ワインを学ぶシリーズ。
今回は…仏ボジョレー地区のガメイ種の赤ワインのブレンド/Domaine Diochon Moulin-à-Vent “Vieilles Vignes AOC 2022
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● アルザス地方/Alsace
🍇 ロワール地方/Loire ●●
● シャンパーニュ地方/Champagne
🍇 ブルゴーニュ地方/Bourgogne ●●
★ ボジョレー/Beaujolais ●
↑ 今回はこれ
● ジュラ地方/Jura
🍇ボルドー地方/Bordeaux ●●
🍇シュッド・ウェスト(南西)地方/Sud Ouest ●
🍇 ラングドック=ルシヨン地方/Languedoc=Roussillon ●●●
🍇ローヌ地方/Rhône ●●●
● プロヴァンス地方/Provence
● コルス島(コルシカ島)/Corce
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今回はボジョレー地区のワインです。ヌーボーではなく長期熟成向きのワインだそうです。これはいつ買ったかな。たぶん1年ぐらい前にお店で見かけてVIVINO.comの点が良かったので買ったと思う。ボジョレーはヌーボーで有名ですが、私は飲んだことがない(私がいかにワインを飲んでこなかったかの証明)。葡萄はヌーボーと同じガメイ種ですが、まず熟成向きのワインを飲んでみましょう。
この2022年のワインのスコアは4.0点。平均の点は3.8点なのでこの年は比較的いい年らしいです。しかしまだこの年のワインの評価の数は多くないのでスコアは変わる可能性もあるかも。もしかしたら少し癖のあるワインで好き嫌いが分かれるのかもしれません。
今回は料理が先に決まったので、それに合わせて手持ちのワインを選ぶことになった。ラムのひき肉のオーブン焼き料理なので赤がいいと思ったが、料理が中東系なのでちょっと迷った。中東の料理は野菜やスパイスやレモン等々…フレッシュな味の料理も多いのでワインを選ぶのが難しい。
ラムのひき肉料理なら赤でもいいが、付け合わせのヨーグルトやサラダには白がいい。だからどうすればいいかわからなくなった。リースリングも考えた(たぶんこの方がよかったかな)が、ガメイ種なら軽いだろうと思って選択。しかし開けてみたらこのワインは結構しっかりしたワインだった。
そんなわけで…もしかしたらこのワインはいい選択ではなかったかも。これも学び。 (…ネット上には Kibbeh だけなら Grenache や Syrah、Pinot Noir が合うなどという記事もあった)
というわけで開けました。
Domaine Diochon Moulin-à-Vent “Vieilles Vignes AOC, 2022
合わせたのは中東のクッベ・ビル・サニイエ(Kibbeh Bil Sanieh/焼きクッベ)と中東料理風の簡単なアレンジ。ご飯とサラダにナスのスパイス炒めとヨーグルト+きゅうりのソース。後で調べたらヨーグルト系と重いワインは合わないものだそうだ。おっとっと…
この料理に決まったきっかけは旦那Aが9月のある週末に…「(それまで長い間冷凍庫に眠っていた)ラムのひき肉を料理したい!」と突然思いついたから。それでこういうご飯になった。
ところでこの中東のラムひき肉の料理は、ギリシャや中東のGyros(イーロ/ギロス等々)のようにピタブレッドのサンドにしても美味しかったです。ヨーグルトときゅうりのソースは必ず必要。
さてワインのお味は?
