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2021年12月30日木曜日

TBS 金曜ドラマ『最愛』 全10話・感想



年末ホリデーをエンジョイ中でブログを休んでますが、ちょっと忘れないうちにドラマの感想を書いておこう。


TBS 金曜ドラマ『最愛』。日本での放送は10月15日から12月17日まで。

このドラマの脚本とスタッフは、2014年の同TBS金曜ドラマの『Nのために』と同じ方々が多いらしい。ああ…あのドラマも素晴らしかったのですよ。あのドラマは結構感動して、このブログにもうまいことを書こうとしたら気負ってしまって感想そのものを書けなくなってしまった。だからこのドラマは、忘れないうちに感想を書いておこうと思った。たった今最終回の録画を見終わった。


いいドラマ。十分楽しんだ。真ん中あたりで話が右に左にうろうろしているように思えて「もしかしたらスタイルばかりのリアリティのないファンタジー・ドラマ???」と一時は思ったのだけれど、最後まで見てよかったです。

一言で言うなら… Entertaining/面白がらせてもらえたドラマ。 傑作とか感動の物語…というほどではないけれど、所謂Whodunit/誰がやったのだ?/(日本語で言うなら)ミステリーものとしては面白かったし、とにかく色んな面で楽しめた。


タイトルが『最愛』ですが、これは加瀬さんの愛なのかな。…ということですよね。そう思えばあらためてマイルドに感動もしてしまったかも…。そういうことですよね。


彼がそうだったのか…というのは最後になるまでわからなかったのだけれど、全部を見終わって今思えば、実はドラマの始めの頃に少しだけヒントがあったと思い出した。このドラマは1話ごとの冒頭に、登場人物のモノローグが流れるのだけれど、第3話か4話あたりだったか(録画が残ってないので確認できない)、加瀬さんが真田家の家族に対して「僕を家族のように受け入れてくれたこの人々=家族に全てを捧げよう」とかなんとか…そのようなことを話していたのですよ。それを聞いてほんの少しだけ「ん~?」とは思った。しかしその後、彼を直接事件に結びつけるヒントはあまりなく、結局は最後に事実がわかるまで上手い具合に騙されました。やられましたね。面白かった。楽しんだ。

脚本も演出も役者さんも巧み。最後に事実が明かされるまで「誰がやったんだ」と予想する。その対象は…時には朝宮梨央(薬師丸ひろ子)であったり、後藤信介(及川光博)であったり、やっぱり加瀬賢一郎(井浦新)か…とそれぞれに疑いの目を向け、いやもしかしたら朝宮梨央(吉高由里子)本人の記憶が弟の優君(高橋文哉)のようにあやしいのでは、彼女ではないのか…とも疑う。そんな風に見れば見るほど最後の結末が知りたくなった。


ドラマが終わってしまって十分楽しめたのだから今は何の文句もないのだけれど、途中には、実はあまりの演出のかっこよさが鼻につき、また俳優さん達のあまりにそろった美麗さも鼻につき、音楽のかっこよさや、いかにも狙った音楽の挿入の仕方も鼻につき、カメラワークのかっこよさも鼻につき…笑笑笑「んも~いろいろとこのドラマはやる気満々でついていけないわ笑」などと、斜めから見ていてのだけれど、

結局すっかり話に飲み込まれてしまってましたね。ヤレヤレ。面白かったわ。


美麗でいかにもトレンディ(←死語か)な俳優/女優さんたちを見ても…、なんだかなぁ~もっと泥臭い人がいてもいいのね…などと思ってました。なんつーか、今どきの日本の役者さんは美しすぎるのよ。井浦新さんかっこよすぎ。加瀬さんなんてもっと美麗ではない地味なおじさんでもよかったんじゃないの笑…と昭和の人間は思うのだ。すみません。

だって今どきの日本の俳優さん達は、みんな綺麗だから時々ドラマのリアリティが薄くなるのですよね。それはこのドラマだけの問題ではない。先日見終わった『日本沈没』も、数名のベテランの役者さん達を除いて、特にあの「日本未来推進会議」のメンバーが若い役者さんばかりで全くリアリティがなかった。いやあのドラマは全てにリアリティが無さ過ぎて感想を書くのもやめたのですけど。


ただこのドラマは、リアリティが無いとは言っても楽しめたのた。それで十分。驚いたのは田中みな実さんの声が低いこと…ルックスとの印象が違っていてびっくりした。そして、一番嬉しかったのは真田梓の薬師丸ひろ子さま。彼女は同世代。だから彼女がデビューした時のこともよく覚えてるし、有名な「カ・イ・カ・ン…」もそうだし…とにかく私世代にとって彼女は同世代の大スターなのです。その彼女が、今も麗しい麗しい麗しい…。ほんとに薬師丸さんはお綺麗なのですよね~。上品で。声も素敵。でもあの「恥ずかしがりやの隣の少女」の印象だった彼女が、こんなに優美な「ザ・女優さん」になられるなんて、なんだか嬉しいわ。ほんと。ちょっと薬師丸さんに感動した

というわけで、最後まで見たらいいドラマでした。みんな上手いな。後藤信介の及川さんがいかにも悪そうなお顔をしていたのに、最後は穏やかなお顔になっていたのをみて「いや~やられたわ、騙された」と笑う。面白かったです。



2021年12月24日金曜日

もう年末である 🎄


 

🎄  Wishing You  🎄

Happy Holidays

 🎍  And a Wonderful New Year  🎍




🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄


2021年12月22日水曜日

Ella Fitzgerald & Count Basie - On the Sunny Side of the Street (1963)



エラおばさん最高



Ella Fitzgerald & Count Basie - On the Sunny Side of the Street (1963)
Album: Ella and Basie!
Ella Fitzgerald & Count Basie
Released: September, 1963
This Compilation ℗ 1997 The Verve Music Group, 
a Division of UMG Recordings, Inc.



NHKの朝ドラ『カムカムエブリバディ』の安子編が終わったので、今日は「On the Sunny Side of the Street」を少し研究した。色々と聴いてみた。この歌は元々ミュージカルの歌だそうですが、今までに色んな人が歌っているのね。

ルイおじさんも世良さんもいいが、エラおばさんもいいぞ。エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald様。かっこいいわ~。最高。軽快でね。歌い回し…リズムの取り方が最高にかっこいい「With those blues on parade」とか「 On the sunny side of the street」いいねぇ これは歌ってみよう。

優雅なバンド。タイトでステディで自然にまったり身体が揺れるリズム。ステップを踏みながら肩が上下に動く。このバンドはカウント・ベイシー・オーケストラ/ Count Basie and his orchestra。このまったりとしたペースがたまらん。たまらん。最高にかっこいい。間奏の音と音のスペースが最高。かっこいいわ~❤❤❤❤ さっきから何度も何度も繰り返して聴き続けてる。はまるね。


On The Sunny Side Of The Street

Song by Jimmy McHugh with lyrics by Dorothy Fields
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コートを掴んで
帽子も手に取ったら
心配事はドアステップに置き去りにして
足を向けるんだよ
ひなたの道に向かって

ピタパタって聞こえる?
あのハッピーな音楽は君の足音
人生は素敵だ
陽のあたる道を歩けば

昔は日陰の道を歩いてた
憂鬱な哀しみを見せながら
でももう怖くない
この彷徨い人は明るい側に渡ったんだ

1セントも持ってなくても
私はロックフェラーみたいにリッチだ
足元には金の粉
ひなたの道の上なら

昔は暗い道を歩いてた
憂鬱な哀しみを皆に見せながら
でも私は怖がっていない
この彷徨い人も明るい側に渡ったんだよ

1セントも持ってなくても
私はロックフェラーみたいにリッチだ
足元には金の粉も舞う
陽のあたる道の上なら
陽のあたる道の上なら

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Source: LyricFind
Songwriters: Dorothy Fields / Jimmy McHugh
On The Sunny Side Of The Street lyrics © Sony/ATV Music Publishing LLC, Reservoir Media Management Inc




ずいぶん乱暴だなぁ…安子編 完『カムカムエブリバディ』第8週 ~38話



安子ちゃん編が終わってしまった。
すいぶん乱暴な展開になってましたぞ。驚き。

最後は色々と問題の多い展開でしたが、ガミガミと怒る気にならないのは、このドラマの最初の頃…初期第3週までの安子ちゃんと稔君の純愛が素晴らしかったから。あの頃はよかった。

あれから5週…時代で言えば1945年~1951年ぐらい…6年間ぐらい経ったのか。ずいぶん様子が変わりました。大変なことになった。そして今週の安子編最後は怒涛の大どんでん返し。最後の37話から38話は、まぁ~びっくりしたわ。

なんだかドミノ倒しのようだった。この回は何度か思わず「ちがうやろ!」とテレビに向かって大声が出た。


★ネタバレ注意

流れ
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 安子に求婚
安子 困る
サンタと安子 橘を立て直そうと話す
 楽しそうな安子とロバートを目撃
安子 その場で妙な取り繕い、言い訳をする
 飲んで荒れる
  酔って帰宅。
  雪衣と一晩 ☚やめろおぉぉ
サンタ 朝 それを目撃
    信用金庫に行くと雉真家を出る
安子 るいに雉真家を出ると告げる 
   るいは雉真に残るようにと言う
   「でも会いに来るわ お弁当も作るし」
サンタ 行方をくらます ☚ばかやろぉ
    大阪に行ったらしい
安子 サンタを捜しに大阪へ 
   ロバートに相談 ☚またロバートか
   過労で倒れる ロバートに助けられる ☚なぜ都合よく
   「ただ当たり前の暮らしがしてえだけじゃのに」☚だったら勇君と結婚しろ
ロバート 安子に求婚 ☚だめ怒 ちがうそれ
安子 断る
   「るいが私の幸せ。るいを置いては行けない」
るい 安子を追って大阪へ
   安子とロバートのハグを目撃 帰宅
安子 帰宅
るい 「I hate you, mom.」
安子 ふらふら雨の中
ロバート またやってくる ☚都合よく神出鬼没
安子 「私をアメリカに連れて行って」☚ちがうやろそれは怒

…んで、雪衣さんはどうしたの?誰の子
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ずいぶん乱暴な展開。

