能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

この度の能登半島地震で 被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興をお祈りいたします。 ★NHK による様々な支援情報 能登半島地震 義援金・支援金の受け付け始まる 窓口まとめ https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20...

2025年9月16日火曜日

お猫様H:9月は暑い



猫さんは今頃の季節に生まれたのだろうと思う。今年は12歳になった。お年寄りなので1日中寝ていてあまりいい写真が撮れないのだけれど、 たまに違う場所に出てくると写真が撮れる。このお写真は9月8日に撮った。

ハワイは9月が一番暑い。この写真を撮った頃もとても暑かった。猫さんもベッドの下は暑かったのだろう、珍しく窓の大きな上の階の部屋に出てきた。

しかしここ数日、雨が降ってコナウィンドも吹いて少し涼しい。今年はコナウィンドが吹くのがいつもより早い。いつもはハロウィーンの前後なのに。不思議。

かわいい💕


猫の写真を1カ月に2回(だいたい1日と15日)上げているので、それで「あぁまた今月も半分が過ぎた」などと毎回思うのだが、それにしても時間の過ぎるのが速い速い。

やっと長い間放っておいた家計簿をつけ始めた。海亀はナマケモノでいけない。数日前に去年2024年の4月分から始めて、今2024年10月分の数字の整理をしている。去年の今頃はバスルームの改装でパーツや素材を数多く購入したので、数字を整理するのにとても時間がかかっている。早く追いつかなければ。


2025年9月11日木曜日

A7S x David Guetta x Wizkid – Lighter (2025)



偶然?



A7S x David Guetta x Wizkid – Lighter (2025)
Lighter – Single
A7S, David Guetta, Wizkid
Released: June 27, 2025
Under exclusive license to Warner Music Group Germany Holding GmbH, 
℗ 2025 A7S


8月にCommercial Pop Club Chartに入っていたのをメモしていた。いつもダンスチャートを調べて、いい曲をメモして、後からその時の気分に合った曲を選んでここに乗せている。これも今日聴き直していいと思った曲。

訳していたら、また見慣れない言語が出てきたので調べたらヨルバ語。またナイジェリアのシンガーだった。メインの歌はスウェーデンのA7Sさんの声だと思うのだけれど、途中ボーカルが変わるところがナイジェリアのWizkidさんでしょう。ここのところナイジェリアの音楽が聴こえてくることが多く、またそうだったのでびっくりした。

★A7S
Alexander Michael Tidebrink Stombergさん。スウェーデン出身のシンガーソングライター、DJ、プロデューサー。1994年生まれ。2019年にドイツ人のアーティストTopicとコラボした「Breaking Me」が英国を始めとする欧州24カ国でトップ10に入る。その後も様々な大物アーティストとコラボ作多数。

★Wizkid
Ayodeji Ibrahim Balogunさん。ナイジェリア出身のシンガーソングライター。1990年生まれ。彼の音楽はAfrobeats、afropop、R&B、reggae、 dancehall、pops等の様々んばジャンルの混合。11歳からレコーディングを始め、2009年にはレーベルと契約。2014年にデビューアルバム『Ayo』をリリース。2016年に米国のDrakeとコラボした「One Dance」でビルボード・シングルチャートの1位、14か国で1位を記録。

★David Gurtta
フランス人のDJ、レコード・プロデューサー。大御所。


訳注
When I go deep in your water
=being in a difficult, problematic, or overwhelming situation
● Now you be the party, kama jo? 
=I come to have" or "I get/receive(Toki Pona/カナダ発の造語)不明
● Gimme dance, oh, I know go use you play
ブロークンで不明ですが…僕は君のようにはできない…かな?意訳
● Iwọ ni mon fẹ gan, iwọ ni mo fẹ gan gan(ヨルバ語)
=You are the one I really want, you are the one I really want


作詞のリストにエド・シーランの名前があるのだけれどあのお方かな?


