能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2019年3月27日水曜日

TBS ミリオンヒット音楽祭・演歌の乱 



日本では2019326日放送。

これは凄い。圧巻です。本当にすごい!感動しました。

まず番組の企画をなさった方に拍手喝采。これは素晴らしい。本当に素晴らしい番組。涙が出たわ。歌がうまいって本当にすごいわ。感激です。最高。


この企画は、演歌の歌手の方々が(ジャンルの違う)J-POPを歌うというものなのですが、

演歌歌手の方々がこんなにすごいとは

と、まず演歌歌手の方々の力に圧倒され、そしてまた

J-POPってこんなに素晴らしい歌があるのね

楽曲の素晴らしさにも感嘆する

この企画は、演歌の方々にとっても、楽曲を書いたアーティストの方々にとっても、両方にとって
WIN-WIN でしょう。すべてが素晴らしい。大きな拍手。


まず演歌歌手の方々が本当に輝きますね。まーっ歌声で勝負してきた方々というの本当にはすごいな。私は以前から年末の紅白歌合戦の感想で

演歌の方々はうまいうまい

と書いてきたわけですが、以前からもし演歌の方々が違う分野の歌を歌ったら面白いのではないかと思ってました。これは夢の企画だわ。本当にいい。

J-POPを歌うことで顕わになる演歌歌手の方々の技と力。

本当に皆さんかっこいいもの。

歌が上手いってプロのやる本物のエンタメなんだねと溜息をつく。問答無用。ただ歌声に聴き惚れる。こういう企画なら演歌歌手の方々に新しくファンも出来ますよね。本当に歌の上手い方々が正当な評価をされるのは大変いいこと。そしてまたこの番組ではお若い演歌歌手の方々が拝見できるのも嬉しい。新しい世代の歌のうまい方々が歌の文化を継承してくださっていることが知れて嬉しい。

演歌はジャンルの印象のせいで聴かず嫌いをする人も多いのではないかと思う(私もそうです)。それでも演歌歌手の方々はとにかく歌がうまい。とことんうまい。だからもしジャンルの印象のせいで歌手の方々が正当に評価されないのなら大変もったいない

しかしこういう企画なら演歌歌手の方々がいかに歌がうまいのかがはっきりとわかりますね。普段演歌を聴かない層が、歌手の方々の本当の力を知る機会になる。あらためて歌声が歌手の方々の力になる。素晴らしいです。


それから私は日本を離れて長いので、実はJ-POPをほとんど知らないのですが、この番組で演歌歌手の方に歌われて

J-POP楽曲が輝く輝く。

J-POPすごいじゃん。いい曲目白押し。本当にいい歌が沢山あるのね。びっくりした。全く知らない曲なのに、演歌歌手の方々が歌うと極上のエンタメ。ま~気持ちいいです。そして情感をこめて歌うことで、歌詞が意味をもって輝き始めるのもすごい。

いい曲が、
うまい歌手の歌声でますます輝く

…これはいい企画ですよ。企画を考えた方に大きな拍手。拍手喝采。


全員がいい。全員がうまい。全員が素晴らしいです。出演なさった演歌歌手の方々のことをもっと知りたいと思ったし、また楽曲を書いたアーティストのことももっと知りたくなりました。あまりにも素晴らしかったのでセットリストを書いておこう。

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天童よしみ×BzUltra Soul』パワーッ!
純烈×コブクロ『桜』いいぞ
丘みどり×X JAPAN『紅』メタルと演歌!うまいな
大江裕×一青窈『ハナミズキ』いい歌です。綺麗な声
市川由紀乃×安室奈美恵『Hero』よく通る声。本当にすごい
三山ひろし×シャ乱Q『シングルベッド』これもいい歌だ。素晴らしい
平成30年間スーパーヒット14連発メドレー このメドレーが圧巻でした!

