2月28日の米国の
トランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の会談が決裂したことで大騒ぎになっている。私も50分弱に及ぶ会談の全編を捉えたビデオを見た。多くのメディアはヴァンス氏とゼレンスキー氏が喧嘩を始めた
最後の10分ほどを切り取って報道しているようだけれど、あれは実際には50分弱続いた会談の最後の部分のみ。二人の喧嘩に途中からトランプ氏も加わって大変ショッキングな映像だけれど、実は
始めの40分間は平和的に会談がなされていた。 メディアも世間も、
「トランプ&ヴァンス派・VS・ゼレンスキー派」に分かれて喧々囂々どちらが悪いのかを話しているようだけれど、私はあれは
元々以前からあったヴァンス氏とゼレンスキー氏の長年の不和が世界中が見守る中で爆発してしまったのだろうと思った。ああいう言い争いは事前の議論でも何度も起こっていたのではないか。あの二人の喧嘩はおそらく初めてではない。
数日前に私はこのブログに
19世紀のオーストリアとフランスとイタリアの関係を書いたのだけれど、今回のウクライナをめぐる欧州と米国とロシアの問題も、時代の転換期だからなのだろうと思わずにはいられない。それで考えたことを記録しようと思った。会談の様子だけでは見えてこない、
世界の状況を考察する。
そして今までに私は「歴史はその時代に生きた個人が作っていく」と何度も書いてきているのだけれど、今回のことでもそれを強く感じている。人の言葉と関係が歴史を動かす。そのあたりも考えてみた。
まずこの会談の目的は、
「鉱物資源(レアアース)の権益をめぐる米国とウクライナの合意文書への署名」であった。誤解してはいけない…あの会談は
停戦だとか、安全保障だとかの具体的な合意が目的ではない。あの会談は、今後の停戦と安全保障に向かっての一段階…米国がウクライナからレアアースを確保することをウクライナ側に署名させ、(米国の利を確保した上で)これから段階を経て米国とロシア、ウクライナ、そしてEUなどとの合議で停戦と安全保障に進めていく、その一段階でしかない。
室内にジャーナリストを入れた質疑応答の中で、記者たちが停戦や安全保障のことに多く言及したため、またゼレンスキー氏が今後の安全保障について何度も要求したため、私もしばらく混乱していたのだけれど、この会談の場はまず
「鉱物資源(レアアース)の権益をめぐる米国とウクライナの合意文書への署名」のみであったことを忘れてはいけない。
残念ながらその「第一歩」が今回決裂してしまったということ。
事前に行われた議論で
すでに合意は整っていたのだろう。トランプ氏もメディアの前で誇らしく署名をする様子をメディアに見せたかったのだろうと思う。しかしメディアの前で(予想していた以上に)プーチンをこき下ろし、安全保障を迫るゼレンスキー氏にトランプ氏もかなりイラついたのだろうと思う。それでも
トランプ氏は40分近く辛抱強く耐えていた。 しかし一旦ヴァンス氏とゼレンスキー氏が喧嘩を始めると(これはヴァンス氏の失敗だと私は思う)、とうとうトランプ氏も堪忍袋の緒が切れた。そして彼の口から暴言が飛び出し始める「お前には切り札がないだろう。すぐに負けるぞ。兵力も足りないし、まだ戦争がしたいなんて言ってるのか、停戦を受け入れるべきだ」…こうなったらもう止まらない。抑えていた感情を爆発させてトランプ氏が吠える。まるで子供のように。
そしてそこに畳みかけるようにヴァンス氏が「あなたは無礼だ、もっと感謝をするべきだ」と畳みかける。こうなると
大国が苦しむ小国をいじめているようにしか見えなくなってしまった。これはヴァンス氏の失態。今後は交渉を成功させるために、この
短気でプライドの高すぎるV氏を誰か抑えておいた方がいいと思う。この人は問題だ。
★米国 トランプ大統領あくまでも
「Deal/取引き」の人。
① 彼が悲惨なこの戦争をすぐにでも終わらせたいと思っているのは事実だろう。彼がウクライナとロシアの平和を願っていることは信じられる。
彼が一個人として戦争の終結を願うのは本当だと思う。