Lighter
A7S, David Guetta, Wizkid
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Baby, 君はいいタイミングでやってきた
僕の上に座って 白ワインを飲んでる
今まで行ったことのない場所へ僕を連れて行って
君は僕の気持ちを軽くしてくれる

どんな感じなのかも知らなかった
僕の心をワイルドな旅に連れ出すことも
一生こうしていたいね
君は僕の気持ちを軽くしてくれる (whoo)


君は僕をコントロールする
君が物事を難しくするとき
謝らなくてもいいよ
No, 君はなにをやってもいいんだ

Yeah, 僕らはパーティー人生
疑いようもないよ
今君に対する僕の気持ちは (whoo)


Say, whoooh
いつでも どこでも 君のために僕はいる, babe,
you know
もし君が自分のスペースがほしいなら それもあげるよ
僕の魂を揺さぶる
君の味も 君のすべての曲線も形も 君のすべてが


Baby, 君はいいタイミングでやってきた
僕の上に座って 白ワインを飲んでる
今まで行ったことのない場所へ僕を連れて行って
君は僕の気持ちを軽くしてくれる

どんな感じなのかも知らなかった
僕の心をワイルドな旅に連れ出すことも
一生こうしていたい
君は僕の気持ちを軽くしてくれる
(feel lighter, feel lighter, feel lighter)


Feel lighter, feel lighter, feel lighter...


バンジョーのように僕の心を打って
ダンスをしよう, oh, 君の様々なダンスが好き
君はパーティ、kama jo?  
ダンスして, oh, 君みたいにはできないよ

僕に愛と愛情をちょうだい
Iwọ ni mon fẹ gan, iwọ ni mo fẹ gan gan 
  =君こそが僕の欲しいもの 僕の欲しいもの
もし君を失ったら 僕は自分の一部を無くすだろう
君を決して離さない


Say, whoooh
いつでも どこでも 君のために僕はいるよ, babe,
you know
もし君が自分のスペースがほしいなら それもあげる
僕の魂を揺さぶる
君の味も 君のすべての曲線も形も 君のすべてが


Baby, 君はいいタイミングでやってきた
僕の上に座って 白ワインを飲んでる
今まで行ったことのない場所へ僕を連れて行って
君は僕の気持ちを軽くしてくれる

どんな感じなのかも知らなかった
僕の心をワイルドな旅に連れ出すことも
一生こうしていたい
君は僕の気持ちを軽くしてくれる
(feel lighter, feel lighter, feel lighter)


Feel lighter, feel lighter, feel lighter...


Baby, 君はいいタイミングでやってきた
僕の上に座って 白ワインを飲んでる
今まで行ったことのない場所へ僕を連れて行って
君は僕の気持ちを軽くしてくれる (lighter)

どんな感じなのかも知らなかった (feels like)
僕の心をワイルドな旅に連れ出すこと (wild ride)
一生こうしていたい
君は僕の気持ちを軽くしてくれる (feel lighter, feel lighter, feel lighter)


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Songwriters: Adekunle Emmanuel Oluwaseyi, Alexander Tidebrink, Dan Dare, Ed Sheeran, Elvis Chimezie Akujobi, Ryan Keen, Wizkid


2025年9月9日火曜日

仏ロワール渓谷の白ワイン Domaine Jean-Jacques Auchère - Sancerre, AOP, 2023 とカジキのフライパン焼き



フランスのワインを学ぶシリーズ。

今回は白ワインと魚。仏ロワール渓谷の白ワイン・サンセール/Domaine Jean-Jacques Auchère - Sancerre, 2023

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● アルザス地方/Alsace
ロワール地方/Loire   ←今回はこれ
● シャンパーニュ地方/Champagne
🍇 ブルゴーニュ地方/Bourgogne 
● ボジョレー/Beaujolais
● ジュラ地方/Jura
🍇ボルドー地方/Bordeaux 
🍇シュッド・ウェスト地方/Sud Ouest 南西地方 
🍇 ラングドック=ルシヨン地方/Languedoc & Loussillon 
🍇ローヌ地方/Rhône 
● プロヴァンス地方/Provence
● コルス島(コルシカ島)/Corce
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サンセールと言えば…
このブログで最初に記録したワイン。あれは2023年のサンクスギビング。いただきものの「Domaine Vacheron, Sancerre」を飲んだ。ちょっといいワインだったのだけれど当時はワインのことが全くわからなかった。それでおいしかったかどうかも覚えていない。なんともったいない。