アルコール度は14%。
1日目。飲みやすい。チェリー。ジャム。開けるとだんだんまろやかで美味しくなってくる。明るくはないけれど重いわけでもない。しかしあまり複雑でもない。最初のスムースで飲みやすい印象が「いい評価」の理由だろうか? 私がヌーボーを飲んだことが無いので「ガメイ種だから」の点では比べることが出来ない(今度ヌーボーも飲んでおこう)。ヌーボーは軽いワインだと聞いているので…だからこのマイルドな印象はガメイ種の特徴なのか。ともかく1日目の印象はチェリーの風味でマイルドで飲みやすいと思った。
2日目。ほぼ同じ料理で飲む。2日目でタンニンが出てきた。色も少し茶色がかってきたような。この2日目以降に土っぽくなってくるのは…前回飲んだキャンティ「Castellare di Castellina」もそんな感じがあった。しかしアルコールが前に出ているわけではない。少し粉っぽく土っぽく…のような印象が出てきた。
3日目~4日目。なかなか飲みきれないので長い間飲んだけれど、だんだん味が変わってきた。3日目以降は全然別のワインだと思った。さらっとしているが土っぽい(earthy)感じが強くなる。色ももっと茶色い。なんだかマデイラ酒とか… fortified wine を思い出すような香りも出てきたかも(旦那Aは違うと言ったけれど)。甘くないのにそのような印象は面白い。。もしかしたら、このような味になった時こそ美味しいという人もいるのではないかと思う(ネット上にそういう意見もあった)。長期熟成向きワインというのはそういうことかも。
ガメイ種で作る長期熟成向きのワインは味の変化が面白かった。強いタイプのワインは私はまだまだ修行中。これがいいものかどうか…もまだまだ経験を積まなければ。十分美味しかったけれど、結構重いと思った。
たぶん今回「スパイス入りのラムのひき肉料理+ヨーグルト・ソース」とフレッシュなサラダ系を合わせたので、全体のご飯としてはこのワインとのペアリングはあまり良くなかったのかも。このタイプの「earthy」なワインはシンプルな赤身の肉料理…牛肉のステーキ等が美味しいのだろう。学び学び。
それではワインの情報
Domaine Diochon Moulin-à-Vent “Vieilles Vignes AOC, 2022
● Domaine Diochon(ドメーヌ・ディオション)
なだらかな起伏が続くムーラン・ナ・ヴァンのブドウ畑の麓、その名の由来となった有名な「風車」のすぐ向かい側に位置するドメーヌ・ディオションは、1935年の創業以来、伝統的な製法を守りボジョレーを造り続けている。
古木(Vieilles Vignes/ヴィエイユ・ヴィーニュ)から生まれる唯一無二の「ムーラン・ナ・ヴァン」。アペラシオン全域に広がる計5ヘクタールの所有畑には、1920年、1950年、そして1960年代に植えられたブドウの木が植えられており、このワインはその葡萄から作られている。畑の管理はサステナブル(持続可能)な手法で行われ、近年は特にオーガニックな栽培への取り組みを強化している。
生産者がますます多種多様なキュヴェをボトリングするようになった近年のワイン界において、ドメーヌ・ディオションは異色の存在。彼らは長年にわたりたった一つのワイン「ムーラン・ナ・ヴァン」のみを生産している。
同社は1935年に創業。1967年に父親から跡を継いだベルナール・ディオションが、昔ながらのワインの製法を頑なに守り続けた。そして2007年からは、引退したベルナールに代わりトーマス&エステル・パトノートル夫妻が経営を引き継いた。
ベルナール・ディオションの言葉
「私は、重苦しさがなく、果実や花の香りを伴うタンニンのあるワインが好きなのです。硬いタンニンを感じさせるような重たいワインは好みません。特に気に入っているのは、ボルドーのサン・テミリオンや、ブルゴーニュのシャンボール・ミュジニー、ニュイ・サン・ジョルジュといったワインです。」
現在もベルナールの哲学はこのドメーヌに忠実に受け継がれている。
● 産地
Moulin-à-Vent AOC
AOCムーラン・ナ・ヴァンは、ローヌ県とソーヌ・エ・ロワール県の境界に位置する。ボージョレ地区に10あるクリュ・ボージョレ(村単位のAOC)の一つ。ガメイ種のぶどうによって赤ワインのみが作られている。この地区のワインは、ボジョレーのなかで最も熟成に耐えるワインとされ、10年間の長期熟成も可能。
AOCワインのなかでは最も早く1936年にAOCを獲得した。 ボジョレーで最もコクがあり、バニラやココナッツのような甘い香りをたたえ、鮮やかなルビー色で、イチゴジャムのような風味があるワイン。この地域のワインは「ボジョレーの王」と称され、ボジョレーの中でも最もブルゴーニュワインに近い気品を備えていると評されている。
🍀…なんとボジョレーの中でも特殊な長期熟成向きのワインの産地だったのですね。
● ドメーヌの特徴