     徳永ゆうき×RADWINPS『前前前世』うまいっ!すごいな
     丘みどり×GRAYWinter,again』気持ちいい
     走裕介×DA PUMPU.S.A』うまい楽しい
     市川由紀乃×Superfly『愛を込めて花束を』素晴らしい。
     松阪ゆうき×MISIAEverything』とても柔らかいいい声。気持ちいい。
     杜このみ×レミオロメン『粉雪』よく伸びるいい声
     純烈×King&Prince『シンデレラガール』いい歌 いいぞ
     石原詢子×篠原涼子『愛しさと切なさと心強さと』転調が難しいのにうまい  いい声 すごいな
     江裕×スピッツ『チェリー』おおらか
     羽山みずき×backnumber『ヒロイン』やさしい声
     走裕介×ポルノグラフィティ『サウダージ』うまい気持ちいい
     石原詢子・杜このみ×SPEEDSTEADY』綺麗なうまいお姉さん二人
     徳永ゆうき×秦基博『ひまわりの約束』素晴らしい いい声
     丘みどり×星野源『恋』楽しい
五木ひろし×中島みゆき『糸』情感溢れ いい歌
杜このみ×絢香『三日月』いい歌 うまいなぁ
徳永ゆうき×back number『オールドファッション』いい歌
石原詢子×Mr.Childreninnocent world』これは素晴らしい 元曲とはほぼ違う曲に聴こえるのにいい。いやーすごいな。しっとりと美しい声でふわ~っと世界が広がる。綺麗なメロディ。石原さんは驚異的にお若くてお美しい。
藤あや子×HY366日』これが一番です。泣きました。なんだろうね。藤さんが歌うことで歌が別のストーリーを持ち始める。なんだろうこの哀しみ。泣きました。傑作。絶品。全てが美しい。
細川たかし×小柳ゆき『愛情』いいな。パワーの歌に横ノリファンクなリズム。筋肉サックスもいいぞ。楽しいな。

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華やかで楽しかった。この番組は大きくなるといい。あまり頻繁にやらずに1年に1回とか2回とか…季節のお祭り的な番組になるといい。

もっともっと演歌歌手の方々に光を。こういう企画で本当に歌のうまい歌手の方々がジャンルを超えて輝けるようになればいいと思います。もっと歌に光を!

 

2019年3月21日木曜日

The Chemical Brothers - Block Rockin Beats (1997)



London 懐かし
大きな音で聴きましょう



The Chemical Brothers - Block Rockin Beats (1997)

Album:  Dig Your Own Hole
Released: Mar 26, 1997
℗ 1997 Virgin Records Ltd


先日、
欧州産 Synth-pop~Electronic 関連 まとめ
でちょっと昔のダンス関連の曲を集めたので、これもついでに置いておこう。前々から取り上げるつもりだったのに、何故かタイミングを逃していた。


これは1997年に英国ロンドンでものすごく流行りました。シングルチャートで1位でした。当時大手CDショップの店内でも轟音で流れていて、私も「おぉかっこいいねぇ」とついついシングル盤を買ったりした。激しいな。いい気持ち。London 懐かし。

しかしこんなインストの曲が大衆受けしてチャートの1位になる国もすごいものだな…と当時思ったのも記憶してます。そういえば前年にはThe Prodigy の「Firestarter (1996)」も流行ってました。ずいぶん激しい音楽が流行るものだと思った。さすがパンクの国や。

そういえば、当時の友人の小学生の息子さん(たぶん10歳ぐらい)がケミカルブラザーズのファンで、真面目な中流階級の両親がその息子さんを連れて、当時柄が悪かったブリクストンのBrixton Academyにライブに行くのだ…などというのを聞いて、ほぉ~さすがに英国人は子供の頃から音楽の趣味がたいしたものだ…英国の子供は鍛えられ方が違う…と感心したのを覚えております。小学生でこういう曲を聴くのね。。すごいな。

 

Leon Bridges - If It Feels Good (Then It Must Be)(2018)



いい声。


Leon Bridges - If It Feels Good (Then It Must Be)(2018)

Album:  Good Thing
Released: May 4, 2018
℗ 2018 LisaSawyer63, Inc. under license
to Columbia Records, a Division of Sony Music Entertainment



深夜のトークショー『The Late Late Show with James Corden』に出てきたアーティスト。気になったので動画サイトでこのビデオを見てもっと気に入った。この曲はスタジオver.の方がいい。

リオン・ブリッジズさんはテキサス州出身の29歳。去年出たアルバムGood Thingの曲が全曲動画サイトに公式で出ているので聴いてみた。ずいぶん古臭いソウルを演る若いお方で。60年代とか70年代のずいぶん昔の音の質感の曲が多い。音の質感がマービン・ゲイにそっくりだ。

