夏の数ヶ月の間だけ、階段の踊り場に日の光が射す。お猫様はお日様が大好き。ここのところ毎日お昼頃になると、日差しの中でのブラッシングを催促してくる。階段の途中で立ち止まり、振り返って上ってくる私達を待つ。後を追うと大喜びで駆け上がって光の中に転がる。
黒猫は光の中の方がいい写真が取れるので、つい同じような写真が増える。
ブラッシングと全身マッサージが終わったあと、ひっくり返ってダラダラしている。手足に触ると何度もヤーン…と文句を言いながら身体をくねくねさせる。瞳孔は糸よりも細い。お日様が眩しくないのだろうか。