能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

この度の能登半島地震で 被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興をお祈りいたします。 ★NHK による様々な支援情報 能登半島地震 義援金・支援金の受け付け始まる 窓口まとめ 【随時更新】 https://www.nhk.or.jp/shutoken/ne...

2016年10月22日土曜日

2016年米大統領選ウォッチ-その5: クリントンvsトランプTV討論バトル第3回



あ~討論会終わっちゃいましたね。候補者二人ともあまり印象が変わることなく前回と同じような感じで喧嘩してました。

海亀の採点は

クリントン候補7
トランプ候補2
(採点不可1点)

 
前回とあまり変わらない。この点数はヒラリーさんが素晴らしかったから7点というよりも、彼女が大統領候補として真面目に討論会に向き合ったからという理由による。彼女はあくまでも優等生なんですね。
 
一方トランプさんは予習も準備もしていないし、礼儀もマナーも…そもそも何のために討論会に出ているのかわからなくなるような様子だったので減点。バッドボーイ風な態度をそのまま討論会に持ち込んで思いつくままにうだうだ喋っている。海亀は真面目な人間なのでそういう人は却下。大統領候補なら国民の前でまずそれらしく振る舞っていただきたい。
 
なぜなら大統領とは、
 
アメリカ合衆国を代表する人物だからです。
まず最低限のルールを守ってもらわないと困ります。

-----------------------------------------------------

トランプさんがいくらバッドボーイ風でいても、言ってることに中身があればいいんですよ。でも

無い。無い無い。

彼は本当に何もわかっていない…というのが討論会での彼の言葉でよくわかる。だから評価できない。これはエンタメではなく、あくまでも大統領選のテレビ討論会なので、これに真摯に向き合わない候補者は却下。しかし最初は真面目に答えようとしていたので2点。それでこの点数です。
 
ヒラリーさんは「優等生」。言ってることは正しい素晴らしい。しかしながら(前回も書いたように)彼女の周りには疑惑が多すぎて、この討論会で言っていることも

どこまでが本当なのかわからない。

しかしそれを言い始めたらきりがないので、とりあえず彼女が討論会に真面目に臨んだ様子でこの点数。まず討論会に真面目に向き合っているのならそれはいいことだと評価。
 
----------------------------------------------------- 
 
ヒラリーさんは優等生的。このお方は決してすきを見せないですね。それはたいしたものだと思う。様々な質問に対して可能な限り真面目に答えようとしている内容が正しいかどうかは誰にもわからない。米国の経済をどう立て直すのか、社会保障をどうするのか、特に中東の外交なんて「正しい答え」を言える人は世界中を探しても誰もいないでしょう。討論会で必要なのは「大統領になったらどうするつもりか」をしっかりと話すこと。まずはそこが押さえられていればいい。まずはそこ。ヒラリーさんはあくまでも真面目に答えようとしていた。
 
トランプさんは、最初は真面目に答えていたのに途中からだんだん論点がずれてきて、あとは攻撃攻撃攻撃攻撃。…まあ前回もそうでしたね。質問の内容がわからないから…答えられないから話をそらす。そしてヒラリーさん側を延々と攻撃し続ける。よくエネルギーがあるものだと思います。質問に対して答えていないのも問題だし、政策のプランもほとんど新しいことを言っていないのは予習も準備もしていないからでしょう。文句をがなり立てているだけ。まったく時間の無駄。本当にどうしてこのお方がこの場にいるのか?国の代表者になるつもりなら真面目に取り組んで欲しい。
 
-----------------------------------------------------

●討論の内容に行く前に…
ところで海亀にはトランプ氏の言葉が「あまりにも視聴者を馬鹿にしているように聞こえる」のでその内容もここに記録しておく。彼の言葉はまるで小学生に話しかけているような言葉なんですね。いや御本人が小学生みたいな話し方。それでうだうだうだうだうだうだ延々と喋っている。まさか国の大統領候補とは思えない幼稚な言い回し。簡単な単語を何度も何度も繰り返しているのは、彼の支持者に向けて意図的に行っているのか?あざとい。本当にこのお方は国民をどこまで馬鹿にしているのかと思う。