その後に飲んだロワール地方のワインは、「サンセール」ではなかったもののロワール渓谷各地のSauvignon Blancを集めて作ったワイン「Jacques Dumont Val de Loire Sauvignon Blanc」。このワインのことは記録していてよく覚えている。味は軽く、飲みやすく、フルーティで柑橘系の香りなどと書いていた。

そんなわけでSauvignon Blancのワインなら前にも飲んだ。味は想像できる。軽い白ワインなので白身魚がいいだろうとカジキ(Blue Marlin)を買ってきた。ローカルの新鮮なお魚。

綺麗な色


というわけで開けました。

Domaine Jean-Jacques Auchère - Sancerre, AOP, 2023



合わせたのは新鮮なカジキを軽くフライパンで焼いたもの。新鮮なお刺身クオリティーなので中まで火を通さない。ワインが柑橘系の香りなので、それに合わせてドレッシングはオリーブオイルにレモンとレモンゼストとパセリでさっぱり。濃い味付けをしない。赤黄ピーマンをオーブンで焼いて、サラダ、そしてお魚とご飯を合わせたかったのでパセリライス。



おいしかったです。ワインにも合う。なによりもローカルで獲れたカジキが新鮮でとても美味しい。ハワイの贅沢。ハワイは数種類の新鮮ないい魚が手に入るのです。


さてワインのお味は…

軽い。優しいワイン。最初に開けたばかりで飲んだ時はあまりに味が薄いと感じて「あれ?」と思ったほど。こんなに軽いんだっけ?数分後にはふわりと香りが立ち上がるようになる。うっすらと柑橘系。口に含むと花のような香りだと思った。とても繊細。とてもドライで、フルーティというよりも花の香りのような印象。とても繊細なワインなので味や香りの強すぎる料理では繊細な花の香りが消されてしまいそうだ。今回の魚との組み合わせは合っていたと思う。

ちなみに前回飲んだラングドック=ルシヨン地方のピクプールドピネよりこのワインはず~っと優しい。同じ白ワインでも全く違う。ピクプールドピネはシャープでまさに刺さるような質感なのに、このソーヴィニヨン・ブランはとても繊細でまろやか。

しかしどうだろう…。以前 Jacques Dumont 社のソーヴィニヨン・ブランを飲んだ時は、軽くて飲みやすいからいい…などと感想を書いていたのだけれど、今まで様々なワインを飲んできたら、もしかしたらソーヴィニヨン・ブランは少し物足りない?…ような気もしてきた笑。ぶっちゃけすご~く薄い味のワインなのですよこれ。サンセールが皆こういう感じなのか、ソーヴィニヨン・ブランが皆こういう感じなのか…もう少し飲み比べる必要がありますね。

1日目ではボトルを開けられず、また2日目3日目と少しずつ飲み続けた。やっぱり2日目には香りが落ちる。この軽い繊細なワインは1日目が一番美味しい。旦那Aが言うには、1日目の花のような香りが2日目以降は消えてグレープフルーツ風味が強くなる…少し苦みさえ感じるとのこと。…しかしそれは感覚を尖らせて感想を言っているので、実際にはそれほど悪いわけではない。テーブルワイン的にお気楽に飲むならなんの問題も無し。しかしソーヴィニヨン・ブランは早く飲んだ方がいいのだろう。それも学び。



それではワインの情報

Domaine Jean-Jacques Auchère - Sancerre, AOP, 2023



● ワイナリー Domaine Jean-Jacques Auchère
 
何世代にもわたるオーシェール家による家族経営のワイナリー。当主であるジャン=ジャック・オーシェール氏は、品質と一貫性を保証するために、全てのワインを自ら審査している。

● 産地

サンセールはオルレアンの南東、ロワール渓谷東部のサンセール地域で生産されるワインに与えられるフランスの原産地統制呼称 (AOC) 。 このワインはサンセールAOP(Appellation d'Origine Protégée)=EUによる「原産地保護呼称」。