安子ちゃんはさぁ、るいちゃんが大切なら、どうして勇君と一緒にならないの? 彼はそんなにイヤ? どう考えても安子ちゃんは勇君と一緒になるのが一番自然なのですよね。なによりも勇君は今までもず~っと安子ちゃんの理解者ですごく親切だったのですよ。昔安子ちゃんが大阪に行った時も、勇君がお金を渡して家を出るように応援してくれた。勇君はいつもいい人だった。すごくいい人。

安子ちゃん そろそろ勇君の優しさに気付いてもよかったのでは。

勇君と結婚すれば、安子ちゃんはるいちゃんと堂々と一緒にいられる。義父の千吉さんもいい人で、彼女の橘家への未練も許してくれている。そして雉真さんちは大金持ちなのですよね笑。るいちゃんの教育とかこれからのことも安心だし、それに安子ちゃん本人の生活だって安定している。今後もなにも心配はいらない。おまけに、夫になる勇君は安子ちゃんにぞっこん。初恋の安子ちゃんと結婚できたら彼も幸せ。きっと安子ちゃんを大切にしてくれる。彼は安子ちゃんの稔君への想いも理解してくれている。これ以上いい結婚相手はいないと思う。最初は違和感があっても時間をかけたらきっと幸せになれる。女は愛されて結婚したほうがいい。

安子の優先順位の一番はるいちゃん。

そのるいちゃんの幸せを考えても、勇君との結婚は理にかなってる。

安子ちゃんがなぜ勇君を拒むのかがよくわからない。そんなに嫌い?なぜ?生理的にイヤなのかな。おかしいですね。だって勇君も十分かっこいいもんね。


そこに突然求婚するアメリカ人。それも変だ。ロバート君とは今までふわふわとした友人関係だけですよね。特に愛を温めるような関係でもなかったような。それなのに突然ロバート君が「結婚してクダサイ」と言う。おかしい。

で、安子ちゃんもさすがにYESとは言わない。「るいと離れられない。るいが私の幸せ」と言って断る。それなのにるいちゃんに「I HATE YOU.」と言われて、都合よくやってきたロバートに泣きつき「私をアメリカに連れて行って」と言う。
なんじゃそら
なんじゃそら
なんじゃそら
なんじゃそら!

おかしいやろ。おかしいっすよそれ。
やすこちゃん、稔君も泣くぞ。なんでアメリカンなの????


ちょっ、ちょっとちょっとちょっと待って。アメリカンはやめた方がいいって。悪いことは言わない。やめたほうがいい。外国に行く事をそんなに簡単に決めてはいけません。それに今の時代ならともかく、安子ちゃんの時代は1951年だ。戦争からまだ数年しか経っていない。苦労しますよ。大変なことだ。本当にやめたほうがいい。

う~ん…唸るね。これは安子ちゃんを擁護できない。結局るいちゃんを捨ててるように見えるのですよ。まずいだろそれは。

ほんっとに…アメリカ人なんてやめたほうがいい。1951年にアメリカの白人なんか最悪だ。ロバートさんはきっといい人。でも彼の家族や親戚や友人や、彼の住む街の人々…会う人会う人皆がいい人だとは限らない。皆に「敵国の女がやってきた」と思われてもおかしくない。

勇君と結婚して雉真家の嫁になる苦労と、ロバートさんと結婚してアメリカに住む苦労を比べたら、天国と地獄みたいに違うと思う。アメリカに行ったら、まずるいちゃんと離れ離れ。それに当時は一旦アメリカに行ったら簡単には帰ってこれない。るいちゃんに二度と会えないかもしれない。そして今後、肝心のロバートさんとも継続して上手くいくかどうかはわからない(どんな結婚も必ずしも上手くいくとは限らない)。それにロバートさんにもし何かあったら助けてくれる人もいないかも。ロバートさんの帰るアメリカの地が都会だったらともかく、もしトウモロコシ畑に囲まれたド田舎の町だったらどうする?周りがいじわるな白人ばかりだったら?。アメリカって2021年になっても未だに #StopAsianHate なんて運動が起こるような国よ。1951年に日本人の嫁入りなんて大変すぎる。

そもそも安子ちゃん、ロバートさんのために全てを捨ててでも…どんなに苦労をしても彼と一緒になりたいほどロバートさんを好きじゃないですよね。今までの二人にそんな強い愛は育っていないはず。

な~んか…ものすごく心配。尋常じゃない。
安子ちゃん、昔はあんなにしあわせそうな女の子だったのに泣。
もうなんだか悲劇だとしか思えないのだこの話。どうすんのよ。


というわけで、ドラマの展開に怒るというよりも、安子ちゃんがものすごく心配になってしまった。それにしてもロバートもイイカゲンな奴だ怒。そんな…ろくに知りもしない元敵国の女性に安易に求婚なんかするなよ。イノセントな日本の女性を惑わすな。私はロバートの方に頭にきてる。

…と溜息をつく。
海外嫁入りを甘く見ないほうがいい。
白人と結婚したからすんなりと幸せになるとは思わないほうがいい。
ほんと。そういうドラマも苦手だわ。


それはともかく岡山編(安子編)は良かった。

さすがに最後はぐだぐだだったと思うけれど笑、全体にはすごくいいドラマでした。登場人物がみないい人(サンタは酷すぎだけど)。特に初期の頃の、戦前の昭和のいい雰囲気がすごくよかったから、あれから色んなものが壊れていったのがとても悲しい。もし安子ちゃんが勇君と結婚して雉真にいてくれたら、もう少しあのいい昭和の雰囲気が続きそうだったのにね。

俳優さん達もみんな素晴らしかったです。特に主演の上白石萌音さん。本当に素晴らしい女優さん。最初の頃の15歳くらいの女の子はかわいかったし、戦後はお母さんの顔になってた。すごい女優さんだと思います。大きな拍手。おつかれさまでした。



2021年12月20日月曜日

米ドラマHBO Max『And Just Like That...』(2021) Episode 1 & 2:50代・女リアル?






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『And Just Like That...』 (2021)
TV Mini Series/米/カラー
/約42 - 44分・全10話/
制作:Michael Patrick King, Darren Star』
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米のサブスクのサービス HBO Maxでリリースされているドラマ。12月9日公開スタート。うちはHBO Maxに入っていないので見る事が出来ないのだけれど、ドラマのプロモーション用に第1話2話がテレビのHBOチャンネルでフリー放送されているのを発見。録画して視聴。


このドラマ、かの有名な『Sex and the City』のその後の話。
女性達は50代半ば。

元々の『Sex and the City』は、1998年から2004年までの6シーズン。当時のニューヨークの30代半ばの裕福な女性達の日々を描いて大人気だったドラマ。主演のサラ・ジェシカ・パーカーが1965年生まれなので、メインの4人の女性達もだいたいそれぐらいの年齢…2000年頃の時点で皆35歳前後だろうか。

彼女達は皆それぞれ仕事もしっかりと…恋も盛んなニューヨーカーの裕福な女性達。スタイリッシュでハイソな生活を謳歌する自立したニューヨークの女性達のドラマは世界中で大ヒット。私もシーズン3か4ぐらいから見ていた。

このドラマは、最初は30代の女性達の自由なセックスライフが主題だったらしいが(私は見ていない)、シーズンが進むにつれて30代の女性のリアリティを描くようになった

派手な生活をする美しいニューヨークの女性達も、30代後半には己の年齢を気にするようになる。独身女性の孤独と老いへの恐れ。母になる者もいれば、大病を患うものもいる…そんなリアルな30代後半の女性達のストーリーは、描かれたキャラクター達が私と同世代だったこともあって実に面白かった。毎週真剣に見た。このドラマの女性達と共に笑い、心配し、恐れ、時には涙した。心震えた。

2000年頃のニューヨークの成功した女性達。
(1980年代ヤッピーの時代の男達に15年ほど遅れて)2000年当時30代半ばの彼女達は、物欲と性欲を満たし人生を自由に楽しんでいるように見えた。派手なニューヨーカーの女性達のドラマは見て楽しかった。


そんな彼女達が2021年、50代の中年になった。


さて、どうしよう。HBO Maxをサブスクするつもりはないし(Netflixで十分だ)、いつかHBOのテレビチャンネルに降りてくる事を希望するしかないが、私はいつこのドラマを全10話見ることができるのだろう?

今は私はプロモ用に公開された1話と2話しか見ていない。だからあまり一方的に批評を決定してしまうわけにもいかないのだろう。



しかし…これは…、結構イタいね。イタタタタタタ…。結構キツイ

…と思ったのは第1話。オリジナルのメインの4人のうち、一人欠けた3人でストーリーは始まる。一番明るくて派手で面白いサマンサはロンドンにいるそうだ。


さてこの3人、どうやら全く変わっていません。ノリが以前と同じ。ミランダは30年間勤めた仕事を辞めて大学院に通う学生。シャーロットはティーンの女の子2人のお母さん。キャリーは子無しの既婚(夫は‘BIG’)で、時々若者向けの性情報ポッドキャストに参加。それぞれ活き活きとやっているように見えるけれど…、

(…最初からとってつけたような薄っぺらい台詞の脚本…不自然すぎて耳を疑う。そんな会話をする中年夫婦はいねぇよ…気持ち悪いわ…はとりあえずおいといて…)

現在50代半ばの彼女達、実はどうやら年をとり過ぎて、今の時代や若い世代の人々の常識やスタンダードについていけず、度々違和感を感じたり、居心地悪くなったりしている様子。


そうなのだ。時代は変わったのですよ。今はもうマノロの靴やエルメスのバッグを集めてニヤニヤする時代ではないのかもしれません。ニューヨークでさえそうなのかもしれないのだな…。 シャーロットの娘は綺麗なブランド物のドレスを着たがらないし、街の人々の服装も以前よりカジュアルでクリエイティブ。それに彼女達の周りには以前よりももっと様々な人種や多様な性的指向の人々も存在している。

たぶんそれらの描写は、今のBLM運動sustainability志向LGBTQの一般化(知識上では)や、#MeTooなどなどを反映し、今の50代の彼女達の違和感や戸惑いを通して、今の時代は変わったのだ…2000年頃とは違うのだと強調しているのだろうと思う。 しかしそれにしても私と同世代の50代の彼女達が、それらの「今のスタンダード」に対して妙なリアクションをするのも不自然に思える。

ミランダはなぜ、ブレイドの髪の女性を見てバリバリに(反)偏見的な反応をするのか?…BLMの時代に「正しい白人」であろうとして過剰反応をする姿が大変見苦しく不自然。 なぜキャリーはポッドキャストで露骨な性テーマの会話に戸惑うのか?…自分が出る番組の傾向ぐらい事前にわかっているだろうに(ノリに付き合えないのなら参加しなくてもよい)。 なぜ彼女達は今の2021年の時代に、いかにも20年前からそのまま抜け出してきたようなぎこちない反応をしているのだろう? おかしくないか? 特にミランダの人種に対するリアクションはかなり不快で驚く。

50代半ばの彼女達は今の世の中に馴染んでいないのだろうか? それはおかしい。彼女達はあのニューヨークに長年住み続けている女性達なのだ。それに今は『RuPaul's Drag Race』が人気番組の時代じゃないか。なぜだ。なぜ彼女達はそんなに時代遅れに見えるのだろう?…なぜ彼女達は今の時代に必死に追いつこうとしている…無理をしているように見えてしまっているだろう?


