能登半島地震 ─ 寄付・支援情報

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2017年2月16日木曜日

NHKプロフェッショナル・仕事の流儀『競走馬オグリキャップ/ただ、ひたすら前へ』2月13日放送




 
泣いた。

これは感動する。お馬さんのお話でこんなに泣くなんて。

これはいいドキュメンタリー。本当に感動する。
日本では、220日に再放送予定だそうです。


★ネタバレ注意

競馬のことは全く知らないんですけど(府中の競馬場にレースを一度だけ見に行ったことはある)、競馬の世界にこんなにドラマがあるとは知らなかった。このドキュメンタリーは、関係者の方々の話でもあるんだけれど、あくまでもオグリキャップさんのお話なんですよ。

お馬さんに強い意志があるとか、心臓がスポーツ心臓だったとか、普段は冷静で落ち着いているのにレースに出ると負けず嫌い…勝つことにこだわったとか、武者震いとか…、こんなに馬の性格や資質が勝負に関係しているなんて全く知らなかった。

…馬の世界にもスーパースターっているんですね。

 最初の馬主の小栗孝一さんとの逸話も泣ける。小栗さんはどんどん成長していくオグリキャップに自分の人生を重ねて、自らの手を離れた後も自分の馬のようにず~っと応援していたんだそうです。小栗の名前をもった馬を、親元を離れた息子のように見守っていたんだそうだ。泣ける。

有馬記念の伝説のラストランの映像には泣いて泣いて…。そして最後にオグリキャップに話しかけた小栗さんにもまた泣く。…涙涙。

これはいいドキュメンタリー。

オグリキャップさんはかっこいい。
レース前の武者震いもかっこいい。
彼は「芦毛の怪物」と呼ばれたそうだ。

…なんと美しい。
伝説のスーパースターには、やっぱり感動させられる。

オグリキャップさんは男の子です。現在オグリキャップさんの娘さんが彼の遺伝子を次の世代に繋げているんだそうです。安産祈願のお守りや絵馬にもまた泣けました。彼の子孫にスーパースターが生まれるといいなぁ。
 
 
 

2017年2月15日水曜日

Bruno Mars - Perm (2016)



ぅおおおおおおおお…うぇぃだめねっ



Bruno Mars – Perm (2016)

Album: 24K Magic
Released: Nov 18, 2016
℗ 2016 Atlantic Recording Corporation
 for the United States and WEA International Inc.
for the world outside of the United States.
A Warner Music Group Company



ブルーノ君もう1曲。昨日はうだうだ書きましたけど、ブルーノ君の『24K Magic』はいいですよと言いたかったのでした。コレが一番いい。元気がいい。楽しい。ジェームス・ブラウン。のりのり。

これは歌詞がすごくおかしい。リズムが楽しい。これ歌えるようになりたいな。でも難しい。ちょっと前に旦那Aと「これかっこいいね、練習しようぜ」と二人で少しやってみたけど、すごく難しくて全然出来なくてただただアホのように爆笑。ブルーノ君はかっこいいなぁ。


ナンパの歌ですね。
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今日は僕の誕生日
(うそだろ)
でもイケてるでしょ
(髪も熱いね)←?
キミサインが欲しいの?
お友達の子も?
じゃあ僕のペントハウスにおいでよ
ペンがあるんだ

え?踊れないの?リズムもないの?
ボーフレンドがいるって?今いないじゃん。
携帯置いて楽しもうよ
InstagramTwitterも忘れて
おおおおおおおうっ…ちょっと待て
ちょっと待ってよ
肩の力抜きなよ
お酒飲む?

(もっとリラックスしなよと言いつづけ…2番では)

カモンベイビィ好きだよ
(うそつけ)へへっ
でも好きかも
好きになるかもよ あっ
ほら笑った
難しくないでしょ
また笑いたくなったら…、僕の連絡先あげるね

バカ騒ぎはおさまらない
キミが欲しいもの、持ってるよ
もっと騒ぎたい?じゃあ立ち上がらなきゃ
そんな大きなお尻でケチケチしないで
君のお尻は…
おおおおおおおおっ…ちょっと待って!
冗談だよぉ (←泣き声)
肩の力抜いて
お酒飲む?

その調子ベイビィ
楽しみたいんでしょ
じゃあ僕の言うとおりにして
いい?