サンセールの町は、ドーバーの白い断崖からシャンパーニュとシャブリまで続く白亜層の露頭の上に位置する。白亜質の土壌には、それぞれ独自の土壌、マイクロクライメイト、テロワールを持つ小さな谷が連なっている。1世紀の頃からこの土地はローマ人によって開拓されていたと言われている。

急峻な丘陵地帯はブドウに十分な直射日光と暖かさを与え、ブドウが完全に熟すのに必要な時間を確保できる。

ロワール地方のビュー村/village of Bue に位置する「オーシェール家のワイナリー」のブドウ畑は、有名なシェーヌ・マルシャン/Chene Marchand、レ・モン・ダムヌ/Les Monts Damnes、シャセニーヌ/Chasseignes、レ・デゼール/Les Deserts の区画にあり、粘土質と石灰岩質の土壌からなる24 エーカーの土地で持続可能な農法で栽培されている。

● 葡萄

ソーヴィニヨン・ブラン/Sauvignon blanc  100%。仏ロワール渓谷が原産と言われているが、現在は世界各国で栽培されている。土地の気候によって寒い気候では草の香り、温かい気候ではトロピカルな香りまで様々に変化する。ソーヴィニヨン・ブランは一般的に「さわやかでエレガント、そしてフレッシュ」と表現されている。

● 組み合わせ

少し冷やして魚料理やチーズ、特にシェーブル/chèvreチーズとよく合う。また、寿司にもよく合う数少ないワインの一つとしても知られている。
牡蠣や貝類などのシーフード、クロタン・ド・シャヴィニョルなどの山羊チーズ、フレッシュサラダ、軽めの鶏肉料理や魚料理と相性抜群。高い酸味、柑橘系の香り、そして独特のミネラル感は、塩辛い料理を引き立て、濃厚な料理や酸味のある料理の味を引き立てる。トマトやビネグレットソースなどの酸味のある食材ともよく合い、幅広い料理によく合う。


軽くて花のような香りの繊細な優しいワイン。この優しい香り求めて飲むワインだろう。サンセールはもう少し色々なワイナリーのものを飲んで比べたいと思った。


ワインメモ
🍷 Domaine Jean-Jacques Auchère - Sancerre, AOP, 2023
Vivino.com Score: 4.0
Winery: Domaine Jean-Jacques Auchère
Grapes: Sauvignon Blanc
Region: France / Loire Valley / Upper Loire / Sancerre
Wine style: Upper Loire White
Alcohol content: 13%
Wine description:
The nose shows gooseberry, tropical fruits, a light floral tone, and a touch of grapefruit. The palate has moderate plus acid with some tart grapefruit and tropical fruit notes with a light dusting of minerals on the finish.


2025年9月8日月曜日

Angelique Kidjo & Davido - Joy (2024)



人生に祝福を



Angelique Kidjo & Davido - Joy (2024)
Lyrics
Joy - Single
Angelique Kidjo, Davido
Released: August 30, 2024
Label Parlophone, ℗ 2024 Warner Music France



昨日の藤井さんの曲を聴いていて以前メモしていた曲を思い出した。この曲は今年の2月頃に英国のダンスチャートに入っていた曲。リリースは去年の8月…今から1年前の曲ですね。

この曲もアフリカ系のアーティストの曲ですが、やっぱりリズムのカウントの仕方が西洋の音楽の方法とは違うと思う。西洋では頭カウントが一般的なのに、この曲はまた裏拍で始まってる。カウントの区切り方も面白い。結果流れるようなリズム。アフリカ系の方々のリズムセンスは独特で、音楽の考え方、とらえ方が根本的に違うのだろうと思う。

内容は、たぶん藤井さんが歌っているのと近いのではないか。痛みを抜けて悦びを、雨の間から太陽を、新しい日に力を得た悦び…生きている悦びを、愛を祝福する歌。スピリチュアル。思想が綺麗ですね。