話している英語はだいたいこんな感じ…書き抜いて並べてみた。

…and I believe that's very, very important.   she was very, very angry.  probably you could say by far.   I think it's terrible.   it's not OK with me.  we have some bad, bad people in this country.  OK?  You're the puppet! (3),  She has no idea (4),  I have no idea.  Wrong (3).  …is a disaster.   why aren't they paying?  free trade (3),   it was so bad.  The report was so bad.  Look, our country is stagnant.   She totally lied.   Give me a break.   Take a look at ...(4)   I have a feeling how they came.   I think it's a disgrace.   Much, much tougher.   Have you seen it?  Have you seen it?   Such a nasty woman.

…かなりひどい(苦笑)これが大統領候補の言葉か?

-----------------------------------------------------------

●討論の内容

以下、大変大雑把な要約と乱暴な意訳…海亀が個人的に「記録するに価値のある内容」だと思うものだけ抜粋。大変多くの言葉を省いているので、抜けている項目も多いと思います。

討論会の書き起こし文はこちら
http://www.politico.com/story/2016/10/full-transcript-third-2016-presidential-debate-230063

====================================================

★司会:連邦最高裁判所はどうあるべきか?時代の変化を考えて憲法をどう解釈するのか?

Clinton:連邦最高裁判所は国民のためにある。企業や富裕層のためにあるべきではない。女性の権利のために。LGBTコミュニティーのために。最高裁判所は私達国民全員のためにあるべき。

Trump:連邦最高裁判所はまず憲法修正第2条を守らねばならない。妊娠中絶合法化には反対。建国の父達が憲法を解釈したように考えたい。

★司会:アメリカ合衆国憲法補正第2条《規律ある民兵団は、自由な国家の安全にとって必要であり、国民が武器を保有し携行する権利は、 侵してはならない≫ について
 
Clinton:憲法補正第2条は守る。適切な規制とともに。銃所持者のバックグラウンドチェックを。個人の銃所持の権利は守る。
 
★司会:トランプさんは銃所持の規制に反対だがなぜか?
 
Trump:全米ライフル協会から賛同を得ていることを誇りに思う。憲法補正第2条を大切だと思う連邦最高裁判所の判事を選ぶ。
 
★司会:中絶について
 
Trump:私は生命尊重(中絶合法化反対)派だ。生命尊重派の最高裁判事を選ぶ。州のそれぞれに任せる。
 
Clinton:女性が、最も個人的で難しい健康上の決断を自分でできることは憲法に書かれた女性の権利です。米国家族計画連盟を擁護する。国は、女性にとって最も個人的な決断には踏み込むべきではない。
 
★司会:移民問題…トランプさんは(不法移民の)大きな国外追放を唱えている。一方クリントンさんは(不法移民の)市民権の獲得への道を唱えている。それぞれなぜそれが正しく、相手が間違っているのかを説明してください。
 
Trump:強力な国境線が必要。凶悪な不法移民によって殺人がなされている。麻薬が国内に持ち込まれている。ヒラリーはそんな人々に恩赦を与えようとしている。国境を開こうとしている。南の国境線からヘロインが入ってきているのは最大の難問。麻薬を追い出さなければならない。国境に壁をつくる。私が最初にするのは麻薬王…悪い奴ら、わる~い人達を追い出すことだ。
 
Clinton:この国には1100万人の未登録移民がいる。彼らには400万人のアメリカ人の子供達がいる。あわせて1500万人。トランプさんは全員を国外追放にすると言う。それは国中の学校や家庭、仕事場に役人を送り込んで未登録移民を探し出すということだ。そのようなアイデアは私達の国のあり方にふさわしくない。国を引き裂くことになる。私の移民法改正案はもちろん国境の安全を含んでいる。危険人物は国外追放されねばならない。この国は移民の国であり法の国でもある。だからこそ私は(大統領になった)最初の100日以内に彼らの市民権の獲得への道も含めて包括的な移民法の改正を始めるつもりだ。
 