人間は、20年間全く変わらないものではないと思うぞ。好みも意識も変わる。
それに人間50代半ばにもなったら少しは落ち着くものではないか。


例えば(自分語りで申し訳ないが)…私にとって、人種とは…LGBTQとは…なんだろう。もう今は全く違和感のない当たり前のこと。みんな違ってあたりまえ。

それからなによりもモノに対する意識が変わった。2000年ぐらいまでは私の中にも確かに存在したConsumerism/コンシューマリズム/消費主義的な志向も、今はほぼなくなった。そのほうが意識が高くてお洒落だからとか…そういうことではなくて、

ただ私は年を取った

それだけの話。

バッグ、ドレス、靴…嫌いじゃないけれどもう必要を感じない。物欲が極端に減った。特にこのコロナでモノに対する意識は180度ぐらい変わった気がする。

必要の無い物はいらない

そうなのだ。いやミニマリズムとか…そういうつもりではないけれど、物欲が減ったのはまず私が年を取ったからだろうと思う。 


それは私だけではない。おそらく世の中もそちらの方向に向かっている。「sustainable云々…志向」などなど…無駄な消費を止めてモノを大切にする生き方は、今の若い人達にはもっとあたりまえのことになっている。若い人達は私達の世代に比べてもっと環境に対する意識も高いと思う。

あらためてこのドラマを見て、『Sex and the City』の女性達の世代…1965年前後生まれの世代が謳歌した1980年代1990年代の消費主義と、都会ならではの「見栄の文化」がいかに古臭く見えるのかにも驚いた。

無駄はいらない。 今の若い世代の人達はもっと現実的に自分達の将来を考え、思慮深く彼らの未来をもっといいものに…気持ちよく暮らせる時代しようと皆が健全な意識を持っているのではないか。時代は変わってきている。

あ~そうか…インスタの「映え…文化」「インフルエンサー文化」あれは今も「見栄の文化」だな。若者も人それぞれか…。

(考え始めたらわからなくなってきた。私の勘違いかもしれぬ)



ともかく、そんなわけで20年前とちっとも変わらない50代後半の白人のリッチな有閑おばさんたち3人を見て、なんだか正直ゲンナリしたのはしょうがない。それは時代が…私が変わったからなのだろう。


しかしこれは制作側が意図したものかもしれません。とりあえず、第1話で…お洒落で相変わらず浮き足立ったおばちゃん達を見せて「彼女達はまだ同じ事をやってるのか」と視聴者たちを呆れさせ、その後でどっかーんと爆弾を落とす。第1話の最後。びっくりですよ。こわいわ。マジ。

というわけで、第2話から急にトーンが変わった(もちろんキャリーはキャリーだからスタイルを諦めるはずは無いけれど)。 しかしドラマとしては掴みが上手い。これは続きが見たいですもん。しかしこれからどうなるんですかね。私はいつこのドラマの続きが見れるようになるのだろう。


いろいろ書きましたけど、年を取ると、以前は「良」と思っていたものに全く魅力を感じなくなるというのもあるのだな…と思わされた。この同世代の女性達のその後、見たいかな。彼女達は変わるのか?どうだろう。 きっとキャリーはまた新しい恋人を見つけるんだろうな。そういうドラマですよね。しかし女55歳。どうなのよ。人間のエネルギーにも限りがあるだろう。元気じゃなきゃ恋もできないだろう。恋愛が肉体ばかりのものだとも思わないが、しかしキャリーさんは男性に知性や落ち着きを求める人でもないだろうし。だからどうなるのだろう。そのあたりを、できるなら事細かにリアルに描いてほしいと思った。


年と取るって、人間みんなに平等に訪れて、みんなそれぞれ初めての経験。だからみんな戸惑ったり苦しんだり、諦めたり、かえって自由になったり、ふっきれたり…いろんな形の老い方があると思う。55歳ぐらいなら、もう一度花を咲かせるもよし。達観して仙人になるもよし。 みんなそれぞれの女性の老い方を見せてほしいと思う。いつか第3話以降が見れる日まで楽しみに。

彼女達の派手なカラフルなドレスはちょっといいな。
私も派手な色が着たいね。



2021年12月16日木曜日

お猫様H:きみが嬉しければ



それでよし
きみが幸せならば
すべてよし
人間もしあわせ





2021年12月14日火曜日

BBC 『HARD TALK』作家ポール・オースター「読書について」



今でもテレビはよく見るほうだと思うのだけれど、それでもアメリカに来てからライブで流れるテレビ番組を受動的に見ることはほぼなくなった。たいていは、見たい番組、面白そうな番組を事前に見つけて録画機に予約して見る。

そんななかで最近録画するようになったBBC World Newsチャンネルの『HARD TALK』シリーズ。英国人らしいキツいインタビューアー・Stephen Sackur氏が好きなようにやってるインタビュー・ショー。政治家を追いつめることもあれば、芸術家と楽しい時間を過ごすこともある。時々面白いインタビューがあったりもする。

そんななかで最近見たインタビュー。作家のポール・オースター/Paul Auster氏が本や読書について語っていた言葉が素敵だったので記録する。最初の放送は2021年12月5日。


オースター氏のことは知らなかった。本も読んだことがない。全く知らない…と思ったのだけれど、彼は1995年の映画『Smoke』『Blue in the Face』の脚本を書いた方なのですね。いい映画だった。特に『Blue in the Face』はお洒落な映画だった。そういえばあの映画にはRuPaulさんやMadonnaも出ていた。


それにしても最近は本を読んでいない。年を取ると本が読めなくなるのか。それとも落ち着いて座って本を読めなくなったのは、便利なデジタル・ディバイスのせいなのか。 家には沢山の積読(つんどく)の本があるのだけれど、もう私が死ぬまでに読めないんじゃないかと思い始めた。なんとかしなきゃ。どうしたのだろう…昔はよく本を読んでいたのに…。

このオースターさんが語っている読書の素晴らしさも理解できるだけに、なんとかしなきゃなと思った。


それではオースター氏の言葉。書き起こした。

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A book is read by one person at a time.  And the book, in spite of everything, it's the only ....a novel, for example, is the only place I think in the human world, where two stranger can meet on terms of absolute intimacy.

And that space that is created in the book is something very beautiful and precious.   And whether ten people read the book or 10,000 people read the book or ten million people read the book, it doesn't matter.  The person reading it is alone with the writer.  And the two of you, the reader and the writer are creating the book together.   And every reader reads a different book.  This is what's so beautiful about it.  We all bring our own lives, our own sufferings, our own joys, our past to whatever it is we encounter in the world, and nothing never more so than when we 're encountering art, and particularly literature, which requires time.   I can look at the paintings on the wall in a glance and see what's there.   But if I pick up the 750 page book, no, I can't take it all in at once.   I have to give it time.  And that time is the beautiful thing about it.

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本はたった一人で読むもの。本とは…様々な事柄の中でも…たったひとつの…、「小説」…例えばね…、それは人の世界で唯一の…見知らぬ者同士のふたりが、完全な親密さの中で出会う事が出来る場所なのです

そして本の中に創作されたそのスペースは、とても美しく貴重なものです。(例えば)10人の人が本を読んたとしても、1万人の人が読んでも、1千万人の人が読んでもそれは関係ない。  本を読む人は作家と二人きりになる。そしてそのふたり…読者と作家は、本を共に創作しているのです。だから全ての読者達は、それぞれ個々に違う本を読むことになる。それはとても美しいものです。 私達は皆、自分の人生、個々の苦労、それぞれの喜び、それぞれの過去から何事であれ…私達が世界で遭遇する事柄を思い起こします。それは何にも増して私達が芸術に触れるときに…特に時間が必要な文学に出会うときにね。(例えば)壁の絵を一目で見て、私にはすぐに何があるのかがわかります。 しかしもし私が750ページの本を手に取ったら、いや、それをすぐに理解することはできませんよね。私はそれ(本)に時間をかけなければいけない。その時間こそが美しいものなのです。

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読書とは、作家と読者がふたりきりで沈黙の中で会話をしながら親密に「その世界」をつくりあげる作業。そのプロセスにかかる時間が美しいものだとおっしゃってます。ああ…ほんとにそうだわ。本を読む楽しみとはそういうことですね。

そしてその作業を経てそれぞれの読者が作家と共につくりあげるものは、それぞれ皆違っていて、どれひとつとして同じものはない。

このオースターさんの言葉…読書への想いそのものが美しい。素敵な方です。



2021年12月13日月曜日

Sammy Porter, Karen Harding – Celebrate (2021)



良曲



Sammy Porter, Karen Harding – Celebrate (2021)
Celebrate – Single
Sammy Porter and Karen Harding
Released: October 29, 2021
℗ 2021 Insanity Records / Sony Music Entertainment UK Limited under exclusive license from Speakerbox Recordings limited


