安子ちゃんは、一旦雉真家を出て大阪で商売を始めるものの、事故に遭い、また岡山の雉真家に娘のるいとともに暮らすことになる。それでも橘家の再興をあきらめられず、安子は一人、商店街に出ておはぎの行商をする。そこでアメリカ・進駐軍の将校ロバート・ローズウッドと出会う。 そこで今まで独学をしていた英語を使いロバートと会話。米軍のクラブに呼ばれてその豊かさに圧倒される。
この30話のパーティーでの安子ちゃん/上白石萌音さんは、台詞の無い長いシーンを表情で演技。まぁ~この女優さんは上手いわ。「きよしこの夜」を聴いて歌に引き寄せられ、「Sunny Side Of The Street」を聴いて涙ぐみ…。台詞でも言ってましたが…複雑な混乱した気持ちを涙目のうるうるの表情がよくあらわしてました。彼女の中で色んな想いがぐるぐる回って言葉を無くしている感じでしょうか。うまいねぇ。
しかしそれにしても、村雨辰剛さんがアメリカ人将校とは驚きだ。スウェーデン人がアメリカ人を演じて、アメリカ訛りの英語と日本語を喋るって…相当高度な演技をしてますよねぇ。それは例えるなら…日本人の俳優さんが、アメリカのテレビドラマに出て、広東語と広東語訛りの英語を喋る香港人を演じるような…そんな事をしてるわけですよね。複雑だわ。村雨さんはNHKのガーデニングのテレビに出ているのをお見かけしましたが、あまりに日本語が上手すぎて不思議なくらい。
このドラマの設定では、安子ちゃんと仲よくなるのかな? そういえば変な話ですけど…村雨さんと稔君の松村北斗さんとは、人種が違うだけでお顔のタイプは結構似ているかも…と思ってしまった。松村北斗さんのお顔をゴツゴツと西洋人にすると村雨さんみたいなお顔になるのではないか笑。お二人ともうす~い顔。…たとえば濃いアル・パチーノとかスタローンとかとは全く違うお顔ですよね。面白い。さては…安子ちゃんのタイプなのか?
第4週で安子ちゃんが家族を失ってから、展開が結構早いです。朝ドラらしく結構すいすいと話が進む。そんなのも「朝ドラ」独特のテンポなのだろうなと思って見てます。
このアメリカ人将校ロバートさんの話ですが、結構夢物語かもなぁ。だって当時は、日本の娘さんがストリートでアメリカの軍人に話しかけられて、簡単にほいほいついて行く様な感じではないと思うのですよ。当時の日本の娘さんはアメリカ人の男は怖いと思う。大きくて恐ろしかったと思うのよ。このロバートさんともなんだか急に打ち解けていい雰囲気過ぎる。それに安子ちゃんも普段着でパーティー会場には入りづらいだろう…。ファンタジーだな。「朝ドラ」はそれでもいいのですけどね。
そして今回第30話の世良公則さんの
「On the Sunny Side of the Street」はボーナス! びっくりした。世良さんいいお声。味がある。なんか懐かしいわ。ちょっと興奮した。
ああ~いそぉづっかしんの こっとんばんがぁ~
だんめんなぁ あんんたぁに
にっあっいっさとぉいつも
お~ぉまぁ え~えはぁ わっらっうんのさぁ
かんなっしい おん~なんにぃ~
なっちぃ まったぁよぉおおおおお…
…懐かしいね
…懐かしいね