★Angélique Kidjo
Angélique Kpasseloko Hinto Hounsinou Kandjo Manta Zogbin Kidjoさん。ベナン共和国コトヌー出身のシンガーソングライター、および現ユニセフ親善大使。アフリカンポップ、レゲエ、ジャズを織り交ぜた音楽をスタイルとしている。グラミー賞に4度ノミネートされ、米紙ガーディアンに「世界でもっとも啓発的な女性Top100」の内の一人として取り上げられた。英語、フランス語、フォン語、ヨルバ語に堪能。

★Davido
David Adedeji Adelekeさん。ナイジェリア系米国人のシンガー・ソングライター、レコード・プロデューサー。1992年米国ジョージア州アトランタ生まれ。アフロビートをポップスに編み込むのが特徴。子供時代はナイジェリアのラゴスとジョージア州アトランタを行き来して過ごす。2012年のシングル「Dami Duro」で知られるようになる。2017年のシングル「Fall」は米国ビルボードチャートで、ナイジェリア系の曲では一番長いチャートインの記録を保持。2023年にはナイジェリアの文化大使に任命された。


訳注

Who I could be through the thick and thin
=良い時も悪い時も
  Come dey with me, living lavishly(ナイジェリアピジン)
=Come and be with me/Come and stay with me
 一緒にいて  


最後のヨルバ語のコーラスの英訳+意訳

Ifé ni ayé o=Love is life
Ayessi ni ifé réré okan o
  ≒ I have your love in my heart 意訳
  ≒ The world has good love for the heart 意訳
 (Ayessiの意味が不明)

Ifé ni ayé o
=Love is life
Irora kan kolé fara kpa mi o=No pain can harm me 

Ewa djadé = beautiful jade (?)
Omon eniyan ewa=Good character is the beauty of a person 

Ayéssi, ayéssi
Ayéssi ni ifé ≒ I have your love 意訳
Iré okan mi o=My heart's good fortune/blessing


Joy
Angélique Kidjo & Davido
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Oh-oh-oh-oh do-do-do
Oh-oh-oh-oh do-do-do (Sheezy)
Oh-oh-oh-oh do-do-do
Oh-oh-oh-oh do-do-do (Allez)
Oh-oh-oh-oh do-do-do


悦びを見付けた 全ての痛みを 全ての痛みを抜けて
太陽を見付けた 全ての雨を 全ての雨の後に
力を感じた 新しい日に 新しい日に
パワーを感じた 新しい日に 新しい日に

そして私は目覚めた
私はどんな困難や試練も乗り越えられる者として 
私は歌を歌いながら自分の道をまた見付けようとしている
私は海には溺れない 水の中を歩いていくなら

私の幸せを数えている (oh-oh-oh)
深みから湧き上がる 内なる悦びを (oh-oh-oh)
今までとても辛かった 
でも私はまた自分の道を見付けようとしている (oh-oh-oh)
私達は決して終わらせない 始めた場所では (oh-oh-oh)


希望を見付けた 見失った時に 全てを失った時に
私の心を救済した 暗闇の中から 暗闇を抜けて
力を感じた 新しい日に 新しい日に
力を感じた 新しい日に 新しい日に

愛がある 私の知る 私のよく知る
私は強さを見付けた 傷を癒す 傷を癒すための
私は力を見付けた あなたにも見えるはず
そして今は信じている 前に進むことができる
私と共に 豪奢に暮らして 


Oh-oh-oh-oh do-do-do...



Ifé ni ayé o/愛こそが人生
Ayessi ni ifé réré okan o/世界には愛が溢れ

Ifé ni ayé o/愛こそが人生
Irora kan kolé fara kpa mi o/痛みは私を傷つけない

(Do-do-do) Ewa djadé
(Oh-oh- do-) Omon eniyan ewa/あなたの人柄そのものが美しい

(Oh-oh- do-) Ayéssi, ayéssi
(Oh-oh- do-) Ayéssi ni ifé/あなたの愛が
(Oh-oh- do-) Iré okan mi o/私の心に祝福を

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Songwriters: Angelique Kidjo / Autumn Rowe / Felipe Javier Saldivia / Oluwaseyi Akerele / David Adedeji Adeleke



2025年9月7日日曜日

Fujii Kaze – Prema (2025)



