流れるリズム
Andriah Arrindell - 80/20 Rule (2025)
80/20 Rule – EP
Andriah Arrindell
Released: May 30, 2025
℗ 2025 1 2 One Entertainment
今英国のCommercial Pop Club Chartに入っている曲。この曲はTHE UK MUSIC SOUL CHARTと、THE SOLAR RADIO SWEET RHYTHMS CHARTですでに1位を記録しているそう。R&Bの曲だけれど、ダンスチャートにも入ってきたから知ることができた。よかった。
それにしてもスムースで気持ちのいい曲。まずビートがあって、そこにリピートの多いベースラインが乗って、ピアノのコードが乗って、その後最後にボーカルのメロディが乗っていて、そのメロディが即興で変化していく…ように聴こえる曲。コーラスの歌い出しは裏拍。このようなR&Bの曲はどのように書かれているのだろうと思う。メロディよりもグルーヴを強調した音楽。
そういえばここ最近取り上げたアフリカ系やカリブ海系のアーティストは、歌い始めが裏拍スタートの曲が多い。
こういう曲を聴いて思うのは…、(元々は西洋からやってきた)まず音階のドレミファソラシド、コードもドレミ、ドファラ、シレソ、そしてリズムは4/4の頭打ちのリズムから始めて…だから曲を書けばメロディの歌い始めも表拍から歌い始める4拍子の曲が多い…タイプの音楽教育を受けた者(多くの日本人や西洋人)には、こういうグルーヴありきの曲を書くのは難しいのではないかということ。
このアンドリアさんはニューヨークの音楽学校「Mama Foundation for the Arts」でgospel, jazz, R&Bを学んだらしい。R&Bの学校は音楽の教育から違うのかもしれませんね。音楽のとらえ方が違うのだろうと思う。
私は今の日本のミュージシャンをほとんど知らないけれど、今の若いアーティストにはファンキーなリズムが出来る人も多いのかな。久保田利伸さんやAIちゃん、ヒップホップ系の方々は巧みですね。
アンドリアさんはまだお若いアーティスト。注目です。
歌詞はまだネット上に出ていないので出たらまた訳しよう。
★Andriah Arrindell
英国・東ロンドン出身のシンガーソングライター。子供の頃からステージ・スクールでトレーニングを受け、子供の頃から様々なミュージカルのステージに立つ。その後ニューヨークの「Mama Foundation for the Arts」で学んだ。バック・シンガーとして、またゴスペル・コーラスのメンバーとして多くの有名なアーティストと共にステージに立った。。ソロ活動を開始しこれから期待されるアーティスト。