② ただそれに加えて、彼は
「ウクライナの戦争を終わらせた大統領」の名声も欲しがっている。(嘘かまことか)巷では彼が「ノーベル平和賞」を狙っているとの話も出ている。彼が、3年間も続く悲惨な戦争を終わらせた
「偉大なピースキーパーの大統領」の名声を欲しがっているのは想像できる。大変な名誉であるからだ。
③それから
アメリカの国民の半分がウクライナへの援助に疲弊していることを考え、今までアメリカが援助してきた3500臆ドルに対し、アメリカにも利益が欲しいと訴える。それが
ウクライナに眠るレアアースを獲得すること。トランプ氏は
「5000臆相当のレアアースが欲しい」と言っている。この会談はこの「レアアースの獲得のための合意文書への署名」の前の
メディアへのお披露目の機会だった。
④ 彼が思うところの「停戦」の保証はどこにあるのか。彼はプーチンのことを「よく知る」と語っている。私には彼が「
俺たちはバディだから停戦も簡単にできるよ。プーチンは俺の言うことなら聞くから」と言っているように聞こえた(そしてそのおまけとして、オバマやバイデンは無能で何もできなかったとこき下ろす)。
★米国 JDヴァンス副大統領①彼は保守派。中西部の地方の出身で多くの労働者の支持で政治家になった人。変化を好まない古いタイプのよきアメリカを目指しているようだが、
このお方はまだ40歳。大変な努力をしてイェール大・ロー・スクールを出たと聞いたが
、外交に対する無知(に見える)を見るにつけ、イェール大卒の肩書はどこにいったのだろうと思わずにはいられない。
②それから彼が、2016年の大統領選で
トランプ氏の批判をしていたことは知られているのだろうか。2017年にはCNNの寄稿者でもあった。しかし2022年の中間選挙で、オハイオ州から共和党の上院議員として当選…その時にトランプ氏から支持を得て彼は
トランプ氏の信奉者になった。はて、このお方の信念はどこにあるのかと疑問に思う。風見鶏?
②ヴァンス氏は
「米国第一主義」を掲げ、
ロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援継続に強硬に反対し続けている。1年前の2024年2月の独ミュンヘン安全保障会議 (MSC)に上院議員として出席し「ウクライナへの軍事支援には意味がない」と文句を言い、ウクライナからの代表団にも「意味が無いから」と会おうとしなかった。
Navalny’s death fails to move the dial for Republican Senator J.D. Vancehttps://www.politico.eu/article/navalny-death-fails-to-move-the-dial-for-vance/ そして今年2025年のミュンヘン安全保障会議 (MSC)にも出席し、長期化するウクライナでの戦争について「現実的になりましょう」そして「EUにはもっとNATOに出資して欲しい」と要求。その上で(余談だが)保守派の視点から「欧州全体が保守派の言論の自由を制限している」と噛みついた。どうも
このお方は喧嘩っ早いと私は見た。余計なことを言い過ぎる。
Zelenskyy meets with Vance, says Ukraine needs "real security guarantees"https://www.cbsnews.com/news/zelenskyy-meeting-with-vance-rubio/ ★ウクライナ ゼレンスキー大統領彼はウクライナの国民のために様々な国に出向いて軍事支援の交渉を行っている。
彼は国民のために真剣に戦っている。28日に米国での交渉が決裂したすぐ後に、彼は英国に飛んでスターマー首相と会談。22億6000万ポンド=およそ4270億円の融資をとりつけた。このお方は必死だ。
ウクライナはロシアとの戦争でものすごい数の死者を出している。2014年からのドンバス戦争では14,200~14,400人の死者が出ており、2022年からのロシアのウクライナ侵攻では推定100万人の死傷者が出ているという。このお方が、これだけの死傷者を出した