Trump:メキシコとはもっといい貿易の協定を結ぶ。ヒラリーの夫がサインしたNAFTA(北米自由貿易協定)は最悪だった。
 
Clinton:未登録移民を影から呼び出して、正式な経済の糧にするのはいい事だ。なぜなら雇い主はもう彼らを酷く扱えないし、アメリカ人労働者の賃金引下げも出来なくなる。
 国境は開かない。法案は改正する。それは二大政党提携の事業になる。
 
★司会:ウィキリークスによるとクリントンさんブラジルの銀行でのスピーチで「私の夢は半球的な共同市場と開かれた貿易、開かれた国境」だと言ったが本当か?
 
Clinton:エネルギーについてです。電気の供給グリッドやエネルギーシステムは国境を越えさせたいと思う。ところでウィキリークスと言えば、ロシア…プーチンがアメリカに対してスパイ活動をしている。トランプ氏には、プーチンからそのような形では援助を受けていないと明言してもらいましょう。
 
Trump:話を「開かれた国境」からそらせているだろ。なんでプーチンが出てくるんだよ?
 ヒラリーは国境を開放したいんだ。難民がやってくる。シリアからもやってくる。オバマが今までに何千人もの人々を受け入れているのに、彼女は今の5倍も受け入れたいんだ。どこからやってくるかもわからないのに。…私はプーチンを知らない。でもロシアとアメリカが仲良くしてISISを討てるならそれはいいことだ。しかし私達が何もしない間に敵は1800の核弾頭を持った。彼女は尊敬されていない。

Clinton:ロシアはアメリカにサイバーアタックを仕掛けている。トランプ氏はプーチンの側にいるのか。私達の大統領選挙が外国の政府に邪魔されるなんて初めてのことだ。

Trump:彼女はロシアなのか中国なのか誰なのかもわからない。ヒラリーは何もわかっていない。Hillary, you have no idea.

Clinton:トランプ氏は(アメリカの)軍や市民の情報機関よりプーチン氏を信じているのね。

Trump:彼女はプーチンの方が頭がいいからプーチンが嫌いなのさ。

★司会:トランプさんはロシアが大統領選を全く邪魔していないと言うのか?

Trump:もちろん。プーチンのことは知らない。会った事もない。しかしアメリカとロシアが味方になれるならいいと思う。

Clinton:核に関してトランプさんは日本も韓国もサウジアラビアも核を持てばいいと言う。持っているなら使えばいいと言う。恐ろしい。大統領は核を操作できるんです。10人の専門家がトランプ氏は核に関して信頼できないと言っている。

Trump:アメリカは外国を防衛して出費を重ねている。それらの協定は見直さなければならない…サウジアラビアや日本、ドイツ、韓国その他の国々を全て守ることは予算的に出来ない。自分で防衛してほしい。核を持てとは言わない。自分で防衛して欲しい。

Clinton:アメリカは外国との同盟で平和を維持してきた。トランプ氏は同盟を引き裂こうとしている。世界とアメリカの平和のためにアジア、欧州、中東その他の国々と同盟や提携でやっていきたい。それが唯一の方法。

★司会:経済を早く発展させる為にどうするか?クリントンさんは政府がもっと関わるべきだと言い、トランプさんは政府が関わるべきではないという。それぞれを説明してください。

Clinton:中流家庭にチャンスを。インフラや進歩した工業での求人。クリーンエネルギー分野での新しい仕事。中小企業を救う。最低賃金を上げる。女性への平等な報酬。学齢前から大学までの教育。高校やコミュニティカレッジでの実技教育。実質的な徒弟見習い制度。年収125000ドル以下の家族に負債無しの大学教育。富裕層や企業にはもっと貢献してもらう。1000万の求人が増えるだろう。

