能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2014年2月23日日曜日

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第8回「秀吉という男」



面白かったです。
 
今回は全て竹中秀吉のおかげ。この人はやっぱりすごい。ぜーんぶもってった。この人が出てくるだけでドラマが活き活きとしてくる。面白い。今までのどよ~んとした空気が突然元気になった。
 
そもそもワタクシ、大河『秀吉』の大ファン。今回は竹中さんの輝きがすごすぎてドラマ全体が持ち上がった感じ。この人がこれから出続けるのであればこのドラマはいける。そう確信できる。
 
竹中さんというのは、リアルで真面目な俳優さんにはあまり見えないんですよ。いつもおかしい。…なのに『秀吉』の印象があまりにも強くて、それがこちらの意識にも刷り込まれているせいか何をやっても秀吉に見える。磁石のように目が惹き付けられる。そのカリスマは本当にすごいと思う。まさにはまり役。
 
NHKさんにはなんとかこの大河、秀吉を中心に回していって欲しい。脚本が荒く説明が多くて不自然とか、細かいところはいろいろあっても、竹中さんがとりあえず上手く回してくれるはず。彼がいれば大丈夫。今回もそういう場面が何度もあった。
 
 
岡田さんはまだ若いんだろうと思う。正直今のところどうもカリスマが足りなすぎる。下を向いてボソボソ言ってる印象ばかり。暗い。役者としてまだこなれてない印象。もう少し人としても役者としても吹っ切れた方がいい。もっとバカになったほうがいいと思う。
 
…だけどね、官兵衛ってそもそも軍師なんですよ。秀吉みたいな太陽がいるからこそ輝く月みたいな人でしょ。だったら竹中秀吉に押されたっていいんです。岡田さんは、竹中秀吉の側で1年間役者の技を磨けばいい。太陽の側にいて時々太陽がびっくりするほどギラギラ輝く月になればいい。そういう男同士の化学反応を起こせばきっといいキャラに育つと思う。
 
今回は黒田の3人の部下の話もよかったです。これも竹中秀吉がらみ。やっぱり秀吉は太陽だと思う。みんな竹中さんの周りでそれぞれ光ればいい。
 
 秀吉の女遊びもいいぞ。こういう場面もどんどん入れて欲しい。あのね…今の若い人達、戦国の武将なんてものは優等生で清廉潔白、女性に優しいからいい人なんてのはありえないですよ。戦国をどんどん勝ち抜いて勢力範囲を広げるような武将は、欲の塊みたいなゴリゴリの野獣ですから。親兄弟を殺して平気な人達。部下は道具。女は慰み物。それでいいの。女遊びの一つもできない男に魅力無し。
 
今回の岡田さんがアイドル俳優だからって、官兵衛君も奥さん一筋の平和なジェントルマンキャラにされてるみたいですけどつまんないですね。今の人は「英雄色を好む」なんて言葉を知らないのかしら。権力があって金持ちで人を人と思わないほどの無情で野蛮な怪物なのに、とてつもないカリスマでうっとりするほど超絶いい男。力のある男ってそういうものです。そんな人物には女の方から自然に寄っていくんですよ。強い男とは魅力的なものなの。「30人いる側室の一人でもいいから殿の側にいれるならワタシシアワセだわ…」と女に思わせる程いい男。戦国の信長・秀吉・家康などの大物クラスになれば女はいくらでも寄ってくる。
 
人が人を殺して当たり前のような乱世の時代なら「英雄色を好む」はスタンダード。それくらい雄/オスとして力がある人物だからこそ決断力もあって強いんですよ。あんな乱世に優しくていい人なだけで出世できるわけがないじゃん。一晩で5人押し倒しても平気なぐらいで丁度いい(笑)←冗談です。
 
…虫も殺せないような優男ばかりがもてはやされる昨今、これは長い間言いたかった。戦国だからこそ男はもっと弾けてもいいんです。たかがドラマじゃないか。ともかく史実の官兵衛くんが女嫌いなのは、いい人でもなんでもなくて実は変人なだけだったんじゃないかと思うんで、女関連では竹中秀吉に思いっきり弾けていただいて、こちらをドン引きさせていただきたいものです(笑)…これも冗談です…エエ
 
 
…そのようなことを言っているワタクシなんで、当然このドラマの女の扱いは大変不満
 
まず濃姫。毎回毎回、信長と部下の前に出て行ってウダウダ口を出すな!部下の前で女が夫に意見することがどれだけ男にとって恥なのかを考えた方がいい。
 
秀吉のねねさんも論外。このドラマのねね/おねさんは史上最悪ですね。官兵衛君、今の状況で秀吉の客人なのか部下なのか知らんが、そんな初対面の客の前で夫を罵倒する戦国の嫁がどこにいるんだ。脚本だか時代考証がよしとしたのか知らないけどあきれて物も言えない。ものすごく不愉快。客人/部下の前で夫をなじり、土産の着物を並べられて機嫌を直すなんて、この女現代でもサイテーだぞ。この人、これから部下も沢山できる人なのに、こんな常識知らずのバカ女でいいのか…。
 
光さんが厳しい母親なのはとてもいい。又兵衛君に厳しいのもいいけれど…。しかし自分から薙刀を持ち出すのはなんだか違う気がする。義父に「一肌脱いでくれ」と言われて目を泳がせるのもいかがなもんか。このあたりは脚本や演出の方のセンスの問題でしょう。
 
 
●今週のいい所・その他
 
小寺鶴ちゃんが可愛い。
 
又兵衛君も面構えが男の子らしくていい。
 
光さんがお紺さんに根回しをする場面もいい。女同士はこういうので役に立てばいい。
 
実は、櫛橋左京進の金子ノブアキさんが非常にいい。このお方はミュージシャンなんだそうだ。違う畑の人なのね。この人いい役者になるんじゃないかな。
 
毛利3人組は今日も3人で座ってコントをやってるみたいで嬉しい。