ロシアの一方的な侵略戦争に対し、ただ「Deal」だけで停戦…または敗戦を受け入れるとは思えない。
彼にとっては(件のレアアースの眠る東側の土地を含め)東ウクライナの土地の多くを「敗戦」の結果としてロシア側に明け渡すことは決してできないこと。もう後戻りはできないのだろう。少しでも土地を取り戻し、ウクライナの誇りを守る。そのために
必要なのは西側諸国の軍事支援。 今回の決裂したアメリカとの「レアアース合意文書への署名」の場で、彼がトランプ氏と「Deal」を結ぶのはいいが、
その代わりに安全保障が欲しい…と何度も何度も
プーチン氏の裏切り(25回も停戦合意を覆しウクライナを攻撃してきた)を繰り返し語っていた理由は、プーチン氏がトランプ氏との口約束やバディの繋がりだけでウクライナ侵攻を完全にやめるとは思っていないからだ。彼は世界に向かって「プーチンがどのような相手なのか現実を見てくれ」と必至に訴えていた。
喧嘩が始まってからトランプ氏は彼に「切り札が無いだろう」と言っていたけれど、彼のもうひとつの「切り札」は「プーチンに侵攻を許し、ロシアが東ウクライナ支配を許したら、
次はポーランドに侵攻する」ことの可能性。そしてそのポーランドはNATOのメンバー。彼がトランプ氏に「米国には海があって実感がないだろうがいつか(ロシアの脅威を)感じることになるだろう」と言ったのはそこ。
仮にロシアが東ウクライナ占領の後、NATOメンバーのポーランドやフィンランド、エストニア、ラトビア、リトアニアなどに侵攻したとしたら、今度はNATOの集団的自衛権で
ロシアとNATOメンバーとの戦争が始まる可能性もある。その
NATOに50%以上の出資をしているのがアメリカ合衆国。
NATO Defense Expenditure NATO防衛費
Estimated military spending of NATO countries and share of GDP in 2019
2019年のNATO諸国の推定軍事支出とGDPに占める割合
(記事の中に棒グラフで出ています)
https://www.forbes.com/sites/niallmccarthy/2019/12/03/nato-summit-the-countries-meeting-the-2-threshold-infographic/ゼレンスキー氏が話していたのはそれ。それを聞いて、以前から
NATOへの莫大な出資を疑問視していたトランプ氏がカッとなった。ところで…トランプ氏が冷戦時代に作られた「対共産/対ソ連」のNATOの意味を十分理解しているかどうは疑問だ…と言った人もいる(ジョン・ボルトン氏のインタビュー)。トランプ氏のキレたのはそのあたりの
「痛いところ」を突かれたのが原因ではないかと私は思った。
ゼレンスキー氏が国民の命と誇りのために、(トランプ氏やJDヴァンス氏のような)ウクライナとヨーロッパの現状をよく理解しようともしない政治家が率いる
無知な大国に対し、「レアアースを差し出すからとにかく支援をしてくれ」と直談判に出向いたのは勇気ある行動だと私は思う。彼はヴァンス氏の難癖にも全く動じなかった。ウクライナを守る絶対的な信念と、切り札(レアアース)を持って、彼が
あまりウクライナに同情的ではない米国にお願いに来たのは勇気ある行動だと思った。交渉の決裂が決定的になったあの言い争いの瞬間に…ウクライナの国の運命を左右する交渉が失敗に終わったことを理解した彼がどれだけ絶望したのか…は想像もできないほどだ。見ていて苦しくなった。
★プーチン大統領ここでは多少余談になるが、私の個人的なプーチン氏の印象も書いておく。今まで様々なメディアで見てきた彼の評判を見る限り、彼は恐ろしい独裁者であるのだろうと想像する。彼は昔のソビエト連邦時代の