Trump:ヒラリーの税金のプランは災難。…ところで(元に戻って)日本とドイツ、韓国、サウジアラビアなど裕福な国で…なぜ彼等は金を出さない?NATOはなぜ支払わない?もっと支払ってもらおう。貿易は自由貿易。もっともっと自由に。NAFTAは見直して話し合う。出来なければNAFTAは中止。税金を大きくカットする。企業の税を大きく下げる。

Clinton:年収25万ドル以下の人の税は増やさない。新規事業、教育、実技教育も投資する。もっと人々が前に進めるように。富裕層の税は増やす。

★司会:トランプさん、あなたの経済復興のアイデアは現実的ではないと専門家が言うが?

Trump:国が停滞している。NAFTAで大変な目にあった。ヒラリーはTTPにサインする。

ClintonTPPには反対。TTPは…求人を増やし、収入を増やし、国の安全を守るのか…との問いに見合わなかったので反対する。選挙の後も反対する。

…(以下略)

★司会:あなたは大統領にふさわしいのか?

Trump:ヒラリーとオバマは私の支持者の集会で暴力沙汰を起こすように指示した。

Clinton:トランプ氏は女性を侮辱した。それこそが彼なのです。
 私は、国民がそれぞれの違いを認め祝福し合い、助け合う国にしたい。アメリカをもっと素晴らしい国にしたい。アメリカは素晴らしい。なぜならアメリカは素晴らしいからだ。

…以下略

★司会:クリントンさん、クリントン財団について説明してください。寄付金の寄贈者はあなたと特別な関係を持てるそうですが。

Clinton:クリントン財団は世界的に有名な福祉事業。1100万人の人々がHIV¬AIDSの治療を受けられるようになった。子供が健康でいられるような学校の環境をつくった。…(以下略)

Trump:クリントン財団は犯罪組織だ。サウジアラビアからは2500万ドル、カタールや他の国からも。女性を酷く扱う国から金を受け取っている。ハイチの人はクリントン夫妻を嫌っている。

Clinton:ハイチには地震のあとに3000万ドルを集めた。

…(以下略)

★司会:(負けた場合でも)大統領選挙の結果を素直に受け入れますか?

Trump:その時がきたら考えよう。今は考えない。…メディアは不正で腐っている。…彼女は犯罪者だ。大統領選に立候補するべきではなかった。

★司会:しかしトランプさん、これはこの国の伝統で…両候補が選挙でどんなに激しく戦っても、負けた側が敗北を認め国がまとまることが大切なのですが。従わないのですか?

TrumpWhat I’m saying is that I will tell you at the time. I'll keep you in suspense, okay?その時がきたら言うよ。まあ待ってなよ。いいか?

Clinton:恐ろしい。(彼は自分に都合の悪いことが起こると)何でも不正だと言いますね。彼はFBIも共和党の予備選挙も裁判所も裁判官も不正だと言う。

Trump:最低だ。

★司会:もしISISをイラクから追い出せたら、ISISが戻ってきたりもっと悪い人々が入ってこないように、アメリカの兵士を現地に送り込みますか?

Clinton:アメリカの兵士は送り込まない。…空から、土地から、オンライン上で攻撃する。テロリストが武器を購入できないようにする。シリア国内には飛行禁止空域をつくり、シリアとロシアに何らかの影響力を得れば、戦争を終わらせるための真剣な交渉が出来るようになるかもしれない。

Trump:(質問に対する回答は無し。意味不明のことを延々と話し続ける)モスールの状態は悲しいね。モスールはそのうち押さえるよ。しかし難しいな。…イランは賢くやってるよ。…イランが勝つね。

Clinton:(略)…彼は常に陰謀論に持ち込むのね。

★司会:アレッポについて。トランプさんあなたは前回の討論でアレッポは落ちたと言いましたが間違ってます。そして…

Trump:大惨事だ。ひどいぞ。見た?

