2013年12月16日月曜日

NHK大河ドラマ「八重の桜」第50回「いつの日も花は咲く」



先週のほうがよかったです。先週で思想的なものをカバーして、このドラマで何が言いたかったのかをほとんど言ってしまったので、今週はさらっと八重さんの残りの人生を走り抜けた感じです。印象の薄い終わり方。


●京都編について

結局、一番の問題は、ワタクシが京都編でこのドラマにすっかり興味を無くしてしまったことでした。もう何度も過去に書いているので詳しくは書きませんが、京都編になってからのこのドラマ、何を描きたいのかが分からなくなっていたと思う。

会津の人々のその後を追うわけでもなく、同志社設立の逸話を詳しく描写するわけでもなく、新島襄さんや山本覚馬さんの業績をなぞるわけでもなく、もちろん政治のことなんて殆ど触れることもなく、かといって会津戦士・八重ちゃんのキリスト教との出会いからの心の変化を描くわけでもなく…、

…なんというか…優しいJoe君といちゃいちゃしたり、学校の生徒と喧嘩しただけ? …なんだかな。

せめて襄さんとの出会いによってもたらされた八重ちゃんの心の変化を詳しく描けば、もっともっと深いいい話になったろうに…。

ほんとに京都編で何をしたかったのかが全く分からなかった。だから興味も薄れた。これが今年の大河の最大の問題だったと思う。


●老けメイク

綾瀬はるかさんはいい女優さんだと思います。若い頃にくらべると今回最終回での年齢の変化もよく演じられてました。和装も落ち着いていてとてもいい。ただここ数回の外見はどうしても違和感がありました。やはり若い。中年の女性には全く見えない。やはり演技だけでは無理。そのあたり、演出の方針なのか、事務所的な方針なのか知らないけど、老けメイクを出来ない俳優さん、女優さん達は本当にもったいないと思う。ドラマの完成度を半分にしてますね。

今回の最後のシーンなんて、能面に真っ黒の真ん中わけヘアで違和感ありあり。顔は色を落として地味にしているけど、どう見ても30代前半。だから会津戦争から長い時間を経た女性の人生という感じがしない。

近年、大河ドラマで老けた女優さんを見た事がないので、もうこういうことは口にしても無駄なんでしょう。業界全体で老けメイクが出来ない事があたりまえになっている。

誰が主役であれ、老けメイクの出来ない20代の女優さんが主役なら、もう歴史上の女性の一生を表現することは無理なんでしょう。ほんとにつまんない時代になったもんだ。


ま…こういう小言を書くのも、このドラマの前半が非常にいいドラマだったからなんですけどね。会津編は本当に素晴らしかったです。そのことを総括しようかどうかは今考え中。