気持ちのいい曲。キーボードが今どき。


★Karen Harding
1991年生まれの英国のシンガー・ソングライター。カレンさんの曲をとりあげるのは2回目ですね。彼女も英国のタレント発掘ショー『The X Factor』でスカウトされたらしいのだけれど、英国はこういうテレビ番組から出て来たシンガーが多いです。

★Sammy Porter
1987年生まれのロンドンのDJ/producer。彼のSNSのページはいくつか出てくるのですがプロフィールは見つけられなかった。これからのお方かな。



Celebrate
Sammy Porter, Karen Harding
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いい場所 いい時間
星は並んで ベイビー私達輝いてる
明日を目覚めさせることもできる
完璧なタイミング あなたと私だけ 私達は

今を生きてる
集中して
どうでもいいの あなたと一緒なら
過去と未来は
ただの幻
だからこの場所で 今

お祝いしたい
あなたと祝いたい
私達の最後の夜
私達の最後の夜みたいに

お祝いしたい
あなたと祝いたい
私達の最後の夜
人生の最後の夜みたいに


待ちきれない 運命だと思う
私の誕生日じゃないけど でも私のやり方で
しっかりとつかんで  離さない
だって全ての小さな事が 大きな事を作り出すから

今を生きてる
集中して
どうでもいいの あなたと一緒なら
過去と未来は
ただの幻
だからこの場所で 今

お祝いしたい
あなたと祝いたい
私達の最後の夜みたいに
私達の最後の夜

お祝いしたい
あなたと祝いたい
私達の最後の夜みたい
人生の最後の夜みたいに

Celebrate
(repeat)

お祝いしたい
あなたと祝いたい
私達の最後の夜
私達の最後の夜みたいに

お祝いしたい
あなたと祝いたい
私達の最後の夜
人生の最後の夜みたいに

お祝いしたい (Oh-oh)
お祝いしたい
(私達の最後の夜みたい)
お祝い
お祝いしたい
(人生の最後の夜みたいに)

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Songwriters: Robert Michael Nelson Harvey / Charlotte Jane Haining / Lewis Daniel Thompson / Sam Johnson Porter / Karen Ruth Harding








2021年12月11日土曜日

村雨くんと世良さんの歌…『カムカムエブリバディ』第6週 30話



ずいぶんストーリーが進みました。時代も流れて第6週は1948年。終戦から3年が過ぎた。

安子ちゃんは、一旦雉真家を出て大阪で商売を始めるものの、事故に遭い、また岡山の雉真家に娘のるいとともに暮らすことになる。それでも橘家の再興をあきらめられず、安子は一人、商店街に出ておはぎの行商をする。そこでアメリカ・進駐軍の将校ロバート・ローズウッドと出会う。 そこで今まで独学をしていた英語を使いロバートと会話。米軍のクラブに呼ばれてその豊かさに圧倒される。


この30話のパーティーでの安子ちゃん/上白石萌音さんは、台詞の無い長いシーンを表情で演技。まぁ~この女優さんは上手いわ。「きよしこの夜」を聴いて歌に引き寄せられ、「Sunny Side Of The Street」を聴いて涙ぐみ…。台詞でも言ってましたが…複雑な混乱した気持ちを涙目のうるうるの表情がよくあらわしてました。彼女の中で色んな想いがぐるぐる回って言葉を無くしている感じでしょうか。うまいねぇ。


しかしそれにしても、村雨辰剛さんがアメリカ人将校とは驚きだ。スウェーデン人がアメリカ人を演じて、アメリカ訛りの英語と日本語を喋るって…相当高度な演技をしてますよねぇ。それは例えるなら…日本人の俳優さんが、アメリカのテレビドラマに出て、広東語と広東語訛りの英語を喋る香港人を演じるような…そんな事をしてるわけですよね。複雑だわ。村雨さんはNHKのガーデニングのテレビに出ているのをお見かけしましたが、あまりに日本語が上手すぎて不思議なくらい。

このドラマの設定では、安子ちゃんと仲よくなるのかな? そういえば変な話ですけど…村雨さんと稔君の松村北斗さんとは、人種が違うだけでお顔のタイプは結構似ているかも…と思ってしまった。松村北斗さんのお顔をゴツゴツと西洋人にすると村雨さんみたいなお顔になるのではないか笑。お二人ともうす~い顔。…たとえば濃いアル・パチーノとかスタローンとかとは全く違うお顔ですよね。面白い。さては…安子ちゃんのタイプなのか?


第4週で安子ちゃんが家族を失ってから、展開が結構早いです。朝ドラらしく結構すいすいと話が進む。そんなのも「朝ドラ」独特のテンポなのだろうなと思って見てます。

このアメリカ人将校ロバートさんの話ですが、結構夢物語かもなぁ。だって当時は、日本の娘さんがストリートでアメリカの軍人に話しかけられて、簡単にほいほいついて行く様な感じではないと思うのですよ。当時の日本の娘さんはアメリカ人の男は怖いと思う。大きくて恐ろしかったと思うのよ。このロバートさんともなんだか急に打ち解けていい雰囲気過ぎる。それに安子ちゃんも普段着でパーティー会場には入りづらいだろう…。ファンタジーだな。「朝ドラ」はそれでもいいのですけどね。


そして今回第30話の世良公則さんの
「On the Sunny Side of the Street」はボーナス! びっくりした。世良さんいいお声。味がある。なんか懐かしいわ。ちょっと興奮した。


あ~いそぉづっかしんの こっとんばんがぁ~
  だんんなぁ んたぁに 
    にっあっっさとぉいつも
~ぉまぁ ~えはぁ わっらっんのさぁ

んなっしい ん~なんぃ~  
  なっちぃ ったぁよぉおおおお…

…懐かしいね



2021年12月9日木曜日

Joel Corry - I Wish (feat. Mabel) (2021)



メイベルちゃんとコリーさん
これは売れるわ



Joel Corry - I Wish (feat. Mabel) (2021)
I Wish (feat. Mabel) – Single
Joel Corry
Released: October 29, 2021
Under exclusive licence to Warner Music UK Limited.
An Asylum Records release, ℗ 2021 Joel Corry Limited.



これは売れて当たり前。メイベルちゃんはもう有名だろうし、DJのJoel Corryさんも今よく売れてますよね。このコリーさんは曲を出すたびにチャートに上がってくる。ここ1、2年よく売れてます。ここで取り上げなかった曲も今までいくつかチャートに入ってました。売れっ子だな。

フレーズのリピートが多いですが、だからキャッチー。彼が出した今までの曲にもなんとなく似ている気がする。コリー節かな。

そしてそのコリー節のせいなのか、メイベルちゃんがメイベルちゃんらしく聴こえないのも面白い。彼女はもっとエスニックで粘っこいボーカルだと思うのだけれど、この曲のボーカルはさらっとしてますね。  コリー節に馴染んでる。



I Wish (feat. Mabel)
Joel Corry
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Doo-doo-doo-doo, doo-doo, doo-doo-doo
I wish, I wish あなたが私の名前を言うのを 聞けるならいいのに
I wish, I wish 私達 もう一回全部やりなおせればいいのに
I wish, I wish 私に後悔がなければいいのに
私が恋しがってるのはあなた yeah

だって私達のことを振り返るとき
私達 ほぼ完璧だった
でもタイミングが悪くて
私はあなたのことを もっと愛するべきだった
でも過去にはもう戻れないけど
あなたに今でも知っていてほしいの
私は昔の私じゃない no


あなたのことを毎日、毎晩考えてる
あなたは もっとスペースと時間が必要だと言った
あなたに 私がやったことは間違っていたと 知って欲しい
あなたの心を変えられればいいのに
I wish, I wish…だったらいいのに


I wish, I wish さよならをあんなに早く言わなければよかったのに
I wish, I wish 時間を取り戻せればいいのに
I wish, I wish 私達にあったもの全てを もっと大切にすればよかったのに
でもあなたよ 私が恋しがってるのは 

だって私達のことを振り返るとき
私達 ほぼ完璧だった
でもタイミングが悪くて
私はもっとあなたのことを 愛するべきだった
でも過去にはもう戻れないけど
あなたに今でも知っていてほしいの
私は昔の私じゃない no


あなたのことを毎日、毎晩考える
あなたは もっとスペースと時間が必要だと言った
あなたに 私がやったことは間違ってたと 知って欲しい
あなたの心を変えられればいいのに
I wish, I wish…だったらいいのに

Doo-doo-doo-doo, doo-doo, doo-doo-doo
Doo-doo, doo-doo-doo-doo, doo-doo, doo-doo-doo
Doo-doo, doo-doo-doo-doo, doo-doo, doo-doo-doo
あなたの心を変えられればいいのに
I wish, I wish…だったらいいのに


私それほど無理を言っているわけじゃない ベイビ(それほどじゃない)
あなたに信じてもらうために 私は何をすればいい?
もし2回めのチャンスがクレイジーだと思うのなら
それなら 私はどうなるのかわからない

あなたのことを毎日、毎晩考える
あなたは もっとスペースと時間が必要だと言った
あなたに 私がやったことは間違ってたと 知って欲しい(間違ってた)
あなたの心を変えられればいいのに
I wish, I wish…だったらいいのに


Doo-doo-doo-doo, doo-doo, doo-doo-doo
Doo-doo, doo-doo-doo-doo, doo-doo, doo-doo-doo
Doo-doo, doo-doo-doo-doo, doo-doo, doo-doo-doo
あなたの心を変えられればいいのに
I wish, I wish…だったらいいのに

あなたのことを毎日、毎晩考える
あなたは もっとスペースと時間が必要だと言った
あなたに 私がやったことは間違ってたと 知って欲しい
あなたの心を変えられるならいいのに
I wish, I wish…だったらいいのに

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Source: LyricFind
Songwriters: Aminata Kabba / Harlee Jayne Sudworth / Jess Glynn / Joel Corry / Lewis Thompson / Neave Applebaum / Paul Harris / Poppy Baskcomb / Robert Harvey / Uzoechi Emenike
I Wish lyrics © Warner Chappell Music, Inc, Minds on Fire Ltd, Sony/ATV Music Publishing LLC






2021年12月6日月曜日

米ドラマFX Networks『Impeachment: American Crime Story』(2021) シーズン3:事実は小説よりも奇なり・異様な政治茶番と女性達の怒り






