能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

この度の能登半島地震で 被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。 一日も早い復興をお祈りいたします。 ★NHK による様々な支援情報 能登半島地震 義援金・支援金の受け付け始まる 窓口まとめ 【随時更新】 https://www.nhk.or.jp/shutoken/ne...

2019年2月3日日曜日

マルーン5のスーパーボウル(2019)ハーフタイム・ショー!



おっともう2月。またまたやってまいりましたスーパーボウル・ハーフタイムショー。本日アメリカは23日・日曜日。今年もまたご近所さんはパーティー。

今年のハーフタイムショーの出演者がマルーン5Maroon 5だということは1週間前ぐらいに知った。ほーそうかそうか…彼等はそんなに大きいの?そうだっけ? マルーン5といえば私は2曲ぐらいしか知らない。2004年のシングル「This Love」は当時の英国でもよく流行ってました。そして「She Will Be Loved」。そうだわ。このバンドのデビューアルバム『Songs About Jane』は買ったんですよ。結構いいアルバムでした。しかしその後は興味が続かなかった。

最近のMaroon 5といえば、ボーカルのアダムさんを色んなところで見かける。ちょっと前の映画『はじまりのうた/Begin Again』には俳優として出演。近年は米国のオーディション番組『The Voice』で審査員をやっている。その他にもTVコマーシャルで見かけた気がする。そんな風にアダムさんはよく見かけるんですけど、バンドってどうだっけ?

十分安定して売れているバンドなのだろうとは思うのだけれど、スーパーボウルをやるほど大きかったとは知らなかった。海亀までバンドの噂が聞えてこないのは、きっとバンドの業界全体に元気がないからではないのか。今はポップスターの時代ですからね。どうなのかな。


というわけで始まったMaroon 5ショー。

うわー地味。地味よ。その衣装は地味だわ。黒にピンクのラインのジャージだもの。こういう場ではもっと派手派手にしたほうがいいですよ。思い切って全身スパンコールのスーツに金髪ロン毛ウィグとか被っちゃえばいいのにね。バンドも普段着だわ。地味よ。

2曲目は『This Life』いい曲です。しかしなんだか元気が無い。アダム君がんばれ。ギターが上手い。しかしその衣装のジャージはいけない。

それからスポンジボブにラッパーTravis Scottさん登場。火が燃えて、ああ…なんか少し温まってきたかな?やっぱりHip Hop系の方がこういう場所には向いているのかな。スタジアムのスタンドのバルコニーの前面をスクリーンにして電飾にする演出は派手でいい。

鼓笛隊登場。シンバルの女の子が可愛い。しかしアダム君のジャージはいけない。ゴスペルグループ登場。「She Will Be Loved」でアダム君が客席を歩く間、提灯を乗せたドローンが飛ぶ。これは綺麗だ。とても綺麗だ。スタジアム系の出し物ではドローンを使う演出は定番になりますね。

毛皮を着て(フェイクでしょう)Big Boiさん登場。アダム君コーラス。ジャージを着替えましたね。おっとジャケットを脱ぎ捨てた。腕はTatooで青い。うわーこれは痛かったやろうねぇ。Maroon 5は曲はいいんですよねたぶん。あまり汗臭くないバンドの音とダンス・ミュージックの中間みたいなセンスのいい曲をやってる。しかしなんだか記憶に残らない。どうしてかなぁ。

おっと上半身裸になった。脱いだらすごいんです。胴も長いし胸囲が大きい。鍛えてますね。ほー。おっとハダカになったらやっと会場が温まってきた?やっとハーフタイムショーらしくなってきたかも。…と思ったら終わっちゃった。あらららら。


Maroon 5は全体に地味。ボーカルのアダム君は元気が無い。表情が暗い。ラッパーとのやりとりもほとんどない。アダム君が掛け合おうとしてもラッパーが無視してませんでした?なんだか仲が悪いんじゃないかと思っちゃった。最後にアダム君が裸になって元気が出てきたと思ったら終わっちゃった。

ちょっとこれは印象に残らないショーだったかも。今時バンドは難しいのかもしれませんね。未だに年寄り世代の6070代のバンドのほうが元気がいいですもんね。困りましたね。こういう場ではバンドよりも、アリアナ・グランデとかCardi Bの方がもっと盛り上がりますよね。


6時間後の追記(後で内容を訂正、追加)

その後メディアをつついていたら、今回のMaroon 5の出演は最初から論争の的になっていた…という情報が出てきた。上に書いたCardi Bや、リアーナも今年NFL側からオファーをもらっていたらしいのだけれど出演は断ったそう。Maroon 5のファンも、彼らにショーへ出演しないように希望したらしいです。それをMaroon 5聞かずに押し切って出演したらしい。

もちろんMaroon 5が人種差別的なバンドであるはずはなく、また問題に関して彼らがNFL側に立つつもりもないのは明白なこと。ただ彼等はバンドとしてショーに政治を持ち込まず、音楽は音楽として政治と切り離してショーをやるという意志でオファーを受けたらしいです。

ところが周りが政治的に受け取って騒いだ。

(理由はここには書かないけれど)現在スーパーボウルのハーフタイムショーへの出演は、多くのアーティスト達から避けられているらしい2016年の問題の発端は知っていたけれど、今も抗議が続いていたとは知らなかった(私はアメフトを一切見ない)。それにしても、今後も多くのアーティスト達がショーへ出たがらないのなら、もうハーフタイムショーはやめてしまえばいいのにとも思う。このままでは誰も出ないだろうし、もし誰かが出演したとしてもそのアーティストの評判に傷かつきますよね。

ショーはそもそもゲームの余興で、政治的な含みは無いはずなのに困った状況になりましたね。今日のアダムさんの表情が暗かったのもそういうことなんでしょうか。ちょっと気の毒だよなぁ。