このドメーヌの最も際立った特徴の一つは、栽培に用いる土壌の質にある。崩れやすい花崗岩質の土壌では、ブドウの根が「ゴール(gore)」と呼ばれる下層土へと容易に伸びる。この下層土はブドウに栄養を供給すると同時に、ワインに際立ったミネラル感をもたらす。「ゴール」とは…長年の風化作用を受けた長石、雲母、石英を含む、砂と薄い粘土層が堆積した地層。このドメーヌの葡萄の木は、樹齢40年から100年という古木であるため収量は低く抑えられる。こうして生まれるワインは、若いうちから楽しめる一方、長期のセラー熟成にも余裕を持って耐えうるポテンシャルを備えている。
● 葡萄
Gamay(ガメイ種)
紫色の果皮を持つ古くからある赤ワイン用ブドウ品種。高い酸味と低いタンニン、軽やかで果実味豊かなワインを生み出すことで知られる。味わいは、ストロベリー、ラズベリー、サワーチェリーといった鮮やかな赤い果実の風味に加え、スミレやライラックのフローラルな香り、さらにはほのかな土や胡椒のニュアンスも。
ライト~ミディアムボディで、自然な高い酸味と控えめなタンニンが特徴。料理と合わせやすく、少し冷やして飲むと滑らかな口当たりが楽しめる。
キャンディのような風味を持つシンプルなボジョレー・ヌーヴォーから、モルゴンやフルーリーといった産地の、骨格がしっかりとして複雑味や土のニュアンスがあり、また美しく熟成し得るクリュ・ボジョレーまで、幅広いスタイルのワインが造られる。
● ワインの特徴
Profile: ミディアムからフルボディで、旨味があり、骨格のしっかりした味わい。完熟した粒感のあるタンニンと中程度の酸。香りは控えめ。ガメイとしてはかなりフルボディな印象。重苦しさを感じさせない骨格としっかりしたタンニンが特徴。
Aromas & Flavors: ジューシーなプラム、ダークチェリー、キルシュ、マンダリンオイル、ブドウの蔓を燃やした煙、甘やかなスパイス、フレッシュな赤いベリーの風味に、ほのかなフローラルやアーシーなニュアンス、鉄、スモーク、ココアパウダーの香り 🍀…鉄!そういえばそのような感じがあった。
Texture: ベルベットのように滑らかで凝縮感があり、鮮やかな酸と、きめ細かくチョークのような質感を伴うタンニンが絶妙なバランスを保っている。
Aging Potential: セラーで数年間の熟成に耐えうる造りですが、飲む前に少し空気に触れさせることで、今すぐ楽しむことも可能。
最初はクランベリーを思わせる酸味の効いた引き締まった印象があるが、やがて雰囲気が一変し、特にボジョレーとしてはかなり重厚な飲み口へと変化する。それでも、全体としては爽やかさが感じられ、ミネラル感もしっかりとした軸になっている。
抜栓後に空気に触れさせて若いうちから楽しむこともできるが、時間の経過とともに美しく熟成していくポテンシャルも秘めている。深みと気品を備え、テロワールの真髄を表現した、まさにボジョレー・クリュの規範とも言えるワイン。
● 組み合わせ
• フレンチビストロの定番料理:鶏の赤ワイン煮、タイムを添えたローストチキン、ステーキ、ビストロ風クラシック・バーガー、牛肉の赤ワイン煮込み
• 鶏肉・ジビエ料理:鴨胸肉のグリルまたは鴨のコンフィ、チキン・バロティーヌまたはキジ肉料理
• 豚肉・ラム肉料理:ポークチョップのグリルまたはポークソーセージ、ラム肉のロースト
• 食べ応えのある素朴な付け合わせ:ソーセージとレンズ豆の煮込み、キノコのソテー
• チーズ:ルブロションなどのウォッシュタイプチーズ、熟成された風味豊かな農家製チーズ
🍀…タンニンに特徴がある…土っぽい(earthy)ことを考えれば、ソーセージとレンズ豆の煮込み等はなるほどという感じ。それに牛肉とポテトか。結構重いリッチな田舎料理が合いそう。
★ボジョレーのガメイ種のワインでありながらパワーのある長期熟成可能なワイン。タンニンに特徴がある。最初はチェリー、後から大地っぽい earthy なイメージが出てきたのはよくわかった。時間が過ぎるにつれてどんどん味が変わる。1日目と3日目からは全く違うワインのよう。最後は fortified wine を思い出すような香りになったのには驚いた。このようなタイプのワインはがっつりと赤身のお肉がいいのだろうと思う。
ワインメモ
🍷 Domaine Diochon Moulin-à-Vent “Vieilles Vignes AOC 2022
Vivino.com Score: 4.0
Winery: Domaine Diochon
Grapes: Gamay 100%
Region: France / Beaujolais / Moulin-à-Vent
Wine style: Beaujolais Red
Alcohol content: 14%
Wine description:
Soulful and savory, with notes of cherries, iron, and smoke, this is cru Beaujolais built to last. Easy drinking with a bit of complexity and somewhat firm tannins for gamay. Solid Cru Beaujolais
🍀…なんとボジョレーの中でも特殊な長期熟成向きのワインの産地だったのですね。
● ドメーヌの特徴
