2013年4月23日火曜日

NHK大河ドラマ「八重の桜」第16回「遠ざかる背中」


今週は最高に面白かったです。今回は今までで最高かも。見せ場につぐ見せ場。大盛り上がり大会。台詞が素晴らしい素晴らしい。やっぱいいわ…このドラマ。大変面白かった。

…会津ではみねちゃんの火事中行方不明事件とか、中野竹子ビッチ登場事件とかあったのですが、京都があまりにも盛り上がっているので省略します。

今週も慶喜公(小泉孝太郎)が最高。ますます情の薄い慶喜公が光ってます。いやーいいですね。この人は冷たければ冷たいほどいい。薄情であればあるほどいい。うわーいやな奴だなーと思いながらついつい見とれる(笑)。この元総理大臣の息子さんの慶喜公ははまり役。すっごく面白い。

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そんな今週の慶喜劇場をまとめて…。

(第二次長州征伐をドタキャンした)何を考えてるのかよく分からん慶喜公に、みんなが怒ってます。そりゃそうだ。熱血佐川君(中村獅童)も「あの食わせ物…」などと言ってます。

さて慶喜公は松平春嶽(村上弘明)と勝海舟(生瀬勝久)と会談。勝さんには長州と和議を結んでくるよう要請。
慶喜「さっさと戦を止めてまいれ。いろいろとめんどくさいから。
「将軍がいないんだから勅命をくれ。あんた将軍やりたくないんだろ。(徳川はもうダメだから)朝廷が出ないとダメ。じゃないと長州に首を切られるからヤダ。」
慶喜「うぐぐ…」

とりあえず諸侯会議の約束をとりつけ、勝さんは長州へ行くことになったのですが、その直後にまたまた慶喜公密かに朝廷に掛け合って「長州に兵を引くよう」勅命をひきだします

さあ、松平春嶽も怒り心頭! 
春嶽「仲直りしようと言っておきながら朝廷を使って兵を引かせるなんて長州を欺いたことになるじゃないか」
慶喜あらなんのことかしら。朝廷が言ったんだからしかたがないじゃないの。」
春嶽「で、諸侯会議は」
慶喜「あらなんだっけそれ。」(←意訳です)
春嶽「わしはもうしらん。これかぎりさらばでごさる!」
↑あ~あ、春嶽さんも怒らせちゃった。

その頃、勝さん「あの二枚舌め…」←もっと言ったれ。

さて、真面目な容保公(綾野剛)は。
容保「慶喜さん、号令をかけていきなりドタキャンするなんて、あまりにも不実じゃないですか。諸藩も不満がたまってますよ。」
慶喜「え~じゃあボクが行って負けてたらどうするのよ。幕府の権威に傷がつくじゃないの。」
容保「でも人心が離れる…」
慶喜かまわぬ!幕府なんて一度壊れたほうがいいの。一度壊して作り直せばいいじゃん。もちろんオレがやるのよ。オレオレ、オレがやるの。」(←えええぇまたいい加減なことを…)
容保「ほんとですか…?」(←全然信用してない)
慶喜「オレはやるってば。まかせなさい。強い幕府で皆をまとめるの。だから容保君、助けてね。ヨロシク。」
容保公は相当怒ってるので瞬きもせず慶喜公をにらみつけます。
 
外では、熱血佐川君が槍の舞。さすが梨園仕込。かっこいいわ。その踊るお歌の歌詞が「大好きな故郷を捨てたのは義の為。だけどまるで雨雲の中の月。真心が見えない。これからどうしようか…」←あちゃー…慶喜公へのあてつけですよねコレ。そやそや、もっと言ったれ!

それを見た慶喜公、「ふんっ」と鼻息で吹き飛ばしてさっさと通り過ぎます。

ここまでが、慶喜公ぶっちぎりの独り舞台の様子でございます。あ~面白かった。もう…ほんとにこのお方。周りの人達は大変ですね。将軍になるなると言ってやる気満々みたいですが、さてこのやる気もいつまで続くのでしょうか…。

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話の前半、長州征伐のドタキャン云々で二条城につめかけた覚馬君(西島秀俊)と大蔵君(玉山鉄二)が、たまたま勝さんを見つけて話を聞きます。

覚馬と大蔵「納得がいかん。長州を叩かなきゃ…」
「いやあんなくだらない戦はやめたほうがいい。もう幕府はダメなのよ。中から崩れてるの。そもそも幕府なんて大名の中で強かったってだけ。そんなんで260年も続いたけど、もういけねえ。」(←きっついなー)
そこに大蔵君が食いつくと。
「もっと世界に目を向けろ。徳川か日本国の存亡かどっちが大事か考えてみろ!」

↑そのとおり! 勝さん、かっこいい! ここでこの会津の二人も覚醒したみたいです。しかし覚馬君、そんなメソメソしてる場合かっ。しっかりしろっ! 

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慶喜公が皆を振り回している頃に、岩倉邸では薩摩の大男二人と岩倉具視(小堺一機)が密談中。「慶喜はフランスを雇って軍制改革をしとるそうな」「じゃあどげんかせんといかん…。」「勝てるの?」「幕府はほんのこて弱か…。」西郷どん(吉川晃司)は自信満々。いろいろと考えてるみたいです。怖いですね。

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そんな折、梶原平馬(池内博之)宅では二葉さん(市川実日子)がご出産。たまたま居合わせた覚馬君、大蔵君、平沢君(岡田義徳)が赤ちゃんのにおいをかいで喜んでます。平馬さんが二葉さんの手をすっと握って「ご苦労であった。」という場面が良かったです。平馬さんちょっといいよね。

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そして今週のもう一つの目玉は、容保公と孝明天皇(市川染五郎)の二人の時間

「人払いをさせたの。君と二人でお話しがしたかった…。中将、もっとそばに来て…。(中略)キミの苦労は分かっていた。でもキミがボクの心の支えだった。心のふかーいところで通い合うものがあった。重い荷物を背負う苦しさを分かち合えたのはキミだけ…。長い間誠を尽くしてくれて、本当にありがとう 。」

容保公は肩を震わせて泣く…。こんな風に冗談めいて書いてますが、結構じーんときました。史実で実際にこういう場がもてたのかどうかは知らないけど素晴らしい場面。

だから、その暫く後、孝明天皇が亡くなったとのニュースが大変なショック。愕然として崩れる容保公のアップで今週は終わりましたが、彼は今後大丈夫でしょうか…。心配。

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その直後の「八重の桜紀行」では、孝明天皇の死に関する情報。発病から13日で亡くなったそうで、毒殺の噂もされたそう。帝は容保公のことを心から信頼されていたそうで、お手紙の中の歌にも「容保と心を合わせればどんな困難にも打ち勝つことができる」とのメッセージ。ほぼラブレターです。容保公はそのお手紙を生涯肌身離さず持ち歩いていたそう(涙)。

35歳の孝明天皇が無くなった時、容保公は30歳。真面目な性格のこのお方が、帝から受けた信頼を考えると、孝明天皇の死がどれほど大きな衝撃であったかと思わずにはいられない。辛いです。さて来週はどうなる…。