サナダマル9回。今回は視聴率が下がったそうです。結構面白いのにな。その辺りをちょっと考えてみた。
最初に結論を言えば、たぶんこのドラマは花火が少ないんですよ。歴史好きの頭脳派視聴者には評判がいいんだけど、いかんせんパッと戦国らしいドンパチが少ない。
先週の春日さんの騙まし討ちは、一般には多少ひかれたとはいえ一部の方々には結構ウケたらしい。なぜならこのドラマ、やっぱり戦国の話だからなんですね。あの春日さんの話で一部のファンが盛り上がったのは、あの場面で戦国らしい殺伐とした空気を感じられたから。
しかしながらこのドラマ、戦国とはいっても他の回はほとんど室内で会話ばっかりなんですね。戦の場面がない。そればかり続くと内容は面白いとわかっていても戦国ファンは次第に元気がなくなってしまう。
今週も地味な印象。殆どが屋内の会話劇。特にここ数回は真田のパパが自宅の秘密基地で右に左にうんうん迷っている話が続きますね。地味ですよやっぱり。華がない。(-_-`)\
戦国らしく殺伐とすれば一般女性は離れる。ラブコメきりちゃんを出せば歴史ファンの怒り爆発。かといって歴史に忠実な再現ドラマにすれば年表ドラマと揶揄される。知的な会話劇が続けば戦国バトルを見せろとうるさい。大河ドラマ作りもなかなか難しい。
ワタクシは個人的にはこのドラマは花火が少ない分、人物達のキャラを楽しもうと思います。特に北条と徳川が面白い。今回は北条。おもしろい。高嶋さんすごいな怪獣みたい。出てくるたびになんだか嬉しい。今回は扇子をバシバシ上下に振って金平糖を鷲掴みで頬張るははははははは。いいな。氏直君もヒステリーでガウガウ騒いで面白い。いいぞもっとやって。
余談ですが、海亀は10年程前に東京で高嶋さんをお見かけした事があります。↑こんな似顔絵を描きましたが、ご本人はスラっと背が高くスタイルも良くて「おっ」と思うほどかっこよかったです。スターの方はオーラが違う。(^_^)
★あらすじ
北条は甲斐の徳川を攻めて好調。徳川は真田の助けが欲しい。真田のパパは信濃をまとめて独立しようと国衆に提案。ライバル室賀さんもそれに同意。しかし結局徳川に味方。甲斐の北条軍の兵糧を立つ…作戦大成功…と思ったら、徳川と北条が仲良くなった。あれれ?
●面白かったところ
・北条氏政。顔芸最高。もっとやって。出てくるたびに喜ぶふひははははは。
・真田パパは室賀さんのことを「そもそも顔がすかん」
・室賀さんは真田のパパについて信繁に「おぬしの父親はすかん!」
・作兵衛と梅ちゃんのシーンはいいですね。この二人は素朴だけど真実を語る。「暮らしが安定するには強いリーダーが必要。戦は畑が荒れる。大切な人を戦に送り出すことはつらい。戦より畑仕事がしたい。大事なのは人の命を損なわないこと。」
・北条氏直くんはもっと騒げ騒げ。
・出浦さんのジャケットは鳥の羽根?
・真田のママは時々可愛い。
・北条氏政親分、扇子をバシバシ叩いて金平糖を頬張る「雑魚にかかっておる暇はないわふん」
・信繁が軍議に参加。甲斐攻め中の北条の兵糧ブロック作戦を思いつく
・↑パパもお兄ちゃんも嬉しい。
・↑徳川も嬉しい。
・突然北条が徳川と和睦。家康と氏政、頬を摑み合って「ふひははははははははは」最高
・さて真田どうする?