大国の栄光を取り戻すために、ウクライナはロシアのものだと言って譲らない。それはウクライナ以外の東欧の国々に対しても同じなのだろう。だからプーチン氏はウクライナが西洋側に近づくことに焦りを感じた。彼はまたウクライナ東側のレアアースも欲しいのだろう。今回のゼレンスキー氏の言葉によると、
プーチン氏が停戦合意を覆したのは25回にも及ぶと言う。プーチン氏は信頼できる人物ではない。また彼に反抗する者は、ロシア国内でも毒殺、バルコニーから落ちるなどの方法で暗殺されている。トランプ氏の「俺は彼をよく知っているから終戦できる」という根拠のない軽い言葉と、ウクライナが経験してきた被害を比べれば、ゼレンスキー氏が必死に訴えるのも理解できる。
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★米国はなぜウクライナのレアアースにこだわるのか?スマートフォン、コンピュータ、電気自動車、風力タービン、軍事機器などに使用されるレアアースは様々なテクノロジーの発展にに欠かせない素材。
この素材が米国からは産出されない。2019年から2022年の
米国のレアアースの輸入の72%は中国からのもの。これからの中国との関係を考えれば、米国は
中国からレアアースを買いたくない。それでウクライナに目を向けた。もちろん
ロシア側もウクライナのレアアースを欲しがっている。米国はそのような理由からウクライナのレアアースを押さえておきたい意図がある。
★プーチン氏とトランプ氏と中国との関係米国としては、プーチンをただ悪者にして非難する以上にもっと考えなければならないこともある。これから中国との関係が難しくなるかもしれない場合に、米国としては
中国とロシアが「反米同盟」として近づくのを許すわけにはいかない。米国は出来ることならロシアと敵対することなく、
共に中国を牽制したい意図もあるかもしれぬ。トランプ氏もその辺りは考えているのではないか。
★EUの焦り28日に米国での交渉が決裂した後、ゼレンスキー氏は英国に飛んでスターマー首相と会談。22億6000万ポンド=およそ4270億円の融資をとりつけている。なぜ英国を含む西洋の諸国がウクライナを支援するのか。それは前述のNATOの問題。冷戦時代に成立したNATOとは「対共産/反ソビエト」の
防衛軍事同盟であったが、この
NATOに50%以上も出資しているのが米国。 これには理由があった。NATOが成立した時、世界の国々は戦争で疲弊していてNATOに多くの出資が出来なかった。それでその時代に一人勝ちしていた米国がNATOの筆頭出資国になった。
しかし冷戦は終わり、第二次世界大戦が終わってからももう80年が過ぎている。米国の国民の間には、欧州の安全を守る
NATOになぜ米国が50%以上も出資しなければならないのかの疑問も上がっている…欧州各国が十分に出資していないのはフェアではないという意見があるのも納得はできる。
米国の保守派に支持されるトランプ氏もヴァンス氏も、これら国民の意見を反映して
「欧州は自分で自分の面倒を見るべきだ」と考えている。(アジアに対しても同じことを考えているかどうかは私にはわからない)
最後に会談の最後がどのようになったのか経過を記録しておこう
★会談の決裂・ヴァンスが噛みついた
そもそもこの会談は上記のようなそれぞれの思惑が交差している状況から始まった。事前に行われた会議で「レアアース合意文書への署名」はすでに決定していたと思われる。記者の集まったあの会談はその署名のお披露目式の直前の会談であった。
トランプ氏はレアアース確保のために穏やかに会を進めていた。声を荒げることも無く会談を進めようとしていたと思う。
ただゼレンスキー氏は手ぶらでは帰りたくない。「レアアース合意文書への署名」を切り札として出す代わりに、ウクライナへの支援の継続を確実なものにしようとしていた。
トランプ氏の「俺がプーチンに話せばなんとかなる」の言葉には保証がない。今回は停戦出来たとしてもまた2年後に戦争が再開するかもしれない。そのことをゼレンスキー氏は繰り返していた。
ゼレンスキー氏による(畳みかけるような)プーチン氏への非難にトランプ氏は耐えていた。しかしゼレンスキー氏は必死で説得を続ける…世界中が見守るカメラの前で。
