能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2013年3月5日火曜日

Adam K feat. Naan - Wake Up (Adam K & Soha Remix) (2011)



そろそろ起きようかな…。



AdAdam K feat. Naan - Wake Up (Adam K & Soha Remix) (2011)

Wake Up (feat. Naan) [Remixes] [Remixes] 
Released: Apr 25, 2011
℗ Hotbox Digital Music Inc.

 
 
 
ごぶさたしてます。暫く no internet, no TV, no magazine, no media, no, nothing… な状態で冬眠していたのでぼーっとしてます。ゆっくりといきます…。ええ曲や…。


She wakes up in heaven.  Thank you, M.....



2013年2月7日木曜日

海亀冬眠のお知らせ

 ここにいらして下さっている皆様、いつもありがとうございます。心から感謝しております。実は突然ですが海亀、私事都合によりしばらくここに書き込むことが出来なくなってしまいました。現時点では、復活が一ヵ月後になるのか2ヵ月後になるのかも分かりません。

アカデミー賞の頃にはたぶんまだ復活できないし、「八重ちゃんマラソン」も、「Perfume日記」も、新作映画評も、独断の「思いつき音楽評」もしばらくお休み。しばし海亀は冬眠します。あ、病気ではありません。いたって健康です。

いろんなことが落ち着いて、暖かくなった頃にまた復活できればと思います。冬眠から覚めた折には、またいつものように「Perfume日記」や「八重ちゃんマラソン」を綴ろうと思います。
 
いつも本当にありがとうございます。どうか皆様おからだを大切に。またお会いできる日を楽しみにしています。
 
 
 

もうすぐ2月15日はあ~ちゃんの…



あ~様の誕生日です。ちょっと早いですが…

Happy Birthdayあ~ちゃん。

あなたの温かさ、強さ、真面目さ、がんばり、律儀さ、優しさ、思いやり、涙、笑顔…、それに何ものにも勝るあなたの偉大なカリスマに感嘆します。あなたはみんなの太陽だ。Happy Birthdayあ~様。あなたの24歳が輝かしく幸せなものでありますよう…。

もちろんファンブログ…。

早めのお祝いの理由はこの後に…。

 
 

夫婦のかしのち似顔絵談義



最近Windows7の中に埋もれていたMS Paintを見つけまして、いろいろとお絵かきをはじめたのですが、とりあえずPerfumeも描いてみた。出来るだけデフォルメしてコロリンと可愛くしようと思った。

まずはラブリーかしゆか姫
それから子供のっちさん
可愛いでしょ…と思ったら、

旦那Aが「のっちはソレはないやろ」と言い始めた。
私:「え?何がいけない?可愛いやろ」
旦那A:「エリア51だな」
私:「何それ?」
旦那A:「宇宙人や宇宙人」
私:「でも可愛いやろ」
旦那A:「のっちはもっと可愛い…」
私:「おお…」

そこでもうすこし綺麗どころの大人のっちを描いてみた。
 
あ~ちゃんはこの後で…



2013年2月6日水曜日

映画『レ・ミゼラブル/Les Misérables』:異質のミュージカル

 
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Les Misérables2012年)/英/カラー
158分/監督: Tom Hooper
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舞台のミュージカルは苦手だと言うしかない。音楽も好き。ダンスも好き。お話も好き。それなのにミュージカルが苦手なのは、途中で話が分からなくなってしまうからだ。
 
ロンドンにいたころは有名どころをいくつか見た…が、話の最後まで集中できたためしがない。英語だったというのも大きな理由。音楽に集中すると言葉が聞こえなくなるし、話の筋を追うと音楽が聞こえなくなる。ダンスやステージセットに惑わされるといつのまにか話の筋が分からなくなってしまう。なさけなや…どこかおかしいんだろうかと思う。たぶん注意力散漫なのだ。
 
そんなわけで、ミュージカルはどちらかといえば苦手なのだが、映画化されると大丈夫だったりもする。大昔のジーン・ケリーやリタ・ヘイワースなどの歌とダンスも好きだし、『マイ・フェア・レディー』なんかも最高だ。近年はマドンナの『エビータ』も、『シカゴ』も楽しんだ。
 
ただミュージカル映画には欠点もある。どの話もどの話もウソっぽいのだ。真面目な話でも、人物が突然歌を歌いだすと、なんとなく苦笑してしまったりする。楽しくて華やかではあっても、繊細な心理描写には向かないと思っていた。この映画を見るまでは…。
 