★司会:あなたはアレッポでシリア国軍とロシアがISISと戦っていると言いましたが、実際には彼等はアレッポを空爆しているということです。言いたいことは?

Trump:災難だ。人道的な悪夢。アレッポで起こったことは悲劇だ…多くのことはヒラリー・クリントンのせいだ。…(様々な非難…米国がシリア・アサド政権の反対派をサポートしている)…何もしない方がよかった。それが難民問題にも繋がった。彼女はそのシリアからの難民を数万人受け入れると言う…もしかしたら、いや確実にISISと繋がっている。トロイアの木馬だ(=敵が米国内に入ってくる)。

★司会:飛行禁止空域を決めればロシアが侵すかもしれないクリントンさんは機を打ち落としますか? それが戦闘を引き起こす可能性もある。どうするのか?

Clinton(質問に対する回答は無し)。飛行禁止空域は人命救助のため。…私は検査をせずに移民を受け入れることはしない。怪しい人物も受け入れない。しかし女性や子供にはドアを閉ざさない。ISISとは戦い続ける。国内からも情報戦で戦う。

Trump:アメリカはミサイルでも、停戦状態でもロシア、シリアに負けている。

★司会:国の負債はどうするのか?

Trump:私は仕事を増やす。GDPを増やす。もっともっと増やす。経済の大きな機械を回す。仕事を外国から呼び戻して外国の好きなようにはさせない。今アメリカは物を作っていない。悲しいね。貿易協定も変える。金を儲けるぞ。大きく成長する。また始めるんだ。

Clinton:真面目に考えている。どう教育に支払っていくのか。インフラに投資するのか、薬の値段を下げられるのか…。企業には公正に支払ってもらう。中流家庭を再生する。アメリカの家庭から国の成長は始まる。だから国民の皆さんと家族に投資したい。それが経済を立て直す一番の方法だ。

★司会:負債の一番の問題は政府からの給付金…高齢者医療保険や社会保障(年金)だ。高齢者医療保険は2020年に破綻。社会保障も2030年には破綻。どうする?

Trump:税金を下げて、経済を成長させる。オバマケアをやめる。

Clinton:社会保障年金信託基金にもっと資金を。富裕層の税率を上げるのはそのため。他にも方法を見つけなければ。給付金は引き下げない。社会保障を受けられない低賃金の労働者への保証を拡大したい。医療保険はコストを下げ質を上げて健康を強化する。

★司会:なぜあなたが次の大統領であるべきなのか?

Clinton:私は全てのアメリカの国民へ訴える。共和党も民主党も独立党派も、私達全ての国民が助け合って、経済を発展させ、公正な社会にし、アメリカが全ての国民のための国になるようにならねばならない。あなたの才能や技術、あなたの熱意、エネルギーと野心が必要だ。子供達と家族のために働くことは私のライフワークだ。それが私の大統領としての使命だ。あなたが良い職に就いて収入が上がり、あなたの子供達が学齢前から大学までよりよい教育を受けられるように全力を尽くします。私に大統領になれるチャンスをください。

Trump:私はアメリカをもう一度素晴らしい国にする。私達が素晴らしくする。私達の軍隊には世界一素晴らしい人々がいるのに、退役軍人の世話もしていない。不法移民のほうが大事にされている。警察官は尊敬されていない。法と秩序が必要。正義も必要だ。アフリカ系とラテン系の人達のためにもっとやる。彼女がやる10倍はよくしてやる。私達はアメリカをもう一度強くする。アメリカをもう一度素晴らしくする。今始めなければ。バラク・オバマのやり方をまた4年間もやれないだろ…彼女を選ぶというのはそういうことだ。