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もうこれはストーリーですね。楽しい。お遊び。上手いな。

想像だけど、ブルーノ君は本当はそんなに軽い遊び人じゃないと思うのよ。でも「24K magic」では…I'm a dangerous man with some money in my pocket. 俺は小金持ちの危険な男…なんて言ってる。パロディなのよねきっと。歌詞も曲の(借りてきたスタイルの時代の)雰囲気に合わせてそれらしくしているんだろうな。面白い。

スタイルはジェームス・ブラウンのリズムに90年代後期の音が入ってるのかな。よくわかんないけど気持ちいい。上手いな。


2017年2月14日火曜日

Bruno Mars - That’s What I Like (2016)



Smooth…


Bruno Mars - That’s What I Like (2016)


Album:  24K Magic
Released: Nov 18, 2016
℗ 2016 Atlantic Recording Corporation for the United States
 and WEA International Inc. for the world outside of the United States.
A Warner Music Group Company



上手いよなぁ。いいな色男。いい声。これが先日のグラミー賞でのご本人の曲のパフォーマンス。このお方は何をやっても上手い

歌が上手い。340秒あたりから観客の前に下りてくると、前の席の女性達が嬉しそうにしている。ジェニファー・ロペスもリアーナも嬉しそうだ😄😄😄。さすが客の扱いが上手い。色男ですね。


アルバム『24K Magic』はいいアルバム。

彼は存在が面白い。彼の曲は、過去の有名なスターの曲や、過去の時代の音楽のサウンドを真似して作っているように聴こえる。どの曲も「あ、これはあれ風、これはあの時代の音だ」と思える音。温故知新。過去のスタイルをアレンジしてモダンに味付け…一見真似しているようにも聴こえるんだけれど、それがとんでもなく上手い。すごく上手い。

この曲の元ネタはたぶん90年代半ば。とても気持ちいい音。


あのプリンス先生はMinneapolis Soundを作ったし、ジェームス・ブラウンやマイケル・ジャクソンにもそれらしい音があった。80年代にはその時代の音、90年代にもそれらしい音があった。

しかしブルーノ君にはBruno Soundはないのかもしれない。彼は過去の色んな曲を聴いて、いいところだけ引っ張ってきてモダンにアレンジして曲を書く。その結果は全て極上。ものすごく上手い。ものすごくキャッチー。

彼の曲が過去の音楽からスタイルを借りてきていることは、ご本人も認めているらしく、去年の米CBSTV番組「60 Minutes」でもこんなインタビューがありました。

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Lara Logan: When I listen to your songs. あなたの曲を聴くとね、
Bruno Mars: Uh-huh. うん
Lara Logan: You can hear all those people that you’ve listened to. 
あなたが誰を聴いてきたのかが聴こえるのよ
Bruno Mars: Yeah. ああ
Lara Logan: Over the years. 長年に渡って
Bruno Mars: A lot of people are really quick to say, “That song sounds like this.” Or you-- “He’s tryin’ to sound like this.” And I’m always like, “You’re damn right I am. That’s how-- that’s why we’re all here.” You know, we all grew up idolizing another musician. That’s how this works. That’s how music is created. 
沢山の人がね「これはあの曲みたいだね」とか「奴はこの曲みたいなサウンドをやろうとしてるよね」とかすぐに言うんだ。だから僕はいつもこう言うんだよ「そのとおりさ。だってだから僕達はここにいるんじゃないか」。僕らはみんな誰か他のミュージシャンに憧れて成長するものでしょ。そういうものだよね。音楽ってそうやって作られるものなんだよね。
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彼の曲は全て過去の音楽に対してのトリビュート。全てがトリビュート。リスペクト。盗んでるんじゃない。尊敬してるのね。
 
彼は外野からパクリだとか、コピーだとか、スタイルを盗んでいるとか言われることも恐れてはいない。なぜなら彼にはエンターテイナーとしての絶対的な自信があるからだろうと思う。
 
彼のオリジナリティはステージ上のパフォーマンス。どんなスタイルの曲も巧みに操れる技。何をやってもとことん上手い。何から何まで過去の音楽のいいとこ取りをして、自分なりに消化して、結果ブルーノ印の曲を書き、完璧なパフォーマンスを披露する。色んなスタイルを自由に操れるのが彼独自の見せ方。歌える、踊れる、様々な楽器も上手い。総合エンターテイナーとして最高レベル。
 
 
大衆音楽が生まれてからもう何十年も過ぎた。5060708090年代と様々なサウンドやスタイルはもう出尽くした。実際に新しいサウンドやスタイルを追求しても今はもう難しいのだろうと思う。だから彼は、今まで出尽くした様々なスタイルを温めなおして新しい曲に仕上げる方法をとった。
 