 
ネタバレ注意
 
監督は映画『英国王のスピーチ/King’s Speech』のトム・フーパーさん。そうか、上手い監督さんなんですね。歌・脚本は舞台のものをほぼそのまま持ってきたものだろうか。主演は大男ヒュー・ジャックマン。そこにアン・ハサウェイとラッセル・クロウを連れてきた。さてどうなるか…。
 
ミュージカルで初めて心をわしづかみにされました。何度もぐっときて泣いた。元々の原作がいいんだろうと思うけど、ほんとに素晴らしかったです。ちなみに原作は読んでいない。小学校の図書館にあった「あゝ無情」の本の表紙のオヤジの絵が怖かったので読む気になれなかった。それに大変残念なことに本場にいながら、ロンドンでもミュージカルの舞台を見なかった。見ておけばよかった。
 
それはともかく、あの有名な話がこういう話だとは知らなかった。古典なんだけどほんとに感動した。参りました。上に挙げた過去に見たミュージカルでもこれほど感動したことはなかった。ほんとによかった。
 
 
なによりも驚いたのは、全編、全台詞が歌でありながらウソっぽい感じが一切しなかったこと。全体がかなり重いトーンの話で、歌のために苦笑などということは一度も無かった。これがほんとに不思議。それぞれの人物の感情が豊かに(歌で)表現されていたのに驚もいた。
 
ジャン・バルジャンのヒュー・ジャックマン。このアクションスターだとばかり思っていた方がここまで才能のある人だとは知らなかった。大役を体当たりで演じてます。圧倒的なパワー。びっくりした。
 
ファンテーヌの苦しみを見るのが辛い。有名な綺麗どころアン・ハサウェイなので重要はキャラクターかと思ったら辛い状況の中、娘コゼットを残し話の前半で亡くなってしまう。彼女が落ちていく状況の生々しい貧困の描写が余りにも辛い。こういうセットのリアルさが話にリアリティを持たせるのだろう。
 
時は流れコゼットは成人する。彼女に一目ぼれするマリウス。この若い二人の出会いの場面が素晴らしかった。特にマリウスの表情がなんとも言えない。歌も上手い。コゼットの声は天使のように美しい。本当に嬉しそうな二人。それを見つめるエポニーヌの悲しみの歌。この女優さんも上手い。歌でこれほどまでに細やかな感情が表現できるとは…。
 
6月蜂起の日の前日、それぞれの人物達が様々な思いを抱えながら心情を歌う。編集で人物達を交互に映しながら感情が盛り上がっていくシーンは特に素晴らしい。これこそミュージカルの力。うわーっと肩に力が入って背中が熱くなってくる。ここからは最後まで一気に走るように興奮が継続する。
 
最後はジャン・バルジャンの死の場面。そこに2人の人物が迎えに来る場面でまた涙腺崩壊。映画の前半、ジャン・バルジャンの「目覚め」の場面でまず泣き、また最後に同人物との再会で泣かされた。
 
私個人は無宗教なのだが、こういう宗教がらみの慈悲の話が出てくるとたまらず泣いてしまう。主人公は慈悲に助けられたおかげで、自己も慈悲深く正しくあろうと一生を送る。慈悲の心を持って人のために生き、結果を見届けた後で静かな死を迎える。まさかあの小学校の時に見た「怖いオヤジの絵」の話が、キリスト教の慈悲をテーマにしているとは知らなかった。

 
ミュージカルとはいっても、いかにもそれらしいダンスは一切無い。普通の劇の台詞がたまたま歌であるかのような印象。全ての歌は感情のこもった言葉として発せられる。最初の10分ほどいつものミュージカルの違和感を感じたが、すぐに話に引き込まれてそのような違和感は一切感じなくなった。(人物の独白などの)芝居がかった台詞も、歌の方がかえって心情表現として自然に見えたのも面白いなと思った。
 
ともかくミュージカルらしくないミュージカル。ウソっぽい感じが全くない。異質なミュージカルだと思う。元々の舞台劇が素晴らしい作品なのだろう。監督の手腕ももちろん素晴らしい。役者も超一流。ミュージカルにここまで感動できるとは思わなかった。