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『Impeachment: American Crime Story』 (2021) 
TV Series-Season 3/米/カラー
/約42分・全10話/
制作:Scott Alexander, Larry Karaszewski, Sarah Burgess, Ryan Murphy 』
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久しぶりに気合の入ったドラマを見た。面白かった。

有名な「クリントン大統領のセックス・スキャンダル」…一般的にそう呼ばれている事件。

まずこのスキャンダルは、おそらく真面目なアメリカ国民にとっては「恥」なのだろう。現職の大統領が若い娘と不倫をし、その関係の詳細を白日の下に晒され…。普通の真面目なアメリカの中流階級の市民にとってこの事件は、もう二度と話題にしたくない「アメリカの恥」なのかもしれないと外国人の私は思う。アメリカの振り返りたくない恥…だからこのドラマはアメリカの真面目な市民にとって、公正な評価は難しいのではないか。

事実は小説よりも奇なり

まさにその通り。一般的にこの事件がそう呼ばれるように…上の文でも「セックス・スキャンダル」と書いたが、この一連のドタバタは、実は「クリントンの浮気」そのものが問題ではない…ということを私はこのドラマで初めて知った笑。



この事件がメディアに出るようになった頃、私は英国に移住してまだ数年目で、事の内容を詳しく知ることができなかった。メディアのこの事柄に関する記事もほとんど読まなかったし、たとえ読んだとしても当時の私の英語力では理解できなかっただろうと思う。ただ人々の会話には上っていたので多少の事柄は聞いていたが、私はてっきりクリントン氏が若い女の子と不倫をしたから大問題なのだろうと誤解していた。そして「アメリカの大統領は不倫も出来ないのか。不倫ぐらいでそんなにおおごとになるなんて、アメリカって厳しいね」などと、間違った解釈をしていた。

時の世界一の権力者が小娘と不倫をするだけで大問題なの????



実際の問題とは…、

現大統領のクリントン氏が、過去の女性(ポーラ・ジョーンズ)のセクハラ問題での裁判で、証人として呼ばれた別の女性(モニカ・ルインスキー)との現行の関係を問われ、「やっていない」と宣誓供述で嘘を述べ、「いや嘘をついているだろう」と問われれば、「その行為はジョーンズとの裁判で定義された性行為の定義には入らない」などと、みっともなくさんざん屁理屈をこねたあげく、結局…決定的な証拠(ドレス)を提出されて、その関係を認め司法妨害罪偽証罪(法律により宣誓した証人が虚偽の陳述(供述)をすること)…を問われ、下院で弾劾/Impeachment が実施されるまでに至った事件。このドラマはその経過を再現したもの。ちなみにクリントン氏は上院で無罪になり大統領の職を満期まで務めた。



問題は大統領の偽証罪だった。う~ん…それにしても厳しいな。宣誓ををしたら何事も絶対に事実を言わねばならない、嘘の供述をしたら逮捕されて刑務所行きになる…ということも、私は恥ずかしながら初めて知った。偽証罪は大問題で、それを現職の大統領がやった。それが問題。


ここで一応書いておかねばならぬだろう

大統領の「不倫」は犯罪ではない


ただクリントン氏の運が悪かったのは、その偽証罪を問われた内容が…若い女性とのお楽しみだった…という。かっこわるい笑。 



いや…そもそもおかしいのは、大統領の偽証罪を問う内容が、例えば大統領が企業から賄賂を受け取ったとか、どこかの国と裏取引をしていたとか…「政治家らしい嘘と罪」を問うためのものであるのならともかく、若い女の子との火遊びで「やったのか、やらなかったのか」の問いで、そんなどうでもいいことを暴くために、議会に雇われた独立検察官のチームが、国民の税金($52 million/約52億円~60億円くらい)を使い、長い時間(4年間)をかけ、FBI捜査官まで使ってとことん調べつくし、そして調べ出た結果(大統領と女性の性行為の生々しい詳細)を独立検察官のオフィスと議会が、公式なリポートとして誇らしげに世間に晒してしまう。

それがいかに

異常

なことだったのか。それがよくわかるドラマ。


クリントン氏にフェアであるように一応書いておこう。彼は非常に頭のいい人で、政治家としてもやり手のできる男だったと聞いている。もう私達には十分わかっていることだけれど…過去のどの大統領にも完璧な人物はいない。どの大統領も長所も短所もある皆と同じ人間なのだ。誠実であり過ぎれば政治力の弱い大統領かもしれないし、カリスマに溢れて強そうな大統領は、はたして危険な独裁者にもなりうる人物かもしれない。クリントン氏は歴代の大統領と比べても頭脳派の…悪くない大統領だったと聞いている。

しかしながらそんな彼は…どうしようもないほど女性にだらしがなかったのですよね。彼は心の底から女性にちやほやされるのが好きで、ご本人もチャーミングでカリスマに溢れ女性の扱いがうまいからモテて、病的なほどに女性といちゃいちゃするのがやめられない。英雄色を好む…彼もまた過去の時代に存在した人物で、まぁなんと言うか…今の常識だけでは一方的に彼をいいとも悪いとも言えないのかもしれないとも思う。ただ奥さんは大変。それにこの事件での彼はとにかくみっともなかった



このクリントンのスキャンダルの一連の大騒ぎのすごさは、
個人の小さな声から発した問題が、猛烈なスピードで追う者(独立検察官)と逃げる者(大統領)のエゴの戦い、同時にそれがアメリカの政治の戦いに変化していったことだろうか。

…信じられないようなドタバタ。…ありえないほどの偶然と、登場人物達それぞれの行動の意図しなかった結末。そしてまた、事を不必要に「おおごと」にしようとした「外野の者達(メディア)」にとっては…これ以上ありえないほど都合のいいタイミングが重なり続けて、結果…どこまでも大きく大きく、まるでバケモノのように膨れ上がった「大統領の浮気問題」。その肝心の大統領はみっともなくいい訳をして逃げ回り、周りの人々を傷つけ、失望させ、恥を晒し続けたという。

とんでもなく馬鹿げた茶番

まさに事実は小説よりも奇なり。



悪いのは、政治の派閥争い…現職の大統領を引き摺り下ろそうとする政敵(共和党)、その周りに群がるハイエナ達…弁護士、煽るメディア、権利活動家。そして無慈悲に女性達の尊厳を踏みにじり続ける「力のある者達」…独立検察官のチーム…のやり方と手口。

いつしか現職大統領の偽証罪を証明する戦いが、
大統領と独立検察官の醜いエゴの張り合い、になってくる。

どちらが勝つのか?

クリントンか、ケン・スターか?

そんなくだらない男の意地の張り合いに勝つために、独立検察官ケン・スターとそのチームは、リンダの録音テープとモニカの証言による「大統領と若い娘のお楽しみの内容」を事細かに調べつくし、それを白日の下に晒し晒し晒しつくす。そこに政敵とメディアのハイエナ達が群がって騒ぎ立てる。酷い。ひどい。本当にひどい。

私がこのドラマで一番の怒りを感じたのはケン・スターとそのチーム。国民の税金を使って何をやっているのだ。 それにそもそも彼等がこのルインスキーの件の前に調査をしていたビンス・フォスターの死の件や、ホワイトウォーター疑惑はどうなったのだろう?

そして自分の保身と、なによりも「奥さんが怖い」ために、嘘をつき続けたみっともない大統領ビル・クリントン。もし彼が最初に「私がやりました。ごめんなさい」と言っていれば、モニカやリンダやヒラリーはあれほど苦しむこともなかっただろうに。(それが可能だったのかどうか私にはよくわからないけれど)



そして傷ついた女性達

それがこのシーズン3の主題だろうか。

夫の欲により表舞台に引っ張り出され、彼女の「個人的な過去」が国を引っくり返すほどの大問題の引き金となった…ポーラ・ジョーンズ
(一般的に見て)大統領を陥れた浮気の相手/または権力者に利用された犠牲者。しかし事実は、大統領にただただ一途に恋をしていた若い女性…モニカ・ルインスキー
犯罪ギリギリの行動(会話の録音)で友人を売った(裏切り者)リンダ・トリップ。しかし彼女にも、権力者の悪を暴き正したい/不誠実な男を罰したい…という彼女なりの正義感があった。手段は最悪だったけれど
夫に裏切られ、激昂し、追いつめられ、それでも夫をサポートし続けた強いヒラリー・クリントン


このドラマをよく見てそれぞれの状況を理解すれば、これら4人の女性達を一方的に非難する者は少ないのではないかと思う。

このドラマの目的は、このドラマに登場する実在の女性達の苦難を克明に描くこと。彼女達は男達の抗争と政治の派閥争いの道具になり、メディアに翻弄、利用され、世間に傷つけられた。彼女達は全員が犠牲者であり、そこから立ち上がったサバイバー達でもある。このドラマは女性のためのドラマなのだろうと私は受け取った。


これほど事細かに、たった25年ほど前の事件を再現して、全体にバランスよく、当事者の女性達を誰も一面的な悪者には描かない。それぞれの女性達の立場と心を描き、視聴者が納得できるそれぞれの言い分を公正に描く。悪役とされるリンダ・トリップにさえ、彼女なりの正当な言い分がある。…誰も悪者ではない。その描き方の上手さに驚いた。

起こったことの全てをドラマで再現して善悪の判断は視聴者に委ねる。それが主旨だろう。しっかり作りこんで最初から最後まで手を抜かない…制作者側の熱意を感じる。



そしてだからこそ度々描かれる女性達の怒り(見事な脚本)。

女性達の沢山の怒り。沢山の怒鳴り声。絶叫。 第8話のヒラリーの激昂に大きな拍手をし、第9話のモニカの涙に共に泣き、第10話で明かされるリンダの正義に納得し、そして9話のポーラの夫への怒りに共にこぶしを振り上げる。

…そのような女性達の怒りの描写には、このドラマのもうひとつの主旨……男社会の中での女性の扱われ方…女性の尊厳のあり方について考えさせる意図もうかがえる。女性達が怒りの声を上げる…このドラマは今の #MeToo の時代の女性の目線を反映させたドラマでもありますね。今だから描けたドラマ。