頭のいい人だと思う。30年以上前のアーティスト達は己の身を削って独自のスタイル、独自の新しい音を探していたものだけれど、彼は音楽に対してもっと冷静なのではないかと思う。現代のこのスーパースターは、自分が好きな過去の曲(スタイル)をとことん突き詰めて、煮詰めて、磨き上げて極上のモダンなポップスを作り出す。ステージでのエンターテイナーとして、とにかく観客が喜ぶもの、気持ちのいいものだけを作り出す。子供の頃からプロとしてスターの完コピ/物まねを極めた人だからこそ、様々なジャンルを自由自在に操れる技とセンスを得た。まるで職人芸のように。それが、彼が業界でも特別な存在である理由。
 
ブルーノ君は変幻自在のエンタテイナー。21世紀だからこそ出てきた新しいタイプのアーティスト…現代のスーパースター。彼が触れば過去のどんなスタイルもモダンな極上のエンタメに変化する。最高。本当に面白いアーティストです。
 
それにしてもグラミー賞の彼の「Let’s Go Crazy」の映像を動画サイトで出してくれないものだろうか。


2017年2月13日月曜日

59th Annual GRAMMY Awards/第59回グラミー賞!面白かったMoment



米国に住んで8年にもなるのに、今年グラミー賞を初めてTVで見たわ。数週間前から深夜のトークショーのホスト、ジェイムス・コーデン君が司会をやると言っていたので見ようと思っていたのだけれど、昨日晩御飯を食べてうだうだしていたら、番組が始まってから1時間半以上も過ぎてしまっていた。最初の方を見逃してしまった。早速後半を見ながら録画。見始めたのはアデルがジョージ・マイケルのトリビュート歌でやりなおしをした辺り。

後で見逃した分も動画サイト等でチラホラ見た。全部は見ていない。アデルとかビヨンセとか…いろいろと話題みたいですが、見たもので心に残ったものを書きとめておこう。


1.BRUNO MARS Princeトリビュート+THE TIME


 やっぱこれよ。我らがブルーノ君がやってくれました。流石です。プリンス先生の「Let’s Go Crazy」の完コピ。完コピ以上ですこれは。すごいよ。メイクも紫のキラキラスーツも、小さいカラダも肌の色もギターのリフも雄叫びも…嗚呼…ブルーノ君ありがとうね。切ないよ。おばちゃんは思わず涙。やっぱり我らがブルーノ君はやってくれる。流石ね。世界一の完コピ大王。途中のコーラスのみブルーノ君風味。それ以外は雄叫びも最後のギターリフもカラダのくねらせ方も素晴らしい素晴らしい素晴らしい❤❤❤❤涙涙涙。

おばちゃんはね、30年程前に映画『Purple Rain』をオールナイト上映で一晩に連続5回見たのだ。Prince先生のライブも初来日を含め何度か見た。だから「Let’s Go Crazy」にはうるさい。当時から耳が腐るほど聴いたからブルーノ君の完コピの出来もよくわかる。もう惚れるわ やっぱり彼は最高やね。さすが子供の頃からエルビスの物まねをプロでやっていただけある。今でこそ自作の音楽をやるスーパースターのブルーノ君だけれど、このお方のルーツは既存のスターの完コピ・エンターテイナー。かっこいいよっ! さすがやねぇ。おばちゃんは嬉しい。ありがとうねブルーノ君。大好きだ。できればWendy & Lisaをスペシャルゲストで呼んで欲しかった。

そしてそしてその前座で出てきたTHE TIME。おおおおおおおおモーリス・デイ。まだやってたの? ほおお嬉しい嬉しい嬉しい。「Jungle Love」「The Bird」嬉しいねぇ。彼らもかっこよかったのよ。例の『Purple Rain』ではプリンス先生のレボルーションのライバルバンドでした。あの「う おおおお あ ああああっ」も健在。嬉しいな。あのダンスももちろん真似した。昔はこの辺りの曲で踊ってました。「Jungle Love」は延々と聴ける。そういえば以前ミネアポリスに行ったときに、あの『Purple Rain』の舞台になったクラブの前に行ったのよ。小さい子連れの親戚と一緒だったので中には入れなかったけど、記念に写真ぐらい撮ってくればよかった。

しかしグラミーの会場の若い観客はみんなキョトンとしてましたね。彼らはTHE TIMEなんて知らないんやろうねぇ。みんなボーっと突っ立って「誰?」見たいな顔をしている。その横でアラフィフのオジチャンオバチャンがわいわい踊っている。笑。時間が長い間経ったことを実感しますね30年。THE TIMEはかっこよかったんだぞおまいら。ちっと昔の音楽の勉強もしろっ!😄😄😄😄😄