これもレトロなんだろうな。近年は色んな分野で温故知新が多いのかも。ちょっと面白いですね。

今の私が、若い人の演る60年代70年代のマービン・ゲイやアル・グリーンのオマージュを聴きたいか…といったらたぶん無いんですけど、このお方はオマージュ以上の面白い事が出来る方かもしれません。昔の音に対して同じオマージュでも、過去のスタイルを表面的に真似て磨き上げるのがものすごく上手いブルーノ・マーズ君より、このリオンさんの方が(昔の音の素材に対して)誠実かもしれない。恋の歌は歌詞がとても可愛い。

アルバムのリオンさんの曲はバラードも多いんですけど、ビデオも含めて私はこの曲が一番いい。この歌も癖になる。ぐねぐねダンスが楽しい。お洒落。すごく可愛い。一緒に踊りたい。

2019年3月19日火曜日

Robyn – Ever Again (2018)



Addictive



Robyn – Ever Again (2018)


Album:  Honey
Released: Oct 26, 2018
℗ 2018 Konichiwa Records,
under exclusive license to Interscope Records
 
 
 
欧州のエレクトロニック寄りのポップスは随分長い間聴いていなかった…けれど、これは久しぶりにそれらしい音。すごく気持ちいい。このベースラインが頭の中で鳴りやまない。

数日前の深夜番組『The Late Show with Stephen Colbert』に出てきたスウェーデンのポップスター・ロビン/Robynさん。
 
ロビンさんは39歳。子役からキャリアをスタートさせて、1995年にシンガーとしてデビューしたそうなのでキャリアも長いです。ベテランですね。米のグラミー賞にも何度かノミネートされたそう。
 
 
去年リリースされた最新アルバムHoney2010年以来8年ぶりのリリース。このアルバムは業界でかなり高く評価されているらしい。様々な音楽メディアが挙って絶賛。音楽ライター達が「breathless, existential post-disco record」「Best New Music」「most emotionally satisfying and musically innovative music」等と書き連ねる。
 
どれどれ…と動画サイトに上がっている曲を聴いてみた。
印象は…どうも80年代あたりの昔のテクノの音 に近いような。

露骨にオマージュ的にスタイルをコピーしてきたというよりも、90年代2000年代のハウスに大昔のピコピコ音をアレンジしたような…。だから50代のワタクシにはちょっと懐かしい音かも。日本人にはちょっと懐かしい
YMO
音もかなり入っていると思います。面白い。

アルバムの中でこの曲は一番ノリがいい。大きなベースの音が細野さんのベースのようなinnovativeというよりレトロにも聴こえる。


それにしてもロビンさんは声が可愛いですね。エレクトロニックと可愛い音の組み合わせはいつも相性がいい。現在30代後半で貫禄のお姉さんですが、こういう風なまったり大人の欧州産ダンスミュージックもいい。熟女テクノの道はここにあるのかも。

パフォーマンスはバンドを従えて演ってますが、スタジオver.よりライブの方がいいですね。打ち込みの多いだろうオリジナルより、ちょっと粗っぽいアレンジでライブのほうが勢いがあっていい。

それにしても癖になる曲だ。7年ぐらい前Perfumeを知った後で暫く欧州のエレクトロニックにハマってましたが、ひさしぶりにオランダのDJの曲やDash Berlin EDXDinkを聴いたらすごく気持ちよかった。


2019年3月18日月曜日

お猫様H:鉄の巨人



 
ネット上で見た茶トラの猫さんとウルトラマンの写真(たぶん有名な猫さんだと思う)にインスパイアされたのだ。うちの猫さんでもそういうお写真を撮りたい。探したらアイアン・ジャイアントが2体出てきた。昔買ったビデオのおまけです。 

…うちのビビリ猫さんは警戒してますね。いい写真はなかなか難しい。

2019年3月14日木曜日

映画『Fighting with My Family (2019)』:全てがいいFeel Good Movie笑わせにこないヴィンス・ボーンに泣く

 
 




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Fighting with My Family2019年)/英・米/カラー
108分/監督:Stephen Merchant
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これはいい映画ですよ。

気持ちのいい映画。見た後で「あ~いい話やったねぇ」とニコニコ。そんないい話ほぼ実話だそうです。すごいねぇ。見てよかった。プロレスのお題でこんなにいい映画だとは全く予想してなかったです。びっくり。

 
★あらすじ
WWE (World Wrestling Entertainment)の女子プロレスリングのスーパースター・ペイジ/Paigeさんのサクセスストーリー。
ペイジさん(本名・サラヤ・ジェイド・ベヴィス)の家族は全員がレスラー。両親は共に元プロレスラー。英国東部ノリッチ/Norwichの町に住み、日々プロレスでの興行で生計を立てている。ドタバタと多少荒っぽいが温かい家族。子供達は皆将来プロレスラーになることを夢見る。兄ザックと妹サラヤ/ペイジがWWEのトライアウトに挑戦。さて結果は…?