いい曲だな~♪



Fujii Kaze – Prema (2025)
Album: Prema
Fujii Kaze
Released: September 5, 2025
A Republic Records / UNIVERSAL SIGMA /
HEHN RECORDS release; ℗ 2025 UNIVERSAL MUSIC LLC



先ほど、いつもの週末のUK ダンスチャートのチェックをしていたのですけど、まぁ~今はダンスチャートが不作で…本当に、なんか…どんどん曲らしい曲が減ってる。雑音に近いものが曲としてまかり通ってる。進化なのか劣化なのかわからない状況になりつつあって…。

それで、あ 藤井さんの新曲をしっかりと聴いてみようとヘッドフォンを耳に当てると、まぁ~いい曲ですねぇ。さすがやね。心地よい響き。藤井風に捨て曲無し。

最後のピアノが気持ちいいですね。ライブでは最後のピアノで延々といけそう。

内容は、恋人に語りかけるようでもあり、汝を愛せよのようでもあるし、人類愛でもあり…かな。

歌詞はMVの日本語字幕が公式だと思うのですが、またまたワタクシが勝手に解釈した自分用の訳を記録。英語詩は自分の言葉で読みたいのです。ごめん寝



Prema
Fujii Kaze
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Prema, 君が愛そのものだって知らない?
君が愛そのもの
Prema, 君が神そのものだってわからない?
君は神そのもの


僕は嘘をつかない 僕は真実だけ そして
僕は隠さない 圧倒的に僕はオープン
僕は生き残った 君のくれたクレージーなことの全てと
今までの混乱の全てから

君は僕のもの 僕が君の名前を呼べば 君は
時間通りに来る この小さな世界に生きていて
未来は明るいね 天井の灯りよりもっと
そして母のクリームパイより甘く

Huh, 僕の柔らかな心に従えば 僕は勝利する
どんな痛みの中にいても
君の祝福で 僕は立ち上がる
第三の目を開けながら


Prema, 君が愛そのものだって知らないの?
君が愛そのもの
Prema, 君自身が神だってわからない?
君は神そのもの

Prema, ay yeah
Prema, ay yeah, ooh (ayy)


確定してる いつも僕らにはお互いが存在していて
夢に描いた 僕らにはきっとできるって
僕は決める 毎日瞑想し
全ての行動は祈りへ

僕の心を 君の愛情で満たしながら
君のベストフレンドでいることが 僕の献身で
君の名前を呼ぶことは 君への降伏
Babe, 君のナンバーは持ってるよ


Hello, 今君と話せる?
Okay, cool
I love you, bye


僕の心を 君の愛情で満たしながら
君のベストフレンドでいることは信心で
君の名前を呼ぶことは 君への降伏
Babe, 君のナンバーは持ってる

Prema, 僕自身が愛そのものだって知らない?
僕が愛そのもの
Prema, 僕自身が神そのものだってわからない?
僕は神そのもの
Prema, ay, yeah
Prema, ay, yeah (ay)


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Snogwriter: Fujii Kaze


お猫様H:階段の風景



遅くなってしまった 
ここのところ忙しくて猫さんの写真を撮っていない。
7月10日頃に撮れた写真を載せよう。


また家に問題が出て修理工事が始まりそう。
いやですねぇ。


2025年9月3日水曜日

映画『エイジ・オブ・イノセンス/The Age of Innocence』(1993) :The Gilded Age の本格的再現





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『The Age of Innocence』(1993)/米/カラー
/2h 19m/監督:Martin Scorsese』
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私がHBOのドラマ『The Gilded Age シーズン3』を一人で見終わった後で旦那Aが「面白かった?」と聞いてきた。「うん」と答えると「僕も見ようかな」と言う。どうやらどこかでドラマの批評記事を読んだらしい。それでしばらく前から週末に一緒に見ている(私は2回目)。先週末にエピソード5を見終わったところ。

ドラマの話をしていたら旦那Aが「作家のイーディス・ウォートン/Edith Wharton があの時代の話を書いてるんだよ。彼女はあの時代のNYの上流階級出身の女性作家。映画『エイジ・オブ・イノセンス』も彼女が原作なんだ。映画を見ようか」