2.METALLICA先生とガガ姐さん「Moth Into The Flame

 
最初ジェームスさんのマイクが入ってませんでしたね。しかしこの共演は見もの。ガガ姐さんはいいとこのお嬢さんなのに昔からメタルが好きなんだそうだ。彼女は面白い。ここのところガガ姐さんを見直してるんだけど、彼女は好きな事を思い切り全力でやるのがいい。気持ちいい。この共演ももしかしたらBABYMETALちゃんに影響を受けてたりして…「あたしにだってできるわっ」と言わんばかり。気合が入ってます。ノリノリです。楽しそうだ。
 
途中ガガちゃんがカークさんの隣に寄って胸に手を置いた時は「カークさんは照れてるのかなぁ」と思ってしまった(勝手な想像)。ジェームスさんは後でガガさんと同じマイクで歌ってましたね。いい感じ。この二人は一緒に画面に納まると絵になる。大きなジェームスさんの隣で小さなガガちゃんが負けてないのね。肉食ってるな。みんなノリノリ。ロバートさんはいつも重心が低い。ガガちゃんを下から抱えるようにベースを弾くのがいい。ガガちゃんがラーズさんの背中にもたれかかる。
 
ガガちゃんが思い切りカラダをぐねぐねくねらせてガチのメタル女をやっているのがとてもいい。彼女はいつも真剣なのね。迷いが無い。他の女性フロントのメタルバンドを蹴散らしましたね。全然いい。迫力が違う。大人よ。ガガちゃんは声にパワーがある。彼女のガナリ声はとてもいい。あっガガちゃんがスーパースターなのにステージ前のメタリカファンの群集にダイブっ!おおおっすごいーっ!

れはいい。すごくいい。ゴツイ男と若い女性はやっぱり絵になる。メタリカもいつも以上にとても素敵でかっこよく見えた。いい化学反応。ガガちゃんのカリスマと声はメタリカの音に負けていないのね。すごいなぁ。この共演は私はとても楽しみました。またやってほしい。…この競演のアイデアはやっぱりBABYMETALちゃんに影響されたんじゃないのかなぁ。こちらは両者とも現役の世界的なスーパースターですからね、ちょっと桁外れの迫力でした。かっこいい。ガガちゃん好き。


3.BRUNO MARSThat’s What I Like ItLIVE

これはテレビでは見れなかったもの。後で動画サイトで発見。ああこれもまたいい。ブルーノ君いいわ。これは後で映像を取り上げましょう。


3.ADELEさんいろいろ

なんと故ジョージ・マイケルさんへのトリビュートでアレンジを変えた「Fastlove」の音程を間違えてしまいF言葉を発して歌うのを止めてやりなおし「これは去年みたいにしくじれないのよ。ごめんなさい。やりなおしさせて。」そして無事歌い終えて拍手喝采を浴びてましたね。テレビをつけたら直ぐこれが始まったのでちょっとびっくりした。このトリビュートのアレンジはちょっと神妙で、私はジョージ・マイケルさんのトリビュートならもっと明るく騒がしいほうがいいかな。

実は今回のグラミーは暫く見て途中で他にやる事が出来てしまって、最後まで見ずに録画をして、後から残りを見たんだけど、賞の最後が録画されていなくてアデルさんの受賞スピーチが話題になっていたこともさっきまで知らなかった。彼女は今年Album of the Year,  Best Pop Vocal Album,  Record of the Year,  Song of the Year,  Best Pop Solo Performanceと、5つのカテゴリーで受賞したらしいのだけど、自ら「ビヨンセのレモネードがいいと思う、ビヨンセさんあなたが好き好き」と受賞スピーチでF言葉を交えて喋り、なんとグラミーのトロフィーを壊したり…なんだかいろいろとお騒がせだったらしい。

特に彼女のファンというわけではないけれど、彼女の声は好き。それにグラミーの大会場で思わずF言葉を言ってしまうような正直で飾り気の無い人柄も人気の理由なのかなとも思う。大スターなのに普通の人。飾らない人ですよね。すぐ友達になれそう。いかにもイギリスの普通の人。地に足がついていて舞い上がったところがないのね。なんだか見ていて安心する。
 
それになによりもこういうキチンと歌える人が大衆に受け入れられているのはいいこと。どうもここのところ近年、また「歌の上手い歌手」が注目を集め始めているのかな…と感じる。10年ぐらい前に世界を席巻したオートチューンのEDMももう終わり。近年は人の声、オーガニックな人の声の力がまた注目され始めているのではないか。ブルーノ君も、ガガさんの去年のアルバムも、アデルさんの大ヒットも、そのあたりの空気を感じる。それはとてもいいことだと思う。