私がこのドラマを見て、当時の権力者やメディア、公的オーソリティー全般のやり方に疑問を持ち、反感を覚え、また政治的な戦いに(都合のいいコマとして意図せずに)巻き込まれた女性達と共に泣き、怒り、その苦難に心を寄せるのであれば、おそらくこのドラマの制作の意図は達成されたのではないかと思う。


全編に渡って、法律関連の言葉は難しいし、一度見ただけではわかり辛かったが、ipadで言葉を調べながらゆっくりと二回目を見直したらますますストーリーに引き込まれた。ドラマとして最高に面白かった。こんなに必死になって理解しようとしたドラマは珍しいかも。


全体の構成は、

第1話 の冒頭に…1998年、モニカ・ルインスキーがFBIエージェントに拘束されるシーン。その後は、過去からそこに至るまでの経過が第6話まで細かに再現
第6話 で第1話の冒頭のオープニングをリピート、ストーリーはそこから面白くなる
第8話 ではクリントン氏とケン・スター独立検察官が対峙。夫ビルに怒りを爆発させるヒラリーに大きな拍手! ←このエピソードで傑作決定
第9話 のモニカ・ルインスキーの大陪審での証言。モニカ役のBeanie Feldsteinさん…彼女はいい女優さん。そしてポーラー・ジョーンズも夫に怒りを爆発させる
第10話 特別検察庁がスター・リポートを世間に晒す。そして下院での大統領の弾劾。それぞれの女性達のその後。リンダの正義感の理由

6話までは事件までの経過。見所は6話から。ストーリーがどんどんエスカレートしていく。


4人の女優さんたちが本当に素晴らしい。ものすごい力技。彼女達を見るだけでもこのドラマには価値がある。その力を引き出す上手い脚本。

政治のドラマ。そして女性に向けられたドラマ。脚本も演出も俳優さん達の演技も、全てが上質。ものすごいものを見た印象。



余談だが、私には法律関連の言葉の勉強になった。Impeachmentはトランプさん時代に聞いていたが、deposition、subpoena、perjury、grand jury、testimony、affidavit、indictmentなどなど…知らない言葉の勉強になった。


このドラマのエグゼクティブ・プロデューサーはライアン・マーフィー他。またエグゼクティブ・プロデューサーとメインのライターに Sarah Burgess。そしてモニカ・ルインスキーさんご本人がプロデューサーとして参加。彼女側のストーリーが描かれている。


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based on the book “A Vast Conspiracy: The Real Story of the Sex Scandal That Nearly Brought Down a President” by Jeffrey Toobin.

Executive producer: Scott Alexander
Executive producer: Larry Karaszewski
Executive producer: Ryan Murphy
Executive producer/writer: Sarah Burgess
Co-producer: Monica Lewinsky


CAST
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Sarah Paulson
as Linda Tripp
Beanie Feldstein as Monica Lewinsky
Annaleigh Ashford as Paula Jones

Edie Falco as Hillary Clinton
Clive Owen as President Bill Clinton

Dan Bakkedahl as Kenneth Starr
Darren Goldstein as Jackie Bennett
Colin Hanks as Mike Emmick



2021年12月1日水曜日

お猫様H:秋の日々



最近はあまり写真を撮っていなかった。
10月から11月にかけてランダムに。

ワイハの夕暮れ



2021年11月30日火曜日

Smokin' Jack Hill & LXI - Hanging Up (On You) (2021)



アーティストは誰でしょう



Smokin' Jack Hill & LXI - Hanging Up (On You) (2021)
Hanging Up (On You) – Single
Smokin' Jack Hill & LXI
Released: August 20, 2021
℗ 2021 TheLatestSounds



ちょっと前にダンスチャートに上がっていてメモしていた曲。これもキャッチーないい曲。

しかしこの曲はいい曲なのに、英語の歌詞を探しても出てこないし、肝心の作曲やアレンジの方々の情報も殆ど出てこない。名前だけでもメモしておこう。


★Smokin' Jack Hill
全く情報が出てこなかった。これはまた珍しい。ロンドンのMusical Groupと出るのだけれど、数名のDJ/プロデューサーのグループかな。今までにも数曲出しているそうだ。

★LXI
彼女?のインスタにはMusicianであり、Intergalactic Space Chickと出ますが、そのインスタもイラストばかり。すごくお若い方なのかな。





2021年11月29日月曜日

Lola Audreys – Diamonds (2021)



次のビッグスターかな?

 

Lola Audreys – Diamonds (2021)
Diamonds - Single
Lola Audreys
Released: October 1, 2021
℗2021 TFM/Shadow Box

Redondo Remix
Diamonds (Redondo Remix) - Single
Released: October 15, 2021
℗2021 TFM/Shadow Box



綺麗な女の子だなぁ…

正統派の欧州系美女ですね。もう私のような昭和の世代は…こういう古典的な西洋の美人を見ると圧倒されるのよ。ほぉ~すごいなぁと思う。今はもちろん色んな色合いの美女のスタンダードがあることも十分わかっているのだけれど。しかし彼女のような正統派の金髪碧眼の美女には…言葉を無くす。綺麗なお姉さん。80年代の米の雑誌のページの見開きのゴージャスな美女…とか、ウサギマークの…まぁそういう感じよ。うんうん。でも今はあまり言ってはいけないのだろうな。

デート中の髪をまとめたアイラインの強いメイクはきついけど、髪をおろした時の薄いメイクは…綺麗ですねぇ。肌も艶々して綺麗。なんだかキラキラして、それにこの女の子はよく動けそう。キレがいい。ダンスも上手なのかな。

なんか…いいよね。古典的な美女。まさにダイヤモンドのような。キラキラ。

曲はリミックスが英国の  Commercial Pop Club Chartに入ってました。2行目に「I didn't want another boy/また男の子なんていらなかった」と言ってますが、過去にも子供っぽいボーイフレンドが多かったみたいですね。


Lola Audreys
南アフリカのケープタウンの郊外の農場育ち。この「ダイヤモンズ」はデビューシングルだそうだ。作曲もやっているそうだ。この曲はMoss Kenaさんとのコラボ。



Diamonds
Lola Audreys
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私あなたのお母さんじゃないわ boy
また小さい男の子なんていらなかった
私は綺麗だし、これを受け入れるには私は強すぎる
もううんざり

だから あなたの洗濯物は洗わない
もう出て行ってよ
どうしてそんなに大きな赤ちゃんみたいなの
一緒にいる理由もなくなった
もう意味がないの boy
私は値段が付けられないほど最高で
わからないの? わからないの?
Oh あなたにはわからないのよね

ダイアモンドだってこと
私の時間を無駄にしないで もし
あなたが私を輝かせないのなら
あなたの物を持って出て行って
Boy 私はダイヤモンドでできてるの
私の時間を無駄にしないで もし
私が貴く大切なものだって わからないのなら
わからないの?

Ohhh 私はダイヤモンド あなたには私を持てる余裕はないでしょ
私をためしてみるべきだったけど もう遅いわね
Ohhh 私は光り輝いてる 眩しいくらい
そうよ キラキラ輝いてる

私は24カラット
あなたが持つにはトゥーマッチでしょ ベイビ
ティファニーでは 私を見つけられないわよ
でも心配しないで
ご両親の元に帰ればいいでしょ
たった一人でね

だって 私あなたの洗濯物は洗わない
もう出て行ってよ
どうしてそんなに大きな赤ちゃんみたいなの
一緒にいる理由もなくなった
もう意味がないの
私は値段が付けられないほど最高で
わからないの? わからないの?
Oh あなたにはわからないのよね

私がダイヤモンドだってこと
私の時間を無駄にしないで もし
あなたが私を輝かせないのなら
あなたの物を持って出て行って
Boy 私はダイヤモンドで出来ているのよ
私の時間を無駄にしないで もし
私が貴く大切なものだって わからないのなら
わからないの?

Ohhh 私はダイヤモンド あなたには私を持てる余裕はないでしょ
私をためしてみるべきだったけど、もう遅いわね
Ohhh 私は光り輝いてる 眩しいくらい
そうよ キラキラ輝いてる
キラキラ輝いてる
輝いてる

もう意味がないの boy
私は値段が付けられないほど最高で
わからないの? わからないの?
Oh あなたにはわからないのよね

私がダイヤモンドだってこと
私の時間を無駄にしないで もし
あなたが私を輝かせないのなら
あなたの物を持って出て行って
Boy 私はダイヤモンドで出来ているの
私の時間を無駄にしないで もし
私が貴く大切なものだって わからないのなら
わからないの?

Ohhh 私はダイヤモンド あなたには私を持てる余裕はないでしょ
私をためしてみるべきだったけど もう遅いわね
Ohhh 私は光り輝いてる 眩しいくらい
そうよ キラキラ輝いてる
キラキラ輝いてる
輝いてる

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2021年11月28日日曜日

映画『Fake Famous』(2021): インフルエンサーは作られる・ゆるいドキュメンタリー






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『Fake Famous (2021)/米/カラー
Documentary/1h 27min/監督:Nick Bilton』
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週末に見たドキュメンタリー。また秋の夜長をつまらないドキュメンタリーを見て過ごしてしまったぞ。旦那Aがまたまた勝手にHBOチャンネルから録画していた映画。

A「こういうの興味あるでしょ」
亀「え、何?」
A「フォロワーとかサブスクライバーとかお金を出して買えるって言ってたでしょ」
亀「ああ…え~興味ないよワタシ…」
A「そんな話してたじゃん、ま、見よ見よ」

そんなわけでしぶしぶ視聴開始。


3人の若者…女優の卵、ゲイの不動産セールス、服飾デザイナーの男の子…をオーディションで選び、インフルエンサーに仕立てるべく実験開始。

彼らのインスタグラムに、嘘の(演出された)写真を大量に上げ架空のフォロワー(BOT)をお金で買い、いかにも世の中で人気だと見せかける。様々な嘘で塗り固めて「人気者のインスタグラマー像」を作ったら、実際に現実のインフルエンサーとしてどこまで成功するのか…を実験する。