というわけで、それじゃあ HBO のドラマと映画がどう違うのか見てみようということになった。2週間前にNetflixで映画鑑賞。


あらすじ
19世紀末のニューヨークのハイソサエティ。(ドラマでもそうであったように)当時の上流階級の社交界は狭い世界。彼らは危険を冒すことを嫌い、ルールを破ることを嫌い、ガチガチにしがらみに縛られた不自由な社会の中で生きている。
主人公の弁護士ニューランド・アーチャー(ダニエル・デイ=ルイス)には若い婚約者メイ・ウェランド(ウィノナ・ライダー)がいる。ある日ニューランドは、メイの従妹で彼の幼馴染のエレン・オレンスカ伯爵夫人(ミシェル・ファイファー)に再会する。エレンは夫から逃れて帰国した欧州帰り。ミステリアスで魅惑的なエレンに堅物の弁護士のニューランドは惹かれていく。


★ 豪華なセットと衣装…再現に価値がある

豪華です。19世紀末のニューヨーク・ハイソサエティの再現。歴史的に見ても非常に興味深い。なんとこの映画の監督はマーティン・スコセッシなのですね。びっくり。 あのマフィア映画で有名な監督が、1870年代のアメリカの上流社会を描いた。

この感想を書くのに調べていたら、スコセッシ監督のインタビューがいくつか出てきた。かなり細部までこだわって作りこんでいるとのこと…例えば当時のNYの上流階級のアクセントにまでこだわって再現している…などの話も出てきた。この映画に関する資料はネット上にもいくつかあって(私もまだ全部は見ていないのだけれど)この映画でスコセッシ監督があの The Gilded Age を真剣に再現しようと試みたことがわかった。なんとありがたい。

まずそれだけで私には見る価値がある。


この映画の細部へのこだわり(それからカメラワークなど)を見ていて「これはスコセッシ監督がイタリアのルキノ・ヴィスコンティ監督を意識して撮ったのではないか」とすぐに思った。ヴィスコンティ監督の『山猫/Il gattopardo 』『夏の嵐/Senso』『イノセント/L'innocente 』は19世紀の貴族を扱っているし『ベニスに死す/Death in Venice』も上流階級、『イノセント/L'innocente 』は名前まで近いじゃないか。

動画サイトを見ていたら、とあるインタビュー映像でスコセッシ監督が『山猫』に感銘を受けたと仰っている映像も出てきた。やっぱりそうなのだろう。『山猫』は伊シチリア島の貴族を描いた映画。そしてスコセッシ監督の祖母がシチリア島からの移民であることから、監督はあの映画にとても親しみを感じたらしい。

この映画を撮りながらスコセッシ監督がヴィスコンティ監督を想ったことは間違いないだろう。100年前の米国ニューヨークにも欧州の貴族のように暮らす上流階級が存在したことから、監督も美しいコスチューム・ドラマが撮れると考えたのだろう。伊・貴族の末裔のヴィスコンティ監督が映像で19世紀の貴族を再現したように、ニューヨーク育ちのスコセッシ監督もNYの歴史をとことんリサーチをして、19世紀末のNYの大富豪の再現を試みたのだろう。

結果は大変素晴らしい。


本物の19世紀末の上流社会など、私達後世の人間は絵などから想像するしかないのだけれど、この映画はかなりそれらしいのではないか。

…衣装は上品で奇を衒っていない。ディナーのテーブルも色彩の多いチャイナにキラキラの銀製品、クリスタルのグラスが並べられて豪華。豪邸の内装は…いかにも物が多く何から何までギュウギュウに詰まっている。壁には赤いシルクが貼られ、窓は何重もの重い布のドレープ。壁一面にびっちりと掛けられた絵画。どこもかしこも布、布、布。そして布に覆われていない壁は重厚な木彫りのパネル。全体の色合いが暗く重い。ワイン色のベルベットのソファーの後ろには、中国か日本製の…金箔に墨で竹が描かれた屏風が置いてある。なんというのか…全部がギッチギチ。密度が濃い。