 
ところで今年のアカデミー賞は良作ぞろいだ。去年は不作だったと文句を言っていたのだが、去年の後半から見た映画はほんとうに素晴らしいものが多い。どれが賞をとっても文句は無い。こういう年もあるんだなと思う。
 

 

2013年2月4日月曜日

NHK大河ドラマ「八重の桜」第5回「松陰の遺言」



急に歴史が動き始めましたね。

吉田松陰の刑死。それから井伊直弼の暗殺。早いです。このあたりの大事件は歴史のうねり。時代が動いていく大きな流れ。ところが基本的にこの大河は、江戸の話でもなければ、長州人の話でもない。主人公達は会津の人々。だからどうするのか…。吉田松陰と井伊直弼の存在を会津の人々にからめてどう捉えるかは、話の語り口次第。歴史の大事件に焦点を合わせるのか、それとも遠くで起こっている事件とするのか…。

今回はこれを遠くに起こってる事件と捉えてました。歴史の大転換期なんで、ついつい事件に焦点を合わせそうなのを抑えてますよね。これが歴史時代劇として、いいことなのか悪いことなのかは私には分からないけど違和感は無かったです。私はこれでいいと思う。ただし、やはりある程度の知識はあったほうがより楽しめるだろうと思ったのも事実。

例えば、吉田松陰がいかに大きな影響力をもっていくのか…、井伊直弼と攘夷派の関係は…など分かりづらいこともあった。しかしそのようなことを(会津の人物達を描くドラマで)逐一説明しなければならないのかどうかも疑問。こういうもののバランスは個人個人の好みもあると思う。視聴者がこの程度の歴史なら事前に知っておくべきだというのが答えなんだろう。

大河は長期、50回前後の連続ドラマ。だからいくら歴史ドラマといっても、年表を追うだけではちっとも面白くない。かといってホームドラマばかりになってしまうと、歴史ドラマの意味がなくなる。歴史ドラマの制作は、そのあたりのバランスの判断が非常に難しいんだろうなと思う。


会津の人々の話はとても楽しめました。5回を重ねて山本家の人々の顔も見えてきた。細やかな描写も多い。人物達の関係がとても自然ですごくいい。

今回はうらさんの話がよかった。植物に話しかける物静かで優しい女性。そこにまだ少女の八重ちゃんがお姉さんを慕って話しかける。台所では小豆を洗って皆が嬉しそう。うらさんのおめでたを知る。皆が嬉しそうに微笑みあう台所から見えるうらさんは、畑で一人歌を歌う。この場面でなぜかじーんと来た。いい場面。「事件」の後、うらさんは床についている。女中がかまどの前で泣いている。その横にはざるにあげた小豆。悲しい。その後うらさんが畑に出てきて、豆を見ながら涙を流すシーンもまた悲しい。それを覚馬が離れた場所で聞いている…。

こんなこまかい人物達の描写が繊細ですごくいい。人物達にどんどん引き込まれる。横浜から帰った尚之助のお土産のビー玉やこうもり傘をよろこぶ八重ちゃんと弟のシーンもいい。女子供を無視して、覚馬と尚之助が男同士だけで話を始めるのもいい。

尚之助の長谷川さんもいい。この俳優さんは現代劇ではどうも硬い演技をなさる方だと思っていたけど、尚之助の清潔感や真面目さにあってますね。着物も似合う。覚馬が熱しやすい性格なのに比べて尚之助の物静かなキャラがいい。八重ちゃんと3人の場面はとてもいい。

会津で吉田松陰の訃報を受ける場面もいい。地方にいて大事件を知る驚き、何も出来ない焦燥感、友人を失った悲しみ。勝麟太郎の手紙の文面で「(松陰は)全てを飲み込んで死んでいったそうだ…」も悲しい。それを読んだ覚馬が雪の戸外にふらふらと歩き出す場面もいい。

それにしても、榎本さんと小栗さんはこれで終わりなんてほんとに贅沢な使い方。小栗さんの松陰は、最初ちょっと軽いかとも思ったが、今回最後の場面の迫力は素晴らしかった。ちょっとびっくりした。井伊直弼の暗殺の場面もいい。最後の瞬間、直弼の目線の先にある門。それぞれが短い場面だけど印象に残る。

桜田門外の変の知らせを受けた容保がすっと立ち上がる。この場面の焦燥感もいい。容保の意見が話を次回に繋げていくらしい…。

非常にスムーズに見れました。歴史が遠くで起こっているという描写もこれでいいと思う。山本家の人物達の細やかな描写もほんとにいい。もう人物達に惹かれている。毎回しみじみといいドラマです。
 
 
 
 

2013年2月3日日曜日

ビヨンセ様のスーパーボウル(2013)ハーフタイムショー!