結局男性2人は途中でリタイア。女優の卵の女の子だけが生き残った。そして彼女は結構成功する。


魅力的な写真をそれらしく演出するのはまず第一。
そしてその上に、架空のフォロワー(BOT)をお金で買う

架空のフォロワー/架空のID(BOT)とは、
プロのサービス会社が、世界中のインターネットのスペースから膨大な量の人々のアイデンティティのパーツ…顔写真、メールアドレスやSNSのアカウント、誕生日や好みなどなど…人々のありとあらゆるパーツを集めてバラバラにして、バラバラのパーツをまたランダムに組み合わせて実際には存在しない架空の人物を大量に作り出す。そうやって作られた「架空の人々」を(個人が)何千人、何万人の単位で購入…そしてそれらをフォロワーやサブスクライバーとして彼等のSNSアカウントに反映させる。例えば7500人のフォロワーは数百ドル/数万円で誰でも購入できるらしい。

そうやって(嘘の)魅力的な写真と(嘘の)フォロワー数を大量にインスタに追加していくと、いつの間にかそれが実際に世間の興味を惹くようになってくる。嘘で固めたインスタがいつのまにか本物のインフルエンサーを作り出す。この映画の女の子も実験としてほぼ成功する。すげえな。


そしてそんな個人のインスタグラマーが、世間的に人気者のインフルエンサーだと認定されると、今度は彼らの元に様々な企業から商品や製品がただで送られてきたり、旅行のパッケージが送られてきたりするようになる。彼等/彼女等は既に人気のインフルエンサーなのだから、彼等/彼女等が企業の製品をインスタに取り上げて使ったり、旅行に行って写真とともに感想を書くだけで、企業にとっては効果的な広告になる。確かにその通り。

そういえば私もここ1年以上、新型コロナが流行ってから外出を控えてお店に行かなくなったのだけれど、それで時々ネットショッピングの参考にするのがYouTubeの動画。例えば新作の口紅やファンデーションのことが知りたい時は、YouTubeで製品名を検索。それで出て来たコスメのレビュー動画を参考にしたりする。人気の女の子の動画を見ていると「昨日シャネルが新作口紅全色を送ってきてくれたのよ~」などと言って全色を代わる代わる口に塗って見せてくれたりする。面白いし参考になる。そんなわけで私は数週間前、とあるインフルエンサーの動画を見てファンデーションをオンラインで買った。
 

問題なのは…
今の時代は、個人が人気者のインフルエンサーになろうと思ったら、その人気を簡単にお金で買えるということ。嘘で嘘を固めて演出しても、それなりのインフルエンサーになれることの実験をして成功したということ。面白いですね。

またインフルエンサーになったその女優の卵の女の子は、後にテレビ・コマーシャルのオーディションにも合格。審査する側が彼女のインスタを見たのだそうだ。なんと彼女はインスタでの人気を現実でのキャリアアップにもつなげている。


なるほどな~。しかし興味ないですね~ないない全くない。実はこの映画も途中で数分寝てしまった。 しかしそんな私でさえもインフルエンサーの出してくれている情報を利用していたのですよね。なるほど。

それにしてもすごいなと思う。有名インフルエンサーになる方々は心臓が強い。自分の顔を晒し、己の言動にもますます責任をもたなければならないだろうし、有名なインフルエンサーになるって実際には大変な仕事ですよね。ほんとに。

個人のインフルエンサーとは、芸能プロダクションの保護の無い芸能人のようなものだろうか。だとしたら結構危ない仕事なのではないか。日本の有名なインフルエンサーの方々は芸能プロダクションに所属していらっしゃる方も多いみたいだけれど、アメリカのユーチューバーやインフルエンサーはどこかのマネジメントに属しているのだろうか。誰かに守られているのかな。 ともかく今の時代はそんなふうに個人が自分自身を宣伝してFAMEで商売をする活動もプロとして収入を得る仕事として認められるようになってきているのですよね。すごい時代になったものだ。


え~しかし私にはそういうものは全くわからない。名声なんて…自分の事が人に知られることさえ嫌。むしろ怖い。昔BABYMETALの事を書いてた時にヒットカウントが増えるとびびっていた笑。今はずいぶん落ち着いた。

人の名声に対する欲というのには大きな個人差がありますね。 昔若い頃に女優の卵の友人がいたのだけれど、彼女はスポットライトを使った撮影の現場を見て「あの光の中に入りたい」と言った。それに答えて私は「あのライトを持つ人やカメラマンになりたい…憧れるのは彼らの方」だと彼女に言った。 彼女はスポットライトの中に入りたいし、私はスポットライトの中なんて絶対に嫌。…それぐらいそういうものの感じ方には個人差がある。 インフルエンサーというのは元々スポットライトの中にいることが好きな方々なのだろう。彼等/彼女等にとって自分で自分を自由に演出できる今の時代はいい時代なのだろうと思う。



Everyone You Know - There for you (2021)



彼らも兄弟デュオ



Everyone You Know - There for you (2021)
Album: Just for the Times
Everyone You Know
Released: October 1, 2021
℗2021 EYK Music / Sony Music Entertainment UK Limited


いい曲です。流れるような盛り上がりが気持ちいい。これもちょっと前にダンスチャートに入っていた。


★Everyone You Know
ロンドン郊外出身の兄弟:RhysさんとHarveyさんのデュオ。音楽で影響を受けたのはFrank SinatraからShy FX、 The ProdigyからArctic Monkeysまで様々で、hip hopからpunk、それに90年代の raveと彼らの世代の音作りやスタイルで活動中。音楽好きのお父さんの影響でJungleとhip hopを聴きながら育ったそうだ。きっとお父さんもお若いのだな。兄弟のDJデュオが結構多いですね。昨日のTrutopiaもそうだし、Disclosureもそうでした。


There for you

Everyone You Know
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ママは 自分の事を心配しなさいと言った
パパは 男なら泣くものじゃないと言った
頬には 誰かの口紅のあと
それはそんなある夜のこと

「天国では天使がお留守なんだね」と僕は言った
君は 新しいナイキのトレーナーを着て降りてきた
…僕らが共感できる歌を歌いながら
「天国では天使がお留守なんだね」と僕は言う
君は イヤリングとサングラスと共に降りてきた
恋が痛みを伴うなんて 誰も言ってくれなかった

[Pre Chorus]
太陽が沈んで
灯りが点っても 僕はここにいるよ
誰もいなくなっても 僕はここにいる
僕はきっと君のそばにいるよ

[Chorus]
明かりがついて パーティーも終わり
お酒がなくなっても 僕は君のそばにいるよ
明かりがついて パーティーも終わっても 僕はそこに
明かりがついて パーティーも終わり 
お酒がなくなっても 僕は君のためにそこにいる
明かりがついて パーティーが終わっても 僕はきっと君のそばにいる

僕はそこにいるよ 君のために
僕はいるよ きっと君のそばにいる
僕はそこにいるよ 君のために
僕はきっとそばにいる 君のために


ママは 僕が父の短気を受け継いだと言い
パパは 面倒に巻き込まれないようにしろと言った
だって 僕は天使じゃないし
信仰は無くしたけど それでも僕は誠実だよ
君と僕に関する限り

[Pre Chorus]
太陽が沈んで
灯りが点っても 僕はここにいる
誰もいなくなっても 僕はここにいる
君のために 僕はきっとそこにいるよ

[Chorus]
明かりがついて パーティーも終わり
お酒がなくなっても 僕は君のそばにいる
明かりがついて パーティーが終わっても 僕はそこに
明かりがついて パーティーも終わり 
お酒がなくなっても 僕は君のためにそこにいる
明かりがついて パーティーが終わっても 僕はきっと君のそばにいる

僕はそこにいるよ 君のために
僕はいるよ きっと君のそばにいる
僕はそこにいるよ 君のために
僕はきっとそばにいる 君のために

[Bridge]
明かりついて 誰もいなくなって
全ての友達がいなくなっても
君のメイクが 君の塩辛い涙を染めても 僕はそこにいる
パーティが終わって 音楽も止まり
太陽が上がって 虚無感に包まれても
寂しくならないで だって僕は君のためにここにいる

明かりがついて パーティーも終わり
お酒がなくなっても 僕は君のそばにいる
明かりがついて パーティーが終わっても 僕はそこに
明かりがついて パーティーも終わり 
お酒がなくなっても 僕は君のためにそこにいる
明かりが点いて パーティーが終わっても 僕はきっと君のそばにいる

僕はそこにいるよ 君のために
僕はいるよ きっと君のそばにいる
僕はそこにいるよ 君のために
僕はきっとそばにいる 君のために

僕はそこに
僕はきっとそこにいる 君のために 
僕はそこに
僕はいる きっと君のそばにいるよ 

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Written By Everyone You Know & Ben Cullum



2021年11月26日金曜日

Trutopia – Desire (2021)



いい曲


Trutopia – Desire (2021)
Desire - Single
Trutopia
Released:  May 7, 2021
℗ 2021 Material Music (Stress Records)



これも夏の頃あたりに英国のupfront club chart かCommercial Pop Club Chartに入っていてメモしていた。そのままになっていたので記録しておこう。

プロデューサーもシンガーもソングライターも、おそらくまだこれからの若いアーティストの方々だと思うのですが、曲の良さそのものでチャートに上がってきた。尺も長いし、最後も綺麗に終わってますね。気持ち良い。
 

Trutopia
英国ウェールズのスウォンジー/Welsh city of Swansea出身、AshさんとKriさん兄弟のデュオ。現在ロンドンをベースに世界中で活躍中。


Desire

Trutopia
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その場所へ連れて行って
崩壊の波に乗って
私を抱き締めて ただ抱き締めて
私達が見つかるまで

欲望 手を伸ばして
あなたと私は 魂のサバイバー
火から飛び立つ不死鳥のように
アンダーグラウンドを照らして

欲望に 手を伸ばして
あなたと私は 魂のサバイバー
高みにある何かを追いかけながら
Ohアンダーグラウンドを照らして
Yeah

(私達は孤独)

欲望 手を伸ばして
あなたと私は魂のサバイバー
欲望 手を伸ばして(私達は)
あなたと私は魂のサバイバー(私達は)
Yeah

(私達は孤独)