====================================================

2016年10月19日水曜日

NHK大河ドラマ「真田丸」第37回「信之」 9月18日放送



関ヶ原の戦後処理の回。真田家(昌幸と信繁)は上田城で秀忠相手に勝ったんだけど、関ヶ原では徳川軍が勝ってしまった。…というわけで徳川に逆らった真田家も敗戦国に。その負けたパパと信繁を、徳川方についた信幸=信之が救う…というお話。

前回は第二次上田合戦+関ヶ原で、期待が大きかった分、会話ばかりで戦闘シーンもなくガッカリしたのですが、今回はなんだか落ち着いて見れました。戦後処理回はこんなものでしょう。だって前回は、

関ヶ原が
全く描かれないなんて
何事よっ!

そりゃあガメラも吼えますわ。
関ヶ原を描かないなんてなんだよっ?

…で、今回関ヶ原のいろんな場面が改めて描かれるのかと思ったら、今回もほとんど何も描かれない。大谷さんの最後と、三成の処刑が一瞬だけ。えええええええええ?これで終わり?

大谷さんと三成君はもう少しなんとかして下さいよ。あれだけ大きく扱われていたのに最後はあれだけ????????納得がいかんっ。

信繁君もあれだけ親しかった大谷さんと三成君の死を聞いて、あまり心動かされているように見えない。いつものことですけど。この人は感情があるのかね?秀次君の時もリアクションが無かったですね。なんだかサイボーグ?感情は?感情はないの?え?

あとはそうだな…、真田の草刈パパがマジに怒ってるのがよかったです。ちょっと怖い。いい。


★あらすじ

関ヶ原では徳川が勝った。西側についた真田家の二人は、処刑されるところを兄の信幸の嘆願で救われる。信幸は父・弟と縁を切る。名前も信之へ。昌幸&信繁は高野山麓の九度山へ。

●感想

・関ヶ原は徳川の勝利。パパがごねる。残っていた徳川軍の兵に八つ当たり。最後の頑張り。パパ怖いわ。
・真田のパパは敵をやっつけてきてアドレナリンが止まらない模様。まだまだやれると吼えるが、情の薄い信繁になだめられる。パパ怖い。
・一方大阪城では、秀忠が上田城の言い訳と父親へ文句「オヤジが呼んだから上田を落とせなかった…俺は悪くねぇ」
・信幸お兄ちゃんは父・弟を救うべく大坂の家康へ直談判。本多の義父も応援してくれる。なんとか父・弟の命は救われることになる。
・まっちゃんは相変わらず空気でうぜー(苦笑)
・おーい…大井…、
 おいそのオヤジギャグをどこへもって行けばよいのだ(苦笑)
お兄ちゃんの名前は信之に変更。また泣くな泣くな泣くなっ!
・そのニュースを聞いた父・弟のリアクション…パパは怒る怒る怒る。信繁は「よかったよかった」…おい信繁…あなたは怒ったりしないの?感情がないの?
・それから家臣をどうするか?作兵衛とすえちゃんは信之方に。すえちゃんは16歳です。父と呼べるのは作兵衛伯父さんのみ。信繁とすえちゃんはほとんど会ってないからしょうがないですね。しかし信繁は娘への愛情もなさそうだな。ところで作兵衛さんは最初の信濃編で似顔絵を描いておくべきだったお方。大坂編で信濃が忘れられてしまって描く機会がなかった。このお方も上田合戦の後は鎧を着ることはないのかな?もったいないねぇ。
 
・内記さんは九度山。すっぱの出浦さんは最後かな。
・カオル様は信之のもとへ。
・信之は上田9万石の大名に。
・さて関ヶ原西軍のみなさんはどうした?
・宇喜多さんは行方知れず。
 
・小早川君は罪悪感に苛まれて2年後に謎のナレ死。
 
・三成の奥さん・うたさんが加藤清正につれられてやってくる「あのお方は豊臣のことしか考えておりませんでした」辛いですね。かわいそうに。
 
・パパ&信繁(春+きりちゃん+内記)…九度山へ。

 