このドメーヌの最も際立った特徴の一つは、栽培に用いる土壌の質にある。崩れやすい花崗岩質の土壌では、ブドウの根が「ゴール(gore)」と呼ばれる下層土へと容易に伸びる。この下層土はブドウに栄養を供給すると同時に、ワインに際立ったミネラル感をもたらす。「ゴール」とは…長年の風化作用を受けた長石、雲母、石英を含む、砂と薄い粘土層が堆積した地層。このドメーヌの葡萄の木は、樹齢40年から100年という古木であるため収量は低く抑えられる。こうして生まれるワインは、若いうちから楽しめる一方、長期のセラー熟成にも余裕を持って耐えうるポテンシャルを備えている。
● 葡萄
Gamay(ガメイ種)
紫色の果皮を持つ古くからある赤ワイン用ブドウ品種。高い酸味と低いタンニン、軽やかで果実味豊かなワインを生み出すことで知られる。味わいは、ストロベリー、ラズベリー、サワーチェリーといった鮮やかな赤い果実の風味に加え、スミレやライラックのフローラルな香り、さらにはほのかな土や胡椒のニュアンスも。
ライト~ミディアムボディで、自然な高い酸味と控えめなタンニンが特徴。料理と合わせやすく、少し冷やして飲むと滑らかな口当たりが楽しめる。
キャンディのような風味を持つシンプルなボジョレー・ヌーヴォーから、モルゴンやフルーリーといった産地の、骨格がしっかりとして複雑味や土のニュアンスがあり、また美しく熟成し得るクリュ・ボジョレーまで、幅広いスタイルのワインが造られる。
● ワインの特徴
Profile: ミディアムからフルボディで、旨味があり、骨格のしっかりした味わい。完熟した粒感のあるタンニンと中程度の酸。香りは控えめ。ガメイとしてはかなりフルボディな印象。重苦しさを感じさせない骨格としっかりしたタンニンが特徴。
Aromas & Flavors: ジューシーなプラム、ダークチェリー、キルシュ、マンダリンオイル、ブドウの蔓を燃やした煙、甘やかなスパイス、フレッシュな赤いベリーの風味に、ほのかなフローラルやアーシーなニュアンス、鉄、スモーク、ココアパウダーの香り 🍀…鉄!そういえばそのような感じがあった。
Texture: ベルベットのように滑らかで凝縮感があり、鮮やかな酸と、きめ細かくチョークのような質感を伴うタンニンが絶妙なバランスを保っている。
Aging Potential: セラーで数年間の熟成に耐えうる造りですが、飲む前に少し空気に触れさせることで、今すぐ楽しむことも可能。
最初はクランベリーを思わせる酸味の効いた引き締まった印象があるが、やがて雰囲気が一変し、特にボジョレーとしてはかなり重厚な飲み口へと変化する。それでも、全体としては爽やかさが感じられ、ミネラル感もしっかりとした軸になっている。
抜栓後に空気に触れさせて若いうちから楽しむこともできるが、時間の経過とともに美しく熟成していくポテンシャルも秘めている。深みと気品を備え、テロワールの真髄を表現した、まさにボジョレー・クリュの規範とも言えるワイン。
● 組み合わせ
• フレンチビストロの定番料理:鶏の赤ワイン煮、タイムを添えたローストチキン、ステーキ、ビストロ風クラシック・バーガー、牛肉の赤ワイン煮込み
• 鶏肉・ジビエ料理:鴨胸肉のグリルまたは鴨のコンフィ、チキン・バロティーヌまたはキジ肉料理
• 豚肉・ラム肉料理:ポークチョップのグリルまたはポークソーセージ、ラム肉のロースト
• 食べ応えのある素朴な付け合わせ:ソーセージとレンズ豆の煮込み、キノコのソテー
• チーズ:ルブロションなどのウォッシュタイプチーズ、熟成された風味豊かな農家製チーズ
🍀…タンニンに特徴がある…土っぽい(earthy)ことを考えれば、ソーセージとレンズ豆の煮込み等はなるほどという感じ。それに牛肉とポテトか。結構重いリッチな田舎料理が合いそう。
★ボジョレーのガメイ種のワインでありながらパワーのある長期熟成可能なワイン。タンニンに特徴がある。最初はチェリー、後から大地っぽい earthy なイメージが出てきたのはよくわかった。時間が過ぎるにつれてどんどん味が変わる。1日目と3日目からは全く違うワインのよう。最後は fortified wine を思い出すような香りになったのには驚いた。このようなタイプのワインはがっつりと赤身のお肉がいいのだろうと思う。
ワインメモ
🍷 Domaine Diochon Moulin-à-Vent “Vieilles Vignes AOC 2022
Vivino.com Score: 4.0
Winery: Domaine Diochon
Grapes: Gamay 100%
Region: France / Beaujolais / Moulin-à-Vent
Wine style: Beaujolais Red
Alcohol content: 14%
Wine description:
Soulful and savory, with notes of cherries, iron, and smoke, this is cru Beaujolais built to last. Easy drinking with a bit of complexity and somewhat firm tannins for gamay. Solid Cru Beaujolais