その場所へ連れて行って
崩壊の波に乗って
私を抱き締めて ただ抱き締めて
私達が見つかるまで yeah

ゆっくりと
私達はこの瞬間に 呼吸して
私達は孤独
私達は孤独
それでも解き明かす

欲望 手を伸ばし
あなたと私は魂のサバイバー

欲望に 手を伸ばし
あなたと私は魂のサバイバー
火から飛び立つ不死鳥のように
アンダーグラウンドを照らして

欲望に 手を伸ばし
あなたと私は魂のサバイバー
高みにある何かを追いかけながら
アンダーグラウンドを照らして
Yeah

(私達は孤独)

欲望 手を伸ばし
あなたと私は魂のサバイバー
火から飛び立つ不死鳥のように
アンダーグラウンドを照らして
Yeah

(私達は孤独)

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Source: Musixmatch
Songwriters: Camden Cox / Maxwell Cooke / Cameron Warren



毎日唖然、言葉失う…『カムカムエブリバディ』第4週・16~20話



うわ~…今週は辛い週。毎日最後に唖然としました。

火曜日はお母さんとお婆ちゃん、
木曜日はお父さん、
そして金曜日は…。

え~~~~~~…全然わかってませんでしたよ。こんな展開になるなんて予想してなかった。かなり辛い。えー…どうする?どうしよう。あまりのことに…なんか…どう受け止めていいのかわからないほど。

どうしよう…ほんとに。稔君が帰って来てまた安子ちゃんといちゃいちゃするのを待っていたのに。え~…唖然…唖然ですよ。どうしよう。 名残惜しいのです。皆の幸せな様子をもっと見たかった。稔君がもっと見たいよ~。

なんだかびっくりして涙も出なかった。

そうだ。そうなのだ。朝ドラは展開が早いのですよね。だからどんどんストーリーが進んでいく。戦争の時代もこの1週間で終わってしまった。とても早い。

幸せだった先週の終わりから、安子ちゃんの生活が全部変わってしまったことに驚いてる。

こんなふうになってしまうなんて。安子ちゃんが心配になってきた。亡くなった人々のことも悲しいけれど、それ以上にドラマとして安子ちゃんは大丈夫なのか?安子ちゃんのこれからが心配で心配で…状況を悲しむ以上に、これからどうなるのだろう…と驚きの方が大きい。

さてこれからどうなるか? 『おしん』は佐賀を出た後は暫く一人で行商をやってましたね。それにしても安子ちゃんはまだお若いのに家族も亡くして、たった一人で…まだ赤ちゃんは小さいしどうするのだろう。心配だ。


辛い話ではあるけれど、ドラマとして本当に素晴らしい。どんどん引き込まれて毎日翌日の放送が待ちきれない。

17話火曜日のお父さんの慟哭。木曜日のお父さん/金太と男の子の話…お父さんが(幻で)算太や家族に会った木曜の19話は、最後のナレーションでびっくりしてまた最初から2回も見直した。20話の最後の安子ちゃんの光の消えた目と、音の消えた世界をふらふらになって神社に走る様子。信じられずにこれもまた最初から見直した。

安子ちゃんの上白石萌音さんは23歳だそう。お若いのに本当にすごい女優さん。彼女の細やかな表情の変化…彼女の演技に毎日心奪われてます。

このドラマは脚本も俳優さん達も演出もカメラワークも全てが素晴らしい。本当に素晴らしい。



2021年11月20日土曜日

AI - アルデバラン/Aldebaran (2021)



名曲



AI - Aldebaran (2021)
Aldebaran – Single
AI
Released: November 1, 2021
An EMI Records release; ℗ 2021 UNIVERSAL MUSIC LLC



NHKの朝ドラ『カムカムエブリバディ』にすっかりはまってます。
昨日金曜の第3週・第15話までの流れは素晴らしかった。本当によかった。

純愛にはまる。そうなんだな…私は古風な純愛に心動かされる。ドラマを見て久しぶりに満面の笑顔になれた。安子ちゃんと稔君の恋物語にドキドキした。すごく嬉しかった。

来週から戦争の時代に突入。いろんな事があると思う。だからハッピーな第3週が終わったところでこのテーマソングをとりあげよう。


AIちゃんです。大好き。彼女の声が好き。本物のソウル・シンガー。少しハスキーで丸い温かみのある彼女の声。力強く、おおらかに伸びる声。低音が気持ちいい。彼女の声を聴いていると、アメリカの本場のソウル・シンガーだと思う。

この歌の最後のアレンジはゴスペルですね。
ドラマでは流れないブリッジも素晴らしい。

作詞・作曲は森山直太朗さん。名曲。ドラマの二人を想って心が温かくなる。


   君と君の大切な人が 幸せであるそのために
   祈りながら sing a song


私は「アルデバラン」を知らなくて(学校で習った記憶がない)、だから「アルデバラン」とは何だろうとこの歌のタイトルを聞いてからずっと思っていた。

昨夜、東を向いた窓から大きな月が見えて、その右斜め下に赤みがかった明るい星。スマホのアプリ「Star Walk」をかざしてみたら、その星の名前は「アルデバラン」と出た。とてもびっくりした。

「アルデバラン」とは、おうし座にある星だそうだ。太陽の約5倍の質量、約 40倍の半径なのだそう。すごいね。

AI - Summer Magic (2019)


2021年11月18日木曜日

え~❤ドキドキしたわ…『カムカムエブリバディ』第14話・15話



え~…ちょっと…ドキドキしてしまったわ。このドラマいいドラマ。

なんか…わたし、ドラマでこんなに感激したの久しぶりかも。ほんとにドキドキした。

今日はまだ18日木曜日なんですけど、この地の午後の4時過ぎにTV JAPANで、日本の19日の放送分…第15話が放送されたので待ちきれずに見た。


なんと、いい話…。

うわ~。最初からびっくりしましたよ~雉真千吉お父さん…うわ~みんないい人ばかり。こんなに幸せなドラマは珍しいかも。

この15回は本当に幸せな回でした。うわ~❤❤❤


私はね、あの稔君の学ランにちょっと参ってしまっているのだ。

なつかし~ ふぅ…

もう40年ぐらい前なのですけど、私の田舎の中学、高校の制服が学ランとセーラー服だったのです。…で、男子生徒の学ランなんて高校を卒業してから一度も近づいたことがない…。

だから学ランを見るのが本当に久しぶり。なんかドキドキする。昔の感覚を思い出しているのだろうと思う。学生服/学ランって、普通のティーンの男の子達がすご~くかっこよく見えていたのですよ。真っ黒であの帽子に詰襟に…みんなピシッとして見える。だから先輩や同級生への淡い思いも、彼らが学生服を着ていた姿と共にあるわけだ。だから、なんか…トキメク笑。


この稔君がかっこよくって…本当に綺麗なお方。すっっっごいかっこいい。こういうの…思い出と共にね…稔君の学生服に毎回ぽ~っとなってしまう。本当に素敵。

そして安子ちゃんが、も~~~~~

かわいい のです。ほんとうにかわいい…❤❤❤

だからそんな二人が…15話は二人が本当に幸せな回で…ちょっと記録したくなった。


★ネタバレ注意

最後のシーン。神社の境内で、稔君が先に進んで安子ちゃんが追いかけていたら稔君がぱっと振り向く。そしたらその胸に安子ちゃんが、あ…と倒れこむ。ひ~

そして安子ちゃんがちょっとびっくりして…あ~~~~かわいい…と思ったら、なんと稔君の左腕が前に動いて向こう側の右手が安子ちゃんの背中に回って安子ちゃんをキュッと抱き締めた。…うわ~~~~~~うわ~~~~~❤❤❤

幸せ…しあわせ

その安子ちゃんが抱き締められる様子を見て…
「きゃ~かわいいかわいいかわいいかわいい…」と思わず声が出た。

…うわ~このドラマ最高


いいドラマ。すごい嬉しい。幸せなドラマ。ありがとう。録画は保存する。


もーなんか…楽しいね。私は稔君の「ヤスコチャン…」の声の響きが好きなのですよ。毎回いいなぁ…と聞いていたのだけれど、今日は「ヤスコ…」って言ってましたよ。うわっ…ヤダ…またニヤニヤする笑。


今週の木曜の第14話と金曜の第15話は、本当にいい回でした。

登場人物達がみんないい人なのですよね。

14話15話・勇君がほんとにいい人。も~本当にいい人。勇君は…凛々しい。

14話。お爺ちゃんの「幸せになれ」。
15話 お婆ちゃん「お爺ちゃんもきっと、喜びよる」  

14話。稔君の父・雉真千吉さんと、安子ちゃんの父・橘金太さんの、橘の店先での会話がよかった。お二人とも初めて会って話をするわけですが、どちらも丁寧な言葉で礼儀正しく会話を続ける様子が素晴らしかったです。どちらかが家柄や職業でマウントを取るわけでもなく、お互いに相手を敬って丁寧な言葉づかい。初対面同士だからもちろん距離はあるのだけれど、お互いに相手に対する礼儀があるから心地良い距離があって、それでも共通の事柄…息子を戦地に送る心配…では距離が縮まったようにお互いを思いやる。あのシーンは脚本も演技も痺れました。これぞ大人の会話。お互いに礼儀を尽くす大人の会話は非常に美しいと思った。

このドラマ、そんなドラマです。

安子ちゃんの健気さも気立てのよさも、稔君の真面目さも、勇君のまっすぐな凛々しさも、雉真家、橘家のお父さん達も。なんだか…このドラマはみんなが眩しい。 雉真家のお母さんの美都里さんはこのドラマでは悪役なのだろうけれど、彼女もちょっと色っぽくて素敵なのですよね。彼女はこのドラマのスパイス。 そして橘家のお母さん・小しずさん。綺麗で古風なお母さん。このお母さん役の西田尚美さんは今までにも現代劇で何度かお見かけしたのですけど、今まで見たどの役よりもこの役のお母さんの着物姿が本当に綺麗だと思いました。優しくて綺麗な日本のお母さん。

色々と…書き始めると、愛が止まらない、もう登場人物達が好きになってる。

安子ちゃんと稔君って…ラブラブ1ヶ月? 
え~…ずーっといちゃいちゃしていて欲しい。