 

2016年10月18日火曜日

LIVE★Incognito featuring Maysa/インコグニートLive!!! -15 Oct 2016



よしっまた行って来たぜっ!☺☺☺☺☺


インコグニートとは英国のアシッド・ジャズのバンド。結成は1979年。バンドのリーダーはジャン・ポール・ブルーイ・モーニック/Jean-Paul 'Bluey' Maunickさん。

海亀が彼らの事を知ったのはたぶん90年代初期。バンド名をもっと聞くようになったのはロンドンにいた2000年頃。当時Smooth JazzAcid Jazz界隈の音楽を探っていたので、Incognitoの名前もよく聞こえてきてました。きちんと聴いていないのであまり詳しくはないけれど好きなジャンル。このバンドも英国で見ておくべきだったバンド。

そんな彼らがはるばるやってきて下さるっ!いかなければっ!


楽しかったっ

リーダーのブルーイさんがよくお話しになる。1曲終わってMC。また1曲やってMC。温かい彼のお人柄で会場がだんだん温まってくる。このタイプの音楽はどの曲をやっても気持ちがいい。凄く楽しい。

バンドのメンバーも人数が多いぞ。リード・ボーカルにメイザ・リークさん、女性ボーカルが2人、男性ボーカル1人。それにホーン3人。パーカッション、ドラム、ギター、ベース、キーボードそれぞれ1人づつ。そしてリーダーのブルーイさん。たぶん全員で13人?(←もしかしたら12人ぬけているかもしれない)。狭いステージに13人が立つ。すごいぞ。


ボーカルのメイザさんが本当にすごかった。同じリズムのバッキングの上に、様々なアーティスト(ホイットニー・ヒューストン、ドナ・サマー、アデル)の有名曲をのせて延々と歌い続ける。かっこいい…職人技。なじみのフレーズが出てくるたびに観客が盛り上がる。会場が温まってくる。何曲歌ったのかなぁ…すごかったです。興奮。かっこいい本当にかっこいい


今回の席は後ろの方。後ろには誰もいない。あちらの壁際では中年夫婦が一足先に踊り始めている。…だんだんあったまってきて我慢できずに旦那Aに聞く「立ち上がりたい?」「うんうん」よし立ち上がろうぜ…ふらふら踊り始める。


一旦メンバーがステージを降りてドラムとパーカッションだけでソロ。長いソロ。すごいすごいすごいうわー興奮興奮大興奮。踊る踊る…。

ドラムソロが終わってからバンドが全員出て来てバラードを1曲。そしてブルーイさんに促されて会場の全員が立ち上がる。最後は2曲?皆でわいわい盛り上がる。

会場もノリノリ、バンドもノリノリ。予定では70分のセットがいつのまにか(たぶん)100分近くにのびていた。今回たまたま9時の回にしたので見ることが出来た長いセット。嬉しい。

英国を離れて暫く見ることができなかったAcid Jazzのライブ。本当に楽しかった。もしまだロンドンに住んでいたら、こういうタイプのライブに今も通って踊っていただろうと思う。たぶんここ数年の海亀に一番気持ちのいい音楽。

また来てくれるといいなぁ。ブルーイさん英国からはるばる来て下さって感謝しています。ありがとうありがとうありがとう

☺☺☺☺☺Thank you


Incognito - Don't You Worry 'Bout A Thing (1992)

Album:  Tribes, Vibes and Scribes
Released: 1992
℗ 1992 Mercury Records Limited
 

2016年10月17日月曜日

NHK大河ドラマ「真田丸」第36回「勝負」 9月11日放送



というわけで前回「このドラマは歴史小話・裏話のドラマ」であると書いたのだけれど、今回は第二次上田合戦。どうだどうだ。

ぉ~…小さい…ちいさいのぉ。

だって途中で寝落ちしちゃったもんね。1回目にいねむり。2回目もメモを取りながらいねむり…どうよそれ。合戦というくらいだから面白いかと思ったら、

ほとんどが会話劇でした。

やっぱりね。予算が無いのだろうなぁ。馬も無し、鉄砲も無し、城攻めも無し。あったのはフェイク城攻めと、ゲリラ戦を数秒ずつ。ほとんどは作戦会議とリアクションだけ。屋内でアイデアを出して会話してお手紙を読んで「よし攻めるぞ、たのんだぞ」と言って屋外ロケを数秒。その繰り返し。
 