 
今日アメリカは日曜日。年に1度のスーパーボールの日。アメフトには全く興味が無いけれど、ハーフタイムは見る。去年はマドンナだった。今年はビヨンセ姉御。さっき見終わりました。
 
 

 
 
いやー…すごいですね。まー凄いですよビヨンセ親分。もう全世界の男性諸君のみなさんごめんね…世の中のエンタメは女がガンバレばいいと思った。悪いけど…もう女性でいいわ。こういう人を見ると圧倒されて言葉も無い。いやーかっこよかった。

出だしに彼女のシルエットが浮かび上がるんだけど、その圧倒的な迫力はギリシャの彫刻を超えましたね。ほんとに漫画の2次元で描いたような完璧なスタイル。アメコミからスーパーウーマンがそのまんま抜け出してきたような迫力。下から銅像を見上げるようにカメラが舐めると、ほんとにこのお方は立ってるだけで女神様のようだと感嘆する。

日本語で「女神様」というと聖母マリアとか優しい系を思い浮かべるけど、むしろ英語の「GODDESS」=女神。ビーナス、アテナ、ダイアナ、ニケあたりのギリシャ神話の強くて美しい女神様を全部あわせたような迫力。ほんとにビヨンセさん個人から溢れ出すエネルギーと美しさ、パワーは人類最高峰かも。すごいわー。

内容は13分のビヨンセメドレー。本当はお歌も上手いのに、迫力で押していくパフォーマンスのステージ構成なので、歌うというより最初から叫んでます。

「ガッ、オウッ、ウァ、オオオオオオ、ワギャー、ギビナッ、ドゥルドゥルドゥル…、ダンダンダァ~、シンギッ…」

などと何語を喚いているのかもさっぱり分からなかったけど、そんなのどうでもいい。あの迫力ならもう言葉なんてどうでもいいっ。ただただすげ~~っとあの偉大なるモモを眺めればよろしい。

ステージ上は、ダンサーもバックバンドのメンバーも全員オンナオンナオンナ…オンナだらけ。皆さん気が付きました? あのハーフタイムショーは「オンナ祭り」だったのよ。スーパーボウルなどという、マッチョ男の祭典のど真ん中、ビヨンセ姐さんは13分の女神様達の祭典」をやってのけたんです。フットボールの選手なんて全員ガッチリムッチリの大男ばかり。ちょっとスリムなお相撲さんがぶつかり合う肉弾戦ボールゲームみたいなもの。そこの真ん中のハーフタイムに、女神様が挑戦したんだと見た。かっこいいわー。

途中でデスティニーズ・チャイルドも再結成。みんなキレイダナー。全員が歌えてスタイルがいい。すごいですね-。

その後、全員で雨乞いの踊り…いや…あー、あのね…やっぱりあれは神様に捧げる踊りっぽいのよ。アメノウズメノ尊だな。天照大神(太陽)が出てくるまで岩戸の外で踊り倒した日本のダンス女神。世界中にも散らばるそんなタイプのダンスの女神様だとか、巫女さんとかシャーマンとか…、そんな方々を連想させますねこのお方は。普通の人とは比べられないレベル。

プロジェクションマッピング(?投写した映像)も、控えめながら非常に上手い使い方をしてた。昔この人のMTVだったかな…で使ったのよりずーっと洗練されてます。これ見よがしに技術に頼るのではなく、非常に効果的に使ってた。上手い。技術の使い方のアイデアが進歩してるのが明らか。特にビヨンセ1人から、11人人数が増えていって、5人のダンサーと一緒に10人になったのは上手い使い方。すごく効果的なのね。短時間なのによく練られてると思う。こういうとこにアメリカのショービジネスの底力を感じる。

滝のような照明も綺麗だった。髪を振り乱しドスの聞いた声で吼えるように歌うビヨンセ様は人類の母、人類全員をがーっと持ち上げてくれるかっこいい女神様だと思う。ほんとにすごいです。一度本物を見たいもんだ。