しいのは、若い俳優さんたちが、思いっきり弾けて武将をやってたこと。みんな男の子だもんね。武将のコスプレをして刀を振り回すのが、楽しくないわけがない(笑)。みんな活き活きしてるんだもん。そりゃ楽しいと思う。見てるこちらも楽しい。

 重盛君。声が腹からしっかり出てる。この重盛という人は非常に頭のいい武将に描かれているんだろうと思う。どちらかといえば頭でっかちタイプ。だけどそんな彼も、戦では興奮して怒鳴り散らしてるのがいい。

それに対して義平さん。この人がまたいい。誰にも抑えられないような切れるような激しさが、武将としてすごくいい。ああいう血の気の多いタイプが、武将なんて職業には一番あってるんだろうと思う。小粒でもピリッと辛い。この俳優さんにもまた時代劇をやって欲しい。

それから、頼盛君。この人も化けたね。やっぱり男の子はアクションものが嬉しくってしょうがないんじゃないかな。みんなのなかで一番活き活きしてた。普段は可愛すぎるぐらいの優男で小柄、顔立ちも繊細なのに、まあー化けた化けた。殺陣もさまになってる。かっこいいです。目が据わってるんだもの。本気。この人は俳優として、いろんな引き出しがあるんじゃないかな。いいですね。

そんなこんなで、ただただ男祭りを楽しんだ回。それでいいと思います。楽しかったわ。なによりも若い俳優さんたちがよかった。普段は優しい現代の男の子達が、武将のコスプレで活き活きと漢を演じているのを見るのはとてもうれしい。まだまだ日本も捨てたもんじゃない。こういうのもいいじゃないですか。だって最近の現代劇なんてみんな女の子みたいな優男ばっかりなんだもの。ほんとにつまんないわ。せめて時代劇ドラマの中だけでいいから、彼らが本来持っているはずの男らしさを見せてもらいたい。じゃないといつか日本はだめになる。ほんとよ。



さて最後の、清盛VS義朝の一騎打ち。これで多くの視聴者がひっくり返ったと思う。史実でもないし無理もない。いろいろ設定としてもおかしな感じ。だけど100歩譲って、一騎打ちの場面そのものはいいと思いたい。というのも始めのころから今回まで、長々と引きずってきた義朝と清盛の友人設定が、ここでクライマックスという流れから、こんな場面もしょうがないと思うからだ。二人の関係が最初から話の機軸なので、これはドラマとして避けられなかったのでしょう。

それに一騎打ちのアクションもそれほど悪くはなかった。たぶんお二人とも殺陣を普段からやってる方々ではないと思うので、真田広之さんのような本格的なキレを求めてもしょうがない。俳優として与えられた殺陣の型をやってるのだとしたらあれで十分。それにあの場面の映像は決して悪くなかった。緊張感もあったし。なんだか対戦型格闘ゲームのようにも見えたけど。お二人とも大柄なので(特に清盛君)、重さを感じられるアクションもよかったと思う(出来れば日本刀を持って欲しかったけど)。

ただ一つ気になったのは、義朝君をあそこまで追い詰めておきながら、殺さずに逃がしてしまったこと。おそらく次回1回分で義朝君の最後を語るためなんだろうけど、あれはちょっと惜しい。(ありえないとは分かっていても)清盛君が刀を取り出したときは、一瞬あのままざくっといくのかと思った。そしたらやっぱり殺さずに涙なのね。そこからは、現代友情お涙劇になっちゃった。清盛君もまた声が裏返ってるし…。ドラマとしてあそこで義朝君を殺せないのは解る。しかし、実際にはあのまま逃がしてしまった方がずーっと残酷なのよ。落ち武者として雑魚に殺されるより、あのまま清盛君が首をとったほうがずっと優しいの。だけどそもそも一騎打ちがありえないのだから、いろいろと無理があったんでしょう。



ところで清盛君は馬を走らせるとさまになる。馬上で剣を両手で持った場面もあった。乗馬が上手いのかな。ところで清盛君はよく泣くけど、もうあまり泣かない方がいいと思う。それから突然出てきた潤ちゃん青木さん鬼若(弁慶)の迫力は異常。男臭さがはんぱない。やっぱりこの人はいい。

さて来週はどうなるか。義朝君の最後。悲しいわ。涙涙かな…。




2012年7月8日日曜日

おわび:違法ダウンロード法についての文は削除しました



今日数時間前、ここに違法ダウンロード法について、海外在住のPerfumeファンとしての考えをアップしたのだが、これを書いてからまたいろいろと調べていたら、どうやら勘違いをしていたらしいことに気付いた。文の内容は、動画サイトなどへ音楽ファンがアップした動画がなくなったら大変だと騒いでいるものだったのだが、どうやらダウンロードとアップロードを混ぜて勘違いをしていたらしい。あきらかに間違った情報なので全文削除することにした。大変申し訳ありませんでした。