スコセッシ監督が再現した19世紀末NY上流階級の様子を見ていたら「HBO の The Gilded Age のドラマは嘘っぽく見える」と思ってしまった。たとえばラッセル家のベッドルームは今どきのベッドルームに見える。ヴァンライン家のリビングも質素。

それにドラマの The Gilded Age の人物達の衣装が酷いことにも気付かされた笑。あれは…なにを考えているのだろう。どう見ても珍妙なデザインのドレスが多すぎる。誰が衣装デザインをしているのだろうと思う笑。

この映画『エイジ・オブ・イノセンス』では、衣装やセットに関する違和感を覚えることは一度もなかった。たぶんこの映画のほうが史実に近いのではないか? この映画のビジュアルは見る価値があると思います。



★ ダニエル・デイ・ルイスは上手い

この俳優さんは上手い人。ダニエル・デイ・ルイスの演じる堅物の弁護士がミシェル・ファイファーのエレンに惹かれていく様子が上手い。彼はガチガチの堅物なのよ。だから自分に「ダメだダメだ」と言い聞かせながら、それでも目はエレンを追ってしまう。ムラムラしてますね。お顔の表情が煮詰まっていて今にも思わず手が出てエレンを掴みそうな表情をする。うまい。

しかしながら彼はかわいい婚約者メイちゃんのウィノナ・ライダーには…優しい。けれどそっけない。「僕はこの子を守らなきゃね」とか「大切にしなくちゃね」とは思っているけれど、あまり気が乗らない様子。ただ表面だけ優しいジェントルマンを演じている。メイちゃんに対する彼はただのいい人。ただ優しい人。あの…欧州帰りのエレンを見る眼つきとは全然違う。その違いが上手いのに感心した。役者やの~。


メイちゃんのウィノナ・ライダーは効果的な配役。彼女はこの役で英国アカデミー賞の助演女優賞を受賞したそうだ。彼女は役が合ってましたね。最後は女のしたたかさで勝者になる…笑。いかにも女。納得。

この年度の賞レースでは、ダニエル・デイ・ルイスはノミネートもされなかったのですね。びっくり。


★ CONs

映画は2時間19分。長いです。たっぷりと時間をとって19世紀の上流階級社会を再現したのはいいけれど、実は中身があまりドラマチックではない。原作が1870 年頃の上流階級を描いた話なので、恋愛小説とはいっても中身はマイルド。だからこそこのタイトルなのだろうけれど、それを2時間も引き延ばしたら結構退屈なのは否めない。

それからダニエル・デイ・ルイスが苦悩しながらも自らを押さえられずムラムラしてしまう女性…エレンのミシェル・ファイファーは役に合ってない印象。彼女はこの役には十分にセクシーではない。もっとセクシーな…エレンは上流階級の女性で上品だけれど、欧州帰りでほぼ離婚しそうで、男関係の噂もあるし(色んな意味でルール破りで)スキャンダラスで、それでも悩ましいほど色気があふれ出る…そのようなお姉さん女優を連れてきて欲しい。ミシェル・ファイファーは…なんだかカラカラに見える笑。色気がない。綺麗すぎるのかな。エレンはお堅い弁護士のダニエル・デイ・ルイスが身を持ち崩すほど魅惑的で危険な女性 seductress でなければならないのですよ。ちょっとそのイメージと違うと思った(個人的意見)



見てよかったです。衣装や調度品やセット、それに役者さん達のアクセントにまでこだわった19世紀末のNY上流階級社交界の再現は見る価値があった。

ストーリはマイルド。だから途中で少し飽きたけれど、この映画はむしろ1度見てストーリーがわかった上で、映像の美しさと巧みな時代の再現を堪能する…まるで美術館を訪ねているかのように…ひとつひとつ細部を確認しながら見るのがもっと楽しいだろうと思う。これからもまた映像だけNetflixに見に行こうと思う。

実はヴィスコンティ監督の映画もそういうのが多いのですよね。台詞や芝居はあまり気にしない。彼の映画も家の内装や衣装を見て、美術館を訪ねるように時代の再現を楽しむような映画が多い(個人的意見)。


『エイジ・オブ・イノセンス』…最後はあれでいいと思う。思い出は美しいままに。静かに拍手。