ネタバレ注意

 英国出身の女子プロレスラーのサクセスストーリーなんですが、非常にストレートな

いい話。

この映画は「いいサクセスストーリー」に必要な項目に全てチェックマークが入っているよう。型どおりとも言える。

□楽しくて騒がしく温かい家族
□大きくて陽気なお父さんに美人なお母さん
□男勝りの女の子(ペイジ)
□真面目な兄(ザック)
□二人ともにプロレスラーになることを夢見る
□兄がトライアルに落ちて妹が合格
□妹・単身アメリカへ
□喜ぶ両親
□妹・米での厳しいトレーニングと競争
□妹・新しい世界に馴染めない苦悩
□妹・くじけそうになる
□厳しいが暖かく見守るコーチ
□地元に残る兄の苦悩
□嫉妬で荒れる兄
□地元の仲間
□心を入れ替える兄
□コーチがいい先生であり父であり
□妹・這い上がる
□妹・世界の舞台へ

このリストだけでもいい話だな。文句を言うのが難しいです。プロレスでまさかこんなに感動するとはなぁ。ペイジさんのファンになりますね。

それにしても、英国産のFeel Good Movie(気持ちのいい映画)というのは本当にいい。こういう人々はいますもんね英国。ああ懐かしや英国。以前、映画『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜/About Timeの感想でも書いたのですが、英国人は「いい話」が好きなんですよねきっと。誰かのいいエピソードを拾ってきて「気持ちのいい映画」を作るのが上手い。この話も本当に綺麗にまとまってます。

もちろんペイジさんの実話そのものが素晴らしいんですけど、映画としての脚色や演出もかなり上手いと思う。本当にいい。映画の魔法もありますぞ。


綺麗に日焼けしてキラキラカリフォルニアガールズがうようよいるアメリカへ、たった一人で挑戦するもっさりむっちり生白い英国田舎のゴス娘…笑。この子を応援せずにいられるかっ?もう愛してしまうよ可愛いよペイジちゃん頑張れペイジちゃんっ。

いやペイジちゃんも実は綺麗なんだぞ。お顔はほぼケイト・ブッシュと同じよ。ケルト系色白美人ですね。しかしアメリカの小麦色おっぱいガールズは手ごわいよなぁ。しかし実は米の彼女達にもそれぞれのストーリーがある。上手い脚本。

むっちり色白のお兄ちゃんの苦悩もよくわかる。辛いよねぇ。くーまけるなザック君。ザック君と一緒に泣く。だから最後は本当に良かった良かった。ザック君は地元の若者を救っているんですよね。。


そしてこの映画の(実は)一番のびっくり目玉は、

コーチ役のヴィンス・ヴォーン

…おいいいいいいいっどうしたんだよっヴィンス・ボーン。ヴィンス・ボーンてこんなにいい役者だったっけ? うわーっこのコーチが最高。いい。こんないい役はなかなかない。まーこのヴィンス・ボーンはいい。びっくりしたわ。惚れた。彼は万年B級映画の冴えないコメディアンで終わっちまうのかと思っていた。あーびっくりした。いい男だ。このヴィンス・ボーンになんか賞をあげてくれっ!

 
ストレートにいい話の映画がこんなに気持ちがいいとは。目から鱗。そうなのよ。こういう普通にストレートにいい話の映画はもっとあってもいいじゃないか。
 
昔はね、若者が目標を持って何かに挑戦して、苦労しながらなんとか立ち上がって頑張っって成功を摑む感動映画…が結構あったものなんですよ。『愛と青春の旅立ち』とかね。『コーラスライン』もそうかな。『フェイム』とか『フラッシュダンス』もそうだな。
 
若者の挑戦と苦悩と成功の話はストレートに「いい話」でいいと思う。ストレートでいいじゃないか。

いい話は脇役もいいんですよね。昔は『愛と青春の旅立ち』のフォーリー軍曹に感動させられたものだ。この映画もヴィンス・ボーンがいいぞ。泣けるよ。
 
いい気持ちの映画。お勧めです。劇場では観客も少なかったんですけど、最後に何人か拍手してましたよ。私もパチパチ拍手した。いい映画やねぇ。