寝落ちした理由は、話が回りくどくてややこしいから。結局そういうことなのよね。ぐっとくる見たい場面が無い。俳優さん達が屋内でどうだどうだうだうだ喋ってるばかり。いつの間にか何が起こってるのかわからなくなってしまう。
 
前回、真田丸は小話・裏話…と書いたんですけど、これもそんな感じなのかなぁ。なんだか細々として大筋が見えにくい。上田城では城攻めもあったらしいんだけどその描写も無し。戸石城の場面のフェイクな城攻めは、以前上杉さんとやりましたからね。目新しくもない。なんだかなぁ…。
 
この辺りの実際の歴史をよく知っていれば、マニアックな細かい描写で楽しめるのかもしれません。しかし基本的な知識が無いと「んも~この人達はいつまでもなぁーにをうだうだやってるのかしらねぇ…もっとガンガン戦ってよぉ」と文句も言いたくなる…というわけでございました。
 
元気のいい稲ちゃんがよかった。
 
 
★あらすじ

父&信繁と兄信幸は敵味方に分かれた。父&信繁は戸石城を兄信幸に明け渡し、上田城で秀忠の軍を迎え撃つ。信幸は戸石城に留まる。秀忠は家康に呼ばれて上田攻めを断念。家康の陣へ向かう。関ヶ原は東軍が勝った。
 
★いいところだけ感想

・犬伏から沼田城に寄った昌幸&信繁を、稲ちゃんが追い返す。ワクシ個人的に歴史のドラマで、目的のために時代のルールに逆らう激しく強い女性がとても好き。痺れる。吉田羊さんはこの場面のために選ばれたのね。かっこいいわ。キツイ稲ちゃんの性格も納得です。彼女は義父に逆らうことに全く抵抗が無いらしいですね。
・秀忠「上田を攻める!」うんうん。
・三十郎涙の別れ。信繁から離れて信幸に仕えることになる。涙涙。こら三十郎泣くな泣くな泣くなっ!
・作兵衛、徳川方が米を刈り取りに来るのを防いで戦闘中。この作兵衛さんの頑張りもこれが最後なの?うひゃ~役者さんがもったいない。武将らしく鎧のお似合いになる肉体派なのに戦闘場面が無かったのがもったいないねぇ…もったいないもったいない。
・雨が降って秀忠軍の退路が断たれた。…んんんわからんっ。何がそんなに凄いのかわからんっ!
・パパ「秀忠を怖がらせてやる」えっじゃあガンガン攻めてくださいよっ!
信繁が秀忠の陣にたどりつくと秀忠軍はいなくなっていた。
・秀忠軍が去ったその夜、真田は上田城で宴会。佐助がニュースを持って来る。
関ヶ原が終わっていたっ!



お猫様H:腹の上の猫





お猫様は気位の高いお姫様なので抱っこが嫌い。ベタベタした関係も好まない。子猫の頃には夜もベッドの上で人間と一緒に寝ていたのに、最近は専用の椅子の上で寝ている。しかしたま~に親しくくっついてくれることもある。それはご褒美。

その日お猫様はソファーでだらだらする海亀のお腹に乗ってきた。おお…うれしいねぇ。お腹のあたりを動かさないように身体を捩り、左手を前方に無理に伸ばして持っていたipadで写真を撮る。こんなことはめったに無いので油断できない。日頃から穴の開いたTシャツは着るべきではないと反省する。