そのような状況で、トランプ氏はいつものように「いかに俺がすばらしい大統領なのか、偉大な大統領なのか、いかにオバマとバイデンは無能なのか」を何度も繰り返す。それに対してゼレンスキー氏が苛立つのが見えた。
記者との質疑応答の途中で、記者の一人が「(ゼレンスキー氏が)なぜスーツを着てこなかったのか」と質問をして己の馬鹿さを晒す。
ゼレンスキー氏はますます苛立っている。この時点でもトランプ氏はよく耐えていた。
ポーランドの記者がトランプ氏に質問する「あなたがプーチン氏に肩入れしすぎていると心配している」
トランプ氏は「お互いに歩み寄らなければ取引は成功しないんだ。(プーチン氏に)厳しくしても交渉を成立させられない」と説明。
ヴァンス氏がしゃしゃり出る「いいですか。和平への道、繁栄への道とは、外交に取り組むしかないのですよ」(←私にはオレオレのヴァンス氏がステージに上がって俺が説明してやるからよく聞けよと言っているように見えた。しかし彼がここで大統領の横から口出しする意味は無い。彼は余計なことをしたと思った」
その言葉に(元々反ウクライナ支援のヴァンス氏をよく思っていなかった)ゼレンスキー氏が語りかける「プーチンは…これこれこういうことがあったんですよ、プーチンは停戦を破った…こんなこともあんなこともした。ヴァンスさんどういう意味で「外交」と言ってるのか?」…この時点でのゼレンスキー氏のトーンはまるで無知な生徒に先生がウクライナの状況について講義しているようだった。「JD」と名前を呼びさえした。
そこでヴァンス氏に火が付いた「…メディアの前でそれを言うのは失礼だ…トランプ氏に感謝するべきだ」
ゼレンスキー氏「あなたはウクライナに来た事あるのか?我々の問題だと?一度でも来たらどうだ?」
そもそもゼレンスキー氏はヴァンス氏が嫌いですよね。トランプ氏の軽い言葉と「オレサマすごい」にもイライラはするだろうが、それでも大統領とは「Deal」を結ぼうとしているだから仕方がない。しかし若いヴァンス氏の無知による傲慢さには我慢ができないのだろう。
そしてヴァンス氏はヴァンス氏で、世界中が見守る会談のカメラの前でゼレンスキー氏にコケにされたのに怒り心頭。(己の無知を晒され)恥をかかされたと思ったのだろう。プライドが高すぎ。扱いが難しいなこの人。そしてよく喋る口でわーわー騒ぎ始める。…これはダメだ。ヴァンスさん、黙ってればよかったのに。この会談の決裂は彼の余計な自己顕示欲で始まったものでしょう。黙っていればよかったのに。
トランプ氏もここで押さえていた怒りが爆発。支援の要求を繰り返すゼレンスキー氏と「Deal」がスムースにいかないことにずーっとイライラし続けていたのだろうね。それでゼレンスキー氏に「カードが無いだろう、あなたは何百万という人々の命と第三次世界大戦になるかもしれないことをギャンブルしているんだぞ」と脅し始める。
…ああもうだめだ。
その間もヴァンス氏は「一度でもありがとうと言ったのか?」と畳みかける(←最初に言ってましたよ、もう黙ってなさいよ)
なんかさ…、このやりとりも見る人によってはゼレンスキー氏が悪者。また反対派にとってはトランプ氏とヴァンス氏が大国の傲慢を振りかざしていると見るらしい。
私は…どうかな。ゼレンスキー氏は要求し過ぎた気はするけれど彼の信念は揺るがない…それは立派だったと思う。彼には後がない。 一方米国側は「スーツを着ないの?」などとアホな問いをして己の馬鹿さを晒し、大統領も副大統領も米国と欧州との関係が理解できない。それはゼレンスキー氏もイライラするだろう。無理もない。
これで…アメリカはNATOから抜けるのかな。トランプ氏は世界中の国々に関税をかけて関係を悪くし、結果国内の物価もまた上がると言われている。これから欧州との密な関係も切れるのかな。アジアの国はどうなるのか? …時代が変わっているのだろうなと思う。
あ~なんか、とんでもないものを見たと思う。困ったな。
とりとめもないが、色々と考えたので自分用に書き留めておきます。